JPS6111216Y2 - - Google Patents

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JPS6111216Y2
JPS6111216Y2 JP3712982U JP3712982U JPS6111216Y2 JP S6111216 Y2 JPS6111216 Y2 JP S6111216Y2 JP 3712982 U JP3712982 U JP 3712982U JP 3712982 U JP3712982 U JP 3712982U JP S6111216 Y2 JPS6111216 Y2 JP S6111216Y2
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heat storage
storage chamber
bricks
construction
construction board
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JP3712982U
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、とくに熱風炉の蓄熱室を不定形耐火
物で流し込み施工するための装置に関し、従来の
レンガ積み施工より大巾に省力化するとともに、
蓄熱室の寿命を延ばし、長期間安定した操業をす
ることを目的とするものである。
従来、熱風炉の蓄熱室はシヤモツトレンガで構
築した外周壁と弧状の中仕切壁とで囲まれた水平
断面がほぼ欠円状の空間内に、あらかじめクレー
ンで運び込んだ蜂巣状のチエツカーレンガを、作
業員が手で1個づつ25〜30mの高さに積み上げて
構築していた。しかし、この方法では、多数の
均一な形状および寸法のレンガを準備しなければ
ならないので、原料から焼成までの製造管理を極
度に厳重にする必要があり生産性が低下する。
多くの作業員が狭い炉内で寸法と寸法のチエ
ツカーレンガとを適当に組合せ、上下の燃焼ガス
孔をまつすぐ連通させて構築しなければならない
ので、作業能率が低く工期が長くなる。外周壁
および中仕切壁と接触する周辺部のチエツカーレ
ンガは、そのほとんどを切断加工して隙間なく施
工する必要があるために、作業がいつそう煩雑に
なり構造的にも弱くなる。よつて、稼動中にその
部分が破損して燃焼ガス孔が閉塞され、高温の燃
焼ガスがスムースに通過できなくなるので、蓄熱
室全体としての熱効率が著しく低下し、操業に支
障をきたすなどの問題があつた。
これに対して、あらかじめ炉外で燃焼ガス孔を
上下に通して数段積み上げたのち、吊上板に所要
の間隔で下向きに設けた、ほぼL字状の吊上棒を
孔の上方からさし込み、機械的に回してその下端
のカギ部を孔の下側にひつかけ、大型のブロツク
としたものを、炉内に運搬し所定の場所に載置す
る『熱風炉ギツター煉瓦積方法』(特開昭51−
67203号公報)が提案されている。
しかし、このような方法でもやはり従来と同様
に、寸法精度の高いチエツカーレンガを準備しな
くてはならないし、外周壁などに接触するレンガ
は前記のように加工しなければならないので従来
の問題点が完全には解決されていない。
本考案者は、このような問題を解決するため
に、種々研究した結果、わずかの人員によつて複
雑な形状の蓄熱室を短期間で流し込み施工できる
簡易な施工装置を完成したものであつて、その要
点は、垂直方向に多数の挿入孔を設けた施工盤を
昇降自在に吊下げ、その挿入孔に所望の形状およ
び長さの管状体などを差し込んで固着するととも
に、ほぼ中央に周知の混練装置を載設し、さらに
外周部に油圧シリンダーなどの固定装置を放射状
に装着した構成とし、上方から蓄熱室の空間内に
降下させてセツトしたのち、施工盤の材料投入口
から不定形耐火物を下側のパイプの間に投入、振
動充填し、硬化後所要の高さだけ施工盤を上昇さ
せ管状体を引き上げることによつて、蓄熱室の蜂
の巣状の巣構造を下部から上部へと一体的に流し
込み施工することができる。
以下に、本考案の一実施例を示す図面にもとづ
いて、詳細に説明する。
第1図において、1は鋼製の施工盤であつて、
平面形状が蓄熱室2より若干小さめのほぼ欠円状
のものであるが、施工する炉の形状に応じて、長
