JP2003231053A - バレル研磨方法、およびバレル研磨用メディア - Google Patents

バレル研磨方法、およびバレル研磨用メディア

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク凹部内側の研磨とともにワークの表面
仕上げを行うこのとのできるバレル研磨方法を提供す
る。 【解決手段】 バレル研磨するワークの凹部の隙間間隔
より小さく、略三角柱形状で、その側面11が内側に窪
み、三角形を構成する各頂角部分が円弧形状である第2
のメディアαと、ワークの凹部の隙間間隔より大きな第
2のメディアとを混合したバレル研磨方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バレル研磨方法、
およびバレル研磨用メディアに関する。
【0002】
【従来の技術】バレル研磨は、ワークの表面仕上げに用
いられる。たとえば、ベルト式駆動式無段変速機のエレ
メントもバレル研磨を行って、面粗さを調整している。
【0003】ところで、このエレメントは、金属製板材
を打ち抜くことで成形しているため、バリの発生が避け
られない。このため、表面仕上げとして行われるバレル
研磨に先立ち、このバリ取り加工を行う必要がある。
【0004】バリ取り加工装置としては、たとえば特開
2001−138193号公報には、エレメント、特に
その凹部を研磨加工することでバリ取りを行う装置が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バレル研磨
は、バレル研磨槽の中にメディアとともにワークを入れ
て攪拌することにより、ワーク表面をメディアによって
研磨しているものである。したがって、原理的にはワー
クについているバリなどの不要物も取り去ることができ
る。
【0006】そこで、前記のエレメントもバリ取り加工
を別途行うことなく、バレル研磨のみでバリ取りととも
に表面仕上げを行うことが考えられる。そうすると、エ
レメントの形状から凹部にもバリがあるため、この凹部
の隙間にも入り込むようなメディアを使用する必要があ
る。
【0007】しかしながら、エレメントの凹部に入り込
むような小さなメディアを用いた場合、メディアが小さ
くなりすぎて、バリ取り効果がないといった問題があ
る。
【0008】一方、バリ取り効果が大きくなるように大
きなメディアを使用すると、打ち抜きの際にできた外周
部のバリを取ることはできるものの、凹部の隙間にでき
たバリを取ることは難しく、また、メディアを大きくし
すぎると、バレル研磨において研磨された部分に2次バ
リと称するメディアによって研磨された部分に、あらた
なバリが発生してしまうことがある。
【0009】このため、バリ取り加工と表面仕上げを一
度のバレル研磨処理により実行できないのが現状であ
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、バリ取りと表面
仕上げをともに行うことのできるバレル研磨方法を提供
することであり、また、このためのバレル研磨用メディ
アを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成により達成される。
【0012】(1)凹部を有するワークのバレル研磨方
法であって、前記凹部の隙間の間隔未満の大きさの第1
のメディアと、前記凹部の隙間の間隔以上の大きさの第
2のメディアとを混合したメディアを使用することを特
徴とするバレル研磨方法。
【0013】(2)前記第1のメディアと前記第2のメ
ディアの混合比は、1対1〜4対1であることを特徴と
する。
【0014】(3)前記第1のメディアは、略三角柱形
状で、該略三角柱形状の側面が内側に窪み、該略三角柱
形状の三角形を構成する各頂角部分が円弧形状であるこ
とを特徴とする。
【0015】(4)前記略三角柱形状の三角形を構成す
る一辺の長さおよび柱の高さは、その上限が前記ワーク
の凹部の隙間間隔の0.4倍以下であり、下限がバレル
研磨によりワークを研削することが可能な大きさである
ことを特徴とする。
【0016】(5)前記略三角柱形状側面の窪みは、窪
み部分の成す角が120〜160度であることを特徴と
する。
【0017】(6)前記ワークは、ベルト式駆動式無段
変速機のエレメントであることを特徴とする。
【0018】(7)凹部を有するワークのバレル研磨に
用いるバレル研磨用メディアであって、略三角柱形状
で、三角形を構成する一辺および柱の高さが、前記凹部
より小さく、該略三角柱形状の側面が内側に窪み、該略
三角柱形状の三角形を構成する各頂角部分が円弧形状で
あることを特徴とするバレル研磨用メディア。
【0019】(8)前記略三角柱形状の三角形を構成す
る一辺の長さおよび柱の高さは、その上限が前記ワーク
の凹部の隙間間隔の0.4倍以下であり、下限がバレル
研磨によりワークを研削することが可能な大きさである
ことを特徴とする。
【0020】(9)前記略三角柱形状側面の窪みは、窪
み部分の成す角が120〜160度であることを特徴と
する。
【0021】
