JPH0575553U - 自動変速機の冷却装置 - Google Patents

自動変速機の冷却装置

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JPH0575553U
JPH0575553U JP2226792U JP2226792U JPH0575553U JP H0575553 U JPH0575553 U JP H0575553U JP 2226792 U JP2226792 U JP 2226792U JP 2226792 U JP2226792 U JP 2226792U JP H0575553 U JPH0575553 U JP H0575553U
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JP
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cooling water
passage
heat
heat absorption
radiator
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龍彦 望月
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機の熱が効率良く放熱され、冷却水の管
理も容易な冷却装置とする。 【構成】 自動変速機の変速機ハウジング10壁に冷却
水が通流する吸熱通路20が設けられ、その両端は冷却
水配管22、24により、その一方に冷却水ポンプ26
を介して、放熱器30に接続されている。吸熱通路は、
片側のオイルパン12取付面近傍から、変速機軸方向と
略平行に、変速機ハウジングのほぼ全長にわたって複数
回往復しながら、その壁面にそって反対側のオイルパン
取付面近傍まで延び、1本の通路を形成している。冷却
水が独立した放熱器で放熱するから、熱交換が効率的に
行なわれる。吸熱通路は、複数本設けられた冷却水通路
を互いに接続してあるから、局部的な高温発生部があっ
ても均一に冷却される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動変速機の運転による発熱を効率良く放熱する冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機の冷却装置としては、実開平2−150453号に開示され たようなものがある。これは、図7に示すように、オイルパン2内を通過する無 端の冷媒管4が複数本設けられ、それぞれの冷媒管が変速機ハウジング1表面に 沿って配置されるとともに、冷媒管に対応させて放熱体6が設けられているもの である。オイルパン2内には変速機内の各部位を循環して熱を吸収したオイルが 戻ってきており、この貯溜されたオイル中を通過するところで冷媒管に封入され た冷媒が熱交換し、変速機ハウジング1表面で放熱するように意図されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の冷却装置においては、放熱体6が変速機ハウジング 1壁面に形成された厚肉のリブ状であり、広い熱交換面積を得ることが困難で大 きな放熱量が期待できない。しかも変速機自体が発熱源であるから、そのハウジ ング表面に沿って配置された冷媒管4内の冷媒は、元来、顕著に冷却される方向 に熱交換され得るものではなかった。むしろオイルパン2内のオイルから受けた 熱に加え、ハウジング内側から発生する熱も吸収して放熱体6に伝達する際、各 冷媒管は互いに遮断され独立しているため、広く熱が分散平準化されることがな く、熱負荷の大きい部位はいつまでも高熱から逃げることができないという問題 があった。 さらに、複数の冷媒管がそれぞれ独立して無端とされているから、各冷媒管内 の冷媒の量などの管理が大変面倒になる。 したがって、本考案は上記従来の問題点に鑑み、変速機の熱が効率良く放熱さ れ、冷媒の管理も容易な自動変速機の冷却装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため請求項1に記載の考案は、変速機ハウジング壁に複数本設けられ互い に接続した冷却水通路からなる吸熱通路と、吸熱通路の入口および出口からそれ ぞれ延びる配管により吸熱通路に接続された放熱器と、前記配管のいずれかに設 けられた冷却水ポンプとを備え、吸熱通路と放熱器の間に冷却水を循環させるよ うにした。
