JPS61118145A - 籾摺機の脱ふ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 、　本発明は一対の１８ｉ！浮ロールにより籾を玄米と
籾殻に分離する籾摺部と、その籾摺部からの摺落し米を
玄米と籾に選別して玄米を取出す選別部とを備えた籾摺
機の脱桴制御装置に関する。

「従来の技術」 従来、例えば特公昭５１−１６２０号公報に示す如く、
一対の脱桴ロールを駆動する籾摺モータの駆動負荷変化
を検出する負荷センサを備え、前記負荷センサ出力に基
づいて脱桴調節部材を制御して脱桴率を略一定に保つと
共に１例えば供給ホッパーに籾がないとき、並びにシャ
ッタを閉じたとき、脱桴調節部材の籾摺間隙閉動作を中
上させる技術があった。

「発明が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、脱桴ロールに供給する籾がなくなった
ときにその脱桴率制御を中断することができたが、脱桴
ａ−ルに籾を供給する供給ホッパーに取付けて内部の籾
を検出するホッパーセンサ、並びに前記ホッパー下部に
取付けるシャッタの開動を検出するシャッタセンサなど
を配設し、各セ／すにより籾摺動作が行われているか否
かを検出するものであるから、前記供給ホッパーの出口
に籾袋などが詰ったとき、またそのホッパー内に籾が圧
縮されて落下しないときでも、前記ホッパー内に籾が充
分にあり、前記シャッタを開訪している場合には、脱桴
ロールに籾がない状態で脱桴率自動制御が行なわれる不
具合があった。

ｒ問題を解決するための手段」 然るに、本発明は、脱桴ロールに対する基準籾供給量を
設定する基準籾供給量設定器出力と前記選別部からのオ
ーバーフロー米量を検出するオーバーフローセンサ出力
との差に比べ、脱桴ロールの摺落し米量を検出する摺落
し米センサ出力が設定以下のとき、前記脱桴調節部材の
脱桴率自動制御を中断するように構成したものである。

「作　用」 従って、脱桴ロールからの摺落し米量が設定以下に減少
したときに脱桴ロールの籾不足を正確に検出し得、脱桴
ロールに供給する直前で籾が詰っでも脱桴率自動制御を
中止し得ると共に、選別部からのオーバーフロー米量に
基づいて脱桴ロールに対する籾供給量の変化も検出し得
、従来己比べて脱桴ロールの籾検出構造の簡略化などを
容易に図れて安全に取扱い得るものである。

「実施例」 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図は籾摺制御回路図、第２図は籾摺機の全体図、第
３図は同断面図である０図中（１）は籾摺部であり、（
２）は籾を投入する供給ホッパー、（３）（０は該ホッ
パー（２）下部に対設する一対の脱桴ロール、（５）は
前記ホッパー（２）下部を開閉するシャッタ、（８）は
前記各ロール（３）（４）を手動操作によって緊急開動
ｉる展開レバー、（７）は前記ロール（３）（４）を接
離調節する脱桴調節部材である脱？！率モータである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　。

図中（８）は前記籾摺部（１）を上載する風選部であり
、玄米取出し樋（９）及び玄米コンベア（ｌＯ）と。

前記樋（９）に落下する玄米から小米を取除く唐箕（１
１）と、その小米を機外に搬出する小米取出し樋（１２
）及び小米コンベア（１３）と、穀粒飛散板（１４）及
び流穀板（１５）を介して前記脱桴ロール（３）（４）
下方に臨ませて摺落し米（玄米と籾）を受取る摺落し米
取出し樋（１６）及び摺落し米コンベア（１７）と、前
記摺落し米から分離した枇を受取る紙取出し樋（１８）
及び批コンベア（１９）と、前記摺落し米から分離した
籾殻を機外に放出する吸排塵ファン（２０）とを備える
。

