JPS61115664A

JPS61115664A - 注湯装置

Info

Publication number: JPS61115664A
Application number: JP23623484A
Authority: JP
Inventors: Jiro Nakagawa; 中川　二郎; Takami Yamaguchi; 山口　隆巳; Hiromichi Yamada; 山田　広道; Toru Miyamura; 宮村　徹; Masanobu Hashimoto; 橋本　昌信
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1984-11-09
Filing date: 1984-11-09
Publication date: 1986-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ。発明の目的（１）産業上の利用分野本発明は、鋳型に溶湯を注入するための注湯装置に関す
る。

（２）従来の技術従来、溶解炉より取鍋に溶湯を汲取り、その取鍋を傾動
させなから溶湯を鋳型に注入する場合取鍋の注湯口が円
弧を描いて移動するように構成されている。また取鍋を
傾動させるだめの駆動源が取鍋の下方または側方、ある
いは溶解炉の近傍に配設されている。

（３）発明が解決しようとする問題点前記のように取鍋の注湯口が円弧を描いて移動すると、
鋳型に対する溶湯の注入落差が変化するため溶湯に空気
が巻込まれ易いという問題がある。

また前記のような位置に駆動源を配設すると、その駆動
源が溶湯の発生する高熱および溶湯の飛沫によって損傷
を受け、その作動に支障を来たすといった問題もある。

本発明は上記に鑑み、鋳型に対する溶湯の注入落差を一
定に保ち、また１駆動源を溶湯から保護し得るようにし
た前記注湯装置を提供することを目的とすφ。

Ｂ。発明の構成（１）問題点を解決するための手段本発明は、支持体と、該支持体に上下に揺動自在に支持
されるリンク機構と、該リンク機構と駆動源とを連結す
る作動ロッドと、前記リンク機構に吊下される取鍋とを
備え、前記駆動源の作動により前記作動ロッドおよびリ
ンク機構を介して前記取鍋を傾動できるようにした注湯
装置であって、前記リンク機構は前記取鍋をそれの注湯
口を支点として傾動させる平行リンクにより構成される
ことを特徴とする。

また第２発明は、支持体と、該支持体に上下に揺動自在
に支持されるリンク機構と、該リンク機構と駆動源とを
連結する作動ロッドと、前記リンク機構に吊下される取
鍋とを備え、前記駆動源の作動により前記作動ロッドお
よびリンク機構を介して前記取鍋を傾動できるようにし
た注湯装置であって、前記リンク機構は前記取鍋をそれ
の注湯口を支点として傾動させる平行リンクにより構成
され、前記駆動源は前記リンク機構の上方に配設される
ことを特徴とする。

（２）作　用駆動源により平行リンクよりなるリンク機構および作動
ロッドを介して取鍋を傾動させると、取鍋はその注湯口
を支点として傾動するので、鋳型に対する溶湯の注入落
差が一定に保たれる。

また駆動源をリンク機構の上方に配設すると、駆動源が
取鍋および溶解炉から遠去かるので、駆動源が溶湯の発
する高熱および溶湯の飛沫により損傷を受けることがな
い。

（３）実施例第１〜第４図において、注湯装置１はマニプレータ２に
連結されて上下および左右方向に移動し得るように構成
され、その装置１は溶湯汲取り時には溶解炉３の上方に
位置し、また鋳型に溶湯を注入する注湯時鈍は溶解炉３
の上方より鋳型の近傍へ移動するようになっている。

注湯装置１は以下のように構成される。

その装置１の支持体４はマニプレータ２に取付けられ、
その支持体４の下面には垂直ブラケット５の上端部が溶
接により固定される。垂直ブラケット５の中間部には第
１傾斜リンク６１の下端部がピン７、を介して枢着され
、また垂直ブラケット５の下端部には第１１頃斜リンク
６□と平行で且つそのリンク６、よりも長い第２傾斜リ
ンク６゜の下端部がピン７、を介して枢着される。第１
傾斜リンク６１の上端部および第２１頃斜リンク６２の
中間部には、垂直ブラケット５と平行な第１垂直リンク
５．の上端部および中間部がピンγ３　。

