JPS6111513Y2 - - Google Patents

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JPS6111513Y2
JPS6111513Y2 JP1979165391U JP16539179U JPS6111513Y2 JP S6111513 Y2 JPS6111513 Y2 JP S6111513Y2 JP 1979165391 U JP1979165391 U JP 1979165391U JP 16539179 U JP16539179 U JP 16539179U JP S6111513 Y2 JPS6111513 Y2 JP S6111513Y2
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pump
bearing
bearing body
crankshaft
storage chamber
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JP1979165391U
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JPS5681179U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、圧縮機、詳しくはハウジング内の
クランク室にクランク軸を内装し、該クランク軸
を前記ハウジングに設ける軸受体を介して支持す
ると共に、前記クランク軸の軸端にインナーロー
タとアウターロータとから成る油ポンプを取付け
た圧縮機に関する。
一般的な圧縮機においては、前記クランク軸の
軸端に油ポンプを備え、該ポンプにより前記クラ
ンク室内の潤滑油を吸上げて、前記クランク軸の
軸受体及び該クランク軸に連接するピストンの連
接部などに給油すべくしている。
所で前記ポンプを格納するのに従来では、前記
軸受体の内部でクランク軸の軸受部外方位置にポ
ンプ格納室を形成し、該格納室に前記ポンプを一
体状に組込むと共に、前記軸受体の軸心部にポン
プ駆動軸のボス部を形成し、該ボス部に前記クラ
ンク軸の端部に連結した駆動軸を支持して、この
駆動軸により前記ポンプを回転駆動させるべくな
す一方、前記格納室におけるポンプの外方位置に
逆転リテイナを内装して、前記軸受体の外部に前
記リテイナを覆うカバーを取付けるようにしてい
る。
従つて、前記ポンプが摩耗したような場合、従
来では前記ポンプが軸受体内に組込まれているた
め、この軸受体を前記ハウジングかに取外して、
軸受体ごと廃棄する必要があつて、非常に無駄で
あり、しかも前記軸受体にはクランク軸の軸受部
とポンプ駆動軸を支持するボス部及びポンプを格
納するポンプ格納室を形成しているため、前記軸
受体の内部構造が複雑となつて鋳造で成型する場
合、その成型金型が複雑となると共に鋳造も面倒
で高価となり、その上前記軸受体には軸受部とボ
ス部との2箇所に軸受の挿入加工が面倒であるな
どの問題がある。
本考案は以上の問題点に鑑みて考案したもの
で、油ポンプ及び該ポンプを格納する格納室周り
が摩耗しても軸受体を取換えることなく、前記ポ
ンプや、前記格納室の構成部品を取換えるだけで
保守ができ、保守経費の低減化が可能であり乍
ら、しかも、油ポンプを組込むことによるシール
構造も簡単にでき、また前記軸受体の鋳造及び軸
受の挿入加工が簡単にできる圧縮機を提供するも
のである。
さらに詳しくは、軸受体8の軸受孔12を貫通
して、この軸受孔12の内側に軸受13を介して
前記クランク軸9を支持し、かつ、前記軸受孔1
2の外側にポンプ組付空間Sを形成すると共に、
前記油ポンプ16の格納室14をもち、この格納
室14を、前記油ポンプ16を組込可能に開放し
たカバー15を形成して、該カバー15を、前記
格納室14の開放側が前記ポンプ組付空間Sに向
かう如く前記軸受体8の外側に取付ける一方、前
記空間Sに、油通路19,20を備え前記格納室
14の開放側を閉鎖し、かつ、前記油ポンプ16
の駆動軸17を支持するリテイナ18及び該リテ
イナ18を前記ポンプ16側に押圧するばね27
を取付けたものである。
以下本考案を図面に示す実施例によつて説明す
る。
第1図は半密閉多気筒形の圧縮機を示し、該図
中1は圧縮機のハウジングであつて、このハウジ
ング1はクランク室2をもつクランクケース3
と、内部に軸受体4を接けた軸受ケース5、並び
にモータ室6をもつモータケース7とから成り、
前記クランクケース3の一側部に軸受ケース5を
連結し、かつ該ケース5の側部に前記モータケー
ス7を連結して内部を気密状に構成している。そ
して、前記クランク室2内には、前記軸受ケース
5の軸受体4と、前記クランクケース3の外側壁
