JP2004512534A - 耐擦過性ばね構造 - Google Patents

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Abstract

原子炉燃料集合体のグリッドに用いるストラップ用の新型ばね構造は、それぞれ保持プレートの自由部分に連結する一対の結合部を有する。結合部はそれぞれ、ストラップ本体のスロットの終点からある特定の等しい距離だけ離隔している。ばねはさらに、自由部分とばね結合部との接続部より広いばね接触プレートを具備するため、燃料棒に接触してそれを保持するばね接触プレートの表面積が増加し、それらの接触応力が減少する。ばね接触プレートはさらに、外方に突出して膨出するばね接触部材を有し、燃料棒及び/またはストラップにかかる摩擦応力を減少させる。

Description

【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】
本発明は、一般的に、原子炉の燃料集合体に係り、詳細には、原子炉燃料集合体のグリッド用ばね構造に係る。さらに詳細には、グリッドストラップの保持プレートの改良型ばね及びディンプル構造に係る。
【0003】
【関連技術の説明】
大抵の加圧水型原子炉の炉心は、多数の細長い燃料集合体より成る。これら従来設計の燃料集合体では、複数の燃料棒が、燃料集合体の長さ方向に沿って軸方向に離隔し、燃料集合体の複数の細長いシンブル管に固着された複数のグリッドにより、整然としたアレイ状に保持されている。シンブル管は通常、制御棒または計測手段を受容する。燃料集合体の両端部にある上部及び下部ノズルは、燃料棒の端部のわずかに上方及び下方へ延びるこれらの案内シンブル管に固定されている。
【0004】
当該技術において周知のように、グリッドは、炉心内における燃料棒の間隔を維持し、燃料棒の振動を防止し、燃料棒に横方向支持を与え、またある程度、燃料棒が縦方向に移動しないように摩擦保持する。従来設計のグリッドの1つのタイプは、複数のストラップを互いに差し込むことにより、それぞれが別個に燃料棒及びシンブル管を受容する、多数の、ほぼダイアモンド形のセルより成る鶏卵容器状の構成である。これら互いに差し込まれるストラップの構成は、各セルが、ストラップから外方に突出する、複数の比較的可撓性のばね及び複数の比較的剛性のディンプルを有するものである。各セルのばね及びディンプルは、セルを貫通する燃料棒と摩擦係合または接触する。さらに、外側のストラップが同士が固着されて内側のストラップを取囲むため、グリッドに強度及び剛性が付与される。
【0005】
従来技術のストラップの1つを、図1の参照番号A1及び図2のA2で総括的に示す。ストラップA1、A2は同一のストラップを反転したものであり、それらは同一の構成要素を備えている。ストラップA1及びA2の特定部分には相違点はないが、ストラップA1はスロットが上向きであり、A2はスロットが下向きである。
【0006】
ストラップA1、A2はそれぞれ、原子炉環境に適合するシート状金属の条片から形成される細長いストラップ本体Cを有する。ストラップ本体Cには、本体Cの中間部まで互いに平行に延びる複数のスロットEが形成されている。各ストラップ本体Cは、隣接するスロットEの間においてストラップ本体Cにより画定される複数の保持プレートGを有する。各保持プレートGには自由部分Iと、接続部分Kとがあり、自由部分IはスロットEの両側で終端し、接続部分Kはストラップ本体C内においてスロットEに整列する仮想側部で終端する。
【0007】
各保持プレートGにおけるばねM及びディンプルOの形成は、適当な孔をストラップ本体Cに打抜き及び切断加工により形成するか、または他の公知の方法で行う。各ばねMは、第1のばね結合部Q、第2のばね結合部S及びばね接触プレートUより成る。ばねMは、ストラップ本体Cを貫通する、スロットEに実質的に垂直な縦方向軸に関して約45度の角度を有する。
【0008】
第1のばね結合部Qは、接続部分Kとばね接触プレートUとの間を延びる。第2のばね結合部Sは、ばね接触プレートUと自由部分Iとの間を延びる。保持プレートGはそれぞれ、ばねM、特にばね接触プレートUが図1及び2の紙面から手前の方向に、ストラップ本体Cから外方に突出するように構成されている。同様に、ディンプルOはそれぞれ、図1及び2の紙面に入る方向に、ストラップ本体Cから外方に延びるように構成されている。かくして、ばねMは、ディンプルOとは反対方向でストラップ本体Cから外方に突出する。
【0009】
ストラップA1とA2とを、ストラップA1のスロットEとストラップA2のスロットEとが係合するように互いに差し込むと、一対のばねM及び二対のディンプルOが各セル内に突出する。第1及び第2のばね結合部Q及びSより成るばねMはディンプルOよりも一般的に長いため、ばねMのばね定数はディンプルOよりも小さい。かくして、ばねMは、比較的剛性のディンプルOに比べると高い可撓性を有する。
