JPS61110986A - コロナ放電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コロナ放電時のオゾン防止にすぐれたコロナ
放電器に関するものであり、特に電子複写機に使用する
イオン発生用コロナ放電装置の部分品として使用するコ
ロナ放電器に関するものである。

［従来の技術］ 従来、電子複写機等につかわれている、ワイヤー状ある
いは誘電体基板を挾んｒｆｉ電用常用電極導用電極が設
けられた構造等の、コロナ放電器は、放電用電極からコ
ロナ放電を起こし、豊富なイオンを発生させる際に多分
のオゾンが発生した。

〔発明が解決しようとする問題点］ オゾンは極めて酸化力が強いために装置内部において、
絶縁の被覆であるゴムを侵す等の装置に対する悪影響が
あった。

又、毒性を持つオゾンが装置外部に漏洩するという問題
点もあった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、発明の構成として上記の問題点を解決りるた
めに次の様な技術的手段を採用した。

即ち、本発明のコロナ放電器は、 誘電体基板の表面に放電用電極を設け、かつ該放電用電
極に対し上記誘電体基板を間に介して誘電用電極を設【
プたコロナ放電器において、誘電体基板表面に四部を設
け、 放電用電極が上記凹部内にミ上記放電用電極の側端部と
凹部の内側端面との間に間隙を有するように設けられた
ことを特徴とする。

放電用電極の側端部と凹部の内側端面との間に間隙が設
けられているが、この間隙は広い方が放電用電極におけ
るコロナ放電が強（なりイオンの発生が多くなるが、該
間隙が広すぎると発生したオゾンが分解する前に拡散し
てしまう恐れがある。

イオンの発生が多く、オゾンの拡散が少ない範囲は２〜
１０ｍｍが好適である。

誘電体には、有機物として、ポリイミド、ガラスエポキ
シとして用いるエポキシ等の樹脂が使用でき、無機物と
して、高アルミナ、結晶化ガラス、フォルステライト、
ステアタイト等のセラミックを使用することができる。

耐熱性及び強度について要求される場合には、セラミッ
クを誘電体として用いると好適である。

電極材料としては、特に制限がなく通常用いられるもの
を使用することができるが、誘電体としてセラミックを
使用する場合には、焼成工程を必要とするので特にタン
グステン又はモリブデン等の高融点の金属を用いるとよ
い。

又、電極を帯状にし、かつ放電用電極を誘導用電極より
、できるかぎり細くすることによって電界密度が増加し
、より良好なコロナ放電を１りることができる。

さらに、凹部内面などのオゾン濃度が高くなる部分にオ
ゾン分解の触媒作用の強い材料例えば、細粉白金、酸化
鉛（■）、酸化マンガン（ＩＶ　）、酸化銅（ＩＦ）等
による触媒層を設けておくとオゾン分解の能力がより高
くなるので好ましい。

［作用１ オゾンには、特定の波長の光によって光分解されるとい
う性質があり、又この波長の光はコロナ放電時にｈｋ射
される光に含まれている。そのため凹部がオゾンの拡散
を制限し、オゾンの分解を助長する作用をなすものであ
る。

［実施）ζ１１ 本発明の一実施例について第１図の斜視図によって説明
する。ただし第１図の斜視図は説明−１部分的に縮尺を
変えである。

本実施例は約１０ｍｍｘ　３３０ｍｍｘ　ｌ　ｍｎ＋の
誘電体基板１の内部に誘電体ｕ板上面１ａに並行に約８
ｍｍＸ　３３０ｍｍの誘導用電極２を埋設し、誘電体基
板上面１ａにおりる両辺）Ｕのそれぞれの中心を結ぶ一
点鎖線で示した中央線上に幅約Ｑ、２ｍｍの帯状放電用
型！＠３さらにその左右間隙を介して１対の凹部形成体
４．５を設けてコロナ放電器にとしている。

本実施例は例えば下記に述べる方法によって製造される
。

本実施例の製造例について第２図の説明図によって説明
する。

先ず、アルミナ粉末１００！Ｉ！ｆｆ１部に対してマグ
ネシア２重湯部、カルシア２重徂部及びシリカ４型止部
を配合しボールミルで５０〜８０時間湿式粉砕した後、
脱水乾燥させて配合物粉末とした。

