JP6760802B2 - パーキングブレーキ手動緩解装置、走行装置、車両、及びパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部 - Google Patents
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ここで、特許文献1にはパーキングブレーキの手動緩解装置の一例が開示されている。特許文献1の駐車ブレーキ手動解放装置では、てこの原理を用いて伝達機構とラッチ部材の係合を解除し、駐車バネブレーキ機構のロック状態を解除することで、パーキングブレーキの手動緩解が可能となっている。
即ち、本発明の一態様に係るパーキングブレーキ手動緩解装置は、車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、複数の入力部と、前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、を備え、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、を備える。
さらに、入出力変換部が動作することで、一の入力部の操作で、複数の出力部によって全てのパーキングブレーキの制動を一度に解除状態とすることができる。
また、この構成によれば、一の入力ワイヤを引っ張ることで、この入力ワイヤが固定されたシーブと、シーブに設けられたストッパブロックとが共に回転する。シーブの回転によって、ストッパブロックが伝達輪を軸線回りに回転させ、ピニオンギアが回転し、ラックギアが動作する。これにより全ての出力ワイヤを動作させ、全てのパーキングブレーキの制動を解除することができる。つまり、一の入力ワイヤの引っ張り動作により、複数の出力ワイヤを同時に動作させることができる。
またこの際、引っ張られない残りの入力ワイヤに固定されたシーブは回転することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の全ての入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。よって、上述したパーキングブレーキ手動緩解装置のロック機能を予め解除しておく必要がなくなる。
ここで、一の入力部の動作に伴って他の入力部が連動して動作してしまう構造であると、いたずらの防止等を目的として入力部の動作を規制するロック機能をパーキングブレーキ手動緩解装置に設けている場合、一の入力部を動作させるためには他の全ての入力部のロック機能を予め解除しておかなければ、一の入力部を引っ張ることができない。この点、本発明では一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、一の入力部の動作に伴って連動して他の全ての入力部が動作することがない。よってパーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
また、これにより、一の入力ワイヤを引っ張ると、この入力ワイヤが設けられた一のプーリーがスライドレール上を移動し、プーリー固定具がワイヤ固定具と接触することで、ワイヤ固定具が入力ワイヤの引っ張り方向にプーリー固定具によって押されて移動する。これにより、出力ワイヤが動作し、解除機構を解除状態とすることができる。この際、引っ張られる入力ワイヤ以外の残りの全ての入力ワイヤが設けられたプーリーは動作することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。
さらに、入力ワイヤの端部がケースに固定されているため、固定されている側に向かって入力ワイヤを引っ張ることで、プーリーは動滑車として機能する。この結果、プーリーは倍力機構として働き、より小さい力で入力ワイヤを引っ張って出力ワイヤを動作させることができる。
この構成によれば、一の入力ワイヤを引っ張ることで、この入力ワイヤが固定されたシーブと、シーブに設けられたストッパブロックとが共に回転する。シーブの回転によって、ストッパブロックが伝達輪を軸線回りに回転させ、ピニオンギアが回転し、ラックギアが動作する。これにより全ての出力ワイヤを動作させ、全てのパーキングブレーキの制動を解除することができる。つまり、一の入力ワイヤの引っ張り動作により、複数の出力ワイヤを同時に動作させることができる。
またこの際、引っ張られない残りの入力ワイヤに固定されたシーブは回転することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の全ての入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。よって、上述したパーキングブレーキ手動緩解装置のロック機能を予め解除しておく必要がなくなる。
さらに、このような入出力変換部を用いることによって、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させ、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、パーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さくてもよい。
ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が、シーブにおいて入力ワイヤが接触する本体部の外周面の直径と比較して小さくなっているので、パーキングブレーキの制動を解除する際に、出力ワイヤを動作させるために入力ワイヤをより小さい力で引くことができる。即ち、入出力変換部が倍力機構を有する。そして、本体部の外周面の直径に対してピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が小さければ小さい程、倍力機構の効果が大きくなる。
本発明の一態様に係るパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部は、複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、を備える。
図1に示すように、車両200は、不図示のレール上を走行する台車(走行装置)1と、台車1に下方から指示された車体201とを備えている。また台車1は、左右一対の車輪11a、11bと、車輪11a、11bを相互に連結する輪軸12a、12bと、車軸12a、12bを支持する台車枠2と、台車枠2に支持されて車輪11a、11bを駆動する一対のモータ3a、3b及び継手4a、4bと、車輪11a、11bに制動力を加えるブレーキ装置20a、20bと、ブレーキ装置20a、20bの制動力を手動で緩解するパーキングブレーキ手動緩解装置30(以下、単に手動緩解装置30とする)とを備えている。
ここで車両200は、鉄道車両に限定されず、AGT(Automated Guideway Transit)や、モノレール等の車両であってもよい。
輪軸11a、11bは、側梁5a、5bに挟まれるようにして支持されている。また、輪軸11aと輪軸11bとは、台車1の走行方向に間隔をあけて配置されている。
以下、パーキングブレーキとして機能しているパーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)を、単にパーキングブレーキ22a(22b)と称する。
手動緩解装置30は、パーキングブレーキ22a、22bによる車輪11a、11bの制動を解除する解除機構50a(50b)と、入力ワイヤ61a(61b)と、入力ワイヤ61a(61b)を固定する入出力変換部70と、入出力変換部70と解除機構50a(50b)とを接続する出力ワイヤ62a(62b)と、入出力変換部70を収容するケース39とを備える。
また、ケース39の側面39a(39b)の外側には、入力ワイヤ61a(61b)の張りを調整するための調整ネジ40が設けられている。
また、ケース39の側面39d(39c)の外側には、出力ワイヤ62a(62b)の張りを調整するための調整ネジ40が設けられている。
ピン23a(23b)は、出力ワイヤ62a(62b)の第一端部に接続されている。ピン23a(23b)が引っ張られることで、パーキングブレーキ22a(22b)のブレーキシューがブレーキディスク21a(21b)に非接触となるように、即ち、パーキングブレーキ22a(22b)による制動を緩解するように、ピストンが動作するようになっている。このピン23a(23b)は、コンプレッサ(不図示)からパーキングブレーキ22a(22b)への空気の供給が開始すると、自動で所定の位置に戻り、再度パーキングブレーキ22a(22b)が動作可能な状態となる。
ガイド78a(78b)は、ラックギア72a(72b)の動作方向に直交する方向に間隔をあけて並ぶとともにケース39の側面39c(39d)の内面から側面39d(39c)の内面に向かって延びる円柱状の二本のバー80と、バー80と側面39d(39c)との間に設けられたガイド本体79とを備えている。
