JPS61106467A - 非酸化物セラミツクスと金属の接合体およびその製造法 - Google Patents

非酸化物セラミツクスと金属の接合体およびその製造法

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JPS61106467A
JPS61106467A JP22546384A JP22546384A JPS61106467A JP S61106467 A JPS61106467 A JP S61106467A JP 22546384 A JP22546384 A JP 22546384A JP 22546384 A JP22546384 A JP 22546384A JP S61106467 A JPS61106467 A JP S61106467A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセラミックスと金属との接合体およびその製造
方法に関する。更に詳しくは、本発明は特に窒化珪素な
どの非酸化物セラミツ多スと金属との接合体並びにその
製造方法に関する。
従来の技術 従来、セラミックスと呼ばれるものは殆どが、アルミナ
、マグネシア、ガラス、ベリリア、ジルコンなどに代表
されるように酸化物であったが、最近非酸化物材料、例
えば窒化物、炭化物、ホウ化物、ケイ化物等が新材料と
して注目され、ニューセラミックスと呼ばれ、単に化学
組成や機能にのみ新しさがあるばかりでな(、材料とし
ての機能を向上させるため従来の焼結体の他、単結晶、
薄膜、繊維、粉体等各種の形状への加工も試みられてい
る。
上記ニューセラミックス、即ち例えば窒化珪素、炭化珪
素などの非酸化物セラミックスは、金属と比較して高温
強度、耐摩耗性、耐食性などの各種特性において優れて
いるので、これらの特性を生かした各種用途の開発即ち
断芯用分野の開拓が進められている。この−例として、
窒化珪素セラミックスや炭化珪素セラミックスを自動車
用エンジン並びにそのターボチャージャーなどに利用し
ようとする試みがある。
ところで、上記のようにセラミックスを構造材料として
使用する際には、セラミックスを他の材料、例えば金属
などと接合する必要が生ずる。そこで、従来・から各種
の金属−セラミックス間の接合方法が提案され、利用さ
れていた。例えば、最も簡便な接着剤による方法、高融
点金属法、活性金属法、酸化物ソルダ法などの封着法、
半田ガラスによる方法、更にPb −Sn系ハンダにZ
nと希土類元素とを添加したセラミックス用特殊ハンダ
を用い、超音波振動によるキャビテーション効果を利用
して化学的結合を生じさせる方法などがある。
しかしながら、これら各種接合方法は、いずれも酸化物
系セラミックスを電球、電子管、半導体の外囲器などに
応用するためには有効であったが、安定かつ金属との熱
膨張係数の差が大きな非酸化物セラミックス部材を金属
と接合するためには十分な技術とはいえず、従来これら
の接合のためには焼きばめ、ネジ止めなどによる機械的
な接合が主として利用されていたにすぎない。
発日が解決しようとする問題点 一般に、二ニーセラミックス、例えば窒化珪素、炭化珪
素などの非酸化物セラミックスは安定であり、金属との
反応性が著しく低いという性質を有しており、従って金
属との接合は極めて困難であ底上に、非酸化物セラミッ
クスと金属との熱膨張係数の差に起因して、接合界面に
大きな熱応力が残留し、接合体が破壊するなどの問題が
あった。
ちなみに、例えば窒化珪素セラミックスおよび鋼の熱膨
張係数は夫々3xlO−6/lおよび15×10−’ 
/ tであり、これらを1.300℃で接合した場合を
想定すると、接合後室温まで冷却する間に窒化珪素と鋼
との接合界面の両端の窒化珪素側に約100Kg/mm
2の熱応力が生ずることが、計算によって明らかにされ
ている。
一方、上記のような焼きばめやネジ止めなどによる機械
的な接合は、複雑な形状の機械部品などの接合には自ら
限界があり、また熱サイクルに対する信頼性も低いとい
う問題があった。
そこで、本発明の目的は、従来接合が困難であるとされ
ていた非酸化物セラミックスと金属との機械的接合によ
らない接合体を提供することである。
本発明のもう一つの目的は熱膨張係数の差の問題を解決
し、熱サイクルに対する高い信頼性を有する非酸化物セ
