JPS6099554A

JPS6099554A - バレル仕上げ方法

Info

Publication number: JPS6099554A
Application number: JP20370883A
Authority: JP
Inventors: Junji Nakada; 順二中田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-11-01
Filing date: 1983-11-01
Publication date: 1985-06-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、特に小型部品の仕上げ加工に好適するバレル
仕上げ方法に関する。

〔発明の技術的背泉とその問題点〕

バレル仕上げは１回転又は振動するバレルの中に被加工
物と、研ＪＦ’ｌ材としてのメディアと、水とコンパウ
ンドからなる工作液とを入れて、被加工物とメディアと
の衝突により表面仕上げを行うものである。ところで、
一般に、安定した何層作用を得るためには、バレル仕上
げに用いられるメディアとしては、被加工物の平均径の
１／／２〜１／／３の粒径のものが用いられている。と
りわけ、被加工物の大きさが小さくなるほど、メディア
の大きさを減少させる必要がある。たとえば、第１図に
示すような円筒形の被加工物（Ａ）の内ＬＩＪＩＩ　（
Ｂ）をバレル仕上げする場合、この被加工物（Ａ）の内
径が５ｉｇ以下であるとすると、メディアの径は２闘以
下にする必要がある。しかし、このようにメディアの径
が小さくなると、メディア部分の爾比近が増大する。そ
して、メディア同志の接触面Ａｊｔが大きくなって、メ
ディアの流動性が阻害され、メディアと被加工物とが一
体となって移動するだけで、被加工物とメディアとの間
での相対速度が生じなくなる。その結果、バレル仕上げ
が円滑に行われなくなる問題を惹起していた。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情にノ晶目してなされたもので、小型
部品のバレル仕上げを能率的に行うことのできるバレル
仕上げ方法を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

バレル仕上げ加工において用いられるメディアとして、
被加工物全面の仕上げ加工を行う小径メディアと、この
小径メディアの平均径の約３倍以上の平均径を有し、メ
ディア全容ｌの５〜７０５６を占める大径メディアとか
らなるメディアを用いるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第２図は１本実施例のバレル仕上方法に用いられるトリ
プル型の回転バレル（１）及びこの回転バレル（１）中
に装入されたマス（２）を示している。このマス（２）
の回転バレル（２）容量に対する割合は、５０〜６０％
である。しかして、マス（２）は、メディア（３）・・
・と、被加工物（４）・・・と、加工液（図示せず）と
からなっている。被加工物（４）・・・は、内径が３ｔ
ｎｍの円筒状小型部品である。これらメディア（３）・
・・と、被加工物（４）・・・との容量比は、１０：３
に設定されている。一方、工作液は、バレル（２）容量
の５％程度装入されていて、水とコンパウンドとの混合
液である。さらに、メディア（３）・・・は１粒径が１
ｍｍ前後の球状の小径メディア（５）・・・と、粒径が
５ｍｍ前後の球状の大径メディア（６）・・・とからな
っている。これらメディア（５）・・・、（６）・・・
は、溶融酸化アルミニウムの塊状メディアであって１両
者の混合比は、小径メディア（５）・・・が３に対し、
大径メディア（６）・・・が２の割合である。

しかして、上記マス（２）が装入された回転バレル（１
）を矢印（力方向に回転させる。すると、大径メディア
（６）・・・の混合によりメディア（３）・・・の高比
重及びメディア（５）・・・、（６）・・・の接触面積
が過度に調整されていることによりメディア（３）・・
・は、矢印（８）方向に円滑に流動するとともに、被加
工物（４）・・・とメディア（３）・・・との間に衝撃
力及び相対速度が発生する。

そして、小径メディア（５）・・・は、被加工物（４）
・・・の中空部をも通過して被加工物（４）・・・全面
の研磨加工を行い、仕上げ加工が能率的かつ高精度に行
われる。

なお、上記実施例においては、メディア（３）・・・と
じては、塊状メディアを用いているが、ビトリファイド
法による焼成メディア、合成ｍｔ　）Ｉｔｌをボンドと
して成形した合成樹脂メディア、又はスチールメディア
、　１ｉＪｌｉ、、鉛チップなどの金属メディアを使用
してもよい。また、これらの中から２種類以上を選択し
て、適宜混合してもよい。さらに、メディア（３）・・
・の形状は１球形に限ることなく１円柱形。

円錐形、ビン形、どんぐり形、小麦形、卵形等。

任意に１種又は複数種を選択してもよい。をらに、上記
実施例においては、小径メディア（５）・・・の径は。

被加工物（４）・・・の内径の１／３であるが、これに
限定されることなく、被加工物の平均径（最大径と最小
径の、痺術平均値）の１／２以下であれば任意の径を選
択してよい。さらに、上記実施例においては、小径メデ
ィア（５）・・・の径と大径メディア（６）・・・の径
との比は、小径メディア（５）・・・が１に対して大径
メディア（６）・・・が５．すなわち１１５に設定され
ているが、１／３以下であれば、どのような径を選択し
てもよい。さらに１だ、メディア全容量に占める大径メ
ディアの混合割合は、上記実施例においては、４０％で
あるが、５〜７０％における範囲で加工条件に応じて適
宜選択してよい。ちなみに、被加工物の嵩比重が大きめ
の場合は、大径メディアの混合割合を低めにし、被加工
物嵩比重が小さめの場合は、大径メディアの混合割合を
畠めにすると、打こんの発生を抑止することができる。

さらにまた１本発明は、回転バレルに限ることなく、振
動ノくレル。

遠心バレル等にも適用できる。

〔発明の効果〕

本発明のバレル仕上げ方法は、被加工物全面を仕上げ研
磨する小径メディアに、この小径メディアの平均径の約
３倍以上の平均径の大径メディアを全メディア量の５〜
７０％混合するようにしてメディアの嵩比重を？Ａ整す
るようにしたので、マスの流動性が向上して、仕上げ加
工を能率的かつ確実に行うことができる。とりわけ、小
形又は複雑形状の被加工物の仕上げ加工に適用した場合
に格別の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は被加工物の斜視図、第２図は本発明の一実施例
のバレル仕上げ方法に用いられる回転ノ（レル内部を示
す振部断面図である。（１）二回転バレル、　（３）　：メディア。（４）：被加工物、　（５）　：小径メディア。（６）：大径メディア。代理人　弁理士　則　近憲　佑　（ほか１名）第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

バレル中にメディアと工作液と被加工物とを装入して仕
上げ加工を行うバレル仕上げ方法において、上記メディ
アとして、上記被加工物全面の仕上げ研磨を行う小径メ
ディアと、上記小径メディアの平均径の約３倍以上の平
均径を有する大径メディアとを用い、かつ大径メディア
を上記メディア全容量中の５〜７０％混合して用いるこ
とを特徴とするバレル仕上げ方法。