JPS6112421Y2 - - Google Patents

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JPS6112421Y2
JPS6112421Y2 JP3074680U JP3074680U JPS6112421Y2 JP S6112421 Y2 JPS6112421 Y2 JP S6112421Y2 JP 3074680 U JP3074680 U JP 3074680U JP 3074680 U JP3074680 U JP 3074680U JP S6112421 Y2 JPS6112421 Y2 JP S6112421Y2
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JP
Japan
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shoe
lever
parking
brake
adjustment
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JP3074680U
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JPS56133139U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はブレーキの作動によりブレーキシユ
ーとドラムとの作動間隙に調整する方式のドラム
ブレーキの改良に関するものである。
従来より、ドラムブレーキには、ブレーキライ
ニングの摩耗によるブレーキ間隙、即ちブレーキ
シユーの作動間隙の増大を自動的に修正する自動
間隙調整装置が多く用いられている。
このシユー間隙自動調整装置の一種に例えば特
開昭52−57469号公報に開示されているように、
パーキングレバーをベルクランク形状とし、パー
キングレバーとアジヤストレバーとの回動動作を
シユー拡開摺動面とは直角をなす面内で行なわせ
るものがある。
本考案は、この形式のシユー間隙自動調整装置
を改良すること、すなわちシユー復帰スプリング
にアジヤストレバー復帰スプリングを兼ねさせる
ことによつて構成部品点数を減らし、かつブレー
キドラム内の組付スペースに余裕を持させること
を目的としてなされたものである。
しかして本考案に係るドラムブレーキの特徴と
するところは、回転するブレーキドラムと、該ブ
レーキドラムの内周面に対向して配設された第一
及び第二のシユーと、前記ブレーキドラムの開口
を覆う状態に配設されて前記シユーを移動可能に
保持するバツキングプレートと、ベルクランク状
をなし、一端が前記バツキングプレートの開口か
ら前記ブレーキドラム内に挿入されて前記第一シ
ユーに作動的に係合させられたパーキングレバー
と、スターホイールを備えたアジヤストスクリユ
ーによつて長さ調節可能に連結された第一及び第
二のストラツト部材を有し、該第一ストラツト部
材が前記パーキングレバーに、該第二ストラツト
部材が前記第二シユーに夫々係合させられたスト
ラツトと、第一及び第二のアーム部を備えてベル
クランク形をなし、該第一アーム部が前記スター
ホイールに係合し、該第二アーム部が前記第一シ
ユーの前記パーキングレバーとの係合部近傍の部
分に該パーキングレバーとは反対側から係合する
ように、前記パーキングレバーに枢着されたアジ
ヤストレバーと、該アジヤストレバーの前記第二
アーム部と前記第二シユーとの間に取付けられ
て、該アジヤストレバーを一回動方向に付勢する
アジヤストレバー復帰スプリングと前記第一シユ
ーと前記第二シユーとを前記パーキングレバーの
一端及び前記ストラツトを間に挾んで最も相接近
した位置に復帰させるシユー復帰スプリングとを
兼ねるスプリングと、を含むことにある。
以下本考案の一実施例を示す図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図乃至第4図において、6は有底円筒状の
ブレーキドラムであるが、内部を示すために取除
かれて、位置のみが二点鎖線で示されている。こ
のブレーキドラム6の開口を覆う状態にバツキン
グプレート1が配設されている。バツキングプレ
ート1上にはホイールシリンダ2および図示しな
いアンカーブロツクが固定されており、この両者
の間に一対の円弧状のブレーキシユー3,4(第
一シユー3,第二シユー4)が装着され、それぞ
れのシユーウエブ3a,4aに(但しシユーウエ
ブ3aには間接的に、シユーウエブ4aには直接
的に)両端部が係合させられたスプリング5によ
つて常時収縮する方向に付勢されている。このシ
ユーウエブ3a,4aの相対向する位置に設けら
れた二つの切欠3b,4bの間に拡開装置20が
配設され、ブレーキシユー3,4が一定以上収縮
するのを阻止している。
拡開装置20はパーキングレバー21、アジヤ
ストレバー22、ストラツト10およびこれらを
枢着するピン23から成つている。パーキングレ
バー21はベルクランク状をなし、一端部21a
がバツキングプレート1の開口1aからブレーキ
ドラム6内に挿入されて爪21bにおいてシユー
ウエブ3aの切欠3bに係合させられており、他
