JP2001082120A - エンジンのオイル促温装置 - Google Patents

エンジンのオイル促温装置

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JP2001082120A
JP2001082120A JP26387999A JP26387999A JP2001082120A JP 2001082120 A JP2001082120 A JP 2001082120A JP 26387999 A JP26387999 A JP 26387999A JP 26387999 A JP26387999 A JP 26387999A JP 2001082120 A JP2001082120 A JP 2001082120A
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JP
Japan
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oil
engine
oil supply
pump
supply passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP26387999A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ichikawa
弘之 市川
Yuichi Murata
裕一 村田
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの始動直後等のオイルを迅速に上昇
させ、油温の暖機向上を図るとともに、低温時のエンジ
ンのフリクションを低減する。 【解決手段】 オイルパン4内のオイルをオイルポンプ
7に供給する給油路を、オイルクーラ11を設置した第
1の給油路12と、オイルクーラ無しの第2の給油路1
3とから構成し、上記第1の給油路12と第2の給油路
13の合流部にオイルポンプの入口側への連通切り換え
を行う切換弁10を配設し、その切換弁10を油温によ
って切り換え得るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの始動直
後等のオイルを迅速に上昇させるためのエンジンのオイ
ル促温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンでは、エンジン内の潤滑
所要部にオイル(潤滑油)を循環供給するオイルポンプ
にオイルパン内のオイルを供給する給油路およびその吸
込口は一個であった。そのため、オイルパン内の暖機さ
れたオイルのみを選別して吸い込むことが難しかった。
また、特開平6−17633号公報に記載されたエンジ
ンのように、オイルパン内を隔壁板により主室と副室と
に区画し、低温時は、機関内の循環してきたオイルの流
下する主室のオイルをオイルポンプに給油し、暖機を促
進させるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平6−17
633号公報におけるエンジンのオイルパンの構成で
は、給油管およびその吸込口が単一なので、オイルパン
内にオイルクーラを配設する構成のものでは、暖機促進
効果は少ないという問題があった。本発明は、オイルパ
ン内にオイルイクーラを配設する構成のエンジンにおい
ても低温時の暖機促進効果の大きいエンジンのオイル促
温装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための第1の手段として、オイルパン内のオイ
ルをオイルポンプに供給する給油路を、オイルクーラを
設置した第1の給油路と、オイルクーラ無しの第2の給
油路とから構成し、上記第1の給油路と第2の給油路の
合流部にオイルポンプの入口側への連通切り換えを行う
切換弁を配設したことを特徴とするエンジンのオイル促
温装置を提供するものである。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するための第
2の手段として、上記の第1の手段における上記切換弁
は、所定値未満の油温では上記第2の給油路をオイルポ
ンプに連通し、所定値以上の油温では上記第1の給油路
をオイルポンプに連通するようにしたサーモスタット弁
であることを特徴とするエンジンのオイル促温装置を提
供するものである。
【0006】上記第1の手段および第2の手段の構成に
より、エンジン始動直後等の油温を迅速に上昇させるこ
とができ、油温の暖機向上とともに、低温時のエンジン
のフリクション低減に効果がある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示すもの
で、一部破断によりエンジンのオイルの給油路系統を示
している。
【0008】1はエンジンで、そのシリンダボデー2の
下部に、シール材3を介してオイルパン4が取り付けら
れている。シリンダボデー2の上部には、シリンダヘッ
ド5が取り付けられ、シリンダヘッド5の上部に、ヘッ
ドカバー6が装着される。シリンダボデー2の下方部よ
りオイルパン4の内部にかけてオイル0の給油路系統が
配設される。7がオイルポンプで、その出口8からはエ
ンジン内部の潤滑の必要部分にオイル0を圧送、循環さ
せるようになっている。
【0009】オイルポンプ7の入口側には、給油管(給
油路)9が取り付けられるが、その上流側は、サーモス
タット弁10を介して、一方はオイルクーラ11を設置