【0010】
燃料棒をセルに挿入して、セル内に突出するばねM及びディンプルOが燃料棒を圧縮する状態にすると、ばねM、そしてある程度はディンプルOは、燃料棒から離れる方向に撓むため、残留保持力が燃料棒に付与されて燃料棒が所与の位置に保持される。しかしながら、第1のばね結合部Qはストラップ本体Cの仮想線で終端する接続部分Kと連結しているが、第2のばね結合部SはスロットEで終端する自由部分Iと連結しているため、第1のばね結合部Qは大きいばね定数を有し、第2のばね結合部Sに比べると小さい可撓性を有する。このような可撓性の違いにより、燃料棒に回転力が付与される傾向がある。かかる回転力は、燃料棒にトルクを加え、燃料棒を摩耗または擦過して燃料棒に孔を開ける効果がある。このように燃料棒が摩耗すると原子炉の一次冷却ループに放射性物質が流入する可能性があるため、回避するのが好ましい。
【0011】
燃料棒の摩耗を減少させるには、ストラップ本体の縦方向軸に平行な方向と垂直な方向の両方において撓み特性が均等な改良型ばね構造を提供するのが望ましい。ばね接触プレートと燃料棒との界面における表面応力を減少させる改良型ばね構造を提供するのが望ましい。さらに、ストラップA1、A2より成るグリッドに最初に燃料棒を挿入し、最後にこれから取外す際、燃料棒に生じる摩耗を最小限に抑えることが望ましい。
【0012】
【発明の概要】
原子炉燃料集合体のグリッド用ストラップの新型ばね構造は、一対の結合部がそれぞれ保持プレートの自由部分と連結する。結合部はそれぞれ、ストラップ本体内のスロットの終端部からある特定の等距離離隔している。ばねはさらに、自由部分とばね結合部の接続部より広いばね接触プレートを有するため、燃料棒と接触してこれを保持するばね接触プレートの表面積が増加し、かくして、それらの間の接触応力が減少する。ばね接触プレートはさらに、外方に突出する膨出ばね接触部材を備えているため、燃料棒をセルに挿入するか取外す時、また燃料棒及び/またはストラップの振動時に燃料棒にかかる摩擦応力が減少する。
【0013】
従って、本発明の1つの局面によると、以下に述べるような一般的な構成を有する、原子炉燃料集合体のグリッド用ストラップが提供される。このストラップは、縦方向軸を有し少なくとも第1の開いたスロット及び第2の開いたスロットが形成された細長いストラップ本体を有し、少なくとも第1の開いたスロットは第1のスロット軸に沿って延び、第2の開いたスロットは第2のスロット軸に沿って延び、第1及び第2のスロット軸は実質的に平行離隔関係にあって、縦方向軸に実質的に垂直であり、第1及び第2の開いたスロットはそれぞれストラップ本体の第1の端縁部から延びて、ストラップ本体の第1の端縁部から反対の第2の端縁部までの全長よりも少ない距離のところにある各々の終点で終端し、ストラップ本体は、自由部分と接続部分とを有する少なくとも第1の保持プレートを含み、自由部分は両側にある少なくとも第1及び第2の開いたスロットのところで終端し、接続部分は両側にあるストラップ本体の第1及び第2のスロット軸のところで終端し、少なくとも第1の保持プレートには、第1の閉じたばねスロット及び第2の閉じたばねスロットにより、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向へ外方へ突出するばねが形成されており、少なくとも第1の保持プレートには、第1の対の閉じたディプルスロットにより少なくとも第1のディンプルが形成されており、少なくとも第1のディンプルは、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向とは実質的に反対の第2の方向へ外方に突出し、ばねは、第1のばね結合部、第2のばね結合部及びばね接触プレートより成り、第1及び第2のばね結合部は、第1の端部にばね接触プレートとの第1の接続部を、また第2の端部に自由端部との第2の接続部を有し、第2の接続部は共に縦方向軸から同一距離にあり、第2の接続部は、縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接続長さを有し、ばね接触プレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接触長さを有し、ばね接触長さは何れかの第2の接続部のばね接続長さより大きい。
【0014】
