JPS6113110B2 - - Google Patents
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- JPS6113110B2 JPS6113110B2 JP52027688A JP2768877A JPS6113110B2 JP S6113110 B2 JPS6113110 B2 JP S6113110B2 JP 52027688 A JP52027688 A JP 52027688A JP 2768877 A JP2768877 A JP 2768877A JP S6113110 B2 JPS6113110 B2 JP S6113110B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- pawl
- support shaft
- axis
- spring
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 4
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B17/00—Chain saws; Equipment therefor
- B27B17/08—Drives or gearings; Devices for swivelling or tilting the chain saw
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N3/00—Other muscle-operated starting apparatus
- F02N3/02—Other muscle-operated starting apparatus having pull-cords
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/12—Freewheels or freewheel clutches with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、エンジに取付けられる支持軸と、該
支持軸に回転可能に取付けられ始動ロープを捲付
可能に形成されたプーリーと、エンジンの前記支
持軸に取付けられ、前記プーリーを共軸状に囲む
ように収容し、内面に複数のつめ歯を有する連結
部材とを有する内燃機関用始動装置、特に運搬可
能なモーターチエーンソーを駆動するために用い
られる前記始動装置に関するものである。
支持軸に回転可能に取付けられ始動ロープを捲付
可能に形成されたプーリーと、エンジンの前記支
持軸に取付けられ、前記プーリーを共軸状に囲む
ように収容し、内面に複数のつめ歯を有する連結
部材とを有する内燃機関用始動装置、特に運搬可
能なモーターチエーンソーを駆動するために用い
られる前記始動装置に関するものである。
従来技術
この種の公知の始動装置では、支持軸を挟んで
相対して配置される2つのつめが設けられてい
る。これらのつめは、自らの旋回軸線に対して偏
心的に配置されるいくつかのカムによつて、双腕
のレバーとして形成さればねと形状拘束的に結合
されている噛合い板(Mitnehmerplatte)に係入
する。
相対して配置される2つのつめが設けられてい
る。これらのつめは、自らの旋回軸線に対して偏
心的に配置されるいくつかのカムによつて、双腕
のレバーとして形成さればねと形状拘束的に結合
されている噛合い板(Mitnehmerplatte)に係入
する。
さらに他の公知の始動装置では、つめを旋回さ
せるために設けられるいくつかのカムが、つめの
端部とつめの旋回軸との間にほぼ中央に配置さ
れ、そしてこの公知の始動装置の1実施例では、
前記カムが、噛合い板の長手方向に該噛合い板に
設けられる、或は噛合い板の長手方向に対して斜
めに延びるスリツトに係入するように構成されて
いる。
せるために設けられるいくつかのカムが、つめの
端部とつめの旋回軸との間にほぼ中央に配置さ
れ、そしてこの公知の始動装置の1実施例では、
前記カムが、噛合い板の長手方向に該噛合い板に
設けられる、或は噛合い板の長手方向に対して斜
めに延びるスリツトに係入するように構成されて
いる。
これらの公知の始動装置には多数の構成要素が
使用されている。このため、製造公差は避け難い
故に組立てた状態での構成要素のたるみが比較的
大きくなり、その結果構成要素に摩耗が生じ、よ
つて広範囲な在庫品管理を必要とする。
