JPS611424A - 板ばねの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は一板ばねの製造方法及び装置に係り１特に使用
応力をばね板の各部で均一化し１軽量化を図った最近の
鋼板製板ばねにおける各ばね板当９点（次す−フ当り点
）の圧縮残留応力を増大させることができ−しかもばね
板の初期応力の精度を高めることができるようにして良
好なストレスピーニング処理を行う板はねの製造方法及
び装置に関する。

従来技術 従来、第４図に示すような鋼板製の重ね板ばね１の各ば
ね板２Ａ〜２Ｄはへ第３図に示すようにショットピーニ
ング処理を施しており〜この除名ばね板２を自由状態か
ら上に凸に湾曲させて初期応力を与えた状態でショット
ピーニング処理を行う方法（本明細書ではこの方法をス
トレスピーニングという。）を採っていた。即ち％使用
状態において引張応力が生ずる引張面２を側を自由状態
よシも引き伸した状態でショットを衝突させ、これを自
由状態に戻すことによって該引張面２ｔに圧縮残留応力
を生じさせ為使用状態において生ずる引張応力と相殺さ
せ一実際の応力値を減少させて重ね板ばね１の耐久性を
向上させようとするものである。

しかし１従来のストレスピーニングにおいては、各ばね
板２を例えば長さ１７０ｍｍ程度の剛性型に載置して紋
型を基準にして該ばね板を上に凸に湾曲させて初期応力
を与えていたためＮ該型の端部付近１即ちＵボルト際４
の初期応力は十分大きく設定されてもばね板の端部に行
くに従い初期応力は当然小さくなり一初期応力がばね板
２の各部で不均一な状態でストレスピーニングが行われ
〜圧縮残留応力は初期応力に比例するので一ストレスピ
ーニング処理の終了したばね板２は１Ｕボルト３際４の
圧縮残留応力を最大とじ一端部に行くに従い漸減するよ
うな不均一な圧縮残留応力のばね板２となるのを避ける
ことができなかった。

一方１最近の鋼板製の重ね板はね１においては１軽量化
の要請から−Ｕボルト際４から先端部までの使用応力を
均一化し九端部〜特に隣接ばね板当シ点６捷では大きな
応力が発生するようになっている。しかし上記の理由か
ら圧縮残留応力はりボルト際４では十分に太きいが先端
部に行くに従い漸減するように処理されていたため１各
ばね板２の隣接ばね板当り点６において折損が生じ易く
−ばね板２の耐久性が各部において不均一であるという
不具合があった。

目　　的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たものであって曳その目的とするところは九ばね板の左
右の隣接ばね板当り点付近を夫々２本のピンで挟持して
該ばね板を湾曲させ一各部に均一な初期応力を与えてス
トレスピーニング処理を施すことによって曳Ｕポルト際
と隣接ばね板当り点間の圧縮残留応力を均一化すること
でアシ、１だこれによってばね板各部の耐久性を均一化
し１隣接はね板当り点における折損を防止することであ
る。また他の目的は、ばね板を湾曲させる２本のピン間
の長さの少なくとも数倍の長さの柄部を有するばね板曲
げ治具を用いることによって−ばね板に与える初期応力
の精度を向上させ、各ばね板に与えられる圧縮残留応力
を均一化し１ばね板の耐久性のバラツキを減少させるこ
とである。

概要 要するに本発明方法は〜重ね板ばねを構成する各ばね板
のＵボルト際と該各ばね板先端部の隣接はね板当υ点間
の圧縮残留応力を同等にするため１該ばね板の左右の該
隣接ばね板当り点付近を夫々２本のピンで挟持して該ば
ね板を湾曲させ・各部に均一な初期応力を与えてストレ
スピーニング処理を施すことを特徴とするものである。

また本発明装置は、ばね板固定板と１該ばね板固定板上
に左右対称に回動自在に枢着さればね板の隣接ばね板当
り点付近を挟持して湾曲させるようにした２本のピンが
植設されかつ該ピン間の長さの少なくとも数倍の長さの
柄部を有するばね板曲げ治具とへ該ばね板曲げ治具の該
柄部の先端を該ばね板湾曲状態で前記ばね板固定板に固
定するストッパとを備えだことを特徴とするものである
。

構成 以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第１
図において一本発明に係る板ばねの製造装置１１は、ば
ね板固定板１２と１ばね板曲げ治具１３と、ストッパ１
４とを備えている。