に設ける軸受体8とを介してクランク軸9を支持
し、このクランク軸9に複数本のコンロツド10
を、2本一組として複数組周方向に放射状に連接
すると共に、前記クランクケース3にはピストン
と対応する複数個のシリンダライナー11を設け
ている。
しかして本考案における前記軸受体8は、その
中心部に軸受孔12を貫通形成するのであつて、
この軸受孔12の内側に軸受13を介して前記ク
ランク軸9の一端を支持させるのであり、又、前
記軸受孔12の外側にポンプ組付空間Sを形成す
るのである。
そして、インナーロータ16aとアウターロー
タ16bとから成る油ポンプ16の格納室14を
もち、この格納室14を、前記油ポンプ16を組
込可能に開放したカバー15を形成して、該カバ
ー15を、前記格納室14の開放側が、前記ポン
プ組付空間Sな向かう如く前記軸受体8の外側に
ボルト手段などで取付け、前記格納室14に前記
油ポンプ16を一体状に組込むと共に、前記クラ
ンク軸9の軸端に一体回転可能に連結した駆動軸
17を前記ポンプ16のインナーロータ16a内
に挿嵌させて、前記クランク軸9に伴なう駆動軸
17の回転により前記ポンプ16を作動させるべ
くなすのであり、その上前記ポンプ組付空間Sに
油通路19,20を備え前記格納室14の開放側
を閉鎖し、かつ、前記油ポンプ16の駆動軸17
を支持するリテイナ18及び該リテイナ18を前
記ポンプ16側に押圧するばね27を取付け、前
記駆動軸17の中間部を前記リテイナ18に支持
するのである。
尚、前記駆動軸17の外側端は前記カバー15
の軸心内側部に設ける軸受部15aにより支持す
べくなす。
又前記逆転リテイナ18は、第2及び第3図に
明らかな如く、前記ポンプ16の低圧及び高圧域
に連通する2本の平行な前記油通路19,20を
形成しており、また前記軸受体8の外周壁部内に
は、前記クランク室2の底部に連通管21を介し
て連通する吸油路22と、前記クランク軸9に形
成した潤滑路23に連通する吐出路24とを開設
していて、前記ポンプ16の低圧域に連通される
一方の油通路19を前記吸油路22に、かつ他方
油通路20を前記吐出路24にそれぞれ附合連通
させて、前記クランク室2内の潤滑油を前記クラ
ンク軸9の潤滑路23に供給し、該潤滑路23か
ら前記コンロツド10の連接部及び前記軸受体4
などに給油すべくしている。
また前記逆転リテイナ18には、その軸心を中
心とする長孔25を形成し、この長孔25に前記
カバー15からピン26を突入させており、この
長孔25とピン26とによりクランク軸9の正逆
回転時におけるリテイナ18の回転確度を規制す
べくしている。
尚、30は前記クランクケース3の上部に取付
けるヘツドカバーで、このカバー30により、吸
入チヤンバー28を形成すると共に、吐出チヤン
バー29を形成している。又31は吸入弁、32
は吐出弁であり、33はアンローダ弁である。
また34は前記モータ室6に内装する回転子3
4aと固定子34bとから成るモータであり、3
5は、このモータ室6の外側壁に設ける吸入口で
ある。
本考案の圧縮機は以上の構成としたものであ
り、前記油ポンプ16に摺接する前記格納室14
の内面が摩耗したような場合には、前記ポンプ1
6を格納したカバー15をポンプ16ごと取外
し、前記カバー15を取換えることにより容易に
保守が行なえるのである。即ち、前記軸受体8に
は、ポンプ16と接触する摩耗部分がないので、
前記軸受体8が摩耗することはなく、単に前記カ
バー15を取換えるだけで、その保守が行なえ、
前記軸受体8を半永久的に使用できるのである。
又、前記カバー15と軸受体8との対向面間の
みをシールすればよいので、油ポンプ16を組込
むことによるシール構造を簡単にできるのであ
る。
以上説明した如く本考案では、軸受体8の軸受
孔12を貫通して、この軸受孔12の内側に軸受
13を介して前記クランク軸9を支持し、かつ、
前記軸受孔12の外側にポンプ組付空間Sを形成
すると共に、前記油ポンプ16の格納室14をも
ち、この格納室14を、前記油ポンプ16を組込
可能に開放したカバー15を形成して、該カバー
15を、前記格納室14の開放側が、前記ポンプ
組付空間Sに向かう如く前記軸受体8の外側に取
付けたから、油ポンプ16又は該ポンプ16を格
納する前記格納室14内面が摩耗しても、従来の
如く軸受体8を廃棄することなく、ポンプを格納
したカバー15だけを廃棄して取換えれば良いの
であり、従つて圧縮機の保守経費を低減させるこ
とができる。
しかも、本考案では、前記軸受体18のポンプ
組付空間Sに、油通路19,20を備え、前記格
納室14の開放側を閉鎖し、かつ、前記油ポンプ
16の駆動軸17を支持するリテイナ18及び該
リテイナ18を前記ポンプ16側に押圧するばね
