JP3034964B2 - 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造方法 - Google Patents
連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は錫メッキやクロム酸処理
などの表面処理が施される表面処理原板の硬さレベルが
テンパー度で3(以下T−3と記す)以下の軟質表面処
理用原板を連続焼鈍で製造する方法に関するものであ
る。
などの表面処理が施される表面処理原板の硬さレベルが
テンパー度で3(以下T−3と記す)以下の軟質表面処
理用原板を連続焼鈍で製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】軟質表面処理用原板は、従来は箱焼鈍炉
により製造されていたが、この場合は焼鈍時間が長く製
造コスト、生産性に於いて問題があった。そのため、軟
質表面処理用原板を連続焼鈍で製造する方法が提案され
た。例えば、特開昭59−93826がある。特開昭5
9−93826は冷却ロールにより50〜500℃/s
ecで過時効処理温度まで急冷する方法で、明細書によ
れば「従来のガスジェット冷却の際に必要な過時効時間
(5分〜10分)を大幅に減少させ、1分30秒〜5分
程度まで短縮できる」とある。しかし、この過時効処理
時間の1分30秒〜5分は、通常、この様な連続焼鈍設
備のラインの鋼板の通板速度は600〜1000m/m
inと高速であるため過時効処理帯の設備長は極めて長
くなる。又、従来は10〜40℃/sの加熱速度で加熱
し600〜700℃で20〜30sec均熱する方法が
採用されており、加熱〜均熱の時間も約1〜2分もあ
り、連続焼鈍の設備長が長くなり設備コストが高くなる
という大きな問題があった。
により製造されていたが、この場合は焼鈍時間が長く製
造コスト、生産性に於いて問題があった。そのため、軟
質表面処理用原板を連続焼鈍で製造する方法が提案され
た。例えば、特開昭59−93826がある。特開昭5
9−93826は冷却ロールにより50〜500℃/s
ecで過時効処理温度まで急冷する方法で、明細書によ
れば「従来のガスジェット冷却の際に必要な過時効時間
(5分〜10分)を大幅に減少させ、1分30秒〜5分
程度まで短縮できる」とある。しかし、この過時効処理
時間の1分30秒〜5分は、通常、この様な連続焼鈍設
備のラインの鋼板の通板速度は600〜1000m/m
inと高速であるため過時効処理帯の設備長は極めて長
くなる。又、従来は10〜40℃/sの加熱速度で加熱
し600〜700℃で20〜30sec均熱する方法が
採用されており、加熱〜均熱の時間も約1〜2分もあ
り、連続焼鈍の設備長が長くなり設備コストが高くなる
という大きな問題があった。
【0003】尚、短時間連続焼鈍法についても提案され
ているが、特公昭36−10052号公報、特公昭36
−21155号公報、特公昭40−3020号公報、特
公昭46−19781号公報がある。 しかし、特公昭
36−21155号公報は200〜300℃でコイルと
して巻き取らねばならず酸化の問題、巻き取り設備の問
題、巻き取ったコイルの冷却方法或いは冷却時のコイル
内外周の不均一冷却の問題がある。又、特公昭40−3
020号公報はテンパー度が6以上の製造方法で、特公
昭46−19781号公報はHR30Tが72以上の極めて
硬質な材質の表面処理原板を製造する方法で、これらの
方法ではT−3以下の製造は不可能である。残る特公昭
36−10052号公報は急速加熱を行い均熱を殆ど行
わず急冷する焼鈍時間が約15secの短時間焼鈍法で
あるが、この方法の大きな問題点は同公報の表1に示さ
れているように得られる材質の硬さがHR3OTで85とテ
ンパー度が5(以下T−5と記す)のものしか出来ない
ことである。以上のように、極めてコンパクトな連続焼
鈍設備でT−3以下の製造が可能な連続焼鈍よる表面処
理原板の製造方法はまだないのである。
ているが、特公昭36−10052号公報、特公昭36
−21155号公報、特公昭40−3020号公報、特
公昭46−19781号公報がある。 しかし、特公昭
36−21155号公報は200〜300℃でコイルと
して巻き取らねばならず酸化の問題、巻き取り設備の問
題、巻き取ったコイルの冷却方法或いは冷却時のコイル
内外周の不均一冷却の問題がある。又、特公昭40−3
020号公報はテンパー度が6以上の製造方法で、特公
昭46−19781号公報はHR30Tが72以上の極めて
硬質な材質の表面処理原板を製造する方法で、これらの
方法ではT−3以下の製造は不可能である。残る特公昭
36−10052号公報は急速加熱を行い均熱を殆ど行
わず急冷する焼鈍時間が約15secの短時間焼鈍法で
あるが、この方法の大きな問題点は同公報の表1に示さ
れているように得られる材質の硬さがHR3OTで85とテ
ンパー度が5(以下T−5と記す)のものしか出来ない
ことである。以上のように、極めてコンパクトな連続焼
鈍設備でT−3以下の製造が可能な連続焼鈍よる表面処
理原板の製造方法はまだないのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明で解決しようと
する課題は、極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3