本発明の別の局面によると、以下に述べるような一般的な構成の原子炉が提供される。この原子炉は、少なくとも第1の燃料集合体が少なくとも第1の燃料棒と、少なくとも第1のグリッドとを有し、少なくとも第1の燃料棒は少なくとも第1のグリッドに取付けられており、少なくとも第1のグリッドは複数のストラップより成り、ストラップのうち少なくとも1つは、縦方向軸を有し少なくとも第1の開いたスロット及び第2の開いたスロットが形成された細長いストラップ本体を有し、少なくとも第1の開いたスロットは第1のスロット軸に沿って延び、第2の開いたスロットは第2のスロット軸に沿って延び、第1及び第2のスロット軸は実質的に平行離隔関係にあって、縦方向軸に実質的に垂直であり、第1及び第2の開いたスロットはそれぞれストラップ本体の第1の端縁部から延びて、ストラップ本体の第1の端縁部から反対の第2の端縁部までの全長よりも少ない距離のところにある各々の終点で終端し、ストラップ本体は、自由部分と接続部分とを有する少なくとも第1の保持プレートを含み、自由部分は両側にある少なくとも第1及び第2の開いたスロットのところで終端し、接続部分は両側にあるストラップ本体の第1及び第2のスロット軸のところで終端し、少なくとも第1の保持プレートには、第1の閉じたばねスロット及び第2の閉じたばねスロットにより、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向へ外方へ突出するばねが形成されており、少なくとも第1の保持プレートには、第1の対の閉じたディプルスロットにより少なくとも第1のディンプルが形成されており、少なくとも第1のディンプルは、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向とは実質的に反対の第2の方向へ外方に突出し、ばねは、第1のばね結合部、第2のばね結合部及びばね接触プレートより成り、第1及び第2のばね結合部は、第1の端部にばね接触プレートとの第1の接続部を、また第2の端部に自由端部との第2の接続部を有し、第2の接続部は共に縦方向軸から同一距離にあり、第2の接続部は、縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接続長さを有し、ばね接触プレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接触長さを有し、ばね接触長さは何れかの第2の接続部のばね接続長さより大きい。
【0015】
【好ましい実施例の説明】
図4−8は、本発明によるストラップを参照番号4で示す。図4に示すストラップ4は、スロットが上向きである点を除き、スロットが下向きの図5に示すストラップ4と同一である。スロットが上向きのストラップ4とスロットが下向きのストラップ4とを複数個互いに差し込むことにより、原子炉8の燃料集合体に用いるグリッド6を形成する。グリッド6は各々が燃料棒12、シンブル管(図示せず)または他の装置を収容する複数のセル10(図8を参照)を有し、これらのセル10はほぼダイアモンド形である。図8は4つのセル10を有するグリッド6の一部を略示するが、原子炉8に使用する各グリッド6は、図8に示し図3のグリッド6のように構成されたものより実質的に多くのセル10を有することがわかるであろう。
【0016】
ストラップ4はそれぞれ、加圧水型原子炉の原子炉環境に特に適合するシート状金属または他の材料から製造した細長いストラップ本体14を有する。ストラップ本体14は、線16で示す仮想の縦方向軸を有する。ストラップ本体14には複数の開いたスロット20が形成されており、各スロットは縦方向軸16にほぼ垂直な仮想スロット軸24に沿って延びる。
【0017】
開いたスロット20はそれぞれ、ストラップ本体14の第1の端縁部28から第2の端縁部32の方へ延びるが、第1の端縁部と第2の端縁部32との間にある終点34で終端する。以下において詳述する理由により、終点34は、少なくとも通常は、第1の端縁部28より第2の端縁部32に近い方が好ましい。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、終点34を第1及び第2の端縁部28、32から等距離のところに設けてもよい。
【0018】
縦方向軸16は、第1及び第2の端縁部28、32に対してほぼ平行である。複数の外側溶接タブ36は、ストラップ本体14の平面内で第1の端縁部28から外方に突出し、複数の内側溶接タブ40は、ストラップ本体14の平面内で第2の端縁部32から外方に突出する。図4及び5に最もよく示されるように、外側溶接タブ36は開いたスロット20の両側にあり、内側溶接タブ40の中心はスロット軸24に沿う位置にある。以下に詳述するように、スロットが上向きの複数のストラップ4とスロットが下向きの複数のストラップ4とを互いに差し込むと、内側溶接タブ40は一対の外側溶接タブ30の間に介在するため、ストラップ4を所望の差し込み構成に固定し保持するためには、内側及び外側溶接タブ40、36の会合場所にただ1つの溶接を施せばよい。