使用されている。このため、製造公差は避け難い
故に組立てた状態での構成要素のたるみが比較的
大きくなり、その結果構成要素に摩耗が生じ、よ
つて広範囲な在庫品管理を必要とする。
目 的
本発明は、構造が極めて簡潔で、部品数が少な
くて済み、従つて安価に製造できるばかりでなく
在庫品管理も容易な始動装置を提供することを目
的とする。
くて済み、従つて安価に製造できるばかりでなく
在庫品管理も容易な始動装置を提供することを目
的とする。
構 成
本発明は、上記目的を達成させるため、プーリ
ーの片側面に旋回可能に取り付けられ、旋回軸線
がプーリーの回転軸線から半径方向に隔置されて
いるつめと、前記旋回軸線から離れた点で前記プ
ーリー側面から離れる方向に前記つめから突出す
るフオロワーピンと、前記プーリーを支持軸の上
に保持するため支持軸の末端に弾性的に係合する
掴みばねとを有し、該掴みばねが前記フオロワー
ピンを収容する湾曲部を有し、前記プーリーの回
転に応じて前記つめを半径方向外方へ前記つめ歯
に係合する方向に旋回する習性を前記ばねが与え
ることと、前記つめの係合位置で、つめの尖端と
つめの旋回軸線とを含む面が、前記旋回軸線とプ
ーリーの回転軸線とを含む面と約90゜の角度で交
わることと、前記つめが円筒状の膨出末端部を有
し、プーリーが該膨出末端を回転可能に収容する
円筒状凹部を表面に有する支持台を包含すること
を特徴とするものである。
ーの片側面に旋回可能に取り付けられ、旋回軸線
がプーリーの回転軸線から半径方向に隔置されて
いるつめと、前記旋回軸線から離れた点で前記プ
ーリー側面から離れる方向に前記つめから突出す
るフオロワーピンと、前記プーリーを支持軸の上
に保持するため支持軸の末端に弾性的に係合する
掴みばねとを有し、該掴みばねが前記フオロワー
ピンを収容する湾曲部を有し、前記プーリーの回
転に応じて前記つめを半径方向外方へ前記つめ歯
に係合する方向に旋回する習性を前記ばねが与え
ることと、前記つめの係合位置で、つめの尖端と
つめの旋回軸線とを含む面が、前記旋回軸線とプ
ーリーの回転軸線とを含む面と約90゜の角度で交
わることと、前記つめが円筒状の膨出末端部を有
し、プーリーが該膨出末端を回転可能に収容する
円筒状凹部を表面に有する支持台を包含すること
を特徴とするものである。
効 果
本発明による始動装置の掴みばねは複数の機能
を有し、即ちプーリーを軸線方向にずれないよう
に固持する機能と、フリーホイールクラツチの機
能と、つめ自体を保持する機能と、つめのための
旋回機構としての機能とを有している。公知の始
動装置では、これらの機能を達成させるために
種々の構成要素を必要としていた。さらに、掴み
ばねをつめに対して軸線方向に予め緊張せしめる
ことができ、その結果稼動状態での振動によるつ
めの遊動を阻止することができる。
を有し、即ちプーリーを軸線方向にずれないよう
に固持する機能と、フリーホイールクラツチの機
能と、つめ自体を保持する機能と、つめのための
旋回機構としての機能とを有している。公知の始
動装置では、これらの機能を達成させるために
種々の構成要素を必要としていた。さらに、掴み
ばねをつめに対して軸線方向に予め緊張せしめる
ことができ、その結果稼動状態での振動によるつ
めの遊動を阻止することができる。
このように本発明による始動装置は、掴みばね
が多機能に作用するため構造が簡潔で、部品数が
少なくて済み、従つて安価に製造できるばかりで
なく在庫品管理も容易である。
が多機能に作用するため構造が簡潔で、部品数が
少なくて済み、従つて安価に製造できるばかりで
なく在庫品管理も容易である。
実施例
次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
図示した装置は、図示していない運搬可能なモ
ーターチエーンソー等の駆動部として設けられる
内燃機関(同様に図示せず)を手動で始動させる
ために用いられる。この始動装置はプーリー1を
有している。プーリー1の周面には、始動ロープ
2を受容するための溝が設けられている。始動ロ
ープ2の外端は図示していないハンドグリツプと
結合されており、このハンドグリツプにて始動ロ
ープ2を矢印3方向へ引張ると、始動ロープ2は
プーリー1から繰り出され、その際プーリー1
は、第1図で時計方向へ回転する。この回転を可
能にするため、プーリー1は支持軸5に回転可能
に配置されている。支持軸5は、第4図からわか
るように、他の部分を図示していないモータチエ
ーンソーのフアンハウジング6内に固定されてい
る。従つて支持軸5の縦軸線は、同時にプーリー
