JPS61145501A - 金属全反射膜 - Google Patents

金属全反射膜

Info

Publication number
JPS61145501A
JPS61145501A JP26736984A JP26736984A JPS61145501A JP S61145501 A JPS61145501 A JP S61145501A JP 26736984 A JP26736984 A JP 26736984A JP 26736984 A JP26736984 A JP 26736984A JP S61145501 A JPS61145501 A JP S61145501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thickness
copper
titanium
total reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26736984A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kusaka
日下 敏
Hideki Noda
秀樹 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP26736984A priority Critical patent/JPS61145501A/ja
Publication of JPS61145501A publication Critical patent/JPS61145501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、波長依存性が少なく、且つ安定な高反射率が
得られる金属全反射膜に関するものである。
〔従来の技術〕
各種の光学系に於いては、光路変更の為等にミラー等を
用いるものであり一1又反射率の大きい金属として、銀
(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(/
l)等が知られている。このような金属を単に反射膜と
して用いた場合は、ガラス等の基板に対する接着強度が
小さく且つ安定性が低いものであった。
そこで、従来の全反射膜としては、5tO2とT i 
O2とを交互に蒸着等によって積層した誘電体多層膜が
用いられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の誘電体多層膜は、反射率を大きくする為に20層
以上とすることが必要となるものであるから、その製造
が容易でない欠点があワた。又反射率の波長依存性が大
きいものであり、例えば、前述の5i02とT i O
2とを交互に積層した誘電体多層膜について、積層数に
よる波長〔μm〕と反射率〔%〕との関係は、第5図に
示すものとなる0曲線aは積層数12、曲線すは積層数
20、曲線Cは積層数35の場合を示し、積層数12の
場合には、反射率が50%程度の低いものとなり、又積
層数35の場合には反射率がほぼ100%となるが、中
心波長1.3μmに対して±0.05μmの帯域が得ら
れるに過ぎないものどなる。
このように、誘電体多層膜を用いた場合は、積層数を多
くすることにより、所望の反射率が得られるが、帯域が
狭くなり、且つ積層数に対応して製造工程が長くなるか
ら、コストアップとなる欠点がある。
又反射率の大きい金属を反射膜として単に用いることも
考えられるが、ガラス等の基板との密着性が小さく、長
期間安定に使用することが困難である欠点があった。
本発明は、前述のような従来の欠点を改善することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の金属全反射膜は、ガラス基板等の透明基板に、
チタン(Ti)を5Å〜50人の厚さに蒸着等により形
成し、その上に銅(Cu)を蒸着等により2000Å以
上の厚さに形成したものである。
〔作用〕
チタンを介して銅をガラス等の透明基板に形成したこと
により、銅と透明基板との密着性が良くなり、その場合
のチタンの膜厚を5人より薄くすると、チタンを形成し
た効果が現れず、又50人より厚くすると、チタンによ
る損失が大きくなるので、チタンの膜厚5Å〜50人の
範囲とすることにより、銅による反射を有効に利用する
ことができる。又銅を2000人より薄くすると、酸化
等による反射率の変化が生じるが、銅の膜厚を、200
0Å以上とすることにより、長期間安定に反射膜として
作用させることができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図は本発明の詳細な説明図であり、ガラス基板3の
上に蒸着等によりチタン(Ti)膜2を形成し、その上
に蒸着等により銅(Cu)膜1を形成したものであり、
ガラス基板3を透過した入射光4は、銅膜1の界面で全
反射され、ガラス基板3を透過して反射光5として出射
されるものである。チタン膜2の膜厚d2は5Å〜50
人に選定し、銅膜1の膜厚d1は2000Å以上とする
ものである。
第2図はチタン(Ti)膜2の膜厚〔人〕と反射率〔%
〕との関係を、波長1.3μmの光の場合について示す
ものである。又曲線alはS偏光、曲線b1はP偏光に
対するものであり、チタン膜2の膜厚が厚くなると、そ
れによる光の損失が大きくなって、金属全反射膜として
の反射率が低下することになる。その場合、偏光方向に
よる反射率が曲線al、blに示すように異なるものと
なるが、通常、反射率は80%以上必要であり、このよ
うな点からチタン膜2の膜厚は、50人より薄くするこ
とが必要となる。又チタン膜2の膜厚を5人より薄くす
ると、チタン膜2による銅膜1の密着強度の増大の効果
が得られなくなるから、少なくともチタン膜2は5Å以
上の膜厚とすることが必要である。
第3図は銅(Cu)膜1の膜厚〔人〕と反射率〔%〕と
の関係の実測値及び計算値を示し、波長1.3μmにつ
いてのものである。又O印はS偏光、x印はP偏光の実
測値を示し、A、BはS偏光及びP偏光についての反射
率の計算値を示す。この第3図から判るように、約97
%以上の反射率が得られ、銅膜1の膜厚による反射率の
波長依存性は殆どないものである。この銅膜1の膜厚は
、2000人より薄くすると、酸化等により銅膜1にピ
ンホールが発生したりして、反射率が低下することにな
る。従って、2000Å以上の膜厚とすることが必要と
なる。又反射率の点からは、銅膜1の膜厚の上限はない
ものであり、蒸着等の作業性や経済性等を考慮して、銅
膜1の膜厚が選定されることになる。例えば、1000
0人程度以下色することが好適である。
第4図は、ガラス基板3上のチタン膜2の膜厚を10人
とし、銅膜1の膜厚を約5000人として、波長1.1
μmから1.5μmに於ける反射率を測定した結果を示
すものであり、曲線a2はS偏光、曲線b2はP偏光に
対するものである。同図からも判るように、偏光方向が
異なることによる反射率の差はあるが、前述の波長範囲
に於いて反射率は1%以下の変化となるから、波長依存
性はないと言えるものである。
従って、各種の光学系に於ける光路変更の為の全反射膜
として使用することができ、その製作も容易であるから
、経済的な装置を構成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、ガラス基板3等の透明
基板を介して入射した光4を全反射させる金属全反射膜
に於いて、ガラス基板3等の透明基板に、5λ〜50人
の膜厚を有するチタン(Ti)膜2を介して全反射膜と
なる銅(Cu)を2000Å以上の膜厚で形成したもの
であり、w4(Cu)の反射率を有効に利用し、且つチ
タン膜2によってガラス基板3等の透明基板に対する密
着性を良くし、それによって、長期間安定に高反射率を
維持することができる。又波長依存性がないことにより
、各種の光学系に広く使用することが可能となる。更に
、チタン膜2と銅膜1との2Ji構成であるから、その
製作も容易である利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明図、第2図はチタン膜の膜
厚と反射率との関係を示す曲線図、第3図は銅膜の膜厚
と反射率との関係を示す実測値及び計算値を示す図、第
4図は波長と反射率との関係を示す曲線図、第5図は従
来の誘電多層膜の波長と反射率との関係を示す曲線図で
ある。 1は銅(CurWl!、2はチタン(Ti)膜、3はガ
ラス基板である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 透明基板を介して入射した光を全反射させる金属全反射
    膜に於いて、前記透明基板に5Å〜50Åの膜厚を有す
    るチタンを介して全反射膜となる銅を2000Å以上の
    膜厚で形成したことを特徴とする金属全反射膜。
JP26736984A 1984-12-20 1984-12-20 金属全反射膜 Pending JPS61145501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26736984A JPS61145501A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 金属全反射膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26736984A JPS61145501A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 金属全反射膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61145501A true JPS61145501A (ja) 1986-07-03

