JPS62127701A - 反射防止膜 - Google Patents

反射防止膜

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JPS62127701A
JPS62127701A JP60267207A JP26720785A JPS62127701A JP S62127701 A JPS62127701 A JP S62127701A JP 60267207 A JP60267207 A JP 60267207A JP 26720785 A JP26720785 A JP 26720785A JP S62127701 A JPS62127701 A JP S62127701A
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JP
Japan
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refractive index
layer
index material
range
antireflection film
Prior art date
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Pending
Application number
JP60267207A
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English (en)
Inventor
Hiroki Wakabayashi
若林 浩樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、屈折率が1.45乃至1.60の基板上に
設けられる反射防止膜に関し、特に光の入射角が50度
乃至70度の範囲にある場合に有効な反射防止膜に係る
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来より、カメラレンズ、メガネ及び各種光学部品等に
おける表面反射を低減するために、反射防止膜を施すこ
とは広く行なわれてきた。その際の反射防止膜のもが成
としては低屈折率物質の薄膜を反射を防止したい波長λ
の約174の光学的膜J11に形成する(1層層反射防
止膜、高低2種類の屈折率をもつ物質をそれぞれ光学的
膜厚が1/4λどなるように順次基板上に積層した2層
反射防止膜、更に、中高低の3種類の屈折率をもつ物質
をそれぞれ光学的膜厚が1/4λ、1/2λ、〕/4λ
となるように順次基板上に積層した3層反射防止膜など
が広く知られている。
これらの反射防止膜のうち、可視光全域にわたるような
広い波長領域において反射防止膜を行なうためには3層
あるいはそれ以上の層数をもつ反射防止膜が必要である
。しかし、たとえばレーザー光などのような単一波長に
対しては2層あるいは3層膜で十分な反射防止効果が得
られる。
しかしながら、これらの反射防止膜は、基板に立てた垂
線に対し0度あるいは、それに近い角度で入射した光の
みに効果があり、入射角度が大きくなるにつれ、基板表
面による反射率が大きくなってくる。たとえば基板の屈
折率が1.5前後の場′7′群 成分とP偏光成分の届 率が大きく異なるため、すべて
の偏光に対して反射率が小さくなるようにするには、現
在一般に使用されている反射防止膜では不十分である。
従って入射角が大きな用途で用いられる光学部品、例え
ばコンパクトディスプレーヤの読取り部に用いられる光
ピツクアップヘッドのビームスプリッタ、に適する反射
防止膜の″開発が望まれている。
〔発明の目的〕
本発明は、特に基板に対し50度以上70度以下の入射
角で光が入射する場合に有効でS偏光成分とP偏光成分
の反射率の差が小さく、しかも層数が少なく、膜構成が
単純な多層反射防止膜を提供するものである。
〔発明の概要〕
この発明は、屈折率が1.45〜1.60の範囲にある
基板の表面に設けられる3層構造の反射防止膜であって
、特に基板側から数えて第1の層が屈折率1.35〜1
.40の低屈折率物質、第2の層が屈折率1.55〜1
.70の高屈折率物質、また第3の層が屈折率1.35
〜1.40の低屈折率物質からなるものであり。
各層をこれら所定の屈折率に選定することにより、基板
に対して50度〜70度の入射角で光が入射した場合に
有効に反射防止効果が得られるものである。
第1図は本発明の反射防止膜の構成を示す断面図である
。屈折率が1.45乃至1.60の範囲にある基板■上
に、屈折率が1.35乃至1.40の範囲にある低屈折
率物質からなる第1の層Ω)、屈折率が1.55乃至1
.70の範囲にある高屈折率物質からなる第2の層0及
び屈折率が1.35乃至1.40の範囲にある低屈折率
物質からなる第3の層(8)が順次形成されて、3層構
造の反射防止膜(1(1)が構成される。設計波長をλ
。とすると、第1の層(イ)の光学的膜厚はo、lλ。
乃至0.40λ。、第2の層0の光学的膜厚は0.1λ
。乃至0.45λ。、また第3の層(8)の光学的膜厚
は0.15λ0乃至0.45λ0の範囲に選ばれる。第
1の層。
第3の層を構成する低屈折率物質としては、MgFz 
eLiF 、及びAQF、などが使用される。また第2
の層を構成する高屈折率物質としてはAl2O,、Ce
F、 1及びAl2O3とZrO□との混合物が使用さ
れる。
〔発明の実施例〕
本実施例では、基板■として屈折率1.51の光学ガラ
スを用い、 第1の層■としてMgF2を180no+
の厚さに、第2の層0としてi20.を155nmの厚
さに、更に第3の層(8)としてMgF、を1g0r+
+++の厚さにそれぞれ蒸着した。この場合の設計波長
λ。は10αOnmであり、第1の層@)、第2の層(
0及び第3の層(8)の光学膜厚は、それぞれ0.25
λ。どなる。なお、MgF2ノ屈折率は1.38、i2
