JP6760802B2 - パーキングブレーキ手動緩解装置、走行装置、車両、及びパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部 - Google Patents

パーキングブレーキ手動緩解装置、走行装置、車両、及びパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部 Download PDF

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Description

本発明は、車両のパーキングブレーキ手動緩解装置、パーキングブレーキ手動緩解装置を備える走行装置、車両、及びパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部に関する。
例えば鉄道車両の台車には、停車中の鉄道車両の車輪が自然に転動することのないよう、空気の力を用いずに、車輪に機械的にブレーキ力を作用させることが可能なパーキングブレーキが設けられている。このパーキングブレーキは、車両が運行を再開する場合には、通常は車両で作られる圧縮空気により緩解されるが、故障などで自走不可能な場合、救援車に引っ張られて車両基地等に移動させられる場合が有る為、手動で緩解可能な機構を有している。
ここで、特許文献1にはパーキングブレーキの手動緩解装置の一例が開示されている。特許文献1の駐車ブレーキ手動解放装置では、てこの原理を用いて伝達機構とラッチ部材の係合を解除し、駐車バネブレーキ機構のロック状態を解除することで、パーキングブレーキの手動緩解が可能となっている。
特許第5909286号公報
しかしながら、近年、線路上で台車(走行装置)に直接アクセスして手動緩解操作を行うことに加えて、線路上に降りずに手動緩解操作を行うことができるような構造、即ち複数の異なる場所から緩解操作ができるような構造が求められているが、特許文献1の装置では複数の場所からパーキングブレーキを緩解することは難しかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、パーキングブレーキを、複数の場所から緩解することが可能なパーキングブレーキ手動緩解装置、走行装置、車両、及びパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明の一態様に係るパーキングブレーキ手動緩解装置は、車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、複数の入力部と、前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、を備え、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、を備える
このような緩解装置によれば、一つの入力部の動作によって、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、複数の入力部が設けられているので、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させることが可能となる。
ここで、一の入力部の動作に伴って他の入力部が連動して動作してしまう構造であると、いたずらの防止等を目的として入力部の動作を規制するロック機能をパーキングブレーキ手動緩解装置に設けている場合、一の入力部を動作させるためには他の全ての入力部のロック機能を予め解除しておかなければ、一の入力部を引っ張ることができない。この点、本発明では一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、一の入力部の動作に伴って連動して他の全ての入力部が動作することがない。よってパーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
さらに、入出力変換部が動作することで、一の入力部の操作で、複数の出力部によって全てのパーキングブレーキの制動を一度に解除状態とすることができる。
また、この構成によれば、一の入力ワイヤを引っ張ることで、この入力ワイヤが固定されたシーブと、シーブに設けられたストッパブロックとが共に回転する。シーブの回転によって、ストッパブロックが伝達輪を軸線回りに回転させ、ピニオンギアが回転し、ラックギアが動作する。これにより全ての出力ワイヤを動作させ、全てのパーキングブレーキの制動を解除することができる。つまり、一の入力ワイヤの引っ張り動作により、複数の出力ワイヤを同時に動作させることができる。
またこの際、引っ張られない残りの入力ワイヤに固定されたシーブは回転することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の全ての入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。よって、上述したパーキングブレーキ手動緩解装置のロック機能を予め解除しておく必要がなくなる。
前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さくてもよい。
ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が、シーブにおいて入力ワイヤが接触する本体部の外周面の直径と比較して小さくなっているので、パーキングブレーキの制動を解除する際に、出力ワイヤを動作させるために入力ワイヤをより小さい力で引くことができる。即ち、入出力変換部が倍力機構を有する。そして、本体部の外周面の直径に対してピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が小さければ小さい程、倍力機構の効果が大きくなる。
車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、複数の入力部と、前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、を備え、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、を備えていてもよい。