【0019】
各ストラップ本体14は、隣接するスロット軸24の間に画定される複数の保持プレート44を含む。各保持プレート44は、ストラップ本体14内において、両側が隣接する開いたスロット20で終端する自由部分48と、両側が隣接するスロット軸24で終端する接続部分52とを有する。
【0020】
各保持プレート44には、ばね56、第1のディンプル60及び第2のディンプル64が形成されている。ばね56及び第1のディンプル60は自由部分48に、また第2のディンプル64は接続部分52に位置することがわかる。
【0021】
第1及び第2のディンプル60、64はそれぞれ、ストラップ本体14に一対の閉じたディンプルスロット68を切抜くことにより形成する。同様に、ばね56は、ストラップ本体14に第1の閉じたばねスロット72と第2の閉じたばねスロット76とを切抜くことにより形成する。第1の閉じたばねスロット72はほぼU字形であり、連結スロット88に接続された一対のコンプライアンススロット80、84を含む。連結スロット88は、コンプライアンススロット80、84の一方の端部と連結している。第2の閉じたばねスロット76は、第1の閉じたばねスロット72とは構成が異なり、連結スロット98により連結される一対のコンプライアンススロット92、94を含む。しかしながら、連結スロット98は、コンプライアンススロット92の一方の端部から延びて、コンプライアンススロット94のほぼ中間点と連結することがわかるであろう。
【0022】
ばね56は、第1の結合部102、第2の結合部106及びばね接触プレート108を有する。第1の結合部102は、ばね接触プレート108と自由部分48の第1の脚部110との間を延びる。第1の脚部110は縦方向軸16に対してほぼ横方向に延び、一方の側が開いたスロット20の1つと、またもう一方の側がコンプライアンススロット80、92と境界を接する。同様に、第2の接続部106はばね接触プレート108と自由部分48の第2の脚部112との間を延び、第2の脚部は縦方向軸16に対してほぼ横方向に延びて、開いたスロット20の1つ及びコンパートメントスロット84、94と境界を接する。
【0023】
第1及び第2の結合部102、106と第2の脚部110、112との接続部はそれぞれ、終点34に近接する点114で始まり、終点34から遠隔の点116で終端する。遠隔点116は終点34から近接点114よりさらに離れたところにあり、近接点114と遠隔点116の距離が、縦方向軸16にほぼ垂直な方向で測定されるばね接続長さ118である。
【0024】
近接点114はそれぞれ、終点34から同一距離だけ離れたところにあるのが好ましい。同様に、遠隔点116は終点34から同一距離だけ離れたところにある。第1及び第2の結合部102、106にコンプライアンスを与えるためには終点34と近接点114の距離をばね接続長さ118の少なくとも半分にするのが好ましいが、本発明の範囲から逸脱することなく、上述の距離は、特定の用途の特定のニーズに応じて半分より少ない場合がある。第1及び第2の結合部102、106と自由部分48の第1及び第2の脚部110、112との接続部は同一であるため、第1及び第2の結合部102、106は、原子炉8内での燃料棒12の使用時または振動若しくは他の運動発生時に撓む際、等しいばね定数を有する。この点について、第1及び第2の結合部102、106に用いる用語「ばね定数」は、ばね56が撓む時の第1及び第2の結合部102、106の全体的な撓み特性のことであり、従って第1及び第2の脚部110、112と共に原子炉8の他の適当な構成要素の撓み特性をさらに含んだものであることを理解されたい。第1及び第2の結合部102、106と第1及び第2の脚部110、112との接続部が同一でないばね56の他の構成も使用できるが、後述するように、縦方向及び横方向の両方で均一な撓み特性を得ると共に燃料棒12に回転力が付与されないようにするためには、第1及び第2の結合部102、106が同一のばね定数を有するように構成するのが好ましい。
【0025】
ばね接触プレート108はばね接触部材120を有し、このばね接触部材120はばね境界部222から外方に突出する膨出部である。ばね境界部122は、ばね接触部材120を形成するように外方に膨出していないばね接触プレート108の部分である。ばね接触部材120は、燃料棒12と物理的接触関係にあるばね接触プレート108の部分である。かくして、ばね接触部材120は、縦方向軸16にほぼ垂直な方向で測定されるばね接触長さ126を有する。
【0026】