方形、円形など任意に変更できる。また、軽くす
るために、内部は適当な枠組(図示せず)で構成
してあり、その上側には従来のチエツカーレンガ
の燃焼ガス孔とほぼ内じ内径と間隔で多数の孔を
あけた欠円状の鋼板3を溶接してある。4は内径
35〜40mm、長さ200mm程度の鋼製パイプであつ
て、上部を若干のぞかせて、前記の孔にネジ込む
か、溶接してあり、垂直でかつ互いに平行な挿入
孔5を形成している。なお、挿入孔5の間隔は一
般に60mm程度であるが、図示のものは実際よりそ
の間隔を拡げ模式的に示した。6は材料投入口で
あつて、第2図に示すように鋼製パイプ4の間に
1個あるいは必要に応じて適当な間隔で複数個穿
設してある。7は大型の施工盤1をほぼ水平に吊
下げたワイヤーまたはチエーンであつて、盤上か
ら上方のホイストなどの捲上装置(図示せず)を
遠隔操作することによつて任意の高さに昇降およ
び停止できる。管状体または棒状体8(以下単
に、管状体などという)は、外径が35〜40mm、長
さが1.5〜2.5mのまつすぐな、やや肉厚の金属製
(鋼、アルミニウム)、あるいは可燃製(プラスチ
ツク樹脂、紙)のパイプあるいは金属性の棒であ
つて、横断面形状は一般に円形であるが、施工し
ようとする燃焼ガス孔の形状に応じて楕円形、多
角形などの任意のものが使用できる。なお、これ
らの管状体8などは、その表面にあらかじめ油脂
を薄く塗つたのち、施工盤1の上方から挿入孔5
に差し込まれ、ボルトなどの常法によつてぐらつ
かないように固定されている。
9は周知のバツチ式あるいは連続式の混練装置
であつて、施工盤1のほぼ中央に枠台10を介し
て1基または複数基載設してあり、周知の不定形
耐火物11に所要量の水分を添加、混練したもの
を、可撓性のホースまたはシユート12によつ
て、その近辺に設けた材料投入口6へ供給するこ
とができる。13は周知の固定装置であつて、小
型の油圧シリンダーあるいはパンタグラフ状の拡
張機構などを、施工盤1の外周部に放射状に数基
設置してあり、盤上の油圧装置(図示せず)を作
動させ、そのピストンロツドの先端を均等に外周
壁14および中仕切壁15に押しつけ、装置全体
がゆれないように水平に固定するものである。
次に、本考案の装置を使用するには、たとえ
ば、まず、捲上装置を作動し施工盤1を徐々に燃
焼室2の空間に降下せしめあらかじめ、盤の下側
に平行に固着した管状体8(たとえば、外径35
mm、長さ約2mの鋼製パイプ)の下端を、最下部
のレンガ受金物16の孔17にキヤスタブルが洩
れないようにしつかりと差し込んだのち、上記の
ように施工盤1がゆれないように固定装置13に
より水平に固定する。そして、不定形耐火物11
としては周知の粘土質、高アルミナ質、SiC質な
どのキヤスタブルあるいはそれにスチールフアイ
バー(微細な鋼線)を添加したものに、混練装置
9で5〜8重量%の水分を添加、混練したのち、
ホース12を材料投入口6に差し込み下方に投入
する。その後、必要に応じて、管状体8などの上
端に取り付けた小型の振動機18(振巾0.5〜2
mm、振動数3000v.p.m)を短時間作動させるか、
または投入終了後ホース12を抜き取り、長い棒
状の振動機(図示せず)を材料投入口6から不定
形耐火物11中に差し込み、2〜3分間振動させ
るとよい。そして15〜20時間程度そのまま静置
し、キヤスタブルが完全に硬化したら、固定装置
13を縮小させたのち施工盤1を上昇させ、管状
体8などを引き上げると、あとに、内面が平滑で
かつ正確な寸法の燃焼ガス孔が形成される。な
お、その際、パイプを全部引き抜かないで、その
下端を、30〜40mmガス孔の中に残した状態で、施
工盤1を固定し、前記と同様の手順によつて、そ
の上に前記のような不定形耐火物12を流し込
み、さらに必要に応じて同様の操作を多回数くり
かえすと、それぞれ最も適した材料の不定形耐火
物11によつて、蓄熱室2を一体に施工すること
ができる。
なお、管状体8などのうち、可燃性の丈夫な紙
パイプを使用すれば、前記のように不定形耐火物
11が硬化したのち、そのつど、パイプを上方に
引き上げなくても、すべてのボルトをゆるめ施工
盤1だけを所要の高さまで上昇させ、紙パイプを
燃焼ガス孔の中に埋め込んだままにしておくとよ
