JPS6095251A - 電子制御式無段変速装置 - Google Patents

電子制御式無段変速装置

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JPS6095251A
JPS6095251A JP20251183A JP20251183A JPS6095251A JP S6095251 A JPS6095251 A JP S6095251A JP 20251183 A JP20251183 A JP 20251183A JP 20251183 A JP20251183 A JP 20251183A JP S6095251 A JPS6095251 A JP S6095251A
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JP
Japan
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speed
change
clutch
accelerator
variable transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP20251183A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Nobumoto
信本 和俊
Shizuo Tsunoda
角田 鎮男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6095251A publication Critical patent/JPS6095251A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、あらかじめ定められた変速制御特性にのっと
って、無段変速機の入出力トルク比を調整するようにし
てなる電子制御式無段変速装置に関するものである。
(従来技術) 近時、特公昭45−32567号公報にみられるように
、アクセル開度に応じて変速比の変わる無段変速機を介
して、エンジン回転数を調速機に伝達することにより、
機械的に、エンジンの運転状態に応じて所定の変速制御
特性にしたがった変速比を得るようにしたものが提案さ
れている。
このようなものにあっては、上記変速制御特性を、例え
ばエンジン負荷に対して最も消費燃料の少なくなるよう
に設定して省燃費運転を行なえる等の利点を有する反面
、必ずしも運転者の要求にあった変速比が得られないと
いう欠点をイiする。
すなわち、運転者によるエンジンに対する入力テ最も主
たるものはアクセル操作であり、このアクセル操作の変
化に対応したトルクを引き出せることが望まれるが、上
述した従来のものでは、変速制御特性が一律に決定され
てしまうため、このアクセル操作の変化速度に対応した
変速比すなわちトルクを得ることができなかった。この
点を詳述すると、アクセルペダルを踏込んでアクセル開
度を大きくした場合を想定してみると、例えこの踏込み
後のアクセル開度が同じであったとしても、一般に、ア
クセルペダルを速く踏込んだときは遅く踏込んだときよ
りも大きな加速すなわち大きなトルクを得たいことを要
求していると考えられるが、従来のものでは、アクセル
開度が同じであるということからして、変速制御特性に
よって変速比が同じように設定されて所望のトルクすな
わち加速が得られず、したがってこの点において運転者
に違和感や不満感を与えてしまうことになる。
(発明の目的) 本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、
アクセルの変化速度に対応したトルクオなわち変速比が
得られるようにした電子制御式無段変速装置を提供する
ことを目的とする。
(発明の構成) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては、無段変
速機を電子的に制御して、アクセル操作の変化速度が大
きいときには、変速制御特性をシフトダウンが支配的に
なる方向にオフセット変化するように、すなわち同じア
クセル開度であれば変速比が大きくなってエンジン回転
数が大きくなる方向にオフセット変化させるようにしで
ある。
具体的には、第1図に示すように、エンジン駆動系に介