端部21cにおいてブレーキケーブル7に接続さ
れている。
ストラツト10は、スターホイール11aを備
えた断面円形の棒状体である連結部材11と、第
一および第二ストラツト部材12,13とから成
つている。第一ストラツト部材12は一端部12
aがピン23によつて前記パーキングレバー21
に枢着されるとともにバツキングプレート1に接
触させられており、(第4図参照)、他端12bに
は前記連結部材11の棒状体に回転自在に嵌合す
る丸穴が設けられている。また前記端部12aと
端部12bとの中間には、第4図に示すようにパ
ーキングレバー21の爪部21bに当接し得る突
起12cが設けられている。第一ストラツト部材
12、パーキングレバー爪部21b及びブレーキ
シユー3は一直線上において安定に当接し得るよ
うにされているのである。一方、第二ストラツト
部材13は、連結部材11に設けられたアジヤス
トスクリユ11b(第4図)に一端が螺合させら
れ、他端がシユーウエブ4aの切欠4bに係合さ
せられている。
アジヤストレバー22は、第一及び第二のアー
ム部22a,22bを備えて、ベルクランク形を
なし、その屈曲部において前記ピン23により枢
支されている。そして第一アーム部22aは前記
スターホイール11aに係合し得る位置までスト
ラツト10の軸心方向に延びており、第二アーム
部22bは第一シユー3のシユーウエブ切欠3b
近傍に形成された開口3cに嵌入させられた後、
その先端において前記スプリング5に係合させら
れている。
かかる構成のドラムブレーキにおいて、パーキ
ングブレーキの操作時には、先ずブレーキケーブ
ル7が第2図において下方に引張られると、パー
キングレバー21の端部21cが下方に引かれる
が、パーキングレバー21と枢着されている第一
ストラツト部材12がパーキングプレート1に当
接している。(第4図参照)ために、パーキング
レバー21は下方へは移動せず反時計方向の回転
モーメントが生ずる。この回転モーメントによつ
てパーキングレバー21の爪部21bがシユーウ
エブ3aを、ピン23がストラツト10を介して
シユーウエブ4aをそれぞれ拡開方向に押し動か
すのである。
アジヤストレバー22の第二アーム部22bは
開口3cに嵌入して、パーキングレバー21とは
反対側からシユーウエブ3aに係合しているので
シユーウエブ3aの拡開方向にスプリング5の張
力に抗して移動させられる。一方、アジヤストレ
バー22の枢着軸であるピン23はストラツト1
0と共にその逆方向(シユーウエブ4aの拡開方
向)に移動させられるので、アジヤストレバー2
2は結局ピン23を軸として反時計方向に回動さ
せられることとなる。
このアジヤストレバー22の回動量が比較的小
さい間は、第一アーム部22aがスターホイール
11a上を摺動するのみでスターホイール11a
の回転は行なわれないが、回動量が或程度以上大
きくなると、第一アーム部22aがスターホイー
ル11aの歯部に係合するに到る。
パーキングブレーキ解放時には、ブレーキシユ
ー3,4を拡開させる力が作用しないために、ブ
レーキシユー3,4はスプリング5により収縮位
置に復帰させられる。即ちスプリング5の引張力
はシユーウエブ3aにはアジヤストレバー22の
第二アーム部22bを介して、シユーウエブ4a
には直接に作用し、双方のシユー3,4を引き寄
せるのであるが、シユーウエブ3a、パーキング
レバーの爪部21b、および第一ストラツト部材
12の突起12cが一直線上において相互に当接
し、また第二ストラツト部材13がシユーウエブ
4aに当接した状態において両シユー3,4は収
縮を停止させられて、復帰の位置に戻される。こ
の収縮過程において、アジヤストレバー22の第
二アーム部22bはスプリング5によつて右方
(第2図)に移動させられ、ピン23は同じくス
プリング5によつて、ストラツト10を介して左
方に移動させられる結果、アジヤストレバー22
は時計方向に回動し、第一アーム部22aは復路
においてスターホイール11aを回転させる。
従つてスプリング5はアジヤストレバーを一回
動方向に付勢するアジヤストレバー復帰スプリン
グと、第一,第二シユー3,4をパーキングレバ
ーの爪部21b及びストラツト10を挾んで最も
相接近した位置に復帰させるシユー復帰スプリン
グとを兼ねるものであり、従来は2個のスプリン
グが必要であつたのに対して本実施例では1個の
スプリングですむのである。
一方、ホイールシリンダ2の作動によつてブレ
ーキシユー3,4が拡開されるサービスブレーキ
時には、シユーウエブ3aがアジヤストレバー2
2の第二アーム部22bを拡開方向(第2図にお
いて左方)へ引張り、この力とスプリング5の付
勢力とによつてアジヤストレバー22には第2図
において時計方向の回転モーメントが発生するの
であるが、この回転モーメントはピン23及び第
一ストラツト部材12を介してバツキングプレー
ト1によつて受けられるため、アジヤストレバー
22は実際には回動せず、第一ストラツト部材1
2等と共にバツキングプレート1に平行に移動さ
せられることとなる。従つてサービスブレーキ時
においては自動間隙調整は行われない。
次に、アジヤストレバー22に対するスプリン