0.の屈折率は1.63テある。
第2図に、この反射防止膜の入射角を60度としたとき
の分光反射特性を示す。また第3図に入射角度特性を示
す。両図において、一点鎖線(12)はS偏光成分、破
線(14)はP偏光成分、また実線(1G)はS偏光成
分とP偏光成分との平均値の反射率をそれぞれ示す。第
2図から明らかなように780 nmの光に対して反射
率が最低となる。
第6図及び第7図は、比較例の反射防止膜における、入
射角60度の場合の分光反射特性及び入射角度特性を示
す。この比較例は屈折率1.51の基板上に、順次i、
0. 、 ZrO2,MgF2を光学1模厚がそれぞれ
0.25λ、、0.50λ、、0.25λ。どなるよう
に形成したものである。なお、 ZrO,の屈折率は2
.lOである。両図において、一点鎖線(18)はS偏
光成分。
破a (2(1)はP偏光成分、また実線(22)はS
偏光成分とP偏光成分との平均値の反射率をそれぞれ示
す。
さて、本実施例と比較例とを比へると、比較例では、入
射角60度の780 nmの光に対する反射率は2.5
%近くあり、 また特にP偏光成分の反射率は5%以上
にもなる。これに対し本発明の実施例では、反射率を1
%近くまで下げることができ、またS偏光成分とP偏光
成分の反射率の差も小さくできる。
また入射角度特性を比べても、本発明のものでは入射角
が50度を越えると反射率が小さくなっており、入射角
が70度近くになったときには、比較例に比へ約3%反
射率が低くなっている。
次に本発明の反射防止膜の応用例を説明する。
第4図は本発明の反射防止膜をビームスプリッタに用い
た光ピツクアップヘットの構成図を示す。
即ち、半導体レーザ(3(1)からの出射光(32)は
、ビームスプリッタ(34)へ入射し、ビームスプリン
タで反射された光(35)はコリメータレンズ(36)
により平行光になり、更に対物レンズ(38)により情
報記録媒体(4(1)に焦点を結ぶ。情報記録媒体(4
(1)で反射され情報信号を含んだ反射光(42)は、
光路を逆行し、ビームスプリッタ(34)を通過して信
号検出系(44)へと導びかれ、電気信号に変換される
このようにして、光ピツクアップヘットでは情報記録媒
体(4(1)に記録された情報を読み取る。
さて、 ビームスプリンタ(34)の面(34□)には
本発明による反射防止膜が形成されており、面(34,
)による反射光(46)を極めて少なくすることができ
、信号検出に与える悪影響をなくすことが可能となる。
なお、第5図に示すように、半導体レーザ(3o)から
の出射光(32)をビームスプリッタ(34)を透過さ
せて情報記録媒体(4(1)に導びき、反射信号光のう
ちビームスプリッタ(34)で反射された光を検出系(
44)へ導びく光学系においても、ビームスプリンタ(
34)の面(34,)に本発明の反射防止膜を使用する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、基板の屈折率及
び第1.第2及び第3の層の屈折率をそれぞれ所定の値
に規定したので、光の入射角が大きい場合、特に50度
乃至70度の範囲で効果的な反射防止膜が得られる。ま
た本発明によれば、S偏光成分とP偏光成分の反射率の
差が小さい反射防止膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の反射防止膜の断面図、第2図及び第3
図は本発明の一実施例における反射防止膜の分光反射率
特性及び入射角度特性を示す図、第4図及び第5図は本
発明の反射防止膜を適用した光ピツクアップヘッドの光
学系を示す図、第6図及び第7図は比較例の反射防止膜
の分光反射率特性及び入射角度特性を示す図である。 ■・・・基板、 a)・・・低屈折率物質からなる第1の層。 0・・・高屈折率物質からなる第2の層、(8)・・・
低屈折率物質からなる第3の層、(1(1)・・・反射
防止膜。 代理人 弁理士  則 近 憲 佑 同        大  胡  典  夫第  4  
区 第5図 yt  表 (ml 第6図 第  7  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)屈折率が1.45乃至1.60の範囲にある基板
    の表面に設けられた反射防止膜において、前記反射防止
    膜は前記基板側より第1の層、第2の層及び第3の層か
    らなる3層構造からなり、前記第1の層は屈折率が1.
    35乃至1.40の範囲にある物質、前記第2の層は屈
    折率が1.55乃至1.70の範囲にある物質、また前
    記第3の層は屈折率が1.35乃至1.40の範囲にあ
    る物質より形成されていることを特徴とする反射防止膜
    。 (2)前記第1の層、第2の層及び第3の層の光学的膜
    厚をそれぞれn_1d_1、n_2d_2及びn_3d
    _3また設計波長をλ_0としたとき、 0.10λ_0≦n_1d_1≦0.40λ_00.1
    0λ_0≦n_2d_2≦0.45λ_00.15λ_
    0≦n_3d_3≦0.45λ_0を満足することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の反射防止膜。 (3)前記第1の層及び第3の層が、MgF_2、Li
    F、及びAlF_3のいずれかの物質からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の反射防止膜。 (4)前記第2の層が、Al_2O_3、CeF_3、
    及びAl_2O_3とZrO_2との混合物のいずれか
    の物質からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の反射防止膜。
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