JPS61130422A - プレス加工用冷延鋼板の製造法 - Google Patents

プレス加工用冷延鋼板の製造法

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JPS61130422A
JPS61130422A JP25063084A JP25063084A JPS61130422A JP S61130422 A JPS61130422 A JP S61130422A JP 25063084 A JP25063084 A JP 25063084A JP 25063084 A JP25063084 A JP 25063084A JP S61130422 A JPS61130422 A JP S61130422A
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JP
Japan
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cold
rolled
steel
coil
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP25063084A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomitsu Mizui
直光 水井
Atsuki Okamoto
篤樹 岡本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) (利用分野) 本発明は種々の形状に加工して使用されるプレス加工用
冷延鋼板を安定して均一かつ安価に製造する方法に関す
るものである。
(先行技術) 従来、冷延鋼板はパッチ(箱)焼鈍法により製造されて
いたが、工程の合理化のため近年は連続焼鈍法が多用さ
れつ\ある。しかしながら連続焼鈍法によりプレス加工
用冷延鋼板を製造する場合には下記の2つの大きな問題
があり、その適用の障害となっていた。
(1)熱間圧延時に高温巻取する必要がある。
(2)連続焼鈍の冷却過程で長時間の過時効処理をする
必要がある。
熱延高温巻取は特公昭50−811号公報に開示されて
いるように、連続焼鈍材の絞υ性を表わす算値の改善の
ためになされるものであるが、高温巻取すると (1)  コイル内の位置による熱履歴の差違から製品
特性に変動が生ずる。
(2)スケールが厚くなって酸洗能率をそこねる。
などの問題が生ずる。一方、過時効処理については、特
公昭49−1969号公報に開示されているように、3
00〜500℃の温度で10秒以上、実質的には1〜5
分の保持をして鋼中製品が常温で歪時効による特性劣化
を起こすことになる。この過時効処理時間を短かくてす
むようになれば連続焼鈍炉のライン長が短かくなシ、設
備コスト或は生産性の面で望ましいことは言うまでもな
い。
このような連続焼鈍の欠点は鋼に71−4’ln+のよ
うな炭窒化物形成元素を添加することによシ解消するこ
とができる。即ち、鋼中の固溶窒素や固溶炭素をT1や
M′bの炭窒化物として固定することにより熱延高温巻
取や連続焼鈍の過時効処理を省略できるけれども、この
方法は製造コストが高くなるので、一般的ではない。
(発明の概要) 本発明者らは以上の現状に鑑み、熱延高温巻取をしなく
てもよく、かつ過時効処理時間を従来よシ短かくしても
、従来通り良好な加工性を有する冷延鋼板を安定して製
造する方法につき検討した結果、鋼中の全窒素量を10
 ppm以下にし、熱延巻取温度を通常の500〜70
0℃より低くし、かつ連続焼鈍の加熱速度を制限すれば
、適度の1値を有し、かつ短かい過時効処理でも耐時効
性の良好な冷延鋼板が得られることを見い出したもので
、重量で、O0.01〜0.10%、Mn  102〜
0.40%、N  O,001チ以下を含み、さらに必
要に応じ+91[LO5〜(15% 、P  α03〜
1lL11チの一方又は両方を含有し、残部F・ 及び
不可避的不純物よシ成る鋼を熱間圧延後急冷し、+aa
℃以下の温度にてコイル状に巻取った後、該コイルを圧
下率50チ以上にて冷間圧延し次いで加熱速度1〜b 連続焼鈍してプレス加工用冷延鋼板を製造することに成
