JPS6315562B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6315562B2
JPS6315562B2 JP57073873A JP7387382A JPS6315562B2 JP S6315562 B2 JPS6315562 B2 JP S6315562B2 JP 57073873 A JP57073873 A JP 57073873A JP 7387382 A JP7387382 A JP 7387382A JP S6315562 B2 JPS6315562 B2 JP S6315562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
light
layer
polarized light
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57073873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58190906A (ja
Inventor
Kenji Kobayashi
Kazuho Endo
Yoshiji Kawamura
Nobumasa Nanbu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP57073873A priority Critical patent/JPS58190906A/ja
Publication of JPS58190906A publication Critical patent/JPS58190906A/ja
Publication of JPS6315562B2 publication Critical patent/JPS6315562B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/20Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes
    • G02B30/22Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the stereoscopic type
    • G02B30/25Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the stereoscopic type using polarisation techniques

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はビームスプリツター、特に多層干渉薄
膜を利用して反射光及び透過光における偏光成分
を入射光のそれと等しいものとすることはもとよ
り、その成分比を自在に設定することも可能なビ
ームスプリツターに関するものである。 一般に偏光のない光が異なる媒質境界に角度を
もつて入射すると、その界面における反射光及び
透過光それぞれに含まれるP偏光(入射面に平行
な振動方向をもつ偏光)と、S偏光(入射面に垂
直な振動方向をもつ偏光)との成分比はそれぞれ
に異なつてくる。この成分比は入射角、両媒質の
屈折率に依存するが、通常においては反射光はS
偏光成分、透過光はP偏光成分を多く含み、所謂
ブリユースター角においてはS偏光成分、P偏光
成分をそれぞれ反射、透過光としてはほぼ分離さ
れることも知られている。このような現象を積極
的に利用した偏光プリズムは、特公昭55−9683号
公報などで公知で、この種の偏光プリズムは例え
ばフイリツプス社のMCA方式光デイスク再生光
学系中で実用化されている。しかし、ここで用い
られている偏光プリズムは信号再生のための基本
的要素として不可欠のものではなく、再生用光源
としてのレーザー発振器の出力安定化を目的とす
るものである。すなわち、光デイスク再生のため
に用いられている従来のレーザー発振器は、バツ
クトークと称される信号光の逆入射があると、そ
の位相関係によつては発振出力光に出力変動が生
じ、信号再生に悪影響を及ぼす結果となる。そこ
で従来の光デイスク再生光学系中には上述した偏
光プリズムの他、1/4波長板を併用し、バツクト
ークを防いでいたものである。(なお、この場合
の偏光プリズム、1/4波長板の作用あるいは再生
光学系の詳細はすでに公知であるので説明は省略
する。) しかし、近来においては、レーザー発振器も
種々改良されてきており、上述したバツクトーク
