JPS6091262A - 尿検査用容器及びその製造方法 - Google Patents

尿検査用容器及びその製造方法

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JPS6091262A
JPS6091262A JP19969883A JP19969883A JPS6091262A JP S6091262 A JPS6091262 A JP S6091262A JP 19969883 A JP19969883 A JP 19969883A JP 19969883 A JP19969883 A JP 19969883A JP S6091262 A JPS6091262 A JP S6091262A
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urine
sheet
urine test
gas barrier
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孝二 黒田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使用の都度、容器を準備する必要がなく、尿
検査用試薬の使用可能期間が長く、しかも保管中の容積
が小さい、改良された尿検査用容器及びその製造方法に
関するものである。
従来、尿中の糖分、蛋白質、pH,潜血等を検出する目
的のため、尿検査用試薬を4・ト紙に含浸させた尿検査
紙やプラスチック棒に適用した尿検査用スティックを使
用することが行なわれているが、この方式では採尿用容
器と尿検査紙等を別々に用意しなければならない不便さ
がある上、尿検査紙等は通常、数十木が一括して密封し
であるので一旦開封すると空気中の水分や炭酸ガスの作
用で検査機能が低下する不都合がある。
容器と検査紙等を別々に用意する不便さは、紙コツプ等
の内面に検査紙を貼シ付けた尿検査用紙コツプにより一
応解消するが、検査紙が露出しているため使用可能期間
が短かくなり、紙コツプの開口部を蓋で密封すると積み
重ねが効かなくなる欠点も生じ、紙コツプを幾つか積み
重ねて密封したとしても依然として高張る欠点がある。
本発明は上記した従来技術の欠点を解消するものであっ
て、本発明の尿検査用容器は、ガスバリアー性シートを
用いて構成された容器の内面に尿検査用試薬区域が形成
され、かつ容器の開口部がシールされることにより容器
内部が密封されていることを特徴とするものであり、本
発明の尿検査用容器の製造方法はガスバリアー性シート
の一方の面に尿検査用試薬を含むインキ組成物を用いて
印刷することにより尿検査用試薬区域を形成し、該区域
を内面として製袋し密封シールすることを特徴とするも
のである。
以下、図面を用いながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の実施例の1つを表わすもので、容器1
はガスバリアー性シートからなる包装袋であって、図面
中斜線で示す部分をシールすることによシ内部が密封さ
れており、内部を見せるために図面ではその一部を切り
欠き線2によって除去した部分の裏面側シート3の包装
袋内面には尿検査用試薬区域4を形成しである。
このように本発明の実施態様の1においてはガスバリア
ー性シートを用いて構成された密封包装袋の内面に尿検
査用試薬区域が形成されている。このような実施態様に
おいては第1図中5で示すように引き裂きによって開刺
しやすくするためV字状等のりシ目5を入れておくかシ
ートの厚みの半分程度切り込んだ切り目をミシン回状に
入れておくと、道具を用いずに開封することができ、い
ずれの方法にせよ開封して検査対象である尿を採取し、
尿検査試薬区域4に尿を接触させて呈色させ、予めgf
i備した標孕色と比較し判定を行なう。
第1図に示した形状のものは自身で起立することができ
ないので、■厚みのある剛性の比較的大きいシートを用
いて構成し、適当な補助具や仕切箱に立てるか、■開封
後の開口部となる付近にプラスチックチャックを設けて
おき、倒れても採取した尿が外部に流れ出さないように
しておく等の再封手段を備えたものとするとよい。又、
第1図のものは採尿時に保持しにくいので開封後の開口
部となる付近の周囲を予めシートを厚くしておいて剛性
を部分的に高めるか別体のシートで内部或いは外部よシ
補強しておくと、開口部の両側部を押していることによ
り開口させていることができ、しかも持ちやすい。
更に手で持つ部分をエンボス加工して滑りにくくしても
よい。
第2図は本発明の尿検査用容器の他の例を示し、その内
