JPS6084245A - 多量の乳酸が付加結合した固形乳酸マグネシウム及びその製造法 - Google Patents

多量の乳酸が付加結合した固形乳酸マグネシウム及びその製造法

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JPS6084245A
JPS6084245A JP59154179A JP15417984A JPS6084245A JP S6084245 A JPS6084245 A JP S6084245A JP 59154179 A JP59154179 A JP 59154179A JP 15417984 A JP15417984 A JP 15417984A JP S6084245 A JPS6084245 A JP S6084245A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中性乳酸マグネシウム１モル尚メこり２０モル
寸での乳酸を有する多量の乳酸がイ；］力１］結合した
固形乳酸マグネシウム及びその製造法に関するものであ
る。
液状の乳酸は天然酸として殊に食品工業において、特に
パン製造及び飲料調製の際に酸味賦与のために及び負相
の安定性の改善のだめに使用される。その周知のＮまろ
やかな″、」二重な酸味によってこの液状乳酸はこの使
用領域のだめのものである。しかし液状乳酸を配合する
だめの準備は経費がかさむという理由からその優秀な香
味特性にもかかわらずその広汎な応用が閉ざされた８１
：マであった。加工上の理由から、著しくより強く且つ
より粗野な酸味がしかも元来固形の結晶質のクエン酸か
ら優位に得られる。
乳酸カルシウムの中性塩Ｃ！ａ（Ｃ３Ｈ５０３）２はそ
の他の酸を付加し、それによって多量の乳酸が付加結合
した塩を形成するという特性を有する。
一連の刊行物に、例えばドイツ特許第３４６５２１号明
細書、ドイツ特許第４１４１７１号明細書および米国特
許第２０４６６１０号明＋４ｆｌｌ書に乳酸カルシウム
の多量の乳酸が伺加結合した付加化合物が記載されてい
る。勿論従来乳酸カルシウム１モル当たり遊離乳酸の６
モルより多くを有する化合物を製造することはうまくゆ
かなかった。普通の場合公知の多量の乳酸が伺加結合し
た塩に１〜２モルの乳酸が伺加的に結合されているに過
ぎない。２モルより多く付加された乳酸を有する乳酸カ
ルシウムは、ドイツ特許第４１４１７　ｉ号明細書の記
載のように、吸湿性である。従来公知の方法によれば多
量の乳酸が伺加結合した乳酸カルシウムは少なくとも９
０％の乳酸溶液を石灰、炭酸カルシウムまたは中性乳酸
カルシウムに直接作用させることによって得られ、また
米国特許第２０４６６１０号明細書によれば有機溶媒中
で製造される。但しその場合水は完全にまだは著しく排
除されねばならなかった。
従来公知の粉末状の多量の乳酸が付加結合した乳酸カル
シウムからほんの最高４５％の遊離乳酸しか使用できず
、これだけの乳酸が酸味賦与に使用されているにすぎな
い。従って固形の酸は値段の点から他の酸味賦与剤とく
らべものにならず、その経済的使用は例外の場合に限ら
れている。
乳酸はα−ヒドロキシ酸としてそのエステル、種々な鎖
長の所謂ポリ乳酸ならびにそのラクチドと平衡関係にあ
り、この平衡の状態は濃度ならびに捷た時間の如何に左
右されるものである。
９０％以上の乳酸濃度を有する溶液は６０夕（以上のポ
リ乳酸含有量を必要とする（シー・エッチ・ポルトン著
「乳酸ｊ　１９７１年版第２４頁参照）。
それ故に、濃厚な乳酸溶液から製造されたすべての乳酸
カルシウムは未知鎖長のポリ乳酸を比較的高割合で含有
している。例えばドイツ特許第？１４６５２１号または
第４１４１７１号明細書に準じて製造されたこの生成物
は米国特許第２０４６６１０号明細書に準じて製出され
た１・り乳酸カルシウムやテトラ乳酸カルシウムにくら
べて一様でない。更にこの生成物はポリ乳酸やラクチド
を生じるような乳酸の高いエステル化度のために、酸味
賦与に対する所望の遊離乳酸が乳酸及び中性乳酸カルシ
ウムから成る純粋な（＝Ｊ加加金合物形で存在する場合
、この遊離乳酸の著しく低い含有量を有する。
しかしすべての公知の製造方法は煩雑であり且又技術的
に経費がかかる。したがってその上、特別な精製操作に
もかかわらず、最高２〜６モルの遊離酸を有する粉末状
の非吸湿性の製品しか製造することができない。
したがって、遊離乳酸を比較的高い割合で有する固形非
粘着性の乳酸塩を得ることが本発明の課題である。
今や本発明者はＭｇ’（Ｃ：＋　ＨｓＯ３）２（０３Ｈ
６０３）　１−８なる多量の乳酸が伺加結合した固形乳
酸マグネシウムが前述の課題を満足することを見い出し
た。
本発明による乳酸塩は驚くべきことに次の様にして製造
することができる。すなわち実際上乳酸エステル不含の
水性乳酸溶液と乳酸塩形成に適したマグネシウム化合物
とを所望生成物に化学量論的に対応する量で反応させる
ことによって製造するととができる。しかもその場合使
用できるものはカルシウム化合物に限らないことが判っ
た。本発明による乳酸塩は結晶質で粉末形で生じ、これ
らは吸湿性ではない。
好適なマグネシウム化合物は例えば酸化物。
水酸化物、炭酸塩またはその他の乳酸塩である。
特に酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム。
シラノ・がある。
実際上そのエステル不含で乳酸は乳酸稀薄水性溶液を簡
単に加熱することによって得られる。
エステルの加水分解下で行なわれるこの方法に対して本
発明によれば２２−４０％の乳酸水性溶液が好適である
。加水分解溶液中０．５％くのポリ乳酸残存含有量が本
発明による多量の乳酸が伺加結合した乳酸マグネシウム
の性質に何等妨害的影響を及ぼさない。
乳酸エステルの加水分解を数時間の還流煮沸によって行
なうのが好ましい。その場合好ましくは２０〜６０重量
％の含有量を有する乳酸水性溶液を使用する。場合によ
っては加水分解反応は加圧下に適当な高められた温度に
おいても実施することができ、それによって乳酸エステ
ルの加水分解は著しく促進される。前処理された乳酸か
ら本発明方法によって製造された多量の乳酸が付加結合
した乳酸塩は乳酸そのもの＼ように快適な酸味を有し、
実際上ポリ乳酸やラクチドを含有せずかつ得られた乳酸
を酸味賦与用として８０％量％以上まで使用することが
できる。
本発明の方法によれば得られた乳酸マグネシウム水性溶
液を真空中で可能な限り短時間で乾燥することができる
。それには殊に薄層蒸発器、ローラー乾燥器、ドライス
乾燥器並びに真空で溶剤の迅速蒸発を許すような装置が
好適である。
乾燥された化合物は金属ならひに乳酸塩含量の如何に応
じて部分的に結晶質で得ることができる。
本発明による生成物は低い水分含量（約１〜２％）をも
ってさらさら流動可能な形で得られ、さらに乾燥、細枠
及びｆｉｌ！６砕を要しない。このにうにして得られプ
ｊ生成物は水に良好に溶ける。
実施例１ オクタ乳酸マグネ／ラム ２５％濃度の合成乳酸７２０ｇ中に酸化マグネシウム１
０．０７．９を６０〜７０℃で溶解し、この溶液を結晶
析出を避けるだめ水で約１０００ｇに稀釈してから実験
室用薄層蒸発器中で１２〜１５＋ｎｍＨｇ　及び８０℃
で蒸発乾固する。得られたオクク乳酸マグネシウムは砕
は易い、粘着しがち々塊まり状のものである。生成物１
７９．５１が得られた。
溶解度；水約２２ｊｊ／１００ｍ１ エタノールに乳酸の離脱下一部可溶。
エーテルに乳酸の離脱下一部可溶。
結　晶　形　；　微細な剣状結晶。
工Ｒ−スペクト／ｌ／　；　１７４０ｃｍ　’　、１６
４０ｃｒｎ−’及び１１．２５ｃｒｎ’で吸収。
実施例２ テトラ乳酸マグネシウム ２５％濃度の合成乳酸７２０ｇ中に酸化マグネシウム２
０．１９を６０〜７０℃で溶解し、この溶液を約８００
１に稀釈して実施例１におけるように処理する。結晶質
のテトラ乳酸マグネ１９６、ｊ／であった。
溶解度；水約１７ｊ／／１００　ｍｌ エタノールに乳酸の離脱下一部司溶。
エーテルに乳酸の離脱下一部町溶。
結　晶　形　；　微細な針状結晶。
工Ｒ−スペクトル　；　１７４０ｃｎ＋−’　、１６５
０ｃｍ’ｌ　。
１６０５ｔｙｎ−’　、１２２５６ｎ−＋及び１１３０
　ｃｍ−’で吸収。
代理人　江　崎　光　好 代理人　江　崎　光　史