を問題としないもの、さらにはある種の半導体レ
ーザーのように、自己結合効果を利用することに
よつて逆入射光そのものを利用して信号検出を行
なうものも提案されてきている。このような事情
にあつては従来の光デイスク再生光学系中に用い
られている偏光プリズムはもとより1/4波長板も
不必要となり、再生光学系を格段に簡略化できる
ことになる。第1図はこうして簡略化された光デ
イスク再生光学系の一例を示すものでレーザー発
振器1としてはバツクトークを問題としないもの
が用いられているものとする。レーザー発振器1
からの光はコリメータレンズ2によつて平行光束
としてビームスプリツター3に入射する。ビーム
スプリツター3にはハーフミラー3′が形成され、
例えばこれを50%透過、50%反射のものとする。
ハーフミラー3′で反射された光束は対物レンズ
4によりデイスク5の信号部上に収歛され、信号
部として設けられたピツトと称される凹凸信号部
をスポツト照射する。この信号部からの反射光は
ピツト形状、寸法に応じて位相変調され、光干渉
による強度変化を伴つており、これが信号光とし
て再度対物レンズ4に入射する。対物レンズ4に
より平行光束とされた信号光はまたハーフミラー
3′に達し、ここを透過した光束がフオトセンサ
6で検出されることになる。以上の構成によれ
ば、レーザー発振器1からの光はハーフミラー
3′で一度反射され、そして透過されるため、こ
のハーフミラー3′の透過率(あるいは反射率)
が50%であると、フオトセンサ6に達する光の量
としては25%となり、この場合の光の利用率が最
も高い。 ところが上述した光学系においては、ハーフミ
ラー3′が反射光面としてさらに透過面として用
いられている。従つて従来一般的に用いられてい
るハーフミラーをこの光学系中に設けると、光の
利用率がさらに低減する。というのはすでに述べ
たように通常のハーフミラーではP偏光、S偏光
それぞれに対する反射特性、透過特性が異なるた
め、最初反射面として作用する時点でP偏光の多
くは透過され、多くS偏光の光がデイスク5へと
向けられる。(但し反射光全体の光量としては50
%あるとする。)そしてデイスク5から反射され
てきたS偏光を主とする信号光が再度ハーフミラ
ー3′に入射してくると、一般的ハーフミラーの
特性からこの信号光のほとんどはハーフミラー
3′で再度反射され、フオトセンサ6に達する光
は微弱なものとなり、フオトセンサ6の負担が増
大することになる。これを解決するにはハーフミ
ラーとしてP偏光、S偏光いずれもほぼ等しく反
射(透過)する特性のものが必要とされることに
なる。 この他、例えばカメラの測光用学系などにおい
て、ハーフミラーを介して輝度検出を行なうもの
がある。このような光学系では例えばハーフミラ
ーで分割される一方をフアインダー観察に、他方
を測光に利用するが、ハーフミラーに入射してく
る光の多くは被写範囲からの反射光である。従つ
てこの入射光はS偏光成分の光を多く含みやす
い。特に画面内に水面、ガラス窓などの反射体が
あるとその角度によつてS偏光成分がかなり多い
場合がある。すると通常のハーフミラーではS偏
光を多く反射することを考慮するとハーフミラー
の透過率を50%としたとしても分割された後の光
の光量はアンバランスなものとなり、正しい測光
を行なうことが困難になつてくる。このような弊
害はやはりハーフミラーのもつ一般的な特性に起
因しており、これを解決するうえでも先のように
偏光成分に左右されない反射、透過特性が望まれ
るものである。 本発明は以上のような技術的背景のもとになさ
れたものであり、従来のビームスプリツターでは
全く考慮されなかつた、あるいは従来の偏光ビー
ムスプリツターにみられるようにP偏光とS偏光
の分離特性のみにしか考慮が及んでいないのに対
し、本発明ではP偏光、S偏光いずれに対しても
等しい反射率、透過率を与え得ることはもとより
これを自在に設定できるビームスプリツターを得
ることが可能となる。このため本発明において
は、低屈折率膜層と高屈折率膜層との交互積層に
よる多層干渉薄膜を基本としてビームスプリツタ
ーを構成する上で、上記低屈折率膜層の屈折率を
下地基板の屈折率よりも高くする点で従来のもの
と異なつているものである。以下、本発明のいく
つかの実施例について詳述する。 第2図はプリズム型ビームスプリツターに本発
明を適用した一例を示す概念図であり、11,1
2はプリズムブロツクである。プリズムブロツク
11には多層干渉薄膜層Lが蒸着により被着形成
され、また接着剤13によりプリズムブロツク1