【発明の効果】本発明は請求項ごとに以下の効果を奏す
る。
【0022】請求項1記載の本発明によれば、ワーク凹
部の隙間間隔未満の大きさの第1のメディアと、隙間間
隔以上の大きさの第2のメディアとを混合してバレル研
磨を行うことにしたので、ワーク凹部のなかまで確実に
研削してバリ取りを行うことができ、かつワーク表面の
仕上げ研磨も同時に行うことができる。
【0023】請求項2記載の本発明によれば、第1のメ
ディアと第2のメディアの混合比を、1対1〜4対1と
することで、バリ取りのための十分な研削量を得ること
ができるとともに、ワーク表面の面粗度を細かく仕上げ
ることができる。
【0024】請求項3記載の本発明によれば、バレル研
磨に用いる第1のメディアを、略三角柱形状で、その側
面が内側に窪みを持たせ、かつ三角形を構成する各頂角
部分を円弧形状にしたことで、ワーク凹部に第1のメデ
ィアを入り込みやするすることができる。
【0025】請求項4記載の本発明によれば、略三角柱
形状にした第1のメディアの三角形を構成する一辺の長
さおよび柱の高さについて、その上限をワークの凹部の
隙間間隔の0.4倍以下とし、下限をバレル研磨により
ワークを研削することが可能な大きさとすることで、ワ
ーク凹部に第1のメディアを入り込みやすくすることが
できる。
【0026】請求項5記載の本発明によれば、略三角柱
形状にした第1のメディア側面の窪みにおける成す角を
120〜160度とすることで、よりワーク凹部に第1
のメディアを入り込みやすくすることができる。
【0027】請求項6記載の本発明によれば、ベルト式
駆動式無段変速機のエレメントの凹部隙間のバリ取りと
ともに表面仕上げをバレル研磨のみで行うことができ
る。
【0028】請求項7記載の本発明によれば、バレル研
磨用メディアの形状を略三角柱形状で、三角形を構成す
る一辺および柱の高さが、ワークの凹部より小さく、略
三角柱形状の側面が内側に窪み、三角形を構成する各頂
角部分が円弧形状とすることで、ワークの凹部の隙間内
にメディアを入り込ませて、この凹部内を研磨すること
ができる。
【0029】請求項8記載の本発明によれば、略三角柱
形状としたメディアの三角形を構成する一辺の長さおよ
び柱の高さの上限をワークの凹部の隙間間隔の0.4倍
以下とし、下限をバレル研磨によりワークを研削するこ
とが可能な大きさとすることで、より確実にワーク凹部
にメディアを入り込みやすくすることができる。
【0030】請求項9記載の本発明によれば、略三角柱
形状としたメディア側面の窪みにおける成す角を120
〜160度とすることで、よりワーク凹部に第1のメデ
ィアを入り込みやすくすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0032】本発明を適用した実施の形態は、ベルト式
駆動式無段変速機のエレメントのバリ取りと表面仕上げ
をバレル研磨により行うものである。
【0033】ここで、まず、加工するワークとしてのエ
レメントについて簡単に説明する。
【0034】エレメントは、概略、図1に示すような形
状であり、このエレメント1は、図示しない自動車用ベ
ルト式駆動式無段変速機のベルトを構成する一部品であ
る。
【0035】このエレメント1は、図示するように、ボ
デー部2とヘッド部3とがネック部4により一体的に連
設されており、ネック部4の両側に凹部5が設けられて
いる。なお、図1Aは、エレメント1を示す斜視図であ
り、図1Bは平面図である。
【0036】このエレメント1は、図2に示すように、
プレスによる打ち抜き(S1)、熱処理(S2)、バレ
ル研磨(S3)により加工成形される。このため、プレ
スによる打ち抜き(S1)の際に、その打ち抜き輪郭に
沿ってバリが生じることがある。
【0037】本実施の形態は、この一連の加工工程のう
ち、バレル研磨(S3)を行うもので、このバレル研磨
によりバリの除去とともに表面仕上げ加工を行うもので
ある。
【0038】本実施の形態におけるバレル研磨では、大
きさの異なる2種類のメディアを使用する。
【0039】2種つりのメディアは、エレメント1の凹
部5の隙間間隔未満の大きさの第1のメディアαと、エ
レメント1の凹部5の間隔よりも大きな第2のメディア
βである。
【0040】第1のメディアαは、凹部5の間隔aより
小さいだけでなく、凹部5へ入り込みやすいように、図
3に示すように、略三角柱形状で、その側面11が内側
に窪んでいる。なお、図3Aは第1のメディアαの斜視
図であり、図3Bは第1のメディアαの平面図である。
【0041】この第1のメディアαの大きさは、三角形
の1辺の長さが0.2a〜0.4a、柱の高さもまた
0.2a〜0.4aとすることが好ましい。また、側面
11の窪み部分は、この窪みを成す角θを120〜16
0度とすることが好ましい。すなわち、窪みを成す角θ
が120度より小さいと側面11が薄肉で細長くなるた
め、特に第1のメディアが摩耗したときに研削量が低下
し、逆に160度より大きいと凹部5へ入り込みづらく
なって研削量が低下し、特に面取り研削量が低下するた
め、120〜160度とすることが好ましいのである。