部を示すために表側の一部を切り欠いた平面図としであ
る。第1図中容器6は自立性包装袋を表わし、ガスバリ
アー性シートからなる表面側シート7、裏面側シート8
及び両シートの間に挿入されていて折り線が破線で示さ
れる底部シート9の各シートから構成され、斜線で示す
周囲が四方シールされて密封されており、裏面側シート
8の内部の上方に尿検査用試薬区域4が形成されている
。包装袋6はその人−A線矢視断面図を第3図に示すよ
うに、側部のシール部分のうち底部シート9のない大部
分では表面側シート7と裏面側シート8の両シートが直
接シールされ、底部シート9のある部分では表面側シー
ト7と底部シート9の間、底部シート9の折られた内側
どうし、及び底部シート9と裏面側シート8の間の各箇
所がシールされている。又、包装袋6はそのB−B線矢
視断面図を第4図に示すように側部シール以外の部分で
は上縁部10において表面側シート7と裏面側シート8
が直接シールされ、下縁部11において表面側シート7
と対向する底部シート9との間、及び裏面側シート8と
対向する底部シート9との間の両箇所がシールされてお
り、底部シート9の折られた内側どうしや、底部シート
9の上部12の大部分とその部分と対向する表裏両シー
トとの間はシールされていない。このような構造を持つ
包装袋6は内部に液体を注入したり、或いは息を吹き込
んだり、又は手で拡げることにより下端13が円形に近
い形状の糸底状となって自立することができるので(第
5図)、第1図のものにくらべて採尿後、水平な場所に
立てて置くのに適している。又、第2図〜第5図で示し
た容器には第1図の容器において行なった開封のための
手段や、使用上の利点を生じるだめの付加的手段を加え
てもよい。
このように本発明の実施態様の2においてはガスバリア
ー性シートを用いて構成された密封包装袋の内面に尿検
査用試薬区域が形成されてお9、かつ、包装袋が開封し
て底部を拡げることによシ補助手段なしに自身で起立す
る、即ち自立性のものである。
第6図は本発明の尿検査用容器の第3の例を示し、容器
14の内部に尿検査用試薬区域4が形成されているもの
である。
容器14は後述するように容器表面が例えば板紙で構成
され、容器内面がガスバリアー性シートからなっておυ
、内部には達しないミシン目状の切り込み1.5.16
.17.及び18 が設けられており、上部を開封した
後に表面側材19を図面手前方向に、又、裏面側材20
を図面奥の方向に引っ張るか、好ましくは左右の側縁2
1、.22を容器中央方向に押すことによって容器全体
を拡げることができ、第7図に示すような形状となって
自立することができる。第8図は第7図に示した形状の
ものをひっくり返した状態を示す。
第9図は第6図〜第8図で示した容器14を作成するだ
めの材料の展開図を示しており、表面は例えば板紙23
のような剛性が高い材料であり、内面はガスバリアー性
シート24からなっている。板紙23及びシート24と
は必要箇所、好ましくは板紙23の全面で互いに熱融着
等により積層されている。ここでシート24の大きさは
板紙23と同じでよく、シート24の形状を示すだめに
便宜上大きめに描いである。
又、4つの折り片25〜28 の先端29と30及び3
1と32が接していて差支え6いが形状及びシート24
の折り線35を明示するだめにやはり優宜上間隔を空け
て描いである。又、第9図に示す材料では、板紙23の
表面から板紙23の厚みの大部分、好ましくは板紙の全
厚みに到達するミシン目状の切り込み15.15’、 
16゜16’、 17.77’、 18.18’、 3
3.33’、 34が設けられている。第9図の展開図
の材料をミシン目34】へび折り線35に沿って内側に
折り曲げ、更にミシン目33’、33/に沿って外側に
折シ曲げ、左右の両側部及び上部の三方をシールするこ
とにより内部が密封され第6図の形状とすることができ
る。又、第6図〜第9図に示した容器14は上部をはさ
みなどで開けしてもよいが、開封用の切り目線38を設
けておくなどした方が開封のための道具が不要になって
よい。
第6図〜第9図に実施例を示した本発明の第3の実施態
様では、フレキシブルなシートで構成された包装袋が硬
い1反紙等の剛性のある材料で周囲を補強されているの
で、開封して一旦拡げておくと少々の外力では元に戻っ
て倒れることがなく、手で持ったときに形状を維持しゃ
すい。この実施態様では第6図〜第9図の実施例の他、
第9図中25.26.27.28で示す折り片や37で
示す底部の位置の板紙いずれがもしくは両方を省くこと
も可能であるし、又、ミシン目17、17/、 18.
