JPH04325936A - 光学ヘッド - Google Patents
光学ヘッドInfo
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- JPH04325936A JPH04325936A JP3121883A JP12188391A JPH04325936A JP H04325936 A JPH04325936 A JP H04325936A JP 3121883 A JP3121883 A JP 3121883A JP 12188391 A JP12188391 A JP 12188391A JP H04325936 A JPH04325936 A JP H04325936A
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- Optical Head (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
して情報の記録または再生を行う光学ヘッドに用いるビ
ームスプリッタに関するものである。
うなものが提案されている。この光学ヘッドにおいては
、半導体レーザ1からの直線状に偏光した発散光を、コ
リメータレンズ2で平行光とした後、ビームスプリッタ
3に入射させている。ビームスプリッタ3は、第1のプ
リズム3aおよび第2のプリズム3bを誘電体多層膜4
を介して接合して構成され、コリメータレンズ2からの
光を第1のプリズム3aを経て誘電体多層膜4にP偏光
で入射させ、該誘電体多層膜4および第2のプリズム3
bを透過した光を立ち上げミラー5を経て対物レンズ6
により図示しない光磁気記録媒体の記録面に光スポット
として集光するようにしている。ここで、光磁気記録媒
体には、情報が磁化の方向により記録されており、集光
された光スポットはカー効果により偏光方向が磁化の方
向に応じて反対方向に回転されて反射される。この光磁
気記録媒体からの戻り光は、対物レンズ6および立ち上
げミラー5を経てビームスプリッタ3に入射する。ここ
で、戻り光はカー効果により偏光面が回転しているので
、S偏光成分が含まれている。このS偏光成分はその殆
どが誘電体多層膜4で反射され、P偏光成分はその一部
が誘電体多層膜4で反射される。
、1/2波長板7によりその偏光方向が45°回転され
た後、集光レンズ8で集光されて偏光ビームスプリッタ
9に入射し、ここで互いに直交する偏光成分が分離され
て光検出器10で受光される。光検出器10は、図9に
平面図をも示すように、それぞれ3分割された受光領域
を有する2つの受光部10a,10bをもって構成され
、偏光ビームスプリッタ9をそのまま透過した光を受光
部10aで、偏光ビームスプリッタ9の内部で反射した
後透過した光を受光部10bでそれぞれ受光し、それら
受光部10a,10bの各受光領域の出力に基づいて情
報の再生信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエ
ラー信号を得るようにしている。
ッタ3は、半導体レーザ1からの直線状に偏光した出射
光を光磁気記録媒体に導くと共に、光磁気記録媒体から
の戻り光を光検出器10に導くため、P偏光透過率が例
えば約80%、P偏光反射率が約20%で、S偏光につ
いては光磁気記録媒体からの戻り光に含まれているカー
効果による光磁気信号成分を効率良く光検出器10に導
くために、その反射率がほぼ100%となるように構成
されている。また、ビームスプリッタ3で反射される戻
り光のP偏光とS偏光との間に位相差が生じると、戻り
光が楕円偏光化して再生信号のC/Nが低下するため、
ビームスプリッタ3での位相差を、該ビームスプリッタ
3単独で、あるいは立ち上げミラー5と合わせて、少な
くとも光磁気記録媒体からビームスプリッタ3を反射す
るまでの戻り光学系において位相差が生じないように構
成している。
として、例えば特開昭59−171056号公報には、
2種類の誘電体薄膜を交互に積層した誘電体多層膜を用
いたものが開示されている。図10は、かかる従来例に
開示されているビームスプリッタの一例の部分拡大図を