ラミックスと金属との接合体の製造方法を提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、非酸化物セラミックスと金属との接合に
関る上記従来法の諸問題点に鑑み、これら両者の新たな
接合体並びに接合方法を開発すべく種々検討、研究を重
ねた結果、これら両者の接合部分に成分、組成を異にし
、段階的にこれら両者と特性が一致するように設けられ
た複数の層を介在させることが有利であることを見出し
、本発明を完成した。
即ち、本発明の接合体は非酸化物セラミックス部材と、
金属部材と、これらの接合部に、該セラミックス部材側
から順次設けられた該非酸化物セラミックスを構成する
元素とIVa族元素とで構成される層と、IVa族元素
を主成分とする層と、Alを主成分とする層と、前記金
属部材を構成する元素とAlとを含む層とを有すること
を特徴とする。
このような本発明の接合体は以下のようにして作製する
ことができる。即ち、前記非酸化物セラミックス部材上
に■a族金属層を形成した後、非酸化性雰囲気中で80
0℃〜1.800℃の範囲内の温度下で熱処理し、次い
でAl合金をろう材としてIVa族金属層に被接合金属
部材をろう付けすることにより得ることができる。
まず、本発明でいう非酸化物セラミックスとは窒化珪素
系セラミックス、炭化珪素系セラミックスおよび窒化ア
ルミニウム系セラミックスからなる群から選ばれる1種
であることが好ましい。
また、被接合金属としては、一般的な構造材料例えば炭
素鋼、ステンレスなど、あるいは耐熱金属もしくは合金
、例えばインコネル、ハステロイ等のNi基合金、CO
基合金、Fe系(例えばCr5Niを含むもの)合金な
どの耐熱鋼、あるいはCu−W複合材などの各種複合材
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
本発明の接合体の製造方法では、まず非酸化物セラミッ
クス部材上にIVa族金属層が形成される。
ここで、本発明でいうIVa族金属とは特にTi5Zr
Hfを意味し、これらは単独でもしくは2種以上の組合
せとして使用される。また、このIVa族金属層は真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法な
どの物理蒸着法(PVD法)等公知の各種方法によって
形成することができる。
尚、IVa族金属を非酸化物セラミックス部材表面に積
層する前に、該非酸化物セラミックス部材表面を、真空
下で不活性ガスによるスパッタリングあるいはイオン銃
によるイオンエツチング処理に付して、非酸化物セラミ
ックス表面層の除去並びに該表面の清浄化を行い、表面
を活性化することによって、IVa族金属層と非酸化物
セラミックス部材との密着性を改善することが有利であ
る。
こうしてIVa族金属層が形成された非酸化物セラミッ
クスは、次いで非酸化性雰囲気下もしくは還元性雰囲気
下に800℃以上の温度条件下で熱処理される。この熱
処理によりIVa族金属が非酸化物セラミックス部材中
に拡散し、その結果非酸化物セラミックス部材を構成す
る元素とIVa族金属とで構成される層が前記2者の間
に形成されることになる。
前記熱処理は、非酸化性または還元性雰囲気下で行われ
るが、具体的には真空、もしくは窒素、水素、一酸化炭
素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガス
からなる群から選ばれる少なくとも1種のガス雰囲気を
意味し、特に真空下で行うことが好ましい。
かくして処理された非酸化物セラミックス部材には、更
にAlを主成分とするろう材を用いて被接合金属部材が
結合される。このろう材としては純Alの他、Alに数
%のCuやMgなどを添加したAl合金を使用すること
もできる。この非酸化物セラミックス部材と被接合金属
とのろう付けの際、ろう材と被接合金属との間にも反応
層が形成される。
従って、本発明の方法により得れる接合体では、非酸化
物セラミックス部材側から、該セラミックス部材を構成
する元素とIVa族金属とから構成される層、IVa族
金属を主成分とする層、Alを主成分とする層およびA
lと被接合金属とで構成される層の介在により非酸化物
セラミックス部材と金属部材とが接合されることになる
作用 本発明の非酸化物セラミックスと金属との接合体では、