2がその上に接合されているものとする。いまこ
のビームスプリツターの特性をP偏光、S偏光に
対してもその反射率、透過率がそれぞれ50%とな
るように設定すると、図中左方からの入射光Iは
透過光と反射光Rとに分割される。この時入射光
IがP偏光成分IP、S偏光成分ISをそれぞれ50%
づつ含み全体の光量が100であつたとすると、透
過光Tの光量は50(TP:TS=25:25)、反射光R
の光量も50(RP:RS=25:25)となり、透過光T
及び反射光Rにそれぞれ含まれる偏光の成分比は
入射光のそれと一致する。これは入射光Iにおけ
る偏光成分比IP/ISがいかなる場合であつてもこ
の成分比が透過光と反射光とで変わることがな
い。これは本発明ビームスプリツターで得られる
特性の一例に過ぎないが、以下、本発明ビームス
プリツターの具体的な膜構成について述べる。 第3図は第2図における多層干渉薄膜Lを3層
膜で構成した場合の概念図である。第3図におい
てSは下地基板で、例えばBK7などの硝材(屈
折率NS)、L1は第1層で屈折率NLの低屈折率膜
層、L2は第2層で屈折率NHの高屈折率膜層、
L3は第3層で第1層L1と同じ低屈折率膜層で
ある。またOは接着剤層でその屈折率はNOであ
る。なおL1〜L3の各層の膜厚は光学的膜厚で
λ0/4(λ0は基準設計波長)としてある。そして
例えば用途として近赤外レーザー発振器を用いた
光デイスク再生光学系を想定し、まず基準設計波
長〜λ0を925mmに設定する。そして基板屈折率、
すなわち入射側屈折率NSを1.52、接着剤層屈折
率、すなわち透過側屈折率NOを156としてさらに
低屈折率膜層L1,L3の屈折率NLを1.90(>
NS)に固定し、高屈折率膜層L2の屈折率NH
種々変化させた場合のP、S両偏光成分に対する
入射角45゜における分光透過特性を求めると第5
図のような特性図が得られる。なお第5図中の
TP〜TP7はP偏光成分に対する透過特性、TS
〜TS7はS偏光成分に対する透過特性を示し、
これらの特性と高屈折率膜層の屈折率NHとの対
応は第1表による。
【表】 第5図から明らかなように、3層膜構成のもの
で前記条件のもとではほぼ700nm〜800nm付近で
S偏光成分に対する透過率TSが極大を示し、特
にNH=350の場合では800nm付近でTP1=TS
=86%となり、P,S両偏光成分についての透過
率が等しくなる。従つてλ=750〜820nmの光に
ついてはNL=1.90の低屈折率膜層を第1層及び
第3層とし、NH=350の高屈折率膜層を第2層と
する3層膜で、P,S両偏光成分の成分比に全く
左右されない86%透過のビームスプリツターを得
ることができる。 第4図は本発明をN層膜で構成した場合の概念
図で第1層を低屈折膜層(屈折率NL、膜厚λ0
4)、第2層を高屈折率膜層(屈折率NH、膜厚
λ0/4)としこれを順次N層まで積層させ最上層
の第N層を低屈折率膜層としたものである。(従
つて層数としては奇数となる。)この第4図に関
し、層数を5層、7層、9層とし、第5図と同種
の特性を求めたものが第6図、第7図、第8図で
ある。なお、第6図〜第8図における基準設計波
長、低屈折率膜層の屈折率NL、高屈折率膜層の
屈折率NHの値等については、第2〜第4表のと
おりである。(入射屈折率NS、透過側屈折率NO
または入射角条件については第5図の場合と同じ
にしてある。)
【表】
【表】
【表】 これらの特性からわかるように、各条件下にお
いてλ=800nm近傍でP,S両偏光成分に対する
透過率TP及びTSを一致させることが可能で、し
かもその透過率TP、TSの値も層数を選ぶことに
より、ある幅をもつて設定することもできる。な
お、当然TP,TSを一致をさせずにそれぞれ異な
つた透過率とすることも可能であることは言うま
でもない。 ところで、前述したような光デイスク再生光学
系に本発明ビームスプリツターを用いること考え
ると、光の利用率の面で50%透過のビームスプリ
ツターで、しかもP,S両偏光成分についての透
過率も一致しているものが好ましい。この要求を
満すための屈折率条件を3〜9層の膜構成のもの
それぞれについて求めると第5表のとおりであ
る。なお、入射側屈折率NS、透過側屈折率NO
入射角についてはこれまでの条件と同じとし、さ
らに付加条件としてλ=800nmで所期の特性とな
るようにしてある。そしてこの第5表に基いた各
層数構成のP、S両偏光成分の分光透過特性TP
TSを第9図に示す。
【表】 従つて第9図の特性によれば、膜構成の層数に
応じて高低屈折率膜層の屈折率NH,NLを決めて