以下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板の
製造方法を提供する事である。
する課題は、極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3
以下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板の
製造方法を提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、設備費を
大きく軽減し得る極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT
−3以下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原
板を製造する方法について、連続焼鈍条件及び成分含有
量、熱延条件、について総合的に検討し、軟質表面処理
原板の製造方法を見いだしたものである。
大きく軽減し得る極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT
−3以下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原
板を製造する方法について、連続焼鈍条件及び成分含有
量、熱延条件、について総合的に検討し、軟質表面処理
原板の製造方法を見いだしたものである。
【0006】本発明の要旨は下記の通りである。 (1) 重量でC:0.008〜0.100%、Mn:
0.05〜0.80%、P:0.001〜0.035
%、S:0.002〜0.035%、solAl:0.
002〜0.100%、N:≦0.0060%、残部不
可避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の熱間圧延条
件で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼帯とし、冷
間圧延を行い、その後、 連続焼鈍にて少なくとも50
0℃以上の温度域を300〜2000℃/sで600〜
800℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40℃/s以
上の冷却速度で200〜400℃の温度域まで冷却し、
50℃以上の再加熱を行い、350〜520℃の温度に
加熱し、300〜520℃の温度域で2秒以上30秒以
下の過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍による軟
質表面処理原板の製造方法。
0.05〜0.80%、P:0.001〜0.035
%、S:0.002〜0.035%、solAl:0.
002〜0.100%、N:≦0.0060%、残部不
可避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の熱間圧延条
件で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼帯とし、冷
間圧延を行い、その後、 連続焼鈍にて少なくとも50
0℃以上の温度域を300〜2000℃/sで600〜
800℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40℃/s以
上の冷却速度で200〜400℃の温度域まで冷却し、
50℃以上の再加熱を行い、350〜520℃の温度に
加熱し、300〜520℃の温度域で2秒以上30秒以
下の過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍による軟
質表面処理原板の製造方法。
【0007】(2) 重量でC:0.008〜0.100
%、Mn:0.05〜0.80%、P:0.001〜
0.035%、S:0.002〜0.035%、sol
Al:0.002〜0.100%、N:≦0.0060
%、 B:B/N(重量比)=0.5〜3.0、残部不
可避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の熱間圧延条
件で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼帯とし、冷
間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて少なくとも500
℃以上の温度域を300〜2000℃/sで600〜8
00℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40℃/s以上
の冷却速度で200〜400℃の温度域まで冷却し、5
0℃以上の再加熱を行い、350〜520℃の温度に加
熱し、300〜520℃の温度域で2秒以上30秒以下
の過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍による軟質
表面処理原板の製造方法。
%、Mn:0.05〜0.80%、P:0.001〜
0.035%、S:0.002〜0.035%、sol
Al:0.002〜0.100%、N:≦0.0060
%、 B:B/N(重量比)=0.5〜3.0、残部不
可避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の熱間圧延条
