JPS61125862A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPS61125862A
JPS61125862A JP59247313A JP24731384A JPS61125862A JP S61125862 A JPS61125862 A JP S61125862A JP 59247313 A JP59247313 A JP 59247313A JP 24731384 A JP24731384 A JP 24731384A JP S61125862 A JPS61125862 A JP S61125862A
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thermal transfer
transfer
recording medium
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JP59247313A
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JPH0415758B2 (ja
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Kazuyoshi Miyazaki
宮崎 和義
Soichiro Mima
美間 総一郎
Yoshito Saji
義人 佐治
Tadao Kobashi
小橋 忠雄
Hiroshi Onishi
宏 大西
Hiroshi Ezaki
江崎 弘
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッドを利用して単色階調画像やカ
ラー画像等を連続階調で記録媒体に熱転写記録する熱転
写記録装置に関するものである。
、  従来の技術 従来の熱転写記録装置は、コンデンサ紙やポリエチレン
テレフタレー) (PET )フィルム等の耐熱性の基
体シートの一表面上に、ホットメルトワックス等のバイ
ンダー材料に顔料色材を混合して、ホットメルトコーテ
ィング法で熱転写性のインク層を形成したいわゆる溶融
転写型の熱転写記録シートを用いている。
この熱転写記鎌シートを用いての熱転写は、記録紙など
の記録媒体と熱転写記録シートを圧接した状態で、イン
ク層が形成されていない側の基体シート面、すなわち基
体シート裏面側からサーマル記録ヘッドより選択的に昇
温記録制御し、バインダー材料の溶融に伴なう実質的な
インク材料の粘性低下を利用して記録媒体に転写、付着
させていた0(例えば、特公昭49−28245号公報
)。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の溶融転写型の熱転写記録シートの場合
、いわゆるインク溶融は、基体シートと接するインク層
裏面側から始まり、昇温書き込み熱エネルギーの増加と
共にインク層厚み方向に進行し、インク層表面部が溶融
されて初めてこれに接する記録媒体に、厚み方向に溶融
したインク材料のほとんど全てが一度に転写される特徴
を有している。
従って、熱転写記録には、熱的にはインク層の厚み方向
に完全に溶融させるに必要な一定の融解エネルギーを必
要とし、この場合、不連続的にインク材料が熱転写され
るため、文字などの二値濃度記録には有用であるが、昇
温書き込み熱エネルギーに対応して記録濃度が変化する
いわゆる連続階調記録が困難という、禰点を有している
0そのため、この禰点を改良するため、ディザ法や濃度
パターン法などのディジタル擬似階調法が広く検討され
ているが、実質的な解像度が低下し、方式的にも複雑に
なシ、その改良が望まれていた。
この観点から本発明者等は、インク層に多数の貫通孔を
配置して多孔性に構成し、溶融したインクを直ちにこの
貫通孔を浸透せしめて記録媒体に転写するいわゆる熱浸
透方式とも称されるべき熱転写記録方法(特願昭59−
110024号)を提示した。
孔径や配置密度、更にはインク層面と記録媒体面との接
触条件等に細心の配慮が必要である。この接触条件の改
良に、多孔性インク層に更にスペーサー粒子を混入した
熱転写シート(特願昭69−110023号)も提示さ