示すもので、このビームスプリッタ3においては第1,
第2プリズム3a,3b間の誘電体多層膜4を、使用す
る光の波長をλとするときその光学的厚みがλ/4とな
るように、TiO2 から始めて該TiO2 とSiO
2 とを交互に11層積層して構成している。
折率をそれぞれn1 およびn2 、第1,第2プリズ
ム3a,3bの屈折率をn0 、第1プリズム3aから
誘電体多層膜4への入射角をθ0 とすると、TiO2
の中の屈折角θ1 はスネルの法則により、 θ1 = sin−1{(n0 /n1 )・ sin
θ0 }となり、同様にSiO2 の中の屈折角θ2
は、θ2 = sin−1{(n0 /n2 )・ s
inθ0 }となる。また、TiO2 の厚さをd1
とすると、誘電体多層膜4の光学的厚みがλ/4である
から、n1 ・d1 ・ cosθ1 =λ/4が成り
立ち、同様にSiO2 の厚さをd2 とすると、n2
・d2 ・ cosθ2 =λ/4が成り立つ。した
がって、n0 =1.82、n1 =2.27、n2
=1.46、θ0 =45°、λ=830nmとすると
、θ1 =34.5°、θ2 =61.8°となり、T
iO2 およびSiO2 の膜厚は、それぞれd1 =
111nm、d2 =301nmとなり、かかる膜厚の
TiO2 およびSiO2 を、TiO2 から始めて
該TiO2 とSiO2 とを交互に11層積層するこ
とにより、P偏光反射率が22%、S偏光反射率が10
0%で、反射光のP偏光とS偏光との位相差が0°とす
ることかできる。
に示したビームスプリッタを用いて図8に示した光磁気
記録媒体用の光学ヘッドを構成すると、ビームスプリッ
タがコリメータレンズの後方に配置されるため、光学ヘ
ッドを小型にできないという問題がある。この問題を解
決する方法としては、コンパクトディスクプレーヤ用光
学ヘッドにおいて一般的に採用されているように、ビー
ムスプリッタを半導体レーザとコリメータレンズとの間
に配置することが考えられる。このようにすれば、半導
体レーザとコリメータレンズとの間の光束径が小さいの
でビームスプリッタを小さくでき、かつ半導体レーザと
コリメータレンズとの間の空間を有効に利用できるので
、光学ヘッドを小型にできる。
を半導体レーザとコリメータレンズとの間の発散光束中
に配置すると、該ビームスプリッタに入射する光線の入
射角が一定でないために、P偏光、S偏光の反射率特性
および位相差特性が入射角に依存して変化し、これがた
め所定の条件を満足することができなくなって、C/N
の良好な再生信号を得ることができないという問題があ
る。例えば、コリメータレンズの開口数を0.15とす
ると、該コリメータレンズは半導体レーザからの発散光
を8.6°の広がり角まで取り込むことになり、この角
度範囲の光線はビームスプリッタの誘電体多層膜に、4
5°− sin−1{(1/n0 )・ sin8.6
°}≦θ0 ≦ 45°+ sin−1{(1/n0 )・ sin8.
6°}の角度範囲で入射することになる。したがって、
40.3°≦θ0 ≦49.7°の角度範囲で反射率、
透過率および位相差が一定である必要があるが、図10
に示したビームスプリッタにおいては、図11に入射角
度に対するP偏光反射率およびS偏光反射率の特性図を
、図12に入射角度に対する反射光のP偏光とS偏光と
の位相差の特性図をそれぞれ示すように、入射角度がθ
0 =45°のときは上述したようにP偏光反射率およ
びS偏光反射率がそれぞれ22%および100%で、位
相差が0°となるが、入射角度がθ0 =45°からず
れると、P偏光反射率および位相差が大きく変化する。
光反射率がほぼ0%となってしまう。これは、TiO2
とSiO2 との境界面においてブリュースタ角の条
件を満たしているためである。すなわち、θ0 =42
.4°のときは、θ1 =32.7°、θ2 =57.
2°となって、θ1 +θ2 ≒90°となり、ブリュ
ースタ角の条件を満たしてしまう。したがって、この角
度で入射する光線に対しては、TiO2 およびSiO
2 をどのような膜厚で、何層積層したとしてもP偏光
反射率を高めることは不可能となる。また、TiO2
およびSiO2 以外の誘電体薄膜を用いても、40.