件で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼帯とし、冷
間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて少なくとも500
℃以上の温度域を300〜2000℃/sで600〜8
00℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40℃/s以上
の冷却速度で200〜400℃の温度域まで冷却し、5
0℃以上の再加熱を行い、350〜520℃の温度に加
熱し、300〜520℃の温度域で2秒以上30秒以下
の過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍による軟質
表面処理原板の製造方法。
【0008】以下に本発明について詳細に述べる。本発
明者等は、極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以
下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板を製
造する方法について、連続焼鈍条件及び成分含有量、熱
延条件、について総合的に検討し、連続焼鈍の加熱に
於いて少なくとも500℃以上の温度域を300〜20
00℃/sで600〜800℃に加熱すること、再結
晶焼鈍後40℃/s以上の冷却速度で200〜400℃
の温度域まで冷却し、50℃以上の再加熱を行い、 3
50〜520℃の温度に加熱し、300〜520℃の温
度域で2秒以上30秒以下の間滞在させ過時効処理を行
う事、の、の2点を主ポイントとすることにより初
めて極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製
造が可能となることを見いだしたものである。又、本発
明の方法は、発明(2)に記載するように、発明(1)の
鋼にBをB/Nで0.5〜3.0添加することによりよ
り軟質とすることが出来るものである。
明者等は、極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以
下の製造が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板を製
造する方法について、連続焼鈍条件及び成分含有量、熱
延条件、について総合的に検討し、連続焼鈍の加熱に
於いて少なくとも500℃以上の温度域を300〜20
00℃/sで600〜800℃に加熱すること、再結
晶焼鈍後40℃/s以上の冷却速度で200〜400℃
の温度域まで冷却し、50℃以上の再加熱を行い、 3
50〜520℃の温度に加熱し、300〜520℃の温
度域で2秒以上30秒以下の間滞在させ過時効処理を行
う事、の、の2点を主ポイントとすることにより初
めて極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製
造が可能となることを見いだしたものである。又、本発
明の方法は、発明(2)に記載するように、発明(1)の
鋼にBをB/Nで0.5〜3.0添加することによりよ
り軟質とすることが出来るものである。
【0009】図1は、本発明のポイントの「連続焼鈍
の加熱に於いて少なくとも500℃以上の温度域を30
0〜2000℃/sで600〜800℃に加熱するこ
と」の効果を示した図である。本発明の方法で製造した
板厚が0.25mmの冷間圧延後の鋼板を図2に示すヒー
トサイクルで均熱温度(T)を675℃、時間(t)を
0.1sec、冷却速度(αC)を200℃/sとし、加
熱速度(αH)を変え焼鈍を行い、1.0%の調質圧延を
行った。得られた表面処理原板の硬度を調査し、その結
果を図1に示した。図1から、均熱時間が殆どないよう
なコンパクトな連続焼鈍設備でも、本発明のポイント
の連続焼鈍の加熱に於いて300℃/s以上で加熱する
ことにより軟質化効果が極めて大きいことがわかる。
の加熱に於いて少なくとも500℃以上の温度域を30
0〜2000℃/sで600〜800℃に加熱するこ
と」の効果を示した図である。本発明の方法で製造した
板厚が0.25mmの冷間圧延後の鋼板を図2に示すヒー
トサイクルで均熱温度(T)を675℃、時間(t)を
0.1sec、冷却速度(αC)を200℃/sとし、加
熱速度(αH)を変え焼鈍を行い、1.0%の調質圧延を
行った。得られた表面処理原板の硬度を調査し、その結
果を図1に示した。図1から、均熱時間が殆どないよう
なコンパクトな連続焼鈍設備でも、本発明のポイント
の連続焼鈍の加熱に於いて300℃/s以上で加熱する
ことにより軟質化効果が極めて大きいことがわかる。
【0010】このように300℃/s以上で加熱するこ
とにより、従来の20℃/sよりより軟質な材質が得ら
れるメカニズムについては必ずしも充分に解明できてい
ないが、 A.超急速加熱の場合は、冷間圧延時の加工エネルギー
を蓄えたまま再結晶することが考えられその効果により
より低温で再結晶する。又、再結晶のスタート時に於け
るサブグレインの粒界の移動速度並びに粒成長時の粒界
の移動速度が極めて速いので、粒界への遍析元素の粒界
への移動が追従しなくなり粒界の移動を妨げる遍析元素
が少なくなる。その結果、超急速加熱を行うことにより