れているが、スペーサー粒子の粒径がインク層よりも小
なる場合には、貫通孔の粒径や配置密度による制限が厳
しいO従って必ずしもこのような熱浸透方式によらず、
製□、 *nhvccmavc、□っ。え、−7181
1記碌ができる改良された熱転写記録シートが望まれる
所である。
又、溶融転写の場合、所期の転写記録濃度を得るには、
加熱溶融後、溶融インクが冷却し1.元の固形形態に復
帰以前に、溶融インクが障動、性をある程度保持してい
る状態で素早く記録媒体と熱転写記録シートを剥離する
必要がある。従来、加熱溶融から剥離までの時間が一定
でなかったため、所期の転写記録濃度を一定して得るの
は困難であった0 本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、製造上、動
作上にも容易に、且つ安定した連続階調記録ができる熱
転写記録シートを用い、所期の転写記録i11度を一定
して得ることのできる熱転写記録装置を提供することを
目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、昇温記録制御によ
ってその粘性が減少制御され、記録媒体への転写性が付
与される関係にあるインク材料を有し、且つこのインク
材料の構成成分にして昇温によりその粘性が減少制御さ
れる関係にあるノくインダー材料よりも高い融点乃至は
流動点を有すると共に、このインク材料から成る層の厚
さ以上の粒径を有するインク転写補助粒子を前記インク
材料に混入せしめた熱転写層を、シート状の耐熱性基体
の一方の面側に設置した熱転写記録シートと、略々長方
形の断面を有する板状基板の端面に複数個の発熱体を直
線状に備えた端面型サーマル・ヘッドを使用し、安定に
モノクロ画像やフルカラー画像等の階調記録が行なえる
ものである。
ここにインク材料とは、記録媒体に転写すべき所期の記
録材料を意味し、それらは着色、非着色を問わない、が
、通常の転写記録では顔料、染料。
或いはこれらの混合材料から成る色材を含んで構成され
る。また、バインダー材料とは昇温によって粘性が低下
し記録媒体への転写性が付与される材料を一括して意味
し、これらは単一材料に所定されず複数種の材料、で構
成することができ、必要に応じて加えられる可塑剤、柔
軟剤1表面活性剤。
チキソトロピー剤その他の助剤もバインダー材料に包含
して意味するものとする。
また、インク転写補助粒子の粒形は球状が好しいが、時
にその粒形は問わず、この場合その粒径は平均粒径で表
示することができる。インク転写補助粒子は、必要に応
じて透明、不透明材料か使用でき、また着色、非着色材
料も適宜に選択できる。そしてバインダー材料溶融時に
おいて、バインダー材料と非相溶性であっても、部分相
溶性乃至は相溶性であっても良く、適宜、複数種を混合
して使用することもできる。
作  用 本発明は上記した構成により、すなわち、補助粒子とし
てバインダー材料よりも融点(乃至は流動点)を高く選
んでいるため、耐熱性基体の表面、更には溶融インク材
料からの熱伝導による昇温は、その融点までは連続的で
ある。斯くして、補助粒子において、インク材料層に埋
設されている部分の表面及び層表面より突出した部分の
表面に接する未溶融のインク材料は夫々、最高温度でも
融点温度である。そのため、これより高い融点温度を有
する補助粒子表面からの加熱によって融解熱が供給され
る。従って、補助粒子の表面に沿ってインク材料が溶融
し、加えられる熱量と供に、その溶融部分が拡大し、ま
た溶融部は更に粘度が低下し、流動性が増加する。
斯くして、溶融したインク材料は、その熱膨張によって
、補助粒子表面を伝わって、浸透、押し出され、補助粒
子の粒径がインク材料層の厚さより大きいため、補助粒
子表面と記録媒体表面との狭い間隙を介してその一種の
毛細管現象により、補助粒子表面を伝わって、記録媒体
表面に付着、転写される。
このとき、加える熱量を変えることにより、付着、転写
される溶融インク材料を容易に変えることができ、従っ
て容易に連続階調記録を行なうことができる。
又、この時、熱を加える手段として、略々長方形の断面
を有する板状基板の端面に複数個の発熱体を直線状に備
えた端面型サーマルヘッドを使用することにより、記録