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）　Ｍｇ（０３Ｈ５０３）２　（０３Ｈ６０３）ｌ
    　ｇなる多量の乳酸が４４加結合した固形乳酸マグネシ
    ウム。
  2. （２）　Ｍｇ（Ｃ３Ｈ５０３）２　（Ｃ３Ｈ６０３）Ｉ
    　−ｓ　なる多量の乳酸が付加結合した固形乳酸マグネ
    シウムを製造するにあたり、ポリ乳酸含有量くＯ０５夕
    にを有する２２〜４０％乳酸水性溶液を酸化物、水酸化
    物、炭酸塩、又は中性乳酸塩であるととができるマグネ
    シウム化合物と反応させ、次いで溶剤を除去することを
    特徴とする前記化合物の製造法。
  3. （３）　マグネシウム化合物として酸化マグネシウム、
    水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム。 乳酸マグネシウムおよび／″！ｆ、たはｌ−ＩＪ乳酸マ
    グネシウム捷たはテトう乳酸マグネシウムを使■」十Ａ
    ？″とよｈ　ｈ　７−特許請求の範囲第２項記載の方法
    。
  4. （４）　溶剤除去のだめに乳酸塩の水性溶液および／捷
    だけ懸濁液を１０〜５０　ｍｍｍ１（及び４０〜９０℃
    で蒸発濃縮するとどよりなる特許請求の範囲第２項記載
    の方法。
  5. （５）６０〜８０℃で蒸発濃縮を行なうことよシ々る特
    許請求の範囲第４項記載の方法。
  6. （６）　薄層蒸発器、ローラー乾燥器まだはトライス乾
    燥器中で減圧蒸発濃縮することよりなる特許請求の範囲
    第４項まだは第５項記載の方法。
JP59154179A 1978-05-12 1984-07-26 多量の乳酸が付加結合した固形乳酸マグネシウム及びその製造法 Expired JPS6055496B2 (ja)

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