JPS61108630A - 架橋メタクリル樹脂板 - Google Patents

架橋メタクリル樹脂板

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Publication number
JPS61108630A
JPS61108630A JP23152884A JP23152884A JPS61108630A JP S61108630 A JPS61108630 A JP S61108630A JP 23152884 A JP23152884 A JP 23152884A JP 23152884 A JP23152884 A JP 23152884A JP S61108630 A JPS61108630 A JP S61108630A
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JP
Japan
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resin plate
methacrylic resin
crosslinked
formula
crosslinked methacrylic
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Pending
Application number
JP23152884A
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English (en)
Inventor
Haruo Nagai
長井 晴夫
Hiroshi Uehara
浩 上原
Kozo Nakao
中尾 公三
Tetsuo Suzuki
鉄男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面が均質な大盤の架橋されたメタクリル樹脂
板に関する。
〔従来の技術〕
4.1       メチルメタクリレート(以下MM
Aと略記する)の重合体はすぐれた透明性、耐候性等の
特長を持ち、建築、光学、自動車等の広い分野で使用さ
れている汎用プラスチックの一つである。
各種分野で素材のプラスチック化が進むにつれて要求さ
れる性能も一層高度なものとなっており、MMA重合体
に関しても耐熱性、耐衝撃性等を大幅に向上させること
が望まれている。
メタクリル樹脂の性能を改善するうえで、グリコールの
ジアクリレートまたはメタクリレートのような架橋剤を
共重合することは有効であるが、架橋されたメタクリル
樹脂は成形性に乏しく、曲げや軽度の鷺伸成形の如き簡
単な加工を行えるにすぎないので、実用上は板状体とし
て供給されることとなる。したがって架橋されたメタク
リル樹脂板は、MMAまたはMMAとその重合体との混
合物(いわゆるシラツブ)に架橋剤を添加し、例えば2
枚のガラス板の間に通常塩化ビニルチェーブでつくられ
たガスゲットをはさんだ鋳型(セル)に注入したのち重
合するという方法を採らざるを得ない。この方法は架橋
されていない通常のメタクリル樹脂板を製造する方法と
して最も一般的なものであるが、前記のジアクリレート
またはジメタクリレート(以下両者合せてジ(メタ)ア
クリレートということがある)のような架橋剤を用い゛
て、性能の改善効果が実質的に発現するほどに架橋した
メタクリル樹脂板をこの方法により製造するときは、得
られる樹脂板の表面周辺にしばしば部分的な波形の凹部
(いわゆるヒゲ)が発生する。
僅かでもヒゲの認められるメタクリル樹脂板は、他の性
能が優秀であっても、商品としての価値は極めて低いも
のとなる。同一鋳型を用い、同一重合条件でMMAまた
はそのシラツブを重合する場合にはUめられないときで
も、架橋板の製造においてはかかる現象が発生し、しか
も鋳型が大きくなるほど顕著に発生する。表面が周辺部
まで均質で、かつ耐熱性や耐衝撃性の改善された大型の
板、とくにJIS  K671g(1983)の規格に
記載された最小の幅および長さである915mX130
0mの面をもつ架橋メタクリル樹脂板が従来知られてい
ないのは、上記の問題が未解決であることが大きな理由
である。
架橋によるメタクリル樹脂の改質については多数の提案
がみもれるが、架橋構造を与える多官能モノマーの量を
実質的な改善効果が現われるほどに多くすると、重合反
応における体積収縮が太き(なり、ひび割れや歪が発生
しやすくなる。たとえば重合調節剤の存在下に交叉結゛
合、剤とMMAとを塊状重合する方法に関する特公昭4
7−35074号の明細書には、MMA 100重量部