在された無段変速機構の入出力トルクを変化させる変速
比可変手段を設けて、該変速比可変手段を、あらかじめ
定められた変速制御特性にのっとってシフトダウン信号
(減速比が大きくなる方向への信号)、シフトアップ信
号(減速比が小さくなる方向への信号)を発つする変速
比変更制御手段により制御して、通常は変速比が上記変
速制御特性どおりになるようにする一方、アクセルの変
化速度が大きいときには、これを検出するアクセル変化
検出手段からの出力を受ける変速制御特性変更手段によ
って、上記変速制御特性を、シフトダウンが支配的とな
る方向へオフセット変化させるようにしである。
(実施例) 全体の概要を示す第2図において、■はエンジンで、該
エンジン1の出力は(回転)は、クラッチ2、ギアボッ
クス3、無段変速機4、デファレンシャルギア5を介し
て、駆動輪6へ伝達されるようになっており、エンジン
lから駆動輪6までの間の動力伝達機構が、エンジン駆
動系を構成している。
前記エンジンlには、吸気マニホルド7を介して吸気管
8が接続され、該吸気管8内に配設したスロットルバル
ブ9の開度を調整することにより、エンジンlの出力が
調整される。また、前記ギアボックス3は、後述するよ
うに、手動操作によって、R(リバース)、Nにュート
ラル)、D(ドライブ)、L(ロー)の各レンジをとり
うるようになっている。さらに、クラッチ2の断続およ
び無段変速機4の変速比変更は、油圧を利用したアクチ
ュエータを制御することにより、後述するようにそれぞ
れ自動的に行なわれるようになっている。
次に、前記クラッチ2、ギアボックス3、無段変速機4
につき、第3図に基づいて順次説明することとする。
前記フランチ2は、エンジンlのクランクシャフトとも
なるクラッチ入力軸21と、該入力軸21に対して回転
自在なりラッチ出力軸22とを有する。このクラッチ出
力軸22には、クラッチディスク23がスプライン嵌合
され、該フランチディスク23を、クラッチ入力軸21
と一体のフライホイール24に圧接することによって、
両軸21と22がつながった接続状態となり、逆にフラ
ンチディスク23とフライホイール24とが離間すると
両軸21と22との連動が断たれた切断状態となる。こ
のようなりラッチディスク23のフライホイール24に
対する圧接、離間を行なうため、出力軸22にはスリー
ブ25が摺動自在かつ回転自在に嵌合されて、該スリー
ブ2゛5には、支点26を中心にして揺動自在とされた
皿ばね等のばね部材27の一端部が連結される一方、該
ばね部材27の他端部が、クラッチディスク23の背面
に臨まされたクラッチプレッシャプレート28に連結さ
れている。これにより、スリーブ25が第3図左方動す
ると、ばね部材27を介してクラッチプレッシャプレー
ト28すなわちクラッチディスク23が同図左方へ変位
された接続状態となり、逆にこの接続状態からスリーブ
25が第3図左方動すると切断状態となる。
前記スリーブ25の第3図左右方向中位位置の調整は、
シリンダ装置29により行なわれるようになっている。
すなわち、シリンダ装置29のピストンロッド30が、
支点31を中心にして揺動自在な揺動アーム32の一端
部に連結される一方、該揺動アーム32の他端部が前記
スリーブ25の背面に臨まされている。、また、シリン
ダ装置29のピストン33によて画成された油室34が
、配管35を介して三方電磁切換弁からなるタラッチソ
レノイドパルブ36に接続され、該クラッチソレノイド
バルブ36は、油圧ポンプ37の吐出側より伸びる配管
38、およびリザーバタンク39より伸びる配管40に
、それぞれ接続されている。そして、油圧ポンプ37の
吸込側は、フィルタ41が接続されてリザーバタンク3
9より伸びる配管42が接続されている。
前記クラッチツレメイドバルブ36は、接続用と切断用
との2つのソレノイド36a、36bを有し、接続ソレ
ノイド36aを励磁(切断ソレノイド36bは消磁)し
た際に、油圧ポンプ37とシリンダ装置29の油室34
とが連通されて、ピストンロッド30が伸長され、クラ
ッチ2が接続される。そして、この接続時におけるクラ
ッチ2の伝達トルクは、油室34に対する油液供給量を
多くするほど大きくなる(クラッチディスク23のフラ
イホイール24に対する圧接力が大きくなる)。また、
切断ソレノイド36bを励磁(接続ソレノイド36aは