該接合体の接合部に順次成分、組成の異る複数(4種ま
たは5種)の層を介在させたことに特徴があり、この特
徴に基き、熱サイクルに対しても高い信頼性が保証され
、従来の焼ばめ、ネジ止めに代る複雑な形状の強固な接
合体を提供することが可能となる。
このような接合体を得るに当たり、非酸化性セラミック
ス部材表面はスパッタリング、イオンエツチングなどに
より表面処理されて、密着性の改善が行われる。
この表面処理された非酸化物セラミックス部材にはまず
IVa族金属層が形成されるが、これは主としてセラ、
ミックス層と被接合金属層との濡れ性を改善するために
行われ、その厚さは一般的には1μm程度であるが、こ
れにより厚くてもよく、またこの層の目的に照らせば濡
れ性が改善されればよいので、1μm以下例えばサブミ
クロンのオーダであっても十分に機能する。
更に、セラミックス部材はIVa族金属層の形成後熱処
理に付される。この熱処理は■a族金属を非酸化物セラ
ミックス部材中に熱拡散させ、これらの間に非酸化物セ
ラミックスとIVa族金属とから構成される中間層(反
応層)を形成し、それによって両者の接合強度を高める
ために施されるものである。この熱処理は一般にIVa
族金属が酸素と反応し易いものであることから、酸素を
含まない雰囲気下で、800〜1.800℃、好ましく
は1.000〜1.400℃の範囲内の温度下で実施さ
れる。
この温度条件は、本発明の方法において臨界的なもので
あって、800℃に満たない温度下での熱処理では、非
酸化物セラミックスとIVa族金属との間の十分な拡散
を達成することができず、その結果両者の間の満足し得
る接合強度、ひいては最終製品としての接合体の十分な
接合強度を得ることができない。また、熱処理温度が1
.800℃を越える場合には、非酸化物セラミックスの
分解、蒸発が著しいために不適当であり、所期の目的を
達成できない。
以上の処理によって、従来不可能とされていた非酸化物
セラミックスと金属との接合が一応可能となる。しかし
ながら、非酸化物セラミックスと金属との接合の際に克
服しなければならない、もう一つの重要な問題があり、
これはこれら三者間の熱膨張係数の差に起因する残留応
力に関るものである。
しかしながら、この問題も本発明の方法に従って接合す
ることにより容易に解決できた。即ち、上記のようにI
Va族金属層を形成し、熱処理した非酸化物セラミック
スと被接合金属とを、^lを主成分とするろう材でろう
付けすることにより、残留応力の間頚を克服した。
これは、一般にAlが小さな弾性率を有しており、しか
も展延性に優れており、非酸化物セラミックス部材と被
接合金属部材とを、非酸化性雰囲気内でAlろう付けし
た後、室温まで冷却する際にAlが塑性変形を起こすの
で、その際に非酸化物セラミックスと被接合金属との熱
膨張率差によって生じる熱応力を緩和するためであると
考えられる。
このAlまたはその合金からなるろう材の厚さは最低2
0μm程度の厚さであれば十分である。この厚さを増す
と残留熱応力の緩和作用は向上するが強度は低下する。
従って、上限については被接合金属の物性(熱膨張係数
等)、接合体の用途に応じて適宜選ぶことができる。
ところで、本発明者等は更に、Alの熱応力緩和効果が
、該Al層に適当な値の空隙率を与えることにより、−
役と顕著なものとなることを見出した。
Al層内に空隙を形成することにより、当然のことなが
らAl重層体の強度は低下するが、逆にこのマイナスの
作用を補って余りある程の残留熱応力の緩和効果を期待
することができ、接合体全体としての強度を高めること
ができる。このような効果を達成し得る空隙率は3〜3
0%の範囲である。30%を越える場合には、十分な応
力緩和効果を達成することができる一方で、41層の強
度低下が著しく、接合体全体としての強度が不十分なも
のとなってしまうので好ましくない。この^1層内の空
隙率の調整は、ろう付けの際の圧力を適当に制御するこ
、とによって容易に行うことができる。
Alを主成分とするろう材によりろう付けした場合、ろ
う材と被接合金属との反応が生じ、これらの化合物層が
形成される。この中間層の形成も接合体の接合強度向上
にとって有利である。
実施例 以下、本発明を実施例に基き更に具体的に説明する。
実施例1 10重量%のAl2O3を添加して常圧焼結したSi3
N。
部材の接合面を、I X 1O−2torrのArガス