再結晶がより低温で起こるとともに粒成長も容易となり
より軟質材が得られるようになった。
とにより、従来の20℃/sよりより軟質な材質が得ら
れるメカニズムについては必ずしも充分に解明できてい
ないが、 A.超急速加熱の場合は、冷間圧延時の加工エネルギー
を蓄えたまま再結晶することが考えられその効果により
より低温で再結晶する。又、再結晶のスタート時に於け
るサブグレインの粒界の移動速度並びに粒成長時の粒界
の移動速度が極めて速いので、粒界への遍析元素の粒界
への移動が追従しなくなり粒界の移動を妨げる遍析元素
が少なくなる。その結果、超急速加熱を行うことにより
再結晶がより低温で起こるとともに粒成長も容易となり
より軟質材が得られるようになった。
【0011】B.超急速加熱の場合は、再結晶〜粒成長
の間の時間があまりにも短いので再結晶前、途中、粒成
長の段階に於いてAlNの微細析出が殆ど起こらなくな
る。その結果、超急速加熱を行うことにより再結晶がよ
り低温で起こるとともに粒成長も容易となりより軟質材
が得られるようになった。 等の効果が推察される。
尚、これらの効果は、連続焼鈍の加熱に於いて少なくと
も500℃以上の温度域を300℃/s以上で600〜
800℃に加熱することで得られることが本発明者等の
実験によってわかった。
の間の時間があまりにも短いので再結晶前、途中、粒成
長の段階に於いてAlNの微細析出が殆ど起こらなくな
る。その結果、超急速加熱を行うことにより再結晶がよ
り低温で起こるとともに粒成長も容易となりより軟質材
が得られるようになった。 等の効果が推察される。
尚、これらの効果は、連続焼鈍の加熱に於いて少なくと
も500℃以上の温度域を300℃/s以上で600〜
800℃に加熱することで得られることが本発明者等の
実験によってわかった。
【0012】本発明のポイントのは、の方法により
得られる結晶粒径の大きな鋼帯に本発明の条件の再加熱
過時効処理(連続焼鈍で均熱後急冷した後過時効処理温
度まで再加熱を行い過時効処理を行う処理)の方法によ
りコンパクトな過時効処理でもT−3以下の軟質な軟質
表面処理原板の製造が可能となることである。
得られる結晶粒径の大きな鋼帯に本発明の条件の再加熱
過時効処理(連続焼鈍で均熱後急冷した後過時効処理温
度まで再加熱を行い過時効処理を行う処理)の方法によ
りコンパクトな過時効処理でもT−3以下の軟質な軟質
表面処理原板の製造が可能となることである。
【0013】再加熱過時効処理法に於いて固溶Cを速や
かに低減ならしめるためには、 (1)再加熱過時効処
理前の急冷直後の固溶Cを70ppm以上好ましくは1
00ppm以上と過剰に存在せしめること、(2)急冷
の終点温度を400℃以下とすること、(3)急冷後の
再加熱温度幅を50℃以上とすること、(4)過時効処
理は300〜520℃で2sec以上おこなうこと、が
必要であることがわかった。
かに低減ならしめるためには、 (1)再加熱過時効処
理前の急冷直後の固溶Cを70ppm以上好ましくは1
00ppm以上と過剰に存在せしめること、(2)急冷
の終点温度を400℃以下とすること、(3)急冷後の
再加熱温度幅を50℃以上とすること、(4)過時効処
理は300〜520℃で2sec以上おこなうこと、が
必要であることがわかった。
【0014】上記(1)の過剰の固溶Cは、上記
(2)、(3)の処理中に結晶粒内に微細且つ数多くの
セメンタイトの核の生成に不可欠なもので、この結晶粒
内の高密度のセメンタイトの核は、固溶Cが析出するの
に必要なCの拡散距離を大幅に減少させ、上記(3)〜
(4)の過時効処理中固溶Cを極めて速く低減せしめ、
過時効処理の時間の大幅な低減を可能とすることができ
る。尚、急冷直後の固溶Cを70ppm以上好ましくは
100ppm以上と過剰に存在せしめるには、(1)−
1)C含有量を80ppm以上とすること、(1)−
2)均熱後の結晶粒径を大きくすること、(1)−3)
急冷開始温度を600℃以上とすること、(1)−4)
急冷の冷却速度を40℃/sec以上好ましくは100
℃/sec以上とすること、が重要であることがわかっ
た。
(2)、(3)の処理中に結晶粒内に微細且つ数多くの
セメンタイトの核の生成に不可欠なもので、この結晶粒
内の高密度のセメンタイトの核は、固溶Cが析出するの
に必要なCの拡散距離を大幅に減少させ、上記(3)〜
(4)の過時効処理中固溶Cを極めて速く低減せしめ、
過時効処理の時間の大幅な低減を可能とすることができ
る。尚、急冷直後の固溶Cを70ppm以上好ましくは
100ppm以上と過剰に存在せしめるには、(1)−
1)C含有量を80ppm以上とすること、(1)−
2)均熱後の結晶粒径を大きくすること、(1)−3)
急冷開始温度を600℃以上とすること、(1)−4)
急冷の冷却速度を40℃/sec以上好ましくは100
℃/sec以上とすること、が重要であることがわかっ
た。
【0015】以下に製造条件について述べる。Cは、含
有量が0.100%超になるとT−3以下の硬度が得ら
れなくなるのでC含有量の上限を0.100%とした。
尚、C量が0.008%未満では、急冷直後の固溶C
を70ppm以上と過剰に存在せしめることが出来なく
なるので、下限のC含有量を0.008%とした。Mn
含有量は、0.80%超になるとT−3以下の硬度が得
られなくなるので0.80%を上限値とした。尚、0.