【0005】 また、請求項2に記載の考案は、さらに前記配管の途中に切り替え手段を介し て接続されたエンジン冷却水路を備え、この切り替え手段は、高温時には吸熱通 路からの冷却水およびエンジン冷却水路からの冷却水を放熱器へ通流させ、冷間 時には放熱器の冷却水通流を遮断するとともに、吸熱通路からの冷却水を前記エ ンジン冷却水路を通して循環させるものとした。
【0006】
【作用】
吸熱通路によって変速機ハウジング壁で蓄熱した冷却水が、ハウジングとは独 立した放熱器に送られて放熱するようにしたから、熱交換が効率的に行なわれ、 冷却性能が向上する。また、吸熱通路は、複数本設けられた冷却水通路を互いに 接続してあるから、局部的な高温発生部があっても均一に冷却される。 さらに、配管途中に切り替え手段を介してエンジン冷却水路を接続したときに は、冷間時エンジン冷却水路で暖められた冷却水が吸熱通路に循環され、変速機 が暖機される。
【0007】
【実施例】
図1、図2および図3に本考案の実施例を示す。自動変速機の変速機ハウジン グ10の壁に冷却水が通流する吸熱通路20が設けられ、その両端は冷却水配管 22、24により、その一方に冷却水ポンプ26を介して、放熱器30に接続さ れている。吸熱通路20は、片側のオイルパン12取付面近傍から、変速機軸方 向と略平行に、変速機ハウジング10のほぼ全長にわたって複数回往復しながら 、とくに図3に示されるように、その壁面にそって反対側のオイルパン取付面近 傍まで延び、1本の通路を形成している。この吸熱通路20は、例えば管を変速 機ハウジング10の壁外面に固着し、あるいは該壁内に鋳込んで設けられる。 放熱器30は、車両エンジンの冷却システムに用いられるものと同種の、多数 の薄フィンを有する管路からなっている。
【0008】 これによれば、吸熱通路20において変速機で発生する熱を蓄熱した冷却水は 、冷却水ポンプ26により強制的に放熱器30に送られ、放熱器で放熱したあと 再び吸熱通路20に戻ってくる。この際、吸熱通路20は複数本が変速機ハウジ ング10のほぼ全長にわたって該ハウジングの略全周を万遍なく通過しており、 しかも互いに接続されて1本の通路を形成しているから、局部的にとくに高熱部 分があっても、新しい冷却水が次々に供給されて吸熱していくので熱負荷が集中 することがない。したがって変速機全体が均一に冷却される。
【0009】 また、冷却水は変速機ハウジング10部と放熱器30間の冷却水配管22、2 4の途中あるいは放熱器30部において注入口を簡単に配設することができるか ら、その注入口において冷却水量のチェックが容易に行なえ、冷却水の補充も行 なうことができる。
【0010】 図4は吸熱通路の他の配設例を示し、図1のものとはその延びる方向を異なら せたものである。すなわち、片側のオイルパン12取付面近傍を起点とする吸熱 通路20’は、まず変速機ハウジング10の周方向に進んで、反対側のオイルパ ン取付面近傍まで延び、そこで折り返して起点側に戻ることを繰り返して、変速 機ハウジング10の略全長にわたって配設されている。 これによっても同様に、変速機ハウジング10全体を万遍なく通過し、局部的 な高熱部分があっても熱負荷が集中することなく、変速機全体が均一に冷却され る効果がある。
【0011】 図5はさらに他の吸熱通路の配設例を示す。吸熱通路20”は格子形の網目状 に形成され、変速機軸方向と略平行の複数の通路20aと、変速機ハウジングの 周方向に延びる複数の通路20bが互いに交差し連通している。これにより、変 速機ハウジング10の略全長、かつ周方向にも一方のオイルパン12取付面近傍 から他側の取付面近傍まで全域にわたって冷却水が熱を吸収する。そして、冷却 水が多数の交差部位で互いに合流し合うから、より一層均一な冷却効果が得られ る。
【0012】 図6は第2の実施例を示す。変速機ハウジング10壁に設けられた吸熱通路2 0’から延びる冷却水配管22、24が、放熱器としてのラジエータ30’に接 続されるとともにエンジン40の冷却水路42にも接続され、接続部には感温バ ルブ50が設けられている。感温バルブ50は感温素子52とこれによって駆動 されるバルブ素子54、56、58からなる。 また、感温バルブ50と吸熱通路出口20OUT との間には冷却水ポンプ26が 設けられている。 感温バルブ50と吸熱通路出口20OUT の間にはさらに冷却水が逆流すること を阻止する逆止弁60が設けられている。
【0013】 感温バルブ50は、所定温度以上の高温時には各バルブ素子54、56、58 が実線位置にあって、吸熱通路20’およびエンジン冷却水路42から冷却水が ラジエータ30’へ流れるのを許す。そして、予め設定された所定の温度より低 い冷間時には、破線位置へ切り替わってラジエータ30’への通流を遮断すると ともに、吸熱通路20’からの冷却水をエンジン冷却水路42へ導くように作動 する。