1の回転軸線をも形成している。プーリー1を装
着した場合に該プーリー1を越えて突出する自由
端部部分には環状溝7が設けられ、該環状溝7の
溝底は、支持軸5の縦方向にて丸く形成させるこ
とができる。
ーターチエーンソー等の駆動部として設けられる
内燃機関(同様に図示せず)を手動で始動させる
ために用いられる。この始動装置はプーリー1を
有している。プーリー1の周面には、始動ロープ
2を受容するための溝が設けられている。始動ロ
ープ2の外端は図示していないハンドグリツプと
結合されており、このハンドグリツプにて始動ロ
ープ2を矢印3方向へ引張ると、始動ロープ2は
プーリー1から繰り出され、その際プーリー1
は、第1図で時計方向へ回転する。この回転を可
能にするため、プーリー1は支持軸5に回転可能
に配置されている。支持軸5は、第4図からわか
るように、他の部分を図示していないモータチエ
ーンソーのフアンハウジング6内に固定されてい
る。従つて支持軸5の縦軸線は、同時にプーリー
1の回転軸線をも形成している。プーリー1を装
着した場合に該プーリー1を越えて突出する自由
端部部分には環状溝7が設けられ、該環状溝7の
溝底は、支持軸5の縦方向にて丸く形成させるこ
とができる。
プーリー1は、第1図の図面で表側に、即ちフ
アンハウジング6とは逆の側の背面に、突出する
支持ボス8を担持している。支持ボス8は鎌形の
支持台9に移行しており、該支持台9は、プーリ
ーと一体に鋳造され、そしてシリンダ胴の一部を
形成している凹部10を有している。この支持台
9は、第5図及び第6図に詳細に図示されている
つめ11を受容するために用いられる。つめ11
は、商標ウルトラミド(Ultramid)として入手
可能な合成樹脂からつくることができ、例えば外
面12にてシリンダ領域を形成している膨出状の
末端部13を有する。この膨出末端部により、つ
め11は支持台の凹部10に次のように、挿着さ
れており、即ちプーリー1が始動ロープ2に作用
する縦方向の引張りのもとに矢印14で示した駆
動回転方向へ回転する場合、つめ11が符号Bで
示した旋回軸線のまわりに半径方向外方へ旋回す
ることができるように挿着されている。つめ11
は、膨出末端部なしに棒状に形成することもでき
る。
アンハウジング6とは逆の側の背面に、突出する
支持ボス8を担持している。支持ボス8は鎌形の
支持台9に移行しており、該支持台9は、プーリ
ーと一体に鋳造され、そしてシリンダ胴の一部を
形成している凹部10を有している。この支持台
9は、第5図及び第6図に詳細に図示されている
つめ11を受容するために用いられる。つめ11
は、商標ウルトラミド(Ultramid)として入手
可能な合成樹脂からつくることができ、例えば外
面12にてシリンダ領域を形成している膨出状の
末端部13を有する。この膨出末端部により、つ
め11は支持台の凹部10に次のように、挿着さ
れており、即ちプーリー1が始動ロープ2に作用
する縦方向の引張りのもとに矢印14で示した駆
動回転方向へ回転する場合、つめ11が符号Bで
示した旋回軸線のまわりに半径方向外方へ旋回す
ることができるように挿着されている。つめ11
は、膨出末端部なしに棒状に形成することもでき
る。
つめ11が旋回運動すると、つめ11の尖端部
15は、第1図で破線にて示した内つめ歯16と
噛み合う。内つめ歯16は、フアンホイール18
またはフリーホイールと一体的に形成されている
連結部材の表面17によつて形成される。フアン
ホイール18は、内燃機関のクランク軸と結合さ
れる図示していないフランジを受容するためのエ
ンジン側くり抜き部19を有している。なお前記
フランジには、カム部の底部21に設けられる長
穴20に係入する3つの固定ねじ(図示せず)を
ねじ込むことができる。フアンホイール18の、
半径方向に湾曲した多数のフアン羽根22のうち
若干が第2図の軸平面図に図示されている。
15は、第1図で破線にて示した内つめ歯16と
噛み合う。内つめ歯16は、フアンホイール18
またはフリーホイールと一体的に形成されている
連結部材の表面17によつて形成される。フアン
ホイール18は、内燃機関のクランク軸と結合さ
れる図示していないフランジを受容するためのエ
ンジン側くり抜き部19を有している。なお前記
フランジには、カム部の底部21に設けられる長
穴20に係入する3つの固定ねじ(図示せず)を
ねじ込むことができる。フアンホイール18の、
半径方向に湾曲した多数のフアン羽根22のうち
若干が第2図の軸平面図に図示されている。
