JPS61120738A - 鋼板とポリオレフインの積層体の製造方法 - Google Patents

鋼板とポリオレフインの積層体の製造方法

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JPS61120738A
JPS61120738A JP24125984A JP24125984A JPS61120738A JP S61120738 A JPS61120738 A JP S61120738A JP 24125984 A JP24125984 A JP 24125984A JP 24125984 A JP24125984 A JP 24125984A JP S61120738 A JPS61120738 A JP S61120738A
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良雄 松本
敏雄 藤井
篠原 義▲尚▼
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼板とポリオレフィンの積層体の製造方法に関
する。詳しくは接着性及び耐候性の優れた鋼板とポリオ
レフィンの積層体の製造方法(関する。
〔従来技術〕
ポリオレフィンは、その本来の特性から、従来より鋼板
、鋼管、ドラム管等のライニング。
電線1機械器具のコーティング、ガラスの保護などに広
く利用されている。とくに鉄、アルミニウムなどの金属
表面への被覆が盛んに行なわれており、その加工方法も
種々提案されている。
しかしながら、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テンのようなポリオレフィン類は。
分子中に極性部分例えば官能基などを持たず結晶性が高
いため、接着性が箇めて悪(、この点がポリオレフィン
を金属被覆に7用する上の最大の難点であった、 この接着性を改善するため、従来種々の試みがなされて
きた、例えば。
(イJ ポリオレフィンの接着面に層剤処理、火焔処理
、加熱空気処理、酸化処理等の表面処理をする方法。
(ロノ 接着される金属表面を機械的に粗面化、あるい
は表面酸化処理する方法。
(ノυ 金属に不飽和カルボン@または無水物で変へ 性された変性ポリオレフィン及び未変性ポリオレフィン
を順次押出しコーディングにより積層する方法(%公昭
ダコー107!j;7ノ。
にノ 金属にエポキシ樹脂系接着剤等aのプライマーを
塗布し、その上に不飽和カルボン醒fたはその無水物で
変性した変性ポリオレフィン及び未変性ポリオレフィ/
を順次押出しにより、ラミネートにより積層する方法C
%開昭J−4−/A  ざ t42  等 ノ 。
等が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記〔イノ及び1口)の方法では何れも
処理操作が繁雑であるばかりでなく、十分な接着強度を
得ることはできな論。上記(ハノの方法では*属面に一
度固化した変性ポリオレフィン上に未変性ポリオレフィ
ンをコーティングして充分な接着性を得るには、、77
717℃程度で押出しコーティングする必要があり、そ
の際未変性ポリオレフィン被覆層が高い熱履歴を受けて
劣化し、耐候性及び耐ストレスクラック性等の物性が低
下する。また、上記(二〕の方法では各層間の十分な接
着性を得るためには、樹脂をJOO℃程度で溶融押出す
る必要があり、未変性ポリオレフィン樹脂層が高い熱履
歴を受けて劣化し、耐候性及び耐ストレスクラック性等
の物性が低下する。さらW、上記(ノリ及びに)の方法
では、未変性ポリオレフィン樹脂として低密度ポリエチ
レン以外のポリオレフィン樹脂では、押出ラミネート加
工時にドローレゾナンスやネックインを起しやすく、溶
融張力の高い樹脂しか使用できないという制限がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は従来法のかかる問題点を解決すへ<1口々
検討′?:重ねた結果、あらかじめ、変性ポリオレフィ
ンと未変性ポリオレフィンとを共押出法により積層して
得た複合体を用意し。
該複合体を鋼板IC熱圧着により積層させることにより
