JPS6093710A - ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法 - Google Patents
ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法Info
- Publication number
- JPS6093710A JPS6093710A JP58199966A JP19996683A JPS6093710A JP S6093710 A JPS6093710 A JP S6093710A JP 58199966 A JP58199966 A JP 58199966A JP 19996683 A JP19996683 A JP 19996683A JP S6093710 A JPS6093710 A JP S6093710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- olefin
- polyolefin
- parts
- extrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良されたポリオレフィン系ゴム絶縁電線の製
造法に関するものである。
造法に関するものである。
従来、ポリエチレンやエチレンプロピレンゴム等のポリ
オレフィンを架橋する簡便な方法とじては、該ポリオレ
フィンに遊離ラジカル発生剤の存在下で有機不飽和シラ
ンをグラフト反応させシランクラフトポリオレフィンを
得、ついでとのシランクラフトポリオレフィンをシラノ
ール縮合触媒の存在下でこれを水分と接触させ架橋させ
る所謂シラン架橋法が一般に知られている(例えば特公
昭48−1711号、特開昭57−49109号等)。
オレフィンを架橋する簡便な方法とじては、該ポリオレ
フィンに遊離ラジカル発生剤の存在下で有機不飽和シラ
ンをグラフト反応させシランクラフトポリオレフィンを
得、ついでとのシランクラフトポリオレフィンをシラノ
ール縮合触媒の存在下でこれを水分と接触させ架橋させ
る所謂シラン架橋法が一般に知られている(例えば特公
昭48−1711号、特開昭57−49109号等)。
かかる方法によ勺ゴム弾性を具備するポリオレフィン系
ゴム絶縁電線を製造することができるが、以下のような
問題があpその実用化が困難であるのが実情である。
ゴム絶縁電線を製造することができるが、以下のような
問題があpその実用化が困難であるのが実情である。
すなわち、一般にゴム弾性を有するポリオレフィンはそ
の軟化温度が40 ℃前後と低く、該ポリオレフィンの
ベレットが保存中又は押出加工時の押出様ホッパーのス
ロート部でブロッキングを起したフ、あるいは押出機ス
クリューフィード部にベレットが付着することがあり、
その結果、押出量変動、又は押出量が徐々に低下するな
ど押出製品の安定化を妨げ実用化に大きな支障を生じて
いた0 又こ゛の方法においては電線被覆直後のシラングラフト
ポリオンフィンは常温付近における機械的強度が低いこ
とから、仮シに何らかの理由で外力が加わると容易に永
久変形が生じてしまう。
の軟化温度が40 ℃前後と低く、該ポリオレフィンの
ベレットが保存中又は押出加工時の押出様ホッパーのス
ロート部でブロッキングを起したフ、あるいは押出機ス
クリューフィード部にベレットが付着することがあり、
その結果、押出量変動、又は押出量が徐々に低下するな
ど押出製品の安定化を妨げ実用化に大きな支障を生じて
いた0 又こ゛の方法においては電線被覆直後のシラングラフト
ポリオンフィンは常温付近における機械的強度が低いこ
とから、仮シに何らかの理由で外力が加わると容易に永
久変形が生じてしまう。
すなわち、押出被覆直後のシランクラフトポリオレフィ
ンは、はとんど架橋反応が進行していないことによシ、
引取機あるいは巻取シトラム中にて外力によシ被覆層に
永久変形が生じるなどの不都合があり、かかる変形を防
止するため押出被覆後の絶縁体を常温まで充分に冷却し
た後、巻取るなどの配慮をせざるを得ない。しかし、こ
の場合ケーブル製造線速を極度に遅くしたシ、あるいは
上記冷却水槽を著しく長くする必要がちシ、経済的な問