05%未満は通常の製造法では得られないので、下限値
を0.05%とした。P含有量は、0.035%超にな
るとT−3以下の硬度が得られなくなるので0.035
%を上限値とした。尚、0.001%未満は通常の製造
法では得られないので下限値を0.001%とした。S
含有量は、0.035%超になるとT−3以下の硬度が
得られなくなるので0.035%を上限値とした。尚、
0.002%未満は通常の製造法では得られないので下
限値を0.002%とした。solAlは、0.100
%超になるとT−3以下の硬度が得られなくなるので
0.100%を上限値とした。尚、0.002%未満は
通常の製造法では得られないので下限値を0.002%
とした。N含有量は、0.0060%となると、超急速
加熱焼鈍を行ってもNが多いため微細なAlNの析出に
よりT−3以下の硬度が得られなくなるので0.060
%を上限とした。尚、N含有量は低いほど軟質な鋼板が
得られるので特に下限値を規制する必要はない。尚、B
は、B/Nで0.5以上添加することにより、NをBN
とし固定し、N時効を防止したり、再結晶粒を大きくす
るなどしてより軟質な鋼板が得られるのでBの下限値を
B/Nで0.5とした。但しB/N比が3.0を超える
と固溶Bの影響で材質が硬質化するようになるのでB/
Nを3以下とする必要がある。
有量が0.100%超になるとT−3以下の硬度が得ら
れなくなるのでC含有量の上限を0.100%とした。
尚、C量が0.008%未満では、急冷直後の固溶C
を70ppm以上と過剰に存在せしめることが出来なく
なるので、下限のC含有量を0.008%とした。Mn
含有量は、0.80%超になるとT−3以下の硬度が得
られなくなるので0.80%を上限値とした。尚、0.
05%未満は通常の製造法では得られないので、下限値
を0.05%とした。P含有量は、0.035%超にな
るとT−3以下の硬度が得られなくなるので0.035
%を上限値とした。尚、0.001%未満は通常の製造
法では得られないので下限値を0.001%とした。S
含有量は、0.035%超になるとT−3以下の硬度が
得られなくなるので0.035%を上限値とした。尚、
0.002%未満は通常の製造法では得られないので下
限値を0.002%とした。solAlは、0.100
%超になるとT−3以下の硬度が得られなくなるので
0.100%を上限値とした。尚、0.002%未満は
通常の製造法では得られないので下限値を0.002%
とした。N含有量は、0.0060%となると、超急速
加熱焼鈍を行ってもNが多いため微細なAlNの析出に
よりT−3以下の硬度が得られなくなるので0.060
%を上限とした。尚、N含有量は低いほど軟質な鋼板が
得られるので特に下限値を規制する必要はない。尚、B
は、B/Nで0.5以上添加することにより、NをBN
とし固定し、N時効を防止したり、再結晶粒を大きくす
るなどしてより軟質な鋼板が得られるのでBの下限値を
B/Nで0.5とした。但しB/N比が3.0を超える
と固溶Bの影響で材質が硬質化するようになるのでB/
Nを3以下とする必要がある。
【0016】熱延条件は、特に規制する必要がなく通常
の熱延条件でよい。尚、熱延の加熱条件も、特に規制す
る必要がなく通常行なわれる加熱条件でよいが、より軟
質な鋼板を得るには、1150℃以下の加熱温度(以下
SRTと記す)が好ましい。更に、熱延の巻き取り温度
(以下C.Tと記す)を660℃以上とすると、CとN
が無害化され軟質な材質が得られるので必要に応じ実施
すればよい。
の熱延条件でよい。尚、熱延の加熱条件も、特に規制す
る必要がなく通常行なわれる加熱条件でよいが、より軟
質な鋼板を得るには、1150℃以下の加熱温度(以下
SRTと記す)が好ましい。更に、熱延の巻き取り温度
(以下C.Tと記す)を660℃以上とすると、CとN
が無害化され軟質な材質が得られるので必要に応じ実施
すればよい。
【0017】連続焼鈍時の再結晶焼鈍の加熱速度は、本
発明の最も重要なポイントで、その効果は先に述べた通
りである。加熱速度が300℃/s未満では超急速加熱
効果が得られず材質が硬化しT−3以下の硬度が得られ
なくなるので300℃/sを下限値とした。尚、200
0℃/s超の加熱速度ではあまりにも加熱速度が速すぎ
るため加熱の到達温度の制御が不安定となり安定した品
質が得難くなるので2000℃/sを上限とした。
発明の最も重要なポイントで、その効果は先に述べた通
りである。加熱速度が300℃/s未満では超急速加熱
効果が得られず材質が硬化しT−3以下の硬度が得られ
