JPH0513402Y2 - - Google Patents

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JPH0513402Y2
JPH0513402Y2 JP1985023350U JP2335085U JPH0513402Y2 JP H0513402 Y2 JPH0513402 Y2 JP H0513402Y2 JP 1985023350 U JP1985023350 U JP 1985023350U JP 2335085 U JP2335085 U JP 2335085U JP H0513402 Y2 JPH0513402 Y2 JP H0513402Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は一対の脱ロールにより籾を玄米と籾
殻に分離して取出す籾摺機の脱制御装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、特開昭59−193148号公報に示す如く、脱
ロールの駆動モータの負荷電流を電圧に変換
し、基準電圧と比較して脱率を調節する技術が
あつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、モータの電源電圧の変動に応
じて基準電圧を調節する必要があるから、前記モ
ータの負荷電流を電圧に変換するときの誤差に、
基準電圧の調節誤差が加わり、脱率制御の回路
構成の簡略化並びに精度向上などを容易に行い得
ない等の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、脱ロールを駆動するモー
タの電源電流及び電圧を検出する手段と、脱ロ
ールの籾供給量を検出する手段とを備える籾摺機
の脱制御装置において、前記モータの電源電流
及び電圧に基づきモータ電力を演算する手段と、
脱ロールの籾供給量に基づき前記モータ電力を
補正する手段と、前記モータ電力の補正値に基づ
き脱率調節部材を自動制御する手段とを設けた
ことを特徴とするものである。
「作用」 従つて、前記モータの電力値で脱制御が行わ
れるから、電源電圧の変動に関係なく、また検出
誤差を従来よりも微少とし、従来に比べて脱率
制御の回路構成の簡略化並びに精度向上などを容
易に行い得ると共に、前記モータの電力値を籾供
給量によつて補正するから、脱基準値を従来よ
りも簡単な構成で容易に設定し得、例えば手動操
作などによつて脱基準値を初期設定して脱率
制御を行わせ得、従来に比べて組立作業性及び取
扱い操作性の向上並びに製造コストの低減などを
容易に行い得るものである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は制御回路図、第2図は全体の断面図
であり、第2図のように機枠1の左側籾摺部2
を、また右側に精米部3を夫々配設している。そ
して、図中4は機体左側最上部に設けて乾燥済み
籾を投入させる籾ホツパー、5は前記ホツパー4
出口に設けるシヤツタ、6は前記シヤツタ5下方
に設けて籾を定量流下させる繰出ロール、7は前
記ロール6による籾の繰出し量を可変する供給量
調節弁、8は前記調節弁7を開閉調節するレバ
ー、9,10は前記繰出ロール6下方に配設して
籾を玄米と籾殻に分離する一対の脱ロール、1
1はリンク12を介して支持する可変側の脱ロ
ール10を固定側の脱ロール9に接離させて各
ロール9,10の脱負荷を可変する脱率調節
部材である脱率モータ、13,14は前記各ロ
ール9,10下方に設ける落下シユート、15は
前記シユート13,14から流穀板16に落下す
る籾殻等の藁屑を選別風路17を介して機外に吸
排出させる唐箕フアン、18は前記流穀板16か
ら落下する玄米を揚穀スロア19に送給する玄米
取出コンベアであり、前記流穀板16を介して玄
米を連続して取出すように構成している。
また図中20は前記籾ホツパー4に隣接させて
設け前記揚穀スロア19により玄米を投入する玄
米ホツパー、21は前記ホツパー20出口に設け
るシヤツタ、22は前記ホツパー20下部にシヤ
ツタ21を介して連通させる精白筒、23は前記
精白筒22に回転自在に内設する精白ロール、2
4は前記精白筒22他端の排出口25を開閉自在
に閉鎖する排出蓋、26は圧力調節錘27を移動
して前記蓋24の排出抵抗を変化させる精白度調
節部材である精白度モータ、28は前記排出口2
5からの精白米を精白米容器29に落下させる精
白米取出シユート、30は前記精白筒22の糠抜
き孔31から取出す糠を糠容器32に落下させる
糠取出シユートであり、前記籾摺部2及び精米部
3の各部を駆動する単一の作業モータ33を備
え、脱ロール9,10及び精白ロール23等を
前記モータ33によつて駆動するように構成して
いる。
さらに前記籾ホツパー4底部に設けて内部の籾
の有無を検出するオンオフスイツチ型籾センサ3
4と、前記供給量調節弁7に連動させて脱ロー
ル9,10に対する籾供給量を検出するポテンシ
ヨメータ型供給量センサ35とを備えると共に、
前記精白ロール23からの精白米を常に充填状態
で流下させる精白度計測ケース36を精白米取出
シユート28に内設させ、精白度センサである発
光素子37及び受光素子38を前記ケース36に
対設し、透過光量により精白米の精白度を検出す
るように構成している。
