JPS61126857A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPS61126857A
JPS61126857A JP59247330A JP24733084A JPS61126857A JP S61126857 A JPS61126857 A JP S61126857A JP 59247330 A JP59247330 A JP 59247330A JP 24733084 A JP24733084 A JP 24733084A JP S61126857 A JPS61126857 A JP S61126857A
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JP
Japan
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recording
ink material
recording medium
ink
transfer
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Pending
Application number
JP59247330A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Mima
美間 総一郎
Kazuyoshi Miyazaki
宮崎 和義
Yoshito Saji
義人 佐治
Tadao Kobashi
小橋 忠雄
Hiroshi Onishi
宏 大西
Hiroshi Ezaki
江崎 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59247330A priority Critical patent/JPS61126857A/ja
Publication of JPS61126857A publication Critical patent/JPS61126857A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スキャナーで原稿を読みとり5サーマルヘツ
ドを用いた熱転写記録により原稿の画像を複写する複写
装置に関するものである。
従来の技術 従来の複写装置は、COD等を用いたスキャナーと、熱
溶融転写型の熱転写記録シートを用いた記録部とよりな
るものであった。(例えば、第1回ノンインパクトプリ
ンティング技術シンポジウム論文集 1984年) そこに用いられた記録部は、コンデンサ紙やポリエチレ
ンテレフタレート(PFT)フィルム等の耐熱性の基体
シートの一表面上に、ホットメルトワックス等のバイン
ダー材料に顔料色材を混合して、ホットメルトコーティ
ング法で熱転写性のインク層を形成したいわゆる溶融転
写型の熱転写記録シートを用いている0 この熱転写記録シートを用いての熱転写は、記録紙など
の記録媒体と熱転写記録シートを圧接した状態で、イン
ク層が形成されていない側の基体シート面、すなわち基
体シート裏面側からサーマル記録ヘッドより選択的に昇
温記録制御し、バインダ材料の溶融に伴なう実質的なイ
ンク材料の粘性低下を利用して記録媒体に転写、付着さ
せていた(例えば、特公昭49−26245号公報)。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の溶融転写型の熱転写記録シートの場合
、いわゆるインク溶融は、基体シートと接するインク層
裏面側から始まり、昇温書き込み熱エネルギーの増加と
共にインク層厚み方向に進行し、インク層表面部が溶融
されて初めてこれに接する記録媒体に、厚み方向に溶融
したインク材料のほとんど全てが一度に転写される特徴
を有している。
従って、熱転写記録には、熱的にはインク層の厚み方向
に完全に溶融させるに必要な一定の融解エネルギーを必
要とし、この場合、不連続的にインク材料が熱転写され
るため、文字などの二値濃度記録には有用であるが、昇
温書き込み熱エネルギーに対応して記録濃度が変化する
いわゆる連続階調記録が困難という、難点を有している
そのため、この難点を改良するため、ディザ法や濃度パ
ターン法などのディジタル擬似階調法が広く検討されて
いるが、実質的な解渫度が低下し。
方式的にも複雑になり、その改良が望まれていた。
この観点から本発明者等は、インク層に多数の貫通孔を