媒体ヵ、らすぐよ熱転5言。、(シートを剥離すること
ができ、従って、溶融したインク材料が冷却し、元の図
形形態に復帰以前のある程度流動性を保持した状態で剥
離することができ、安定した連続階調記録を行なうこと
ができる。
実施例 第1図は本発明の熱転写記録装置の一実施例の概略図で
、第2図はこの熱転写記録装置に使用される熱転写記録
シートの断面構造、第3図は熱転写シートの熱転写層の
表面平面図、第4図(a)、 (b)は第2図の熱転写
記録シートを例にとっての転写原理説明図である。
1ooは熱転写記録シート(略して転写体)、200は
記録媒体で、第1図の実施例の場合、先端をホルダー6
00で挾持され、プラテン610に巻回されている。6
10は端面に複数個の発熱体620を直線状に備えた(
第1図では断面の略図として示す。) 断面幅寸法Tが
1mm≦T≦2.6智とした(特願昭58−12972
8に示されている。)端面サーマルヘッドである。転写
体100に設けられた熱転写層130と対向するように
転写体100に記録媒体200を重ねて、プラテン61
0を矢印620方向に回転させ(駆動手段は図示省略)
、転写体1oOを矢印方向に巻取り(駆動手段は図示省
略)発熱体620で加熱し、溶融転写させる。300は
電気信号501.502等のバ〃ス幅変調の信号を発熱
体520に加えてることにより発熱する昇温記録信号を
示し、40゜は転写体100と記録媒体200とる圧接
するための端面型サーマルヘッド510の押圧力である
転写体100は、耐熱性更には透光性である薄いフィル
ムやシート状の基体110の表面11o&側に、顔料乃
至は染料の少くとも何れかを含む着色色材122と、昇
温によってその粘度が低下する関係にあるバインダー材
122、例えばホットメルトバインダー材との混合材料
から成る尊い厚さのインク材料120から成る層が形成
される。
インク材料層120には、昇温記録信号301゜302
に対応した記録画素310夫々に対応してその面内に、
単数乃至は図に例示した如く複数個のインク転写補助粒
子(以下補助粒子と略称する)123が設置されて熱転
写層130が構成される。
本例では補助粒子123は球状の場合が例示され、その
粒径φは、粒子123間に位置するインク材料層120
部の厚さt以上に選ばれる。従って、補助粒子123は
、粒子123が存在しない部分のインク材料層表面12
aよりも部分的に突出し、熱転写層130表面は微細な
凹凸を形成する。なお、本例では補助粒子123の突出
表面123b上にも薄くインク材料120′が位置して
いるが、これは必ずしも存在していなくても良く、この
部分の補助粒子表面1 ”23 bは露出させることも
できる。
昇温記録信号300の印加によって、インク材料層12
0は裏面120b側から昇温し、融点に達してなお所要
の融解熱が供給されると、この一定の融点温匿下におい
てホットメルトバインダー材121は溶融、液状化し、
実質的に粘性が低下したいわゆる溶融インク材料140
aを生成する0更に記録信号300が印加された状態で
は、この溶融インク材料140aの温度は、層裏面(す
なわち基体表面110a)側から、融点を越えて再び上
昇を開始し、その昇温に対応して材料140は更に粘度
が低下し、流動性が付与されると同時に、この溶融イン
ク材料140aを介しての熱伝導により、溶融はインク
材料層表面120a側へと進行する。
一方、補助粒子123としてバインダー材料121より
もその融点(乃至は流動点)を高く選んでおくと、基体
表面110a、更には溶融インク材料140aからの熱
伝導による昇温は、その融点迄は連続的である。
斯くして、補助粒子123において、インク材料層12
0に埋設されている部分の表面123&、及び層表面1
20aより突出した部分の表面123bに接する未溶融
のイ/り材料120、及び120′は夫々、最高温度で
も融点温度である。そのため、これより高い融点温度を
有する補助粒子表面123a。
123bからの加熱によって融解熱が供給される。
したがって第4図aの如くその表面123a、123b
      iに沿って溶融インク材料140b、14
0Cが発生じ、記録信号300の印加パルス幅と共に、
