JPS61137763A - プリンタの紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プリンタの紙送シ装置忙係シ、特に印字用紙
の振動を抑制しプリンタの低騒音化を図るのに好適なプ
リンタの紙送り装置に関するものである。

〔発明の背景〕

まず、従来のプリンタの印字駆動部周辺の機構について
第６図・を参照して説明する。

ここに第６図は、従来のプリンタの印字駆動部周辺の略
示断面図である。

図において、ｌは印字用のノ・／マ、３は印字濃淡調節
台で、印字用紙７め厚みや紙質に応じて印字の濃淡を調
整できるようにばね２を有している。

１０は印字受台、９は、印字受台１０の前に設けられた
活字バンド、１１は、活字バンド９の前に設けられたイ
ンクリボ／で、これら活字バンド９、インクリボン１１
は各々回転または往復動をしておシ、前記のハンマ１、
印字受台１０．活字バンド９、インクリボン１１、印字
濃淡調節台３等で印字駆動部１２が構成されている。

印字は、ハンア１と印字受台１ｏの間に印字用紙７を通
過させつつ行われるもので、ハンマ１の瞬間的な打撃動
作により印字用紙７、インクリボン１１および印字バン
ド９が重なった状態となシ印字受台１０に押し付けられ
て印字が行われる。

４は、ハンマ１および印字濃淡調節台３の上部に設けた
用紙ガイド、５は、印字用紙の搬送手段に係る搬送器、
８はセパレータで、印字用紙７と印字受台１０、活字バ
ンド９およびインクリボン１１とを分離し保護するもの
である。

印字された印字用紙７ば、用紙ガイド４とセパレータ８
との間隙を通過して搬送器５により矢印６の方向のプリ
ンタ外部へ取り出される。

プリンタの主な騒音源の１つには、ハンマ１の連続的な
打撃によシ生じる印字用紙７からの発生音がある。この
発生音を減少させるものとして、印字駆動部１２から離
れた箇所に振動吸収部材またけ弾性体からなるローラな
ど制振部材を設け、印字用紙に対し回転またはすベシ接
触させて印字用紙の振動を押え発生音を低下させる機構
が知られている。（実開昭５５−７０２５４号公報、実
開昭５７−９５４４号公報）。

これらの手段によれば、印字用紙と振動吸収部材などが
接触したのち、印字用紙からの発生音が低下することは
確認されているが、これによってプリンタの騒音レベル
を低減するまでには至っていなかった。

その理由としては、第６図に示す印字駆動部１２と前記
各公報記載の制振部材の設置部とは離れているため、印
李駆動部１２における印字用紙７は自由な振動状態とな
う、印字用紙７はハンマ　　　　１の打撃の度に大きな
振動振幅を生じ騒音を発生しているためである。

また、印字用紙７と制振部材の取付は間隔が簡単に調整
できないため、紙の厚さや紙質が変わると押付は力も変
わり用紙張力に影響を及ぼすことになり印字用紙７搬送
上の安定性に問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
で、プリンタの印字用紙から発生する騒音を低減し、か
つ、紙送シの安定的な搬送を可能にするプリンタの紙送
り装置の提供を、その目的としている。

〔発明の概要〕

本発明に係るプリンタの紙送シ装置の構成は、印字受台
とハンマとの間に印字用紙を通過させつつ、活字バンド
およびインクリボンを介してハンマの打撃により印字を
行う印字駆動部に印字濃淡調節台を備え、この印字駆動
部から印字用紙を、搬送手段を介して外部に取り出すプ
リンタの紙送シ装置において、少なくとも外周部が振動
吸収部材からなる制振軸を設け、その外周部を印字用紙
に接触してｄ転させるように、幽該制振軸を前記印字濃
淡調整台上またはその近傍の部材に軸心位置移動可能の
可変軸受を介して支持したものである。

なお付記すると、本発明では、印字用紙から発生する騒
音を低減するために、印字駆動部周辺の空間を利用し、
制振軸１３を部品数をろまシ増やすことなく取付けたう
え、印字用紙に対し一定の面外力を与えることで印字用
紙の振動を抑止し騒音を低減させ、かつ印字用紙搬送時
の引っかかりゃ横ずれなどの防止を図っている。すなわ
ち、従来考えられていた騒音低減策では、印字駆動部で
励起された印字用紙の振動を構造上からいって余り防止
できないのみならず用紙の安定走行に大きく影響する面
外力を調整できなかった点を解決したものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の各実施例を第１図ないし第５図を参照し
て説明する。