配置して多孔性に構成し、溶融したインクを直ちにこの
貫通孔を浸透せしめて記録媒体に転写するいわゆる熱浸
透方式とも称されるべき熱転写記録方法(特願昭59−
110024号)を提示した。
上記の記録方式によると連続階調記録が可能であるが、
所期の連続階調特性を得るには、貫通孔の孔径や配置密
度、更にはインク層面と記録媒体面との接触条件等に細
心の配慮が必要で°ある。この接触条件の改良に、多孔
性インク層に更にスペーサー粒子を混入した熱転写シー
ト(特願昭69−110023号)も提示されているが
、スペーサー粒子の粒径がインク層よりも小なる場合に
は、貫通孔の粒径や配置密度による制限が厳しい。従っ
て必ずしもこのような熱浸透方式によらず、製造上、動
作上にも容易に、且つ安定した連続階調記録ができる改
良された熱転写記録シートが望まれる所である。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、製造上、動作
上にも容易に、且つ安定した連続階調記録ができる熱転
写記録シートを用い、所期の転写記録濃度を一定して得
ることのできる熱転写記録部を備えた複写装置を提供す
ることを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、昇温記録制御によ
ってその粘性が減少制御され、記録媒体への転写性が付
与される関係にあるインク材料を有し、且つこのインク
材料の構成成分にして昇温によりその粘性が減少制御さ
れる関係にあるバインダー材料よりも高い融点乃至は流
動点を有すると共に、このインク材料から成る層の厚さ
以上の粒径を有するインク転写補助粒子を前記インク材
料に混入せしめた熱転写層を、シート状の耐熱性基体の
一方の面側に設置した熱転写記録シートと。
複数個の発熱体を直線状に備えたサーマルヘッドを使用
し、安定にモノクロ画像やフルカラー画像等の階調記録
が行なえるものである。
ここにインク材料とは、記録媒体に転写すべき所期の記
録材料を意味し、それらは着色、非着色を問わないが、
通常の転写記録では顔料、染料。
或いはこれらの混合材料から成る色材を含んで構成され
る。また、バインダー材料とは昇温によって粘性が低下
し記録媒体への転写性が付与される材料を一括して意味
し、これらは単一材料に所定されず複数種の材料で構成
することができ、必要に応じて加えられる可塑剤、柔軟
剤9表面活性剤。
チキントロピー剤その他の助剤もバインダー材料に包含
して意味するものとする。
また、インク転写補助粒子の粒形は球状が好しいが、時
にその粒形は問わず、この場合その粒径は平均粒径で表
示することができる。インク転写補助粒子は、必要に応
じて透明、不透明材料が使用でき、また着色、非着色材
料も適宜に選択できる。そしてバインダー材料溶融時に
おいて、バインダー材料と非相溶性であっても、部分相
溶性乃至は相溶性であっても良く、適宜、複数種を混合
して使用することもできる。
作  用 本発明は上記した構成により、すなわち、補助粒子とし
てバインダー材料よりも融点(乃至は流動点)を高く選
んでいるため、耐熱性基体の表面。
更には溶融インク材料からの熱伝導による昇温は、その
融点までは連続的である。斯くして、補助粒子において
、インク材料層に埋設されている部分の表面及び層表面
より突出した部分の表面に接する未溶融のインク材料は
夫々、最高温度ども融点温度である。そのため、これよ
り高い融点温度を有する補助粒子表面からの加熱によっ
て融解熱が供給される。従って、補助粒子の表面に沿っ
てインク材料が溶融し、加えられる熱量と共に、その溶
融部分が拡大し、また溶融部は更に粘度が低下し、流動
性が増加する。
斯くして、溶融したインク材料は、その熱膨張によって
、補助粒子表面を伝わって、浸透、押し出され、補助粒
子の粒径がインク材料層の厚さより大きいため、補助粒
子表面と記録媒体表面との狭い間隙を介してその一種の
毛細管現象により、補助粒子表面を伝わって、記録媒体
表面に付着。
転写される。
この時、加える熱量を変えることにより、付着。
転写される溶融インク材料を容易に変えることができ、
従って、容易に連続階調記録を行なうことができる。
複写を行なう原稿上の画像は、センナによって階調を持
った電気信号に変換され、さらにサーマルヘッドの昇温
記録信号に変換される。従って、上記の熱転写記録シー