このような緩解装置によれば、一つの入力部の動作によって、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、複数の入力部が設けられているので、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させることが可能となる。
ここで、一の入力部の動作に伴って他の入力部が連動して動作してしまう構造であると、いたずらの防止等を目的として入力部の動作を規制するロック機能をパーキングブレーキ手動緩解装置に設けている場合、一の入力部を動作させるためには他の全ての入力部のロック機能を予め解除しておかなければ、一の入力部を引っ張ることができない。この点、本発明では一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、一の入力部の動作に伴って連動して他の全ての入力部が動作することがない。よってパーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
また、これにより、一の入力ワイヤを引っ張ると、この入力ワイヤが設けられた一のプーリーがスライドレール上を移動し、プーリー固定具がワイヤ固定具と接触することで、ワイヤ固定具が入力ワイヤの引っ張り方向にプーリー固定具によって押されて移動する。これにより、出力ワイヤが動作し、解除機構を解除状態とすることができる。この際、引っ張られる入力ワイヤ以外の残りの全ての入力ワイヤが設けられたプーリーは動作することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。
さらに、入力ワイヤの端部がケースに固定されているため、固定されている側に向かって入力ワイヤを引っ張ることで、プーリーは動滑車として機能する。この結果、プーリーは倍力機構として働き、より小さい力で入力ワイヤを引っ張って出力ワイヤを動作させることができる。
本発明の一態様に係る走行装置は、車輪と、前記車輪の制動を行うパーキングブレーキを有するブレーキ装置と、前記パーキングブレーキの制動を解除可能な上記のパーキングブレーキ手動緩解装置と、を備えている。
走行装置が上記のパーキングブレーキ手動緩解装置を備えることで、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させ、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、パーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
本発明の一態様に係る車両は、上記の走行装置と、前記走行装置に支持された車体とを備えている。
このような車両では、走行装置が上記のパーキングブレーキ手動緩解装置を備える。よって、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させ、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、パーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
本発明の一態様に係るパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部は、複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、を備える
入出力変換部が動作することで、一の入力部の操作で、複数の出力部によって全てのパーキングブレーキの制動を一度に解除状態とすることができる。
この構成によれば、一の入力ワイヤを引っ張ることで、この入力ワイヤが固定されたシーブと、シーブに設けられたストッパブロックとが共に回転する。シーブの回転によって、ストッパブロックが伝達輪を軸線回りに回転させ、ピニオンギアが回転し、ラックギアが動作する。これにより全ての出力ワイヤを動作させ、全てのパーキングブレーキの制動を解除することができる。つまり、一の入力ワイヤの引っ張り動作により、複数の出力ワイヤを同時に動作させることができる。
またこの際、引っ張られない残りの入力ワイヤに固定されたシーブは回転することがないため、一の入力ワイヤを引っ張った際に他の全ての入力ワイヤが連動して動作してしまうことがない。よって、上述したパーキングブレーキ手動緩解装置のロック機能を予め解除しておく必要がなくなる。
さらに、このような入出力変換部を用いることによって、各々の入力部の先端部を車両の異なる場所に配置することで、複数の場所から入力部を動作させ、入出力変換部を動作させて出力部を動作させ、パーキングブレーキの制動を解除することできる。また、一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、パーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さくてもよい。
ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が、シーブにおいて入力ワイヤが接触する本体部の外周面の直径と比較して小さくなっているので、パーキングブレーキの制動を解除する際に、出力ワイヤを動作させるために入力ワイヤをより小さい力で引くことができる。即ち、入出力変換部が倍力機構を有する。そして、本体部の外周面の直径に対してピニオンギアの噛み合いの基準円の直径が小さければ小さい程、倍力機構の効果が大きくなる。
本発明の一態様に係るパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部は、複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、前記出力部は複数設けられ、前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、前記入力部は入力ワイヤであり、前記出力部は出力ワイヤであり、前記入出力変換部は、前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、を備える。
本発明の一態様に係るパーキングブレーキの手動緩解方法は、複数の入力部を動作させる工程と、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに入出力変換部を動作させる工程と、前記入出力変換部の動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除状態とする工程とを含んでいる。