さらに第1図は籾摺精米制御回路図であり、前
記作業モータ33の電源電流(駆動負荷)変化を
検出する負荷センサである変流器39と、マイク
ロコンピユータにより構成する籾摺制御回路40
とを備え、前記各モータ11,26,33に電源
スイツチ41を介して交流電源42を印加すると
共に、脱ロール9,10の基準脱率を初期設
定する脱率設定器43と、籾摺制御自動スイツ
チ44と、前記各センサ34,35とを、前記籾
摺制御回路40に接続する。そして前記脱率モ
ータ11を正逆転切換駆動するリレースイツチ4
5,46を備えた正逆転リレー47,48を設
け、前記籾摺制御回路40にドライブ回路49を
介して前記各リレー47,48を接続すると共
に、トランス50及び整流器51及び定電圧回路
52を介して籾摺制御回路40に操作電源を印加
する。また前記変流器39及び整流器51に掛算
回路53を接続させ、変流器39の電流出力と電
源電圧とに基づいて前記作業モータ33の消費電
力を掛算回路53により算出すると共に、その掛
算回路53に前記籾摺制御回路40を接続させ、
前記掛算回路53からのモータ33電力出力と、
前記脱率設定器43の基準脱率とを、前記籾
摺制御回路40により比較し、前記制御回路40
出力に基づいて前記各リレー47,48を作動さ
せ、脱率モータ11を正逆転制御して脱ロー
ル9,10の脱率を略一定に保つもので、前記
供給量センサ35の籾供給量出力により前記掛算
回路53からの電力出力を制御回路40において
補正し、籾供給量変化による誤制御を防ぐように
構成している。
上記から明らかなように、脱ロール9,10
を駆動するモータ33の電源電流及び電圧を検出
する手段である変流器39及び整流器51と、脱
ロール9,10の籾供給量を検出する手段であ
る供給量センサ35とを備える籾摺機の脱制御
装置において、前記モータ33の電源電流及び電
圧に基づきモータ33電力を演算する手段である
掛算回路53と、脱ロール9,10の籾供給量
に基づき前記モータ33電力を補正する手段であ
る籾摺制御回路40と、前記モータ33電力の補
正値に基づき脱率調節部材である脱率モータ
11を自動制御する手段である籾摺制御回路40
及びドライブ回路49とを設けている。
また前記ドライブ回路49に対する籾摺制御回
路40からの脱率制御出力を中断させる常開リ
レースイツチ54を備えた自動制御中止リレー5
5を設けると共に、前記作業モータ33にこの駆
動電源を印加制御する常閉リレースイツチ56を
備えた籾摺停止リレー57を設け、前記各リレー
55,57を籾摺制御回路40に中止回路58を
介して接続させ、籾ホツパー4内に籾がなくなつ
たとき籾センサ34出力に基づいて自動制御中止
リレー55を作動させ、リレースイツチ54をオ
ンにして正逆転リレー47,48の自動制御を停
止する一方、作業モータ33の負荷が空運転時の
負荷まで減少したとき変流器39出力に基づいて
籾摺停止リレー57を作動させ、リレースイツチ
56をオフにして作業モータ33を停止させるよ
うに構成している。
次いで、前記発光素子37からの精白度検出光
を受ける受光素子38と、精白ロール23の基準
精白度を初期設定する精白度設定器59とを、マ
イクロコンピユータにより構成する精米制御回路
60に接続させると共に、前記精白度モータ26
を正逆転切換駆動するリレースイツチ61,62
を備えた正逆転リレー63,64を設け、前記精
米制御回路60にドライブ回路65を介して前記
各リレー63,64を接続させ、また精米制御自
動スイツチ66を介して定電圧回路52から精米
制御回路60にこの操作電源を印加するもので、
前記受光素子38の透過光出力と、精白度設定器
59の基準精白度とを、精米制御回路60により
比較すると共に、その制御回路60出力に基づい
て前記各リレー63,64を作動させ、精白度モ
ータ26を正逆転制御して精白ロール23の精白
度を略一定に保つように構成している。
本考案は上記の如く構成しており、第3図のフ
ローチヤートに示す如く、脱率及び精白度設定
器43,59などを調節して初期設定操作を行う
と共に、籾摺制御自動スイツチ44をオン操作し
て籾摺作業を行うもので、変流器39からの電流
値(i)、並びに整流器51からの電圧値(E)、並びに
籾供給量センサ35からの籾供給量(θ)を夫々
入力する。そして脱ロール9,10に籾が供給
されている(θ>0)状態で、前記電流値(i)と電
圧値(E)とに基づいて作業モータ33の消費電力
(W=i×E)を演算すると共に、第4図に示す
如く、脱率を一定に保つているとき、前記電力
Wと籾供給量(θ)が比例して変化するから、そ
の電力(W)と籾供給量(θ)に基づいて補正値
(L=W×θ)を演算するもので、脱率設定器
43からの設定値lと前記の補正値(L)を比較
し、それらが等しいときは脱率モータ11を停
止保持し、また設定値(l)よりも補正値(L)が大
きいとき、正転リレー47を作動させて前記モー
タ11の正転により脱ロール9,10の籾摺間
隙を開動する一方、前記の設定値(l)よりも補正値
(L)が小さいとき、逆転リレー48を作動させ
てモータ11の逆転により脱ロール9,10の
籾摺間隙を閉動させ、脱ロール9,10の脱
率を略一定に保つ。
また前記脱ロール9,10に籾が供給されて
いない(θ=0)状態では、自動制御中止リレー
55が作動して前記の脱率自動制御を中断させ