、接着性に優れ、且つ耐候性及び耐ストレスクラック性
が著しく改善された金属とポリオレフィンの積層体が得
られることを見出し。
本発明を完成するに至った。
すなわち1本発明の要旨は、鋼板と変性ポリオレフィン
層、ならびに未変性ポリオレフィン層からなる積層体を
製造する方法において、不飽和カルボン酸またはその無
水物を700〜a o o o ppmグラフトするこ
とにより変性した変性ポリオレフィンと未変性ポリオレ
フィンとを共押出法により積層し複合体を形成し、該複
合体を一旦固化させ1次いで該複合体の変性ポリオレフ
ィン層面を鋼板に熱圧着することを特徴とする鋼板とポ
リオレフィンの積層体の製造方法に存する。
以下一本発明をさらに詳細に説明する。
本発明は、f、ず変性ポリオレフィンと未変性ポリオレ
フィンとを共押出法により積層した複合体な予じめ用意
し、該複合体を鋼板に熱圧着させて積層体を製造するも
のである。
本発明で用いる変性ポリオレフィンとは、ポリオレフィ
ンを不飽和カルボン酸もしくはその無水物またはこれら
の銹導体で変性したものである。この変性は公知の方法
に従い、通常これらの化合物をポリオレフィンに混合な
いしグラフトさせるか又はかくして得た変性ポリオレフ
変化させることにより行なわれる。
このような変性ポリオレフィンの製造に用いられろポリ
オレフィンとしては、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ボリプaピレン、ポリ
ー/−ブテン、ボリーナーメチルーl−ペンテン、エチ
レン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重
合体、プロピレン−l−ブテン共重合体およびこれらの
混合物などがあげられる。特に温度−0℃における結晶
化度(Journal of Polymerscie
nce、、 XVII t 7〜24 (/?jj )
の記載に準じ″CX線法により測定】が2〜30%で且
つムーニー粘度(ML1+4 / 00 C,A8TM
 D −/ gにより測定Jが5−boの範囲のエチレ
ン−プロピレン共重合体またはエチレン−ブテン−1共
重合体が好適に用いられる。また、これらのヘ ポリオレフィンに混合ないしグラフトさせる不飽和カル
ボン酸またはその無水物とし又は、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、シトラコン酸、
無水シトラコン酸。
イタコン酸、無水イタコン酸などが挙げられ。
さらに不飽和カルボン酸またはその無水物の誘導体とし
ては、例えばモノエポキシ化合物と上記酸とのエステル
化物1分子内にこれら酸と反応し得る基を有する重合体
と陵の反応生成物などが挙げられる。上記した。原料ポ
リオレフィンをグラフト反応を生起させる方法としては
溶液法またはスラリー法であってもよいが、経済的には
溶融混線法であることが好ましい。溶融混線法による場
合には、常法(従い原料ポリオレフィンの粉末またはベ
レットに不飽和カルボン酸またはその無水物及び有機過
激化物、アゾビス化合物のようなラジカル反応開始剤を
所定の配合比でヘンシエルミ中す−等でトライブレンド
するか、もしくは有機溶媒に不飽和カルボン@またはそ
の無水物および開始剤を溶解し、ポリオレフイノの粉末
またはベレットに噴霧し、ヘンシエルミ中す−等でブレ
ンドする。この配合したポリオレフィンの粉末もしくは
ベレットを系内を窒素ガス置換された混線機1例えばバ
ンバリーミキサ−、ダブルスクリユーミキサー等に投入
し、温度ノコQ〜、700 C,時間0.7〜30分で
溶融混練することにより上記した変性ポリオレフィンが
得られる。上記原料ポリオレフィンに配合する不飽和カ
ルボン酸またはその無水物の量はポリオレフィンに対し
、0.0/〜!重量%、好ましくはθ、Oコ〜l、Q重
′に%の範囲である。このようにL℃ポリオレフィンに
不飽和カルボン@またはその無水物を700〜a o 
o o ppmグラフトさせる。7001)I)m以下
では充分な接着強度は得られず、ttoooppm以上
では耐温水性、耐塩水性が不良となる。また開始剤の量
はポリオレフィン忙対し0./lftチ以下、好ましく