ばね接触長さ126はばね接続長さ118より大きいため、ばね接触部材120が燃料棒12上に与える応力が減少する。詳述すると、ばね接続長さ118より大きいばね接触長さ126を有する拡張または拡大ばね接触部材120を具備するため、ばね56が燃料棒12へ付与する保持力は、ばね接触部材120と燃料棒12との間の接触領域にわたって分布し、また、拡大されたばね接触長さ126から明らかなように、ばね接触部材120の面積が増加するため、ばね56が燃料棒12に付与する応力が比較的減少する。ばね接触部材120と燃料棒12との間に作用する通常の力が比較的大きな領域にわたって分布するため、それに応じて通常の応力が減少するだけでなく、グリッド6に関する燃料棒12の摺動または振動による摩擦力に起因する応力も同様に減少する。このように応力が減少するため、燃料棒12が摩耗または擦過する可能性が減少し、その結果、燃料棒12の擦過故障の可能性が減少して有利である。
【0027】
ばね接触部材120は、セル10への燃料棒12の装填時または脱着時に燃料棒12にばね接触プレート108の端縁部が押込まれないようにするため、湾曲した、またはアーチ状の上方及び下方端縁部を有するように膨出するのが好ましい(図7を参照)。さらに、ばね接触部材120の側方端縁部も同様に湾曲させて、原子炉8の振動時または他の運動現象発生時に端縁部により押込まれ、またはえぐられないようにする(図6を参照)。加えて、外方に膨出したばね接触部材120だけでなくばね境界部122を設けることにより、ばね境界部122は、縦方向軸16に対して横方向及び平行な両方向における強度を付与することになる。これにより、燃料棒12を横方向に最初に装填する時、また最後に原子炉8から取出す時、ばね接触部材120の撓曲または損傷が減少する。
【0028】
第1及び第2のディンプル60、64はそれぞれ、一対のディンプル結合部130と、ディンプル接触プレート134とを有する。第1のディンプル60のディンプル結合部130は、ディンプル接触プレート134と自由部分48との間を延びる。同様に、第2のディンプル64のディンプル結合部130は、関連のディンプル接触プレート134と接続部分52との間を延びる。
【0029】
第1のディンプル60の一対のディンプル結合部130はそれぞれ第1の端縁部28から等距離にあり、また自由部分48とのディンプル接続長さ132が等しいため、縦方向及び横方向の両方向において等しいばね定数と、一定の撓み特性が得られる。同様に、第2のディンプル64のディンプル結合部130はそれぞれ第2の端縁部32から等距離にあり、また接続部分52とのディンプル接続長さ142が等しいため、縦方向及び横方向の両方において等しいばね定数と、等しい撓み特性が得られる。
【0030】
各ディンプル接触プレート134はディンプル接触部材138を有し、このディンプル接触部材138はディンプル境界部140から外方に突出する膨出部である。この膨出部は、ディンプル接触部材138を形成するために外方に突出していないディンプル接触プレート134の部分である。ディンプル接触部材138は、セル10の燃料棒12の装填及び取出し時にディンプル接触プレート134の端縁部が燃料棒12をえぐらないようにするため、丸まった、またはアーチ状の上方及び下方端縁部を有するように構成するのが好ましい。ディンプル接触部材138は、燃料棒12と物理的に接触するディンプル接触プレート134の部分であり、縦方向軸16にほぼ垂直な方向で測定されるディンプル接触長さ146を有する。第1のディンプル60のディンプル結合部130の接続部は、縦方向軸16にほぼ垂直な方向で測定されるディンプル接続長さ142を有し、その長さはディンプル接触プレート134のディンプル接触長さ146より短い。同様に、第2のディンプル64のディンプル結合部130は、縦方向軸16にほぼ垂直な方向で測定されるディンプル接続長さ142を有し、この長さはディンプル接触プレート134のディンプル接触長さ146よりも小さい。
【0031】
図6及び7からわかるように、ばね56及び第1及び第2のディンプル60、64は、燃料棒12と作動的に係合するため、ストラップ本体14の平面から外方に突出している。詳述すると、図4及び5に示すばね56は、図4及び5の紙面から出る方向に突出し、第1及び第2のディンプル60、64はばね56とは反対方向に、従って図4及び5の平面に入る方向に突出する。
【0032】
ばね56がストラップ本体から第1の方向に突出し、第1及び第2のディンプル60、64がストラップ本体14から反対の第2の方向に突出するため、任意所与の保持プレート44のばね56は、同じ保持プレート44の第1及び第2のディンプル60、64が突出するセル10とは異なるセル10内に突出することが図8からわかる。図8に最もよく示すように、各セル10はほぼダイアモンド形になるように4つの保持プレート44により画定されており、セル10内には2つのばね56、2つの第1のディンプル60、2つの第2のディンプル64が突出する。任意の保持プレート44に関して、そのばね56は所与のセル10内に突出し、その第1及び第2のディンプル60、64は隣接するセル10内に突出する。