その溶融部分が拡大し、また溶融部は更に粘度が低下し
、流動性が増加する。  □ 斯くして、溶融インク材料140a、更には140bは
、その熱膨張によって、補助粒子表面123aを伝わっ
て矢印150の如く、浸透、押し出され、補助粒子表面
123bと記録媒体表面200 aとの狭い間隙を介し
てその一種の毛細管現象により、補助粒子表面123b
を伝わって、記録媒体表面200aに付着、転写される
この場合、記録媒体200が多孔質紙等の如く吸インク
性が大なる場合には、上記の付着、転写が促進され、ま
た、押圧力400が適当に大であると、補助粒子123
と基体表面110a間に介在する溶融インク材料140
aがこの押圧力400で強制的〈表面123a、123
bを介して、より効果的な浸透、押し出されることにな
る。
記録媒体表面200aに、付着した溶融インク材料は記
録媒体200により熱を奪われ、粘性が増大したり、更
には固化する。
記録信号300のパルス幅Pwが適当に小なる場合には
、そのパルス幅Pwに対応して付着、転写量も少ないが
、第3図aにおいてパルス幅Pw=Pw1 の如く、P
yが適当に大きく、低粘性化した溶融インク材料140
a 、140bの存在によって補助粒子123に可動性
が付与される場合には、上記の浸透、押し出し150に
連なって、信号301印加終了後、溶融インク材料14
0a。
140bが冷却して元の例えば固体状態に復帰する以前
、すなわち未だ流動状態を保持し、且つ補助粒子123
が可動性を失なわない状態で、記録媒体200と記録シ
ートを剥がすと、第4図すに例示する如く、溶融インク
材料140a、140b。
140Cの残部は、補助粒子表面に付着して補助粒子1
23と共に記録媒体表面200aへ付着。
転着され、色材122を含んだ転写記録161が得られ
る。
第1図の実施例の場合、前述したとうり、断面寸法幅T
が1問≦T≦2.6瓢と従来一般的に使用されている平
面型サーマルヘッドと比較して断面寸法幅の狭い端面型
サーマルヘッド610を使用しているので、溶融インク
材料140&、140kか冷却して元の状態に復帰する
以前、すなわち未だ流動状態を保持し、且つ補助粒子1
23が可動性を失なわない状態で、記録媒体200と転
写体100を容易に剥離することができる。
記録信号300のパルス幅PwがPW =PW2と更に
広くなると、溶融は遂にはインク材料層表面120aに
迄達し、インク材料層120の全厚み部分が補助粒子1
23と共に媒体表面200に付着、転写し、この場合の
転写記録162が転写光学記録濃度の最大値となる。
斯くして、記録信号300に対応してインク材料層12
0が溶融、低粘度化し、この低粘度化に対応して補助粒
子123と共に、記録媒体表面200aに転写記録16
0を生ずるので、パルス幅Pwに対応して補助粒子12
3を単位としてその光学濃度が、濃度変調と面積変調が
共存した形で、連続階調で転写記録できる。この場合、
補助粒子123の密度を適当に高く選ぶと、視覚的に°
は記録画素310そのものが濃度階調で制御される利点
がある。
以上は、バインダー材料121が明確な融点をもち、し
かもその溶融時に粘度が急激に低下する場合の例につい
て説明したが、バインダー材料121が例えば天然のワ
ックス材の如く多種材料の混合体から成り、明確な融点
をもたず昇温に対する粘度の低下が緩やかで、或いは針
入度が大きく常温固形、乃至は半固形材料である場合に
も階調記録できる。更には融点が常温(例えば25°)
以下であって例えばポリブタンの如く常温粘着性のバイ
ンダー材料121においても、その粘着によるインク材
料120のかぶシ転写(熱転写層120と記録媒体20
0を圧接しただけでインク材料120が転写′する現象
)を防止するため、常温(例えば26℃)における粘度
を例えば2X10’センチポアズ以上、好しくは5 X
 10’センチポアズ以上に高く選び、補助粒子123
の配置密度をこれらの場合、記録信号300のパルス@
Pwに対応してインク材料120 、120’が粘性低
下しこれらの全体が流動性になると、この粘性低下に対
応して記録媒体表面200 aと粒子表面123b間の
一種の毛細管現象により、補助粒子表面123b、更に
は123aを介゛して、インク材料120’。