はo、ooノ〜0.02重′Jk俤の範囲である6上記
開始剤として使用される有機過酸化物としては、ベンゾ
イルパーオキサイド。
アセチルパーオキサイド、ジ−t−ブチルバーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシラクレート。
ジクミルバーオキサイド、α、α′−ビスーt−ブチル
パーオキシ−P−ジイソプロピルベンゼン。
コ、3−ジメチルーユ、!−ジーt−プチルパーオ中シ
ヘ牟サン、コ、!−ジーt−ブチルパーオキシへキーシ
ン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、n−ブチル−
μ、ダービスーt−プチルバーオ中クシバレートオクタ
ノイルパーオキサイド。
p−メンタンヒドロバーオキサイド等をあげることがで
き、f!たアゾビス化合物としては、アゾビスイソブチ
ロニトリル、2.コ’−7:/ビス(コ、tt、e−ト
リスメチルバレa二トリルノ、コ、コ′−アゾビス(コ
ーシクロプaピルプaビオニトリルノなどがあげられる
変性ポリオレフィンには、従来一般的に用いられている
着色剤、安定剤、その他の添加物。
充填剤を更に配合してもよいことはいうまでもない。充
填剤としては、砂1石英などの天然シリカ、湿式法、乾
式法で製造した合成シリカ。
カオリン、マイカ、タンク、クレー、石綿などの天然珪
酸塩、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウムなどの合成珪
酸塩、アルミナ、チタニアなどの金属駿化物、炭酸カル
シウム、硫酸カルシウム、その他アルミニウム、ブロン
ズなどの金属粉等を使用することができる。
本発明において4.上記した変性ポリオレフィンと共に
複合体を形成させるに用いられる未変性ポリオレフィン
としては低密度ポリエチレン、7i&密度ポリエチレン
、線状低密度ポリエチレン、ボリブaピレン、エチレン
−プロピレン共tl(Lエチレン−ブテン−7共重合体
、エチレンー酢酸ビニル共重甘体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重奮体、
エチレン−メタクル酸エステル共重會体などのポリオレ
フィンが好適に使用される。
上記未変性ポリオレフィンには必要に応じて任意に顔料
、熱安定剤、耐候剤、紫外線吸収剤等ポリオレフィンに
常用される添加剤を含有さゞ   せてもよい。
本発明において鑓、変性ポリオレフィンと未変性ポリオ
レフィンとを積層して複合体な製造する方法としては1
両方の樹脂をインフレーション法またはT−ダイ法で共
押出し、ダイス内あるいはダイス外で溶融装着して複合
化する方法が採用される。上記共押出法以外の積層法を
利用した場合には、未変性ポリオレフィン層と変性ポリ
オレフィン層との層間接層強度が十分でなく、そのため
樹脂温度を高くする必要があるが、樹脂温度を高くした
場合には未変性ポリオレフィン層が高い熱覆歴を受けて
樹脂が劣化する。それ故1本発明方法は特に未変性ポリ
オレフィン層に与えられる熱覆歴を極力抑え、かつ未変
性ポリオレフィン層と変性ポリオレフィン層との層間接
層強度を十分なものとする方法として共押出法を採用す
ることに特徴を頁するものである。共押出法における成
形温度は、成形に供する変性ポリオレフィンまたは未変
性ポリオレフィンの種類によって変化しつるが、通常該
ポリオレフィンの融点以上140℃以下、特に160〜
−30℃か好適である。
しかし毛、複合体フィルムの厚みは通常!0〜300μ
の範囲で、かつ変性ポリオレプインフイルム層の厚みは
Sμ以上、複合体フィルムの厚みの//コ以下の範囲で
あるのが望ましい。
複伊体フィルムの厚みが3θμ以下では金属に対する保
護層としての性能が劣り、また后工程でエンボス加工等
を施す際に不適である。
!00μ00℃は、鋼板との積層体のプレス加工等の一
次加工が困難になる。
変性ポリオレフィン層の厚みが複合体フィルムの厚みの
171以上では、未変性ポリオ7747層の被覆層とし
ての性能が充分発揮されず。
またjμ以下では金属面との接着性が不充分となる。該
フィルムは押出機等から押出された溶融フィルムとして
用いるものではなく、−1固化させたフィルムとして用