第1図はつめ11の次のような噛み合い位置を
示しており、即ちつめ11の尖端部が半径方向内
方へ突出する歯部25の1つの前方で歯底部24
に噛み合い、矢印14の方向へ連結部材17を連
行するような噛み合い位置を示している。内燃機
関が始動し、連結部材17がプーリー1を矢印1
4の方向へ追い越すと、つめ11は半径方向内方
へ、破線で示した非連結位置へ戻り旋回する。
示しており、即ちつめ11の尖端部が半径方向内
方へ突出する歯部25の1つの前方で歯底部24
に噛み合い、矢印14の方向へ連結部材17を連
行するような噛み合い位置を示している。内燃機
関が始動し、連結部材17がプーリー1を矢印1
4の方向へ追い越すと、つめ11は半径方向内方
へ、破線で示した非連結位置へ戻り旋回する。
つめ11を第1図で実線で示した噛み合い位置
へ半径方向外方へ旋回させることができるよう
に、丸いばね鋼を曲げてつくつた掴みばね26が
設けられている。この掴みばね26の詳細を第7
図に示す。掴みばね26は、互いに平行に延びる
2つのアームを有し、各アームは、符号27或は
28で示した屈曲部により、支持軸5の末端に弾
性的に係合する端部部分30或は31と、これら
の端部部分とそれぞれ鈍角をなす案内部分32或
は33とに分割されている。端部部分30と31
が少なくとも部分的に支持軸5の環状溝7に係入
している領域34と35で、アームは互いに離間
するごとく湾曲されている。前記領域34と35
に続く末端部36と37は、少なくとも30゜の角
度で、有利には45゜ないし60゜の角度で互いに離
間するごとく湾曲しており、これによつて掴みば
ねの支持軸への装着が容易になり、その結果掴み
ばねの両アームは、弾性的な締付けのもとに溝底
に対して接触して摩擦を生じせしめ、よつて掴み
ばねはどの状態に於ても支持軸に固持される。
へ半径方向外方へ旋回させることができるよう
に、丸いばね鋼を曲げてつくつた掴みばね26が
設けられている。この掴みばね26の詳細を第7
図に示す。掴みばね26は、互いに平行に延びる
2つのアームを有し、各アームは、符号27或は
28で示した屈曲部により、支持軸5の末端に弾
性的に係合する端部部分30或は31と、これら
の端部部分とそれぞれ鈍角をなす案内部分32或
は33とに分割されている。端部部分30と31
が少なくとも部分的に支持軸5の環状溝7に係入
している領域34と35で、アームは互いに離間
するごとく湾曲されている。前記領域34と35
に続く末端部36と37は、少なくとも30゜の角
度で、有利には45゜ないし60゜の角度で互いに離
間するごとく湾曲しており、これによつて掴みば
ねの支持軸への装着が容易になり、その結果掴み
ばねの両アームは、弾性的な締付けのもとに溝底
に対して接触して摩擦を生じせしめ、よつて掴み
ばねはどの状態に於ても支持軸に固持される。
互いに平行に延び、共通の連結部分38を介し
て互いに結合され、掴みばね26の湾曲部を形成
している案内部分32と33の間には、つめ11
と一体的に結合される円筒形のフオロワーピン4
0が係入している。プーリー1を駆動方向14へ
回転させると、フオロワーピン40はまず掴みば
ね26の案内部分32に向つて運動する。次に、
第7図で一点鎖線で示したラジアル面41と約45
゜の角度を成し、従つて端部部分30と約135゜
の鈍角を形成している案内部分32が傾斜した状
態にあるため、フオロワーピン40は掴みばね2
6の連結部分38の方向へ移動する。その結果、
半径方向外方へ向けられるつめ11の旋回運動
は、反時計方向に旋回軸線Bのまわりに行なわ
れ、従つてプーリー1がさらに回転運動を行なう
と、つめ11の尖端部15が次の歯部25の手前
で連結部材17と噛み合い、該連結部材17を駆
動方向に連行させることができる。この場合もし
つめの尖端部15が、第1図で符号Cにて示した
点で、連行モーメントをプレス力の形態で伝動さ
せるならば、特に有利な伝動条件が得られる。そ
れというのも、この点Cとつめ11の旋回軸線B
とを含む面は、前記旋回軸線Bとプーリー1の回
転軸線Aとを含む面と約90゜の角度で交わり、こ
の90゜という角度が、つめ11とその支持軸9と
によつて吸収されるべき、伝動に必要なプレス力
の最小値を提供するからであり、その際このプレ
ス力に対していわば非常に大きなレバーアームが
保証されているからである。その結果、摩耗が極
めて少なくなり、これに対応して始動装置の稼動
時間が保守を必要とせずに長くなる。
て互いに結合され、掴みばね26の湾曲部を形成