やることによつて何層構成のものでも50%透過
(P,S両偏光成分に対して)のビームスプリツ
ターを得ることができる。但し、P,S両偏光成
分に対する透過率のほぼ一致するとみなせる範囲
からみると、層数が増すにつれS偏光成分の透過
率TSの極大形状が急峻となる傾向があるので製
造時における条件変化を考慮すると、層数の少な
い方が有利である。但し、以下に触れるように、
例えば3層構成にすると特に低屈折率膜層に要求
される屈折率NLの許容範囲が厳しくなつてくる。 第10図はλ=800±200nmの近傍でP,Sの
両偏向成分に対し等しい透過率を得る場合におい
て、膜構成層数LNに対し、高屈折率膜層に要求
される高屈折率NHと低屈折率膜層に要求される
低屈折率NLとの両屈折率条件を示すものである。
なお、その他の条件である入射側屈折率NSや入
射角などについてはこれまでと同じとしてある。
なお、第10図中各破線で示したのはP,S両偏
光成分に対する等透過率T(TP=TS)を与える条
件を結んだものである。 第10図よりわかるように、NH,NLの屈折率
条件の設定によりいずれの膜構成層数においても
P,S両偏光成分の透過率TP,TSを等しく、し
かも任意の透過率にすることができる。しかし一
般的には層数LNが少ないほど低屈折率NLを厳密
にしなければならず、また層数LSが多いほど高屈
折率NHには厳密さが要求される。この各層数毎
の屈折率条件をみると5層膜構成のものが製造す
るうえでは制御が容易である。 以上の実施例では入射側屈折率を1.52、透過側
屈折率を1.56とした場合について述べてきたが、
本発明は必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば光デイスク再生光学系で使用されるレ
ーザー発振器が近赤外レーザーであれば、基板と
してその発振波長域で透明であれば充分で、シリ
コンなどのような基板でもよいことになる。第1
1図はこのような場合について入射側屈折率を
4.0、透過側屈折率もこれに合わせて4.0とした時
に、λ=800nm近傍でP,S両偏光成分に対する
透過率TP,TSが等しくなり得るような5層膜構
成のもののいくつかを分光透過特性として示した
ものである。なお、入射角はいずれも45゜とし、
各膜層の屈折率NH,NLは第6表のとおりであ
る。
【表】 さらに本発明によれば、P,S両偏光成分の透
過率を逆転させることもできる。すなわちこれま
でのビームスプリツターではP偏光成分の光は多
く透過されS偏光成分の光は多く反射されること
から透過光TについてはTP>TSが普通である。
しかし例えば第12図に示すようにある屈折率条
件によつては所定波長域においてTP<TSとする
ことも可能である。第12図はNS=1.52、NO
1.56、入射角45゜、λ0=890nmとして低屈折率膜層
の屈折率NLを2.20に固定し、高屈折率膜層の屈
折率NHを変えた場合のP,S両偏光成分に対す
る透過率TP,TSを示したものである。なお膜構
成は5層膜(各層膜厚λ0/4)で、各透過特性
TP,TSと屈折率NHとの対応は第7表による。
【表】 このような特性は従来のビームスプリツターで
は到底得ることは不可能であるが、本発明によれ
ばこのような特性も容易に得られることから、各
種光学系に新たな機能を求めることもできる。 第13図は7層構成になる本発明ビームスプリ
ツターの他の実施例を示し、しかも入射角を変え
た場合の特性を示す。膜構成の特徴としては第2
層及び第6層の高屈折率膜層の膜厚を他の膜層の
膜厚λ0/4に対して0.55(λ0/4)と薄くしたも
のである。なお入射側屈折率NS=1.52、透過側屈
折率NO=1.56、またNL=2.20、NH=3.50とし、
基準設計波長λ0=1035nmである。入射角αと各
特性との対応は第8表による。
【表】 このように本発明では各膜層の膜厚を必ずしも
全てλ0/4にしなくともよい。また入射角αの変
化も相対的膜厚の変化として従来の薄膜光学系で
みられるような一般的波長シフト結果として現れ
ることがわかる。 以上、いくつかの実施例に基き、本発明ビーム
スプリツターの膜構成について述べ、その屈折率
条件を明らかにしてきたが、本発明を実施する上
でこれまでに挙げた屈折率を与える蒸着物質の一
例としては、高屈折率物質としてはSi、低屈折率
物質としてはTiO2,ZnO2,SnO2,ZnS,Al2O3
Al2O3,CeF3,Nd2O3,In2O3などが適する。特
にSiについては蒸着条件(基板温度、蒸着速度な