このような手動緩解方法では、入出力変換部を設けることによって、複数の場所から入力部を動作させ、入出力変換部を動作させてパーキングブレーキの制動を解除することできる。また、一の入力部を動作させた際に入出力変換部は他の入力部と連動しないため、パーキングブレーキの緩解操作を行う際に、動作させる一の入力部以外の他の入力部のロック機能を、予め解除しておく必要がなくなる。
本発明のパーキングブレーキ手動緩解装置、走行装置、車両、パーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部、及びパーキングブレーキの手動緩解方法によれば、パーキングブレーキを、複数の場所から緩解することができる。
本発明に係る第一実施形態における台車の平面図であって、台車を下方から見た図である。 本発明に係る第一実施形態における手動緩解装置の外観図である。 本発明に係る第一実施形態における手動緩解装置の縦断面図である。 本発明に係る第一実施形態における手動緩解装置の横断面図であって、図3のA−A断面図である。 本発明に係る第一実施形態における手動緩解装置の横断面図であって、図3のB−B断面図である。 本発明に係る第一実施形態における手動緩解装置の横断面図であって、図3のC−C断面図である。 本発明に係る第二実施形態における手動緩解装置の平面図である。 本発明に係る第二実施形態における手動緩解装置の側面図である。 本発明に係る第二実施形態における手動緩解装置の動作時の平面図である。
[第一実施形態]
図1に示すように、車両200は、不図示のレール上を走行する台車(走行装置)1と、台車1に下方から指示された車体201とを備えている。また台車1は、左右一対の車輪11a、11bと、車輪11a、11bを相互に連結する輪軸12a、12bと、車軸12a、12bを支持する台車枠2と、台車枠2に支持されて車輪11a、11bを駆動する一対のモータ3a、3b及び継手4a、4bと、車輪11a、11bに制動力を加えるブレーキ装置20a、20bと、ブレーキ装置20a、20bの制動力を手動で緩解するパーキングブレーキ手動緩解装置30(以下、単に手動緩解装置30とする)とを備えている。
ここで車両200は、鉄道車両に限定されず、AGT(Automated Guideway Transit)や、モノレール等の車両であってもよい。
台車枠2は、互いに間隔をあけて延びる一対の側梁5a、5bと、これらを側梁5a、5bに直交して側梁5a、5b同士を結合するとともに、側梁5a、5bの延びる方向(台車1の走行方向)に間隔をあけて配置されて台車1の幅方向に延びる一対の横梁6a、6bと、これら横梁6a、6b同士を結合するとともに、台車1の幅方向に間隔をあけて配置された一対の結合梁7a、7bとを有している。 モータ3a、3bはそれぞれ、横梁6a、6bに支持されている。
輪軸11a、11bは、側梁5a、5bに挟まれるようにして支持されている。また、輪軸11aと輪軸11bとは、台車1の走行方向に間隔をあけて配置されている。
ブレーキ装置20a、20bは、輪軸12a、12bに固定されたブレーキディスク21a、21bと、パーキングブレーキ機能付きキャリパ(パーキングブレーキ)22a、22bと、を有するディスクブレーキ装置である。
ここで、本実施形態ではブレーキ装置20a、20bが、各々の輪軸12a、12bに一つずつ設けられている。さらにそれに加えて、パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a、22bに代えて、ブレーキディスク21c、21dを挟み込むパーキングブレーキ機能無しキャリパ22c、22dを有するブレーキ装置20c、20dが、各々の輪軸12a、12bに一つずつ設けられている。より詳しくは、輪軸12aの第一端部寄りの位置(図1の紙面に向かって左寄りの位置)にパーキングブレーキ機能付きのブレーキ装置20aが、第二端部寄りの位置(図1の紙面に向かって右寄りの位置)にパーキングブレーキ機能無しのブレーキ装置20cが設けられている。また輪軸12bの第一端部寄りの位置にパーキングブレーキ機能無しのブレーキ装置20dが、第二端部寄りの位置にパーキングブレーキ機能付きのブレーキ装置20bが設けられている。これにより、パーキングブレーキ機能付きのブレーキ装置20a、20bは、互いに台車1の幅方向に異なる側に設けられている。ブレーキ装置20aとブレーキ装置20bとは、同じ構造を有している。
以下ではパーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)を有するブレーキ装置20a(20b)について説明する。
ブレーキディスク21a(21b)は、左右一対の車輪11a(11b)同士の間の位置で輪軸12a(12b)に固定されている。
パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)は、ブレーキディスク21a(21b)に対応する位置で台車枠2の横梁6a(6b)に設けられている。パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)は、空気圧によって動作するピストン(不図示)を有しており、通常運行時にはこのピストンがブレーキ指令を受けて動作することで、パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)に設けられたブレーキシュー(不図示)がブレーキディスク21a(21b)を輪軸12a(12b)の回転軸線の方向となる台車1の幅方向の両側から挟み込む。これにより、ブレーキディスク21a(21b)と輪軸12a(12b)とを介して車輪11a(11b)に制動力が加えられる。
一方で、故障時等で車両が停止した際に、パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)に空気が供給されない状態となると、ピストンはバネ等(不図示)の弾性力によって動作し、上記のブレーキシューがブレーキディスク21a(21b)を輪軸12a(12b)の軸線の方向となる台車1の幅方向の両側から挟み込む。これにより、車輪11a(11b)に制動力が機械的に加えられるようになっている。この際、後述する手動緩解装置30の解除機構50a(50b)のピン23a(23b)がピストンの位置を固定することで車輪11a(11b)に制動力が加えられた状態が維持される。即ち、パーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)がパーキングブレーキとして機能する。
