JPS6114587Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6114587Y2 JPS6114587Y2 JP14328578U JP14328578U JPS6114587Y2 JP S6114587 Y2 JPS6114587 Y2 JP S6114587Y2 JP 14328578 U JP14328578 U JP 14328578U JP 14328578 U JP14328578 U JP 14328578U JP S6114587 Y2 JPS6114587 Y2 JP S6114587Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cooling
- cooling water
- pump
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 23
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 18
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の冷却装置に関し、特に冷却
水循環式の冷却装置に関する。
水循環式の冷却装置に関する。
従来の冷却水循環式の冷却装置の概要を第１図
により説明すると、ポンプ４で加圧された冷却水
はシリンダブロツク１、シリンダヘツド２の冷却
水ジヤケツトを流れて膨脹タンク３に流入し、三
方切換弁式サーモスタツト弁５を介して、低温時
には管７を経て、また高温時には海水冷却器６を
経てポンプ４の吸込側に戻り、この閉回路を循環
して機関の冷却を行つている。そしてこの場合、
ポンプ４は機関の回転と連動するため機関の運転
中は常に回転しており、したがつて、機関の起動
直後のように、機関本体および冷却水の温度が低
いときには機関は過冷気味となつて、機関のウオ
ーミングアツプ時間が長時間となり、また白煙を
発生したり、アイドルノツクを起し、さらにシリ
ンダライナ等の低温腐喰の原因となつていた。
により説明すると、ポンプ４で加圧された冷却水
はシリンダブロツク１、シリンダヘツド２の冷却
水ジヤケツトを流れて膨脹タンク３に流入し、三
方切換弁式サーモスタツト弁５を介して、低温時
には管７を経て、また高温時には海水冷却器６を
経てポンプ４の吸込側に戻り、この閉回路を循環
して機関の冷却を行つている。そしてこの場合、
ポンプ４は機関の回転と連動するため機関の運転
中は常に回転しており、したがつて、機関の起動
直後のように、機関本体および冷却水の温度が低
いときには機関は過冷気味となつて、機関のウオ
ーミングアツプ時間が長時間となり、また白煙を
発生したり、アイドルノツクを起し、さらにシリ
ンダライナ等の低温腐喰の原因となつていた。
本考案は、従来例のこのような欠点の解消をは
かろうとするものであつて、本考案は機関冷却水
の低温時（機関の起動直後や低負荷運転時）は主
として対流冷却によりまた冷却水の高温時には強
制冷却によるようにした点を特長とするものであ
る。以下第２，３図によりその実施例を説明す
る。
かろうとするものであつて、本考案は機関冷却水
の低温時（機関の起動直後や低負荷運転時）は主
として対流冷却によりまた冷却水の高温時には強
制冷却によるようにした点を特長とするものであ
る。以下第２，３図によりその実施例を説明す
る。
第２図に示した本考案の冷却装置において、符
号１〜６で示す各部材は第１図のものと同一であ
るが、各部材の連結態様が異なる。すなわち、三
方切換弁式のサーモスタツト弁５の流入口１１は
ポンプ４の吐出側に直接連る。またサーモスタツ
ト弁５の２つの吐出口のうち、冷却水温度の上昇
にしたがつて吐出量が増大する方の吐出口１２
（第一吐出口）を海水冷却器６に、他の吐出口１
３（第二吐出口）をバイパス管９により膨脹タン
ク３（又はポンプ４の吸込口）に連通してある。
図中８はサーモスタツト弁の逃し孔であり、Ｗは
海水クーラ６に導入あるいは導出される海水を示
す。
号１〜６で示す各部材は第１図のものと同一であ
るが、各部材の連結態様が異なる。すなわち、三
方切換弁式のサーモスタツト弁５の流入口１１は
ポンプ４の吐出側に直接連る。またサーモスタツ
ト弁５の２つの吐出口のうち、冷却水温度の上昇
にしたがつて吐出量が増大する方の吐出口１２
（第一吐出口）を海水冷却器６に、他の吐出口１
３（第二吐出口）をバイパス管９により膨脹タン
ク３（又はポンプ４の吸込口）に連通してある。
図中８はサーモスタツト弁の逃し孔であり、Ｗは
海水クーラ６に導入あるいは導出される海水を示
す。
作動において、冷却水の温度が低いとき、サー
モスタツト弁５は閉鎖状態にある。したがつてこ
のときはポンプ４の吐出水のうち機関のシリンダ
ブロツク１、シリンダヘツド２等に流れる冷却水
は、逃し孔８を通過した、ごく僅かな水量である
ため機関の冷却は、強制循環式ではなく、冷却水
ジヤケツト内に溜つている冷却水の対流による冷
却となる。
モスタツト弁５は閉鎖状態にある。したがつてこ
のときはポンプ４の吐出水のうち機関のシリンダ
ブロツク１、シリンダヘツド２等に流れる冷却水
は、逃し孔８を通過した、ごく僅かな水量である
ため機関の冷却は、強制循環式ではなく、冷却水
ジヤケツト内に溜つている冷却水の対流による冷
却となる。
したがつて、このときは機関はほとんど冷却さ
れることがなく、機関を過冷することがない。
れることがなく、機関を過冷することがない。
冷却水温の上昇と共にサーモスタツト弁５は次
第に開度を増し、その結果、吐出孔１２から海水
冷却器６への流出量が増加する。したがつて、機
関のウオータジヤケツトにはポンプ４から吐出さ
れる大量の冷却水が流入し、機関は冷却水によつ