した第1の給油管(給油路)12と、オイルクーラ無し
の第2の給油管(給油路)13とに分岐されている。サ
ーモスタット弁10は、給油路の切り換えを行う弁であ
り、油温が所定値未満の低い温度である場合は第2の給
油管13側に連通し、油温が所定値以上の高い温度であ
る場合には第1の給油管12側に連通するようになって
いる。14は第1の給油管12の吸込口であり、オイル
パン4の底面に向けて開口している。15は、第2の給
油管13の吸込口であり、オイルパン4内部の上部に取
り付けられた板状あるいはロート状の集油器16の底部
に設けられた出口17に近接もしくは対向して開口され
ている。オイルクーラ11は、オイル0を冷却する冷媒
を循環させる環流管(環流路)18と連結しており、環
流管18には、冷媒を圧送、循環させる冷媒用ポンプ1
9および冷媒を熱交換させる熱交換器20が接続されて
いる。尚、上記冷媒はエンジン冷却水とし、冷媒用ポン
プ19としては、エンジンのウォーターポンプを利用す
ることができる。
【0010】次に、上述のような構造を有するエンジン
の促進装置の作用について説明する。先ず、エンジンの
始動直後等の油温が所定値未満の低い温度の時は、サー
モバルブ10は、第2の給油管13側を連通している。
したがって、エンジン内部を循環して加温されたオイル
が流下し集油器16に集められたもののみが、第2の給
油管13および給油管9を経て、オイルポンプ7に給油
され、再びエンジン内部の潤滑必要部分に圧送、循環さ
れるから、油温の昇温が迅速に行われ、暖機が促進さ
れ、エンジンのフリクションも低減される。
【0011】一方、油温が所定値以上の高い温度に達し
た時は、サーモバルブ10が第1の給油管12側との連
通に切り換えられる。したがって、オイルポンプ7に
は、集油器16から第2の給油管13側に流下し、第2
の給油管13から溢流してオイルパン4の内部に貯えら
れたオイル0が第1の給油管12およびオイルクーラ1
1そして給油管9を経たものが給油される。この場合の
オイルは、オイルパン4の放熱効果およびオイルクーラ
11の冷却作用によって十分に冷却されたものが、オイ
ルポンプ7によりエンジン内部の潤滑必要部分に圧送、
循環されるから、油温の過昇温が防止され、オイルの粘
性の過低下による潤滑機能が損なわれることがない。
【0012】
【発明の効果】本発明を実施することによって、エンジ
ン始動直後等の油温を迅速に上昇させることができ、油
温の暖機向上が図れるとともに、低温時のエンジンのフ
リクションを低減させることができる。
【0013】また、油温が所定値以上の高い場合には、
オイルポンプは、全量オイルクーラを経たオイルを給油
するので、オイルの過昇温が防止され、オイルの粘性の
過低下による潤滑機能が損なわれることがないという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、一部破断による
エンジンの側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 4 オイルパン 7 オンルポンプ 9 給油管 10 サーモスタット弁 11 オイルクーラ 12 第1の給油管 13 第2の給油管 16 集油器 18 冷媒の環流管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルパン内のオイルをオイルポンプに
    供給する給油路を、オイルクーラを設置した第1の給油
    路と、オイルクーラ無しの第2の給油路とから構成し、
    上記第1の給油路と第2の給油路の合流部にオイルポン
    プの入口側への連通切り換えを行う切換弁を配設したこ
    とを特徴とするエンジンのオイル促温装置。
  2. 【請求項2】 上記切換弁は、所定値未満の油温では上
    記第2の給油路をオイルポンプに連通し、所定値以上の
    油温では上記第1の給油路をオイルポンプに連通するよ
    うにしたサーモスタット弁であることを特徴とするエン
    ジンのオイル促温装置。
  3. 【請求項3】 エンジン各部からオイルパン内へ流下す
    るオイルを集油するロート状の集油器をオイルパン内に
    設置し、上記集油器の出口を上記第2の給油路の給油口
    に対向させたことを特徴とするエンジンのオイル促温装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189002A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Toyota Motor Corp 潤滑装置及びオイルパン装置
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JP2013015037A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Daihatsu Motor Co Ltd オイルパンの構造
CN105840263A (zh) * 2015-02-02 2016-08-10 通用汽车环球科技运作有限责任公司 油盘和采用该油盘的发动机组件
DE102021106465A1 (de) 2020-03-30 2021-09-30 Honda Motor Co., Ltd. Ölpumpe

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