以下、パーキングブレーキとして機能しているパーキングブレーキ機能付きキャリパ22a(22b)を、単にパーキングブレーキ22a(22b)と称する。
次に、手動緩解装置30について説明する。
手動緩解装置30は、パーキングブレーキ22a、22bによる車輪11a、11bの制動を解除する解除機構50a(50b)と、入力ワイヤ61a(61b)と、入力ワイヤ61a(61b)を固定する入出力変換部70と、入出力変換部70と解除機構50a(50b)とを接続する出力ワイヤ62a(62b)と、入出力変換部70を収容するケース39とを備える。
ケース39は、例えば台車枠2の結合梁7aの下面に固定されており、図2に示すように例えば直方体又は立方体状をなしている。
入力ワイヤ61a、61bは複数(本実施形態では二本)設けられ、例えば金属製である。各々の入力ワイヤ61a(61b)の第一端部にはT字状のレバー35が設けられている。通常運行時には、入力ワイヤ61a(61b)のレバー35は、それぞれ車両200の異なる場所に支持されている。例えば、一つは車体(不図示)に配置され、一つは台車枠2の側梁5aの下面に配置されている。車体201に配置されるレバー35は、例えばシートの下や、車体の側面に設けられたドアコック等、容易にアクセス可能な場所に配置される。
また入力ワイヤ61a(61b)の第二端部はケース39の内部に配置されている。即ち、入力ワイヤ61a(61b)はケース39の側面39a(39b)を貫通して設けられている。本実施形態では、入力ワイヤ61a(61b)は、ケース39における互いに対向する側面39a、39bから互いに離れる方向にケース39の外方に向かって延びている。
また、ケース39の側面39a(39b)の外側には、入力ワイヤ61a(61b)の張りを調整するための調整ネジ40が設けられている。
出力ワイヤ62a、62bは複数(本実施形態では二本)設けられ、例えば金属製である。また出力ワイヤ62a(62b)の第一端部は、後述する手動緩解装置30の解除機構50a(50b)のピン23a(23b)にそれぞれ接続されている。また、出力ワイヤ62a(62b)の第二端部は、ケース39の内部に配置されている。即ち、出力ワイヤ62a(62b)はケース39の側面39d(39c)を貫通して設けられている。本実施形態では、出力ワイヤ62aと出力ワイヤ62bとは、ケース39における対向する側面39c、39dから互いに離れる方向にケース39の外方に向かって延びている。さらに、図2に示すように、出力ワイヤ62a、(出力ワイヤ62b、入力ワイヤ61a、及び入力ワイヤ61bは平面視で、互いに90度ずつ異なる方向にケース39から延びている。
また、ケース39の側面39d(39c)の外側には、出力ワイヤ62a(62b)の張りを調整するための調整ネジ40が設けられている。
解除機構50a(50b)は、ブレーキディスク21a(21b)を挟み込むようにパーキングブレーキ22a(22b)を動作させる上記のピストンを、パーキングブレーキ22a(22b)が緩解しないように所定の位置に保持するピン23a(23b)を備えている(図1参照)。
ピン23a(23b)は、出力ワイヤ62a(62b)の第一端部に接続されている。ピン23a(23b)が引っ張られることで、パーキングブレーキ22a(22b)のブレーキシューがブレーキディスク21a(21b)に非接触となるように、即ち、パーキングブレーキ22a(22b)による制動を緩解するように、ピストンが動作するようになっている。このピン23a(23b)は、コンプレッサ(不図示)からパーキングブレーキ22a(22b)への空気の供給が開始すると、自動で所定の位置に戻り、再度パーキングブレーキ22a(22b)が動作可能な状態となる。
図3及び図4に示すように、入出力変換部70は、出力ワイヤ62a(62b)の第二端部に接続されたラックギア72a(72b)と、ラックギア72a及びラックギア72bに噛み合う一つのピニオンギア73と、ピニオンギア73を支持する軸71と、ラックギア72a(72b)に設けられたバネ77a(77b)と、ラックギア72a(72b)を支持し、かつバネ77a(77b)を伸縮可能に支持するガイド78a(78b)とを備える。
図5及び図6に示すように、入出力変換部70は、入力ワイヤ61a(61b)の第二端部が固定されるシーブ74a(74b)と、ピニオンギア73とともに回転可能な一つの伝達輪76とをさらに備える。
軸71はケース39内で、ケース39に対して、台車1から車体201に向かう方向である上下方向に延びる軸線O回りに回転可能に、軸71の上下に設けられた軸受91によって支持されている。
ラックギア72a、72bは複数(本実施形態では二つ)設けられている。ラックギア72a(72b)は、ケース39内の最も車体201に近接する側となる上側に配置されている。ラックギア72aとラックギア72bとは、互いの歯の部分が向き合うように、軸71を挟んで平行に間隔をあけて設けられている。また、ラックギア72a(72b)の上記歯の部分の背面側(側面39a(39b)側)に出力ワイヤ62a(62b)の第二端部が固定されている。ラックギア72a(72b)の動作方向に沿って出力ワイヤ62a(62b)が延びるように設けられている。
ガイド78a、78bは複数(本実施形態では二つ)設けられている。ガイド78a(78b)は、ラックギア72a(72b)に対応して設けられ、ケース39に固定されている。即ち、ガイド78a(78b)はラックギア72a(72b)をその動作方向にスライド移動可能に支持している。
ガイド78a(78b)は、ラックギア72a(72b)の動作方向に直交する方向に間隔をあけて並ぶとともにケース39の側面39c(39d)の内面から側面39d(39c)の内面に向かって延びる円柱状の二本のバー80と、バー80と側面39d(39c)との間に設けられたガイド本体79とを備えている。