120が記録媒体表面200aへと浸透付着、転写され
る。また、インク材料層120部における流動性化した
インク材料が流動状態を失なわない状態で、記録媒体2
00と転写シート100とを剥離すると、低粘性化した
インク材料を表面123a。
123bに付着した補助粒子123が転写されて、パル
ス@PWK対応した連続階調の転写記録160・が記録
媒体表面200aに得られる。
本発明にか\る熱転写記録シート1ooを用いた記録方
法では以上の動作説明からも明らかな如く溶融、低粘性
化インク材料に対して、補助粒子表面123a 、12
3b及び記録媒体表面200aは、良好な濡れ性が必要
で、これらの表面に対する濡れ角(接触角)は少くとも
900以内で、可能な範囲で小なるよう設定される◇ 補助粒子123の粒形は必ずしも球状に限定されず、多
角形状等その粒形は必ずしも問わない。
また粒径φも全て単−径である必要もなく、適当な粒径
分布をもっていても良い。この場合、インク層面120
aの厚さ上身上の粒径φ金持ち、インク層面120a以
上に突出した補助粒子123が連続階調の転写記録に寄
与し1、それ以下の粒径の補助粒子123は、色材12
2としての顔料と類似の挙動を示す。
従って実用的には、粒径φは平均孔径で表示するのが便
利である。
補助粒子123の平均粒径φは、インク材料層120の
厚さtとの相関の下に、連続階調転写特性や転写記録最
高濃度の両方から、好しい範囲が実用的に選定される。
平均粒径φ工が1.6μm未満では、インク材料層12
0の厚さtが過小となり、転写記録160の最高濃度が
大きく取れず、また製作的に均一な熱転写層120が困
難となり、かぶり転写を生じ易くなる。一方、補助粒子
123の平均粒径φ。
が15μmを越えると、補助粒子123の熱容量が過大
となり、所期の昇温か困難となると共に、浸透、押し出
し160の経路が過度に長□くなって低感度化し、最高
記録一度も低下する。
従って好しい平均粒径φ の範囲は1.6μm〜16μ
mである。時に平均粒径φ を2μm〜10μmの範囲
内に選ぶと、かぶり転写が容易に防止でき、□連続階調
性や記録感度等も良好にできるため推奨される。この場
合、粒径分布において最大粒径値が16μmを越えぬこ
とが望ましい。
一方、補助粒子123の配置密度は、記録画素310の
密度及び熱転写記録特性を考慮して選定される。
補助粒子123の最低の配置密度は記録画素310夫々
に対して単数側、位置する場合である。
通常、公知のリニヤ型サーマル記録ヘッドを利用して階
調画像を記録する場合、画質の点から記録密度、すなわ
ち記録画素310の密度dは4ドツト/ran以上に選
ばれる。      ゛それ故、φ〉tを満足する本発
明に有効な補助粒子123に限定したその隠蔽率(基体
表面110aの単位面積に占める粒子123の面積率)
Sの最小値は、その粒径φの好ましい最小値、φ=φ−
(= 1.5μm)は(πφWuRd)/4で与えられ
d=4ドツト/lramでは2.8X10  (2,8
X10  )となる。
一方、Sの最大値は、φ〉tの補助粒子123が互に重
なることなく基体表面110aに最稠密に配置された場
合で、π/4=0.785(78,5チ)で与えられる
。Sは上記の範囲内で適宜、選択できる。
上記において補助粒子123の配置密度が少な過ぎると
、粒子123を介しての転写記録160の濃度が不充分
となり、また記録画像も粗く見える。これらの防止には
、粒子123の配置密度は16個/露(265個/−φ
ヨ=1.6μmでS=4.5X10−2%)以上に選ぶ
ことが望ましい0@ 2 @Ki’ta:Q*UH* 
310* kIIC’4BJJ*。、231が4個配−
された場合が例示されている0補助粒子123は、転写
記録160の色彩鮮明度から無色透明乃至は白色である
ことが望ましいが、着色していても良い。
無色透明乃至は白色の粒子123としては゛、例えば透
明ガラス粉末溶融石英粉末、エポキシ樹脂などの熱硬化
性樹脂粒子や、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂など
の熱可塑性樹脂粒子、−化アルミニウム(A1203)
、酸化チタン、酸化珪素(SiO□)、酸化錫、硫酸バ