【0033】
図4及び5に最もよく示すように、第1及び第2のディンプル60、64のディンプル接触プレート134は、縦方向軸16にほぼ垂直なディンプル軸154に沿う位置にある。同様に、ばね接触プレート108は、縦方向軸16にほぼ垂直なばね接触軸150に沿う位置にあると言うことができる。ばね接触軸150及びディンプル軸154は互いに平行離隔関係にある。従って、ばね接触プレート108は、縦方向軸16に関して、第1及び第2のディンプル60、64のディンプル接触プレート134からオフセットしていることがわかる。ばね接触プレート108とディンプル接触プレート134との間のオフセット関係は、図6及び8にさらに示されている。
【0034】
加えて、図6及び8からわかるように、ばね接触プレート108がディンプル接触プレート134からオフセットする関係にあるため、ばね接触部材120の平面の方向はストラップ4の残部の方向とは一般的に異なるようにしなければならない。同様に、ディンプル接触部138の平面は、ストラップ4の残部とは異なる方向に向いている。
【0035】
かくして、本発明の保持プレート44の改良型構成は、ばね56、第1のディンプル60及び第2のディンプル64の改良型構成と相俟って、燃料棒12にかかる応力の数を少なくし、またその大きさを減少するため有利であることがわかる。このように応力が減少すると、燃料棒12にかかる捩り力がなくなるか、少なくとも実質的に減少して、燃料棒12に対するばね56及び第1及び第2のディンプル60、64の接触応力が減少するため、さらに、グリッド6への装填時または取出し時に燃料棒12のえぐれが少なくなるため、燃料棒12が擦過傷を受ける可能性が減少する。
【0036】
ばねの第1及び第2の結合部102、106を第1の端縁部28から垂直方向で等距離に形成することにより、また第1及び第2のディンプル60、64のディンプル結合部130をそれぞれ第1及び第2の端縁部28、32から等距離に構成することにより、さらにばね接続長さ118とディンプル接続長さ142とを等しくすることにより、ばね56と、第1及び第2のディンプル60、64とが「水平」な構成になるため、ばね56と、第1及び第2のディンプル60、64とはそれぞれ、縦方向軸16に平行な方向と垂直な方向の両方向において均一な撓み特性を有することになり有利でディンプル接触長さ146をディンプル接続長さ142より大きくすることにより、ばね56と、第1及び第2のディンプル60、64とが燃料棒12に与える通常の接触応力、従って摩擦応力が比較的減少する。さらに、ばね接触部材120及びディンプル接触部材138の膨出部上方及び下方端縁部を湾曲させることにより、燃料棒12が装填時及び取出し時にばね56と第1及び第2のディンプル60、64とによりえぐられる可能性が減少する。
【0037】
本発明を特定の実施例について説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変形例及び設計変更が可能であることがわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、スロットが上向きの従来型ストラップの前立面図である。
【図2】
図2は、スロットが下向きの従来型ストラップの前立面図である。
【図3】
図3は、本発明による複数のストラップを略示した原子炉内にほぼ六角形を形成するように組み込んだ燃料集合体のグリッドを示す上平面図である。
【図4】
図4は、本発明によるストラップの一部をスロットが上向きの状態で示す前立面図である。
【図4A】
図4Aは、図4の左中央部分の拡大図である。
【図4B】
図4Bは、図4の左上方部分の拡大図である。
【図4C】
図4Cは、図4の左下方部分の拡大図である。
【図5】
図5は、本発明によるストラップをスロットが下向きの状態で示す前立面図である。
【図6】
図6は、図4のストラップの一部を示す平面図である。
【図7】
図7は、図4の線7−7に沿う断面図である。
【図8】
図8は、複数の改良型ストラップを差し込んだグリッドの一部の平面図であり、1つのセル内にある燃料棒を示す。

Claims (20)

  1. 原子燃料集合体のグリッド用ストラップにおいて、
    縦方向軸を有する細長いストラップ本体は、少なくとも第1の開いたスロット及び第2の開いたスロットが形成されており、少なくとも第1の開いたスロットは第1のスロット軸に沿って延び、第2の開いたスロットは第2のスロット軸に沿って延び、第1及び第2のスロット軸は実質的に平行離隔関係にあって、縦方向軸に実質的に垂直であり、第1及び第2の開いたスロットはそれぞれストラップ本体の第1の端縁部から延びて、ストラップ本体の第1の端縁部から反対の第2の端縁部までの全長よりも少ない距離のところにある各々の終点で終端し、