消磁)した際には、上記油室34がリザーバタンク39
に開放されて、ピストンロッド30がリターンスプリン
グ43しこよって縮長されて、クラッチ2が切断される
。ざらに、両ソレノイド36a、36bを共に消磁した
際しこは、油室34は密閉状態となって、ピストン口・
ンド30はそのままの状態に保持される。
前記ギアボックス3は、その入力軸がクラ・ンチ出力軸
22によって構成されており、該タラ・ンチ出力軸22
には、第1ギア51とこれよりも大径の第2ギア52と
が一体形成されている。この出力軸22に対しては、こ
れと平行にギアポ・ンクス出力軸53が配設されると共
に、該両軸22と53との中間において、第2ギアと常
時噛合う/<・ンクギア54が配設されている。上記ギ
アボックス出力軸53には、第1キア51と常時噛合う
大径の中間ギア55が回転自在に嵌合される一方、スリ
ーブ56が一体化されている。そして、このスリーブ5
6に対しては、クラッチギア57が常時スプライン嵌合
され、該クラ−7チギア57は、その軸方向変位に伴な
って、第3図に示すように。
中間ギア55に対してもスプライン嵌合可能とされてい
る。
このようなギアボックス3は、そのクラッチギア57が
第3図に示すように最右方位置にあるときに、クラッチ
出力軸22の回転が、第1キア51、中間ギア55、ク
ラッチギア57、スリーブ56を介してギアボックス出
力軸53に伝達され、このときの出力軸53の回転方向
が自動車の前進方向に相当する。また、クラッチギア5
7を第3図最左方位置に変位させたときは、クラッチ出
力軸22の回転が、第2ギア52、パンクギア54、ク
ラッチギア57、スリーブ56を介してギアボックス出
力軸53に伝達され、このときの出力軸53の回転方向
が、自動車の後退方向に相当する。さらに、クラッチギ
ア57が第3図左右方向中間ストローク位置にあるとき
は(クラッチギア57が中間ギア53とスプライン嵌合
せず、かつバックギア54とも噛合しない位置にあると
き)、クラッチ出力軸22とギアボックス出力軸53と
の連動が遮断されたニュートラル状態となる。
前記クラッチギア57の変位位置の調整は、シリンダ装
置58によって行なわれるようになっている。すなわち
、シリンダ装置58のピストンロット59が、連動アー
ム60を介してクラッチギア57に連係されて、ピスト
ンロッド59が伸長した際には、クラッチギア57が7
第3図左方へ変位されるようになっている。このシリン
ダ装置58は、そのピストン61によって2つの油室6
2.63が画成され、油室62は配管64を介して、ま
た油室63は配管65を介して、三方切換弁からなるマ
ニュアルバルブ66にそれぞれ接続されている。そして
、マニュアルバルブ66は、配管67を介して前記油圧
ポンプ37に、また配管68を介してリザー7へタンク
39に、それぞれ接続されている。
このようなマニュアルバルブ66は、支点69を中心に
して揺動自在な操作レバー70を手動操作することによ
り、その切換えが行なわれるもので、操作レバー70は
、第3図時計方向へ揺動されるのに伴なって、順次Rレ
ンジ、Nレンジ、Dレンジ、Lレンジをとり得るように
なっている。
このRレフ9位置においては、油室62が油圧ポンプ3
7に連通されると共に、油室63がリザーバタンク39
に開放されることにより、ピストンロッド59が伸長し
、ギアボックス3は後退状態となる。また、Nレンジ位
置にあっては、両油室62.63共にリザーバタンク3
9に開放されて、リターンスプリング71のバランス作
用により、ピストン口・ンド59すなわちクラッチギア
57が中間ストローク位置となって、ギアボックス3は
前述したニュートラル位置となる。さらに、Dレンジ位
置にあっては、油室62がリザーバタンク39に開放さ
れると共に、油室63が油圧ポンプ37に連通されて、
ピストンロット59 カに6長し、ギアボックス3は前
述した前進状態となる。なお、Lレンジ位置の際には、
マニュアルバルブ66はDレンジと同じ位置とされる。
前記無段変速機4は、互いに平行な入力軸81と出力軸
82とを有し、入力軸81にはプライマリプーリ83が
、また出力軸82にはセカンダリプーリ84が設けられ
て、該両プーリ83と84との間には、■ベルト85が
巻回されている。プライマリプーリ83は、入力軸81
と一体の固定フランジ86と、該入力軸81に対して摺