い。そして、あらかじめ盤上に運搬しておいた同
径の紙パイプ(図示せず)を上方から挿入孔5に
差し込みボルトで締め付けて取付けたのち施工盤
1を降下させ、前の工程で埋設しておいた紙パイ
プと連通したのち同様に不定形耐火物11を流し
込むとよい。
したがつて、本装置は次のような利点を有す
る。
1 複雑な形状の蓄熱室を周知のキヤスタブルな
どで流し込み施工できるので、熱風炉の新設あ
るいは増設に対して、必要以上に寸法精度の高
いチエツカーレンガが不要となり、その分だ
け、耐火レンガの生産性が向上する。
2 従来、多数の従業員がいちいち手でチエツカ
ーレンガの燃焼ガス孔を合せながら積み重さね
ていたが、本装置によればほとんど半分程度の
人員で、一度に1.5〜2.0m(一般のチエツカー
レンガの8〜10段の高さに相当する。)の高さ
に均等に流し込み施工できるので、大巾に省力
化できるとともに工期も約20%短かくなる。
3 外周壁などに接するチエツカーレンガをいち
いち加工する手間が省け、作業が簡略化される
とともに蓄熱室が一体構造となるので、稼動中
に従来のような局部的な損傷がおきない。した
がつて、破片などで燃焼ガス孔が閉塞されない
ので、熱効率が低下せず長期間安定した操業が
できる。
以上詳記したように、本考案の施工装置は、材
料投入口と多数の挿入孔を設けた大型の施工盤を
ワイヤーなどで昇降自在に吊下げ、パイプなどを
それらの挿入孔に差し込んで固着するとともに、
周知の混練装置と固定装置をその盤上に設置した
ものであつて、蓄熱室の蜂の巣構造を不定形耐火
物で流し込み施工して大巾な省力化ができるとと
もに、その寿命を延ばし、長期間安定した操業が
できるなど、多くの優れた利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置によつて熱風炉
の蓄熱室を流し込み施工する場合の要領を示す縦
断面図、第2図は第1図のA−A断面図である。 図中、1……施工盤、5……挿入孔、6……材
料投入口、7……ワイヤー、8……管状体または
棒状体、9……混練装置、13……固定装置であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤー7などで水平かつ昇降自在に吊下げた
    施工盤1に所要の間隔で垂直方向に多数の挿入孔
    5を設け、管状体または棒状体8を差し込んで固
    着するとともに、該施工盤1に少なくとも1個の
    材料投入口6を設け、さらに混練装置9を載設
    し、かつ外周部に固定装置13を放射状に配設す
    ることを特徴とする、蓄熱室の流し込み施工装
    置。
JP3712982U 1982-03-18 1982-03-18 蓄熱室の流し込み施工装置 Granted JPS58140163U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3712982U JPS58140163U (ja) 1982-03-18 1982-03-18 蓄熱室の流し込み施工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3712982U JPS58140163U (ja) 1982-03-18 1982-03-18 蓄熱室の流し込み施工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58140163U JPS58140163U (ja) 1983-09-21
JPS6111216Y2 true JPS6111216Y2 (ja) 1986-04-09

Family

ID=30048527

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3712982U Granted JPS58140163U (ja) 1982-03-18 1982-03-18 蓄熱室の流し込み施工装置

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JPS58140163U (ja) 1983-09-21

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