ピニオンギア73は、ケース39内の車体201に近接する側となる上側の中央部に、ラックギア72a、72bと噛み合うように、軸71に嵌め込まれて設けられている。ピニオンギア73と軸71との間にはキー45が設けられていることで、軸71とピニオンギア73とが共に軸線O回りに回転可能となっている。そしてピニオンギア73が回転するとピニオンギア73に噛み合うラックギア72a、72bを動作させる。この際、ラックギア72a、72bは互いに異なる方向に動作し、出力ワイヤ62a、62bを引っ張る。
バネ77a(77b)は、本実施形態ではコイルバネであって、ケース39の側面39c(39d)と、ラックギア72a(72b)との間に設けられ、かつ、ガイド78a(78b)のバー80を挿通させているとともに、ケース39の側面39c(39d)の内面にバー80を固定する円柱状をなすバー固定部38に支持されている。バネ77a(77b)は、ピニオンギア73の回転に伴ってラックギア72a(72b)が動作し、出力ワイヤ62a(62b)が引っ張られた際、自然長より縮むように設けられている。これにより、出力ワイヤ62a(62b)が引っ張られていない初期位置にラックギア72a(72b)を戻すようにラックギア72a(72b)に付勢力を与える。
シーブ74a、74bは複数(本実施形態では二つ)設けられている。シーブ74a(74b)は入力ワイヤ61a(61b)に対応して設けられている。シーブ74aとシーブ74bとはケース39内でピニオンギア73の下方に向かって順に配置され、軸71を挿通させて設けられている。シーブ74a及びシーブ74bと軸71との間には、軸受92が介在されており、シーブ74a及びシーブ74bは軸71に対して軸線O回りに相対回転可能となっている。
シーブ74a(74b)は、入力ワイヤ61a(61b)の第二端部を固定するとともに、円弧状の外周面に入力ワイヤ61a(61b)が接触して巻き付けられ、入力ワイヤ61a(61b)の引っ張り動作に伴って軸71の軸線O回りに回転可能な略円盤状をなす本体部81a(81b)を備えている。さらに、シーブ74a(74b)は、軸71の軸線Oの方向の両側から、即ち上下から、本体部81a(81b)に巻き付けられた入力ワイヤ61a(61b)を挟み込むように、本体部81a(81b)から径方向外側に突出するフランジ部82a(82b)を備えている。さらに、シーブ74a(74b)は、本体部81a(81b)の表面に設けられたストッパブロック75a(75b)を備えている。
ストッパブロック75a(75b)は、シーブ74a、74bの本体部81a(81b)の外周面よりも径方向内側で、本体部81a(81b)の表面から突出するように形成された直方体ブロック状の突起である。ストッパブロック75aとストッパブロック75bとは、シーブ74aとシーブ74bとの間に軸線Oの方向に、上下に挟まれるようにして向かい合って設けられている。
そして入力ワイヤ61a(61b)の第一端部のレバー35が引っ張られることによって、シーブ74a(74b)は、軸71の軸線O回りに回転する。シーブ74aとシーブ74bとは干渉せず、相互が独立して動き、一方が回転しても、もう一方は回転しないようになっている。
また、シーブ74a(74b)における入力ワイヤ61a(61b)と接触する本体部81a(81b)の外周面の直径に比べて、ピニオンギア73の噛み合いの基準円の直径は小さくなっている。また本実施形態では、シーブ74aの本体部81aとシーブ74bの本体部81bとは同一の寸法となっており、シーブ74aとシーブ74bとは互いに同様の形状をなしている。
伝達輪76は、シーブ74aとシーブ74bとの間に軸線Oの方向に、上下に挟まれるようにして軸71に支持されている。伝達輪76と軸71との間にはキー46が設けられていることで、軸71及びピニオンギア73と共に、伝達輪76が軸線O回りに回転可能となっている。
また伝達輪76は、軸71に支持される円柱状をなす本体部95と、本体部95から径方向外側に突出してストッパブロック75a、及びストッパブロック75bの一つの平面と接触する平面状の接触面96を備える突出部97とを有している。そして、シーブ74a(74b)の回転に伴って軸71の周方向に沿って移動したストッパブロック75a(75b)の接触面96が伝達輪76に接触して押すことにより、伝達輪76が動作し、ピニオンギア73を回転駆動する。
以上のような本実施形態の手動緩解装置30では、入力ワイヤ61aのレバー35を引っ張ることで、シーブ74aの本体部81aの回転とともにストッパブロック75aが移動する。そしてストッパブロック75aが伝達輪76を軸線O回りに回転させることによって、ピニオンギア73が回転し、ラックギア72aがガイド78aに支持されつつ、ラックギア72bがガイド78bに支持されつつスライド移動する。
これにより、全ての出力ワイヤ62a、62bを同時に動作させ、一度に全ての出力ワイヤ62a、62bが全てのピン23a、23bを引っ張り、全てのパーキングブレーキ22a、22bを緩解させることができる。
同様に、入力ワイヤ61bの引っ張り動作に伴って、シーブ74bの本体部81bの回転とともにストッパブロック75bが移動し、伝達輪76を軸線O回りに回転させることによって、ピニオンギア73が回転し、ラックギア72a、72bがスライド移動する。これにより、全ての出力ワイヤ62a、62bを同時に動作させ、一度に全ての出力ワイヤ62a、62bが全てのピン23a、23bを引っ張り、全てのパーキングブレーキ22a、22bを緩解させることができる。
即ち、複数のパーキングブレーキ22a、22bを、複数の場所から一つの操作で一度に緩解することができる。
ここで、一の入力ワイヤ61aの動作に伴って他の入力ワイヤ61bが連動して動作してしまう構造であると、他の入力ワイヤ61bに、いたずらの防止等を目的として入力ワイヤ61bの動作を規制するロック機能を設けている場合に、一の入力ワイヤ61aを動作させるためには他の全ての入力ワイヤ61bのロック機能を予め解除しておく必要が生じる。
本実施形態では、シーブ74aとシーブ74bとが各々独立して動作し、シーブ74aに入力ワイヤ61aが設けられ、シーブ74bに入力ワイヤ61bが設けられている。このため、一つの入力ワイヤ61aを動作させた際に、つられて他の全ての入力ワイヤ61bが動作することがない。よってパーキングブレーキ22a、22bの緩解操作を行う際に、動作させようとする一の入力ワイヤ61a以外の他の入力ワイヤ61bのロック機能を予め解除しておく必要がない。