18’、は開口部に達するように形成し、て開口部の縁
まで曲げるようにすると、より形状を維持しやすく、2
5〜28 の折り片や底部37を省いたときには特に有
効である。或いはミシン目15.15’、 16.16
’を折シ罫としたシ、ミシン目17.17’、 18.
1.8’を省略することも出来、このようにすると容器
の形状を簡素化できる。
第1図〜第9図及び以降の第10図〜第12図の各図に
おいては更に表から見えるように製造者名、用途、製造
日、有効期限、使用法、注意」1項などを印刷してあっ
てもよい。
上記において容器1及び6、並びに容器14の内面を構
成するシートとしてはガスバリアー性がありフレキシブ
ルなものを使用する。具体的な材料としてはプラスチッ
クシートのうちガスバリアー性の高い、例えばブレーン
セロファン(FT)、ポリエチレンテレフタレー) (
PET)、ナイロンCNY)、ポリプロピレン(pp)
、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVD
C)などのフィルムやこ−れらの、あるいは他のフィル
ムや紙との複合フィルムである。複合フィルムの例とし
ては上記の()内の記号を用いるとPT/PE+PVD
C−7−1−/ IFT/PE、PET/PE。
ポリカーボネート/PE、PP(延伸) ’/P E/
P’T/PE、PVDC/PET/PFi、PVC(無
可塑)/PE。
PP(延伸)/PVA/I’E、 PP/Pg/PVD
C,Ny7/PHなどである。以上のプラスチックフィ
ルム及び複合フィルムを用いると各フィルムを透明とし
ておけば容器1.6を透明にすることができるので、呈
色を外部から観察できるし、採尿量も見やすい。又、容
器14においても板紙の一部を小窓状にくり抜いておけ
ば透視ができる。或いは複合フィルムにかえてプラスチ
ックフィルムとアルミニウム箔(Al)の複合体とすれ
ば更にガスバリアー性が向上する。この例としてはPT
/PE/AI/PF、、Ny/PE/Al/PEなどが
あり、以上の各フィルム及び複合フィルムは用途に合わ
せて必要なガスバリアー性を有するものを適宜選択して
用いる。
尿検査用試薬区域4は尿中の病理学的成分、例えば、糖
、蛋白質、沿面、ケトン体(アセト酢酸もしくはアセト
ン)、ウロビリノーゲン、ビジルピン等あるいは、尿の
pH等にょシ色調の変化を起こす区域である。色調の変
化は、上記病理学的成分と試薬との反応により試薬中に
含まれる色素あるいは色素前駆体が変色あるいは発色す
ることにより生じる。具体的な各病理学的成分とそれに
用いる試薬を例示すると次の表のようである。
例えば上記の表において、糖を検出する場合、尿中のグ
ルコースをグルコースオキシダーゼで酸化し、この時−
生じた過酸化水素がペルオキシダーゼの存在下で0−ト
リジンを酸化発色させ、ベージュ色から青紫色に変色さ
せる。
蛋白質の場合は、アルブミンとテトラブロモ・フェノー
ルブルーとの結合によりテトラブロモフェノールブルー
が黄色から青色になる。
pHについては衆知のように、酸・塩基指示薬を用いて
いる。
沿面はヘモグロビンのもつ偽ペルオキシダーゼ活性を利
用し、過酸化物と0−2ジンの存在下でQ + ) 9
ジンが酸化発色する。色調は糖と同様である。ケトンは
、尿中のアセト酢酸もしくはアセトンとニトロブルーッ
ドナトリウムとが反応し無色から紫色となる。
ウロビリノーゲンについては尿中のウロビリノーゲンと
p−ジメチルアミノベ〉・ズアルデヒドとの反応で赤色
化が生じ、またビリルビンについてはジクロルベンゼン
ジアゾニウム塩とのカップリング反応により色素を生成
し赤色となる。
指示薬や酵素を用いて尿検査用試薬区域を形成するには
、これらを濾紙などの含浸性のよい素材に含浸させた市
販の尿検査用テープ、もしくは棒状の基体に塗布した尿
検査用スティックを容器の内面に接着剤や粘着テープを
用いるか、直接熱融着させる等の適宜な手段により付設
するのが一つの方法である。他の方法としては指示薬や
酵素を含むインキ組成物を作成し、そのインキ組成物を
用いた印刷法により容器の内面に印刷する方法である。
或いは直接に容器の内面に印刷せず別の基体上に一旦印
刷してから、上記のテープやスティックと同様にして容
器の内面に旧設する方法でもよい。印刷法は含浸や塗布
にくらべて製造効率がすぐれているので量産に適してい
る。なお容器の内面に尿検査用試薬区域を形成するタイ
ミングは容器の組み立て前でも組み立て後でもよい。
印刷法により尿検査用試薬区域を形成するのに用いる尿
