JPH0217219Y2 - - Google Patents

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JPH0217219Y2
JPH0217219Y2 JP1985121607U JP12160785U JPH0217219Y2 JP H0217219 Y2 JPH0217219 Y2 JP H0217219Y2 JP 1985121607 U JP1985121607 U JP 1985121607U JP 12160785 U JP12160785 U JP 12160785U JP H0217219 Y2 JPH0217219 Y2 JP H0217219Y2
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cable
pin
lever
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内拡式シユードラムブレーキに用い
られる機械式ブレーキ駆動装置に関する。
(従来の技術) 第1図に示すような内拡式シユードラムブレー
キに使用される従来の機械式ブレーキ駆動装置の
要部を第5図、6図に示してある。
101は索であり、その両端はバツキングプレ
ート106上に対峙して設けられた図外の一対の
パーキングレバーの一端部にそれぞれ固定されて
いる。索101の中間部は、内側レバー103に
シーブ支持ピン108にて回動可能に結合された
ケーブルホルダたるシーブ102の円弧面に設け
た溝102aに係合している。そして、L字状断
面をなすブラケツト105を内側レバー103と
シーブ102との間に介装し、ブラケツト105
に設けた通孔105aにシーブ支持ピン108を
挿通させて軸支し、屈曲片105bを索101の
外方に位置させて、索101がシーブの溝102
aから脱出するのを防止している。なお、109
は止め輪である。107は、テコ支点ピンであ
り、バツキングプレート106に回動可能に支承
され、バツキングプレート106の内側に位置す
る内側テコ103と外側に位置する外側テコ10
4とが固定されている。
従つて、外側テコ104を第5図上にて矢印B
方向へ引つ張ると、内側テコ103はテコ支点ピ
ン107と共に回動して、シーブ102は、索1
01を伴つて押し下げられ、索101の両端にそ
れぞれ固定された図外の一対のパーキングレバー
の一端部の間隔を縮小させ、他端部でブレーキシ
ユーを拡開させてドラムに押圧して制動力を発揮
する。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の機械式ブレーキ駆動装置においては、上
記のように、索101がシーブの溝102aから
脱出するのをブラケツト105にて防止してある
が、ブレーキ装置を車体側の固定部に取付ける際
に、外側レバー104を手動にて、前後動させて
調整を行う。この場合に、外側レバー104を矢
印Bと反対方向へ移動させた際に、内側レバー1
03、シーブ支持ピン108およびシーブ102
が図上にて上方へ移動し、索101が弛み、ブラ
ケツト105は、シーブ支持ピン108と通孔1
05aとの遊間のために下方位置に放置され、ブ
ラケツトの屈曲片105bとシーブの溝102a
の端縁とのすき間が増大して索101がシーブの
溝102aから脱出を生ずることがしばしばあつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の事情にかんがみてなされたも
のであり、その構成は下記の通りである。
中間部が、バツキングプレートに支点ピンにて
回動可能に軸支され、一端部がブレーキシユーウ
エブに固定されたピンに係止する一対のパーキン
グレバーを、バツキングプレート上に対峙させて
配置し、両パーキングレバーの他端部を一本の索
で連結し、索の中央部をケーブルホルダにて引つ
張つて一対のブレーキシユーをドラムの内周面に
押圧して制動力を生じる機械式ブレーキ駆動装置
において、 ケーブルホルダに、ピン孔と、ピン孔に向けて
凸状をなし、中央部から両端部に向けて拡大して
索の作動に伴う相対移動を許容する索挿通用孔と
を設け、索挿通用孔に索の中央部を挿通し、ピン
孔に挿入したケーブルホルダ支持ピンによつてケ
ーブルホルダを内側レバーの一端部に揺動可能に
支承させると共に、内側レバーの他端部に固定し
たテコ支点ピンをバツキングプレートに回動可能