している案内部分32と33の間には、つめ11
と一体的に結合される円筒形のフオロワーピン4
0が係入している。プーリー1を駆動方向14へ
回転させると、フオロワーピン40はまず掴みば
ね26の案内部分32に向つて運動する。次に、
第7図で一点鎖線で示したラジアル面41と約45
゜の角度を成し、従つて端部部分30と約135゜
の鈍角を形成している案内部分32が傾斜した状
態にあるため、フオロワーピン40は掴みばね2
6の連結部分38の方向へ移動する。その結果、
半径方向外方へ向けられるつめ11の旋回運動
は、反時計方向に旋回軸線Bのまわりに行なわ
れ、従つてプーリー1がさらに回転運動を行なう
と、つめ11の尖端部15が次の歯部25の手前
で連結部材17と噛み合い、該連結部材17を駆
動方向に連行させることができる。この場合もし
つめの尖端部15が、第1図で符号Cにて示した
点で、連行モーメントをプレス力の形態で伝動さ
せるならば、特に有利な伝動条件が得られる。そ
れというのも、この点Cとつめ11の旋回軸線B
とを含む面は、前記旋回軸線Bとプーリー1の回
転軸線Aとを含む面と約90゜の角度で交わり、こ
の90゜という角度が、つめ11とその支持軸9と
によつて吸収されるべき、伝動に必要なプレス力
の最小値を提供するからであり、その際このプレ
ス力に対していわば非常に大きなレバーアームが
保証されているからである。その結果、摩耗が極
めて少なくなり、これに対応して始動装置の稼動
時間が保守を必要とせずに長くなる。
第8図に図示した掴みばねの変形実施態様は、
特に大量生産に適している。この掴みばね50
は、約1.2mmの薄さのほぼ平らなばね板から打ち
抜きによつてつくられる。作用の点で端部部分3
0と31に対応しているアーム51と52は、互
いに平行に延び、それぞれ半リング53と54か
ら延び出ている。半リングの円筒形の内縁55
は、ばね弾性的に拡げられるアーム51と52の
圧力により、第4図で符号7で示した支持軸5の
環状溝の溝底に弾性的に係合し、掴みばね50が
その稼動位置にて上記環状溝7に係入した場合に
必要な摩擦を提供する。
特に大量生産に適している。この掴みばね50
は、約1.2mmの薄さのほぼ平らなばね板から打ち
抜きによつてつくられる。作用の点で端部部分3
0と31に対応しているアーム51と52は、互
いに平行に延び、それぞれ半リング53と54か
ら延び出ている。半リングの円筒形の内縁55
は、ばね弾性的に拡げられるアーム51と52の
圧力により、第4図で符号7で示した支持軸5の
環状溝の溝底に弾性的に係合し、掴みばね50が
その稼動位置にて上記環状溝7に係入した場合に
必要な摩擦を提供する。
必要な摩擦圧を生じさせるこのようなばね弾性
的な締付けを可能にするため、両アーム51と5
2は、2つの丸味部56,57によつて生じる幅
狭部58,59を介して共通の連結部材60と結
合されている。連結部材60は、両丸味部56と
57を越えて両半リング53と54の方へ突出し
ており、その結果アーム51と52は、大きな曲
げ弾性を有することができる。第7図の掴みばね
の案内部分32と33に対応する2つの案内アー
ム61と62を形全するために、連結部材60
に、中心方向へ向けられる、或はプーリー及び支
持軸5の軸線Aの方向へ向けられる切欠き63が
設けられている。組み立てた状態では、つめ11
から突き出ているフオロワーピン40がこの切欠
き63に係入し、第1図ないし第7図に対して述
べたような態様でつめを始動過程時に内つめ歯1
6と噛み合わせるために旋回させる。
的な締付けを可能にするため、両アーム51と5
2は、2つの丸味部56,57によつて生じる幅
狭部58,59を介して共通の連結部材60と結
合されている。連結部材60は、両丸味部56と
57を越えて両半リング53と54の方へ突出し
ており、その結果アーム51と52は、大きな曲
げ弾性を有することができる。第7図の掴みばね
の案内部分32と33に対応する2つの案内アー
ム61と62を形全するために、連結部材60
に、中心方向へ向けられる、或はプーリー及び支
持軸5の軸線Aの方向へ向けられる切欠き63が
設けられている。組み立てた状態では、つめ11
から突き出ているフオロワーピン40がこの切欠
き63に係入し、第1図ないし第7図に対して述
べたような態様でつめを始動過程時に内つめ歯1
6と噛み合わせるために旋回させる。
軸線方向の予緊張を得るために、切欠き63の
縁領域64と65を図面の平面からつめ11の方
向へ斜めに曲げることができ、その結果例えばモ
