JPS6092384A - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPS6092384A JPS6092384A JP20162383A JP20162383A JPS6092384A JP S6092384 A JPS6092384 A JP S6092384A JP 20162383 A JP20162383 A JP 20162383A JP 20162383 A JP20162383 A JP 20162383A JP S6092384 A JPS6092384 A JP S6092384A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage material
- energy storage
- thermal energy
- sodium
- melting point
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
木発＋３Ａは園芸用温室、特にビニールハウスなどに用
いられる蓄１に関するものである。
いられる蓄１に関するものである。
従来例の構成とその問題点
２ ゛
冬期に、昼間の太陽熱を貯蔵し、これを夜間の暖房に利
用するいわゆるパッシブソーラ暖房システムに使用され
る潜熱蓄熱４」としては、硫酸ナトリウム１ｏ水塩（Ｎ
ａ２Ｓ○４・１ｏＨ２０）や塩化カルシウム６水塩（Ｃ
ａ Ｃ１２・６Ｈ２０）がよく知られている。前者は約
３２℃、後者は約２９℃に融点をもっている。しかしな
がら施設園芸温室等で昼間太陽左ネルギーによって昇温
した室内空気を熱源として蓄熱し、夜間の暖房に使用す
るシステムに使用するには、前述の蓄熱材は融点が高過
ぎる。
用するいわゆるパッシブソーラ暖房システムに使用され
る潜熱蓄熱４」としては、硫酸ナトリウム１ｏ水塩（Ｎ
ａ２Ｓ○４・１ｏＨ２０）や塩化カルシウム６水塩（Ｃ
ａ Ｃ１２・６Ｈ２０）がよく知られている。前者は約
３２℃、後者は約２９℃に融点をもっている。しかしな
がら施設園芸温室等で昼間太陽左ネルギーによって昇温
した室内空気を熱源として蓄熱し、夜間の暖房に使用す
るシステムに使用するには、前述の蓄熱材は融点が高過
ぎる。
即ち、通常の温室に於て、温室内温度は栽培作物への影
響を考えて昼間でも２６〜３０℃以下に管理の必要があ
り、３０℃前後の融点の蓄熱材を融解することは不可能
である。この様な事情から温室暖房用蓄熱材としては融
点を低下せしめる事が望まれていた。本発明者らは先行
出願において約２４℃に融点をもつ新規な蓄熱Ａ書、す
なわち、Ｎａ２５ｏ４・１ｏＨ２０とＮａ２ＣＯ３・１
ｏＨ２０の共融混合物を開示したが、この先行出願にお
けるビニルハウスへの適用を検討した結果、融点をさら
に３べ一：ノ 低下させ、少くとも２２℃以下にすることが望ましいと
の結論を得た。即ち、温室内空気（２６〜２８℃）と熱
交換して日中の数時間内に蓄熱拐を融解せしめるために
は空気温度と融点は約６〜７℃の温度差が必要であり、
この為には蓄熱Ｈｐｅｌｔ点は２３℃以下であることが
望ましい。
響を考えて昼間でも２６〜３０℃以下に管理の必要があ
り、３０℃前後の融点の蓄熱材を融解することは不可能
である。この様な事情から温室暖房用蓄熱材としては融
点を低下せしめる事が望まれていた。本発明者らは先行
出願において約２４℃に融点をもつ新規な蓄熱Ａ書、す
なわち、Ｎａ２５ｏ４・１ｏＨ２０とＮａ２ＣＯ３・１
ｏＨ２０の共融混合物を開示したが、この先行出願にお
けるビニルハウスへの適用を検討した結果、融点をさら
に３べ一：ノ 低下させ、少くとも２２℃以下にすることが望ましいと
の結論を得た。即ち、温室内空気（２６〜２８℃）と熱
交換して日中の数時間内に蓄熱拐を融解せしめるために
は空気温度と融点は約６〜７℃の温度差が必要であり、
この為には蓄熱Ｈｐｅｌｔ点は２３℃以下であることが
望ましい。
発明の目的
本発明は２３℃以下に融点を有する蓄熱イ」を提供する
ことを目的としてなされたものである。
ことを目的としてなされたものである。
発明の構成
本発明はこの目的を達成するためになされたもので硫酸
ナトリウム１ｏ水塩と、炭酸すトリウム１ｏ水塩と、塩
化ナトリウム、塩化カリウムのうち少なくとも１種を含
む第３の物質とを含み、［）ｆＩ記硫酸ナトリウム１０
水塩と炭酸ナトリウム１０水塩のモル数の和（１−Ｘ）
に対し、第３の物質のモル数Ｘが０．１５（Ｘ≦０．２