検査用試薬インキはいずれも非水溶媒を用いて構成され
るのが製造効率上望ましく、このうち特にグルコースオ
キシダーゼ、ペルオキシダーゼという酵素を用いた非水
溶媒系の糖検出用試薬インキは、すでに本発明者らが見
いし塗布するだめの組成物」:りも優れておシ(特願昭
57−906(34号)、本発明でも利用すると一層良
い。
非水溶媒によるインキ組成物の成分は前記した酵素と、
指示薬、結合剤及び添加剤であり、このうち糖以外の検
出を行なうときは酵素は不要である。
インキ組成物中の結合剤としては尿や尿中の目的とする
成分並びに」二記した酵素及び指示薬に影響を及ぼさず
、又、試験を妨げないものであることが必要であり、そ
の都度適宜な試験法物は使用可能である: 合成高分子として、ポリアクリル酸エステル、ポリフェ
ニルアセクール、ポリメタクリレート、ポリアクリルア
ミド、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
マレイン酸と他の成分とのポリマー類、ポリ酢酸ビニル
、ポリビニルアルコール、ホリヒニルピロリトン等、半
合成高分子として、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、プロピルセルロース等のセルロース誘導体、澱粉エ
ーテル等、 天然高分子として、澱粉、カゼイン、多糖類等。
上記の高分子化合物のうち、イソブチレン−無水マレイ
ン酸コポリマー、スチレン−マレイン酸コポリマー等の
マレイン酸を成分として含むマレイン酸系共重合物を用
いるとなお良い。
更に上記した酵素、指示薬及び結合剤に加えて、添加物
として検査区域の吸水性及び保水性を向上させ、酵素及
び指示薬と尿中の病理学的成分との反応を円滑に進める
ため、吸水性の担持体として、ノリ力系クレー、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス、セルロース等
の微粒子を適宜に添加する。
上記各成分を用いて非水溶媒系のインキ組成物を作成す
る方法について述べると、まず凍結乾燥品の酵素、指示
共及び必要に応じ緩衝剤等を粉砕し、およそ25μm以
下の粒子とする。次に酵素、指示薬、緩衝剤の粒子を、
予め結合剤を非水溶媒に溶解した結合剤溶液中に、吸水
性の担持体である前記した微粉子と共に分散、混練する
。分散、混練には高速攪拌機、サンドミル、ボールミル
、ホモゲナイザー、3本ロール、超音波分散機等が用い
られる。
又、非水溶剤としてはアルコール類、ケトン類、芳香族
類、各種エステル類、炭化水素類栃の有機溶剤のうちか
ら、結合剤の溶解性を考慮し、任意に選択して使用しう
るが有機溶剤はあらかじめ脱水して用いることが好まし
い。なお糖を検出する目的でインキを作成するのに溶剤
としてメタノールを用いると酵素の活性が、水を用いる
とき以上に急激に失なわれるので好ましくない。更に必
要によりインキ組成物中には水ぬれ性、発色の均一性を
向上させるために界面活性剤等を添加することも出来、
界面活性剤としては、アニオン、カチオン、非イオン系
のものが、いずれもイ吏用できる。
インキ組成物を用いて容器の内面もしくは容器内面に後
に付設する別の基体に印刷する目的布量が一定な方式が
好ましくその意味でシルクスクリーン印刷、凹版印刷、
グラビア印刷等が好ましい。塗布量としては一層には言
えないが通常2!9’/m”〜309/m” (乾燥時
)である。別の基体としては試薬インキ反応しないもの
、又、試薬の発色過程の反応を阻害しないものであれば
いかなるものでもよく、例えば紙、合成紙、各種プラス
チックおよびフィルム、紙とプラスるが、更に次のよう
な改変を行なってもよい。
例えば尿検査用試薬区域4を検査目的物質を変えた数個
の区域としてもよいし、又、濃度の判定の出来る尿検査
用試薬区域としてもよく、更にこれらの区域を発色させ
ると文字や記号、特に判定記号が顕出するようにしても
よい。
尿検査用試薬区域は第1図〜第9図の例では材料シート
が透明でない限り開口部、即ち上方向から見て呈色状態
を判定するようになっているが、いずれの例でも観察用
の小窓等を容器の上方に設けておいて横方向から呈色状
態が見られるようにしてもよい(第10図〜第12図)
第10図は横方向からの観察に適した容器の開封後の形
状の一例を示し、容器38の表側39に切り欠き41を
形成したものである。この形状のものは例えば第1図お
よび第2図の容器の場合であればミシン目を第10図の
線41に沿って設けておいたり、線41をはさんで並行