ーターチエーンソーの稼動時に生じる振動のため
につめの保持がゆるむことが阻止される。
縁領域64と65を図面の平面からつめ11の方
向へ斜めに曲げることができ、その結果例えばモ
ーターチエーンソーの稼動時に生じる振動のため
につめの保持がゆるむことが阻止される。
第8図で実線で示した切欠き63の実施態様と
は異なり、切欠き63を破線66で示したように
形成することも可能で、即ち切欠き63を両半リ
ング53と54の中心線に対して傾斜するように
形成し、よつて第7図に対応して、つめ11のフ
オロワーピン40を斜めに案内するようにするこ
とも可能である。
は異なり、切欠き63を破線66で示したように
形成することも可能で、即ち切欠き63を両半リ
ング53と54の中心線に対して傾斜するように
形成し、よつて第7図に対応して、つめ11のフ
オロワーピン40を斜めに案内するようにするこ
とも可能である。
第1図はプーリーの内側より見た本発明による
始動装置の部分図、第2図は本発明による始動装
置の連結部材の軸平面図、第3図は第2図の連結
部材の縦軸断面図、第4図は第1図のプーリーの
支持軸が固定されているケーシングの部分断面
図、第5図は第1図の始動装置に用いられるつめ
の側面図、第6図は第5図のつめを旋回軸線の方
向に見た図、第7図は斜めに曲げられた掴みばね
の拡大図、第8図は掴みばねの他の実施態様を示
す図である。 1……プーリー、5……支持軸、9……支持
台、11……つめ、13……膨出末端部、26…
…掴みばね、40……フオロワーピン、A……プ
ーリーの回転軸線、B……つめの旋回軸線。
始動装置の部分図、第2図は本発明による始動装
置の連結部材の軸平面図、第3図は第2図の連結
部材の縦軸断面図、第4図は第1図のプーリーの
支持軸が固定されているケーシングの部分断面
図、第5図は第1図の始動装置に用いられるつめ
の側面図、第6図は第5図のつめを旋回軸線の方
向に見た図、第7図は斜めに曲げられた掴みばね
の拡大図、第8図は掴みばねの他の実施態様を示
す図である。 1……プーリー、5……支持軸、9……支持
台、11……つめ、13……膨出末端部、26…
…掴みばね、40……フオロワーピン、A……プ
ーリーの回転軸線、B……つめの旋回軸線。
Claims (1)
- 1 エンジンに取付けられる支持軸と、該支持軸
に回転可能に取付けられ始動ロープを捲付可能に
形成されたプーリーと、エンジンの前記支持軸に
取付けられ、前記プーリーを共軸状に囲むように
収容し、内面に複数のつめ歯を有する連結部材と
を有する内燃機関用始動装置において、プーリー
1の片側面に旋回可能に取付けられ、旋回軸線B
がプーリー1の回転軸線Aから半径方向に隔置さ
れているつめ11と、前記旋回軸線Bから離れた
点で前記プーリー側面から離れる方向に前記つめ
11から突出するフオロワーピン40と、前記プ
ーリー1を支持軸5の上に保持するため支持軸の
末端に弾性的に係合する掴みばね26とを有し、
該掴みばね26が前記フオロワーピン40を収容
する湾曲部を有し、前記プーリー1の回転に応じ
て前記つめを半径方向外方へ前記つめ歯に係合す
る方向に旋回する習性を前記ばね26が与えるこ
とと、前記つめ11の係合位置で、つめ11の尖
端15とつめ11の旋回軸線Bとを含む面が、前
記旋回軸線Bとプーリー1の回転軸線Aとを含む
面と約90゜の角度で交わることと、前記つめ11
が円筒状の膨出未端部13を有し、プーリー1が
該膨出末端を回転可能に収容する円筒状凹部を表
面に有する支持台9を包含することを特徴とする
始動装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE7608747U DE7608747U1 (de) | 1976-03-20 | 1976-03-20 | Anwerfvorrichtung fuer eine brennkraftmaschine, insbesondere eine motorkettensaege |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52114836A JPS52114836A (en) | 1977-09-27 |
JPS6113110B2 true JPS6113110B2 (ja) | 1986-04-11 |
Family