なくなるので300℃/sを下限値とした。尚、200
0℃/s超の加熱速度ではあまりにも加熱速度が速すぎ
るため加熱の到達温度の制御が不安定となり安定した品
質が得難くなるので2000℃/sを上限とした。
【0018】再結晶焼鈍時の焼鈍温度は、600℃未満
では超急速加熱焼鈍でも充分な再結晶が起らずT−3以
下の硬度が得られなくなるので600℃を下限値とし
た。 尚、焼鈍温度が800℃超となると均熱帯を通過
する時に鋼板が軟化し延び易くなり通反性が悪くなるの
で800℃を上限値とした。
では超急速加熱焼鈍でも充分な再結晶が起らずT−3以
下の硬度が得られなくなるので600℃を下限値とし
た。 尚、焼鈍温度が800℃超となると均熱帯を通過
する時に鋼板が軟化し延び易くなり通反性が悪くなるの
で800℃を上限値とした。
【0019】再結晶焼鈍時の均熱時間は、超急速加熱焼
鈍では均熱時間がなくとも充分な再結晶と粒成長が生じ
T−3以下の硬度が得られるので均熱時間の下限値は規
制する必要がない。尚、均熱時間の上限を5secとし
たのは、本発明の目的である「設備費を大きく軽減し得
る極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製造
が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板を製造する方
法」の思想から外れるようになるので5secを上限値
とした。
鈍では均熱時間がなくとも充分な再結晶と粒成長が生じ
T−3以下の硬度が得られるので均熱時間の下限値は規
制する必要がない。尚、均熱時間の上限を5secとし
たのは、本発明の目的である「設備費を大きく軽減し得
る極めてコンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製造
が可能な連続焼鈍による軟質表面処理原板を製造する方
法」の思想から外れるようになるので5secを上限値
とした。
【0020】再結晶焼鈍後の冷却条件及び過時効処理条
件は、T−3以下の軟質材を得るためには特に重要で、
40℃/s以上の冷却速度で200〜400℃の温度域
まで冷却し、50℃以上の再加熱を行い、350〜52
0℃の温度に加熱し、300〜520℃の温度域で2秒
以上30秒以下の間滞在させ過時効処理を行わねばなら
ない。この条件から外れると充分な過時効処理効果が得
られずT−3以下の軟質材が得られなくなるからであ
る。 尚、過時処理時間の上限を30秒としたのは、本
発明の目的である「設備費を大きく軽減し得る極めてコ
ンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製造が可能な連
続焼鈍による軟質表面処理原板を製造する方法」の思想
から外れるようになるので30秒を上限値とした。調質
圧延は通常行われている0.5〜3.0%を必要に応じ
施せばよい。
件は、T−3以下の軟質材を得るためには特に重要で、
40℃/s以上の冷却速度で200〜400℃の温度域
まで冷却し、50℃以上の再加熱を行い、350〜52
0℃の温度に加熱し、300〜520℃の温度域で2秒
以上30秒以下の間滞在させ過時効処理を行わねばなら
ない。この条件から外れると充分な過時効処理効果が得
られずT−3以下の軟質材が得られなくなるからであ
る。 尚、過時処理時間の上限を30秒としたのは、本
発明の目的である「設備費を大きく軽減し得る極めてコ
ンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の製造が可能な連
続焼鈍による軟質表面処理原板を製造する方法」の思想
から外れるようになるので30秒を上限値とした。調質
圧延は通常行われている0.5〜3.0%を必要に応じ
施せばよい。
【0021】
【実施例】以下に本発明の効果を実施例により説明す
る。表1に示す成分、熱延条件で2.3mmの熱延鋼帯
を製造し、 冷間圧延した0.25mmの冷延鋼板を図
3に示すヒートサイクルI、IIで表2に示す温度、時間
条件で連続焼鈍を施し、1.2%の調質圧延を施し、表
面処理原板を得た。得られた表面処理原板の硬度(HR3
0T)を測定し、その結果を表2に併記した。
る。表1に示す成分、熱延条件で2.3mmの熱延鋼帯
を製造し、 冷間圧延した0.25mmの冷延鋼板を図
3に示すヒートサイクルI、IIで表2に示す温度、時間
条件で連続焼鈍を施し、1.2%の調質圧延を施し、表
面処理原板を得た。得られた表面処理原板の硬度(HR3
