JPS6087202A - 殺菌剤 - Google Patents
殺菌剤Info
- Publication number
- JPS6087202A JPS6087202A JP19347183A JP19347183A JPS6087202A JP S6087202 A JPS6087202 A JP S6087202A JP 19347183 A JP19347183 A JP 19347183A JP 19347183 A JP19347183 A JP 19347183A JP S6087202 A JPS6087202 A JP S6087202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- marine algae
- fungicide
- adipic acid
- seaweed
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アジピン酸を有効成分とする食用海藻類の殺
菌剤に関する。
菌剤に関する。
わが国では多くの海藻を食用し、そのうちのかなりのも
のが現在は養殖されている。代表的なものとしてアオノ
リ、コンブ、ワカメ、ヒトエグサ、アマノリ等がある。
のが現在は養殖されている。代表的なものとしてアオノ
リ、コンブ、ワカメ、ヒトエグサ、アマノリ等がある。
近年、海への生活排水の流入等により養殖環境が悪化し
、原因不明で海藻の生育が悪化する現象がみもれる。本
発明者は、これは海藻に付く海水性細菌によるものと考
え、環境汚染が少なくかつ低毒性の殺菌剤を検索した結
果、アジピン酸を用いれば殺菌可能で、しかも殺菌後の
海藻の生育が良好であることを知見し本発明を完成した
。
、原因不明で海藻の生育が悪化する現象がみもれる。本
発明者は、これは海藻に付く海水性細菌によるものと考
え、環境汚染が少なくかつ低毒性の殺菌剤を検索した結
果、アジピン酸を用いれば殺菌可能で、しかも殺菌後の
海藻の生育が良好であることを知見し本発明を完成した
。
本発明の殺菌剤は、有効成分の濃度が0.03〜1.5
%となるように海水又は水に溶解し、これに海藻を浸漬
するか又は海藻を空中に引き上げて散布してもよい。殺
菌剤の接触時間は数十秒ないし5分程度でよい。
%となるように海水又は水に溶解し、これに海藻を浸漬
するか又は海藻を空中に引き上げて散布してもよい。殺
菌剤の接触時間は数十秒ないし5分程度でよい。
本発明の殺菌剤には、海藻の肥料又は栄養成分、例えば
硝安等の無機窒素、リン酸−カリウム等の無機リン酸化
合物、アミノ酸、ビタミン等を添加してもよい。また米
ぬかの含有成分であるフィチン又はフィチン酸を添加す
ることもでき、これらを併用することはその後の海藻の
成育上有効で、フィチン酸が特に好ましい。
硝安等の無機窒素、リン酸−カリウム等の無機リン酸化
合物、アミノ酸、ビタミン等を添加してもよい。また米
ぬかの含有成分であるフィチン又はフィチン酸を添加す
ることもでき、これらを併用することはその後の海藻の
成育上有効で、フィチン酸が特に好ましい。
試験例1
アジピン酸を濃度1%に海水に溶解して薬液とした。養
殖漁場より採取したアオノリ、ワカメ、コンブ、アマノ
リ、ヒトエグサを滅菌海水でかるく洗浄したのち、薬液
に浸漬した。それぞれ0秒、60秒、1分ならびに5分
浸漬し、その後滅菌海水で洗浄し、室内の培養槽内で1
0日間培養した。培養液は、滅菌海水にNaNO30,
1g/−e、Na2HP○40.01g/−13、須藤
の改変P1溶液(田宮、渡辺著「藻類実験法」101頁
1965年南江堂発行)1ml/J3を添加して用いた
。培養温度は18℃とし、白色光(5000lux )
を照射した。
殖漁場より採取したアオノリ、ワカメ、コンブ、アマノ
リ、ヒトエグサを滅菌海水でかるく洗浄したのち、薬液
に浸漬した。それぞれ0秒、60秒、1分ならびに5分
浸漬し、その後滅菌海水で洗浄し、室内の培養槽内で1
0日間培養した。培養液は、滅菌海水にNaNO30,
1g/−e、Na2HP○40.01g/−13、須藤
の改変P1溶液(田宮、渡辺著「藻類実験法」101頁
1965年南江堂発行)1ml/J3を添加して用いた
。培養温度は18℃とし、白色光(5000lux )
を照射した。
10日後に伸び率及び傷害度を調べ、未処理区(浸漬せ
ず)と比較した。付着細菌量も次の方法により調べた。
ず)と比較した。付着細菌量も次の方法により調べた。
海藻を滅菌海水でかるく洗浄し、r紙で付着海水を吸い
取り、1gを採って乳ばちで磨砕し、純水に溶解してI
O[1mgとする。これを適当に希釈して平板寒天培地
中に1 mlを加え、48時間25℃で培養し、コロニ
ーの数を計測して、希釈倍率から付着細菌数を算出した
。
取り、1gを採って乳ばちで磨砕し、純水に溶解してI
O[1mgとする。これを適当に希釈して平板寒天培地
中に1 mlを加え、48時間25℃で培養し、コロニ
ーの数を計測して、希釈倍率から付着細菌数を算出した
。
3−
伸び率は、葉長の伸び率を未処理区を100として表現
したものである。傷害度はエリトロフッ60秒置染法に
よりめた。
したものである。傷害度はエリトロフッ60秒置染法に
よりめた。
試験例2