いるものである。
本発明において、上記複合体フィルムとの熱圧着に用い
られる鋼板はその表面が清浄であれば光分であるが、更
にプラスチングあるいはリン酸塩処理、クロメート処理
等の化成処理を施すと、接着力の耐水性、耐塩水性、耐
温水性の増大がはかれるので一層効果的である。
本発明では、こうした金属の表面に上記複合体を熱圧着
させるに際し、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の有
機接着剤を鋼板と上記複合体との間に介在させて熱圧層
することにより。
層間接着性、fPに接着力の耐温水性、耐塩水性が増大
できるので望ましく、さらに防錆能を有する顔料を併用
するとさらに効果的である。
また、該エポキシ樹脂系接着剤にクロム酸の周期表第■
族金属塩1例えば、クロム酸亜鉛。
クロム酸ストロンチウム等から選ばれる1種又は2種以
上を配合すると、接着力の耐温水性。
耐塩水性に対して更に効果的である。この場合。
配合量は該エポキシ樹脂ioo部に対して、該クロム酸
塩の1種又は一種以上の合計量がqO部以下であって、
その塗布量は塗布面lゼに対して3〜コOIの範囲で、
且つ塗布後ゲル化は進行しているが完全にはゲル化して
いない状態としておくのが望ましい。具体的にはゲル化
率で30%以上、好ましくはSO〜10%ゲル化してr
るのが望ましい。
ゲル化率の測定法は以下の通りである。
エチレングリコールモノメチルエーテルとメチルエチル
ケトンとを/:l(容量比)で混合した混合溶媒に、金
属板にエポキシ樹脂組成物を塗布したのち加熱してゲル
化させた試験片を浸漬し、21℃でよ分間保持してゲル
化していない部分を溶出する。次いで試験片を取出して
よく乾燥させる。
金属板の重量をA (,9)浸漬前の試験片の重量をB
Cg)、浸漬後の試験片の重量をOCg)とするとゲル
化率は次式で与えられる。
エポキシ樹脂系接着剤としては各種の官能基を有してお
り、ポリオレフィンまたは種々のボヘ リマー等を配合してなるポリオレフィン組成物、を金属
に融着する際に用いられている公知の種々のものを用い
ることができる。
例えばアミン類、ポリアミド類、酸無水物。
フニノール樹脂、ブチル化尿素ホルムアルデヒド樹脂等
のAわゆるエポキシ樹脂硬化剤を含む分子量300ない
しio、ooo程度の熱硬化型エポキシ樹脂を使用する
ことが可能である。これに使用スるエポキシ樹脂は、ビ
スフェノールA系エボ李シ樹脂か一般的であるが、その
他の公知のエポキシ樹脂でもよ−6さらに接着剤として
分子量100ないしダ000のエポキシ樹脂の30ない
し701i量部と炭素数IQないしコOの脂肪酸70な
いし30重量部の反応生成物であるいわゆる工氷キシエ
ステルまたはこれに30重量%以内のブチル化メラミン
ホルムアルデヒド樹脂などの硬化剤を加えて用いること
も可能である。
こうした熱硬化型のエボをシ樹脂系接着剤を用いる場合
には、該エポキシ樹脂系接着剤か通常はゲル化途上、す
なわちゲル化はしているが完全にはゲル化していない状
態でm6る。
エポキシ樹脂系接着剤はゲル化途上の状態で用いるが5
場合によっては未硬化の状態で用いても良い。いずれに
しても、変性ポリオレフィン層の熱圧着は、核熱硬化型
エポキシ樹脂系接着剤が硬化完了するような条件で行な
う。硬化を完了させなければ良好な接着強度および耐塩
水性を得ることはできない、 本発明ではまた。硬化剤の配合されない分子−1to、
ooo以上の熱可塑型エポキシ樹脂系接着剤を便用する
こともできる。この場合5分子量の低いものを用いると
接着強度が小さいので好ましくない。
これらの熱硬化型および熱可塑型のエポキシ樹脂の分子
量が高い場合は、適宜の溶媒に溶解して塗布することも
できる。その場合、被塗布面である金属表面または変性
ポリオレフィン層の温度を常温以上にして塗布してもよ
い。
しかしながら、溶剤を使用すると、該溶剤の後処理等が
必要となるので、常温液状のエポキシ樹脂系接着剤を使
用する万が好ましい。
エポキシ樹脂系接着剤の膜厚は/ % j 00μ。
好ましくは3〜30μ程度であり1例えばスプレー、パ
ーコーター、σ−ルコーター等により金属表面に塗布す
ることができる、エポキシ樹脂系接着剤を塗布した上に