さらに、ピニオンギア73の噛み合いの基準円の直径が、シーブ74aの本体部81a及びシーブ74bの本体部81bの外周面の直径と比較して小さくなっている。よって、パーキングブレーキ22a(22b)による制動を解除する際に、出力ワイヤ62a(62b)を動作させるために、入力ワイヤ61a(61b)をより小さい力で引くことができる。即ち、入出力変換部70が倍力機構を有する。ここで、本体部81a(81b)の外周面の直径に対してピニオンギア73の直径が小さければ小さい程、倍力機構の効果が大きくなる。
ここで本実施形態では、出力ワイヤ62a(62b)、ラックギア72a(72b)、バネ77a(78a)、及びガイド78a(78b)は、三つ以上ずつ設けられていてもよい。
また、出力ワイヤ62a(62b)、ラックギア72a(72b)、バネ77a(78a)、及びガイド78a(78b)は一つずつ設けられていてもよい。
また、シーブ74a(74b)、及び入力ワイヤ61a(61b)も三つ以上ずつ設けることが可能である。この場合、例えば三つ以上のシーブ74a(74b)同士の間に一つずつ伝達輪76を設けることで、各々のシーブによってピニオンギア73を回転させることができる。
ストッパブロック75は直方体ブロック状としたが、伝達輪76に接触し、力を伝えられるものであれば形状は問わない。
さらに、ピニオンギア73、及びシーブ74a、74bは、上から下へ向けてどのような順序で軸71に設けてもよい。また、軸71が上下方向に延びるように入出力変換部70を配置しなくともよい。即ち、軸71が水平方向(車体201の底面に沿う方向)に延びるように入出力変換部70を配置してもよい。また入出力変換部70の設置位置も上述の場合に限定されない。
[第二実施形態]
次に本発明の第二実施形態に係る手動緩解装置30Aについて、図7及び図8を参照して説明する。
なお、第二実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素については、第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7及び図8に示すように、第二実施形態の入出力変換部70Aは、入力ワイヤ61a(61b)を設けるシーブ74a(74b)に代えて、入力ワイヤ61a(61b)を設けるプーリー103a(103b)を備える点で第一実施形態と相違する。
入出力変換部70Aは、スライドレール101a(101b)と、スライドレール101a(101b)に支持されたプーリー固定具102a(102b)と、プーリー固定具102a(102b)に支持されたプーリー103a(103b)と、出力ワイヤ62a(62b)の第二端部に接続された一つのワイヤ固定具104と、ワイヤ固定具104に設けられたバネ105とを備えている。
入出力変換部70Aは、さらに、スライドレール101a、101b、プーリー固定具102a、102b、プーリー103a、103b、ワイヤ固定具104、及びバネ105を内部に収容するケース100を備えている。
スライドレール101a、101bは、複数(本実施形態では二本)設けられている。スライドレール101a(101b)は、入力ワイヤ61a(61b)と出力ワイヤ62a(62b)の延びる方向に沿って、ケース100の向かい合う側面110a(110b)の内面同士を接続するように車体201の底面の沿う方向である水平方向(以下、ケース幅方向)に離れて平行に、直線状に延びて設けられている。
ケース100は、第一実施形態と同様に、例えば台車枠2の結合梁7aの下面に固定されており、例えば直方体又は立方体状をなしている。
プーリー固定具102a、102bは、複数(本実施形態では二つ)設けられている。プーリー固定具102a(102b)はスライドレール101a(101b)の延びる方向に沿ってスライド移動可能に、スライドレール101a(101b)に支持されている。
プーリー103a、103bは、スライドレール101a、101bが延びる方向に直交するケース幅方向に並んで複数(本実施形態では二つ)設けられている。また、プーリー103a(103b)はプーリー固定具102a(102b)に支持されている。また、プーリー103a(103b)には、入力ワイヤ61a(61b)が外周面に沿って外周面に接触して巻き付けられている。
ここで本実施形態では、入力ワイヤ61a(61b)は、第一実施形態と同様にケース100を貫通しており、第二端部がケース100の側面110aの内面に固定されている。入力ワイヤ61a(61b)の第二端部がケース100に固定される位置は、入力ワイヤ61a(61b)がケース100を貫通する位置に対して、スライドレール101a、101bが延びる方向に直交する上下方向にプーリー103a(103b)を挟んで離れた位置で、かつ、入力ワイヤ61a(61b)がケース100の側面110aを貫通する位置と同じケース幅方向の位置である。また、入力ワイヤ61a、61b同士は、スライドレール101a、101bが延びる方向に直交するケース幅方向に離れて平行に延びている。
プーリー103a(103b)は、入力ワイヤ61a(61b)の引っ張り動作に伴って動滑車として機能する。即ち、プーリー103a(103b)はプーリー固定具102a(102b)とともにスライドレール101a(101b)に沿ってスライド移動しながら、スライドレール101a(101b)が延びる方向に直交するケース幅方向に延びる軸線O1回りに回転可能となっている。
ワイヤ固定具104は板状をなし、出力ワイヤ62a、62bに接続されている。ワイヤ固定具104には、入力ワイヤ61a(61b)の引っ張り動作に伴って移動するプーリー固定具102a(102b)が、入力ワイヤ61a(61b)が引っ張られる側に向かって接触するようになっている。また、ワイヤ固定具104は、二本のスライドレール101a、101bにスライド移動可能に支持されている。
ここで、本実施形態では出力ワイヤ62a、62bは、上下方向に並んで平行に延びて、ケース100の側面110bを貫通している。さらに、出力ワイヤ62a(62b)は、入力ワイヤ61a(61b)から離れるように、ケース100の外方へと延びている。
バネ105は、本実施形態ではコイルバネであって、入力ワイヤ61a、61bが貫通するケース100の側面110aの内面とワイヤ固定具104との間に、かつ、スライドレール101a、101b同士に挟まれるようにして設けられている。