トを用いることにより、原稿の画像が、連続階調を持っ
て複写可能となる。
実施例 第1図は本発明の一実施例における熱転写記録部のシス
テム構成図である。
510はライン型サーマル記録ヘッドで、昇温記録51
1には、抵抗発熱素子カー例えば4ドツト/ranの密
度で配置される。この昇温記録部511と金属や耐熱プ
ラテン610との間に、記録媒体200と熱転写層13
0を有する熱転写記録シート(転写体)10Qとを弁脚
・圧接し、プラテン610の矢印611の如き回転によ
り矢印612゜613の如く紙送シする。621は記録
媒体ロール、631.632は夫々転写体ロール、巻き
取りロールである。記録媒体ロール621から送り出さ
れた記録媒体200は、カレンダーロール710.71
1の間を通過する際に平滑度が向上する。520は、記
録へラド610の抵抗発熱素子夫々に入力画像信号50
0Bに対応してパルス幅変調された発熱制御電気信号5
00Aを、紙送り612 、613に同期して線順次で
変換供給する変調電源装置である。記録ヘッド510に
より、記録部611に対応した熱転写層130Aを、基
体110を介して線順次で昇温記録制御する。本例では
記録画素夫々の内に多数個の補助粒子123が位置し、
電気信号500Aのパルス幅Pwに対応して発熱抵抗素
子の発熱が制御され、この昇温記録制御によって、溶融
したインク材料140が微細な多数個の補助粒子123
を介して浸透し、補助粒子123と共に記録媒体表面2
00aに転写され、信号500Aのパルス幅Pwに対応
した連続階調の記録濃度で、記録画素全面に亘って転写
記録160が得られる。
この場合、所期の転写記録濃度を得るには、成る一定以
上のパルス幅PWに対しては、溶融インク材料140が
付着した補助粒子123が、記録媒体表面200へ付与
、転写する必要のあることは既述の如くである。そのた
め、上記のPW領領域おいては、記録信号パルス500
A印加後、溶融インク材料14Qが冷却し1元の固形形
態に復帰以前にあって、粒子123表面部における溶融
インク材料140が流動性を成る程度保持し、粒子12
3が媒体表面200aへの転写性を保持している状態で
素早く記録媒体200と熱転写記録7−ト10oとを剥
離する手段を付与する。この剥離は、記録画像の剥離む
らを防止するため記録部511から一定距離(一定時間
)走行した後で行なう。
本例では紙送J612,613の張力を強くし、記録部
611を過ぎた状態で、例えばストリッパー700によ
って素早くシート1Qoと媒体200を剥離し、上記の
条件を満足させる。
また、本発明においては、微細な補助粒子123を介し
て粘性低下したインク材料120、更には補助粒子12
3を記録媒体200に付着、転写させる。従って高画質
の階調画像の転写には、これらの転写を保証する平滑度
が記録媒体表面200aに要求される。実験によると、
ぺ、り平滑度が1゜4秒以上の滑らかな表面を持つ、記
録紙やプラスチックシートが記録媒体200として望ま
しい。カレンダロール710,711の間を記録媒体2
00が通過することで平滑度が向上するため、使用する
記録媒体200は初期に平滑度が104秒以上でなくて
も高画質の階調画像が記録できる。
フルカラー画像記録では、ンアン、マゼンタ。
イエロー、更には黒色のインク材料120を重ね転写す
るが、本発明の熱転写記録シート100においては、シ
ート10oに補助粒子123が存在し、また記録媒体表
面200aにも粒子123が転写されるため、先行した
転写記録160の表面160aと、後行するシート1Q
○のインク材料表面120aが上記の補助粒子123が
スペーサーとなり、更に圧着する確率が減少し、先行転
写記録による後行インク材料層120aへのバック転写
や、後行のインク材料120の過度の転写記録が防止さ
れ、良好なフルカラー転写記録が行える利点がある。フ
ルカラー記録においては、シアン、マゼンタ、イエロー
、更には黒を加えた3乃至4原色色彩の独立した転写体
と3乃至ば4個のラインサーマル記録ヘッドを用い、原
色色彩を独立に重ね転写記録することもできる。
第2図は、本発明にかかる熱転写記録シートの一実施例
の断面構造、第3図は熱転写記録シートの熱転写層の表
面平面図、第4図a、bは第2図の熱転写記録シートを
例に取っての転写原理説明図である。
100は熱転写記録シート(略して転写体)、200は
記録紙などの記録媒体、300は昇温記録信号、400