題が避けられないばかシでなく、ガイドや巻取ドラム中
でこの被覆層の変形はやはり避けることができない。
ンは、はとんど架橋反応が進行していないことによシ、
引取機あるいは巻取シトラム中にて外力によシ被覆層に
永久変形が生じるなどの不都合があり、かかる変形を防
止するため押出被覆後の絶縁体を常温まで充分に冷却し
た後、巻取るなどの配慮をせざるを得ない。しかし、こ
の場合ケーブル製造線速を極度に遅くしたシ、あるいは
上記冷却水槽を著しく長くする必要がちシ、経済的な問
題が避けられないばかシでなく、ガイドや巻取ドラム中
でこの被覆層の変形はやはり避けることができない。
ここに本発明者らは上記事情に鑑み上述の諸問題を解消
すべく鋭意検討を行った結果、特定のエチレン−α−オ
レフィン共重合体とポリオレフィンとの所定割合による
混合物を、シラン架橋法にて架橋させることにより上記
の欠点を著しく改善し得ることを見い出しこの発明を完
成したのである。
すべく鋭意検討を行った結果、特定のエチレン−α−オ
レフィン共重合体とポリオレフィンとの所定割合による
混合物を、シラン架橋法にて架橋させることにより上記
の欠点を著しく改善し得ることを見い出しこの発明を完
成したのである。
即ち、この発明は、エチレンと08〜CIOのα−オレ
フィンとの・Iモル比が°t 13/25〜!Jし!3
J:ある線状J−チレンーα−オレフイン二元または三
元共重合ゴム(4)100〜50重量部と、ビカット軟
化温度60℃以上のポリオレフィン(B)0〜50重量
部と、適量の有機不飽和シラン及び遊離ラジカル発生剤
とを反応させて得られるシラングラフトマーを導体上に
押出被覆し、これをシラノール縮合触媒の存在下で水分
と接触させ架橋させることを特徴とするポリオレフィン
系ゴム絶縁電線の製造法である。
フィンとの・Iモル比が°t 13/25〜!Jし!3
J:ある線状J−チレンーα−オレフイン二元または三
元共重合ゴム(4)100〜50重量部と、ビカット軟
化温度60℃以上のポリオレフィン(B)0〜50重量
部と、適量の有機不飽和シラン及び遊離ラジカル発生剤
とを反応させて得られるシラングラフトマーを導体上に
押出被覆し、これをシラノール縮合触媒の存在下で水分
と接触させ架橋させることを特徴とするポリオレフィン
系ゴム絶縁電線の製造法である。
以下本発明の詳細な説明する。
この発明で用いられるエチレンとα−オレフィンの二′
元又は三元共重合体は、エチレンとα−オレフィンがC
8〜CIOでチシ、これらのエチレンとα−オレフィン
とのモル比が75/25−、−9515である。
元又は三元共重合体は、エチレンとα−オレフィンがC
8〜CIOでチシ、これらのエチレンとα−オレフィン
とのモル比が75/25−、−9515である。
そして必要に応じて添加される第3成分の非共役ジエン
は、ジシクロペンクジエン、1.4−へキサジエン、エ
チリデンノルボーネンなどであシ、そのヨウ素価は3〜
30のものである。また上記第3成分を含まないエチレ
ン−α−オレフィン共重合体の場合は上記エチレンとα
−オレフィンとのモル比は75/25〜9515が好ま
しい。
は、ジシクロペンクジエン、1.4−へキサジエン、エ
チリデンノルボーネンなどであシ、そのヨウ素価は3〜
30のものである。また上記第3成分を含まないエチレ
ン−α−オレフィン共重合体の場合は上記エチレンとα
−オレフィンとのモル比は75/25〜9515が好ま
しい。
次に上記ビカット軟化温度が60℃以上のポリオレフィ
ンとは、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはビカッ
ト軟化温度が60℃以上のエチレン−酢酸ビニール共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体などの他
のポリオレフィン類も含む。
ンとは、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはビカッ
ト軟化温度が60℃以上のエチレン−酢酸ビニール共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体などの他