【0014】 この実施例によれば、高温時は変速機ハウジングの吸熱通路20’で前実施例 と同様に変速機の熱を蓄熱した冷却水は、冷却水ポンプ26により感温バルブ5 0でエンジン冷却水と合流してラジエータ30’へ送られる。すなわちラジエー タをエンジン冷却と共用する放熱器として用い、ここで放熱した後吸熱通路へ戻 る。 冷間時においては、感温バルブ50が切り替わり、吸熱通路20’からの冷却 水はエンジン冷却水路42へ導かれ、エンジンブロック内を通って吸熱通路入口 20INに戻る。このため、エンジン40で暖められた冷却水によって、吸熱通路 20’は変速機ハウジング10に対し加温効果を発揮し、冷間時における変速機 内のオイルの流動性を高めるなどの効果が得られる。この間、ラジエータ30’ を通る流路は感温バルブ50により遮断されているから、ラジエータ30’で不 要に冷却されることがない。したがって迅速に自動変速機のウオーミングアップ がなされ、定常運転が行なわれる。
【0015】 なお、上記実施例では感温バルブにより冷却水を切り替えるようにしたが、こ れに限定されることなく、温度センサを別に備え、これに基づいて制御装置によ って駆動される電磁弁などを用いることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案はハウジング壁に複数本設けられた冷却水通路を互いに 接続した吸熱通路によって変速機の熱を吸収し、ハウジングとは独立した放熱器 で放熱するようにしたから、局部的な高温発生部があっても熱交換が効率的に均 一に行なわれるという効果を有する。 また、配管途中に切り替え手段を介してエンジン冷却水路を接続したものでは 、放熱器としてラジエータを共用することができるとともに、温度によって冷却 水の流れ方向を切り替えるようにしたから、冷間時エンジン冷却水路で暖められ た冷却水が吸熱通路に循環され、変速機が暖機され、速やかに定常運転に移行す るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す図である。
【図2】図1におけるA−A矢視部の横断面図である。
【図3】図2におけるB−B矢視部の縦断面図である。
【図4】吸熱通路の他の配設例を示す外観図である。
【図5】吸熱通路のさらに他の配設例を示す外観図であ
る。
【図6】考案の第2の実施例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 変速機ハウジング 12 オイルパン 20、20’、20” 吸熱通路 20a、20b 通路 20IN 吸熱通路入口 20OUT 吸熱通路出口 22、24 冷却水配管 26 冷却水ポンプ 30 放熱器 30’ ラジエータ 40 エンジン 42 冷却水路 50 感温バルブ 52 感温素子 54、56、58 バルブ素子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ハウジング壁に複数本設けられ互
    いに接続した冷却水通路からなる吸熱通路と、該吸熱通
    路の入口および出口からそれぞれ延びる配管により前記
    吸熱通路に接続された放熱器と、前記配管のいずれかに
    設けられた冷却水ポンプとを備え、前記吸熱通路と放熱
    器の間に冷却水を循環させるようにしたことを特徴とす
    る自動変速機の冷却装置。
  2. 【請求項2】 変速機ハウジング壁に複数本設けられ互
    いに接続した冷却水通路からなる吸熱通路と、前記吸熱
    通路の入口および出口からそれぞれ延びる配管により前
    記吸熱通路に接続された放熱器と、前記吸熱通路へ冷却
    水を循環させる冷却水ポンプと、前記配管の途中に切り
    替え手段を介して接続されたエンジン冷却水路とを備
    え、前記切り替え手段は、高温時には前記吸熱通路から
    の冷却水およびエンジン冷却水路からの冷却水を前記放
    熱器へ通流させ、冷間時には放熱器の冷却水通流を遮断
    するとともに、吸熱通路からの冷却水を前記エンジン冷
    却水路を通して循環させるようにしたことを特徴とする
    自動変速機の冷却装置。
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Effective date: 19960606