６の範囲にあることを特徴とする蓄熱材を提供するもの
である。
ナトリウム１ｏ水塩と、炭酸すトリウム１ｏ水塩と、塩
化ナトリウム、塩化カリウムのうち少なくとも１種を含
む第３の物質とを含み、［）ｆＩ記硫酸ナトリウム１０
水塩と炭酸ナトリウム１０水塩のモル数の和（１−Ｘ）
に対し、第３の物質のモル数Ｘが０．１５（Ｘ≦０．２
６の範囲にあることを特徴とする蓄熱材を提供するもの
である。
実施例の説明
以下に本発明の詳細な説明する。
′Ｉ！ｆ開昭ＧＯ−９２３８４（２）
〈実施例１〉
Ｎａ２ＳＯ４・１ｏＨ２０とＮ ａ２ ＣＱ３・１０Ｈ
２０とＮ ａ ＣＱ とをモル比で０．４Ｘ（１−Ｘ）
：ｏ、ｅ ｘ（１−Ｘ）：Ｘ （７）割合で混合し、Ｘ
−ｏ 、 ｏ、 ｏｐｓ 。
２０とＮ ａ ＣＱ とをモル比で０．４Ｘ（１−Ｘ）
：ｏ、ｅ ｘ（１−Ｘ）：Ｘ （７）割合で混合し、Ｘ
−ｏ 、 ｏ、 ｏｐｓ 。
０、１．０．１５，０．２０，０．２５ 、 ０．３の
７種の試料を作成した。試料は過冷却防止剤として３重
（ｉ１％のホウ砂（Ｎａ２Ｂ４０７・１０Ｈ２０）、相
分離防止剤として２重量％の架橋型アクリル酸重合体を
含んでいるがこれらは試料の融点に殆んど影響しない事
が確認された。これらの試料を約３ｏｇ密閉型ポリエチ
レン容器に入れ、温度測定用の熱電対を試料の中心部に
挿入し、融解・凝固時の温度プロフィルを測定し、融点
（融解完了温度）をめた。第１図に各試料の融点を示す
。即ち、Ｎ ａ ＣＱ 量の増大と共に融点は低下し、
Ｘ＞０．１５で融点が２３℃以下になる。又、Ｘ−〇、
３の試料Ｉ″ｉ５℃ｉ５℃付近示す第２相（破線で示す
）が現われる。第２図にＸと融解潜熱量との関係を示す
。即ち、Ｎ ａ ＣＱ 量Ｘの増加と共に潜熱量も直線
的に減少し、Ｘ ＝ ０．３では３０ ｃｏｌ ／ ９
以下とな６１゛−ジ ってしまい、実用」二ｘ＝≦０．２５ が蓄熱口として
使用し得る範囲と考えられる。後で述べるようにこの傾
向／／′１Ｎａ（４のかわりにＫＣＦ、を用いても同様
であった。
７種の試料を作成した。試料は過冷却防止剤として３重
（ｉ１％のホウ砂（Ｎａ２Ｂ４０７・１０Ｈ２０）、相
分離防止剤として２重量％の架橋型アクリル酸重合体を
含んでいるがこれらは試料の融点に殆んど影響しない事
が確認された。これらの試料を約３ｏｇ密閉型ポリエチ
レン容器に入れ、温度測定用の熱電対を試料の中心部に
挿入し、融解・凝固時の温度プロフィルを測定し、融点
（融解完了温度）をめた。第１図に各試料の融点を示す
。即ち、Ｎ ａ ＣＱ 量の増大と共に融点は低下し、
Ｘ＞０．１５で融点が２３℃以下になる。又、Ｘ−〇、
３の試料Ｉ″ｉ５℃ｉ５℃付近示す第２相（破線で示す
）が現われる。第２図にＸと融解潜熱量との関係を示す
。即ち、Ｎ ａ ＣＱ 量Ｘの増加と共に潜熱量も直線
的に減少し、Ｘ ＝ ０．３では３０ ｃｏｌ ／ ９
以下とな６１゛−ジ ってしまい、実用」二ｘ＝≦０．２５ が蓄熱口として
使用し得る範囲と考えられる。後で述べるようにこの傾
向／／′１Ｎａ（４のかわりにＫＣＦ、を用いても同様
であった。
またＮ ａ ２ ＳＯ２・１０Ｈ２ｏとＮａ２Ｃｏ３．
１ｏＨ２０とのモル数の和（１−Ｘ）に対し、Ｎａの」
たはＫＣＱ の少なくとも一方を含む第３の物質を０．
１５〈Ｘ≦０．２６ の範囲で添加した場合にも同様の
傾向を示した。
１ｏＨ２０とのモル数の和（１−Ｘ）に対し、Ｎａの」
たはＫＣＱ の少なくとも一方を含む第３の物質を０．
１５〈Ｘ≦０．２６ の範囲で添加した場合にも同様の
傾向を示した。
〈実施例２〉
Ｎａ２ＳＯ４・１ｏＨ２０とＮ ａ２ ＣＱ３．１ｏＨ
２０とＮａＣｌ１ をモ／Ｌ／比でｙ ： （０，８−
’ｙ ） ： ０．２の割合で混合し、ｙ ＝０．５５
、 ０．５ 、 ０．４５゜０．４０ 、 ０．３５
、 ０．３ 、０．２５ の７種の試料を作成した。
２０とＮａＣｌ１ をモ／Ｌ／比でｙ ： （０，８−
’ｙ ） ： ０．２の割合で混合し、ｙ ＝０．５５
、 ０．５ 、 ０．４５゜０．４０ 、 ０．３５
、 ０．３ 、０．２５ の７種の試料を作成した。
過冷却防止剤、相分離防止剤は実施例１におけると同様
に添加した。０．３≦ｙ≦０．５ の試料は融点約２１
〜２２℃にあったがｙ＝０．５５ 、 ０．２５ の試
料では２１〜２２℃に融点を有す２相以外に、２７〜２
８℃に融点をもつ相が出現し、本発明の目的に適さない
ことが６ −パ 川明した。