のポリオレフィン類も含む。
前記エチレン−α−オレフィン二元又は三元共重合体(
以下A成分と略す)50〜100重量部に対しこのビカ
ット軟化温度60℃以上のポリオレフィン(以下B成分
と略す)を0〜50重量部とを混合しこれをこの発明の
ペースポリマートスる。
以下A成分と略す)50〜100重量部に対しこのビカ
ット軟化温度60℃以上のポリオレフィン(以下B成分
と略す)を0〜50重量部とを混合しこれをこの発明の
ペースポリマートスる。
ここでB成分の上記ブレッド比は、A成分のα−オレフ
ィン含有量などによって変化するものとし、すなわちA
成分中のエチレンとα−オレフィンのモル比75/25
〜9515の範囲内で、仮シにα−オレフィンのモル比
が高い場合はω)成分を増してブレンドするか、又はα
−オレフィンのモル比が低い場合は該ω)成分を少くす
ることができ、場合によってはω)成分のブレンド量が
0でも良い。
ィン含有量などによって変化するものとし、すなわちA
成分中のエチレンとα−オレフィンのモル比75/25
〜9515の範囲内で、仮シにα−オレフィンのモル比
が高い場合はω)成分を増してブレンドするか、又はα
−オレフィンのモル比が低い場合は該ω)成分を少くす
ることができ、場合によってはω)成分のブレンド量が
0でも良い。
しかし一般的には上記B成分けA成分に比し安価に入手
でき、上述のゴム弾性を失なわない範囲内で該B成分の
ブレンド量を増すのが機械強度及び経済的にも有利であ
る。
でき、上述のゴム弾性を失なわない範囲内で該B成分の
ブレンド量を増すのが機械強度及び経済的にも有利であ
る。
このように特定されたベースポリマーに対しては後記詳
述する有機シラン及び、遊離ラジカル発生剤を適量加え
て反応させシラングラフトマーを得、これを導体上に押
出被覆し、その後これをシラノール縮合触媒の存在下に
おいて水分と接触させ架橋反応させ常法の如くゴム弾性
を有するシラン架橋ポリオレフィン系ゴム絶縁電線を得
る。
述する有機シラン及び、遊離ラジカル発生剤を適量加え
て反応させシラングラフトマーを得、これを導体上に押
出被覆し、その後これをシラノール縮合触媒の存在下に
おいて水分と接触させ架橋反応させ常法の如くゴム弾性
を有するシラン架橋ポリオレフィン系ゴム絶縁電線を得
る。
尚、上記シラノール縮合触媒は、シラングラフトマーを
導体上に押出し被覆する際に予めマスターバッチとして
ベースポリマーに他の酸化防止剤、着色剤、難燃剤、充
填剤などと共に混練して使用してもよい。
導体上に押出し被覆する際に予めマスターバッチとして
ベースポリマーに他の酸化防止剤、着色剤、難燃剤、充
填剤などと共に混練して使用してもよい。
この発明において使用される有機不飽和シランとしては
、式RR′sty、(但し、Rは例えばビニル、アリル
、ブテニル、シクロへキセニル、シクロペンタジェニル
、シクロヘキサジェニル、CH2−C(CI COO(
CH2)3− 、 CHt−C(CHs) C00CH
,CルC(CHt)s−、CHz−C(C几)cooc
几Cル(OH)(OH) CH20(CHz )s−な
どの−価のオレフィン性不飽和炭化水素基またはヒドロ
カルボキシル基、Yは例えばメトキシ、エトキシ、ブト
キシ基のようなアルコキシ基、ホルミルオキシ、アセト
キシ基のようなアシルオキシ基またはグロピオンオキシ
基、−ON−C(Cut)s 、 −ON−C(CHt
) Cs Ha 。
、式RR′sty、(但し、Rは例えばビニル、アリル
、ブテニル、シクロへキセニル、シクロペンタジェニル
、シクロヘキサジェニル、CH2−C(CI COO(
CH2)3− 、 CHt−C(CHs) C00CH
,CルC(CHt)s−、CHz−C(C几)cooc
几Cル(OH)(OH) CH20(CHz )s−な
どの−価のオレフィン性不飽和炭化水素基またはヒドロ
カルボキシル基、Yは例えばメトキシ、エトキシ、ブト
キシ基のようなアルコキシ基、ホルミルオキシ、アセト
キシ基のようなアシルオキシ基またはグロピオンオキシ
基、−ON−C(Cut)s 、 −ON−C(CHt
) Cs Ha 。