する両側を強化しておくなどすれば開封により形成でき
る。この第10図の形状のものはこのままで使用しても
よいが、一旦、採尿して尿検査用試薬区域4を呈色させ
、内容物を捨てた後、再び折シただみ、予め必要に応じ
設けておいた標章色40七比較すると、呈色した区域4
と標準色40が並ぶのでくらべやすい。標準色4゜は検
査目的物質およびその濃度に応じて適宜に必要個数設け
る。
第11図はやはり横方向から観察するのに適した容器の
例を示し、容器420表側43の上部に小窓44を透明
シートで構成し、内側に尿検査用試薬区域10を設けた
例である。小窓44を開けて尿検査用試薬区域4を設け
るやり方としては容器420表側43の一部をくシ抜い
て小窓44の輪郭に開口させ、内側に、小窓44よりや
や大きい透明シートに予め尿検査用試薬区域を設けたも
のを貼り付けてもよいし、或いは表側43を構成する材
料の一部を複合フィルムであれば紙やアルミニウムを部
分的に除去し、あるいは一部を未着色にすることにより
小窓状に透明にしておくか、又は表面のみをくり抜き、
内面を少くともくり抜き箇所相当部が透明なシートで構
成して小窓状とし、その部分に貼り付けや印刷で尿検査
用試薬区域4を設ける等の方法がある。この第11図の
例では標準色40を必要に応じ並べて形成しておけば容
器を折りたたまなくても区域4の呈色と標、準色40を
比較しやすい。
第12図は容器450表側46に小窓44をあけ第11
図のものと同様に透明シートで構成しておき、裏側47
の内面に尿検査用試薬区域4を設けておくものでこのよ
うな形状のものでも横方向から呈色を観察することがで
きる。
なお、以上の説明では標準色を容器の表面に予め設ける
ことにつき言及したが、標準色は容器とは別の基材に設
けておくこともよいし、或いは容器内面に尿検査用試薬
区域4と並べて形成してあってもよい。容器内面に並べ
て形成するときは採尿により変色することがないような
組成物で形成したシ、或いは形成後、保護層を設けても
よいし、容器を複合フィルムで構成するときはその積層
内部に設ける等工夫してもよ薬区域が容器内に密封され
ているので、尿検査用の検査紙と容器を別々に準備する
煩雑さがなく、尿検査用試薬区域における試薬の使用可
能期間が長く、しかも容積が小さいので保存中に場所を
とらない利点がある。
実施例工 PVDCコ−) PET(厚み30μ)/PE(厚み3
0μ)の構成のシートを用い、そのPE面に下記′組成
のインキを用い、−辺が6職の4角形のパターンを設け
た。
ブドウ糖用インキ組成物 なお上記のブドウ糖用インキ組成には更に黄色若しくは
赤色の着色剤(染料若しくは顔料)を加えてもよい。
以上のインキはホモミキサーで微細分散させた後、スク
リーン印刷法によシ印刷した。用いたスクリーン版は]
、 Q □mesh、レジスト及びスクリーン紗の厚み
の合計は100μmであった。
印刷後、80℃の温度で1時間乾燥した。
得られた印刷シートを印刷部を内面にして第1図に示し
たような袋を四方をヒートシールして得た。
このようにして得られた検査用袋に上部のV字ノツチに
より開封して採尿し、印刷部に接触させたところ印刷部
が呈色した。
なお、これとは別に同様の印刷を白色のポリスチレンフ
ィルム上に行なっておき、既知のグルコース濃度の尿中
に手vく浸漬し、30秒後に色調を測定した結果を次表
に示す。次表における色調の表示はJIS Z B72
1に定める標塾色標によ′るものである。
次表からは0.05%のグルコース濃度が測定しうろこ
とがわかる。
又、検査用袋の保存性を調べるために温度40℃、湿度
75チ(旧−■)の条件で6力月開放置し、同様の既知
グルコース濃度の尿を検査したところ、例えば尿中グル
コース濃度0,1チにおける呈色状態は印刷直後に使用
したときの呈色状態とほとんど変わらず、同一の判定値
を与えるものであった。
なお、蛋白質用インキ組成物、pI−I用インキ組成物
を用いて袋を作成しても上記と同様の結果を得ることが
でき、又、ブドウ糖用インキ組成物を加えた3種のイン
キ組成物を別々に用いて各インキ組成物による印刷部を
並べて設けたところ、3種の試験が行なえた。
蛋白質用インキ組成物 PH用インキ組成物 実施例2 PET(厚み12μ)/PE(厚み15μ)/A、#(
厚み20μ)/PK(厚み30μ)の構成のシートを用
い、そのPE面に実施例1で用いたのと同じインキ組成
物を用いて印刷部を形成し、第2図に示す自立袋を作成
した。得られた検査用袋は実施例1で得たものと同様に