でスパッタエツチングした後、Tiをスパッタリングし
て厚さ10μmcDTi層を形成した。この513N−
TI接合体を以下の第1表に示すような各種雰囲気、温
度並びに時間で熱処理した後、Ti層と被接合金属とし
ての炭素鋼(345C)との間に100μmのAl箔を
サンドイッチ状に挟み、Ar気流中700℃にてAlろ
う付けを行い、Si、N、−炭素鋼の接合体を得た。
このようにして各種条件下で作製した接合体につき、常
法に従って引張り強゛度を測定し、得られた結果を同じ
く第1表に示した。本実施例の接合体はその界面近傍に
おいて、313N4側から順に5i−Na部材;Ti、
 Al5OおよびNと少量のSiとよりなる層;Tlと
少量のAlよりなる層;41層;AlとFeとよりなる
層および炭素鋼で構成されていることがわかった。特に
、41層は10%程度の気孔を含む組織となっており、
この部分でろう付は時の熱応力が緩和されたものと考え
られる。
第1表 第1表の結果から、本発明の方法において、IVa族金
属層形成後の熱処理において、非酸化性もしくは還元性
雰囲気として真空、不活性ガス雰囲気いずれも有効であ
り、また熱処理温度が800℃〜1、800℃の範囲外
である場合には、接合体の引張り強度は%以下に低下し
てしまうことがわかる。
即ち、本発明の方法における熱処理温度は臨界的である
ことは明らかである。
実施例2 ホウ素(B)1重量%と炭素(C)1重量%とを添加し
て常圧焼結したSiC部材の接合面を、真空中でXeイ
オン銃を用いて500 V 、30mAでイオンエツチ
ングした後、該エツチング面にZrをイオンプレーティ
ングして、厚さ20μmのZr層を形成した。この5i
C−Zr接合体を、5 Xl0−’torrc7)真空
中で1.600℃にて0.5時間保持して熱処理した後
、Zr層と被接合金属としてのインコネル700 (4
6%Ni−28%Co−15%C’r−他)との間に厚
さ300 μmのAl−Mg合金(Al記号5052 
)箔をサンドイッチ状に介在させ、種々の接合圧力条件
下で、Ar気流中700℃にてろう付けを行い、種々の
空隙率のAl層を有するSiCセラミックス−インコネ
ル700の接合体を得た。こうして得た接合体は、その
界面近傍において、順にSiC部材;Zr、Cおよび少
量のSiからなる層;Zrと少量のAlからなる層:A
l層;AlとNiとからなる層およびインコネル700
部材で構成されていることがわかっ°た。これら接合体
につき引張り強度を測定した結果を以下の第2表に示す
第2表の結果から明らかな如<、Al層に適当な空隙率
を与えることにより、接合強度が改善された。試料Nα
4ではAl層の空隙率が小さいことにより熱応力の解放
が十分には行われず、このため引張り強度がSiC部材
と隣接するZr−C層の真の接着強度よりも小さな値に
なっているものと考えられる。これに対して、Nα1〜
3の試料では残留熱応力の解放が十分に達成され、引張
り強度がSiC部材と、これに隣接する1r−C層との
接着強度によって大きく支配されていることを示してい
る(第2表の破断箇所参照)。更に、NO,5の試料で
は、Al層中の空隙率が大きすぎるために、Al重層体
の強度が低下し、破断はAl層内で生じた。
実施例3 AlNセラミックス部材の接合面を、I X 10−’
torrのArガスでスパッタエツチングした後、該エ
ツチング面上にTiをスパッタリングして厚さ6μmの
Ti層を形成した。このAl N−Ti接合体をl a
tmのAr雰囲気下で、1.000℃にて2時間保持す
ることにより熱処理し、次いでTi層と被接合金属とし
てのCu−W複合材料(10vo1%Cu −90vo
1%W)との間に厚さ100μmのAl層をサンドイッ
チ状に挟み、Ar気流中700℃にてろう付けし、Al
Nセラミックス−Cu−W複合材料の接合体を得た。本
接合体の接合界面近傍の組織をEPMAで同定した結果
、AlNセラミックス;TiとNと少量のAlからなる
層;Tiと少量のAlからなる層;Al層;AlとCu
と少量のWからなる層およびCu−W複合材料で構成さ
れていることがわかった。特に、Al層は7%程度の気
孔を含む組織となってふり、ろう付は時の熱応力はこの
部分で緩和されたものと考えられる。
また、本接合体の引張り強度を測定した結果15.7k