図中（２１）は前記風選部（８）に上載して籾摺部（１
）に並設する選別部であり、第４図にも示す如く、一方
向に連続回転させて玄米と籾を分離する上部及び下部選
別筒（：）２）（２３）と、前記容筒（２２）（２３）
を回転自在に夫々支持させる支承ロール（２４）・・・
（２５）・・・と、上部選別筒（２２）の一端外側に設
ける混合米供給タンク（２６）と、ｆ：部選別筒（２２
）に内挿する供給コンベア（２７）及び再選粒コンベア
（２８）及び玄米受コンベア（２８）と、下部選別筒（
２３）に内挿する玄米受コンベア（３０）と、上下の玄
米受コンベア（２９）（３０）間に設けてこれらを直列
接続する米選機（３１）と　上部選別筒（２２）の籾排
出端をホッパー（２）に連通させるシュート（３２）と
、再選粒コンベア（２８）を下部選別筒（２３）に連通
させるシュート（３３）と。

下部選別筒（２３）の混合米排出端を摺落し米取出し樋
（１６）に連通させるシュート（３４）と、玄米受コン
ベア（３０）を玄米取出し樋（８）に連通させるシュー
ｈ　（３５）とを備える。

そして前記玄米コンベア（１０）に下端側を連通させる
玄米揚上コンベア（３８）と、前記摺落し米コンペア　
（１７）に下端側を連通させる選別米揚上コンベア（３
７）とを本機外側に沿わせて立設させると共に、前記供
給タンク（２Ｂ）に其の選別米揚上コンベア（３７）上
端を接続パイプ（３８）によって連通させ、前記籾摺部
（１）からの摺落し米と前記選別筒（２３）からの返り
混合米を合流させて供給タンク（２６）に投入するよう
に構成している。

また前記供給タンク（２６）に上端側を連通させるオー
バーフロー樋（３９）を設け、供給ホッパー（２）上面
に臨ませる前記オーバーフロー樋（３９）の下端開口に
開閉弁（４０）を取付け、供給タンク（２６）内の余分
な混合米をオーバーフロー樋（３９）を介して供給ホッ
パー（２）に戻すと共に、その供給ホッパー（２）に戻
る混合米量の増加に比例して前記開閉弁（４０）が開動
するように構成している。

さらに前記籾摺部（１）、風選部（８）及び選別部（２
１）を駆動する籾摺モータ（４１）を備え、前記脱桴ロ
ール（３）（４）を籾摺モータ（４１）によって駆動す
るように構成している。

Ｎ４５図は籾摺部（１）の説明図であり、支軸（４２）
（４３）に夫々軸支する各脱桴ロール（３）　（４）を
籾摺ケース（４４）に対向して内設させ、各支軸（４２
）（４３）に伝動ギヤ（４５）　（４Ｂ）を軸支させる
と共に、前記籾摺ケース（４４）にギヤケース（４７）
を設け、前記ギヤ（４５）（４Ｂ）をそのケース（４７
）に内設させる。また動力軸（４８）（４９）を介して
前記ケース（４７）内に駆動ギヤ（５０）（５１）を軸
支し、各ギヤ（４５）（４Ｂ）及び（５０）Ｐ（５１）
を常時噛合させると共に、一方の前記脱桴ローｌしく４
）の支軸（４３）を間隙調節リンク（５２）中間に軸支
させ、そのリンク（５２）一端を一方の前記動力軸（４
９）と同一軸芯上に支持する。そして前記脱桴率モータ
（７）にギヤ（５３）　（５４）を介して連動連結する
間隙調節シャフト（５５）を備え、前記リンク（５２）
他端に軸受部材（５Ｂ）を介してそのシャフト（５５）
　一端のネジ部（５５ａ）を螺着連結させ、前記モータ
（７）の正逆転制御により籾を投入する各ロール（３）
（４）の籾摺間隙（５７）を自動的に拡大縮小２Ｉｆｒ
Ｊすると共に、前記シャフト（５５）他端に脱桴率調箇
ハンドル（５８）を取付け、前記ハンドル（５８）の回
転操作により籾摺間隙（５７）を手動で拡大縮小ｌ１ｇ
１１するように構成している。