使用でき、その上、単独で補助手段なしに起立させるこ
とができた。
実施例3 坪量2009/m’の板紙を用い、紙/PE(厚み30
μ)/PET(厚み12μ)/Al(厚み9μ)/PE
(厚み20μ)のシートを用いて第6図で示した容器と
した。この実施例では実施例1で用いたのと同じインキ
組成物により容器内面に印刷部を形成した。
この実施例で得られた容器は旧都をミノン目の位置で開
封し、拡げることにより第7図に示すような形状となり
、手で持っても形状が維持され、その他の性能は前記実
施例1及び2と同様であった。
実施例4 厚み0.2mのポリスチレンシートに実施例1で用いだ
のと同じインキ組成物を用いて印刷部を形成し、両面粘
着テープによシ容器内面に貼った以外は実施例3と同様
に行ない、実施例3と同様の結果を得、た。
実施例5 第11図に示すように板紙及び内面シートをくり抜いて
小窓を開口させ、その箇所に予め用意した小窓よりやや
太き目の透明cpp(表面コロナ処理済)シートに実施
例1と同様のインキ組成物にて印刷したものを周囲をヒ
ートシールすることにより取り付けた以外は実施例3と
同様に行ない、同様に使用することができた。
この実施例のものは呈色部が容器表面にごく近いため見
やすく、特に小窓のすぐ近くに標帖色を設けた場合はそ
の比較が極めて容易であった。
【図面の簡単な説明】
す平面図、第3図は第1図の容器のA−A線矢視断面図
、第4図は第1図の容器のB−B線矢視断面図、第5図
は第2図の容器を開封し起立させた状態を示す斜視図、
第7図及−び第8図はいずれも第6図の容器を開1>t
 L拡げた状態を示容器の他の実施例を部分的に描いた
斜視図である。 1、6.14. :38.42..45 ・・・・・・
・・・・・・・・・・・ 容 器2.41 ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・ 切り欠き線7 ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ 表面側シート8 ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・ 裏面側シート9 ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 底部シ
ート15、16.17.18・・・・・・・・・・・・
・・・・・・五・・ ミシン目40 ・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
標準色44 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・小窓第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 15 17 18 16 第7図 4 第8図 7 +6 18 11 第9図 第10図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガスバリアー性シートを用いて構成された容器の
    内面に尿検査用試薬区域が形成され、かつ容器の開口部
    がシールされることにより容器内部が密封されているこ
    とを特徴とする尿検査用容器。
  2. (2)容器は包装袋であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の尿検査用容器。
  3. (3)容器は自立性容器であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の尿検査用容器。
  4. (4)容器はフレキシブルなシートで構成された包装袋
    が剛性のある桐材で周囲を補強されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の尿検査用容器。
  5. (5)ガスバリアー性シートの一方の面に尿検査用試薬
    を含むインキ組成物を用いて印刷することにより尿検査
    用試薬区域を形成し、該区域を内面として製袋し密封シ
    ールすることを特徴とする尿検査用容器の製造方法。
  6. (6)インキ組成物を構成する溶剤が非水溶剤であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の尿検査用容
    器の製造方法。
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