3°≦θ0 ≦49.7°の広い角度範囲でブリュース
タ角を避けることはできない。また、金属薄膜を用いる
方法もあるが、この場合には光の吸収によって効率が悪
くなる。
目してなされたもので、広い入射角度範囲で所望のP偏
光反射率、S偏光反射率および位相差を安定して得られ
るよう適切に構成した光学ヘッド用ビームスプリッタを
提供することを目的とする。
、この発明では、第1の透明基板および第2の透明基板
を誘電体多層膜を介して接合してなるビームスプリッタ
において、前記誘電体多層膜を屈折率の異なる3種類の
誘電体薄膜の周期層を含んで構成する。
種類の誘電体薄膜の周期層を含んで構成すれば、3種類
の誘電体の内部での屈折角をそれぞれθ1 、θ2 、
θ3 とするとき、例えば第1の誘電体と第2の誘電体
との境界面でブリュースタ角の条件θ1 +θ2 =9
0°を満たしたとしても、第1と第3または第2と第3
の誘電体の境界面ではθ1 +θ3 ≠90°、θ2
+θ3 ≠90°となり、ブリュースタ角にならない。 したがって、広い入射角度範囲で所望のP偏光反射率、
S偏光反射率および位相差を安定して得ることが可能と
なる。
る。このビームスプリッタ21は、第1のプリズム22
および第2のプリズム23を誘電体多層膜24を介して
接合して成る。誘電体多層膜24は、図2に拡大図を示
すように、第1のプリズム22の表面上の誘電体薄膜を
第1層として、全部で20層の誘電体薄膜を積層して構
成する。この実施例では、第6層から第20層までを3
種類の誘電体薄膜からなる周期的誘電体多層膜、具体的
には第6層,第9層,第12層,第15層および第18
層を膜厚70nmのSiO2 、第7層,第10層,第
13層,第16層および第19層を膜厚115nmのZ
rO2 、第8層,第11層,第14層,第17層およ
び第20層を膜厚99nmのTiO2 をもって構成し
、第1層から第5層までを2種類の誘電体薄膜からなる
周期的誘電体多層膜、具体的には第1層,第3層および
第5層を膜厚134nmのTiO2 、第2層および第
4層を膜厚68nmのZrO2をもって構成する。
ム22,23の屈折率を1.82、TiO2 の屈折率
を2.27、ZrO2 の屈折率を1.99、SiO2
の屈折率を1.46とすると、波長λ=830nmの
光に対してのP偏光反射率およびS偏光反射率特性は図
3に示すようになり、またP偏光反射光とS偏光反射光
との位相差特性は図4に示すようになる。図3および図
4から明らかなように、この実施例によれば入射角度が
40°から50°の範囲で、P偏光反射率がほぼ20%
と一定で、S偏光反射率が95%前後の高い反射率とす
ることができ、また位相差もほぼ150°と一定にする
ことができる。したがって、この実施例によれば、誘電
体多層膜24に入射する非平行の入射光線25a,25
b,25cを、入射角度40°〜50°の範囲でほぼ一
定の反射率および位相差をもって、透過光26a,26
b,26cと反射光27a,27b,27cとに分離す
ることができる。
示すビームスプリッタ21において、誘電体多層膜24
を第1のプリズム22の表面上の誘電体薄膜を第1層と
して、第1層から第21層までを3種類の誘電体薄膜か
らなる周期的誘電体多層膜とし、第22層および第23
層を異なる誘電体薄膜として、全部で23層の誘電体薄
膜を積層して構成する。すなわち、第1層,第4層,第
7層,第10層,第13層,第16層および第19層を
膜厚94nmのTiO2 、第2層,第5層,第8層,
第11層,第14層,第17層および第20層を膜厚8
2nmのSiO2 、第3層,第6層,第9層,第12
層,第15層,第18層および第21層を膜厚114n
mのZrO2 をもって構成し、第22層を膜厚129
nmのSiO2 、第23層を膜厚250nmのZrO
2 をもって構成する。
ム22,23の屈折率を1.82、TiO2 の屈折率
を2.27、ZrO2 の屈折率を1.99、SiO2
の屈折率を1.46とすると、波長λ=830nmの
光に対してのP偏光反射率およびS偏光反射率特性は図
5に示すようになり、またP偏光反射光とS偏光反射光
との位相差特性は図6に示すようになる。図5および図
6から明らかなように、この実施例によれば入射角度が
40°から50°の範囲で、P偏光反射率がほぼ20%
と一定で、S偏光反射率が99%前後の高い反射率とす
ることができ、また位相差もほぼ122°と一定にする
ことができる。したがって、この実施例においても第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
用いる光学ヘッドの一例の構成を示すものである。この
光学ヘッドにおいては、半導体レーザ31からの直線状
に偏光した発散光を、第1または第2実施例のビームス
プリッタ21の誘電体多層膜24にP偏光として入射さ
せ、その透過光をコリメータレンズ32で平行光とした
後、立ち上げミラー33を経て対物レンズ34により図
示しない光磁気記録媒体の記録面に光スポットとして集
光させるようにする。また、光磁気記録媒体からの戻り
光は、対物レンズ34、立ち上げミラー33およびコリ
メータレンズ32を経てビームスプリッタ21の誘電体
多層膜24に入射させ、ここで光磁気信号成分であるS
偏光成分の殆どを反射され、P偏光成分はその一部を反
射させる。このビームスプリッタ21で反射された戻り