またバネ105は、入力ワイヤ61a(61b)が引っ張られた際、自然長よりも縮むように設けられている。これによりバネ105は、入力ワイヤ61a(61b)が引っ張られていない初期位置に、ワイヤ固定具104を戻すようにワイヤ固定具104に付勢力を与える。
以上のような本実施形態のパーキングブレーキ手動緩解装置によると、図9に示すように、入力ワイヤ61a、61bのいずれか一方を引っ張ると、引っ張られた入力ワイヤ61a(又は61b)が設けられたプーリー103a(又は103b)がスライドレール101a(又は101b)上を移動し、プーリー固定具102a(又は102b)がワイヤ固定具104と接触する。すると、ワイヤ固定具104が、出力ワイヤ62a、62bが引っ張られる方向に移動する。
これにより全ての出力ワイヤ62a、62bが、入力ワイヤ61a、61bが引っ張られる方向へ引っ張られ、解除機構50a、50bのピン23a、23bが引っ張られ、解除機構50a、50bを解除状態とすることができる。よって全てのパーキングブレーキ22a、22bを、複数の場所から一つの操作で一度に緩解することができる。
本実施形態では、プーリー103aとプーリー103bとが各々独立して動作し、プーリー103aに入力ワイヤ61aが設けられ、プーリー103bに入力ワイヤ61bが設けられているため、一つの入力ワイヤ61aを動作させた際に、つられて他の全ての入力ワイヤ61bが動作することがない。よってパーキングブレーキ22a、22bの緩解操作を行う際に、動作させようとする一の入力ワイヤ61a以外の他の入力ワイヤ61bのロック機能を予め解除しておく必要がない。
また、ケース100に入力ワイヤ61a(61b)の第二端部を固定して、入力ワイヤ61a(61b)の第一端部を引っ張ることにより、プーリー103a(103b)が動滑車として機能する。よって、パーキングブレーキ22a(22b)による制動を解除する際に、出力ワイヤ62a(62b)を動作させるために、入力ワイヤ61a(61b)をより小さい力で引くことができる。即ち、即ち、入出力変換部70Aが倍力機構を有する。
ここで、本実施形態では、プーリー103a(103b)、プーリー固定具102a(102b)、及び入力ワイヤ61a(61b)を三つ以上ずつ設けてもよい。また出力ワイヤ62a(62b)を三本以上設けてもよい。また、出力ワイヤ62a(62b)は一本のみが設けられてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態ではブレーキ装置20a、20bはディスクブレーキ装置であるとしたが、これに限るものではなく、例えばドラムブレーキや踏面ブレーキであってもよい。
パーキングブレーキ22a(22b)はブレーキディスク21a(21b)でなく、直接に車輪11a(11b)を挟んで制動力を車輪11a(11b)に加えるようにしてもよい。
複数の台車1における出力ワイヤ62a(62b)を一つの入出力変換部70(70A)に接続してもよい。これにより、複数の台車1のパーキングブレーキ22a(22b)を一度に緩解可能となる。
また、パーキングブレーキ機能無しのブレーキ装置20c、20dに代えてパーキングブレーキ機能付きのブレーキ装置20a、20bを設けてもよい。
入力ワイヤ61a、61bは必ずしも金属製のワイヤでなくともよく、布製のロープ等であってもよい。
また、入力ワイヤ61a、61bの引っ張り動作によって入出力変換部70(70A)を動作させるものでなくともよく、例えば入力ワイヤに代えて棒状部材を入力部として用い、この棒状部材を押すことで入出力変換部70(70A)を動作させるようにしてもよい。
1:台車
2:台車枠
3a、3b:モータ
4a、4b:継手
5a、5b:側梁
6a、6b:横梁
7a、7b:結合梁
11a、11b:車輪
12a、12b:輪軸
20a、20b、20c、20d:ブレーキ装置
21a、21b、21c、21d:ブレーキディスク
22a、22b:パーキングブレーキ機能付きキャリパ(パーキングブレーキ)
22c、22d:パーキングブレーキ機能無しキャリパ
23a、23b:ピン
30、30A:パーキングブレーキ手動緩解装置
35:レバー
38:バー固定部
39:ケース
39a、39b、39c、39d:側面
40:調整ネジ
45、46:キー
50a、50b:解除機構
61a、61b:入力ワイヤ(入力部)
62a、62b:出力ワイヤ(出力部)
70、70A:入出力変換部
71:軸
72a、72b:ラックギア
73:ピニオンギア
74a、74b:シーブ
75a、75b:ストッパブロック
76:伝達輪
77a、77b:バネ
78a、78b:ガイド
79:ガイド本体
80:バー
81a、81b:円盤部
82a、82b:フランジ部
91、92:軸受
95:本体部
96:接触面
97:突出部
100:ケース
101a、101b:スライドレール
102a、102b:プーリー固定具
103a、103b:プーリー
104:ワイヤ固定具
105:バネ
110a、110b:側面
200:車両
201:車体
O、O1:軸線

Claims (8)

  1. 車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、
    複数の入力部と、
    前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、
    前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、
    を備え
    前記出力部は複数設けられ、
    前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
    前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
    前記入力部は入力ワイヤであり、
    前記出力部は出力ワイヤであり、
    前記入出力変換部は、
    複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、
    前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、
    各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、