ID=6663415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2768877A Granted JPS52114836A (en) | 1976-03-20 | 1977-03-15 | Starting apparatus for internal combustion engine of chain saw |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4127098A (ja) |
JP (1) | JPS52114836A (ja) |
DE (1) | DE7608747U1 (ja) |
FR (1) | FR2344724A1 (ja) |
SE (1) | SE422827B (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561961Y2 (ja) * | 1976-07-06 | 1981-01-17 | ||
AT377832B (de) * | 1978-12-04 | 1985-05-10 | Bombardier Rotax Gmbh | Rueckholstarter fuer verbrennungskraftmaschinen |
US4359021A (en) * | 1980-01-02 | 1982-11-16 | Brunswick Corporation | Recoil starter |
JPS59156105U (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-19 | 三菱農機株式会社 | 農機用エンジンにおけるマフラ− |
US4492190A (en) * | 1983-04-20 | 1985-01-08 | Eaton Stamping Company | Recoil starter |
DE3430793C2 (de) * | 1984-08-22 | 1995-06-22 | Stihl Maschf Andreas | Seilzug-Anwerfvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
US4970998A (en) * | 1989-05-26 | 1990-11-20 | Eaton Indiana, Inc. | Offset starter pawl |
US5063812A (en) * | 1990-09-28 | 1991-11-12 | R. E. Phelon Company, Inc. | Pawl assembly for manual starting of small internal combustion engines |
DE4135405C2 (de) * | 1991-10-26 | 2000-08-17 | Stihl Maschf Andreas | Startvorrichtung für Brennkraftmotoren |
US5431135A (en) * | 1994-04-28 | 1995-07-11 | Eaton Stamping Company | Starter assembly |
DE20109743U1 (de) * | 2001-06-11 | 2001-08-09 | Stihl Maschf Andreas | Startvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
DE20113012U1 (de) * | 2001-08-04 | 2001-10-04 | Stihl Maschf Andreas | Startvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
CN1726352A (zh) * | 2002-11-11 | 2006-01-25 | 单向离合器有限公司 | 单向离合器以及可逆的单向离合器 |
US8291879B2 (en) * | 2008-12-03 | 2012-10-23 | Techtronic Outdoor Products Technology Limited | Recoil starter system |
CN102536572A (zh) * | 2011-12-28 | 2012-07-04 | 黄以良 | 发动机的启动器 |