次に本発明の第二実施形態に係る手動緩解装置30Aについて、図7及び図8を参照して説明する。
なお、第二実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素については、第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7及び図8に示すように、第二実施形態の入出力変換部70Aは、入力ワイヤ61a(61b)を設けるシーブ74a(74b)に代えて、入力ワイヤ61a(61b)を設けるプーリー103a(103b)を備える点で第一実施形態と相違する。
入出力変換部70Aは、さらに、スライドレール101a、101b、プーリー固定具102a、102b、プーリー103a、103b、ワイヤ固定具104、及びバネ105を内部に収容するケース100を備えている。
ここで、本実施形態では出力ワイヤ62a、62bは、上下方向に並んで平行に延びて、ケース100の側面110bを貫通している。さらに、出力ワイヤ62a(62b)は、入力ワイヤ61a(61b)から離れるように、ケース100の外方へと延びている。
なお、上記実施形態ではブレーキ装置20a、20bはディスクブレーキ装置であるとしたが、これに限るものではなく、例えばドラムブレーキや踏面ブレーキであってもよい。
また、入力ワイヤ61a、61bの引っ張り動作によって入出力変換部70(70A)を動作させるものでなくともよく、例えば入力ワイヤに代えて棒状部材を入力部として用い、この棒状部材を押すことで入出力変換部70(70A)を動作させるようにしてもよい。
2:台車枠
3a、3b:モータ
4a、4b:継手
5a、5b:側梁
6a、6b:横梁
7a、7b:結合梁
11a、11b:車輪
12a、12b:輪軸
20a、20b、20c、20d:ブレーキ装置
21a、21b、21c、21d:ブレーキディスク
22a、22b:パーキングブレーキ機能付きキャリパ(パーキングブレーキ)
22c、22d:パーキングブレーキ機能無しキャリパ
23a、23b:ピン
30、30A:パーキングブレーキ手動緩解装置
35:レバー
38:バー固定部
39:ケース
39a、39b、39c、39d:側面
40:調整ネジ
45、46:キー
50a、50b:解除機構
61a、61b:入力ワイヤ(入力部)
62a、62b:出力ワイヤ(出力部)
70、70A:入出力変換部
71:軸
72a、72b:ラックギア
73:ピニオンギア
74a、74b:シーブ
75a、75b:ストッパブロック
76:伝達輪
77a、77b:バネ
78a、78b:ガイド
79:ガイド本体
80:バー
81a、81b:円盤部
82a、82b:フランジ部
91、92:軸受
95:本体部
96:接触面
97:突出部
100:ケース
101a、101b:スライドレール
102a、102b:プーリー固定具
103a、103b:プーリー
104:ワイヤ固定具
105:バネ
110a、110b:側面
200:車両
201:車体
O、O1:軸線
Claims (8)
- 車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、
複数の入力部と、
前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、
前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、
を備え、
前記出力部は複数設けられ、
前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
前記入力部は入力ワイヤであり、
前記出力部は出力ワイヤであり、
前記入出力変換部は、
複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、
前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、
各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、
前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、
を備えるパーキングブレーキ手動緩解装置。 - 前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さい請求項1に記載のパーキングブレーキ手動緩解装置。
- 車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、
複数の入力部と、
前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、
前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、
を備え、
前記出力部は複数設けられ、
前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
前記入力部は入力ワイヤであり、
前記出力部は出力ワイヤであり、
前記入出力変換部は、
前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、
前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、
前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、
前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、
複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、
を備えるパーキングブレーキ手動緩解装置。 - 車輪と、
前記車輪の制動を行うパーキングブレーキを有するブレーキ装置と、
前記パーキングブレーキの制動を解除可能な請求項1から3のいずれか一項に記載のパーキングブレーキ手動緩解装置と、
を備える走行装置。 - 請求項4に記載の走行装置と、
前記走行装置に支持された車体と、
を備える車両。 - 複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、
前記出力部は複数設けられ、
前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
前記入力部は入力ワイヤであり、
前記出力部は出力ワイヤであり、
前記入出力変換部は、
複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、
前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、
各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、
前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、
を備えるパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部。 - 前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さい請求項6に記載のパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部。
- 複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、
前記出力部は複数設けられ、
前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
前記入力部は入力ワイヤであり、
前記出力部は出力ワイヤであり、
前記入出力変換部は、
前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、
前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、
前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、
前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、
複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、
を備えるパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部。
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