g/mm’であった。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明に従って接合部に特
定の金属の層を形成し、次いで熱拡散させて中間層を形
成し、更に該金属と被接合金属とをAlまたはAl合金
をろう材としてろう付けすることにより、非酸化物セラ
ミックスと金属との接合が可能となり、またこれら三者
間の熱膨張係数の差に基く熱応力が前記Al層により吸
収されるために熱サイクルに対する高い信頼性が保証さ
れる。
この熱応力の緩和作用は、前記Al層に所定の気孔率を
もたせることにより、大巾に改善される。
かくして、本発明によれば非酸化物セラミックスと金属
との新規な接合が可能となり、この接合は複雑な形状の
各種部材にも適用できる。従って、本発明は、優れた各
種物性を有するニューセラミックスの自動車用エンジン
、ターボチャージャーなどへの応用を極めて容易なもの
とするばかりでなく、これら二ニーセラミックスの更に
別の新用途開拓のために、極めて大きな意義をもつ技術
といえる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非酸化物セラミックス部材と、金属部材と、これ
    らの接合部に該セラミックス部材側から順次設けられた
    該非酸化物セラミックスを構成する元素とIVa族金属と
    で構成される層と、IVa族金属を主成分とする層と、A
    lを主成分とする層と、前記金属部材を構成する元素と
    Alを含む層とを有することを特徴とする非酸化物セラ
    ミックスと金属との接合体。
  2. (2)前記のAlを主成分とする層が3〜30%の空隙
    率を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の接合体。
  3. (3)前記非酸化物セラミックスが、窒化珪素系セラミ
    ックス、炭化珪素系セラミックス及び窒化アルミニウム
    系セラミックスからなる群から選ばれる1種であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    接合体。
  4. (4)非酸化物セラミックス部材上にIVa族金属層を形
    成した後、非酸化性雰囲気中で、800℃〜1,800
    ℃の範囲内の温度下で熱処理し、次いでAlまたはAl
    合金をろう材としてIVa族金属層に被接合金属部材をろ
    う付けすることを特徴とする非酸化物セラミックスと金
    属との接合体の製造方法。
  5. (5)前記IVa族金属層を形成する際に、前記非酸化物
    セラミックスの表面を、真空下で不活性ガススパッタリ
    ングまたはイオンエッチングによって清浄化した後、直
    ちにIVa族金属層を蒸着またはイオンプレーティングに
    よって形成することを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の接合体の製造方法。
  6. (6)前記IVa族金属層の形成後の熱処理を、真空中ま
    たは窒素、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、ヘリウムお
    よびアルゴンからなる群から選ばれる少なくとも1種の
    ガス雰囲気下で行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    4項または第5項記載の接合体の製造方法。
  7. (7)前記非酸化物セラミックスが、窒化珪素系セラミ
    ックス、炭化珪素系セラミックスおよび窒化アルミニウ
    ム系セラミックスからなる群から選ばれる1種であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4〜6項のいずれか1
    項に記載の接合体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348281A (ja) * 2000-06-02 2001-12-18 Nhk Spring Co Ltd 酸化物系セラミックスどうしまたは酸化物系セラミックスと金属の接合方法および接合体

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