動変位可能な可動フランジ87とから構成され、該可動
フランジ87は、油圧アクチュエータ88に対する油液
供給量が増加するのに伴なって固定フランジ86へ接近
して、■ベルト85のプライマリプーリ83に対する巻
回半径が大きくなるようにされている。また、セカンダ
リプーリ84も、プライマリプーリ83と同様に、出力
軸82と一体の固定フランジ89と、該出力軸82に対
して摺動変位可能な可動フランジ90とから構成され、
該可動フランジ90は、油圧アクチュエータ91に対す
る油液供給量が増加するのに伴なって固定フランジ89
へ接近して、■ベルト85のセカンダリプーリ84に対
する巻回半径が大きくなるようにされている。
前記油圧アクチュエータ88は、配管92を介して、ま
た油圧アクチュエータ91は配管93を介して、三方電
磁切換弁からなる変速ソレノイドバルブ94にそれぞれ
接続され、該変速ソレノイド/ヘルプ94は、配管95
を介して油圧ポンプ37に、また配管96を介してリザ
ーバタンク39に、それぞれ接続されている。
前記変速ソレノイドバルブ94は、増速用、減速用の2
つのソレノイド94a、94bを有して、増速ソレノイ
ド94aを励磁(減速ソレノイ1” 94 bは消磁)
した際には、油圧アクチュエータ88が油圧ポンプ37
に連通されると共に、油圧アクチュエータ91がリザー
バタンク39に開放されるので、■ベルト85のプライ
マリプーリ83に対する巻回半径が大きくなる一方、セ
カンダリプーリ84に対する巻回半径が小さくなり、出
力軸82はその回転数が増加する増速状態となる(変速
比小)。また、緘速ソレノイド94bを励磁(増速ソレ
ノイド94aは消磁)した際には、逆に、油圧アクチュ
エータ91が油圧ポンプ37に連通されると共に、油圧
アクチュエータ88がリザーバタンク・39に開放され
るので、Vベルト85のプライマリプーリ83に対する
巻回半径が小さくなる一方、セカンダリプーリ84jこ
文4する巻回半径が大きくなって、出力軸82を士その
回転数が減少する減速状態となる(変速比大)。
勿論、変速比は、入力軸81の回転数を出力軸82の回
転数で除したものである(Vベルト85のセカンダリプ
ーリ84に対する巻回半径をプライマリプーリ83に対
する巻回半径で除したもの)。
なお、第3図中97は、電磁リリーフノくルブであり、
後述するクラッチ制御、変速比制御番と際しては図示の
位置を保持し続けているものである。
第2図、第3図において、101はコントロールユニッ
トで、該コントロールユニー) l O1+、:対して
は、各センサ102〜109からの出力が入力される一
方、該コントロールユニー/ ) l Olからは、ク
ラッチソレノイドバルブ36、変速ソレノイドバルブ9
4、リリーフバルブ97に対して出力される。 前記各
センサ102〜109について説明すると、センサ10
2は、スロットルバルブ9の開度を検出するスロットル
センサである。センサ103は、エンジン1の回転数N
E(実施例ではクラッチ入力軸21の回転数Eと同じ)
を検出する回転数センサである。センサ104は、クラ
ッチ出力軸22の回転数Cを検出する回転数センサであ
る。センサ105は、操作レバー70のR,N、D、L
の位置を検出するポジションセンサである。センサj0
6は、無段変速機4の入力軸81の回転数NPを検出す
る回転数センサである。センサ107は、無段変速機4
の出力軸82の回転数すなわち車速を検出する車速セン
サである。センサ108は、アクセルペダルliOの開
度を検出して、その変化速度を得るためのアクセルセン
サである。センサ109は、ブレーキペダル111が操
作されているか否かを検出するためのブレーキセンサで
ある。
次に前記コントロールユニットlO1による制御内容に
ついて、t54図〜第6図に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
第4図は、全体の処理系統を示し、先ず、ステップAに
おいてシステムイ゛ニシャライズされた後、ステップB
において制御に必要な各種データが入力され、その後、
ステップCにおけるクラッチ制御、ステップDにおける
変速比制御が行なわれることとなる(応答性を考慮して
ステップDの制御の際に読込まれるものもある)。なお
、以下の説明では、クラッチ制御のためのルーチンと、