実施例1.2.6の各薬液を用い、熊本県荒尾市地先の
海苔養殖漁場にて、海苔網を外して薬液に2分浸漬した
のち、直ちに海水中に張り込んだ。浸漬後10日1に摘
採を行い、付着細菌数、収穫枚数及び品質を調べた。
海苔養殖漁場にて、海苔網を外して薬液に2分浸漬した
のち、直ちに海水中に張り込んだ。浸漬後10日1に摘
採を行い、付着細菌数、収穫枚数及び品質を調べた。
品質は実施例の場合が1〜2等級程ランクが高□く、特
に実施例3が優れていた。
に実施例3が優れていた。
実施例1
アジピン酸1部、NaC12,5部、MgC12a6
H2O1部、CaCl2・2H200,1部、Na2S
04m 10 H2O0,7部、KCI D、 2部の
混合物5.5部を、使用時に水94.5部に溶解して殺
菌用薬液とする。
H2O1部、CaCl2・2H200,1部、Na2S
04m 10 H2O0,7部、KCI D、 2部の
混合物5.5部を、使用時に水94.5部に溶解して殺
菌用薬液とする。
実施例2
実施例1の混合物5.5部に、NH4N030.05部
、K2HPO40,05部、海藻の分解液(特公昭57
−8079号実施例1に記載のもの)0.1部を加えた
計5.7部を、使用時に水94.3部に溶解して殺菌用
薬液とする。
、K2HPO40,05部、海藻の分解液(特公昭57
−8079号実施例1に記載のもの)0.1部を加えた
計5.7部を、使用時に水94.3部に溶解して殺菌用
薬液とする。
実施例6
実施例1の混合物5.5部に、NH,No30.05部
、栄養物としてのフィチン酸0.1部、前記海藻の分解
液0.1部を加えた計5.75部を、使用時に水94.
25部に溶解して殺菌用薬液とする。
、栄養物としてのフィチン酸0.1部、前記海藻の分解
液0.1部を加えた計5.75部を、使用時に水94.
25部に溶解して殺菌用薬液とする。
出願人 第一製網株式会社
代理人 弁理土手 林 正 雄
Claims (1)
- アジピン酸を有効成分とする食用海藻類の殺菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19347183A JPS6087202A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19347183A JPS6087202A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 殺菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6087202A true JPS6087202A (ja) | 1985-05-16 |
Family
ID=16308561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19347183A Pending JPS6087202A (ja) | 1983-10-18 | 1983-10-18 | 殺菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6087202A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356261A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-10 | Kiyokutoo Internatl:Kk | 生パン粉の製造方法 |
JPH02271985A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-06 | Nichimo Co Ltd | 藻類の健全育成促進物 |
KR20040049152A (ko) * | 2002-12-05 | 2004-06-11 | 이기선 | 김양식장용 산처리제 |
JP2007291854A (ja) * | 2007-08-11 | 2007-11-08 | Ohbayashi Corp | 揚水性舗装及びその舗設方法 |
-
1983
- 1983-10-18 JP JP19347183A patent/JPS6087202A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356261A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-10 | Kiyokutoo Internatl:Kk | 生パン粉の製造方法 |
JPH02271985A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-06 | Nichimo Co Ltd | 藻類の健全育成促進物 |
KR20040049152A (ko) * | 2002-12-05 | 2004-06-11 | 이기선 | 김양식장용 산처리제 |
JP2007291854A (ja) * | 2007-08-11 | 2007-11-08 | Ohbayashi Corp | 揚水性舗装及びその舗設方法 |
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