JP2014073566A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Makita Corp | 動力工具 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR461523A (fr) * | 1913-05-23 | 1913-12-31 | Societe H Lapipe Et Ch Wittmann | Dispositif de mise en marche des moteurs de véhicules automobiles |
US1858583A (en) * | 1929-11-15 | 1932-05-17 | Emery H Fahrney | Starting device for engines |
FR911524A (fr) * | 1945-05-23 | 1946-07-10 | Cliquet de roue à rochet à fonctionnement automatique | |
DE1476514B2 (de) * | 1951-01-28 | 1973-09-06 | Seilzug-startvorrichtung fuer brennkraftmaschinen | |
FR1107719A (fr) * | 1954-06-25 | 1956-01-04 | Le Poulain | Dispositif de lancement pour moteurs de cycles à moteurs |
US2942599A (en) * | 1956-07-25 | 1960-06-28 | Outboard Marine & Mfg Co | Ratchet drive with automatic pawl engagement and an engine starter incorporating said drive |
BE624913A (ja) * | 1962-02-01 | 1900-01-01 | ||
US3252452A (en) * | 1962-11-08 | 1966-05-24 | Mcculloch Corp | Balanced piston engine |
US3465740A (en) * | 1968-02-13 | 1969-09-09 | Briggs & Stratton Corp | Pull rope type starter for vertical shaft engines |
DE1763498A1 (de) * | 1968-06-12 | 1971-11-11 | Siemens Ag | Ruecklaufsperre fuer Synchron-Kleinstmotoren |
US3814073A (en) * | 1972-08-15 | 1974-06-04 | Yamaha Motor Co Ltd | Recoil engine starter |
US3827307A (en) * | 1973-07-12 | 1974-08-06 | Briggs & Stratton Corp | Drag device for bendix-type rope starters |
-
1976
- 1976-03-20 DE DE7608747U patent/DE7608747U1/de not_active Expired
-
1977
- 1977-03-11 SE SE7702782A patent/SE422827B/xx not_active IP Right Cessation
- 1977-03-15 JP JP2768877A patent/JPS52114836A/ja active Granted
- 1977-03-18 FR FR7708298A patent/FR2344724A1/fr active Granted
- 1977-03-21 US US05/779,558 patent/US4127098A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52114836A (en) | 1977-09-27 |
FR2344724B1 (ja) | 1980-10-24 |
US4127098A (en) | 1978-11-28 |
DE7608747U1 (de) | 1976-07-15 |
FR2344724A1 (fr) | 1977-10-14 |
SE7702782L (sv) | 1977-09-21 |
SE422827B (sv) | 1982-03-29 |
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