また前記脱桴ロール（３）（４）上方でシャッタ（５）
下方に設けて供給ホッパー（２）からの籾を各ロール（
３）（４）間に落下させる繰出ロール（５８）と、その
繰出ロール（５９）から落下させる籾量を調節する供給
弁（ＢＯ）と、該弁（８０）の手動開閉操作と連動させ
て脱桴ロール（３）（４）に対する基準籾供給量の変更
を検出する籾供給量設定器（ａｔ）を備え、その供給賢 弁（８０）と前記開閉弁（４０）とをワイヤ（６２）な
どにより連動連結し、前記開閉弁（４０）の開動に比例
して供給弁（８０）を閉動させ、常時一定量の混合米を
選別部（２１）に送給するよう４脱桴ロール（３）　（
４）に供給する籾量を自動的に調節するように構成して
いる。

さらに第３図に示す如く、前記開閉弁（４０）のオーバ
ーフロー米による開閉動作と連動させてオーバーフロー
米量を検出するポテンショメータ型オーバーフローセン
サ（６３）を備え１選別０（２３）からの返り混合米を
含む籾摺部（１）からの摺落し米が供給タンク（２Ｂ）
に設定量以上溜まることにより、その設定量以上の摺落
し米がオーへ−フロー樋（３９）からオーへ−フロー米
として供給ホッパ−（２）に落下すると共に、そのオー
バーフロー米量に比例して開閉弁（４０）が開動し、ま
たオーバーフロー米量に反比例して供給弁（８０）が閉
動し、前記開閉弁（４０）の開動作と連動して供給ホッ
パー（２）に落下するオーバーフロー米量を前記オーバ
ーフローセンサ（Ｂ３）により検出し、オーバーフロー
米量の増加に基づいて説浮ロール（３）（４）に対する
籾供給量の減少並びに玄米（オーへ−フロー米）の還元
による脱けロール（３）（４）の実説浮下の上昇などを
検出するように構成している。

また第５図に示す如く、前記脱桴ロール（３）（４）の
籾摺間隙（５７）にこの下方から臨ませる当て板（８０
を支点軸（８４ａ）により籾摺ケース（４４）＜揺動自
在に取付け、脱桴ロール（３）（４）から落下する摺落
し米を前記当て板（８０に衝突させ、その摺落し米量の
増加に比例して当て板（６４）を下方に回転させると共
に、前記摺落し米による当て板（６４）の回転と連動さ
せるポテンショメータ型摺落し米センサ（８５）を備え
、前記ロール（３）（４）下方に落下する摺落し米量を
前記センナ（６５）により検出するように構成している
。

第１図に示す如く、前記籾摺モータ（４１）の駆動負荷
変化を検出する負荷センサである変流器（８Ｂ）と、前
記脱桴ロール（３）（４）の脱桴率を初期設定する基準
脱ｆｆ率設定器（８７）とを備え、前記脱桴ロール（３
）（４）の駆動負荷変化に比例する前記モータ（４１）
の電源（Ｒ，Ｓ、Ｔ）の電流変化を変流器（８６）によ
り検出し、脱桴ロール（３）（４）の籾摺間隙（５７）
変化並びに籾供給量変化による脱桴率の変化を変流器（
８Ｂ）の負荷電流出力に基づいて検出するように構成し
ている。

また前記オーバーフローセンサ（６３）並びに変流器（
８Ｂ）を差動アンプ（６８）にバッファ（６９）（７０
）を介して入力接続し、前記センサ（８１）出力と変流
器（Ｂ６）出力との差を前記アンプ（６日）から出力し
、前記センサ（８３）出力に基づいて前記変流器（８６
）出力を補正すると共に１ｇＩ記アンプ（８８）出力と
基準脱桴本設定器（Ｂ７）出力とを比較して前記モータ
（４１）の負荷電流変化に基づく脱＃事変化を判断する
脱桴＊調節コンパレータ（７１）（７２）を備え、また
前記設定器（Ｂ７）の基準電源入力側をオーバーフロー
センナ（８３）にバッファ（６９）を介して接続させ、
脱桴ロール（３）　（４）に供給する籾量変化に比例し
た選別部（２１）からのオーバーフロー米量により基準
脱桴率を補正し、脱桴ロール（３）（４）の籾供給量変
化に、　　　　　　係わりなく籾摺負荷変化に基づいて
コンパシータ（７１）（７２）により脱桴率の高低変化
を検出するように構成している。