まず、第１図は、本発明の一実施例に係るプリ第６図と
同一符号のものは従来技術と同等部分であるから、その
説明を省略する。

第１図において、１３は、少なくとも外周部１３ａが振
動吸収部材で形成されたローラ状の制振軸、１４は、そ
の制振軸１３を支持する逆Ｔ字形の可変軸受で、この可
変軸受１４は、印字濃淡調整台３上に設置されている。

制振軸１３は、印字濃淡調節台３の調整方向を示す矢印
１６の移動量に応じて前後し、第２図に一点鎖線で示す
印字用紙７と制振軸１３の外周部１３ａとの接触による
、印字用紙７に対する面外力を調節することができる。

また、印字用紙７が矢印６の方向へ搬送されるのに対応
して、制振軸１３は、矢印１７の方向へ回転する。

制振軸１３は、印字ハンマ１の印字直後の位置にある印
字濃淡調節台３を利用して設置されているので、組立が
容易なうえ、矢印１Ｇの方向への移動も印字濃淡調節台
３の調整により行いうる便利さがある。

また、印字駆動部１２の近傍で印字用紙７の紙幅全体を
一定圧で押えるために印字用紙７の搬送状態がきわめて
安定する効果がある。

なお、制振軸１３の外周部１３ａの振動吸収部材として
は、ポリウレタンゴムなどを原料とするスポンジ状の材
料が望ましい。

このように本実施例によれば、プリンタの印字の除虫じ
る印字用紙７の振動を印字駆動部１２内の印字直後の位
置で減衰させることができるため、印字用紙７からの発
生音を効率上く低下できる。

また、印字用紙７に一定の面外力を与えることができる
ため、最適な用紙走行状態を作ることが可能となシ、こ
の結果、印字用紙搬送時の引つかかシや横ずれ防止に効
果がある。

次に、本発明の他の実施例を第３図を参照して説明する
。

第３図は、本発明の他の実施例に係るプリンタの紙送り
装置の制振軸部の側面図で、図中、第１図と同一符号の
ものは第１図の実施例と同等部分であるから、その説明
を省略する。

第３図の実施例は、制振軸１３を支持する可変軸受１４
Ａの可変支持手段が先の第１図の実施例と異なるもので
ある。

すなわち、第３図に示すように、可変軸受１４Ａは、制
振軸１３の軸心位置を移動しうる複数の切換え手段に係
る軸支持溝１８を逆回形状に２個形成したものであシ、
制振軸１３を破線に示す矢印１９の方向へ移動切換えで
きるように構成されている。

図のように切換えたのちの制振軸１３は、破線で示すよ
うに外周部１３′ａが印字用紙７を破線で示す７′の位
置にセパレータ８に押し付けた状態となる。

本実施例によれば、先の第１図の実施例と同様の効果が
期待されるほか、先の第１図の実施例では制振軸１３の
調節台は印字濃淡調節台３の移動量で決定されていたが
、第３図の実施例によれば、印字濃淡調節台３に拘束さ
れず可変軸受１４Ａで制振軸１３の位置切換えが直接的
に実施できる。

なお、第３図の実施例では、軸心切換え手段の軸支持溝
１８が２個形成されたものを示したが、２個以上の複数
個形成できることはいうまでもない。

次に、本発明のさらに他の実施例を第４図を参照して説
明する。

ここに第４図は、本発明のさらに他の実施例に係るプリ
ンタの紙送シ装置の制振軸部の側面図で、図中、第３図
と同一符号のものは第３図の実施例と同等部分であるか
ら、その説明を省略する。

第４図の実施例は、制振軸１３を支持する可変軸受１４
Ｂの可変支持手段が先の第１，３図の各実施例と異なる
ものである。

すなわち、第４図に示すように、可変軸受１４Ｂは、そ
の軸受台に回動可能なリンク２ｏを具備し、このリンク
２０を矢印１５の方向へ回動させることで、印字用紙７
に対する面外力を任意に変更できるように構成されてい
る。