功したものである。
(発明の詳細な説明) 本発明の冶金学的な背景につき以下に説明する。本発明
は熱間圧延時の巻取温度を著しく低くすることによ妙熱
延板中に固溶炭素を多量に残存させ、その状態で冷間圧
延を行ない、その後急速加熱することにより冷延組織の
回復、再ど 結晶時にセメンタイトを微細に析出させて、算値に好ま
しい再結晶集合組織を得るものである。
またさらに、上記微細セメンタイトは冷却時の炭素の析
出サイトとして働くため過時効処理時の炭素の析出が促
進され、その結果従来より短かい過時効処理時間でも耐
時効性の良好な冷延鋼板が得られることになる。
従来は、熱延高温巻取を行ない熱延板でのセメンタイト
を粗大にすることが連続焼鈍後高を値を得るための必要
条件と考えられていたが、本発明者らによる基礎研究か
ら、従来と全く逆の方法をとることにより、r値を高く
できる方法が見い出されたわけである。
10010%以下に低減させることである。これにより
熱延工程で高温巻取する必要はなく、連続焼鈍(よりζ
値が良好で固溶窒素による歪時効が小さい冷延鋼板を製
造し得ることを確認した。
以上のように、本発明は従来よシも低い窒素を固溶する
鋼を用いて、全く新しい方法によりプレス加工用冷延鋼
板の安価な製造法を開発したものである。
次に本発明における鋼板の成分を前記のように限定して
いる理由について説明する。
O:鋼中に必然的に含有されるもので、1llL01チ
未満では本発明法によらなくても良好な特性が得られ、
また製造コストが高くなる。又α1゜チを超えると鋼が
硬質化し加工に耐えられない。
Mn: Mn  はSによる熱間脆性を防止するのに有
効な元素であシ、C1,02チ以上含有するのが好まし
い。しかしながら、α40チを超えると鋼が硬質化し走
性が劣化しさらに1値奄低下する。
N:本発明の重要な点で固溶窒素による歪時効を避ける
ために0.0O10%以下にしなければするため、P、
81  は可能な限シ低下させているがP、81  は
強度特性が要求される例えば高張力冷延鋼板場合にはp
、at  による固溶強化を利用するためにP、81 
 が添加される。0.05%未満の81 .0.03%
未満のPでは強度上昇が顕著でなく、一方[15%を超
える引 け鋼板の表面性状を劣化させ、又0.11%を
超えるPは鋼を脆化させる。
その他、5otht Fi添加しなくてもよいが、添加
する場合は0.08 %以下にしないと鋼は硬化する。
本発明は前述の通りこのような組成を有する鋼よりプレ
ス加工に適する冷延鋼板を製造するに当シ、熱間圧延後
急冷し、Saa℃以下の温度にてコイル状に巻取り、然
る後50チ以上の圧下率にて冷間圧延し、次いで加熱速
度1〜100C/ sec 、均熱温度650〜850
℃にて連続焼鈍するものであるが、本発明においてまず
熱間 ′圧延後急冷して500℃以下の低温度にて巻取
っているのは、本発明では熱延板中に固溶炭素を多量に
残存させ、これを焼鈍の加熱中に析出させることを特徴
としており、300℃以下では炭素の析出は殆んど生じ
ないが、300℃を超えると炭素が?elG  として
析出するので仕上圧延後急冷して固溶炭素の析出を防い
でいる。ヌー巻取温度は低くければ低いほどよく、室温
で巻取ることもできる。
本発明においては巻取後さらに脱スケールし冷延するが
、冷延するに当っては圧下率を50チ以上とする。
これは50チ未満では冷延、焼鈍後再結晶集合組織が発
達せず1値が低下する 次いで連続焼鈍に際し加熱速度を1〜b/ sa:とす
るのは1℃/sec未満では再結晶時におけるセメンタ
イトの微細析出が得られないためヒ に警備が低くなり、一方100℃/secを超えると析
出が間に合わず、これ又1値が低くなるためである(第
2図参照)、、又均熱温度において650℃未満では再
結晶が不充分で伸びが低下し、一方850℃を超えると
r(オーステナイ処理を行ない、室温まで冷却し調質圧
延後出荷される。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
実施例1 C0,04% 、 Mn  0. 19 % 、 5o
tAtO,02%、N  0.0007%、P  0.