Family

ID=17443872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26736984A Pending JPS61145501A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 金属全反射膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61145501A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5058098A (en) * 1988-02-17 1991-10-15 Victor Company Of Japan, Ltd. Optical record medium having an improved reflection thin film
JPH04253001A (ja) * 1991-01-30 1992-09-08 Seikosha Co Ltd 赤外線反射ミラー
JPH075309A (ja) * 1993-04-28 1995-01-10 Boc Group Inc:The 耐久第1面ミラーおよび第2面ミラー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5058098A (en) * 1988-02-17 1991-10-15 Victor Company Of Japan, Ltd. Optical record medium having an improved reflection thin film
JPH04253001A (ja) * 1991-01-30 1992-09-08 Seikosha Co Ltd 赤外線反射ミラー
JPH075309A (ja) * 1993-04-28 1995-01-10 Boc Group Inc:The 耐久第1面ミラーおよび第2面ミラー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4196246A (en) Anti-reflection film for synthetic resin base
US5394501A (en) Optical coating for reflecting visible and longer wavelength radiation having grazing incidence angle
JPH05502738A (ja) マグネシウム膜反射材
JPS61145501A (ja) 金属全反射膜
JP2838525B2 (ja) 反射鏡
TW201142341A (en) Optical component and method for manufacturing the same
JPS62297800A (ja) X線用多層膜反射鏡
JPH0528361B2 (ja)
JPS59107304A (ja) 半透過鏡
JPS6177018A (ja) フイルタ−
JPH0619482B2 (ja) プリズム式ビ−ムスプリツタ
JP2001013308A (ja) プリズム式ビームスプリッタ
JP2001004840A (ja) 偏光ビームスプリッタ
JPS6315562B2 (ja)
JP3397533B2 (ja) 無偏光反射鏡
JP2764440B2 (ja) アナモルフィックプリズム
JPH11142623A (ja) プリズム式ビームスプリッタ
JPH0254921B2 (ja)
JPH02108002A (ja) 反射膜
JPH0643305A (ja) 光カプラ膜
JPH075298A (ja) X線多層膜反射鏡
JP3679500B2 (ja) 光分割膜、ndフィルター及び光分割素子
JPS6028602A (ja) ハ−フミラ−
JPS63266402A (ja) 反射防止膜
JPS62234105A (ja) 光・電波分離膜