とエチレングリフールジメタクリレート0.2重量部と
をガラスセル中で塊状重合して得た架橋メタクリル樹脂
板は、辺縁部帯域に表面の不均一および溶解部分(すな
わちヒケ)を有していたことが記載されている。なお特
公昭47−35074号は、実質的な改質が現われる程
度に架橋したメタクリル樹脂板を、ヒゲの発生をみるこ
となく製造する方法を開示していない。
特開昭58−198510号は、架橋メタクリル樹脂の
製造において、架橋構造を与えるための多官能モノマー
の量を多くすると、重合反応における体積収縮が大きく
なり、ひび割れや歪が発生しやすくなるため、実用上問
題のない範囲で使用される多官能モノマーの量は、通常
反応系に対して数重量部であり、かなり高度の架橋をポ
リマーを生成することは困難であると述べている。この
特開昭58−198510号は、α−メチルスチレンの
2量体を重合系に添加することによって上記の難点をあ
る程度解決し得ることを教示しているが、本発明者等の
試験によれば、該公開公報の記載に基づく限り、前記J
IS規格の如き大型のメタクリル樹脂板においてヒゲの
発生を防止することはできな(・。
特開昭58−107501号明細曹には、ラジカル架橋
性エチレン性不飽和二重結合を有する単官能性の化合物
(例えばMMA)とラジカル架橋性エチレン性不飽和二
重結合を有する多官能の化合物(例えばエチレングリフ
ールジメタクリレート)との混合物および光重合開始剤
を主成分とする光硬化型樹脂中に、光重合開始剤の2倍
量以上の配合割合のメチルエチルケトンパーオキシドお
よび該パーオキシドよりも分解温度の高い熱重合触媒を
混合してなるプラスチックレンズ用組成物が記載されて
いるが、該組成物はそれを硬化して得られる樹脂板のほ
ぼ全面に割れが入る傾向があるため、均一な大型板を製
造するには不適当である。
特開昭57−167340号は、架橋剤として炭素数4
〜8の直鎖状脂肪族2価アルコールのジ(メタ)アクリ
レートを1〜25重量%含有するMMA系のシラツブ組
成物に関するものであり、架橋剤の使用量が25重量%
を超えると、成形品に硬化時に起因するヒケを生じたり
、成形品の強度が低下する等の品質上の欠陥が現われ燈
ツ1、また非直鎖状脂肪族アルコールのポリメタクリレ
ートまたは炭素数4未満の直鎖脂肪族2価アルコールの
ジメタクリレートを架橋剤として用いる場合は、得られ
る成形品が硬く脆くなり実用性に欠けることを教示して
いる。上記組成物を通常のガラスセル中で常法により重
合硬化させる限り、ヒケのない大型の樹脂板が得られな
いことは前述したとおりであり、該公開公報にも、均一
の大型板が得られたとは記載されていない。
特公昭59−21883号は、混合物中MMAを20〜
50重t%含有し、さらに他の7クリルモノマーおよび
ジ(メタ)アクリレートの如き架橋剤を含有する混合物
を室温以下の比較的低温で光もしくは放射線重合するこ
とにより歪や気泡のない樹脂板を得る方法を開示するが
、MMAを主体とするメタクリル樹脂については記載が
なく、また前記JIS規格に記載された最小の幅と長さ
を満たすほどに大型の、ヒゲのない樹脂板についても示
唆するところがない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
架橋により耐熱性や耐衝撃性が改善された大型のメタク
リル樹脂板は建物窓、自動車の後部および側部の窓、太
陽熱温水器、看板など、面積が大きく熱または衝撃の加
わる可能性の高い用途に有用であるが、従来のメタクリ
ル樹脂板はかかる用途における要求性能と外観上の美麗
さとを併備していない。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明はこの問題を解決したもので、本発明によればM
MAを主たる単量体成分とする架橋された樹脂板であっ
て、厚さが少くとも1 ytm、幅および長さが少(と
も915鎮X1300mの大きさであり、かつその表面
に部分的な凹部(ヒゲ)を有しない膨潤度170%以下
の架橋メタクリル樹脂板が提供される。
本発明の樹脂板はJ I S  K 6718 (19
83)が規定するメタクリル樹脂板の最小の幅と長さを
満たすことを要件とするが、JIS規格に準じた大きさ
である方が梱包、輸送、その他の取扱が容易であるので
、本発明の樹脂板の大きさはJISが定める1l100
mX1300.915 m X1830mおよび100
0 tg X 2000 xxであるのが好ましい。樹
脂板の厚さについても同様にJISの規格に従い、1f
lを最小とする。このようなJISに記載された最小の