変速比制御のためのルーチンとに分設していくこととす
る。
■クラッチ制御ルーチン(第5図) 先ず、ステップ121で、操作レバー70すなわちギア
ボックス3がNレンジにあるか否かが判定され、Nレン
ジにない場合は、ステップ122へ移行する。このステ
ップ122では、車速が大きい(例えば10km/h以
上)か否かが判定され、車速か大きい場合は、ステップ
123で車速フラグがセットされた後、ステップ124
へ移行する。
前記ステップ124では、クラッチ入力軸21の回転数
Eの微分値E′をめて、該微分値E′が回転数1=昇を
示す正であるか否かが判定され、微分値E′が正である
ときには、ステップ125へ移行する。このステップ1
25では、クラッチ入力軸21の回転数Eがクラッチ出
力軸22の回転数Cより大きいか否がが判定されて、E
tcである場合は、ステ・ンプ126へ移行する。そし
て、このステップ126では、クラッチソレノイドバル
ブ36の接続ソレノイド36aを励磁する一方、切断ソ
レノイド36bを消磁して、クラッチ2を接続すなわち
その伝達トルクを増大させる。また、ステップ125で
Etcではないと判定されたときには、ステップ128
へ移行して、クラッチソレノイドバルブ36の接続、切
断ソレノイド36a、36b共に消磁して、クラッチ2
の伝達トルクをそのままに保持する。
また、ステップ124で、E’>0でないと判定された
ときは、ステップ127へ移行し、ここでEtcである
か否かが判定される。そして、EくCのときは、ステッ
プ126へ移行して、りラッチ2が接続され、またEt
cでないと、きはステップ128へ移行してクラッチ2
の接続状態をそのままに保持する。
」二連したステップ124から125への流れは、クラ
ッチ入力軸21の回転が上11シているときを前提とし
ており、ステップ125から126への流れはクラッチ
入力軸21の回転数Eがクラッチ出力軸22の回転数C
よりも大きいときであるので、クラッチ2の伝達トルク
を大きくする必要があり、このためクラッチ2の伝達ト
ルクを大きくすべくその接続を行なうのである。この場
合は、例えば自動車の発進時におけるいわゆる半クラッ
チの状態に相当する。また、ステップ125から128
への流れは、クラッチ2の伝達トルクが丁度釣合ってい
るときであるので、該クラッチ2をその状態に保持する
ものであり、この場合は例えば定常走行状態に相当する
逆に、ステップ124から127への流れは、クラッチ
入力軸21の回転数が減少しているときを前提としてお
り、クラッチ入出力軸21と22との伝達トルクの授受
が丁度ステップ124がら125への流れとは逆になる
ため、ステップエ27における判定を、ステップ125
における判定とは逆にEtcであるか否かをみるように
しである。なお、ステップ127から126への流れは
、例えば操作レバー70を、Nレンジとしたまま走行し
ている状態で、Dレンジへ変化させたような場合に相当
し、この場合もいわゆる半クラツチ状態を形成する。ま
た、ステップ127から128への流れは、例えばエン
ジンブレーキを使用した減速走行状態に相当する。
一方、前記ステップ121において、Nレンジであると
判定されると、ステップ129で車速フラグをリセット
した後、ステップ130へ移行する。このステップ13
0では、クラ°”ツチソレノイドパルブ36の接続ソレ
ノイド36aを消磁する一方、切断ソレノイド36bを
励磁して、クラッチ2を切断する。すなわち、この場合
は、運転者自身がニュートラル状態を要求していること
が明確なので、無条件にクラッチ2を切断する。
また、ステップ122で車速が小さいと判定されたとき
は、ステップ131へ移行し、ここでアクセルペダル1
10が踏まれているONであるか否かが判定される。こ
のアクセルがONでないときは、エンジン1の出力を要
求していないときなので、ステップ132へ移行して、
車速フラグがセットされているか否かが判定Sれる。そ
して、車速フラグがセットされているときは車速が未だ
十分に低下していないときであり、このときはステップ
133へ移行し、ここでブレーキペダル111が踏まれ
たONであるか否かが判定される。
そして、ブレーキがONされているときはステップ13
4へ移行して、ここでエンジン回転ell N Eが1
50Orpm以下であると判定されると、ステップ12