この配合物粉末にメタクリル酸イソブチルエステル２重
量部、ニトロセルロース１重量部及びジオクチルフタレ
ート０．５重量部を加え、さらに溶、剤としてトリクロ
ールエチレン、及びｎ−ブタノールを加えてボールミル
で晶合し、流動性ある配合物スラリーとした。この配合
物スラリーを減圧脱泡後、平板上に流し出して、徐熱し
溶剤を発散させて、厚さ０．０５ｍ、ｍ、０．２ｍｍ及
び１ｍＩＩＩの高アルミナグリーンシートとした。

又、１μｍφのタングステン粉末も上記と同様の方法で
厚さ０．０５ｍｍのタングスデングリーンシートとした
。

次に、第２図の如く厚さｉ　ｍｍの高アルミナシ−トを
所定の大きさに切断して下部誘電体基板１８′とし、そ
の上にスクリーン印刷によってタングステンを所定の大
きさに誘導用ＴＸｔ１２”として形成した。さらにその
上から厚さＯｌ：）ｎｍの高アルミナグリーンシートを
上部誘電体基板１＝ｂとして載置圧着して誘電体基板１
を形成し、上記タングステングリーンシートを所定の幅
の帯状に切断したものを、誘電体基板上面１′Ｃの両辺
辺のそれぞれの中心を結ぶ一点幀線で示した中央線上に
放電用心（々３′として載置圧着した。

さらに、上記厚さ１ｍｍの高アルミナグリーンシートを
所定の幅に切断したものを、長辺に沿って長ｉ２２端に
桟置圧竹した。

これらを１４００〜１６００℃の非酸化性雰囲気で焼成
して本実施例のコロナ放電器Ｋを製造した。

このようにして、製造されたコロナ放電器に１に高周波
高電圧（４ＫＶｒ）Ｉ）１０ＫＨｚ）をかけて、コロナ
成型をさせた状態で、コロナ放電器直下でのオゾン吊を
測定した所、約１００　ｐｐｍの濃度であった。

一方、従来のコロナ放電器、即ち本実施例のコロナ放電
器により凹部形成体４．５を取りさったものについても
同条件でオゾンｍを測定したところ約２００　ｐｐｍの
濃度であった。

このように、コロナ放電器に四部を設けたことによって
オゾンの発生量は半減した。

［発明の効果］ 本発明のコロナ放電器は、誘電体基板表面に設けられた
凹部に放電用７１Ｍが設けられているためにオゾンを拡
散前に分解させることができ実質的なオゾン発生量を減
少させることができる。

そのため、装置に対する悪影響をおさえることができ、
又毒性のあるオゾンを装置外部に漏洩させることがない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例におけるコロナ放電器の斜視図、第
２図は第１実施例に４３ける製造例の説明図である。 Ｋ・・・コロナ放Ｎ器 １・・・誘電体基板 ２．２″・・・誘導用電極 ３．３′・・・放電用電極

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　誘電体基板の表面に放電用電極を設け、かつ該放電
   用電極に対し上記誘電体基板を間に介して誘導用電極を
   設けたコロナ放電器において、誘電体基板表面に凹部を
   設け、 放電用電極が上記凹部内に、上記放電用電極の側端面と
   凹部の内側端面との間に間隙を有するように設けられた
   ことを特徴とするコロナ放電器。 ２　誘電体基板がセラミックであることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のコロナ放電器。 ３　放電用電極及び誘導用電極が帯状であり、かつ放電
   用電極が誘導用電極に比べて細いことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項又は第２項記載のコロナ放電器。 ４　放電用電極の材料がオゾン分解の触媒作用の強い材
   料からなる特許請求の範囲第１項ないし第３項いずれか
   記載のコロナ放電器。 ５　少なくとも凹部内面に、オゾン分解の触媒作用の強
   い材料が塗布されている特許請求の範囲第１項ないし第
   ４項いずれか記載のコロナ放電器。