    ストラップ本体は、自由部分と接続部分とを有する少なくとも第1の保持プレートを含み、自由部分は両側にある少なくとも第1及び第2の開いたスロットのところで終端し、接続部分は両側にあるストラップ本体の第1及び第2のスロット軸のところで終端し、
    少なくとも第1の保持プレートには、第1の閉じたばねスロット及び第2の閉じたばねスロットにより、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向へ外方へ突出するばねが形成されており、
    少なくとも第1の保持プレートには、第1の対の閉じたディプルスロットにより少なくとも第1のディンプルが形成されており、少なくとも第1のディンプルは、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向とは実質的に反対の第2の方向へ外方に突出し、
    ばねは、第1のばね結合部、第2のばね結合部及びばね接触プレートより成り、第1及び第2のばね結合部は、第1の端部にばね接触プレートとの第1の接続部を、また第2の端部に自由端部との第2の接続部を有し、第2の接続部は共に縦方向軸から同一距離にあり、
    第2の接続部は、縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接続長さを有し、
    ばね接触プレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接触長さを有し、ばね接触長さは何れかの第2の接続部のばね接続長さより大きい原子燃料集合体のグリッド用ストラップ。
  2. 第2の接続部のばね接続長さは等しい請求項1のストラップ。
  3. 第2の接続部はそれぞれ自由部分に沿う近接点で始まって遠隔点で終端し、遠隔点は近接点と比べると少なくとも第1及び第2の開いたスロットの終点よりさらに離れており、第2の接続部の近接点と遠隔点との間の距離がばね接続長さであり、第1及び第2のスロット軸に沿う少なくとも第1及び第2の開いたスロットの各終点から第2の接続部の近接点までの距離はそれぞれのばね接続長さの少なくとも半分である請求項1のストラップ。
  4. ばね接触プレートは外方に突出するばね接触部材を含み、ばね接触長さはばね接触部材によって測定される請求項1のストラップ。
  5. ばね接触部材は膨出部である請求項4のストラップ。
  6. 少なくとも第1のディンプルは一対のディンプル結合部と、ディンプルプレートとより成り、一対のディンプル結合部はそれぞれ第1の端部にディンプルプレートとの第1のディンプル接続部を、また第2の端部に自由部分及び接続部分のうちの一方との第2のディンプル接続部を有し、第2のディンプル接続部は共に縦方向軸から同一距離にある請求項1のストラップ。
  7. 第2のディンプル接続部は縦方向軸に垂直な方向に沿うディンプル接続長さを有し、ディンプルプレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うディンプル接触長さを有し、ディンプル接触長さは何れかの第2のディンプル接続部のディンプル接続長さより大きい請求項6のストラップ。
  8. ディンプルプレートは外方に突出するディンプル接触部材を含み、ディンプル接触長さはディンプル接触部材に沿って測定される請求項7のストラップ。
  9. 少なくとも第1のディンプルの第2のディンプル接続部は自由部分と連結し、第2の対の閉じたディンプルスロットにより少なくとも第1の保持プレートに第2のディンプルが形成されており、第2のディンプルは第1の保持プレートから第2の方向へ外方に突出し、第2のディンプルは一対のディンプル結合部とディンプルプレートとより成り、第2のディンプルの一対のディンプル結合部はそれぞれ、第1の端部にディンプルプレートとの第1のディンプル接続部を、また第2の端部に接続部分との第2のディンプル接続部を有し、第2のディンプルの第2のディンプル接続部は縦方向軸から同一距離にある請求項6のストラップ。
  10. ディンプル軸は少なくとも第1及び第2のディンプルの中心を貫通し、また縦方向軸に実質的に垂直であり、ばね接触軸はばね接触プレートの中心を貫通し、またディンプル軸に実質的に平行であり、ディンプル軸はばね軸から縦方向軸に沿って離隔している請求項9のストラップ。
  11. 少なくとも第1の保持プレートは、第1及び第2の端縁部から外方に延びる少なくとも第1の溶接タブを有する請求項1のストラップ。
  12. 第1及び第2の閉じたばねスロットのうちの少なくとも一方には少なくとも第1のコンプライアンススロットが形成され、各コンプライアンススロットは一般的に第1及び第2のばね結合部から離れる方向に延びる請求項1のストラップ。