ざらに前記コンパレータ（７１）（７２）出力とオーバ
ー７０−センサ（６３）出力とを比較する不感帯設定コ
ンパレータ（７３）（７４）を備え、前記センサ（６３
）出力に基づいて脱桴率の不感帯出力域をそのコンパレ
ータ（７３）（７４）により判断し、基準脱ｆｆ！率に
対する脱桴率モータである脱桴率調節コンパレータ（７
１）（７２）出力の不感帯幅を前記センサ（６３）出力
により補正し、供給タンク（２Ｂ）のオーバーフロー米
量即ち脱桴ロール（３）（４）の籾供給量変化に係わり
なく基準脱桴率を中心とした脱桴率制御の不感帯幅を略
一定に保つように構成している。

一方、前記脱桴率モータ（７）に正逆転用リレースイッ
チ（７５）　（７８）を介して駆動電源を印加制御する
開動及び閉動リレー（７７）　（７８）を備え、各リレ
ー（７７）（７８）にドライバ（７９）　（８０）を介
して前記不感帯設定コンパレータ（７３）（７４）を出
力接続すると共に、脱桴率制御を自動態様に切換える自
動スイッチ（Ｂ１）を備え、そのスイッチ（８１）に前
記各リレー　　　　。

（７７）（７Ｂ）を並列接続し、前記コンパレータ（７
３）（７４）出力に基づいて各リレー（７７）　（７８
）を作動制御し、前記モータ（７）を正逆転させて籾摺
間隙（５７）を拡大縮小調節し、脱桴ロール（３）（４
）の脱＃率を略一定に保つように構成している。

また高説Ｆ＃率表示器（８２）及び低脱桴率表示器（８
３）を前記各リレー（７７）　（７８）に並列に夫々接
続すると共に、前記不感帯設定コンパレータ（７３）　
（７ａ）出力がオフのときにこれを検出して適正脱桴率
表示器（８４）をオンにするドライバ（８５）　（８Ｂ
）を設ける一方、前記自動スイッチ（８りのオン動作を
表示する自動表示器（８７）を備え、前記各表示器（８
２）　（８３）（８４）（８５）を自動スイッチ（８１
）に夫々接続させ、自動制御時だけ脱桴状態を表示する
各表示器（８２）（８３）（８４）を作動させるように
構成している。

次いで、前記籾供給量設定器（８１）とオーバーフロー
センサ（８３）とを差動アンプ（８８）に入力接続し。

前記設定器（８１）の基準籾供給量出力と前記センナ（
６３）のオーバーフロー米量出力との差を前記アンプ（
８８）から出力させ、オーバーフロー米量に反比例して
変化する供給弁（６０）からの実際の籾供給量を算出す
ると共に、前記摺落し米センサ（６５）の摺落し米量出
力と前記アンプ（８８）の籾供給量出力とを比較する籾
供給量コンパレータ（ａｓ）（ａｏ）（９１）を備え、
供給弁（６０）によって調節する籾供給量と。

脱桴ロール（３）（４）からの摺落し米量とを比較し、
供給弁（６０）によって設定される籾供給量が競浮ロー
ル（３’）（４）に実際に供給されているか否かを検出
するように構成している。

そして前記不感帯設定コンパレータ（７３）（７４）の
出力を規制するアンドゲート（９２）（９３）を備え、
前記アンプ（８８）の籾供給量出力に比べて摺落し米セ
ンサ（Ｂ５）の摺落し米量出力が異常に低いときに出力
を生じる異常低下コンパレータ（８９）を各アンドゲー
ト（９２）（９Ｇ）にインバータ（９４）を介して入力
接続し、そのコンパレータ（８９）出力によりアンドゲ
ート（９２）（９３）を介してコンパレータ（７３）　
（７４）の出力を中とさせるもので、脱桴ロール（３）
（４）に対する基準籾供給量である設定器（６１）出力
と、選別部（２１）の供給タンク（２６）からのオーバ
ーフロー米量であるオーバーフローセンサ（８３）出力
との差（籾供給量）に比べ、脱桴ロール（３）（４）の
摺落し米量である摺落し米センサ（Ｂ５）出力が設定以
下に小さ〈なり、正常な脱桴を行うことができない程度
に実際の籾供給量が減少したとき、脱ｆｆ！率モータ（
７）の脱桴率自動制御を中断するように構成している。