前記変性ポリオレフィン層を熱圧着させる。
本発明においては、複合体フィルムと金属とを熱圧着さ
せる万Eとしては、金属面に複合体フィルムの変性ポリ
オレフィン側を加熱圧着する方法1例えば金属板上に上
記接着剤を塗布しある程度硬化させた後−あるいは塗布
することなく、複合体フィルムの変性ポリオレフィン側
を接着面として、変性ポリオレフィンの融点以上、23
0℃以下の温度で熱プレスする方法。
あるいはあらかじめその表面に上記接着剤を塗布しある
程反硬化させた後、あるいは塗布することなく、複合体
フィルムの変性ポリオレフィン側と金橿面を@着させ、
変性ポリオレフィンの融点以上、230℃以下に予熱し
たのち、圧着ロールを介して圧着する方云が挙げられる
6熱プレス時の圧着時間やロール圧着の前の予熱時間は
、変性ポリオレフィンの物性等により異なるか、一般に
はo、r分〜3分で十分である。
熱プレスやロール圧着の際の圧力は特に限定されないが
1通常0.0 / kg/dtゲージ以上、好ましくは
o、 o r kVcdゲージ〜30皺−程度の範囲か
ら選ばれる。
すなわち、本発明では複合体フィルムの変性ポリオレフ
ィン側と鋼板とを積層するにあたり。
該変性ポリオレフィン側の温度をその融点以上230℃
以下に加熱することが必要である。このとき変性ポリオ
レフィン側の温度が融点以下では接着が良好でなく、マ
た230℃以上では未変性ポリオレフィン側が必要以上
の熱履歴を受けて酸化劣化し、耐候性及び耐ストレスク
ラック性が著しく低下するので適当ではない。
〔作 用〕
本発明方法において、あらかじめ変性ポリオへ レフインと未変性ポリオレフィンとを共押出法により積
層して複合体を形成せしめ、この複合体の変性ポリオレ
フィン層面を鋼板に特定の方法で積層することによって
、積層体とした際の接着性および耐候性を著しく向上さ
せることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を毬元な論限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
以下の実施例において、得られた積層体についてのはく
り試験、エリクセン試股−耐候性試験および耐塩水性試
験は次の方法によって行った、 (1)はくり試験 J]:SK、A7gl[準シテ行イー Ckg/so、
〕の単位で表した。
(2)  エリクセン試験 JよりK/、71A4tに準じて行い、被覆層の浮上り
が生じなかったものを○、浮浮上が生じたものを×で表
わした。
(3)  耐候性試験 スガ試験機社製のサンシャインウェザ−メーター(ブラ
ックパネル温度;6よ℃、降雨サすクル二lt分/l−
〇分)を用い、積層体の未変性ポリオレフィン層の光沢
(AEITMD3コ3に準じて測定した値)が半減する
までの時間を光沢半減時間(hrs)とし、またへアー
クラックが入るまでの時間をクラック発生時間(hrs
Jとして表わした。
(4)#塩水性試験 717℃の3%食塩水に得られた積層体を浸し、複合体
フィルムと鋼板との界面に剥離が生じるまでの日数(a
ays)で表わした。
実施例1 高圧製低密度ポリエチレン(密fi:o、q、2&g/
cd、メルトインデックスC以下M工と略称する):0
.9i/10分〕と無水マレイン酸でグラフト変性され
た変性高圧法ポリエチレン(密度: 0.9 / i/
ad、 MI:コ、0 、jil// 0分、 無水マ
レイン酸グラフト童=lユo o ppm )’を樹脂
温度/l、θ℃でインフレーション法によるグイ内共押
出法により、該低密度ポリエチレン層ノコQμおよび変
性高圧法ポリエチレン層30μの複合体フィルムを製造
した。次いで、該複合体フィルムの変性ポリエチレン層
を接着面とし、これをその表面を熱硬化型エポキシ樹脂
接着剤をSg肩の割合で塗布し、且つコ00℃に加熱処
理されたリン酸亜鉛処理鋼板上に200℃オープン中で
3分間密着状態で保持した後。
ロール圧、7 ky/diでロール圧着して積層体を得
た。
得られた積層体につき、ノ・り離強度、エリクセン試験
、耐候性試験および耐塩水性試験を上記方法により測定
した。結果を第7表に示す。
実施例コ 実施例1において、高圧法低密度ポリエチレンのかわり