は転写体1oOと記録媒体200とを圧接するだめの押
圧力で、密着性を良くし良好な転写記録を得るために、
例えば1〜5Kg/ crA程度の高圧力に設定される
熱転写記録シーMOOは、耐熱性更には透光性である薄
いフィルムやシート状の基体110の表面110a側に
、顔料乃至は染料の少くとも何れかを含む着色色材12
2と、昇温によってその粘度が低下する関係にあるバイ
ンダ材121、例えばホットメルトバインダ材との混合
材料から成る薄い厚さのインク材料120から成る層が
形成される。
インク材料層120には、昇温記録信号301゜302
に対応した記録画素310夫々に対応してその面内に、
単数乃至は図に例示した如く複数個のインク転写補助粒
子(以下補助粒子と略称する)123が設置されて熱転
写層130が構成される。
本例では補助粒子123は球状の場合が例示され、その
粒径ψは、粒子123間に位置するインク材料層120
部の厚さt以上に選ばれる。従って、補助粒子123は
、粒子123が存在しない部分のインク材料層表面12
aよりも部分的に突出し、熱転写層130表面は微細な
凹凸を形成する。なお、本例では補助粒子123の突出
表面123b上にも薄くインク材料120′が位置して
いるが、これは必ずしも存在していなくても良く、この
部分の補助粒子表面123bは露出させることもできる
0 昇温記録信号300の印加によって、インク材料層12
0は裏面12ob側から昇温し、融点に達してなお所要
の融解熱が供給されると、この一定の融点温度下におい
てホットメルトバインダ材121は溶融、液状化し、実
質的に粘性か低下したいわゆる溶融インク材料140a
を生成する。
更に記録信号300が印加された状態では、この溶融イ
ンク材料140aの温度は、層高面(すなわち基体表面
110a)側から、融点を越えて再び上昇を開始し、そ
の昇温に対応して材料140は更に粘度が低下し、流動
性が付与されると同時に、この溶融インク材料140a
を介しての熱伝導により、溶融はインク材料層表面12
Oa側へと進行する。
一方、補助粒子123としてはバインダー材料121よ
りもその融点(乃至は流動点)を高く選んでおくと、基
体表面110a、更には溶融インク材料140aからの
熱伝導による昇温は、その融点迄は連続的である。
斯くして、補助粒子123において、インク材料層12
0に埋設されている部分の表面123a。
及び層表面120aより突出した部分の表面123bに
接する未溶融のインク材料120、及び120′は夫々
、算高温度でも融点温度である。そのため、これより高
い融点温度を有する補助粒子表面123a。
123bからの加熱によって融解熱が供給される。
したがって第4図aの如くその表面123a、123b
に沿って溶融インク材料140b、14ocが発生し、
記録信号300の印加パルス幅と共に、その溶融部分が
拡大し、また溶融部は更に粘度が低下し、流動性が増加
する。
一般に、固体から液体に変移する時、その°体積膨張率
は不連続的に増大する。この傾向はワックス材料が特に
顕著で、体積膨張は20%程度に迄達する。
斯くして、溶融インク材料140a、更には140bは
、その熱膨張によって、補助粒子表面123aを伝わっ
て矢印150の如く、浸透、押し出され、補助粒子表面
123bと記録媒体表面200 aとの狭い間隙を介し
てその一種の毛細管現象により、補助粒子表面123b
i伝わって、記録媒体表面200aK付着、転写される
この場合、記録媒体200が多孔質紙等の如くの 吸インク性が犬なる場合には、上呂許着、転写が促進さ
れ、また、押圧力400が適当に犬であると、補助粒子
123と基体表面110 a間に介在する溶融インク材
料140aがこの押圧力400で強制的に表面123a
 、123bを介して、より効果的な浸透、押し出され
ることになる。
記録媒体表面200aに、付着した溶融インク材料は記
録媒体200により熱を奪われ、粘性が増大したり、更
には固化する。
記録信号300のパルス幅Pwが適当に小する場合には
、そのパルス幅Pwに対応して付着、転写量も少ないが
、第4図aにおいてパルス幅Pw=Pw1 の如く、P
wが適当に犬きく、低粘性化した溶融インク材料140
ta 、140bの存在によって補助粒子123に可動
性が付与される場合には、上記の浸透、押し出し160
に連なって、信号301印加終了後、溶融インク材料1
