JPS6251546A - プリンタの紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プリンタの紙送りｇｃ置に係り、特に印字用
紙の振動を抑制しプリンタの低騒音化を図るのに好適な
プリンタの紙送り装置に関するものである。

〔発明の背景〕

まず、従来のプリンタの印字駆動部周辺の機構について
第５図を参照して説明する。

ここに第５図は、従来のプリンタの印字駆動部周辺の略
示断面図である。

図において、１は印字用ハンマ、３は印字濃淡調節台で
、印字用紙７の厚みや紙質に応じて印字の濃淡を調整で
きるようにばね２を有している。

１０は印字受台、９は、印字受台１０の前に設けられた
活字バンド、１１は、活字バンド９の前に設けられたイ
ンクリボンで、これら活字バンド９、インクリボン１１
は各々回転または往復運動をしており、前記のハンマ１
、印字受台１０、活字バンド９、インクリボン１１、印
字濃淡調節台３等で印字駆動部１２が構成されている。

印字は、ハンマ１と印字受台１０の間に印字用紙７を通
過させつつ行われるもので、ハンマ１の瞬間的な打撃動
作により印字用紙７、インクリボン１１および印字バン
ド９が重なった状態となり印字受台１０に押し付けられ
て印字が行われる。

４は、ハンマ１および印字濃淡調節台３の上部に設けた
用紙ガイド、５は、印字用紙の搬送手段に係る搬送器、
８はセパレータで、印字用紙７と印字受台１０、活字バ
ンド９およびインクリボン１１とを分離し保護するもの
である。

印字された印字用紙７は、用紙ガイド４とセパレータ８
との間隙を通過して搬送器５により矢印６の方向のプＩ
Ｊ　７’メタ外へ取り出される。

プリンタの主な、蛍音源の１つには、ハンマ１の連続的
な打撃により生じる印字用紙７からの発生音がある。こ
の発生音を減少させるものとして、印字駆動部１２から
離れた箇所に振動吸収部材または弾性体からなるローラ
など制振部材を設け、印字用紙に対し回転またはすべり
接触させて印字用紙の振動を押え発生音を低下させる機
構が知られている（実開昭５５−７０２５４号公報、実
開昭５７−９５４４号公報）。

これらの手段によれば、印字用紙と振動吸収部材などが
接触したのち、印字用紙からの発生音が低下することは
確認されているが、これによってプリンタの騒音レベル
を低減するまでには至っていなかった。

その理由としては、第５図に示す印字駆動部１２と前記
各公報記載の制振部材の設置部とは離れているため、印
字駆動＄１２における印字用紙７はハンマ１の打撃の度
に大きな振動振幅を生じ騒音を発生しているためである
。

また、印字用紙７と制振部材の取付は間隔が簡単に調整
できないため、紙の厚さや紙質が変わると押付は力も変
わり用紙張力に影響を及ぼすことになり、印字用紙７搬
送上の安定性に問題があった。

そこで、本発明者らは、これらの問題を解決する手段と
して、先に第６図に示すような磯イ４を提案した（特願
昭５９−２５９２６６号）。

第６図は、従来の他のプリンタの印字駆動部周辺の略示
断面図であり、図中、第５図と同一符号のものは同等部
分であるから、その説明を省略する。

当該発明は、第６図に示すように、印字部直後の狭い空
間に、少なくとも外周部１３ａが振動吸収部材からなる
制振＠１３を設け、その外周部１３ａを印字用紙７に接
触して回転させるように、印字濃淡調節台３またはその
近傍の部材（第６図では印字濃淡調節台３上）に、細心
位置移動可能の可変軸受１４を介して支持したものであ
る。

これによれば、印字用紙７に対し一定の面外力を与える
ことで印字用紙７の振動を抑止し、騒音を低減させ、か
つ、印字用紙搬送時の引っかかりゃ横ずれなどを防止す
ることができる。

しかし、この手段では、ロール式の回転可能な制振軸１
３を、可変軸受１４を介して用いることで上記問題の解
決を図っているが、実際には他の手段（例えば平板形制
振材）によってもほぼ同様の効果を得られることがわか
った。

〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の実状に鑑みてなされたもので
、プリンタの印字用紙から発生する騒音を低減し、かつ
、紙送りの安定的な搬送を可能にするプリンタの紙送り
装置の提供を、その目的としている。

〔発明の概要〕

本発明に係るプリンタの紙送り装置の構成は、印字受台
とハンマとの間に印字用紙を通過させつつ、活字バンド
およびインクリボンを介してハンマの打撃により印字を
行う印字駆動部に印字濃淡調節台を備え、この印字駆動
部から印字用紙を、搬送手段を介して外部に取り出すプ
リンタの紙送り装置において、振動吸収部材からなる制
振ガイドを設け、この制振ガイドの先端部を印字用紙に
接触させるように、当該制振ガイドを前記印字濃淡調節
台上に支持したものである。

なお、付記すると、本発明では、印字用紙から発生する
騒音を低減するために、印字駆動部周辺の、空間を利用
し、制振ガイドを部品数をあまり増やすことなく取付け
たうえ、印字用紙に対し一定の面外力を与えることで印
字用紙の振動を抑止し騒音を低減している。すなわち、
本発明によれば、制振材を回転させることなく、また可
変軸受を介することなく、印字用紙の振動を防止できる
のみならず用紙の安定搬送に大きく影響する面外力を調
整できるものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の各実施例を第１図ないし第４図を参照し
て説明する。