幅と長さを有し、かつヒケがないという要求に適合する
MMA主体の架橋樹脂板は従来知られていない。
本発明において架橋メタクリル樹脂板の架橋の程度は膨
潤度で示される。ここで膨潤度とは架橋メタクリル樹脂
の試験片をテトラヒドロフラン中室温で平衡に達するま
で浸漬したときの試験片のM量増加から次式 %式% に従って算出される架橋密度の尺度を意味し、本発明で
規定する膨潤度170%以下とは、メタクリル樹脂の所
望の性能の改善効果が実質的に現われる程度もしくはそ
れ以上に樹脂が架橋していることを意味する。膨潤度は
一般に1%以上である。
非架橋のメタクリル樹脂はテトラヒドロフランに溶解す
る。
架橋された大型のメタクリル樹脂板を製造するためにM
 M AもしくはMMAシラツブ、架橋剤、必要に応じ
て使用する他の単量体、重合開始剤などを混合してガラ
スセルに注入し、ガラス板間を圧締しながら重合を行5
場合にみられるヒゲは、重合条件もしくは操作のみに起
因するものおよびこれに加えて選択した単量体の種類お
よび/または組成に起因するものの2通りあることを本
発明者等は知った。いずれにしても大量のヒケのない架
橋樹脂板を再現性よく得ることはできないが、重合条件
もしくは重合操作にヒケの原因が存する場合は問題を解
決しうる可能性がある。本発明者はこの点について検討
を重ねた結果、驚くべぎことにガラスセルに用いられる
ガスケットに原因があることを知見した。すなわち普通
一般に用いられるガスゲットは軟質塩化ビニルチューブ
であるが、該チューブの表面にナイロンをコートして、
軟質塩化ビニル樹脂とMMAとの直接接触を防止するこ
とにより、重合操作に起因するヒゲを除去しうろことを
見出したのである。ナイロンは通常の66ナイロシまた
は6ナイロンでよい。架橋剤を添加せずにMMAを鋳込
重合する場合には支障を生じない塩化ビニル製ガスケッ
トが架橋樹脂板に関してヒケの原因となる理由は明らか
でないが、ガラスセルの上辺部にガスゲットがない開放
構造のセルを用いたときにヒケが顕著に発生することか
ら、架橋樹脂板の製造における塩化ビニル裂ガスゲット
の影響は、重合液中の溶存酸素が不均一のとき増強され
ると考えられる。かくして少くとも表面部分がナイロン
であるガスゲットを用いたガラスセルにより、厚さが1
謀以上、幅および長さが915mX1300m以上の大
きさのヒケのない架橋メタクリル樹脂板を再現性よく製
造することが可能となり、本発明はかかる樹脂板を提供
し得たことに大なる意義を有するものである。
架橋によって改善されるメタクリル樹脂の代表的な性能
は耐熱性および/または耐衝撃性である類および量によ
って変えることができるが本発明とよって提供される架
橋樹脂板は、好ましくは、耐熱性がASTM  D64
8に準拠する荷重たわみ温度(264psi )として
115℃以上または耐衝撃性がJIS  K7110に
準拠するフイゾット衝撃強度の試験方法において2号試
験片に切欠きを入れずに測定したときの値が21kg−
cgL/C−以上のものである。
一方非架橋のメタクリル樹脂の荷重たわみ温度は通常約
100℃アイゾツト衝撃強度通常約18kg −an 
/ ciであり、これと比較すれば本発明によって提供
される架橋樹脂板は改善された性能を有することが理解
される。
耐熱性、耐衝撃性、その他の物性KNt、・てか〜る性
能を有し、かつ大型でヒケのない架橋メタクリル樹脂板
は従来存在しなかったことが再度強調される。
主として耐熱性向上のために有用な架橋剤の第1の童は
下記一般式(1) %式% 0式(1)中R′は主鎖の炭素数3〜5の、分枝してい
てもよく、水酸基またはハpゲンで置換されていてもよ
い炭化水素基を表わす〕 で示されるジメタクリレートであり、たとえば1.3−
プロピレングリコールジメタクリレート、1.4−ブチ
レングリコールジメタクリレート、1.3−ブチレング
リコールジメタクリレート、グリセリン−1,3−ジメ
タクリレート、ジメチロールエタンジメタクリレート、
1.1ジメチロールプpパンジメタクリレート、2.2
−ジメチロールプロパンジメタクリレート、テトラメチ
ロールメタンジメタクリレート、ジブpムネオペンチル
グリコールジメタクリレートなどを挙げることができる
。式(1)においてR′で示される炭化水素基中主鎖の
炭素数が1もしくは2のジメタクリレートは本質的にヒ
ケを生じ易く、一方該炭素数が6以上のジメタクリレー
トは耐熱性の向上効果に乏しい。
同様の目的で使用される他の聾の架橋剤は下記一般式(
II) はメタクリレートであり、次の化合物を例示することが
できる。1,1.1− )リメチロールエタントリアク