40a。
140bが冷却して元の例えば固体状態に復帰する以前
、すなわち未だ流動状態を保持し、且つ補助粒子123
が可動性を失なわない状態で、記録媒体200と記録シ
ートに剥がすと、第4図すに例示する如く、溶融インク
材料140a、140b。
140cの残部は、補助粒子表面に付着して補助粒子1
23と共に記録媒体表面200 aへ付着。
転写され、色材122を含んだ転写記録161が得られ
る。
記録信号300のパルス幅PwがPw=Pw2と更に広
くなると、溶融は遂にはインク材料層表面120aに迄
達し、インク材料層120の全厚み部分が補助粒子12
3と共に媒体表面200に付着、転写し、この場合の転
写記録162が転写光学記録濃度の最大値となる。
斯くして、記録信号300に対応してインク材料層12
0が溶融、低粘度化し、この低粘度化に対応して補助粒
子123と共に、記録媒体表面200aに転写記録16
0を生ずるので、パルス@PwK対応して補助粒子12
3を単位としてその光学濃度が、濃度変調と面積変調が
共存した形で、連続階調で転写記録できる。この場合、
補助粒子123の密度を適当に高く選ぶと、視覚的には
記録画素310そのものが濃度階調で制御される利点が
ある。
以上は、バインダー材料121が明確な融点をもち、し
かもその溶融時に粘度が急激に低下する場合の例につい
て説明したが、バインダー材料121が例えば天然のワ
ックス材の如く多種材料の混合体から成り、明確な融点
をもたず昇温に対する粘度の低下が緩やかで、或いは針
入度が大きく常温固形、乃至は半固形材料である場合に
も階調記録できる0更には融点が常温(例えば25°)
以下であって例えばポリブタンの如く常温粘着性のバイ
ンダー材料121においても、その粘着によるインク材
料120のかぶり転写(熱転写層120と記録媒体20
0i圧接しただけでインク材料120が転写する現象)
を防止するため、常温(例えば26°C)における粘度
を例えば2X10’センチポアズ以上、好ましくは5×
10センチポアズ俊上に高く選び、補助粒子123の配
置密度を適当に高く選ぶことにより、同様にパルス幅P
Wに対応して連続階調で転写記録160が得られる。
これらの場合、記録信号300のパルス幅Pwに対応し
てインク材料120,120’が粘性低下しこれらの全
体が流動性になると、この粘性低下に対応して記録媒体
表面200 aと粒子表面123b間の一種の毛細管現
象により、補助粒子表面123b。
更には123aを介して、インク材料120′。
120が記録媒体表面200 aへと浸透付着、転写さ
れる。また、インク材料層120部における流動性化し
たインク材料が流動状態を失なわない状態で、記録媒体
200と転写シート1ooとを剥離すると、低粘性化し
たインク材料を表面123a 。
123bに付着した補助粒子123が転写されて、パル
ス幅Pwに対応した連続階調の転写記録160が記録媒
体表面200aに得られる。
本発明にか\る熱転写記録シート1QOを用いた記録方
法では以上の動作説明からも明らかな如く溶融、低粘性
化インク材料に対して、補助粒子表面123a 、12
3b及び記録媒体表面200aは、良好な濡れ性が必要
で、これらの表面に対する濡れ角(接触角)は少くとも
90°以内で、可能な範囲で小なるよう設定される0 補助粒子123の粒形は必ずしも球状に限定されず、多
角形状等その粒形は必ずしも問わない。
また粒径ψも全て単−径である必要もなく、適当な粒径
分布をもっていても良い。この場合、インク層面120
aの厚さt以上の粒径ψを持ち、インク層面120a以
上に突出した補助粒子123が連続階調の転写記録に寄
与し、それ以下の粒径の補助粒子123は、色材122
としての顔料と類似の挙動を示す。
補助粒子123の平均粒径ψは、インク材料層120の
厚さtとの相関の下に、連続階調転写特性や転写記録最
高濃度の両方から、好しい範囲が実用的に選定される。
′ 平均粒径ψ工が1.5μm未満では、インク材料層12
0の厚さtが過小となり、転写記録160の最高濃度が
犬きく取れず、また製作的に均一な熱転写層120が困
難となり、かぶり転写を生じ易くなる。一方、補助粒子
123の平均粒径ψ。
が15μm’を越えると、補助粒子123の熱容量が過
大となり、所期の昇温か困難となると共に、浸透、押し
出し150の経路が過度に長くなって低感度化し、最高
記録濃度も低下する。