0T)を測定し、その結果を表2に併記した。
【0022】鋼A,B,C,Dは本願の発明の方法の範
囲内の製造条件のもので、鋼Cは軟質化を図るためBを
添加した本発明(2)の成分の範囲のものである。鋼E
は本願の発明の方法の範囲外の製造条件のものである。
囲内の製造条件のもので、鋼Cは軟質化を図るためBを
添加した本発明(2)の成分の範囲のものである。鋼E
は本願の発明の方法の範囲外の製造条件のものである。
【0023】試料1,2,3,4,5,6,7は本発明
の方法の実施例(試料6は本発明(2)の実施例)で、
何れもT−3以下(HR30T〓57±3以下)の硬度範囲
のメッキ原板が得られている。試料1,3,6,7は、
表1に示すようにC,N,B量、並びに熱延条件を本発
明の方法の範囲内で変化させた実施例である。本発明の
方法の範囲内であれば何れもT−3以下の硬度範囲のメ
ッキ原板が得られることが、又、低C化、B添加、低温
スラブ加熱及び高温巻き取りによってより軟質な鋼板が
得られることがわかる。
の方法の実施例(試料6は本発明(2)の実施例)で、
何れもT−3以下(HR30T〓57±3以下)の硬度範囲
のメッキ原板が得られている。試料1,3,6,7は、
表1に示すようにC,N,B量、並びに熱延条件を本発
明の方法の範囲内で変化させた実施例である。本発明の
方法の範囲内であれば何れもT−3以下の硬度範囲のメ
ッキ原板が得られることが、又、低C化、B添加、低温
スラブ加熱及び高温巻き取りによってより軟質な鋼板が
得られることがわかる。
【0024】
【表1−1】
【0025】
【表1−2】 但し、SRT:スラブ加熱温度、F.T:熱延仕上温度
【0026】
【表2】
【0027】試料2,3,4,5は、表2に示すように
連続焼鈍条件を本発明の方法の範囲内で変化させた実施
例である。本発明の方法の範囲内であれば何れもT−3
以下の硬度範囲のメッキ原板が得られている。試料8は
C,N含有量が本発明の方法のC,N量を高く外れた比
較例で、T−3の硬度範囲のメッキ原板が得られなくな
ることがわかる。試料9,10は、図3のヒートサイク
ルIIに示すように焼鈍時の加熱速度が20℃/sで、均
熱時間が20sec、過時効処理時間が60secと長
い現在工業的に行われている連続焼鈍条件で行った従来
例である。試料9,10は本発明例の試料1〜7と同じ
レベルの硬度となっている。この結果からみても、本発
明の方法が如何にコンパクトな焼鈍設備で軟質な表面処
理原板を得る方法として優れているかがよくわかる。
又、 その効果は大きな工業的価値があることがわか
る。
連続焼鈍条件を本発明の方法の範囲内で変化させた実施
例である。本発明の方法の範囲内であれば何れもT−3
以下の硬度範囲のメッキ原板が得られている。試料8は
C,N含有量が本発明の方法のC,N量を高く外れた比
較例で、T−3の硬度範囲のメッキ原板が得られなくな
ることがわかる。試料9,10は、図3のヒートサイク
ルIIに示すように焼鈍時の加熱速度が20℃/sで、均
熱時間が20sec、過時効処理時間が60secと長
い現在工業的に行われている連続焼鈍条件で行った従来
例である。試料9,10は本発明例の試料1〜7と同じ
レベルの硬度となっている。この結果からみても、本発
明の方法が如何にコンパクトな焼鈍設備で軟質な表面処
理原板を得る方法として優れているかがよくわかる。
又、 その効果は大きな工業的価値があることがわか
る。
【0028】
【発明の効果】以上に本発明について詳細に説明した
が、本発明によれば、設備費を大きく軽減し得る極めて
コンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の軟質表面処理
原板の製造が可能となり、その工業的価値は大である。
が、本発明によれば、設備費を大きく軽減し得る極めて
コンパクトな連続焼鈍設備でT−3以下の軟質表面処理
原板の製造が可能となり、その工業的価値は大である。
【図1】硬度に及ぼす連続焼鈍時の加熱速度の影響を調
べた実験の加熱速度と硬度との関係を示す図、
べた実験の加熱速度と硬度との関係を示す図、
【図2】図1の調査実験に用いた連続焼鈍のヒートサイ
クルを示す図、
クルを示す図、
【図3】(a)は実施例の焼鈍のヒートサイクルIを示
す図である。 (b)は実施例の焼鈍のヒートサイクルIIを示す図であ
る。