グ5の係合状態が異なる別の実施例について、第
5図、第6図により説明する。
本実施例においてはスプリング5をアジヤスト
レバー22に連結すべき連結穴22cは、第6図
に明らかなように、第二アーム部22bのシユー
ウエブ3aの下方でピン23の上方の部分に設け
られている。かかる構成においても、パーキング
ブレーキ時には前実施例と全く同様にシユー間隙
調整が行なわれるのであるが、サービスブレーキ
時においては異なるのである。
第6図において、スプリング5の張力はシユー
ウエブ3aと4aとを近接させる方向に作用する
と同時に、ピン23を介してストラツト10をシ
ユーウエブ4aに押しつけるように常時作用して
いる。ホイールシリンダ2の作動によつてブレー
キシユー3,4が拡開させられると、第二アーム
部22bはシユーウエブ3aによつて左方(第6
図)へ移動させられるが、ストラツト10はシユ
ーウエブ4aに依然として押しつけられた状態の
ままであるため(即ちサービスブレーキ時にアジ
ヤストレバー22に作用する回転モーメントが前
記実施例とは逆になる)、アジヤストレバー22
はピン23周りに反時計方向に回動させられる。
従つて第一アーム部22aはスターホイール11
aを回転させてシユー間隙の調整を行なうことが
できるものである。即ち本実施例の場合には、パ
ーキングブレーキ時にも、サービスブレーキ時に
もシユー間隙の調整が行なわれる特有の効果が生
ずる。
以上詳述したように、本考案にかかるシユー間
隙自動調整装置付ドラムブレーキは、パーキング
レバーをベルクランク状とし、一端をバツキング
プレートの開口からブレーキドラム内に挿入して
ブレーキシユーに作動的に係合させる形式とした
ために、ブレーキドラム内のワイヤおよびワイヤ
方向変換のための滑車、ベルクランク等の設置が
不要となり、ドラム内の限られたスペースの有効
利用が可能となり、更にアジヤストレバー復帰ス
プリングとシユー復帰スプリングとを1個のスプ
リングで兼用することとしたため、構成部品点数
が減少し、かつ構成部品の組付スペースに一層の
余裕を持させることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例であるシユー間隙
自動調整装置付ドラムブレーキのドラムを除いた
要部正面図であり、第2図はその−断面図で
あり、第3図は第2図における−断面図であ
る。第4図は第2図における第一ストラツト部材
周辺の要部拡大断面図である。第5図は本考案の
別の実施例を示す第1図相当の正面図であり、第
6図は第5図における−断面図である。 1:バツキングプレート、1a:開口、3:第
一シユー、3c:開口、4:第二シユー、5:ス
プリング、6:ブレーキドラム、10:ストラツ
ト、11a:スターホイール、11b:アジヤス
トスクリユー、12:第一ストラツト部材、1
3:第二ストラツト部材、21:パーキングレバ
ー、22:アジヤストレバー、22a:第一アー
ム部、22b:第二アーム部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 該ブレーキドラムの内周面に対向して配設され
    た第一及び第二のシユーと、 前記ブレーキドラムの開口を覆う状態に配設さ
    れて前記シユーを移動可能に保持するバツキング
    プレートと、 ベルクランク状をなし、一端が前記バツキング
    プレートの開口から前記ブレーキドラム内に挿入
    されて前記第一シユーに作動的に係合させられた
    パーキングレバーと、 スターホイールを備えたアジヤストスクリユー
    によつて長さ調節可能に連結された第一及び第二
    のストラツト部材を有し、該第一ストラツト部材
    が前記パーキングレバーに、該第二ストラツト部
    材が前記第二シユーに夫々係合させられたストラ
    ツトと、 第一及び第二のアーム部を備えて、ベルクラン
    ク形をなし、該第一アーム部が前記スターホイー
    ルに係合し、該第二アーム部が前記第一シユーの
    前記パーキングレバーとの係合部近傍の部分に該
    パーキングレバーとは反対側から係合するように
    前記パーキングレバーに枢着されたアジヤストレ
    バーと、 該アジヤストレバーの前記第二アーム部と前記
    第二シユーとの間に取付けられて、該アジヤスト
    レバーを一回動方向に付勢するアジヤストレバー
    復帰スプリングと前記第一シユーと前記第二シユ
    ーとを前記パーキングレバーの一端及び前記スト
    ラツトを間に挾んで最も相接近した位置に復帰さ
    せるシユー復帰スプリングとを兼ねるスプリング
    と、を含むことを特徴とするシユー間隙自動調整
    装置付ドラムブレーキ。
JP3074680U 1980-03-10 1980-03-10 Expired JPS6112421Y2 (ja)

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JPS56133139U JPS56133139U (ja) 1981-10-08
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