    前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、
    を備えるパーキングブレーキ手動緩解装置。
  2. 前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さい請求項に記載のパーキングブレーキ手動緩解装置。
  3. 車輪の制動を行うブレーキ装置におけるパーキングブレーキの制動を解除可能な解除機構と、
    複数の入力部と、
    前記複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作可能な入出力変換部と、
    前記入出力変換部と前記解除機構とを接続し、該入出力変換部の動作に伴って前記解除機構を解除状態とするように動作可能な出力部と、
    を備え、
    前記出力部は複数設けられ、
    前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
    前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
    前記入力部は入力ワイヤであり、
    前記出力部は出力ワイヤであり、
    前記入出力変換部は、
    前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、
    前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、
    前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、
    前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、
    複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、
    を備えるパーキングブレーキ手動緩解装置。
  4. 車輪と、
    前記車輪の制動を行うパーキングブレーキを有するブレーキ装置と、
    前記パーキングブレーキの制動を解除可能な請求項1からのいずれか一項に記載のパーキングブレーキ手動緩解装置と、
    を備える走行装置。
  5. 請求項に記載の走行装置と、
    前記走行装置に支持された車体と、
    を備える車両。
  6. 複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、
    前記出力部は複数設けられ、
    前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
    前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
    前記入力部は入力ワイヤであり、
    前記出力部は出力ワイヤであり、
    前記入出力変換部は、
    複数の前記出力ワイヤの各々に一つずつ接続された複数のラックギアと、
    前記複数のラックギアに噛み合うピニオンギアと、
    各々の前記入力ワイヤに対応して一つずつ設けられ、前記入力ワイヤの一端部が固定されるとともに、外周面に前記入力ワイヤが接触し、前記入力ワイヤの引っ張り動作に伴って軸線回りに回転可能な本体部、及び該本体部の表面から前記軸線の方向に突出するストッパブロックを備えた複数のシーブと、
    前記シーブの回転動作に伴い前記ストッパブロックに接触して前記軸線回りに前記ピニオンギアとともに回転可能な伝達輪と、
    を備えるパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部
  7. 前記ピニオンギアの噛み合いの基準円の直径は、前記シーブにおける前記入力ワイヤと接触する前記本体部の外周面の直径よりも小さい請求項6に記載のパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部。
  8. 複数の入力部に接続されて、一の前記入力部の動作に伴って、他の全ての前記入力部を動作させずに動作し、該動作に伴って、車輪の制動を行うブレーキ装置に設けられたパーキングブレーキの制動を解除する解除機構を解除状態とするように動作する出力部に接続されたパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部であって、
    前記出力部は複数設けられ、
    前記解除機構が設けられた前記パーキングブレーキは複数設けられ、
    前記出力部が一つずつ各々の前記パーキングブレーキにおける前記解除機構に接続され、前記入出力変換部の動作に伴って全ての前記解除機構を解除状態とするように前記入出力変換部が動作可能であり、
    前記入力部は入力ワイヤであり、
    前記出力部は出力ワイヤであり、
    前記入出力変換部は、
    前記出力ワイヤに沿って直線状に、互いに同じ方向に沿って延びる複数のスライドレールと、
    前記複数のスライドレールが延びる方向にスライド移動可能に、各々の前記スライドレールに一つずつ支持された複数のプーリー固定具と、
    前記複数のプーリー固定具の各々に支持され、前記複数の入力ワイヤの各々が一つずつ外周面に沿って接触するように設けられ、該入力ワイヤの引っ張り動作に伴って前記スライドレールが延びる方向に交差する方向に延びる軸線回りに回転可能な複数のプーリーと、
    前記プーリーに前記入力ワイヤが設けられた状態で、各々の前記入力ワイヤの一端部を、各々の前記入力ワイヤに対応する前記プーリーよりも前記入力ワイヤの引っ張り方向側で固定するとともに、前記スライドレール、前記プーリー固定具、及び前記プーリーを収容するケースと、
    複数の前記出力ワイヤが接続され、前記複数のプーリー固定具の前記入力ワイヤの引っ張り方向へのスライド移動に伴って前記プーリー固定具に接触するように設けられ、かつ、前記ケース内で前記スライドレールにスライド移動可能に支持されたワイヤ固定具と、
    を備えるパーキングブレーキ手動緩解用の入出力変換部。
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