リンート、1,1.1− )リメチロールプロバントリ
アクリレート、  1,1.1−トリメチロールエタン
トリメタクリレート、  1,1.1− )リメチロー
ルプロパントリメタクリレート、テトラメチルールメタ
ントリアクリレート、テトラメチー−ルメタンテトラ7
クリレート、テトラメチロールメタントリメタクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラメタクリレート、1
,1.1− )リメチーーlレー2−ヒドロキシエタン
トリ7クリレート、1,1゜1−トリメチロール−2−
ヒドロキシエタントリメタクリレート、1,1.1−)
 リメチシールー3−プロムプpバントリフクリレート
。式(n)中入の炭素数が8を超える架橋剤では、該炭
素数が多くなるKつれて耐熱性の改善効果が不十分とな
る。
本発明において、主として耐衝撃性向上の目的で好まし
く用いられる一t=11i)[の架橋剤は、下記一般式
(1)、(IV)および(、V)で示される。
Cル=CH−COO−R”−000−CH=C&   
    (III)〔式(1)中tは主鎖の炭素数3−
12の、分枝し曵いてもよく、水酸基またはハpゲンで
置換されていてもよい炭化水素基を表わす〕 CH1 CH,=CX−COO÷CH,−CH−0÷OC−′C
X=C几  (IV)〔式(f’/)中Xは水素原子も
しくはメチル基、nは2〜15の整数を表わす〕 CH,=CH−COO÷CオH,O÷QC−CH=C迅
   (V)〔式(v)中mは2〜15の整数を表わす
)上記式<m>〜(V)において、R2の炭化水素基中
主鎖の炭素数が1もしくは2の化合物、nおよびmがそ
れぞれ1の化合物は本質的にヒケを生じゃすく、−万R
”におげろ主鎖の炭素数が13以上、nおよびmがそれ
ぞれ16以上の化合物はM M Aとの相溶性が低下し
、得られる樹脂の機械的強度が低下する傾向があり、ま
た式(fV)および(V)の化合物に関しては、さらに
平衡吸水率の増加による寸法安定性の低下という好まし
くない性質が現ト、1.4−ブチレングリコールジアク
リレート、1.3−ブチレングリコールジアクリレート
、グリセリン−1,3−ジアクリレート、ジメチロール
エタンジアクリレート、l、l−ジメチロールプロパン
ジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジアク
リレート、ジメチロールエタンジアクリレー)、1.l
−ジメチロールプロパンジアクリレート12.2−ジメ
チロールプロパンジアクリレート、テトラメチロールメ
タンジアクリレート、l、6−ヘキサンシオールジアク
リレー)、1.12−ドデカンジオールジアクリレート
一般式(IV)で示される架橋剤として次の化合物と例
示することができる。ポリプロピレングリコールジアク
リレート(プロピレンオキサイド繰返し単位数2〜12
)、ポリプロピレングリコールジメタクリレート(プロ
ピレンオキサイド繰返し単位数2〜i2)。一般式(V
)で示される架橋剤として次の化合切分例示することが
できる。ポリエチレングリコールジアクリレート(エチ
レンオキサイド繰返し単位数2〜15)。
本発明において架橋剤の使用量は得られる樹脂板の膨潤
度が170%以下でかつ所望の性能改善が達せられる程
度である。具体的な使用量は架橋剤の種類によって異な
るが、一般的には、前記膨潤度を得るための架橋剤のi
tは全単量体の1モル%以上である。過度の架f#iは
樹脂板の性能低下をもたらすことがあるので、架橋剤は
全単量体の40モルチ好ましくは20モル係に止めるの
が適当である。本発明において架橋樹脂板を構成する単
量体成分はMMAを主体とするものであるが、これはM
 M Aを包含するエチレン系不飽和単量体中少くとも
60重量%、とくに80重f7に%以上がMMA(シラ
ツブ中のPMMAを構成するMMAを含める)であり、
本発明の目的から逸脱しない種類および量の他のモノエ
チレン系不飽和単量体例えばスチレン、ビニルトルエン
、酢酸ビニル、アクリル酸エステル(メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート等)、メタクリル酸エステル(
エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、
イソプロピルメタクリレート等)などが変性のために含
まtていてもよいことを意味する。
本発明の架橋メタクリル樹脂板の製造は、MMA以外の
重合成分として架橋剤を用いること、注型重合用ガラス
セルのガスグツトとして少くとも表面部分がナイpンで
