JPS61129353A - ドアミラ−車用ワイパ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野） 本発明は、ドアガラスに付着した水滴を払拭してドアミ
ラーの視認性を確保するドアミラー車用ワイパー装置に
関する。

（従来技術） 従来、乗用車のような小型車両における後方確認のため
のアウトサイドミラーは、車両のフロントフェンダ−に
取付けられたフェンダ−ミラーが一般的であったが、最
近においてはドアミラーも広く使用されるようになって
いる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、ドアミラーにあっては、運転席のサイド
に位置するドアガラスを介してドアミラーを見るように
なるため、雨天の際には第３図に示すように、ドアミラ
ー１の背侵となるドアガラス２のコーナ部分に水滴３が
付着するようになり、ドアガラス２に付着した水滴３に
妨げられてドアミラー１の視認性が悪くなる恐れがあっ
た。特に、夜間走行時にあっては、ドアガラス２に付着
した水滴に光が乱反射し、全く後方視界の確認ができな
い状態が起きるという問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、雨天時にドアミラーの視認性を確保することを目
的とし、ドア又はドアミラーの内部にワイパーモータを
内蔵し、このワイパーア−ムによるワイパーブレードの
往復駆動で運転席からドアミラーを見るドアガラスの部
分を払拭するように構成したものである。

（実施例） 第１図は本発明のワイパー装置を備えた車両の説明図で
ある。

まず構成を説明すると、１はドアミラーであり、左右の
フロントドア５におけるドアガラス２のコーナ一部分に
設置され、ドアミラー１の鏡面を運転席に向けて指向さ
せている。ドアミラー、１の背後となるドアガラス２の
コーナ一部分には運転席からドアミラー１を見るガラス
部分を払拭範囲６としたワイパーブレード４が設けられ
、ワイパーブレード４はフロントドア５に内蔵したワイ
パーモータより払拭範囲６において往復駆動される。

また、ワイパーブレード４はワイパー停止状態において
、フロントドア５におけるドアエツジ５ａに格納されて
おり、ワイパー停止状態にあってはドアエツジ５ａにワ
イパーブレード４が一体化されることで、外観上はワイ
パーブレード４の設置状態がほとんど目立つことがない
。

第２図は第１図に示したドアミラー用のワイパー装置の
具体的実施例を示したもので、フロントドア５の内部に
ワイパーモータ７が設置され、ワイパーモータ７の駆動
軸８にはウオーム９が設けられ、このウオーム９に直交
する方向か酢ウオームギア１０が噛み合され、ウオーム
ギア１０の上部にワイパーアーム１１と一体化されたギ
ア１２が噛み合っている。ギア１２を一体に備えたワイ
パーアーム１１にはドアガラス２を払拭するワイパーブ
レード４が取り付けられ、ワイパーブレード４はワイパ
ー停°止状態で図示のようにドアエツジ５ａの内部に格
納されている。ワイパーモータ７はワイパーアーム１１
をワイパー回動角θとなる範囲で往復駆動するように正
転と逆転駆動を繰り返す。このワイパーモータ７の往復
回転は、ワイパーアーム１１の回転限界に設置したリミ
ットスイッチの接点出力を利用して簡単に実現すること
ができ、またワイパーアーム１１の回転速度が略一定で
あることから、モータの正転及び逆転の駆動時間をタイ
マ回路で制御することによっても実現できる。更に、ワ
イパーブレード４の駆動はドアガラス２に付着する水滴
の度合がフロントガラス等に比べて少ないことから、一
定の時間間隔をおいた間欠駆動とする。

勿論、ワイパーブレード４の駆動はマニュアルによるス
イッチボタンを操作したときにのみ行なうようにしても
よいし、フロントワイパーと同様に間欠駆動の周期を複
数段階に切換え゛るようにしてもよい。また、ワイパー
ブレードの駆動機構は第２図の実施例に限定されず、適
宜の揺動リンク機構やその他の構造が含まれる。

次に、上記の実施例の作用を説明すると、雨天走行時に
あっては、第３図に示したようにドアミラー１の背後と
なるドアガラス２のコーナ一部分に水滴が付着し、水滴
の付着でドアミラーの視認性が低下するようになる。こ
のような場合には、ドアミラー用のワイパー装置のスイ
ッチを操作することでフロントドア５におけるドアエツ
ジ５ａに格納されていたワイパーブレード４がワイパー
モータ７の往復回転で第１図に示す払拭範囲６を往復し
てドアガラス２に付着した水滴を払拭し、ワイパーブレ
ード４で払拭されたドアガラス２を介してドアミラー１
を見ることができるため、雨天走行時におけるドアミラ
ーの視認性を確保することができる。

尚、上記の実施例はワイパーモータをフロントドアに内
蔵した場合を例にとるものであったが、ドアミラーの筐
体の中にワイパーモータを内蔵し、同様に運転席からド
アミラーを見るフロントガラスのコーナ一部分をワイパ
ーブレードの往復駆動により払拭させるようにしてもよ
い。

（発明の効果） 以上説明し′てきたように本発明によれば、ドアまたは
ドアミラーに内蔵したワイパーモータによるワイパーブ
レードの往復駆動で運転席からドアミラーを見るドアガ
ラスの部分を払拭するようにしたため、雨天走行時にド
アガラスに水滴が付着してドアミラーが見えづらくなる
ことを防止し、特に夜間走行時に後方よりヘッドライト
を受けることでドアガラスに付着した水滴の乱反射によ
りドアミラーがほとんど見えなくなってしま、う事態を
防ぎ、ドアミラー車の後方麺屑を容易にして雨天走行時
の安全性を保証することができる。

また、ワイパー停止状態においてワイパーブレードはフ
ロントドアにおけるドアエツジの内部に格納されている
ため、ドアミラー用のワイパー装置を設置しても外観的
にはほとんど目立たず、車両のデザイン性を損うことな
くドアミラーの視認性を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のワイパー装置を備えた車両の説明図、
第２図は本発明の一実施例を示した説明図、第３図は従
来のドアミラー車の水滴付着状態を示した説明図である
。 １：ドアミラー ２：ドアガラス ４：ワイパーブレード ５：フロントドア ５ａ　：ドアエッジ ６：払拭範囲 ７：ワイパーモータ ８：駆動軸 ９：ウオーム １０：ウオームギア １１：ワイパーアーム １２：ギア

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドア又はドアミラーに内蔵したワイパーモータと
   、該ワイパーモータによる往復駆動で車室運転席からド
   アミラーを見るドアガラス部位を払拭するワイパーブレ
   ートとを備えたことを特徴とするドアミラー車用ワイパ
   ー装置。
2. （２）前記ワイパーブレードは、ワイパー停止状態でド
   アエッジに格納されることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のドアミラー車用ワイパー装置。