JPS6129973Y2 - - Google Patents

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JPS6129973Y2
JPS6129973Y2 JP1978075509U JP7550978U JPS6129973Y2 JP S6129973 Y2 JPS6129973 Y2 JP S6129973Y2 JP 1978075509 U JP1978075509 U JP 1978075509U JP 7550978 U JP7550978 U JP 7550978U JP S6129973 Y2 JPS6129973 Y2 JP S6129973Y2
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JP
Japan
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oil cooler
heating element
warm
oil
coolant
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷却液と潤滑オイルの両方を保温す
る水冷式内燃機関の保温装置に関する。
水冷式内燃機関は、冬期は一般に始動性が悪い
ので、一度運転されて暖められた冷却液および潤
滑オイルは、停止時には保温されることが望まれ
る。ところで、従来の保温装置は、機関ブロツク
の側面に発熱体を取付けていた。従つて冷却液の
保温にある程度の効果があつたが、潤滑オイルの
保温には効果がなく、潤滑オイルはほとんど大気
温まで下がり粘度が増し、再始動時の負荷が大き
くなるという欠点があつた。
一般に内燃機関の冷却水系自体を加熱すること
は例えば特公昭23−2044号公報、昭和16年実用新
案出願公告第15824号公報、実開昭49−42330号公
報等に記載されている。しかしながら、通常冷却
水は下凍液が用いられ、いわゆる暖機運転を行う
ことによつて解決でき、暖機運転を比較的に短時
間に行うため技術は種々知られている。冷却水系
統を全部加熱することはその容量が大きいために
かなりの熱量を必要とし、時間もかかりコスト高
となる。
他方潤滑用のオイルはその全容量は冷却水に比
べて少ないので、加熱する熱量も少なくてよいけ
れども、粘性が温度によつて異なるために内燃機
関の始動時に寒冷地では問題が生ずる。しかしな
がら、オイルクーラを用いていることからも解る
通り、一定温度以下に保持しなければならない。
したがつて、本考案の目的は、簡単な手段で潤
滑オイルを保温でき、かつ冷却液もある程度保温
できる水冷式内燃機関の保温装置を提供するにあ
る。
本考案による水冷式内燃機関の保温装置によれ
ば、冷却用ラジエータと機関との間を循環して機
関を冷却する冷却液の管路が、内部にオイルクー
ラコアを有するオイルクーラハウジングに連なつ
ている水冷式内燃機関の保温装置において、前記
オイルクーラハウジングには電源と接続できる電
気抵抗発熱体が着脱自在にオイルクーラハウジン
グ内に設けられ、該発熱体の加熱によつて冷却液
が保温され、冷却液の保温によつて潤滑用のオイ
ルも保温されるようになつている。
したがつて機関の停止時に自動車のバツテリ以
外の商用電源に発熱体を接続すると、オイルクー
ラハウジング内の発熱体が加熱されて潤滑用オイ
ルが保温される。オイルクーラには冷却水が用い
られているので、オイルクーラ内の潤滑油が保温
されると同時にオイルクーラ内に溜つている冷却
水も保温され、その結果、始動時の負荷を小さく
することができる。さらに発熱体は着脱自在に設
けられているので、夏期又は寒冷部以外では取り
外しておき、無駄な抵抗をなくすことができる。
以下、添付図面によつて更に詳しく説明する
が、それに先だつて、水冷式内燃機関の冷却装置
すなわち冷却液および潤滑オイルの循環系統を第
1図によつて説明すると、機関ブロツク1で暖め
られた冷却液は冷却用ラジエータ2で冷却されオ
イルクーラ4を経て機関ブロツクに戻るようにな
つている。一方潤滑オイルは機関ブロツク1、オ
イルパン6およびオイルクぶラ4間を循環するよ
うになつている。なおこのほかの符号7はサーモ
スタツトであり、3は水ポンプ、5はオイルポン
プである。オイルクーラ4は、第2,3図に更に
詳しく示すように、水ポンプ3の吐出管10に連
結されているオイルクーラハウジング4bと、こ
のハウジングの内部に設けられオイルポンプ5の
吐出管11に連結されているオイルコア4aとか
ら構成され、冷却液は矢印Aで示すように、オイ
ルクーラハウジング4bとオイルクーラコア4a
との間で画成される通路を流れ、潤滑オイルは矢
印Bで示すように、オイルクーラコア4aの内部
を流れるようになつている。
本考案に係る水冷式内燃機関の保温装置は、上
記のように構成されているオイルクーラ4に電気
抵抗発熱体8が設けられて構成される。電気抵抗
発熱体8はオイルクーラハウジング4bの外側に
設けられてもよいが、熱効率を考慮して、一般に
は図示されているように内側に設けられる。ま
た、該発熱体は保守・点検のため脱着自在に設け
ることが望ましい。なおこの場合は、図示されて
いるように、取付ボルト12,12でオイルクー
ラハウジング4bに脱着自在に設けてもよいが、
電気抵抗発熱体8を取付けたままオイルクーラハ
ウジング4bの一部を取り外し自在に構成するこ
とも可能である。
本考案に係る水冷式内燃機関の保温装置は、上
述したように、オイルクーラに電気抵抗発熱体8
が設けられているので、機関の停止時に商用電源
9(バツテリ以外の電源)により該発熱体に通電
すると、冷却液のみならず潤滑オイルも保温され
るものである。このように潤滑オイルが保温され
ると始動時の負荷が小さくなり、従つてスタータ
の負荷が軽減されバツテリの寿命が延びるという
効果も有する。また本考案によると発熱体がオイ
ルクーラに設けられるので、シリンダブロツクに
取付けていた従来のものに比較して取付けが簡単
であり、しかも1つの発熱体で冷却液と潤滑オイ
ルの両方を保温できるという効果を奏するもので
ある。更に本考案によると、電気抵抗発熱体はオ
イルクーラハウジングに設けられるので、従来、
機関ブロツクに設けたものと比較して該発熱体に
通電され暖められた冷却水とオイルとの対流がよ
りよくおこされるので、エンジン全体を保温する
という効果がより大である。
なお、本考案の実施例としては、再始動を容易
にするための、冷却液および潤滑オイルの保温に
ついて述べたが、保温だけに限るものではなく冷
却液と潤滑オイル(従つてエンジン全体)を暖め
る目的に使用され得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は水冷式内燃機関の冷却液および潤滑オ
イルの循環系統を示すブロツク図であり、第2図
はオイルクーラに電気抵抗発熱体を設けた本考案
の一実施例を示す図であり、第3図は第2図にお
ける−断面図である。 1……機関ブロツク、2……冷却用ラジエー
タ、4……オイルクーラ、4a……オイルクーラ
コア、4b……オイルクーラハウジング、8……
電気抵抗発熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却用ラジエータと機関との間を循環して機関
    を冷却する冷却液の管路が、内部にオイルクーラ
    コアを有するオイルクーラハウジングに連なつて
    いる水冷式内燃機関の保温装置において、前記オ
    イルクーラハウジングには電源と接続できる電気
    抵抗発熱体が着脱自在にオイルクーラハウジング
    内に設けられ、該発熱体の加熱によつて冷却液が
    保温され、冷却液の保温によつて潤滑用のオイル
    も保温されることを特徴とする水冷式内燃機関の
    保温装置。
JP1978075509U 1978-06-05 1978-06-05 Expired JPS6129973Y2 (ja)

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JP1978075509U JPS6129973Y2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05

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JPS54177429U JPS54177429U (ja) 1979-12-14
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