あるものを用いること、および少くとも厚さX幅×長さ
が1 tx X 915 ink Xl 300 mm
の樹脂板を与える大きさのガラスセルを用いるという制
限を除き、通常のMMAまたはMMAシラツブの注型重
合と同様の条件で、ベンゾイルパーオキサイド、2.2
′−アゾビスイソズチロニトリル、t−ブチルパーオキ
シインブチレート等の通常のラジカル重合開始剤および
必要に応じて添加するアルキルメルカプタ/などの重合
調節剤の存在下に行うことができる。重合は一般に30
〜130℃の温度範囲で1〜20時間を要する。重合に
際しては染料やフィラーを飽加してもよい。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 外径12.5m、肉厚2.5mの軟質塩化ビニルチュー
ブの外表面を厚さ20μのナイロンフィルムで被覆した
ものをガスグツトとして、縦1600ガスケクトによっ
てシールして、上部を開放した形の庄屋重合用ガラスセ
ルを作成した。
精製したMMA13.5kg、1.3−ブチレングリコ
ールジメタクリレート1.5 kgおよびt−グチルパ
ーオキシイソブチレート15Iの混合物を、上記ガラス
セルの開放部から所定量注入した。内容物を55℃に加
温したのちセルの上部空間部を169a*H#に減圧し
、その状態に50分間保持した。次いで常圧に戻して6
0℃で3.5時間、70℃で2時間、120℃で2時間
重合したのち80℃に降温し、重合物を取り出した。得
られたメタクリル樹脂板は厚さX幅×長さが5aX10
90xm X 2070 mのガラスセル内容寸法を有
し、第2図に示すように、その全面にわたってヒゲがな
く均質透明であった。該樹脂板は膨潤度30%、荷重た
わみ温度120℃を示した。
比較例1 ナイロンフィルムで被覆しない軟質塩化ビニルチューブ
をガスケットに使用した以外は実施例1と同様に−て重
合を行ったところ、得られた樹脂板には第3図に示すよ
うにガスケット付近の板の周辺部分に着るしくヒケが発
生していた。
実施例2 1.3−ブチレングリ;−ルジメタクリ?−トの代りに
トリメチルールプロパントリアクリレートを使用する以
外は実施例1と同様に重合を行ない、透明でヒゲのない
メタクリル樹脂板を得た。該樹脂板の膨潤度は55q6
、荷重たわみ温度は124℃であった。
実施例3 実施例1で用いたガラスセルに、精製MMA14.4k
lil、)リメチーールプロパントリメタクリレー)0
.6に9およびt−プチルバーオキシイソブチレー)1
5Fの混合物の所定量を注入し、実施例1と同様の条件
で重合した。得られた樹脂板は透明でセル内容寸法全面
にわたってヒケを有しないものであった。膨潤度は14
0チ、荷重たわみ温度は118℃であった。
2.2−ジメチμmルプロパンジメタクリレート3ゆお
よびt−ブチルパーオキシインブチレート30&の混合
物を実施例1で用いたのと同じガラスセルに所定量圧入
し、60℃で3.5時間、7゜°Cで2時間、120℃
で2時間重合したのち8゜℃に降温して、重合物を取り
出した。得られた樹脂板は膨潤度5%、荷重たわみ温度
139℃を示1−1透明でセル内容寸法全面にわたって
ヒゲを有しないものであった。
実施例5 外径3 xm肉厚0゜5醇の軟質塩化ビニル製ガスクッ
トの両端を融解接着し、フル;−ル可溶性ナイロン(東
ン■製CM−8000)の1oチメタノール溶液に浸漬
して乾燥し、ナイロン被覆ガスケットを得た。厚さX幅
×長さが101mX2050+imX1050mの強化
ガラス2枚の間に、上記ガフ、ゲットを辺縁から50m
内側に、緑に平行になるように挟み、万力で圧締した。
このガラスセルのポリメチルメタクリレートを5%含有
スるMMAシラツブ2.7k11.2.2−ジメチロー
ルプロパンジメタクリレート0.3 yおよびアゾビス
イソブチロニトリル1.5yの混合物を、脱気後、前記
間隙から所定蓋セルに注入した。ガスゲットを元の状態
に戻し、ガラス板間隔を縮少してセル内の空気を追い出
したのち、該間隔が1.2mとなるように万力で締めた
。次いでガラスセルを60℃の水槽中に浸漬して4時間
重合し、さらに120℃のオープン中で1.5時間重合
したのち、90℃に降温して重合物を取り出した。得ら
れたメタクリル樹脂板は膨潤度40%、荷重たわみ温度
128℃を示し、透明でセル内容寸法全面にわたってヒ
ゲを有しないものであった。
比較例2 ナイロン被覆を施さない塩化ビニル製ガスゲットを用い
る以外は実施例5と同様に重合を行ったところ、ガスゲ
ットとの接触部分から5〜10c:Wtの周囲にヒゲの
発生した樹脂板が得られた。