9を経てステップ130へ移行する(クラ・ンチ2の切
断)。また、ステップ133でブレーキがONされてい
ないと判定されたときは、ステラ7’135へ移行して
、ここでエンジン回転数NEがlooOrpm以下であ
ると判定されると、ステップ129を経てステップ13
0の処理が行なわれる(クラッチ2の切断)。そして、
エンジン回転数NEが、ステップ134で1500rp
m以下ではないと判定された場合およびステップ135
でlo00rpm以下ではないと判定された場合は、ス
テップ124へ移行して前述した処理がなされる。
このように、ブレーキのON、OFFでクラッチ2の切
断を行なうか否かの判定基準としてのエンジン回転数N
Eの大きさを異ならせたのは、プレー+(ON)時にあ
っては車速の低下が非ブレーキ時よりも早いことを考慮
して、エンストの危険を回避するのに余裕をもたせるた
めである。なお、ステップ132において車速フラグが
セットされていないと判定されたときは、エンスト防I
L:のため、ステップ129を経てステップ130の処
理がなされる(クラッチ2の切断)。
II変速比制御(第6図) 本実施例では、アクセルの変化速度が大きいときに行な
われるシフトダウンが支配的となる側への変速制御特性
のオフセット変化を、実際のアクセル開度に対して、一
定の開度(BでB>0)を上乗せすることにより、行な
うようにしである。
上述のことを前提にして、先ず、ステップ141におい
て、アクセルペダル110の開度(スロットル開度と同
じ)αが読込まれ、この後ステップ142においてアク
セル開度αの微分値すなわちアクセルペダル110の変
化速度α′が演算される。そして、ステップ143にお
いて操作レバー70が、エンジンブレーキ力を要求する
Lレンジであるか否かが判定され、Lレンジである場合
には、実際のアクセル開度αに対して一定の上乗せ分の
開度Aを加算したものをアクセル開度として新たに設定
した後、ステップ145へ移行し、またLレンジでない
場合は、ステップ144を経ることなく、アクセル開度
αはステップ141で読込まれたものがそのまま設定さ
れて、ステップ145へ移行する。
前記ステップ145においては、微分値α′の絶対値が
所定の基準値ε(アクセル変化速度基準値)より大きい
か否かが判定され、1α′1〉(のときはステップ14
6においてタイマTをセットした後、ステップ147へ
移行する。このステップ147においては、さらに、ア
クセル開度αに対して一定の上乗せ分の開度Bを加算し
て、新たなアクセル開度αとして設定する。
前記ステップ147の後は、ステップ148へ移行して
、ここで、第7図に示す変速制御特性線Xに照し合わせ
て、ステップ147で設定されたアクセル開度αに相当
する目標入力回転数TNp(無段変速機4の入力軸81
の目標回転数)が演算される。この後、ステップ149
において、」二記目標入力回転数TNpが、規定値すな
わちエンジン1の最高許容回転数に相当する回転数以上
であるか否かが判定され、目標入力回転数TNpが規定
値以上であれば、ステップ150において、エンジンl
の過回転による破損を防止するために当該規定値が1]
標大入力転数として設定された後、ステップ151へ移
行し、また目標入力回転数TNPが規定値以下であれば
、当該目標入力回転数TNpをそのままとしてステップ
151へ移行する。
前記ステップ151においては、現在の入力回転数Np
(無段変速@4の入力軸81の回転数)が読込まれ、こ
の後ステップ152へ移行して、NP>TNpであるか
否かが判定される。そして、NP>TNPであれば、ス
テップ153へ移行して、シフトアップ信号を発つする
ことにより、すなわち変速比ソレノイドバルブ94の増
速ソレノイド94aを励磁する一方、減速ソレノイド9
4bを消磁することにより、無段変速機4の変速比を小
さくして、入力回転数NPが目標入力回転数TNpへ向
けて収束すべく低下される。また、NP>TNpでない
場合は、ステップ154へ移行して、シフトダウン信号
を発つすることにより、すなわち上記増速ソレノイド9
4aを消磁する一方、減速ソレノイド94bを励磁する
ことにより、無段変速機4の変速比を大きくして、入力
回転数NPが目標回転数TNpへ収束すべく上昇される
前記ステップ145の判定において、1α′1〉εでは