ると共に、この状態で、精白ロール23による精
米作業が行われていないとき、変流器39からの
電流値(i)が減少して作動モータ33の負荷が空運
転の負荷まで降下することにより、籾摺停止リレ
ー57を作動させて作業モータ33を停止させ、
籾摺作業を自動的に終了させる。
なお、前記実施例において、リレースイツチ5
6を省き、籾摺停止リレー57により精米制御自
動スイツチ66をオン作動させることにより、前
記の籾摺作業終了時に精米制御を自動的に開始
し、例えばシヤツタ5,21の開閉操作だけで籾
摺作業後に精米作業を連続して行えると共に、第
2図の如く、シヤツタ5下方の発光及び受光素子
34a,34bを籾センサ34の代用として使用
しても良い。
更に第5図及び第6図は他の実施例を示すもの
であり、第5図に示す如く、変流器39に整流器
67を介して、また整流器51に差動アンプ68
を介して、籾摺制御回路40に入力接続する演算
回路69を並列に接続させるもので、第6図に示
す如く、作業モータ33の電源電流値(i)と、整流
器51の電源電圧値(E)とは、前記モータ33の負
荷が一定のとき、反比例して変化すると共に、前
記モータ33の消費電力値(W)と同様に、その
電流値(i)と電圧値(E)を加算した値は略一定になる
もので、上記実施例に示す電力値(W)に代え
て、電流値(i)と電圧値(E)を加算した入力(i+
E)に基づき、籾摺制御回路40及び正逆転リレ
ー47,48などを介して、上記実施例と同様に
脱率モータ11を作動制御し、脱ロール9,
10の脱率を略一定に保つものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、脱
ロール9,10を駆動するモータ33の電源電流
及び電圧を検出する手段39,51と、脱ロー
ル9,10の籾供給量を検出する手段35とを備
える籾摺機の脱制御装置において、前記モータ
33の電源電流及び電圧に基づきモータ33電力
を演算する手段53と、脱ロール9,10の籾
供給量に基づき前記モータ33電力を補正する手
段40と、前記モータ33電力の補正値に基づき
脱率調節部材11を自動制御する手段40,4
9とを設けたもので、前記モータ33の電力値で
脱制御が行われるから、電源電圧の変動に関係
なく、また検出誤差を従来よりも微少とし、従来
に比べて脱率制御の回路構成の簡略化並びに精
度向上などを容易に行うことができると共に、前
記モータ33の電力値を籾供給量によつて補正す
るから、脱基準値を従来よりも簡単な構成で容
易に設定でき、例えば手動操作などによつて脱
基準値を初期設定して脱率制御を行わせること
ができ、従来に比べて組立作業性及び取扱い操作
性の向上並びに製造コストの低減などを容易に行
うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す制御回路図、
第2図は全体の断面説明図、第3図はフローチヤ
ート、第4図は電力と籾供給量の関係を示す線
図、第5図は他の実施例を示す制御回路図、第6
図は作業モータの電流と電圧の関係を示す線図で
ある。 9,10……脱ロール、11……脱率モー
タ(脱率調節部材)、33……作業モータ、3
9……変流器(負荷センサ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱ロール9,10を駆動するモータ33の電
    源電流及び電圧を検出する手段39,51と、脱
    ロール9,10の籾供給量を検出する手段35
    とを備える籾摺機の脱制御装置において、前記
    モータ33の電源電流及び電圧に基づきモータ3
    3電力を演算する手段53と、脱ロール9,1
    0の籾供給量に基づき前記モータ33電力を補正
    する手段40と、前記モータ33電力の補正値に
    基づき脱率調節部材11を自動制御する手段4
    0,49とを設けたことを特徴とする籾摺機の脱
    制御装置。
JP1985023350U 1985-02-19 1985-02-19 Expired - Lifetime JPH0513402Y2 (ja)

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JP1985023350U JPH0513402Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JPS61139736U JPS61139736U (ja) 1986-08-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193148A (ja) * 1983-04-19 1984-11-01 井関農機株式会社 籾摺機の脱ふ率調整装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193148A (ja) * 1983-04-19 1984-11-01 井関農機株式会社 籾摺機の脱ふ率調整装置

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JPS61139736U (ja) 1986-08-29

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