まず、第１図は、本発明の一実施例に係るプリンタの印
字駆動部周辺の略示断面図、第２図は、第１図のプリン
タの紙送り装置部の斜視図、第３図は、第１図のプリン
タの制振ガイド部の拡大側面図であり、図中、第５図と
同一符号のものは従来技術と同等部分であるから、その
説明を省略する。

第１図において、１５は、振動吸収部材からなる制振ガ
イドで、この制振ガイド１５は、軟質媒体系の振動吸収
部材、例えばポリウレタンゴムなどでくさび状または平
板状に形成されたものである。

１６は、その制振ガイド１５を支持するガイド支持体で
、このガイド支持体１６は、印字濃淡調節台３上に設置
されている。

制振ガイド１５は、印字濃淡調節台３の調節方向を示す
矢印１７の移動量に応じて矢印１８の方向に前後し、第
２図に一点鎖線で示す印字用紙７と制振ガイド１５の先
端部１５ａとの接触により、印字用紙７に対する面外力
を調整することができる。

また、制振ガイド１５は、ウレタンゴムなど弾性のある
軟質媒体を使った板状のものなので、印字用紙の厚さに
応じて、第３図に示す斜餘部のように変形し、印字用紙
７への押付力を調整できる。

このように、本実施例によれば、ローラを用いた従来の
制振軸と同殊に、プリンタの印字の際に生じる印字用紙
７の振動を、印字駆動部１２内の印字直後の位置で減衰
させることができるため、印字用紙７からの発生音を効
率よく低下させることができる。

次に、本発明の他の実施例を第４図を参照して説明する
。

第４図は、本発明の他の実施例に係るプリンタの印字駆
動部周辺の略示断面図で、図中、第１図と同一符号のも
のは第１図の実施例と同等部分であるから、その説明を
省略する。

第４図において、１９は、軟質媒体系の振動吸収部材、
例えばポリウレタンゴムなどで円弧状に形成された制振
ガイドで、この制振ガイド１９は、前記第１図の制振ガ
イド１５にくらべ、それ自身変形の少ない曲面形状部を
有するものである。

２０ば、その制振ガイド１９を支持するガイド支持体で
、印字濃淡調節台３上に設置されている。

このガイド支持体２０は、制振ガイド１９を装着するた
めの溝２０ａを有し、溝２０ａ内に、印字用紙７に対す
る制振ガイド１９の印字用紙押付力を内釜しうる弾性部
材に係るばね２１が内設されている。

したがって、それ自身では変形の少ない円弧状の制振ガ
イド１９は、ガイド支持体２０の溝２０ａ内に設けられ
たばね２１の作用で矢印１８方向に移動可能で、印字用
紙７への押付力をこまかく調整することができる。

本実施例によれば、先の第１図の実施例と同様の効果が
期待される他、先の第１図の実施例では制振ガイド１５
の調節式は自身の変形量と印字濃淡調節台３の移動量で
決定されていたが、第４図の実施例によれば、印字濃淡
調節台３に拘束されることなく、移動量がばね力で定量
的に決まシ、制振ガイド１９の位置切換えが直接的に実
施できる。

なお、前記の各実施例で説明した制振ガイドおよびガイ
ド支持体の形状、構造は、各図に示した形状、構造に限
るものではなく、同等の効果が期待される範囲で他の形
状、構造の採用を妨げないものでめる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、プリンタの印字用
紙から発生する騒音を低減し、かつ、紙送りの安定的な
搬送を可能にする、プリンタの紙送り装置を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るプリンタの印字駆動
部周辺の略示断面図、第２図は、第１図のプリンタの紙
送シ装置部の斜視図、第３図は、第１図のプリンタの制
振ガイド部の拡大側面図、第４図は、本発明の他の実施
例に係るプリンタの印字駆動部周辺の略示断面図、第５
図は、従来のプリンタの印字駆動部周辺の略示断面図、
第６図は、従来の他のプリンタの印字駆動部周辺の略示
断面図である。 １・・・ハンマ、３・・・印字濃淡調節台、５・・・搬
送器、７・・・印字用紙、９・・・活字バンド、１０・
・・印字受台、１１・・・インクリボン、１２・・・印
字駆動部、１５゜１９・・・制振ガイド、１５ａ・・・
先端部、１６．２０・・・ガイド支持体、２１・・・ば
ね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字受台とハンマとの間に印字用紙を通過させつつ
   、活字バンドおよびインクリボンを介してハンマの打撃
   により印字を行う印字駆動部に印字濃淡調節台を備え、
   この印字駆動部から印字用紙を、搬送手段を介して外部
   に取り出すプリンタの紙送り装置において、振動吸収部
   材からなる制振ガイドを設け、この制振ガイドの先端部
   を印字用紙に接触させるように、当該制振ガイドを前記
   印字濃淡調節台上に支持したことを特徴とするプリンタ
   の紙送り装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、制振ガ
   イドは、変形容易な板状の振動吸収部材からなるものと
   して、その板状の振動吸収部材の変形により、制振ガイ
   ドと印字用紙との接触状態および制振ガイドの印字用紙
   押付力を調整しうるように、ガイド支持体を介して前記
   制振ガイドを印字濃淡調節台上に支持したものであるプ
   リンタの紙送り装置。 ３、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、制振ガ
   イドは、それ自身変形の少ない曲面形状部を有する振動
   吸収部材を、印字濃淡調節台上に設置されたガイド支持
   体に装着するものとして、そのガイド支持体には、印字
   用紙に対する制振ガイドの印字用紙押付力を調整しうる
   弾性部材を内設せしめたものであるプリンタの紙送り装
   置。