リウム等の無機粉末粒補助粒子123としては、常温乃
至はインク材料層120製作時にバインダー材料121
と完全相′溶しないか溶媒に完全溶解し逓いホ・トメル
ト材料、例えばカルナバワックスやサゾールワックス粒
子を用いることもできる。この場合、熱転写時にバイン
ダー材料121と相溶讐るように選ぶと転写感度が改良
され、−固な転写記録160これらの補助粒子123は
□複数種を混合して用いることもできる。
インク材料層120を構成するバインダー材料121は
、昇温記録制御によってその粘性が低下し、転写付着性
が付与されることが条件で、常温(例えば25℃−)で
必ずしも固体である必要はないが、転写記録160の保
存性から常温回診のホット、Vルト材料の使用が好しい
ホットメルト材料として、例えばカルナバワックス、ミ
ヅロウ、バ□ラフイン、マイクロクリスタンワックス等
のワックス類、あるいは低分子量ポリエチレン、低分子
量ポリスチレン、ポリステアリン酸ビニル、石油樹脂等
ポリアミド粛脂、脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン変性
マレイン酸樹脂等が挙げられるが、転写感度や転写記録
物の堅ろう性等から、融点または流動点は60〜170
℃、好ましくは60〜120℃が選ばれる。また、柔軟
性をバインダー剤に持たせるため混合させる柔軟剤も同
様に、たとえばポリ酢酸ビニル、セルロースエステル類
、ア°クリル系樹力旨類、あるいはステアリン酸□、ラ
ノリンなどからそれらの俗融または軟化温度に基づいて
適宜使用される。バインダー剤として、それ自体柔軟性
に富む、たとえば石油樹脂、低分子量ポリスチレン等が
使用される場合には、特に、柔軟剤を加えないこともあ
る0さらにまた、昇温と共に粘度が低下し粘着性が増大
する関係にあって且つ常温で流動性の粘着材料をバイン
ダー剤に含むことにより、より一層、昇温に対する粘度
の低下および転写効率を上げることができ、例えばポリ
ブテン、ポリイソブチレン。
ポリブタジェ/、ンリコンオイルなど粘着材料をホット
メルト材料に混合して熱特性を調整し、バインダー剤と
して使用することもできる。
色材122としては、着色記録においては、通常の印刷
用インク、塗料等に用いられる有機乃至無機顔料や染料
、更にはこれらの混合色材が、適宜に選択して使用でき
る。
例えば黒色転写記録にお員て顔料としてはカーボンブラ
ック、ダイヤモンドブラック、染料としてはCI 5o
lvent Black 3等を用いる。
また、フルカラー転写記録には上記の他に、シアン色と
してはCI Pigment Blue 15 (顔料
)。
CI 5olvent Blue 25 (染料)、マ
ゼンタ色にはCI Pigment Red  57 
(顔料) 、Cl5olvent Red 49 、イ
zo−色にはCI PigmentYellow12(
顔料) 、 CI Pigment Yellow17
(顔料) 、 CI 5olvent Yellow 
16等、顔料、染料乃至はこれらの混合物の3原色乃至
は黒を加えた4原色のインク材料120をもって、熱転
写層130を同一の基体シート110上に7レ一ム順次
で順番に配設し、プラテン610を3乃至4回回転し、
記録媒体200に順次重ねて転写させることによりフル
カラー記録が達成される。
これら色材122とバインダー材料121との混合重量
%は、転写記録特性を考慮して定められる。
色材122として例えば染料を用いる場合、インク材料
層120に占める重量%が、2チ以下であると転写記録
濃度が不足し、一方、色材122が顔料である場合、重
量%が60%を越えるとインク材料120全体としての
溶融時の粘性低下が      番不足し、記録媒体表
面200への転写が困難とな9、転写記録特性が不足す
る。従って色材122の重量%は2〜60%の範囲内で
適当に選び、それ故バインダー材料121はこれに対応
して98〜40%の範囲内に選ぶのが望ましい。
特に、色材122を10〜60チ、バインダー材料12
1を90〜50%の範囲内としたインク材料120は、
転写記録濃度や連続階調性に優れ、推奨される範囲であ
る。この範囲は、色材122として顔料を用いる時に特
