JPS61247780A - 潜熱蓄熱材 - Google Patents

潜熱蓄熱材

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JPS61247780A
JPS61247780A JP60090022A JP9002285A JPS61247780A JP S61247780 A JPS61247780 A JP S61247780A JP 60090022 A JP60090022 A JP 60090022A JP 9002285 A JP9002285 A JP 9002285A JP S61247780 A JPS61247780 A JP S61247780A
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JP
Japan
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nh4hco3
latent heat
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heat storing
melting
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JP60090022A
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Takeshi Takeda
竹田 武司
Yasuo Kudo
康夫 工藤
Ikuhiko Machida
町田 育彦
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は太陽熱全利用した暖房システムなどに用いられ
る潜熱蓄熱材に関するものである。
従来の技術 冬期に昼間の太陽熱を貯蔵し、これを夜間の暖房に利用
する太陽熱暖房システムの研究が変型なる石油ショック
を契機として各所で活溌に進められている。これまでい
くつかの太陽熱暖房システムが提案されてきたが、これ
らのうちで最近特に注目されているのが施設温室(ピニ
ルノ・ウス)における暖房システムである。このシステ
ムでは温室そのものが集熱機能をもつため、一般の太陽
熱利用システムでは不可欠な集熱器(ソーラコレクター
)を必要とせず、昼間の温室内の高温空気の熱を夜間の
暖房必要時まで蓄えておくだけでよい&メ、コストパー
フォーマンスの面で最も実用的なシステムの1つと考え
られるからである。これまでに土や水を蓄熱媒体として
利用した太陽熱による温室暖房システムが実用化され、
約47ヘクタールの温室に採用されている。
土や水の様な顕熱蓄熱材にくらべ、物質の相変化で熱を
蓄える潜熱蓄熱材では蓄熱能力が大きいため装置が小型
化できるなどいくつかの利点があり、太陽熱による温室
暖房システムに潜熱蓄熱材を適用しようとする研究も進
められている。潜熱蓄熱材としては、fni格、不燃性
、毒性などの面から硫酸ナトリウム10水塩(N IL
 2 S Oa・10H20。
融点〜32℃)と塩化ナトリウム6水塩(C&a12・
6H20、融点〜29℃)が最も実用的であると考えら
れている。
発明が解決しようとする問題点 温室内の昼間の気温は、密閉されている場合には冬期で
も晴天臼には40’C程度にまで達するが。
作物管理の面から最高気温が28〜30℃を越えない様
に適時換気を行なう事によって制御されている。従って
、温室内の空気を熱源として室内気温を28〜30℃に
設定し得る昼間の数時間に蓄熱を完了するには、32℃
に融点をもつNa2SO4・10H20や29℃に融点
をもつCaCl2− s H2Oはそのま\では使用で
きず、融点を25〜26℃以下に低下せしめる必要があ
る。
本発明は、上記問題点を解決し太陽熱による温室暖房シ
ステムに使用可能な潜熱蓄熱材會提供する目的でなされ
たものである。
問題点を解決するための手段 本発明による潜熱蓄熱材は、硫酸す) IJウム10水
塩(Na2SO4・10H20)と重炭酸アンモニウム
(N)!4HCO! )とを少なくとも含むことによっ
て構成される。
作用 本発明はNa2SO4・10H20にNH,HCO3’
i添加することにより、Na2SO4・10H20の融
点を低下せしめることができ1作物管理に適した融点に
することができる。
本発明においてNa2S04・10H20とNu 41
i GO、との重量比は100対20乃至100対50
の範囲が好適であり、Na2504−10H20100
重量部に対しNH4HCO3120重量部混合した場合
には混合完了温度は約26℃、同じく40重量部混合し
た場合には約15℃となった。
実施例 Na2S04−+oH20およびNa2S0410H2
0とNH4HCO3の混合物の融解曲線を示す。32℃
に融点をもつNa 2 so 4 ・10 H20にN
H4HCO,’ii混合すると、融解完了温度は図に示
す如(、NH4HCO3蓄熱合量と共に低下L、Na2
SO4−10H20100重量部に対するNH4HCO
3の混合量が20重量部の試料では約26℃で融解が完
了する。さらに、上記試料の融解曲線は約15°Cにも
小さな平坦部を示す。NH4HCO、の混合比率が上記
試料におけるより大きくなると、15°Cの平坦部が大
きくなると共に、融解完了温度も低くなる。Na 2S
Q 4・10H2010O重量部に対するHHaHCO
3の混合量が40重量部の試料では、16°Cに融点を
もつはソ単一の相(共融混合物)となる。図では省略し
ているが、NH4HCO3゛の混合量をさらに大きくし
た試料の融解曲線も混合量が40重量部の試料と同様に
10’Cと30″Cの温度範囲では15°Cにのみ融点
を示したが、融解潜熱が次第に低下するので60重量部
以上の混合比率にする事は望ましくない。したがって、
実用的には、NI!L2So4・10H2010o重量
部に対するtiH4Heo。
の混合量は20重量部乃至50重量部が望ましい。
なお、この系は非調和融解を示すため、試料の作成には
相分離防止剤として架橋型アクリル酸重合体を2重量%
添加し、同時に、過冷却防止剤とし゛ビホウ砂を3重量
%添加したが、添加物としてはこれ以外のものでも良く
これらの添加物の有無は本発明の主旨を逸脱するもので
はない。
発明の効果 以上の様に本発明はNa2504−1 oH20とNH
4He O3とを少なくとも含む潜熱蓄熱材を提供する
もので、融解完了温度を26℃乃至16℃に設定する事
が可能であり、さらに本発明で使用されたNa2SO4
・10H20、NH4HCO3はいずれも安価に、かつ
、大量に入手可能な材料であり、毒性もなく不燃性であ
る事から、本発明による潜熱蓄熱材は、太陽熱を利用し
念暖房システムなどに有用である利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図は、 Na2SO4・10H20およびNa2SO4
−10H20とNH4HCO3の混合物の融解曲線を示
す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硫酸ナトリウム10水塩と重炭酸アンモニウムと
    を少なくとも含む事を特徴とする潜熱蓄熱材。
  2. (2)硫酸ナトリウム10水塩と重炭酸アンモニウムが
    重量比で100対20乃至100対50の範囲で混合さ
    れた事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の潜熱蓄
    熱材。
JP60090022A 1985-04-26 1985-04-26 潜熱蓄熱材 Expired - Lifetime JPH0641586B2 (ja)

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