す図である。 (b)は実施例の焼鈍のヒートサイクルIIを示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺門 良二 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭53−79715(JP,A) 特開 昭59−93826(JP,A) 特開 昭50−72816(JP,A) 特開 昭61−295325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/00 - 9/48 C22C 38/00 - 38/58
Claims (2)
- 【請求項1】 重量でC:0.008〜0.100%、
Mn:0.05〜0.80%、P:0.001〜0.
035%、S:0.002〜0.035%、solA
l:0.002〜0.100%、N:≦0.0060
%、残部不可避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の
熱間圧延条件で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼
帯とし、冷間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて少なく
とも500℃以上の温度域を300〜2000℃/sで
600〜800℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40
℃/s以上の冷却速度で200〜400℃の温度域まで
冷却し、50℃以上の再加熱を行い、350〜520℃
の温度に加熱し、300〜520℃の温度域で2秒以上
30秒以下の過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍
による軟質表面処理原板の製造方法。 - 【請求項2】 重量でC:0.008〜0.100%、
Mn:0.05〜0.80%、P:0.001〜0.
035%、S:0.002〜0.035%、solA
l:0.002〜0.100%、N:≦0.0060
%、B:B/N(重量比)=0.5〜3.0、残部不可
避的不純物及び鉄よりなる鋼片を、通常の熱間圧延条件
で加熱、熱間圧延を行い、巻き取り熱延鋼帯とし、冷間
圧延を行い、その後、連続焼鈍にて少なくとも500℃
以上の温度域を300〜2000℃/sで600〜80
0℃に加熱し5秒以下の保定を行い、40℃/s以上の
冷却速度で200〜400℃の温度域まで冷却し、50
℃以上の再加熱を行い、350〜520℃の温度に加熱
し、300〜520℃の温度域で2秒以上30秒以下の
過時効処理を行う事を特徴とする連続焼鈍による軟質表
面処理原板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3015637A JP3034964B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3015637A JP3034964B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04236722A JPH04236722A (ja) | 1992-08-25 |
JP3034964B2 true JP3034964B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=11894233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3015637A Expired - Fee Related JP3034964B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034964B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU708379B2 (en) * | 1994-06-27 | 1999-08-05 | Onesteel Trading Pty Limited | Method of increasing the yield strength of cold formed steel sections |
-
1991
- 1991-01-17 JP JP3015637A patent/JP3034964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04236722A (ja) | 1992-08-25 |
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