て強制冷却される。したがつて、負荷運転時には
機関は通常の水冷式機関と同様の冷却作用をうけ
ることになる。
第に開度を増し、その結果、吐出孔１２から海水
冷却器６への流出量が増加する。したがつて、機
関のウオータジヤケツトにはポンプ４から吐出さ
れる大量の冷却水が流入し、機関は冷却水によつ
て強制冷却される。したがつて、負荷運転時には
機関は通常の水冷式機関と同様の冷却作用をうけ
ることになる。
このように、本考案によれば、サーモスタツト
弁の流入口を膨張タンクに連なるポンプの吐出側
に直接連結し、サーモスタツト弁の第一吐出口を
機関の冷却水流入口に連通する冷却器に連結し、
同第二吐出口をバイパス管を介してポンプの吸込
側に連結したから、機関の起動直後や低負荷運転
時のように、冷却水温度が低いときは、ポンプ吐
出水の機関のウオータジヤケツトへの流入を阻止
し、機関の冷却は対流冷却方式とし、また負荷運
転時のように冷却水温度が高いときは、ポンプ吐
出水のほゞ全量を機関のウオータジヤケツトに送
つて機関を強制冷却することができるので、機関
の低温時の機関の過冷を防止すると共に高温時に
は効果的な冷却を行うことが可能となる。さらに
本考案では、クーラを通り冷却された冷たい冷却
水を、バイパスを通つた暖まつた（熱い）冷却水
と混ぜないで、冷たいままで冷却を要する個所へ
導こうとするものであるから、従来例のものより
機関を循環する冷却水量は少なくてよく、冷却が
それほど必要でない所からは熱を余り奪つてこな
い（これは冷却流量が少なくてよいから）。この
為放熱するクーラの容量も少なくなり、かつ冷却
水ポンプの駆動力も少なくてすむ。このため機関
の冷却装置として極めて有用な装置をうることが
でき、その実用上の効果は顕著である。
弁の流入口を膨張タンクに連なるポンプの吐出側
に直接連結し、サーモスタツト弁の第一吐出口を
機関の冷却水流入口に連通する冷却器に連結し、
同第二吐出口をバイパス管を介してポンプの吸込
側に連結したから、機関の起動直後や低負荷運転
時のように、冷却水温度が低いときは、ポンプ吐
出水の機関のウオータジヤケツトへの流入を阻止
し、機関の冷却は対流冷却方式とし、また負荷運
転時のように冷却水温度が高いときは、ポンプ吐
出水のほゞ全量を機関のウオータジヤケツトに送
つて機関を強制冷却することができるので、機関
の低温時の機関の過冷を防止すると共に高温時に
は効果的な冷却を行うことが可能となる。さらに
本考案では、クーラを通り冷却された冷たい冷却
水を、バイパスを通つた暖まつた（熱い）冷却水
と混ぜないで、冷たいままで冷却を要する個所へ
導こうとするものであるから、従来例のものより
機関を循環する冷却水量は少なくてよく、冷却が
それほど必要でない所からは熱を余り奪つてこな
い（これは冷却流量が少なくてよいから）。この
為放熱するクーラの容量も少なくなり、かつ冷却
水ポンプの駆動力も少なくてすむ。このため機関
の冷却装置として極めて有用な装置をうることが
でき、その実用上の効果は顕著である。
第１図は従来の冷却装置の系統図、第２図は本
考案の冷却装置の系統図、第３図は第２図の装置
に用いるサーモスタツト弁の側断面図である。 １……シリンダブロツク、２……シリンダヘツ
ド、３……膨脹タンク、４……ポンプ、５……サ
ーモスタツト弁、６……海水冷却器、８……逃し
孔、９……バイパス管、１１……流入口、１２…
…第一吐出口、１３……第二吐出口。
考案の冷却装置の系統図、第３図は第２図の装置
に用いるサーモスタツト弁の側断面図である。 １……シリンダブロツク、２……シリンダヘツ
ド、３……膨脹タンク、４……ポンプ、５……サ
ーモスタツト弁、６……海水冷却器、８……逃し
孔、９……バイパス管、１１……流入口、１２…
…第一吐出口、１３……第二吐出口。
Claims (1)
- 三方切換弁式のサーモスタツト弁を用いた冷却
水循環式の冷却装置において、サーモスタツト弁
の流入口を膨張タンクに連なるポンプの吐出側に
直接連結し、サーモスタツト弁の第一吐出口を機
関の冷却水流入口に連通する冷却器に連結し、同
第二吐出口をバイパス管を介してポンプの吸込側
に連結した内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14328578U JPS6114587Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14328578U JPS6114587Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5560422U JPS5560422U (ja) | 1980-04-24 |
| JPS6114587Y2 true JPS6114587Y2 (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=29120818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14328578U Expired JPS6114587Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6114587Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-20 JP JP14328578U patent/JPS6114587Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5560422U (ja) | 1980-04-24 |
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