さらに、三角柱の頂角部分は円弧形状として、この円弧
形状部分12の曲率半径をa/2とすることが好まし
い。
【0042】このような形状とすることで、単純な三角
柱形状よりもエレメント1の凹部5の隙間に入り込みや
すくすることができる。
【0043】この第1のメディアαの大きさは、同じ形
状で異なる大きさの第1のメディアαと第2のメディア
βをそれぞれα:β=2:1で混合して、エレメントの
バレル研磨を行った結果、図4に示すように、第1のメ
ディアαを約0.2a〜0.4aの間の大きさとした場
合に優れた研磨量を示すことから決めたものである。
【0044】ここで約0.4a以上で研削量が低下した
のは、第1のメディアαが大きくなりエレメント凹部に
入り込みづらくなったために研削量が低下したものと考
えられる。
【0045】一方、0.2a未満の場合に研削量が低下
するのは、エレメント凹部の間隔を基準としてメディア
の大きさを決めているため、約0.2a未満とした場
合、メディア体積が非常に小さくなり、バレル研磨時に
撹拌されても運動エネルギーが大きくならないので研削
量が低下したものと考えられる。
【0046】このことから、エレメント以外のワークを
バレル研磨する場合、第1のメディアαの大きさとして
は、その上限が凹部における隙間間隔の0.4倍以下と
することが好ましく、下限は、研削することが可能な運
動エネルギーを得ることのできる大きさであればよいこ
とになる。
【0047】第2のメディアβは、従来から使用されて
いる通常のメディアでよく、たとえば、図5Aに示すよ
うに、三角柱形状で各辺および高さが5a〜10a程度
のものを用いることが好ましい。三角柱形状の他に、図
5Bに示すように、その直径が5a〜10a程度の球形
状のメディアを用いてもよい。
【0048】第1のメディアαおよび第2のメディアβ
はともに、通常、メディアとして使用されているセラミ
ックス系の素材、たとえば、Al23、TiO3、FE
2、SiO2などが含まれているセラミクスが用いられ
る。
【0049】ここで、第1のメディアαと第2のメディ
アβを混合した場合の湿式バレル研磨における研削量お
よび面粗度について説明する。
【0050】バレル研磨の処理自体は、湿式バレル研磨
法により行う。湿式バレル研磨法は、周知のとおり、バ
レル研磨槽内に、メディア、ワーク、および必要に応じ
て研磨剤などからなるマスを投入し、さらに水を入れ
て、バレル研磨槽を回転して内部のマスを撹拌すること
で、メディアによってワークを研磨するものである。
【0051】図6は、第1のメディアαと第2のメディ
アβの混合比と研削量の関係を示す図面であり、図7
は、第1のメディアαと第2のメディアβの混合比と面
粗度の関係を示す図面である。
【0052】一般的に単一の大きさのメディアを使用し
た場合は、メディアの体積が大きいほど、研削量は多く
なり、面粗度が粗くなる。
【0053】第1のメディアαと第2のメディアβを混
合した場合、まず、研削量については、図6に示すよう
に、混合比がα:β=3:1付近になるまでは第1のメ
ディアαが多いほど研削量が多くなることがわかる。
【0054】このことは、単一の大きさのメディアを使
用した場合と比較すると逆の現象で、小さなメディアの
割合が多いほど研削量が多くなっているのである。
【0055】この理由は、体積の小さな第1のメディア
αが、体積の大きな第2のメディアβとワークとの間に
入り、第1のメディアαが、体積が大きくしたがって重
量が重い第2のメディアβにより押されて、ワークと大
きな力で接触するようになり、このためワークに対する
摩擦力が上がり研磨量が増加したものと考えられる。そ
して、混合比がα:β=4:1付近になると、第1のメ
ディアαが多すぎてワークを拘束してしまうことにな
り、ワークとメディアとの摩擦が少なくなって研削量が
低下するものと考えられる。
【0056】なお、図6において示される点線は、エレ
メントのバリ取りに必要な所望の研削量を示すラインで
あり、ここでは、このライン以上の研削量が得られる部
分を好ましい研削量とした。
【0057】次に、面粗度については、図7に示すよう
に、第1のメディアαが多いほど面粗度が細かくなる。
すなわち、比較的小さな第1のメディアαが多いほど表
面仕上げ効果が大きく滑らかな表面が得られる。
【0058】この理由については、体積の小さな第1の
メディアαが多くなることにより、ワークをより細かく
研削することができるためと考えられる。
【0059】なお、図7において示される点線は、エレ
メントの表面仕上げに必要な所望の面粗度を示すライン
であり、ここでは、このライン以下の面粗度が得られる
部分を好ましい面粗度とした。
【0060】これらの研削量および面粗度の関係から、
エレメントのバリ取りと表面仕上げには、第1のメディ
アαと第2のメディアβの混合比がα:β=1:1〜
3:1であることが好ましい。
【0061】次に、第1のメディアαと第2のメディア
βを混合した場合のバレル処理時間と研削量の関係は、
図8に示すように、単一の大きさのメディアを使用した
場合と同じ傾向であり、時間が長くなるほど研削量が低