γ４を介してそれぞれ枢着される。

これら垂直ブラケット５、第１垂直リンク５１および第
１．第２傾斜リンク６１，６□は第１平行リンクＬ１を
構成する。

第２傾斜リンク６２の上端部には第１垂直リンク５１　
と平行な第２垂直リンク５□の上端部がピン１．を介し
て枢着され、また第１および第２垂直リンク５１．５□
の下゛端部には第２Ｗｉ斜リンク６２と平行な第３傾斜
リンク６３の下端部および上端部がピン１６　、γ７を
介してそれぞれ枢着される。

これら第１．第２垂直リンク５１．５２および第２．第
３傾斜リンク６□　、６．は第２平行リンクＬ２を構成
する。

前記第１および第２平行リンクＬ１　、Ｌ、は、支持体
４に上下に揺動自在に支持されるリンク機構りを構成す
る。

支持体４の一端に取付けられたブラケット８には、駆動
源としての正逆転可能なモータ９と一体のブラケット１
０が前記ビンＴ８等と平行なピンＴ８を介して揺動自在
に支持される。モータ９から斜め下方に延出する作動ロ
ッド１１の下端部はピン１．を介して第２傾斜リンク６
□の上端に枢着され、この作動ロッド１１によりモータ
９とリンク機構りが連結される。作動ロッド１１は、上
端部に所定の長さに亘ってねじラック部１２を有するロ
ッド本体１１αと、そのロッド本体１１αの回転を許容
し得るようにその本体１１αに連結されて第２傾斜リン
ク６２の先端部に枢着される連結部１１ｂとよりなる。

ねじラック部１２には第４図に示すようにモータ９によ
り回転駆動されるねじ歯車１３が噛合する。

作動ロッド１１はモータ９の正転によりねじ歯車１３お
よびねじラック部１２を介してモータ９からの突出長さ
が増すように前進し、これにより第２傾斜リンク６２が
ピン１□を中心に垂直ブラケット５に対する傾斜角θを
広げるように揺動するので、第１および第２平行リンク
Ｌ、、Ｌ２が下方へ揺動し、一方作動ロツド１１はモー
タ９の逆転によりねじ歯車１３およびねじラック部１２
を介してモータ９からの突出長さが減るように後退し、
これにより第２傾斜リンク６、がピンＴ２を中心に垂直
ブラケット５に対する傾斜角θを狭めるように揺動する
ので、第１および第２平行リンクＬ１　、Ｌ２が上方へ
揺動する。１４は作動ロッド１１の上端部に固着された
ストッパである。

第３傾斜リンク６、は、その長さ方向中央部に雌ねじ筒
１５を有し、その雌ねじ筒１５に取鍋１６の外周面に取
付けられたねじ棒１γが螺合され、そのねじ棒１γに螺
合された一対のナラ１−１８．。

１８２によって雌ねじ筒１５の両端を挟着することによ
り取鍋１６が第３傾斜リンク６３に吊下される。

取鍋１６の注湯口１６αは、垂直ブラケット５における
第１および第２傾斜リンク６、．６．のピン７１．７．
の中心を結ぶ鉛直線の延長線り。

と、第３傾斜リンク６３のピンγ１，１７の中心を結ぶ
直線の延長線Ｌ２との交点Ｏに位置するように配設され
る。

第３１頃斜リンク６３に対する取鍋１６の取付角度は、
作動ロッド１１が前進端にあって第１および第２平行リ
ンクＬ１　、Ｌ２が最も下方へ揺動したとき、取鍋１６
が水平となり、一方作動ロッド１１が後退端にあって両
平行リンクＬ１　、Ｌ、が最も上方へ揺動したとき、取
鍋１６が最も傾動した状態となるように設定されている
。

前記モータ９は第１および第２平行リンクＬ１゜Ｌ２の
上方に配設されているので、溶解炉３および取鍋１６か
ら上方へ遠去った位置にある。

次に前記注湯装置１による注湯作業について説明する。

取鍋１６により溶解炉３の溶湯Ｍを汲取るときには、モ
ータ９を正転させて作動ロッド１１をモータ９より前進
させる。これにより第１および第２平行リンクＬ１　、
Ｌ、が下方へ揺動し、作動ロッド１１が前進端に至ると
、第１図実線示のように両平行リンクＬ１．Ｌ２が下方
への揺動端に至り、取鍋１６は水平な溶湯汲取り位置に
保持される。