また前記不感帯設定コンパレータ（７３）　（７４）と
ドライバ（７９）（８０）との間に接続して開動及び閉
動リレー（７７）　（７Ｂ）制御を規制する脱桴制御ド
ライバ（９５）を備え、前記差動アンプ（８８）出力に
比べて摺落し米センサ（６５）出力が脱？ｌ率制御を行
える範囲で小さいときに出力を生じる連続制御コンパレ
ータ（９０）を前記ドライバ（８１）に接続させ、脱桴
ロール（３）（４）下方に落下する摺落し米量が不充分
で脱桴動作が不安定な籾摺開始時などにおいて、脱桴率
制御が可能な程度に摺落し米が少ないとき、前記コンパ
レータ（９０）出力に基づいてドライバ（８１）をオフ
保持し、コンパレータ（７３）　（７４）の説！！！率
制御出力に基づいて各リレー（７７）　（７８）を連続
的に励磁作動させ、脱桴率モータ（７）の連続制御によ
り籾摺間隙（５７）を変更するように構成している。

さらに、前記差動アンプ（８日）出力に比べて摺落し米
センサ（Ｂ５）出力が略等しいか大きいときに出力を生
じる間欠制御コンパレータ（８１）をオン遅延回路（３
Ｂ）を介して間欠制御タイマ（９７）に接続させ、脱桴
ロール（３）（４）下方に落下する摺落し米量が籾供給
設定量に比べて設定以上に増加したとぎ、遅延回路（９
Ｂ）によって設定した一定時間後にコンパレータ（８１
）出力に基づいてタイマ（９７）を作動させると共に、
そのタイマ（９７）を前記ドライバ（Ｂ５）に接続させ
、タイマ（９７）の一定時間毎の間欠出力によりドライ
バ（９５）をオンオフ制御し、コンパレータ（７３）（
７４）の脱桴率制御出力に基づいて各リレー（７７）（
７Ｂ）を一定時間毎に励磁作動させ、一定時間毎の脱桴
率モータ（７）の間欠制御により籾摺間隙（５７）を変
更するように構成している。

本発明は上記の如く構成しており、前記籾摺モータ（４
１）にこの電源（Ｒ，Ｓ、Ｔ）を印加し、また自動スイ
ッチ（８１）をオン操作すると共に、供給ホッパー（２
）に籾を投入して籾摺作業を開始するもので、変流器（
８Ｂ）出力と基準脱桴率設定器（Ｂ７）出力とを脱桴率
調節コンパレータ（７１）（７２）により比較し。

前記モータ（４１）負荷が設定以上のとき、各コンパレ
ータ（７１）（７３）及びドライバ（７８）を介して開
動リレー（７７）を励磁作動し、脱桴率モータ（７）を
開動して籾摺間隙（５７）を拡大する一方、前記モータ
（４１）負荷が設定以上のとき、各コンパレータ（７２
）（７４）及びドライバ（８０）を介して閉動リレー（
７日）を励磁作動し、脱桴率モータ（７）を閉動して籾
摺間隙（５７）を縮小する。

さらに上記選別部（２１）の選別筒（２３）からシュー
ト（３４）を介して取出される返り混合米が増加し、そ
の返り混合米と籾摺部（１）からの摺落し米を合＃ｔさ
せて投入する供給タンク（２Ｂ）内部の混合米が増える
と、前記タンク（２８）内の余分な混合米がオーバーフ
ロー樋（３９）から供給ホッパー（２）に戻るもので、
その樋（３９）からホッパー（２）に戻る混合米量の増
加（減少）に比例して開閉弁（４０）を開動（閉動）シ
、その開閉弁（４０）と連動して供給弁（８０）を閉動
（開動）させて脱桴ロール（３）（４）に供給する籾ひ
を減少（増加）させ１選別部（２１）内部の混合米量を
略一定に保つものであるが、第６図に示す如く、脱桴ロ
ール（３）（４）の籾供給量が変化した場合、基準脱Ｐ
Ｐ率・に対し籾摺モータ（４１）の駆動負荷が変化する
と同時に、基準説＃率を中心とした脱桴率制御の不感帯
幅（Ｘ）に対して前記モータ（４１）の負荷幅（Ａ）（
Ｂ）　（（：）が変化する。

