JPS61116310A

JPS61116310A - 変倍装置

Info

Publication number: JPS61116310A
Application number: JP59237993A
Authority: JP
Inventors: Koichi Tsuchiya; 幸一土屋
Original assignee: Nippon Kogaku KK
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 1984-11-12
Filing date: 1984-11-12
Publication date: 1986-06-03
Also published as: JPH0470607B2; US4650296A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野）本発明は変倍装置に関し、特に、変倍光学系の２群を移
動させて変倍を行なう顕微鏡の変倍装置として最適なも
のである。

（発明の背景）従来の一般的な変倍装置は第９図に示した如くである。

すなわち、円筒形の一体１には結像レンズｔ１が固定さ
れ、一体１の外周には変倍環７を有する円筒カム２が嵌
合している。円筒カム２には螺旋状の２つのカム溝２ａ
、２ｂが逆方向に形成されている。一体１の内周には変
倍用のＪ！レンズ群（レンズ１枚の場合も含む）ムを保
持した第１レンズケース４と、変倍用の第２レンズ群（
レンズ１枚の場合も含む）ｔ＠を保持した第２レンズケ
ース９が嵌合している。一体１には、第１レンズケース
４と第２レンズケース９の各々の移動範囲に対応させて
直、線貫通溝１ａ、ｌｂが形成されている。第１レンズ
ケース４に固定した第１連結ピン５は、直線買通溝１ａ
を通してカム溝２ａＫ嵌入され、第２レンズケース９に
固定した第２連結ピン６は、直線貫通ｒｓｉｂを通して
カム溝２ｂＫ嵌入されてｈる。国体１の下端には対物レ
ンズｔ４を保持した固定レンズケース９０が螺合され、
円筒カム２の下方への抜は止めを朱している。また、円
筒カム２の上方への移動を制限するための制限１１９１
が国体１と円筒カム２との間に設けられている。

従って、円筒カム２の変倍環７を回転すると、第１レン
ズケース４と第２レンズケース９とは逆方向に移動する
。

ところが、このような構造の場合、変倍比が大きくなっ
て倍率が上がるに従い、第１レンズケース４、第２レン
ズケース９の移動範囲が広が夛、その結果、国体１の長
さが一定の場合、レンズケース４．９の国体１との嵌合
長を短かくせざるをニス、移動途中、レンズケース４．
９の傾れ量が大きくなる。

レンズケース４．９が倒れることによシ結像面上で像が
前後、左右光軸方向に移動する。この傾向は倍率が上る
に従い顕著となり、実体顕微鏡などでは左右光軸の狂い
を生ずる。またこの倒れは光学路収差に悪影響を与える
欠点があった。

光学系を変更し、嵌合長を大きくとることも可能である
が、国体１が長くなシ、装置全体を大聖化せざるを得な
いという欠点があった。

（発明の目的）本発明はこれらの欠点を解決し、小型でかつ光学的諸性
能に悪影響を及ぼさない程度充分に嵌合長を取ることの
できる変倍装置を得ることを目的とする。

（発明の概要）本発明は、１つの円筒カムに２つのカム溝を設け、一方
のカム溝に円筒カムの内周く嵌合した案内棒に一体の第
１連結ピンを外部に突出するよらに嵌合し、他方のカム
溝に円筒カムの外周に嵌合した移動部材に一体の第２連
結ピンを嵌合し、第１連結ピンに２つの変倍用レンズ群
の一方を固定すると共に移動部材に２つの変倍用レンズ
群の他方を固定し、長い嵌合長を確保しつつ変倍レンズ
群の一方を変倍レンズ群の他方くできるだけ近づけるた
めに、移動部材と第１連結ピンとの干渉を避ける逃げ溝
を移動部材に設けたことを特徴とする。

（実施例）第１図は本発明の第１実施例であって、第２図は第１図
の主要部分の外観斜視図である。国体１には同筒カム２
が変倍環７、軸受１０を介してピボットｌｌａ、ｌｌｂ
によって回転可能に取付けられている。円筒カム２には
２つのカム溝２ａ１２ｂが設けられ、カム溝２ｂは内側
から外側に貫通して形成されている。円筒カム２の外周
にはレンズケース４が、内周忙は案内棒３が摺動可能に
嵌合している。

レンズを−ス４には連結ピン５が固定され、連結ビ１５
の先端はカム＃２ａに嵌合している。案内棒３には連結
ピン６が固定され、連結ピン６はカム溝２ｂを貫通して
レンズケース９に固設されている。レンズケース４の一
部には、第２レンズ群Ｌｓが第１レンズ群Ｌｍに接近し
たとき、連結ピン６とレンズケース４が干渉しないよう
逃げ＃４ａが設けられている。

