JPH063202Y2 - オ−トトランスミツシヨンの油温制御装置 - Google Patents

オ−トトランスミツシヨンの油温制御装置

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JPH063202Y2
JPH063202Y2 JP1986153789U JP15378986U JPH063202Y2 JP H063202 Y2 JPH063202 Y2 JP H063202Y2 JP 1986153789 U JP1986153789 U JP 1986153789U JP 15378986 U JP15378986 U JP 15378986U JP H063202 Y2 JPH063202 Y2 JP H063202Y2
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JP
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oil
temperature
oil temperature
hydraulic
control circuit
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JP1986153789U
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JPS6359258U (ja
Inventor
浩二 原田
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、油圧によってクラッチの断接作動並びにシフ
ト・セレクト作動するオートトランスミッションの油温
制御装置に関するものである。
〈従来の技術〉 油圧によってクラッチの断接作動並びにシフト・セレク
ト作動するオートトランスミッションのオイルはエンジ
ンの始動直後の暖機運転時には暖め、走行時には上昇す
る油温を下降させるために冷却している。
従来のオイルの加温、冷却装置は第2図で示すように、
エンジン1からラジエータ2に冷却水をサーモスタット
3を介して送水する送水回路4と、ラジエータ2からエ
ンジン1に冷却水をウォータポンプ5を介して給水する
給水回路6と、ウォータポンプ5とラジエータ2との間
の給水回路6とサーモスタット3とを連絡するバイパス
回路7とを備えた冷却水回路において、ラジエータ2と
ウォータポンプ5との間の給水回路6に熱交換器8を配
置し、オートトランスミッション9のオイルを前記熱交
換器8を通して循環させるオイル循環回路10を設けた構
造であり、エンジン始動直後の暖機運転時には、サーモ
スタット3が閉じてエンジン1からの冷却水はラジエー
タ2を通さずバイパス回路7を通して給水回路6よりウ
ォータポンプ5によってエンジン1に給水するため冷却
水温が上昇し、この冷却水が通過する熱交換器8にてオ
イルを暖め、走行時にはサーモスタット3が開いてラジ
エータ2を通して温度降下した冷却水が給水回路6に流
れ、これが通過する熱交換器8にてオイルを冷却するも
のである。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来装置によると、オイルの加温は冷却水温の温度
上昇によって行っているため、寒冷時には冷却水温の上
昇には時間がかかり、オイルの温度上昇の立ち上がりに
時間を要する。
また、熱交換器8をウォータポンプ5の直前に配置して
いるため、ウォータポンプ5のサクション負圧が大きく
なり、ウォータポンプ5がキャビテーション並びにエロ
ージョンを発生し、ウォータポンプ5の性能が低下す
る。
さらに、トランスミッションの発熱が大きくなると、熱
交換器8でエンジン1に給水する冷却水を暖める結果と
なり、エンジンのオーバヒートを招くおそれがあるた
め、大型のラジエータで冷却機能をアップする必要があ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の問題点を解消した油温制御装置を
提供するものであり、その特徴とする構成は、油圧クラ
ッチを冷却するために空冷式クーラを備えたオイルスプ
レー回路と、油圧アクチュエータによりシフト・セレク
ト作動するオイルを加温する電気ヒータを備えた油圧制
御回路と、前記油圧制御回路の油温を油温センサで検出
し、前記電気ヒータを制御するコントローラとから構成
したものである。
〈作用〉 上記の構成により、オイルタンクよりポンプで汲み揚げ
られたオイルは、オイルスプレー回路と油圧制御回路を
通り、オイルスプレー回路では空冷式クーラによって常
に冷却されてクラッチにスプレーされ、クラッチを冷却
してオイルタンクに戻される。
油圧制御回路では、エンジン始動直後又は寒冷時には電
気ヒータによってオイルを加温してシフト・セレクト作
動する油圧アクチュエータに供給し、かつオイルタンク
に戻される。
この油圧制御回路の油温は油温センサで検測され、油温
が所定温度に達すると電気ヒータを制御する。
走行時等で前記油圧制御回路の油温が高温になった時に
は電気ヒータをカットする。これにより、オイルスプレ