に支承し、該テコ支点ピンの他端部を外側レバー
の一端部に結合した機械式ブレーキ駆動装置であ
る。
(作用) 本考案に係る機械式ブレーキ駆動装置は、上記
のように構成されているので下記のように作用す
る。
外側レバーを、索が緊張する所定方向に回動さ
せれば、内側レバーを介して揺動可能なケーブル
ホルダが索を緊張させ、両パーキングレバーの他
端部の間隔を縮小させるので、両パーキングレバ
ーは、各支点ピンの周りに回動し、各ブレーキシ
ユーウエブに固定された各ピンを押圧し、各ブレ
ーキシユーをドラムの内周面へ押圧して制動力を
生ずる。
また、この際に索が振れても、索挿通用孔が中
央部から両端部に向けて拡大して索の相対移動が
許容されているので、索は無理のない曲率半径に
て索挿通用孔に接触し、極端な局部的接触をする
ことなく作動でき、更に索を弛める方向に外側テ
コを作動させても、索はケーブルホルダから脱出
することは勿論ない。
(実施例) 本考案に係る内拡式シユードラムブレーキに用
いられる機械式ブレーキ駆動装置の一実施例を第
1図〜4図に基づいて説明する。
先ず、内拡式ドラムブレーキの概略を第1図に
基づいて説明する。
両9,9は、ブレーキシユーであり、ウエブ9
a,リム9bおよびライニング9cとよりなる。
一対のブレーキシユー9,9は、バツキングプレ
ート5上に対峙させて設けられ、一端部間には、
バツキングプレート5上に固定されたホイールシ
リンダ10を介装してある。両ブレーキシユー
9,9の他端部間には、アジヤスタ13を介在さ
せて、アジヤスタ13の両端部にそれぞれ両ブレ
ーキシユー9,9の他端部を係止させ、かつ両ブ
レーキシユー9,9の両端部間にスプリング12
を張設して位置保定してある。なお、各11,1
1は各ブレーキシユー9,9の戻しばねである。
車両の走行時の制動は、部外よりホイールシリ
ンダ10に圧油を導入し、両ピストン10a,1
0aを作動させると、両ブレーキシユー9,9
は、アジヤスタ13の両端部を支点として、一端
間が拡開され、両ブレーキライニング9c,9c
がドラム14の内周面に摺接してDSブレーキと
して制動力を生じる。そして、ホイールシリンダ
10内の圧油を排出すれば、両ブレーキシユー
9,9は、各戻しばね11,11にて復帰し、制
動は解除される。
次に機械式ブレーキ駆動装置について説明す
る。
第1図において、両8,8は、パーキングレバ
ーであり、両パーキングレバー8,8は、バツキ
ングプレート5上に対峙して同様に設けられてい
るので、図上の右側について説明する。パーキン
グレバー8は、ほぼL字状に形成され、中間部が
バツキングプレート5に圧入固定した支点ピン5
dに、回動可能に軸支され、一端部の外側面は、
シユーウエブ9aに圧入固定されたピン9dに係
止している。1は、索であり、端部にはスプリン
グストツパ1aを固設し、先端部は、パーキング
レバー8の他端部に設けた通孔8aを挿通してケ
ーブルストツパ1cをかしめて固設し、スプリン
グストツパ1aと該通孔8aの周縁との間にコイ
ルスプリング1bを圧縮状態にて介装し、パーキ
ングレバー8の他端部をケーブルストツパ1cに
押し付けてある。
2は索1の中間部が挿通するケーブルホルダで
ある。ケーブルホルダ2には、第2,3図に示す
ように、ほぼ直交する2個の通孔を設けてある。
すなわち、索1が挿通する索挿通用孔2aとケー
ブルホルダ支持ピン7が挿通するピン孔2bとで
ある。索挿通用孔2aは、ピン孔2bに向けて凸
状に形成され、中央部2a′の孔径dは、索1を僅
かの遊間をもつて通し得る程度とし、両側に行く
につれてラツパ状に拡径し、出口部2a″において
は、第4図に示すように索1が接触する上部内周
面の半径rは中央部2a′の孔径dの半分より大き
くしてある。従つて、パーキングブレーキを作動
させた際に、索1の作動に伴う相対移動が許容さ
れ、索1は無理のない曲率半径を採つて索挿通用
孔2aに接触できるようになつている。
第2図上にて索挿通用孔2aの下方位置に設け
たピン孔2bには、内側レバー3の一端部に圧入
固定したケーブルホルダ支持ピン7が遊挿されて
いる。従つて、ケーブルホルダ2は、内側レバー
3に対して揺動可能である。なお7aは止め輪で
ある。そして、内側レバー3の他端部は、テコ支
点ピン6の一端部に溶接等にて固定され、テコ支
点ピン6は、バツキングプレート5に圧入固定し
たブツシユ5aを挿通し、他端部は外側レバー4