に有効である。□シート状基体2としては、例えば厚さ
が3.6〜16μm程度のポリエチレンテレフタレート
、ポリイミド、セロファン、ポリカーボネイト、トリア
セチルセルロース、ナイロンなどの樹脂フィルムあるい
は上質紙、グラシン紙、トレーシング紙。
コンデンサ紙などの耐熱紙を用いることができる0記録
媒体200としては、上質紙、コート紙。
アート紙9合成紙等の紙類やポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、セロファン等のプラスチックフィ
ルム等を使用することができる0熱転写シート1oOは
、以上の構成を適宜、組み合わせて例えばホットメルト
コーティング法やソルベントコーティング法によって基
体シニト表面110a上に熱転写層1307F−塗布、
成層して製造できる。
なお、インク材料層120を多孔性に構成し、    
′更に階調特性を改良することができる。
発明の一層 以上述べたように、本発明は昇温記録制御によってその
粘性が減少制御され、記録媒体への転写性が付与される
関係にあるインク材料を有し、且 。
つこのインク材料の構成成分にして昇温によりその粘性
が減少制御される関係にあるバインダー材料よりも高い
融点乃至は流動点を有すると共に、このインク材料から
成る層の厚さ以上の粒径を有するインク転写補助粒子を
前記インク材料に混入せしめた熱転写層を、シート状の
耐熱性基体の一方の面側に設置した熱転写記録シートと
、略々長方形の断面を有する板状基板の端面に複数個の
発     4熱体を直線状に備えた端面型サーマルヘ
ッドを使用した事により、安定したモノクロ画像やフル
カラー画像等の連続した階調記録が行なえるになり、そ
の産業上の効果は極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における熱転写記録装置の概
略図、第2図はこの熱転写記録装置に使用される熱転写
記録シートの断面構造図、第3図は熱転4シートの熱転
写層の表面平面図、第4図(a) 、 (b)は第2図
の熱転写、記録シートを例にとっての転写原理説明図で
ある。 100・・・・・・熱転写記録シート、11o・・・・
・・耐熱性基体、12o・・・・・・インク材料、12
1・・・・・・バインダー材料、122・・・・・・色
材、123・・・・・・イ/り転写補助粒子、130・
・・・・・熱転写層、2oo・・・・・・記録媒体、3
00・・・・・・昇温記録信号、310・・・・・・記
録画素、400・・・・・・押圧力、501.502・
・・・・・電気信号、510・・・・・・端面型サーマ
ルヘッド、520・・・・・・発熱体、610・・・・
・・プラテン〇代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男
 ほか1名第1図 1121!1 13rI!i 富4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録媒体と、昇温記録制御によってその粘性が減少制御
    され、前記記録媒体への転写性が付与される関係にある
    インク材料を有し、且つこのインク材料の構成成分たる
    バインダー材料よりも高い融点乃至は流動点を有すると
    共に、少くともその一部の粒径が前記インク材料から成
    る層の厚さ以上の粒径を有するインク転写補助粒子を前
    記インク材料に混入せしめた熱転写層を、シート状の耐
    熱性基体の一方の面側に設置した熱転写記録シートと、
    プラテンと、略々長方形の断面を有する板状基板の端面
    に複数個の発熱体を直線状に備えた端面型サーマルヘッ
    ドとより構成され、前記記録媒体を前記熱転写記録シー
    トの熱転写層に対向させ、前記記録媒体と前記熱転写記
    録シートを前記プラテンと前記端面型サーマルヘッドで
    挾持圧接し、記録を行なう熱転写記録装置。
JP59247313A 1984-11-22 1984-11-22 熱転写記録装置 Granted JPS61125862A (ja)

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