ど)を制御することでその屈折率を3〜5の範囲
で変化させ得るので有利である。なお、通常の基
板温度としては300℃〜400℃程度の範囲が用いら
れる。また、所望の屈折率を得るために各膜層に
ついて等価膜を利用してもよい。この等価的に所
望の範囲にわたる屈折率(原理的にはどのような
値の屈折率でも得られる。)を実現できるので、
本発明を実施するうえでかなり有力な手段であ
る。 また本発明はプリズム型ビームスプリツターの
みならず、所謂ハーフミラー型のビームスプリツ
ターとすることもできる。この場合には透過側屈
折率NO例えば1に設定して屈折率条件等を求め
ればよいことになる。 こうして本発明によれば、入射光を透過光及び
反射光に分離する所謂ビームスプリツターの透過
及び反射特性を、特にP偏光成分、S偏光成分に
ついていずれも等しくでき、あるいは透過光、反
射光に含まれる両偏光の成分比も自在に設定でき
るという極めて汎用的、実用的作用を達成し得る
ことになるものである。しかも、その蒸着作業に
ついても特に新たな機材が要求されたり、また特
殊な蒸着物質を必要としたりすることもなく、従
来装置、蒸着物質がそのまま流用できるので製造
時の制約もなく、量産性も充分である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ビームスプリツターを用いる場
合の、光デイスク再生光学系の一例を示す原理構
成図である。第2図は本発明ビームスプリツター
の特性を説明するための概念図である。第3図は
本発明の3層膜構成の一実施例を示す概念図であ
る。第4図は本発明のN層膜構成の一実施例を示
す概念図である。第5図は第3図実施例における
特性の一例を示す分光透過特性図である。第6
図、第7図、第8図はそれぞれ第4図実施例にお
いて層数を5層、7層、9層とした際の特性の一
例を示す分光透過特性図である。第9図は本発明
において、透過率TP,TSがそれぞれ50%で一致
する場合の例の分光透過特性図である。第10図
は本発明をそれぞれ3〜9層膜構成としてTP
TSとなる屈折率条件NLとNHの関係を示す図であ
る。第11図は入射側及び透過側屈折率が高い場
合に利用できる5層膜構成になる本発明一実施例
の分光透過特性図である。第12図はTP<TS
なる本発明一実施例の示す分光透過特性図であ
る。第13図は7層膜構成において、第2層と第
6層との膜厚を若干λ0/4より薄くした一実施例
の示す分光透過特性図である。 1…レーザー発振器、2…コリメータレンズ、
3…ビームスプリツター、4…対物レンズ、5…
デイスク、6…フオトセンサ、11,12…プリ
ズムブロツク、L…多層干渉薄膜層、13…接着
剤層、I…入射光、T…透過光、R…反射光、
TP…P偏光成分に対する透過光、TS…S偏光成
分に対する透過光、NS…入射側屈折率(基板屈
折率)、NO…透過側屈折率、NL…低屈折率膜層
屈折率、NH…高屈折率膜層屈折率。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 屈折率NSの透明基板に対し、NSより大きい
    屈折率NLを持つ低屈折率膜層と、これよりさら
    に大きい屈折率NHを持つ高屈折率膜層とを交互
    に、かつ最下層および最上層が低屈折率膜層とな
    るように積層し、 上記NSが、1.3<NS<4の場合においてNHおよ
    びNLが、2.5<NH<8、1.6<NL<5としたビー
    ムスプリツター。 2 各層の光学膜厚をλ0/4とした特許請求の範
    囲第1項に記載のビームスプリツター。
JP57073873A 1982-05-01 1982-05-01 ビ−ムスプリツタ− Granted JPS58190906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57073873A JPS58190906A (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ビ−ムスプリツタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57073873A JPS58190906A (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ビ−ムスプリツタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58190906A JPS58190906A (ja) 1983-11-08