ばね板固定板１２は長方形状の鋼板で形成され１上部に
は逆台形形の・凹部１２ａが形成され〜左右端にはスト
ッパ差込み穴１２ｂが設けられている。ばね板曲げ治具
１３は、ばね板固定板１２上に左右対称に回動自在に枢
着されており−ばね板】５の隣接ばね板当り点１５ａ付
近を挟持して湾曲させるようにした２本のピン１８．１
９が植設され、かつ該ピン間の長さβの少なくとも数倍
の長さＬの柄部１３ａを有するものである。ストッパ１
４は翫ばね板曲げ治具１３の柄部１３ａの先端をばね板
湾曲状態でばね板固定板１２に固定するようになってい
る。なおばね板曲げ治具１３はピノ１９がばね板固定板
１２に植設されていてへ該ピン１９が回転中心となって
いる。

作用 本発明は一上記のように構成されており一以下その作用
について説明する。第４図に示すような重ね板ばね１を
構成するばね板１５のＵボルト際１５ｂとばね板先端部
の隣接ばね板当り点１５ａ間の圧縮残留応力を同等にす
るため、第１図に示すように該ばね板１５の左右の隣接
ばね板当り点１５ａ付近を夫々２本のピン１．８　、１
９で挟持してばね板１５を第２図に示すように上に凸に
湾曲させ、各部に均一な初期応力を与えてストレスピー
ニング処理を施すものである。

この場合、２本のピン１８　、１９間の長ζｌに対して
柄部１３ａの長さＬが少なくとも数倍−例えば３〜５倍
に設定されているだめ一ピン１８　、１９の動きが柄部
１３ａで拡大されるので１ばね板曲は治具１３の回動量
を長さＬの点にあるストッパ１４で押さえることにょシ
ーばね板１５の撓み量の精度が良好となシー初期応力の
値のばね板１５ごとのバラツキが小さくなり１作業もし
易いものとなる。ストッパ１４はばね板１５が一定以上
曲げられたところでばね板固定板】２のストッパ差込み
穴１２ｂに差し込１れ、ばね板］５の復元力により第２
図の取付状態が維持され一上方からストレスピーニング
加工が施される。これによってばね板１５の上面１５ｃ
各部には均一な圧縮残留応力が４えられる。

効果 本発明はＮ上記のように構成され１作用するものである
から、ばね板の左右の隣接ばね板当り点付近を夫々２本
のピンで挟持して該ばね板を湾曲させ１各部に均一な初
期応力を与えてストレスピーニング処理を施すようにし
たので、Ｕボルト際と隣接ばね板当り点間の圧縮残留応
力を均一化することができる効果があり−この結果ばね
板各部の耐久性を均一化し、隣接ばね板当り点における
折損を防止し得る効果が得られる。またばね板を湾曲さ
せる２本のピン間の長さの少なくとも数倍の長さの柄部
を有するばね板曲げ治具を用いたので−ばね板に与える
初期応力の精度を向上させ御名ばね板に与えられる圧縮
残留応力を均一化し−ばね板の耐久性のバラツキを減少
させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の実施例に係シ１第１図はば
ね板をばね板曲げ治具の左右夫々の２本のピン間傾差し
込んだ状態を示す板ばねの製造装置の正面図、第２図は
板ばねの取付完了状態を示す第１図と同様の正面図１第
３図はショットピーニング処理の概略説明図−第４図は
重ね板ばねの側面図である。 Ｊは重ね板ばね〜２，２Ａ、２Ｂ、２Ｇ、２Ｄは各ばね
板Ｓ１１は板ばねの製造装置為１２はばね板固定板−１
３はばね板曲げ治具−１３ａは柄部−１４はストッパ、
Ｉ５はばね板５１５ａは隣接ばね板当り点５１５ｂはＵ
ボルト際−１８、１９はピン〜ノ、Ｌは長さである。 特許出願人　株式会社堀切バネ製作所 代理人　弁理士　内　１）和　男 ｌＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　重ね板ばねを構成する各ばね板のＵボルト際と該各
   ばね板先端部の隣接ばね板当り点間の圧縮残留応力を同
   等にするため、該ばね板の左右の該隣接ばね板当り点付
   近を夫々２本のピンで挟持して該ばね板を湾曲させ、各
   部に均一な初期応力を与えてストレスピーニング処理を
   施すことを特徴とする板ばねの製造方法。 ２　ばね板固定板と、該ばね板固定板上に左右対称に回
   動自在に枢着さればね板の隣接ばね板当り点付近を挟持
   して湾曲させるようにした２本のピンが植設されかつ該
   ピン間の長さの少なくとも数倍の長さの柄部を有するば
   ね板曲げ治具と、該ばね板曲げ治具の該柄部の先端を該
   ばね板湾曲状態で前記ばね板固定板に固定するストッパ
   とを備えたことを特徴とする板ばねの製造装置。