の一端部とセレーシヨン等にて着脱自在な結合手
段にて結合されている。
次に作用について説明する。
パーキングブレーキ使用時に、外側レバー4を
第1図上にて矢印B方向に引けば、テコ支点ピン
6が回動し、内側レバー3を介して、ケーブルホ
ルダ支持ピン7が、両ピン6,7の中心間距離を
回転半径として回動させられ、ケーブルホルダ2
は、図上にて下方へ移動する。かくして索1は緊
張し、中間部がケーブルホルダ2にて引つ張られ
て両パーキングレバー8,8は、それらの他端部
間の間隔を縮小させ、各支点ピン5dの周りに回
動して各ピン9dを押圧して両ブレーキシユー
9,9を拡径させ、両ライニング9c,9cをド
ラム14の内周面に押圧させて制動力が得られ
る。
そして、索1は、ケーブルホルダの索挿通用孔
2aに挿通しているので、外側レバー4を矢印B
と逆方向に移動させて索1に弛みを生じてもケー
ブルホルダ2から脱出することはなく、また、索
1が接触する索挿通用孔の出口部2a″の上部内周
面の半径を中央部2a′の孔径dの半分よりも大き
くしてあると共に、ケーブルホルダ支持ピン7に
よつてケーブルホルダ2を内側レバー3の一端部
に揺動可能に支承させてあるので、索1の多少の
振れは許容され、索は無理のない曲率半径にて、
局部的接触することなく作動できる。
なお、索挿通用孔2aを有するケーブルホルダ
2は、ロストワツクス法で容易に鋳造される。
(考案の効果) 上記の説明によつて理解されるように、本考案
によれば、索はケーブルホルダから脱出すること
はなく、また、制動時に索を緊張させた際にもケ
ーブルホルダとの極端な局部的接触が避けられて
索の寿命を延長できる。加えて、索挿通用孔は、
中央部から両端部に向けて拡大し、中央部の方が
両端部よりも断面積が小さくなつているので、索
の局部的な接触を避けることとケーブルホルダ支
持ピンの位置を索挿通用孔に近付けることとの両
立が可能となり、ケーブルホルダを小形化でき
る。その結果、ブレーキの限られた収容空間への
組込みが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る機械式ブレーキ駆動装
置の実施例を内拡式シユードラムブレーキに適用
した一部を切開して示す図、第2図は、第1図の
−線断面図、第3図は、本考案に係るケーブ
ルホルダの拡大断面図、第4図イ,ロは、ケーブ
ルホルダの索挿通用孔の断面図、第5図は、従来
の機械式ブレーキ駆動装置の要部を示す図、第6
図は、第5図の−線断面図である。 1:索、2:ケーブルホルダ、2a:索挿通用
孔、2a′:中央部、2a″:出口部、2b:ピン
孔、3:内側レバー、4:外側レバー、5:バツ
キングプレート、5d:支点ピン、6:テコ支点
ピン、7:ケーブルホルダ支持ピン、8:パーキ
ングレバー、9:ブレーキシユー、9a:ウエ
ブ、9d:ピン、14:ドラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間部が、バツキングプレートに支点ピンにて
    回動可能に軸支され、一端部がブレーキシユーウ
    エブに固定されたピンに係止する一対のパーキン
    グレバーを、バツキングプレート上に対峙させて
    配置し、両パーキングレバーの他端部を一本の索
    で連結し、索の中央部をケーブルホルダにて引つ
    張つて一対のブレーキシユーをドラムの内周面に
    押圧して制動力を生じる機械式ブレーキ駆動装置
    において、ケーブルホルダに、ピン孔と、ピン孔
    に向けて凸状をなし、中央部から両端部に向けて
    拡大して索の作動に伴う相対移動を許容する索挿
    通用孔とを設け、索挿通用孔に索の中央部を挿通
    し、ピン孔に挿入したケーブルホルダ支持ピンに
    よつてケーブルホルダを内側レバーの一端部に揺
    動可能に支承させると共に、内側レバーの他端部
    に固定したテコ支点ピンをバツキングプレートに
    回動可能に支承し、該テコ支点ピンの他端部を外
    側レバーの一端部に結合したことを特徴とする機
    械式ブレーキ駆動装置。
JP1985121607U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0217219Y2 (ja)

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