そこで、前記脱桴ロール（３）（４）に供給する籾量変
化に反比例するオーバーフロー米量をオーバーフローセ
ンサ（Ｂ３）により検出し、そのセンサ（８３）出力に
基づいて変流器（８Ｂ）出力を差動アンプ（８Ｂ）によ
り補正し、また脱桴率調節コンパレータ（７１）（７２
）に印加する基準脱桴率設定器（Ｂ７）出力を前記セン
サ（８３）出力により補正するもので、オーバーフロー
センサ（８３）のオーバーフロー米ｔ　（籾供給量）出
力により補正した変流器（６８）のモータ（４１）負荷
出力と設定器（８７）の基準脱桴不出力とを前記各コン
パレータ（７１）（７２）により比較し、標準籾供給量
と略同−の状態で前記モータ（４１）負荷変化に基づい
て脱桴事変化を検出し、脱桴ロール（３）（４）の籾供
給量変化（オーバーフロー米の有無）に係わりなく、上
記した標準時と同様に各コンパレータ（７１）　（７２
）から高または低脱桴率出力を得る。

また前記オーバーフローセンサ（８３）のオー／＜　−
フロー米量（籾供給量）出力に基づいて不感帯設定二ン
パレータ（７３）　（７４）の出力不感帯を補正し、オ
ーバーフロー米による脱桴ロール（３）（４）の籾供給
量変化に係わりなく、脱桴率モータ（７）の制御不感帯
を略一定に保ち、脱桴ロール（３）（４）の籾摺間隙（
５７）制御誤差を基準脱桴率に対して略一定に保つもの
である。

一方、オーへ−フロー樋（３８）の開閉弁（４０）を閉
支持した状態で供給弁（６０）だけを手動操作により開
閉し、脱桴ロール（３）（４）に対する基準籾供給量−
を変更すると共に、その供給弁（６０）の手動操作とだ
け籾供給量設定器（Ｂ１）を連動させ、基準籾供給量の
変更をその設定器（８１）により検出するもので、前記
設定器（８１）の基準籾供給量出力と前記オーバーフロ
ーセンナ（８３）のオーバーフロー米量出力と八　　　
　　の差を差動アンプ（８８）により算出し、オーバー
フロー米量に反比例して増減変化する供給弁（ＢＯ）か
らの脱桴ロール（３）（４）に対する籾供給量を前記ア
ンプ（８８）から出力する。

そして前記アンプ（８Ｂ）の籾供給量出力に比べて摺落
し米センサ（６５）の摺落し米量出力が異常に低い場合
、例えば供給弁（６０）の開度が設定以上で。

供給ホー、パー（２）内に籾がないとき、またはそのホ
ッパー（２）下部のシャッタ（５）を閉じているとき、
または前記ホッパー（２）内で籾が圧縮されて下方に落
下しないとき、または前２ホッパー（２）出口に籾袋な
どが詰ってその出口が閉鎖されたとき、異常低下コンパ
レータ（８８）の出力によりアンドゲート（９２）（９
３）がオフ保持され、コンパレータ（７３）（７４）の
出力を中止して脱！′＃率モータ（７）の脱桴半自動制
御を中断する。

また前記差動アンプ（８８）の籾供給量出力に比べて摺
落し米センサ（８５）の摺落し米量出力が小さい場合、
例えば籾摺作業を開始するとき、または供給ホッパー（
２）内の籾が一時的に少なくなったとき、前記アンプ（
８８）出力に比べてセンサ（Ｂ５）出力が脱桴率制御を
行える範囲内で小さくなることにより連続制御コンパレ
ータ（９０）の出力によりドライバ（９１）をオフ保持
するもので、脱桴ロール（３）（４）に対する実際の籾
供給量が不充分で脱桴動作が不安定なとき、コンパレー
タ（７３）（７４）の脱桴率制御出力に基づいて脱桴率
モータ（７）を連続して作動させ、前記モータ（７）の
連続制御により脱桴ロール（３）（４）の籾摺間隙を速
やかに変更する。