−ON −C(Co Ha)2のようなオキシモ基、−
NHCyルのようなアルキルアミノ基、−NH(C4H
J)のようなアリールアミノ基などの加水分解し得る有
機基 R/は例えばメチル、エチル、プロピル、テトラ
デシル、オクタデシル、フニエル、ベンジル、トリル基
などの脂肪族不飽和炭化水素基以外の一価の炭化水素基
或いはYと同じもの)で表わされる化合物が使用される
。R′がYと同一で、R81Y。
NHCyルのようなアルキルアミノ基、−NH(C4H
J)のようなアリールアミノ基などの加水分解し得る有
機基 R/は例えばメチル、エチル、プロピル、テトラ
デシル、オクタデシル、フニエル、ベンジル、トリル基
などの脂肪族不飽和炭化水素基以外の一価の炭化水素基
或いはYと同じもの)で表わされる化合物が使用される
。R′がYと同一で、R81Y。
で表わされる有偉不飽和シランを使用するのが望ましく
、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン等を使用するのが好ましい。
、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン等を使用するのが好ましい。
この有機不飽和シランの使用量は、上記混合物100重
量部当91〜5重量部、望ましくは1.5〜2.5重量
部である。1重量部未満の場合には十分なグラフト化が
起こらず、一方5重量部よシ多い場合には成形が困難と
なると共に経済的でなくなる。
量部当91〜5重量部、望ましくは1.5〜2.5重量
部である。1重量部未満の場合には十分なグラフト化が
起こらず、一方5重量部よシ多い場合には成形が困難と
なると共に経済的でなくなる。
次に遊離ラジカル発生剤としては、例えば過酸化ベンゾ
イル、過酸化ジクロルベンゾイル、ジクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ(パ
ーオキシベンゾエート)ヘキシン−3,1,3−ビス(
t−プチルパーオキシイソグロビル)ベンゼン、ラウロ
イルパーオキサイド、t−ブチルパーアセテート、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン−3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート
などの有機過酸化物、もしくはパーエステル、またはア
ゾビスインブチロニトリル、ジメチルアゾジインブチレ
ートなどのアゾ化合物が使用される。又遊離ラジカル発
生剤としては100℃以上の温度でポリオレフィンに遊
離ラジカル部位を発生させる化合物、例えばジクミルパ
ーオキサイド、l、3−ビス(t−プチルパーオキシイ
ソグロビル)ベンゼンを使用するのが好ましい。この遊
離ラジカル発生剤の使用量は、上記混合物100重量部
当たり0.01−1重量部、望ましくは0.05〜0.
25重量部である。余りに多いと押出特性が悪くなると
共に成形体の表面肌が悪くな夕、−万全シに少ないとグ
ラフト反応が不十分となる。
イル、過酸化ジクロルベンゾイル、ジクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ(パ
ーオキシベンゾエート)ヘキシン−3,1,3−ビス(
t−プチルパーオキシイソグロビル)ベンゼン、ラウロ
イルパーオキサイド、t−ブチルパーアセテート、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン−3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート
などの有機過酸化物、もしくはパーエステル、またはア
ゾビスインブチロニトリル、ジメチルアゾジインブチレ
ートなどのアゾ化合物が使用される。又遊離ラジカル発
生剤としては100℃以上の温度でポリオレフィンに遊
離ラジカル部位を発生させる化合物、例えばジクミルパ
ーオキサイド、l、3−ビス(t−プチルパーオキシイ
ソグロビル)ベンゼンを使用するのが好ましい。この遊
離ラジカル発生剤の使用量は、上記混合物100重量部
当たり0.01−1重量部、望ましくは0.05〜0.