ないと判定されたときは、大きなトルク(大きな変速比
)を要求していないときであり、この場合は、ステップ
155へ移行して、タイマT=Oであるか否かが判定さ
れる。このステップ155においては、ステップ146
へ移行する処理を経ているときは、当初はタイマT=O
ではないので、ステップ156へ移行し、ここでタイマ
T=Oがカウントタウンされた後、ステップ147以降
の処理が行なわれる。また、ステップ146を経た処理
がなされないままステップ155に移行した場合、ある
いはステップ156によりタイマTのカウントダウンが
終了されているときには、ステップ148へ移行して前
述したのと同様の処理が行なわれる。なお、タイマTで
設定される時間は、後述するように、変速制御特性をオ
フセット変化させておく時間に相当する。
このように、本発明においては、アクセルの変化速度が
大きいとき゛には実際のアクセル開度よりも大きいアク
セル開度(この大きい分がステップ147でのBである
)に設定するので、結果的には変速制御特性がシフトダ
ウンが支配的となる側へオフセット変化して、大きなト
ルク(変速比)を得ることができるが、この点について
第7図〜第8図(a)、(b)を参照しつつ以下に詳述
する。
先ず、第7図は、エンジン負荷としてのスロットル開度
とエンジン出力状態としての無段変速機4の入力回転数
(NP )をパラメータとする変速制御特性線Xを示し
、この変速制御特性線Xは、スロットル開度が20°以
上においては、X+で示すようにスロットル開度にほぼ
比例して入力回転数が上昇するようにされ、またスロッ
トル開度が20°以下では、x2で示すように直線的と
なっている。そして、この変速制御特性線Xより左方側
がシフトダウン領域すなわちエンジン回転数を玉貸させ
るべく変速比が大きくされる領域であり、また変速制御
特性線Xより右方側がシフトアップ領域すなわちエンジ
ン回転数を低下させるべく変速比を小さくする領域であ
る。
ここで、上記変速制御特性線Xをシフトダウンが支配的
となるようにオフセット変化させるということは、当該
変速制御特性線Xを第7図中右方に変位させるというこ
とである。この点を具体的に説明すると、いまアクセル
開度が例えば30゜であることを前提として、変速制御
特性線Xが上記のようにオフセントされない状態では、
その入力回転数は約2500rpm であるが、オフセ
ット変化(第7図右方への変化)した場合は、このオフ
セットした分だけ入力回転数が」1契して、この上昇分
だけ無段変速機4の変速比が大きくなって大きなトルク
が得られ、この結果、大きな加速が得られることとなる
。そして、変速制御特性線Xを第7図のままとして、ス
ロットル開度30°に対して例えば10°上乗せしたと
すると(上乗せ後のスロットル開度は40°)、この4
0°に対する入力回転数は30°のときよりも大きくな
り、変速制御特性線Xを第7図右方側へオフセットした
のと同じことを意味する。
」二連のようなオフセットによる作用を第8図(a)、
(b)により説明すると、この第8図(a)において、
オフセット変化がある場合の入力回転数(Y2)は、オ
フセットされない場合の入力回転数(Yl)よりも大き
くなるため、オフセット変化された場合の出力回転数(
Z2)が、オフセット変化なしの場合の出力回転数(Z
l)よりもその回転数上昇の勾配が大きくなる(加速が
大きくなる)。勿論、変速比の変化は、第8図(b)で
示すように、オフセ・ントありの変速比(H2)が、オ
フセット変化なしの変速比(H8)よりも大きくなる。
なお、第8図(a)、(b)中β点は、オフセット変化
が終了された時点であり、これがタイマTにより設定さ
れた時間に相当する。また、領域Bは変速制御特性線X
にのっとた定常運転領域を、また領域AはこのB領域に
達つするまでの運転領域を示している(いずれもオフセ
ット変化後)。
上述の説明で既に明らかなように、ステップ144の処
理によって、Lレンジの際には、アクセル開度を上乗せ
することにより、Dレンジの際よりも大きなトルク(変
速比)が得られる。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
例えば次のような場合をも含むものである。
(p変速制御特性は、その−っのパラメータとして、ス
ロットル開度の他、アクセル開度、吸気負圧等のエンジ