ー回路で冷却されたオイルが戻されている温度降下した
オイルタンクのオイルが油圧制御回路に流通し、シフト
・セレクト作動する油圧アクチュエータに供給されるオ
イルの温度降下が早期に得られ、油温上昇を抑制する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
において、20はトランスミッションユニットであり、図
略の油圧シリンダによりシフト・セレクトする機械式自
動変速機21と、油圧により断接され、かつオイルスプレ
ーにより冷却される油圧クラッチ22とから構成されてい
る。
23は図略のオイルタンクからポンプにより汲み揚げられ
るオイルを直接油圧制御回路25に供給する経路と、オイ
ルスプレー回路29を経由して油圧制御回路25に供給する
経路に切替えるバルブユニットである。
前記油圧制御回路25に電気ヒータ24を設け、油圧制御回
路25の油温を検測する油温センサ30と、この油温センサ
30からの油温検測信号を入力して前記電気ヒータ24を制
御するコントローラ27とを備えている。26はオイルフィ
ルタを示す。
前記オイルスプレー回路29には空冷式クーラ28が設けら
れ、オイルスプレー回路29と通る油圧クラッチ冷却用の
オイルを常に冷却する。
本考案は上記の通りの構造であるから、油圧制御回路25
を通るオイルは、エンジン始動時あるいは寒冷時に電気
ヒータ24に通電し、バルブユニット23に入るオイルを暖
める。
また、オイルスプレー回路29を通るオイルは空冷式クー
ラ28によって冷却して油圧クラッチ22の冷却用オイルス
プレーに供給され、オイルタンクに戻される。
前記油圧制御回路25を通るオイルの温度が所定温度に達
すると、油温センサ30の検測によってコントローラ27は
電気ヒータ24の加熱温度を降下して一定の油温に制御
し、また、走行時等で高油温になると電気ヒータ24の通
電がカットされる。
オイルタンクには、前記オイルスプレー回路29の空冷式
クーラ28によって冷却されたオイルが戻されているた
め、オイルタンク内のオイルは温度降下している。従っ
て、電気ヒータ24の通電をカットした油圧制御回路25に
は温度降下しているオイルが流通し、シフト・セレクト
作動する油圧アクチュエータに供給されるオイルの温度
降下が早期に得られ、油温上昇が抑制される。
〈考案の効果〉 以上のように本考案のオートトランスミッションの油温
制御装置は、油圧クラッチを冷却するために空冷式クー
ラを備えたオイルスプレー回路と、油圧アクチュエータ
によりシフト・セレクト作動するオイルを加温する電気
ヒータを備えた油圧制御回路と、前記油圧制御回路の油
温を油温センサで検出し、前記電気ヒータを制御するコ
ントローラとからなる構成であるから、シフト・セレク
ト作動する油圧制御回路のオイルの温度上昇の立ち上が
りを早期に行い、高油温時には、電気ヒータの通電をカ
ットした状態で、オイルスプレー回路で冷却されたオイ
ルが戻されているオイルタンク内の冷却オイルが油圧制
御回路を流通するため、シフト・セレクト作動する油圧
アクチュエータに供給されるオイルの温度降下が早期に
得られ、油温上昇が抑制される。従って、従来装置のよ
うにエンジン冷却水回路のウォータポンプの耐久性はエ
ンジン気水温差に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の構造図、第2図は従来装置の構造
図である。 20…トランスミッションユニット、21…機械式自動変速
機、22…油圧クラッチ、24…電気ヒータ、25…油圧制御
回路、27…コントローラ、28…空冷式クーラ、29…オイ
ルスプレー回路、30…油温センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧クラッチを冷却するために空冷式クー
    ラを備えたオイルスプレー回路と、油圧アクチュエータ
    によりシフト・セレクト作動するオイルを加温する電気
    ヒータを備えた油圧制御回路と、前記油圧制御回路の油
    温を油温センサで検出し、前記電気ヒータを制御するコ
    ントローラとから構成されたことを特徴とするオートト
    ランスミッションの油温制御装置。
JP1986153789U 1986-10-08 1986-10-08 オ−トトランスミツシヨンの油温制御装置 Expired - Lifetime JPH063202Y2 (ja)

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JPS6359258U JPS6359258U (ja) 1988-04-20
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DE102013206507B4 (de) 2012-12-07 2023-07-13 Hyundai Motor Company Behälter für eine Getriebeflüssigkeit

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