27を取付けたから、油ポンプ16を格納したカ
バー15を軸受体8の外側に取付けた場合、これ
らカバー15の軸受体8との対向面間のみをシー
ルすればよいのである。このため、油ポンプ16
を組込むことによるシール構造を簡単にでき、そ
れだけ楽にシールでき、ポンプの組込み作業能率
を向上できるのであり、又、保守点検時のシール
も楽にできるのである。
又、従来の如く軸受体8内にクランク軸9の軸
受部と駆動軸17を支持するボス部とを設ける必
要がなく、従つて、軸受体8の内部構造を簡素化
でき、該軸受体8の鋳造時複雑な金型や中子を用
いなくともすみ、鋳造を簡単に行なえ、安価に成
形できるのである。
又、本考案では、軸受体8に1本の軸受孔12
を貫通形成しているため、該軸受孔12への軸受
13の挿入加工が容易にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案圧縮機の縦断面図、第2図は同
要部の拡大断面図、第3図はそのリテイナ部分の
側面図である。 1……ハウジング、2……クランク室、8……
軸受体、9……クランク軸、12……軸受孔、1
3……軸受、14……格納室、15……カバー、
16……油ポンプ、16a……インナーロータ、
16b……アウターロータ、17……駆動軸、1
8……リテイナ、19,20……油通路、27…
…ばね、S……ポンプ組付空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング1内のクランク室2にクランク軸9
    を内装し、前記ハウジング1に取付ける軸受体8
    を介して、前記クランク軸9を支持すると共に、
    前記クランク軸9の軸端にインナーロータ16a
    とアウターロータ16bとから成る油ポンプ16
    を取付けた圧縮機において、前記軸受体8の軸受
    孔12を貫通して、この軸受孔12の内側に軸受
    13を介して前記クランク軸9を支持し、かつ、
    前記軸受孔12の外側にポンプ組付空間Sを形成
    すると共に、前記油ポンプ16の格納室14をも
    ち、この格納室14を、前記油ポンプ16を組込
    可能に開放したカバー15を形成して、該カバー
    15を、前記格納室14の開放側が前記ポンプ組
    付空間Sに向かう如く前記軸受体8の外側に取付
    ける一方、前記空間Sに、油通路19,20を備
    え前記格納室14の開放側を閉鎖し、かつ、前記
    油ポンプ16の駆動軸17を支持するリテイナ1
    8及び該リテイナ18を前記ポンプ16側に押圧
    するばね27を取付けたことを特徴とする圧縮
    機。
JP1979165391U 1979-11-28 1979-11-28 Expired JPS6111513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979165391U JPS6111513Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28

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JP1979165391U JPS6111513Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28

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Publication Number Publication Date
JPS5681179U JPS5681179U (ja) 1981-07-01
JPS6111513Y2 true JPS6111513Y2 (ja) 1986-04-11

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ID=29676305

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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4033394Y1 (ja) * 1964-10-21 1965-11-22
JPS4913712A (ja) * 1972-05-17 1974-02-06
JPS504243U (ja) * 1973-05-11 1975-01-17

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JPS5681179U (ja) 1981-07-01

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