実施例6 1.3−ブチレングリフールジメタクリレートの代りに
2,2′−ジメチロールプロパンジアクリレートを用い
る以外は実施例1と同様に重合を行ない、膨潤度30%
、アイゾツト衝撃強度25.7 ic9− an/ c
rAの透明でヒゲのないメタクリル樹脂板を得た。
実施例7 1.3−ブチレングリフールジメタクリレートの代りに
ジプロピレングリコールジメタクリレートを用いる以外
は実施例1と同様に重合を行ない、膨潤度50%、アイ
ゾツト衝撃強度22.7kg−cm/ ctAの透明で
ヒゲのないメタクリル樹脂板を得た。
実施例8 1.3−ブチレングリフールジメタクリレートのは実施
例1と同様にして重合を行ない、膨潤度120%、アイ
ゾツト衝撃強度22.8 kg −(71/ (n!の
透明でヒケのないメタクリル樹脂板を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の架橋メタクリル樹脂板の斜視図、第2
図は厚さ5 ynxの本発明の架橋メタクリnの全面に
わたってヒゲのないことを示す。第3特許出願人 協和
ガス化学工業株式会社第1図 第 2 し;; 、:、(;、: 手続補正書 昭和60年3月26日 昭和59年特許願第231528号 2、発明の名称 架橋メタクリル樹脂板 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 東京都中央区日本橋3−8−2 協和ガス化学工業株式会社 昭和60年 2月 6日 (昭和60年 2月26日発送) 5、補正の対策 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第25ページ下よ1)第3行からの記載を
以下のように訂正する。 「4、図面の簡単な説明第1図は本発明の架橋メタクリ
ル樹脂板の斜視図である。 特許出願人 協和ガス化学工業株式会社」(2)第2図
および第3図を削除する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メチルメタクリレートを主たる単量体成分とする架
    橋された樹脂板であって、厚さが少くとも1mm、幅お
    よび長さが少くとも915mm×1300mmであり、
    かつその表面に部分的な凹部を有しない膨潤度170%
    以下の架橋メタクリル樹脂板。 2、荷重たわみ温度が少くとも115℃である特許請求
    の範囲第1項記載の架橋メタクリル樹脂板。 3、架橋剤が下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式( I )中R^1は主鎖の炭素数3〜5の、分枝し
    ていてもよく、水酸基またはハロゲンで置換されていて
    もよい炭化水素基を表わす〕 で示されるジメタクリレートである特許請求の範囲第2
    項記載の架橋メタクリル樹脂板。 4、架橋剤が下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式(II)中Xは水素原子もしくはメチル基、Aは水酸
    基またはハロゲンで置換されていてもよい炭素数3〜8
    の炭化水素基、kは3または4の整数を表わす〕 で示されるトリもしくはテトラアクリレートまたはメタ
    クリレートである特許請求の範囲第2項記載の架橋メタ
    クリル樹脂板。 5、架橋剤が下記式(III)、(IV)、または(V)C
    H_2=CH−COO−R^2−OOC−CH=CH_
    2(III)▲数式、化学式、表等があります▼(IV) CH_2=CH−COO−(C_2H_4O)_m−O
    C−CH=CH_2(V)〔式(III)中R^2は主鎖
    の炭素数3〜12の、分枝していてもよく、水酸基また
    はハロゲンで置換されていてもよい炭化水素基を表わし
    、式(IV)中Xは水素原子もしくはメチル、基、nは2
    〜15の整数を表わし、式(V)中mは2〜15の整数
    を表わす〕で示されるものである特許請求の範囲第1項
    記載の架橋メタクリル樹脂板。 6、アイゾット衝撃強度が少くとも21kg−cm/c
    m^2である特許請求の範囲第1項記載の架橋メタクリ
    ル樹脂板。 7、アイゾット衝撃強度が少くとも21kg−cm/c
    m^2である特許請求の範囲第5項記載の架橋メタクリ
    ル樹脂板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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