ン負荷を、また他のパラメータとしてエンジン回転数、
車速、集塊変速Ia4の出力トルク等エンジンlの出力
状態を示すものを適宜採択して作成することができる。
(2J第6図ステップ145におけるアクセル開度の微
分値α′は、絶対値ではなくて正の場合(アクセルを踏
込んだ場合)のみとしてもよい。もっとも、実施例のよ
うに絶対値で判定すれば、アクセルを戻す方向への変化
速度に対応して変速制御特性をシフトダウンが支配的と
なる側へオフセット変化させて、アクセルの戻し方向の
変化速度の大きさに応じた大きさのエンジンブレーキが
得られることとなる (印変速制御特性をオフセット変化させるには、例えば
ステップ148での目標入力回転数について、所定分だ
け上乗せするようにしてもよい。
(Φステップ152以降の処理において、NP=TNp
である場合に、ステップ153.154とは別個独立し
て、両ソレノイド94a、94bを共に消磁した変速比
保持の処理を行なうようにしてもよい。
(Φコントロールユニット101をマイクロコンピュー
タによってする場合は、デジタル式、アナログ式のいず
れによっても構成することができる。
(発明の効果) 本発明は、以上述べたことから明らかなように、常時は
変速制御特性どおりの変速比で運転を行ないつつ、アク
セルの変化速度が大きい場合には、上記変速制御特性を
シフトダウンが支配的となる側へオフセット変化させて
大きな変速比すなわち大きなトルクを得ることができ、
運転者の要求に的確に対応することができる。この結果
、大きなトルクを得るべくいたずらにアクセル開度を大
きくするようなことが極力抑制されるので、省燃費の上
でも好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図。 第2図は本発明の一実施例を示す全体概略図。 第3図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第4図〜第6図は、本発明の制御内容の一例を示すフロ
ーチャート。 第7図は変速制御特性の一例を示すグラフ。 第8図(a)、tJSB図(b)は本発明(7) 制御
内容を図式的に示すグラフ。 l;エンジン 4;無段変速機 81;無段変速機の入力軸 82;無段変速機の出力軸 88.91;アクチュエータ 101、コントロールユニット 102、スロットルセンサ 103.106;回転数センサ 108;アクセルセンサ 110、アクセルペダル 手続補正力(方式) 昭和59年 2月14日 特許庁長官殿 1事件の表示 昭和58年特許願第202511、 発明の名称 電子制御式無段変速装置 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称(313)東洋工業株式会社 4代理人〒105 TEI、(508)+801(発送
日・昭和59年 1月31日) 6補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明の欄」 7補正の内容 明細書第32頁第14行、「第8図(a)、第8図(b
)は」とあるのを、rpI481fflはJと補正する
。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン駆動系に介在され、入力トルクと出力ト
    ルクとの比が連続的に可変の無段変速機構と、 前記無段変速機構の入出力トルク比を変化させる変速比
    可変手段と、 アクセルの変化速度を検出するアクセル変化検出手段と
    、 エンジンの運転状態に応じて、あらかじめ定められた変
    速制御特性となるように前記変速比可変手段に対してシ
    フトダウン信号、シフトアップ信号を出力する変速比変
    更制御手段と、 前記アクセル変化検出手段からの出力を受け、アクセル
    の変化速度が大きいときに前記変速制御特性をシフトダ
    ウンが支配的となる側へオフセット変化させる変速制御
    特性変更手段と、を備えていることを特徴とする電子制
    御式無段変速装置。
JP20251183A 1983-10-31 1983-10-31 電子制御式無段変速装置 Pending JPS6095251A (ja)

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