JPS6315562B2 true JPS6315562B2 (ja) 1988-04-05

Family

ID=13530743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57073873A Granted JPS58190906A (ja) 1982-05-01 1982-05-01 ビ−ムスプリツタ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58190906A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62148906A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学ヘツド用ビ−ムスプリツタ−
JPH0769539B2 (ja) * 1986-11-12 1995-07-31 株式会社日立製作所 液晶表示装置
JP3168770B2 (ja) * 1993-06-03 2001-05-21 松下電器産業株式会社 偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置
TW492000B (en) * 2000-02-04 2002-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Optical pickup head
WO2022145208A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 富士フイルム株式会社 導光体及び映像表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084253A (ja) * 1973-10-03 1975-07-08
JPS5238942A (en) * 1975-09-23 1977-03-25 Nippon Shinku Kogaku Kk Polarizer prism

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084253A (ja) * 1973-10-03 1975-07-08
JPS5238942A (en) * 1975-09-23 1977-03-25 Nippon Shinku Kogaku Kk Polarizer prism

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58190906A (ja) 1983-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4627688A (en) Beam splitter
US4367921A (en) Low polarization beam splitter
JP4979549B2 (ja) 偏光分離素子及びそれを有する光学機器
JPH10143901A (ja) 光ピックアップ
JP2010243641A (ja) 接合型光学素子、及び接合方法
US20050213471A1 (en) Reflecting optical element and optical pickup device
JPS6315562B2 (ja)
JPH11211916A (ja) 偏光ビームスプリッター
JP4742630B2 (ja) 反射光学素子および光ピックアップ装置
US5798865A (en) Beam splitter
JP3584257B2 (ja) 偏光ビームスプリッタ
JPS6088903A (ja) 光学素子
JPS58208701A (ja) ビ−ムスプリツタ−
JPH0242201B2 (ja)
JP2007212694A (ja) ビームスプリッタ
JPS58208702A (ja) ビ−ムスプリツタ−
JPS6028603A (ja) プリズム式ビ−ムスプリツタ
JPH06130224A (ja) 偏光ビームスプリッタ
JP2005106879A (ja) 表面に多層膜を有するプリズムの製造方法
JPH09145924A (ja) 光学素子と光ヘッド
JP2001013308A (ja) プリズム式ビームスプリッタ
JPS6250896B2 (ja)
JPH04325936A (ja) 光学ヘッド
JP2002287093A (ja) 光アイソレータ
JPS62127701A (ja) 反射防止膜