25重量部である。余りに多いと押出特性が悪くなると
共に成形体の表面肌が悪くな夕、−万全シに少ないとグ
ラフト反応が不十分となる。
さらに、シラノール縮合触媒としては、ジプチル錫シラ
ウリレート、酢酸第一錫、ジプチル錫ジアセテート、ジ
ブチル錫オクトエート、ナフテン酸鉛、カプリル酸亜鉛
、ナフテン酸コバルト、チタン酸テトラブチルエステル
、チタン酸テトラノニルエステル、ステアリン酸鉛、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン
酸ノ(リウム、ステアリン酸カルシウムなどの有機金属
化合物が使用される。その使用量は、同様に混合物10
0重量部当た90.03〜0.5重量部である。余りに
少ないと架橋度が低くなシ、−万全りに多いと成形体の
表面肌が荒れてしまうからである。
ウリレート、酢酸第一錫、ジプチル錫ジアセテート、ジ
ブチル錫オクトエート、ナフテン酸鉛、カプリル酸亜鉛
、ナフテン酸コバルト、チタン酸テトラブチルエステル
、チタン酸テトラノニルエステル、ステアリン酸鉛、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン
酸ノ(リウム、ステアリン酸カルシウムなどの有機金属
化合物が使用される。その使用量は、同様に混合物10
0重量部当た90.03〜0.5重量部である。余りに
少ないと架橋度が低くなシ、−万全りに多いと成形体の
表面肌が荒れてしまうからである。
以上の説明及び後記実施例からも明らかなように、本発
明は特定のエチレン−α−オレフィン二元又は三元共重
合体とビカット軟化温度60℃以上のポリオレフィンと
を所定組成にてブレンドして用い、それをシラン架橋さ
せた結果比較的エチレン成分の多い上記エチレン−α−
オレフィン二元又は三元共重合体の存在によυ押出作業
時例えば、ホッパー内外でのベレット同志のブロッキン
グが殆んどなくなシ、更には押出量の変動及び押出量が
徐々に低下していく様な押出加工上の問題が解消される
のである。
明は特定のエチレン−α−オレフィン二元又は三元共重
合体とビカット軟化温度60℃以上のポリオレフィンと
を所定組成にてブレンドして用い、それをシラン架橋さ
せた結果比較的エチレン成分の多い上記エチレン−α−
オレフィン二元又は三元共重合体の存在によυ押出作業
時例えば、ホッパー内外でのベレット同志のブロッキン
グが殆んどなくなシ、更には押出量の変動及び押出量が
徐々に低下していく様な押出加工上の問題が解消される
のである。
更に上記シラングラフトボリオレフイノカ高温下で高い
機械的強度を示すことにより、架橋完了後の外力による
変形も殆んどなく、シかも絶縁電線の生産効率、作業性
及び経済性が著しく向上し、かつ得られる絶縁電線は、
良好なゴム弾性、機械的強度及び押出外観を示す等の優
れた効果を有するのである。
機械的強度を示すことにより、架橋完了後の外力による
変形も殆んどなく、シかも絶縁電線の生産効率、作業性
及び経済性が著しく向上し、かつ得られる絶縁電線は、
良好なゴム弾性、機械的強度及び押出外観を示す等の優
れた効果を有するのである。
以下実施例によp本発明を具体的に説明する。
実施例1〜6
ペースポリマー用としての表1に示した如き物性を有す
るエチレン−α−オレフィンニ元又1d三元共重合ゴム
、と表2に示した如き物性を有しビカット軟化温度60
℃以上のポリオレフィンを使用し、これらを表3の組成
混合物とした。
るエチレン−α−オレフィンニ元又1d三元共重合ゴム
、と表2に示した如き物性を有しビカット軟化温度60
℃以上のポリオレフィンを使用し、これらを表3の組成
混合物とした。
表1 エチレン−α−オレフィン二元又は三元共重合ゴ
ム表2 ビカット軟化温度60℃以上のポリオレフィン
これらペースポリマー組成物95重量部に対して、ビニ
ルトメリドキシシラン2重量部、ジクミルパーオキサイ
ド0.16重量部及び触媒マスターバッチ(表IAのゴ
ム組成物100重量部に対しジブチル錫シラウリレート
1重量部と酸化防止剤としてイルガノックス1010
Cチバガイギー社製〕2重量部を混練しペレット化した
もの)5重量部を混和し、L/I)2B、D=55Mの
単軸押出機にてスクリュー回転数50rpm、材料押出
温度約210℃の条件テ22 md導体(5,5φ)上
に1.4U厚に押出被覆して、絶縁電線を得た。
ム表2 ビカット軟化温度60℃以上のポリオレフィン
これらペースポリマー組成物95重量部に対して、ビニ
ルトメリドキシシラン2重量部、ジクミルパーオキサイ
ド0.16重量部及び触媒マスターバッチ(表IAのゴ
ム組成物100重量部に対しジブチル錫シラウリレート
1重量部と酸化防止剤としてイルガノックス1010
Cチバガイギー社製〕2重量部を混練しペレット化した
もの)5重量部を混和し、L/I)2B、D=55Mの
単軸押出機にてスクリュー回転数50rpm、材料押出
温度約210℃の条件テ22 md導体(5,5φ)上
に1.4U厚に押出被覆して、絶縁電線を得た。
上記押出時の押出量の安定性、押出後納縁体の変形状況
及び絶縁体特性を調べ結果を同表3に併記した。
及び絶縁体特性を調べ結果を同表3に併記した。
この結果実施例1ではエチレン−α−オレフィン〜非共
役ジエンの三元共重合体を使用しており、若干の押出量
変動が観察されたが実用上支障をきたすようなものでは
なかった。又絶縁体変形もなくゴム絶縁電線として充分
なゴム弾性を有していたO 次に実施例2〜6は表2のポリオレフィン(E〜H)を
ブレンドしたものであるが押出量の安定性が良くかつ絶
縁体の変形が認められず同様に充分なゴム弾性を有して
いた。
役ジエンの三元共重合体を使用しており、若干の押出量