下してくる。また、この図から、第1のメディアαと第
2のメディアβを混合した方が単一の大きさのメディア
を使用した場合より研削量が大きいことがわかる。な
お、図8に示した結果においては、第1のメディアαと
第2のメディアβの混合比をα:β=2:1とした場合
である。
【0062】以上のように、エレメントの凹部の間隔よ
り小さく、かつ、その形状が略三角柱形状の第1のメデ
ィアαと、これより大きな第2のメディアβを混合する
ことで、エレメントのバリ取りと表面仕上げをバレル処
理のみによって行うことができる。
【0063】なお、本実施の形態は、ワークとしてエレ
メントを用いたものであるが、本発明はこのようなエレ
メントの加工に限定されるものではなく、様々なワーク
に対して有効であり、特に、単一の大きさのメディアで
はバリ取りと表面仕上げを一度に行うことのできない、
凹部や隙間を有するワークに対して効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベルト式駆動式無段変速機のエレメントを示
す概略図である。
【図2】 エレメントの加工工程を示す図面である。
【図3】 本発明を適用した実施の形態において使用す
る第1のメディアを示す図面である。
【図4】 第1のメディアαの大きさと研磨量の関係を
示す図面である。
【図5】 第2のメディアβを示す概略図である。
【図6】 第1のメディアαと第2のメディアβの混合
比と研削量の関係を示す図面である。
【図7】 第1のメディアαと第2のメディアβの混合
比と面粗度の関係を示す図面である。
【図8】 第1のメディアαと第2のメディアβを混合
した場合のバレル処理時間と研削量の関係を示す図面で
ある。
【符号の説明】
1…エレメント、 2…ボデー部、 3…ヘッド部、 4…ネック部、 5…凹部、 11…メディア側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正行 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3C058 AA01 AA09 CB08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有するワークのバレル研磨方法で
    あって、 前記凹部の隙間の間隔未満の大きさの第1のメディア
    と、前記凹部の隙間の間隔以上の大きさの第2のメディ
    アとを混合したメディアを使用することを特徴とするバ
    レル研磨方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のメディアと前記第2のメディ
    アの混合比は、1対1〜4対1であることを特徴とする
    請求項1記載のバレル研磨方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のメディアは、略三角柱形状
    で、該略三角柱形状の側面が内側に窪み、該略三角柱形
    状の三角形を構成する各頂角部分が円弧形状であること
    を特徴とする請求項1または2記載のバレル研磨方法。
  4. 【請求項4】 前記略三角柱形状の三角形を構成する一
    辺の長さおよび柱の高さは、その上限が前記ワークの凹
    部の隙間間隔の0.4倍以下であり、下限がバレル研磨
    によりワークを研削することが可能な大きさであること
    を特徴とする請求項3記載のバレル研磨方法。
  5. 【請求項5】 前記略三角柱形状側面の窪みは、窪み部
    分の成す角が120〜160度であることを特徴とする
    請求項3または4記載のバレル研磨方法。
  6. 【請求項6】 前記ワークは、ベルト式駆動式無段変速
    機のエレメントであることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか一つに記載のバレル研磨方法。
  7. 【請求項7】 凹部を有するワークのバレル研磨に用い
    るバレル研磨用メディアであって、 略三角柱形状で、三角形を構成する一辺および柱の高さ
    が、前記凹部より小さく、該略三角柱形状の側面が内側
    に窪み、該略三角柱形状の三角形を構成する各頂角部分
    が円弧形状であることを特徴とするバレル研磨用メディ
    ア。
  8. 【請求項8】 前記略三角柱形状の三角形を構成する一
    辺の長さおよび柱の高さは、その上限が前記ワークの凹
    部の隙間間隔の0.4倍以下であり、下限がバレル研磨
    によりワークを研削することが可能な大きさであること
    を特徴とする請求項7記載のバレル研磨用メディア。
  9. 【請求項9】 前記略三角柱形状側面の窪みは、窪み部
    分の成す角が120〜160度であることを特徴とする
    請求項7または8記載のバレル研磨用メディア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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