に線状低密度ポリエチレン(密度:Q、9ユ2g廊−M
I : 0.177710分)を用いたこと以外は実施
例1と同様に行った。結果を第7表に示す。
実施例3 実施例1において、高圧法低@度ポリエチレンのかわり
に高密度ポリエチレン(@度:0、qダ7I肩1M工:
o、rgiio分)を用い。
且つ樹脂温度−00℃で共押出を行ったこと以外は実施
例1と同様に行った。結果を第7表に示す。
実施ガク 実施例1において、高圧法低密度ポリエチレンのかわり
に、低密度ポリエチレン(密度二0.926部肩、MX
:o。よfj/10分)700重量部にヒンダードアミ
ン系の耐候剤C三共株式会社製 商品名サノールIJB
 Aココノo、aXX郡部配合てなる組成物を用いたこ
と以外は実施例1と同様に行った。結果を第7表に示す
実施例! 実施例1において、#硬化型エポキシ樹脂接着剤を全く
用いなかったこと以外は実施例1と回置に行った。結果
を第1表に示す。
、 実施例6 実施例1において、熱硬化型エポキシ樹脂接着剤100
部に対し、19部のクロム酸亜鉛と3部のクロム酸スト
ロンチウムを配合して塗布したこと以外は一実施例ノと
同様に行った。結果を第2表に示す。
比較例1 無水マレイン酸グラフト量をt、 o o ppm ト
した以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
結果を第1表に示す。
比較例ユ 無水マレイン酸グラフト量をk 000 PPmとした
以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
結果を第1表に示す。
第1表 〔発明の効果〕 本発明方法によれば、あらかじめ変性ポリオレフィンと
未変性ポリオレフィンを積層して複合体χ形成せしめ、
この複合体の変性ポリオレフィン層面を特定の方法で鋼
板面に積層せしめることにより、接着性および耐候性に
浸れた鋼板とポリオレフィンとの積層体を得ることがで
きる。また、複合体と鋼板との間に(エポキシ樹脂系)
接着剤を介在させることにより、接着性及び耐候性は勿
論のこと、耐食性及び耐塩水性にも優れたポリエチレン
と金属との積層体を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板と変性ポリオレフィン層、ならびに未変性ポ
    リオレフィン層からなる積層体を製造する方法において
    、不飽和カルボン酸またはその無水物を700〜400
    0ppmグラフトすることにより変性した変性ポリオレ
    フィンと未変性ポリオレフィンとを共押出法により積層
    し複合体を形成し、該複合体を一旦固化させ、次いで該
    複合体の変性ポリオレフィン層面を銅板に熱圧着するこ
    とを特徴とする鋼板とポリオレフィンの積層体の製造方
    法。
  2. (2)共押出法により形成せしめた変性ポリオレフィン
    と未変性ポリオレフィンの複合体を鋼板に対して熱圧着
    するに際して、鋼板の接着面に、予め熱硬化性エポキシ
    樹脂又は該エポキシ樹脂100部に対し、クロム酸の周
    期表第II族金属塩の一種又は二種以上を40部以下配合
    させた配合物を3g/m^■乃至20g/m^■塗布し
    、ゲル化は進行しているが完全にゲル化していない状態
    にしておくことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
  3. (3)予め共押出法により形成せしめた複合体の厚みが
    50μ〜500μであり、且つ複合体中の変性ポリオレ
    フィン層の厚みが5μ以上、複合体の厚みの1/2以下
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。
JP59241259A 1984-11-15 1984-11-15 鋼板とポリオレフインの積層体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0628945B2 (ja)

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