光は、凹レンズ35により収束位置を延長し、1/2波
長板36でその偏光方向を45°回転させた後、偏光ビ
ームスプリッタ37に入射させ、ここで互いに直交する
偏光成分を分離して、それぞれ3分割された受光領域を
有する2つの受光部38a,38bを有する光検出器3
8で受光し、その出力に基づいて情報の再生信号、フォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を得るよう
にする。なお、ビームスプリッタ21で反射される戻り
光は、立ち上げミラー33と合わせてP偏光とS偏光と
の間に位相差が生じないように構成する。
ッタ21を半導体レーザ31とコリメータレンズ32と
の間の光束径が小さい光路中に配置しているので、該ビ
ームスプリッタ21を小さくでき、かつ半導体レーザ3
1とコリメータレンズ32との間の空間を有効に利用で
きるので、光学ヘッドを小型にできる。また、ビームス
プリッタ21は、光線の入射角度範囲内で、所望のP偏
光反射率、S偏光反射率およびP偏光とS偏光との位相
差を安定して得ることができるので、C/Nの良好な再
生信号を得ることができる。
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、上述した実施例では、3種類の誘電体薄
膜からなる周期的誘電体多層膜の膜数を3の整数倍とし
たが、2、4あるいはその他の任意の数の整数倍とする
こともできる。また、この発明のビームスプリッタは、
上述した光磁気記録媒体に対する光学ヘッドに限らず、
追記型等の他の光記録媒体に対する光学ヘッドにも有効
に適用することができる。
の透明基板と第2の透明基板との間の誘電体多層膜を、
屈折率の異なる3種類の誘電体薄膜の周期層を含んで構
成したので、広い入射角度範囲で所望のP偏光反射率、
S偏光反射率および位相差を安定して得ることができる
。
反射率の入射角依存特性を示す図である。
の入射角依存特性を示す図である。
よびS偏光反射率の入射角依存特性を示す図である。
の入射角依存特性を示す図である。
ヘッドの一例の構成を示す図である。
構成を示す図である。
。
体多層膜の拡大断面図である。
反射率およびS偏光反射率の入射角依存特性を示す図で
ある。
とS偏光との位相差の入射角依存特性を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の透明基板および第2の透明基板
を誘電体多層膜を介して接合してなるビームスプリッタ
において、前記誘電体多層膜を屈折率の異なる3種類の
誘電体薄膜の周期層を含んで構成したことを特徴とする
光学ヘッド用ビームスプリッタ。
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JP12188391A JP3212105B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 光学ヘッド |
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---|---|---|---|
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JP12188391A Expired - Fee Related JP3212105B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 光学ヘッド |
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Cited By (3)
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FR2754097A1 (fr) * | 1996-09-30 | 1998-04-03 | Daewoo Electronics Co Ltd | Dispositif a capteur optique |
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-
1991
- 1991-04-25 JP JP12188391A patent/JP3212105B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2725606B2 (ja) * | 1994-08-25 | 1998-03-11 | 日本電気株式会社 | 液晶プロジェクター装置 |
FR2754097A1 (fr) * | 1996-09-30 | 1998-04-03 | Daewoo Electronics Co Ltd | Dispositif a capteur optique |
US5939710A (en) * | 1996-09-30 | 1999-08-17 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Optical pickup system incorporating therein a beam splitter having a phase layer |
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