変動が観察されたが実用上支障をきたすようなものでは
なかった。又絶縁体変形もなくゴム絶縁電線として充分
なゴム弾性を有していたO 次に実施例2〜6は表2のポリオレフィン(E〜H)を
ブレンドしたものであるが押出量の安定性が良くかつ絶
縁体の変形が認められず同様に充分なゴム弾性を有して
いた。
比較例1〜3
α−オレフィン34モル%のエチレン−α−オレフィン
共重合ゴムを同表3の如く用いその他の組成及び押出条
件は実施例と同様にしてゴム絶縁電線を得、同様に試験
を行なった。得られた結果を表3に併記した〇 比較例1では押出前にペレット同志がブロッキングして
押出しはできなかった。
共重合ゴムを同表3の如く用いその他の組成及び押出条
件は実施例と同様にしてゴム絶縁電線を得、同様に試験
を行なった。得られた結果を表3に併記した〇 比較例1では押出前にペレット同志がブロッキングして
押出しはできなかった。
又比較例2では、押出量が安定せず、かつ押出被覆後の
絶縁体の変形が大きく良好なゴム絶縁電線が得られなか
った。
絶縁体の変形が大きく良好なゴム絶縁電線が得られなか
った。
比較例3では、低密度ポリエチレンのブレンド比を増大
したものであるが、押出量の安定性、押出被覆後の絶縁
体変形の点では良好であった@しかし絶縁体の100%
モジュラスが大きく硬度も大でちゃ、ゴム弾性が殆んど
なく、ゴム絶縁電線としては不充分なものであった。
したものであるが、押出量の安定性、押出被覆後の絶縁
体変形の点では良好であった@しかし絶縁体の100%
モジュラスが大きく硬度も大でちゃ、ゴム弾性が殆んど
なく、ゴム絶縁電線としては不充分なものであった。
以上実施例から明らかなように本発明方法によればシラ
ン架橋技術を応用して良好な緒特性をもったポリオレフ
ィン系ゴム絶縁電線を何ら生産性を低下させることなく
製造できるものであり、その工業的価値は極めて大きい
ものである。
ン架橋技術を応用して良好な緒特性をもったポリオレフ
ィン系ゴム絶縁電線を何ら生産性を低下させることなく
製造できるものであり、その工業的価値は極めて大きい
ものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 エテレントC3〜C3゜のα−オレフィンとのモル比が
75/25〜9515である線状エチレン−α−オレフ
ィン二元または三元共重合ゴム(A) 100〜50重
量部と、 ビカット軟化温度60℃以上のポリオレフィンCB)0
〜50重量部と、適量の有機不飽和シラン及び遊離ラジ
カル発生剤とを反応させて得られるシラングラフトマー
を導体上に押出被覆し、これをシラノール縮合触媒の存
在下で水分と接触させ架橋させることを特徴とするポリ
オレフィン系ゴム絶縁電線の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58199966A JPS6093710A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58199966A JPS6093710A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6093710A true JPS6093710A (ja) | 1985-05-25 |
Family
ID=16416559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58199966A Pending JPS6093710A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6093710A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523339U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
JPH0523340U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
WO2009103849A1 (en) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Upm-Kymmene Wood Oy | Coated wood board |
JP2011207961A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 熱可塑性エラストマー成形体の製造方法 |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP58199966A patent/JPS6093710A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523339U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
JPH0523340U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
WO2009103849A1 (en) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Upm-Kymmene Wood Oy | Coated wood board |
JP2011207961A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 熱可塑性エラストマー成形体の製造方法 |
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