007ts、8αD 04 % 、 BI  0. D
 1 %、残部主としてFe  よシ成る鋼を溶製した
。これを8分割し、実験室にて熱間圧延のシュミレーシ
ョンを行なった。
即ち、これらを1200℃で1時間均熱後850℃以上
で5wasに圧延した後直ちに急冷し、50〜700℃
に設定した炉中に投入、し、so分間保持した後20℃
/分で冷却した。以上の処理は現場にて熱間圧延し種々
に巻取ったコイルの温度履歴に相当する。
これらは脱スケール後08日まで圧下率75チで冷間圧
延し、次いで加熱速度10℃/式、均熱温度700℃、
40秒、冷却速度10℃/式、過時効処理350℃、2
分で連続焼鈍し、1%の−伸び率の調質圧延を行なった
後鋼板のに 3185号引張試験を行ない、l値と時効指数(AI)
を測定した結果を下記第1表に示す。
第  1  表 *:○本発明範囲内 X本発明範囲外 Δ従来法 なお時効指数(AI)は10%の引張後100℃、1時
間の熱処理を行なった時の降伏応力の上昇量であシ、鋼
板の常温時効性の目安となる。
第1図に示すように1巻取温度が300℃以下では時効
指数が従来法の700℃の場合と同等又はそれより低い
、又1値は巻取温度が700℃の場合が最も高いが、巻
取温度が300℃以下でも1.2以上のr値が得られて
おり、これはかなりの用途のプレス加工に耐えられるも
のである。このように本発明範囲の巻取温度(すること
により短かい過時効処理時間でも耐時効性が良好で、か
つV値も適当なレベルにある冷延鋼板を製造することが
できる。
実施例2 実施例1に示した鋼の中、150℃で巻取った鋼を冷延
後種々の加熱速度で700℃又は820℃まで昇温し、
40秒保持後400℃まで約10℃/secで冷却し4
00℃で2分間保持後室温まで冷却した。1チの調質圧
延後1値を測定した結果は第2図に示す通りである。こ
れよシ明らかなように加熱速度1〜100℃/ sec
のけ 範囲で高い!値が得られている。
実施例3 下記第2表に示す鋼を実験室にて溶解し、実施例1と同
様な方法で熱間圧延、冷間圧延及び連焼焼鈍、調質圧延
を行ない、1値と時効指数を測定し、その結果を同表に
示す。
同表によれば、本発明(醜1〜10)では浴値≧1.2
、時効指数(a、ok2/、”を示し、プレス加工用冷
延鋼板として適当であるが、本発明外(随11〜14)
では不適である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、従来よりも低い窒素を固
溶する鋼を用い、巻取温度を低くしかつ連続焼鈍の加熱
速度を制限することにより短かい過時効処理でも適度の
V値を有する耐時効性の良好な冷延鋼板を製造すること
ができるので、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
添付図面において第1図は熱延巻取温度と時効指数及び
買値、第2図は連続焼鈍加熱速度と算値の関係を示す図
表である。 オ  (l] f 2 ra    o)ムdμg2ot7yy”c 加点り叉(□eta)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量で、C0.01〜0.10%、Mn0.02〜
    0.40%、N0.001%以下を含み、残部Fe及び
    不可避的不純物より成る鋼を熱間圧延後急冷し、300
    ℃以下の温度にてコイル状に巻取つた後、該コイルを圧
    下率50%以上にて冷間圧延し、次いで加熱速度1〜1
    00℃/sec、均熱温度650〜850℃にて連続焼
    鈍することを特徴とするプレス加工用冷延鋼板の製造法
    。 2、重量で、C0.01〜0.10%、Mn0.02〜
    0.40%、N0.001%以下を含み、さらにSi0
    .05〜0.5%、P0.03〜0.11%の一方又は
    両方を含有し、残部Fe及び不可避的不純物より成る鋼
    を熱間圧延後急冷し、300℃以下の温度にてコイル状
    に巻取つた後、該コイルを圧下率50%以上にて冷間圧
    延し、次いで加熱速度1〜100℃/sec、均熱温度
    650〜850℃にて連続焼鈍することを特徴とするプ
    レス加工用冷延鋼板の製造法。
JP25063084A 1984-11-29 1984-11-29 プレス加工用冷延鋼板の製造法 Pending JPS61130422A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554526A (en) * 1978-10-13 1980-04-21 Nippon Steel Corp Manufacture of cold rolled steel plate with superior deep drawability by continuous annealing
JPS57126924A (en) * 1981-01-29 1982-08-06 Sumitomo Metal Ind Ltd Production of cold-rolled steel sheet having delayed aging property by continuous annealing
JPS5848637A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Nippon Steel Corp プレス成形性に優れた冷延鋼板の製造方法
JPS59173223A (ja) * 1983-03-23 1984-10-01 Sumitomo Metal Ind Ltd 加工用冷延鋼板の製造方法

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