従って好しい平均粒径ψ。の範囲は1.5μm〜16μ
mである。時に平均粒径ψ工を2μm〜10μmの範囲
内に選ぶと、かぶり転写が容易に防止でき、連続階調性
や記録感度等も良好にできるため推奨される。
補助粒子123の配置密度は、記録画素310の密度及
び熱転写記録特性を考慮して選定される。
補助粒子123の最低の配置密度は記録画素31.0夫
々に対して単数例、位置する場合である。
通常、サーマル記録ヘッドを利用して階調画像を記録す
る場合、画質の点から記録密度、すなわち記録画素31
0の密度dは4ドツト/mm以上に選ばれる。
それ故、ψ〉tを満足する本発明に有効な補助粒子12
3に限定したその隠蔽率(基本表面110aの単位面積
に占める粒子123の面積率)Sの最小値は、その粒径
ψの好ましい最小値、ψ=ψ。、。
(= 1.5 μm )は(πψ2tn1nd2)/4
 で与えられ、d=4ドツト/皿では2.8X 10”
”となる。
一方、Sの最大値は、ψ〉tの補助粒子123が互に重
なることなく基体表面110aK最稠密に配置された場
合で、π/4=0.785(78゜5%)で与えられる
O8は上記の範囲内で適宜、選択できる。
上記【おいて補助粒子123の配置密度が少な過ぎると
、粒子123を介しての転写記録160の濃度が不充分
となり、また記録画像も粗く見える。これらの防止には
、粒子123の配置密度は16個/珊(266個/”1
j” m□ユ=1.5μmでS : 4.5X 10’
−2%)以上に選ぶことが望ましい。
第3図には記録画素310夫々に補助粒子123が4個
配置された場合が例示されている。
補助粒子123は、転写記録160の色彩鮮明度から無
色透明乃至は白色であることが望ましいが、着色してい
ても良い。
無色透明乃至は白色の粒子123としては、例えば透明
ガラス粉末溶融石英粉末、エポキシ樹脂たどの熱硬化性
樹脂粒子や、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂などの
熱可塑性樹脂粒子、酸化アルミニウム(A1203) 
l酸化チタン、酸化珪素(SiO3)、酸化錫、硫酸バ
リウム等の無機粉末粒子等が用いられる。
補助粒子123としては、常温乃至はインク材料層12
0製作時にバインダー材料121と完全相溶しないか溶
媒に完全溶解しないホットメルト材料、例えばカルナウ
バワックスやサゾールヮノクス粒子を用いることもでき
る。この場合、熱転写時にバインダー材料121と相溶
するように選ぶと転写感度が改良され、強固な転写記録
160が得られる利点がある。
これらの補助粒子123は複数種と混合して用いること
もできる。
インク材料層120を構成するバインダー材料121は
、昇温記録制御によってその粘性が低下し、転写付着性
が付与されることが条件で、常温(例えば25°C)で
必ずしも固体である必要はないが、転写記録160の保
存性から常温固形のホットメルト材料の使用が好しい。
ホットメルト材料として、例えばカルナバワックス、ミ
ツロウ、パラフィン、マイクロクリスタンワックス等の
ワックス類、あるいは低分子量ポリエチレン、低分子量
ポリスチレン、ポリステアリン酸ビニル、石油樹脂等ポ
リアミド樹脂、脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン変性マ
レイン酸樹脂等が挙げられるが、転写感度や転写記録物
の堅ろう性等から、融点または流動点は50〜170°
C1好ましくは60〜120°Cが選ばれる。また、柔
軟性をバインダ剤に持たせるため混合させる柔軟、剤も
同様に、たとえばポリ酢酸ビニル、セルロースエステル
類、アクリル系樹脂類、あるいはステアリン酸、ラノリ
ンなどからそれらの溶融または軟化温度に基づいて適宜
使用される。バインダー剤として、それ自体柔軟性に富
む、たとえば石油樹脂、低分子量ポリスチレン等が使用
される場合には、特に、柔軟剤を加えないこともある。
さらにまた 昇温と共に粘度が低下し粘着性が増大する
関係にあって且つ常温で鴇流動性の粘着材料をバインダ
ー剤に含むことにより、より一層、昇温に対する粘度の
低下および転写効率を上げることができ、例えばポリプ
デン、ポリイソブチレン。
ポリブタジェン、シリコンオイルなどの粘着材料をホン
トメルト材料に混合して熱特性を調整し、バインダー剤
として使用することもできる。
色材122としては、着色記録においては、通常の印刷