  13. 第1及び第2の閉じたばねスロットにはそれぞれ、一対のコンプライアンススロットが形成されている請求項12のストラップ。
  14. 第1のばね結合部は第1のばね定数を、第2のばね結合部は第2のばね定数を有し、第1及び第2のばね定数は等しい請求項1のストラップ。
  15. 少なくとも第1の燃料集合体が少なくとも第1の燃料棒と、少なくとも第1のグリッドとを有し、少なくとも第1の燃料棒は少なくとも第1のグリッドに取付けられている原子炉において、
    少なくとも第1のグリッドは複数のストラップより成り、ストラップのうち少なくとも1つは、縦方向軸を有し少なくとも第1の開いたスロット及び第2の開いたスロットが形成された細長いストラップ本体を有し、少なくとも第1の開いたスロットは第1のスロット軸に沿って延び、第2の開いたスロットは第2のスロット軸に沿って延び、第1及び第2のスロット軸は実質的に平行離隔関係にあって、縦方向軸に実質的に垂直であり、第1及び第2の開いたスロットはそれぞれストラップ本体の第1の端縁部から延びて、ストラップ本体の第1の端縁部から反対の第2の端縁部までの全長よりも少ない距離のところにある各々の終点で終端し、
    ストラップ本体は、自由部分と接続部分とを有する少なくとも第1の保持プレートを含み、自由部分は両側にある少なくとも第1及び第2の開いたスロットのところで終端し、接続部分は両側にあるストラップ本体の第1及び第2のスロット軸のところで終端し、
    少なくとも第1の保持プレートには、第1の閉じたばねスロット及び第2の閉じたばねスロットにより、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向へ外方へ突出するばねが形成されており、
    少なくとも第1の保持プレートには、第1の対の閉じたディプルスロットにより少なくとも第1のディンプルが形成されており、少なくとも第1のディンプルは、少なくとも第1の保持プレートから第1の方向とは実質的に反対の第2の方向へ外方に突出し、
    ばねは、第1のばね結合部、第2のばね結合部及びばね接触プレートより成り、第1及び第2のばね結合部は、第1の端部にばね接触プレートとの第1の接続部を、また第2の端部に自由端部との第2の接続部を有し、第2の接続部は共に縦方向軸から同一距離にあり、
    第2の接続部は、縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接続長さを有し、
    ばね接触プレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うばね接触長さを有し、ばね接触長さは何れかの第2の接続部のばね接続長さより大きい原子炉。
  16. 少なくとも第1の保持プレートには第2の対の閉じたディンプルスロットにより第2のディンプルが形成され、第2のディンプルは少なくとも第1の保持プレートから第2の方向に突出し、第1及び第2のディンプルはそれぞれ一対のディンプル結合部と、ディンプルプレートとより成り、各ディンプル結合部は第1の端部にディンプルプレートとの第1のディンプル接続部を有し、少なくとも第1のディンプルの一対のディンプル結合部は第2の端部に自由部分との第2のディンプル接続部を有し、少なくとも第1のディンプルの第2のディンプル接続部は共に縦方向軸から同一距離にあり、第2のディンプルの一対のディンプル結合部は第2の端部に接続部分との第2のディンプル接続部を有し、第2のディンプルの第2のディンプル接続部は共に縦方向軸から同一距離にある請求項15の原子炉。
  17. 第2のディンプル接続部は縦方向軸に垂直な方向に沿うディンプル接続長さを有し、ディンプルプレートは縦方向軸に垂直な方向に沿うディンプル接触長さを有し、ディンプル接触長さは何れかの第2のディンプル接続部のディンプル接続長さより大きい請求項16の原子炉。
  18. ばね接触プレートは外方に突出するばね接触部材を有し、ばね接触長さはばね接触部材に沿って測定され、ディンプルプレートは外方に突出するディンプル接触部材を含み、ディンプル接触長さはディンプル接触部材に沿って測定される請求項17の原子炉。
  19. ばね接触部材及びディンプル接触部材はそれぞれ膨出部である請求項18の原子炉。
  20. 第1及び第2の閉じたばねスロットのうちの少なくとも一方には少なくとも第1のコンプライアンススロットが形成され、各コンプライアンススロットは一般的に第1及び第2のばね結合部から離れる方向に延びる請求項15の原子炉。
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