本実施例によれば、制振軸１３が印字用紙７に対して常
に安定的な面外力を与えることができるように微調整が
可能でアシ、これによシ印字用紙７の印字による振動が
減衰されるとともに、印字用紙搬送面から見ても横ずれ
が防止される効果が顕著である。

なお、制振軸１３を印字用紙７に押しつけたのちの位置
関係は第３図と同様である。

次に、本発明のさらに他の実施例を第５図を参照して説
明する。

ここに第５図は、本発明のさらに他の実施例に係るプリ
ンタの紙送シ装置の制振軸部の斜視図で、図中、第２図
と同一符号のものは第２図の実施例と同等部分であるか
ら、その説明を省略する。

第５図の実施例は、制振軸１３Ａの取付は位置を変更し
たものである。

すなわち、第５図において、４Ａは、先に第６図の従来
のプリンタで説明した用紙ガイドに相当するもので、こ
の用紙ガイド４人に、図示しない可変軸受を介して制振
軸１３Ａを取付けている。

可変軸受は、既に説明した各実施例と同等のものを用紙
ガイド４人の両端部に装着したものであるから、あらた
めて図示して説明はしない。

本実施例によれば、先の第１図の実施例で説明したもの
と同様の効果が期待されるほか、特に、プリンタの大幅
な装置の改造をすることすく、制振軸１３Ａを印字駆動
部の近傍に配設できる利点がある。

なお、前記の各実施例で説明した制振軸、可変軸受など
の各部の形状２機構は、各図に示した形状１機構に限定
されるものではない。例えば、各実施例の可変軸受の軸
受台は逆Ｔ字形のものを示したが、本発明は、これに限
る檻のではない。同様に、第３図に示す軸支持溝１８も
逆門形状のボックス構造に限るものではないことは言う
までもない。

また、可変軸受の軸心切換え手段も、各図に示した形状
２機構に限るものではなく、本発明は、同等の効果が期
待される範囲で他の手段の採用を妨げないものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、プリンタの印字用
紙から発生する振動を低減し、かつ、紙送りの安定的な
搬送を可能にする、プリンタの紙送り装置を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るプリンタの他の実施
例に係るプリンタの紙送シ装置の制振軸部の側面図、第
４図は、本発明のさらに他の実施例に係るプリンタの紙
送シ装置の制振軸部の側面図、第５図は、本発明のさら
に他の実施例に係るプリンタの紙送シ装置の制振軸部の
斜視図、第６図は従来のプリンタの印字駆動部周辺の略
示断面図である。 １・・・ハンマ、３・・・印字濃淡調節台、４，４Ａ・
・・用紙ガイド、５・・・搬送器、７・・・印字用紙、
９・・・活字バンド、１０・・・印字受台、１１・・・
イー？、４．．．リボン、１２・・・印字駆動部、１３
，１３Ａ・・・制振軸、１３ａ・・・外周部、１４，１
４Ａ、１４Ｂ・・・可変軸受、１８・・・軸支持溝、２
０・・・リンク。 １閲）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字受台とハンマとの間に印字用紙を通過させつつ
   、活字バンドおよびインクリボンを介してハンマの打撃
   により印字を行う印字駆動部に印字濃淡調節台を備え、
   この印字駆動部から印字用紙を、搬送手段を介して外部
   に取り出すプリンタの紙送り装置において、少なくとも
   外周部が振動吸収部材からなる制振軸を設け、その外周
   部を印字用紙に接触して回転させるように、当該制振軸
   を前記印字濃淡調整台上またはその近傍の部材に軸心位
   置移動可能の可変軸受を介して支持したことを特徴とす
   るプリンタの紙送り装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、制振軸を、印字用
   紙との接触状態を調整しうるように印字濃淡調節台上に
   設けたものであるプリンタの紙送り装置。 ３、特許請求の範囲第１項において、可変軸受は、制振
   軸の軸心位置を移動しうる複数の軸心切換え手段を具備
   したものであるプリンタの紙送り装置。 ４、特許請求の範囲第１項において、可変軸受は、その
   軸受台に回動可能なリンクを具備し、このリンクを介し
   て制振軸の軸心位置を調整可能に構成したものであるプ
   リンタの紙送り装置。