用インク、塗料等に用いられる有機乃至無機顔料や染料
、更にはこれらの混合色材が、適宜に選択して使用でき
る。
例えば黒色転写記録において顔料としてはカーボンブラ
ック、ダイヤモンドプラック、染料としてはCI 5o
lvent Black 3等を用いる。
また、フルカラー転写記録には上記の他に、シアン色と
してはCI P Pigment Blue 15 (
顔料)。
CI 5olvent Blue 25 (染料)、マ
ゼンタ色にはCI PigmentRed 57 (顔
料) 、 CI 5olventRed49.イエロー
色にはCI Pigment Yellow12(顔料
) 、 CI Pigment Yel low 17
 (顔料) 、 CI 5olvent Yellow
 16等、顔料、染乃至はこれらの混合物の3原色乃至
は黒を加えた4原色のインク材料120をもって、熱転
写層130を同一の基体シート110上に順番に配設し
、これらを重ね転写するか、上記原色熱転写層を原色毎
に別の転写シート100を形成し、夫々の原色転写シー
トで重ね転写させてフルカラー記録が達成される。これ
ら色材122とバインダー材料121との混合重量%は
、転写記録特性を考慮して定められる。
色材122として例えば染料を用いる場合、インク材料
層120に占める重量%が、2%以下であると転写記録
濃度が不足し、一方、色材122が顔料である場合、重
量%が60%を越えるとインク材料120全体としての
溶融時の粘性低下が不足し、記録媒体表面200への転
写が困難となシ、転写記録濃度が不足する。従って色材
122の重量%は2〜60チの範囲内で適当に選び、そ
れ故バインダー材料121はこれに対応して98〜40
%の範囲内に選ぶのが望ましい。
特に、色材122を1o〜5o%、バインダー材料12
1を90〜so%の範囲内としたインク材料120は、
転写記録濃度や連続階調性に優れ、推奨される範囲であ
る。この範囲は、色材122として顔料を用いる時に特
に有効である。
シート状基体2としては、例えば厚さが3.5〜15μ
m程度のポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、セ
ロファン、ポリカーボネイト、トリアセチルセルロース
、ナイロンなどの樹脂フィルムあるいは上質紙、グラシ
ン紙、トレーシング紙。
コンデンサ紙などの耐熱紙を用いることができる。
記録媒体200としては、上質紙、コート紙。
アート紙1合成紙等の紙類やポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、セロファン等(Dプラスチックフ
ィルム等を使用することができる。
熱転写シート1oOは、以上の構成を適宜、組み合わせ
て例えばホットメルトコーティング法やソルベントコー
ティング法によって基体シート表面110a上に熱転写
層13oを塗布、成層して製造できる。
次に本発明の熱転写記録シートを用いた記録部を含む複
写装置の構成について説明する。第5図は、本発明にか
かる複写装置のスキャナ部の構成図、第6図は複写装置
のブロック図を示す。800は原稿、802は光源80
1から原稿800に当たって反射した光をセンサ803
に導びくためのレンズであり、光源8o1.レンズ80
2.センサー803は一体となって、X方向に原稿80
0の表面をスキャンする。センサ803は光電変換素子
であり、原稿800の画像をセンサ出力信号806に変
換する。センサ803に、赤、緑、青等のカラーフィル
ターをつけることによりカラー原稿からカラー階調信号
をセンサ出力信号806として取シ出すことができる。
センサ出力信号806は信号処理回路SOSによりディ
ジタル化され、各種変換、補正されて入力画像信号50
0Bになり、変調電源装置SOOによりパルス幅変調さ
れ、紙送り612,613に同期してサーマルヘッド5
10に発熱制御電気信号5ooAとして供給される。画
像の編集、トリミング、移動などのいわゆるインテリジ
ェント機能や、拡大、縮小などの画サイズ変信機能も、
この処理プロセス内で実現される。センサ出力信号80
6がカラー階調信号である場合は、前述のごとく、熱転
写シート100の色材122がシアン、イエロー、マゼ
ンタ等のものを用いて転写記録することにより、カラー
原稿の画像をそのままフルカラーで複写することができ
る。
本実施例ではセンサ803の構成を密着型イメージセン