さらに前記差動アンプ（８８）の籾供給量出力に比べて
摺落し米センサ（８５）のＷＩ落し米量出力が設定量と
に大きい場合、例えば供給弁（８０）の籾供給設定帯と
脱桴ロール（３）（４）に対する実際の籾供給量が略等
しくなったとき１間欠制御コンパレータ（９１）の出力
に基づいて一定時間経過後に間欠制御タイマ（９７）を
作動させ、前記タイマ（９７）出力に基づいて脱桴制御
ドライバ（８５）を一定時間毎にオンオフ制御し、コン
パレータ（７３）　（７４）の脱桴率制御出力が設定時
間以上連続して出力されても、タイマ（９７）の一定時
間毎の制御により脱桴率モータ（７）を一定時間毎に作
動制御し、脱桴ロール（３）（４）の籾摺間隙（５７）
を徐々に変更するものである。

「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、一対の脱桴ロ
ール（３）（４）を有する籾摺部（１）に選別部（２」
）を並設し、その選別部（２１）に供給する摺落し米が
設定量以上に増加したときにその設定量具１の摺落し米
をオーバーフロー米として籾摺部（１）に戻すと共に、
前記脱桴ロール（３）（４）に対する籾供給量を前記オ
ーバーフロー米検出により減少させ、また前記脱桴ロー
ル（３）（４）の籾摺間隙（５７）を調節する脱桴率モ
ータ（７）などの脱桴調節部材を備えた籾摺機の脱桴制
御装置において、前記脱桴ロール（３）　（４）に対す
る基準籾供給量を検出する基準籾供給量設定器（６１）
出力と前記選別部（２１）からのオーバーフロー米量を
検出するオーバーフローセ／す（６３）出力との差に比
べ、脱桴ロール（３）（４）の摺落し米量を検出する摺
落し米センサ（６５）出力が設定以下のとき、前記脱桴
調節部材（７）の脱桴半自動制御を中断するもので、脱
桴ロール（３）（４）からの摺落し米量が設定以下に減
少したときに脱桴ロール（３）（４）の籾不足を正確に
検出でき、脱桴ロール（３）（４）に供給する直前で籾
が詰っても脱桴半自動制御を中止できると共に１選別部
（２りからのオーバーフロー米量に基づいて脱桴ロール
（３）（４）に対する籾供給量の変化も検出でき、従来
に比べて脱桴ロール（３）（４）の籾検出構造の簡略化
などを容易に図れて安全に取扱うことができる等の効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す籾摺制御回路図、第２
図は籾摺機の全体図、第３図は同断面正面図、第４図は
拡大断面側面図、第５図は籾摺部の説明図、第６図は負
荷センサ出力線図である。 （１）・・・　　籾摺部 （３）（４）・・・　脱桴ロール （７）・・・　　脱桴率モータ（脱？！ｉ！節部材）（
２１）・・・　　選別部 （６１）・・・　　基準籾供給量設定器（８３）・・・
　　オーバーフローセンサ（６５）・・・　　摺落し米
センサ 出願人　　　　ヤンマー農機株式会社 セイレイ工業株式会社 代理人　　　　藤　　原　　忠　　治 事　４−　口 竜　５　日 ？

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の脱■ロールを有する籾摺部に選別部を並設し、そ
   の選別部に供給する摺落し米が設定量以上に増加したと
   きにその設定量以上の摺落し米をオーバーフロー米とし
   て籾摺部に戻すと共に、前記脱■ロールに対する籾供給
   量を前記オーバーフロー米検出により減少させ、また前
   記脱■ロールの籾摺間隙を調節する脱■調節部材を備え
   た籾摺機の脱■制御装置において、前記脱■ロールに対
   する基準籾供給量を設定する基準籾供給量設定器出力と
   前記選別部からのオーバーフロー米量を検出するオーバ
   ーフローセンサ出力との差に比べ、脱■ロールの摺落し
   米量を検出する摺落し米センサ出力が設定以下のとき、
   前記脱■調節部材の脱■率自動制御を中断するように構
   成したことを特徴とする籾摺機の脱■制御装置。