そこで、マニプレータ２により取鍋１６を下降させてそ
れに溶湯Ｍを汲取り、次いで取鍋１６を上昇させる。

ソノ後マニプレータ２により注湯装置１、したがって取
鍋１６を第５図（α）に示すように鋳型１日の近傍に移
動させ、モータ９を逆転させて作動ロッド１１をモータ
９側に後退させる。これにより第１および第２平行リン
クＬ１　、Ｌ、が上方へ揺動するので取鍋１６が傾動を
開始し鋳型１９に溶湯Ｍが注入される。作動ロッド１１
が後退端に至ると、第５図（ｂ）および第１図鎖線示の
ように両平行リンクＬ１　、Ｌ、が上方への揺動端に至
り、取鍋１６は最も傾動した注湯終了位置に保持される
。

この注湯中、取鍋１６はその注湯口１６αを支点として
傾動するので、鋳型１９に対する溶湯の注入落差は変化
せず、したがって溶湯Ｍに対する空気の巻込みが僅少と
なる。またモータ９は取鍋１６および溶解炉３より上方
へ遠去っているので、モータ９が溶湯Ｍの発する高熱お
よび溶湯、Ｉｆの飛沫によって損傷を受けることがない
。

その後、モータ９を正転させれば取鍋１６は水平な溶湯
汲取り位置に復帰し、次の注湯作業に備えられる。

Ｃ０発明の効果本発明によれば、支持体、その支持体に支持される平行
リンクよりなるリンク機構および駆動源とリンク機構間
を連結する作動ロッドといった簡単な構成要素を用い、
取鍋をその注湯口を支点として傾動させるようにしたの
で、鋳型に対する溶湯の注入落差が一定となり、したが
って溶湯に対する空気の巻込みを僅少にすることができ
る。

また、第２発明によれば、前記効果に加えて駆動源が溶
解炉および取鍋より遠去っているので、駆動源が溶湯の
発する高熱および溶湯の飛沫によって損傷を受けること
がないといった利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体の
正面図、第２図は要部の斜視図、第３図は第１図■−■
線断面図、第４図は第１図ｒＶ−ｒＶ線から見た場合の
ねじ歯車と作動ロッドにおけるねじラック部との噛合関
係を示す拡大図、第５図（α）。（ｈ）は注湯作業の説明図である。Ｌ・・・リンク機構、Ｌ、、Ｌ、・・・第１．第２平行
リンクド・・注湯装置、４・・・支持体、９・・・駆動源とし
てのモータ、１１・・・作動ロッド、１６・・・取鍋、
１６ａ・・・注湯口、１９・・・鋳型特許出願人　本田技研工業株式会社代理人弁理士　落　　合　　　　　　韓・−−；！Ｈ１
ニー１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）支持体と、該支持体に上下に揺動自在に支持され
るリンク機構と、該リンク機構と駆動源とを連結する作
動ロッドと、前記リンク機構に吊下される取鍋とを備え
、前記駆動源の作動により前記作動ロッドおよびリンク
機構を介して前記取鍋を傾動できるようにした注湯装置
であつて、前記リンク機構は前記取鍋をそれの注湯口を
支点として傾動させる平行リンクにより構成されること
を特徴とする注湯装置。
（２）支持体と、該支持体に上下に揺動自在に支持され
るリンク機構と、該リンク機構と駆動源とを連結する作
動ロッドと、前記リンク機構に吊下される取鍋とを備え
、前記駆動源の作動により前記作動ロッドおよびリンク
機構を介して前記取鍋を傾動できるようにした注湯装置
であつて、前記リンク機構は前記取鍋をそれの注湯口を
支点として傾動させる平行リンクにより構成され、前記
駆動源は前記リンク機構の上方に配設されることを特徴
とする注湯装置。