また、円筒カム２ｔ−回転させたときレンズケース４．
９が回転しないよう、１体１に固設した回転止め用丸棒
８にレンズケース４．９の一部が係合している。

変倍３ＪＩ７を廻すと、前述のようにレンズケース４．
９は丸棒８によシ回転止めされているので、連結ピン５
と連結ピン６はカム溝２ａＮ２ｂに沿って移動しレンズ
ケース４．９は上下動する。この際、逃げ溝４ａのため
に、案内棒３はレンズケース４の内側に入シ込むことが
でき、その分嵌合長を長くとれるので全長を短くでき、
また、変倍用の第１レンズ群ムと第２レンズ群ムを十分
接近させることができる。

なお、連結ピン６とレンズケース９は一体化し案内棒３
に固定しても差使えない。

第３図から第６図は本発明を内科系実体顕微鏡の結像系
に応用した第２実施例を示し、第３図は断面図、第４図
は第３図のＡ−４断面図、第５図はＢ−Ｂ′断面図、第
６図はＣ−Ｃ’断面図である。

また、第７図、第８図は第２実施例の主要部分の外観斜
視図である。国体１には円筒カム２が変倍環７、軸受１
０を介して、ピボットｌｌａ、１１ｂにより回転可能に
取付けられている。

円筒カム２の外周には、カムフォロアー４′カ摺動可能
に嵌合しており、カム７＃ロアーイの両脇にはレンズケ
ース１２ａ、１２ｂを連動させて光軸方向へ移動させる
ためのピン溝４’ａｓ＋’ｂが設けられている（第４図
）。

円筒カム２の内周には案内棒３が摺動可能に嵌合してお
シ、案゛内棒３には連結ピン６を介して力Ａ７オロアー
９′が固設されている。カム７＃ロア９′の両脇には可
動レンズケース１５ａ、１５ｂを連動させて光軸方向へ
移動させるためのピン溝９′ａ、９’ｂが設けられてい
る（第５図）。

カムフォロアー４’、９’は国体１に固設された丸棒８
によシ回転止めされている（第４図、第５図鬼一方、レ
ンズケース１２ａ、１２ｂは、内斜角だけ傾けて国体１
に固設された案内棒１３ａ、１３Ｃに嵌合すると共に、
係合ピン１４　ａ、　１４　ｂが各々カムフォロアー４
′のピン溝４’ｌＬ％４’ｂに係合し、かつ、案内棒１
３ｂ、１３ｄに突起１２ａ′、１２ｂ′が係接して回転
止めが行なわれている。図には示していないが、レンズ
ケース１２ａ、１２ｂは実際には互いにばねによって引
っ張られておシ、従って、レンズケース１２ａ、１２ｂ
の突起１２　ａｌｌ　２　ｂ′ハ常１ｃ案内棒１３　ｂ
、　１３　ｄＫ係接シている。レンズケース１２ａ１１
２ｂが案内棒１３ａ１１３ｃに沿って上下動すると、案
内棒１３　ａｓ　１３　ｃが内斜角だけ傾けて設けられ
ているため、レンズケース１２ａ、１２ｂは横移動する
が、カムフォロアー４′のピン溝４′ａ、４’ｂは、レ
ンズケース１２ａ１１２ｂのこの横移動を許容し、かつ
レンズケース１２ａ、１２ｂを案内棒１３ａ、１３ｃＫ
沿って移動せしめるようく形成されている。

また、レンズケース１５ａ、１５ｂは内斜角だけ傾けて
国体１に固設された案内棒１３ｂ、１３ｄに嵌合すると
共に、係合ピン１４ｂ１１４ｄが各々カム７ｔロアー９
′のピン溝９’　ａ　ｓ　９’　ｂ　Ｋ係合し、かつ、
案内棒１３＆、１３ｃＫ突起１５ａ′、１５ｂが係接し
て回転止めが行なわれている。レンズケース１５ａ、１
５ｂも不図示のばねによって互いに引っ張られておシ、
従ってレンズケース１５ａ１１５ｂの突起１５ａ′、１
５６は常に案内棒１３　ａ　１１３　ｃに係接している
。そしてカム７オロアー９′のピン溝９’　ａ　ｓ　９
’ｂは、レンズケース１５ａ１１５ｂの案内棒１３ｂ、
１３ｄに沿ったＳ千上下移動に伴なう横移動を許容するように形成されてい
る。そして、レンズケース１２ａには突起１５ａ′の移
動を許容するための逃げ溝が、また、レンズケース１５
ａＫ：は突起１２ａ’の移動を４容する逃げ溝が＠８図
のように設けられている。図には示していないが、レン
ズケース１２ｂと１５ｂＫも同様の逃げ溝が設けられて
いる。