サ−のものとしたが、ミラー、レンズ等の光学系を用い
たセンサ構成でもかまわない。又、記録部の記録媒体2
00をロール紙の形態としたが、カット紙を用いた構成
でもかまわない。この場合は記録媒体200に使用する
カット紙を1枚毎にカレンダ翫ロール71Q、711の
間を通してから記録を開始する。そのためロール紙の場
合と同様に、平滑度の低いカット紙でも高画質の階調画
像が記録できる。又、高画質を得たい時には平滑度の比
較的高いロール紙又はカット紙を限定して記録媒体とし
て使用するという場合には、カレンダロール710,7
11はなくてもよい。
発明の構成 本発明は上記した構成により、記録部でサーマルヘッド
からインク材料に加えられる熱量に応じてインク材料の
溶融部分が拡大し、溶融部は更に粘度が低下し、流動性
が増加して、補助粒子表面を伝わって浸透、押し出され
記録媒体表面に付着。
転写される。従って加える熱量を変えることにより付着
、転写される溶融インク材料量を容易に変えることがで
き、連続階調記録を行なうことができる。スキャナ部の
センサで原稿の階調画像を電気信号化することと合わせ
て、階調画像の複写が可能になる。さらにカラーフィル
タ付きのセンサ及びカラー色材をもつ熱転写記録シート
を用いることにより、フルカラー画像の複写が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における熱転写記録部の構成
図、第2図は本発明の一実施例における1コ 転写原理説明図、第5図は本発明の一実施例におけるス
キャナ部の構成図、第6図は本発明の一実施例における
複写装置のブロック図である。 100・・・・・・熱転写記録シート、121・・・・
・・バインダ材、122・・・・・・色材、120・・
・・・・インク材、123・・・・・インク転写補助粒
子、200・・・・・・記録媒体、6oO・・・・・・
サーマルヘッド、6o1・・・・・発熱体、610・・
・・・・プラテン、801・・・・・・光源、803・
・・・・・センサ、806・旧・・信号処理回路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名iン
一惨

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録媒体と、昇温記録制御によってその粘性が減少制御
    され、前記記録媒体への転写性が付与されるインク材料
    を有し、且つこのインク材料の構成成分たるバインダー
    材料よりも高い融点乃至は流動点を有すると共に、少な
    くともその一部の粒径が前記インク材料から成る層の厚
    さ以上の粒径を有するインク転写補助粒子を前記インク
    材料に混入せしめた熱転写層を、シート状の耐熱性基体
    の一方の面側に設置した熱転写記録シートと、プラテン
    と、複数個の発熱体を直線状に備えたサーマルヘッドと
    、原稿に光を照射する光源と、前記原稿からの反射光を
    電気信号に変換するセンサと、前記電気信号を前記サー
    マルヘッドの昇温記録信号に変換する信号処理回路とよ
    り構成され、前記記録媒体を前記熱転写記録シートの熱
    転写層に対向させ、前記記録媒体と前記熱転写記録シー
    ートを前記プラテンと前記サーマルヘッドで挾持圧接し
    、前記原稿から作成された前記昇温信号により前記サー
    マルヘッドを昇温させて、前記インク材料を前記記録媒
    体に転写させ、前記原稿上の画像を前記記録媒体上に形
    成する複写装置。
JP59247330A 1984-11-22 1984-11-22 複写装置 Pending JPS61126857A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105359188A (zh) * 2013-07-01 2016-02-24 日本电气方案创新株式会社 属性估计系统

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CN105359188A (zh) * 2013-07-01 2016-02-24 日本电气方案创新株式会社 属性估计系统

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