に添加した。０．３≦ｙ≦０．５ の試料は融点約２１
〜２２℃にあったがｙ＝０．５５ 、 ０．２５ の試
料では２１〜２２℃に融点を有す２相以外に、２７〜２
８℃に融点をもつ相が出現し、本発明の目的に適さない
ことが６ −パ 川明した。
またＮａ２ＳＯ４・１０Ｈ２０とＮａ２ＣＯ３，１０Ｈ
２０とのモル数の和（１−ｘ）に対し、ＮａＣｆｆ１の
モル数Ｘを０．１５（Ｘ≦ｏ、２５の範囲で変化させた
場合も、Ｎａ２５ｏ４・１０Ｈ２０とＮａ２ＣＯ３・１
ｏＨ２０のモル比が５：３乃至３：５の範囲においては
約２１〜２２℃の融点を示し、他の相は出現しなかった
０ 〈実施例３〉 Ｎａ２ＳＯ４，１０Ｈ２０とＮａ２Ｃｏ３・１ｏＨ２０
とＫＣ４をモル比Ｔ Ｏ，４： ０．４ ： ０．１の
割合で混合し、実施例１におけると同様に試料を作成し
た。試料の融解完了温度は約２１℃であり、ＫＣＱも前
実施例のＮａＣＱ 七全く同様の効果があることが判明
した。
２０とのモル数の和（１−ｘ）に対し、ＮａＣｆｆ１の
モル数Ｘを０．１５（Ｘ≦ｏ、２５の範囲で変化させた
場合も、Ｎａ２５ｏ４・１０Ｈ２０とＮａ２ＣＯ３・１
ｏＨ２０のモル比が５：３乃至３：５の範囲においては
約２１〜２２℃の融点を示し、他の相は出現しなかった
０ 〈実施例３〉 Ｎａ２ＳＯ４，１０Ｈ２０とＮａ２Ｃｏ３・１ｏＨ２０
とＫＣ４をモル比Ｔ Ｏ，４： ０．４ ： ０．１の
割合で混合し、実施例１におけると同様に試料を作成し
た。試料の融解完了温度は約２１℃であり、ＫＣＱも前
実施例のＮａＣＱ 七全く同様の効果があることが判明
した。
発明の効果
以」二のように本発明は、硫酸ナトリウム１ｏ水塩と、
炭酸ナトリウム１０水塩を主成分とし、さらに塩化ナト
リウム、塩化カリウムのうち少くとも１種を硫酸ナトリ
ウムと炭酸ナトリウムのモル７ベーご 数の和（１−Ｘ ）に対してＸ含み、０．１５（Ｘ≦０
．２５ である蓄熱材を提供するもので、２３℃以下に
融点を有し、特に施設園芸温室の暖房システムに有用な
ものである。
炭酸ナトリウム１０水塩を主成分とし、さらに塩化ナト
リウム、塩化カリウムのうち少くとも１種を硫酸ナトリ
ウムと炭酸ナトリウムのモル７ベーご 数の和（１−Ｘ ）に対してＸ含み、０．１５（Ｘ≦０
．２５ である蓄熱材を提供するもので、２３℃以下に
融点を有し、特に施設園芸温室の暖房システムに有用な
ものである。
る。
代理人の氏名 弁理士 中 １．％ ｆＭ 男 ほか１
名特開昭ＧＯ−９２３８４（３） ＠１図 χ−伽
名特開昭ＧＯ−９２３８４（３） ＠１図 χ−伽
Claims (2)
- （１）硫酸ナトリウム１０水塩と、炭酸すｌ・リウム１
０水塩と、塩化ナトリウム、塩化カリウムのうち少なく
とも１種を含む第３の物質とを含み、前記硫酸ナトリウ
ム１０水塩と炭酸ナトリウム１０水塩のモル数の和（１
−ｘ）に対し、第３の物質のモル数Ｘが０．１５＜Ｘ≦
０．２５の範囲にあることを特徴とする蓄熱材。 - （２）硫酸ナトリウム１０水塩と炭酸ナトリウム１０水
塩のモル比が５：３乃至３：５の範囲にある事を特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20162383A JPS6092384A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20162383A JPS6092384A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 蓄熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6092384A true JPS6092384A (ja) | 1985-05-23 |
Family
ID=16444126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20162383A Pending JPS6092384A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6092384A (ja) |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP20162383A patent/JPS6092384A/ja active Pending
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