このように構成されているから、変倍３ｉ１７を回転す
ると円筒カム２が回転し、従って、カム溝２ａ、２ｂ１
連結ピン５．６を介してカムフォロアー４′、９′が上
下動する（カムフォロアー４′、９′は丸棒８によって
回転止めがなされている）。カムフルロアー４′の上下
動は、ピン溝４’ａｔ　４’ｂ１ｇ’ｔ’１９’ｂ％係
合ピｙ１４ａ、１４０％　１４ｂｔ１４ｄを介して、レ
ンズケース１２ａｔ　　１２ｂ、１５ｍ、１５ｂＫ伝達
され、レンズケー−Ｘ１２！Ｌ％１２ｂ１１５ａ、１５
ｂは案内棒１３ａ、１３ｃ、１３ｂ、１３ｄＫ沿って上
下動される。レンズケース１２ｍと１５ａ、しｙスケー
ス１２ｂ、１５ｂが接近すると、案内棒３はカムフォロ
アー４′の内側に入シ込むと共に１連結ピン６はカム７
オロアー４′の逃げ溝４’ａのため忙カムフォロアー４
′と干渉することはない。

従って、カムフを口°アー４′と案内棒３の嵌合の方向
を互いに干渉する方向に取ることができるので、充分な
嵌合長を確保しつつ全長をコンパクトにすることができ
る。

なお、第４図、第５図、第６図、第８図のレンズ群１ｔ
Ｉ、Ｌ’茸、Ｌ’ｓ　、Ｌ−はレンズ群りｈｔ倉、ム、
ｔ４　　に対応するものである。

また、実際の観察は、例えば第６図の結像レンズ群Ａｔ
　、Ａ＋の上方に配設した像回転プリズムと接眼レンズ
を介して行なわれる。

（発明の効果）以上のように本発明の変倍装置によれば、移動するレン
ズケースの嵌合長を充分に確保することがｃｉｌｉであ
シかつ装置全体の大きさをコンパクトすることができる
。

更に本発明の変倍装置を実体顕微鏡の変倍装置として使
用すれば、変倍比（ズーム比）を上げてもコンパクトで
、かつ、倍率を上げても変倍レンズ群を安定に移動させ
ることができるので、性能の安定した実体顕微鏡を作る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による変倍装置の第１実施例の断面図、
輌２図は第１図の主要部の斜視図、第３図は本発明の第
２実施例の断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ′断面図、
第５図は第３図のＢ−Ｂ′断面図、第６図は第３図のｃ
　−ｃ’断面図、第６図は第３図の主要部分の斜視図、
第８図は第６図の主要部分の斜視図、第９図は従来の装
置の断面図である。（主要部分の符号の説明）Ａｓ、ｔ−・・・・・・第１レンズ群、Ｌｌ、ｔ−・・
・・・・第２レンズ群、１・・・・・・国体、２・・・
・・・円筒カム、２ａ１２ｂ・・・・・・カム溝、３・
・・・・・案内棒、４．９．１２＆、１２　ｂ、　１５
　ａ、　１５　ｂ−−−・−レンズケース、４．９′・
・・・・・カムフォロアー、４＆ｓ　４＆・・・・・・
逃げ溝、５．６・・・・・・連結ピン、４’ａ１４’ｂ
、　９’ａ、　９　ｂｌ・・・・・・ピン溝、１４ａ、
１４ｂ１１４ｃ、　　１４ｄ・・・・・・係合ピン。出願人　　日本光学工業株式会社代理人　　　渡　　辺　　隆　　男く　　　　　　　　　　　ｒ− く　　　　　　　　　ロ手続補正書（加り昭和６０年　３月１２日

Claims

【特許請求の範囲】第１レンズ群と、第２レンズ群とを光軸方向へ移動させ
ることによって変倍を行なう装置において、少くとも一
方が内側から外側に貫通して形成された２つのカム溝を
有する円筒カムと、前記円筒カムの内周に嵌合する案内
棒と、前記案内棒に固定されると共に、前記一方のカム
溝を貫通して前記第２レンズ群に結合した第１連結ピン
と、前記円筒カムの外周に嵌合すると共に、前記第１レ
ンズ群と一体に設けられた可動部材と、前記可動部材に
一体でかつ前記２つのカム溝の他方に、嵌合する第２連
結ピンと、を有し、前記第１レンズ群と前記第２レンズ群とが接近したとき
に、前記第１連結ピンと前記可動部材との干渉を避ける
ために、前記可動部材に前記第１連結ピンの移動を許容
する逃げ溝を設けたことを特徴とする変倍装置。