JPS608015B2 - 半硬化シ−ト状成形材料 - Google Patents

半硬化シ−ト状成形材料

Info

Publication number
JPS608015B2
JPS608015B2 JP8007578A JP8007578A JPS608015B2 JP S608015 B2 JPS608015 B2 JP S608015B2 JP 8007578 A JP8007578 A JP 8007578A JP 8007578 A JP8007578 A JP 8007578A JP S608015 B2 JPS608015 B2 JP S608015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy
semi
sheet
unsaturated
cured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8007578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS557839A (en
Inventor
穣二 井畑
道夫 加藤
健夫 湯浅
久明 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP8007578A priority Critical patent/JPS608015B2/ja
Publication of JPS557839A publication Critical patent/JPS557839A/ja
Publication of JPS608015B2 publication Critical patent/JPS608015B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半ば硬化した常温にて非粘着性のシート状の
成形材料に関する。
その目的は貯蔵安定性がよく、寸法安定性、耐候性、耐
水性、耐溶剤性および積層間接着力のすぐれた積層板を
形成することのできる硬化性のシート状成形材料を提供
するものである。従来、硬化性樹脂のシート状成形材料
としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ガラス繊
維、無機充填剤等の混合物に酸化マグネシウム等を添加
増粘した、いわゆるSMC(SheetMolding
Compound)、あるいは、フェノール樹脂または
ェポキシ樹脂のワニスをクラフト紙、ガラス布等に含浸
しこれを乾燥した、いわゆる硬化性樹脂プリプレグがあ
る。
このSMCは、安価な成形材料でバスタブ等に広く使用
されているが、貯蔵安定性が劣り、通常3ケ月以上の貯
蔵は困難であり、貯蔵中にも粘度が徐々に変化するため
一定の条件で成形することが困難である。
また、酸化マグネシウム等で増粘しているため、耐水性
が劣り、高館性の電気機器材料としては不適である。さ
らに、このSMCは加熱成形時に粘度が急激に低下する
ため、厚み精度のよい板を形成することがむずかしく特
殊の金型を必要とする。フィルム、金属箔等の薄膜を積
層する際も、表面が粘着性を有するので均一に積層する
ことが困難である等多くの欠点を有している。前記した
硬化性樹脂プリプレグは、一般に絶縁板、補強板、プリ
ント回路用基板用等として使用されている。
これらは樹脂を溶剤に溶解して使用するので、多量の溶
剤を必要とし経済性および公害規制の両面から不利な材
料である。さらに、乾燥時、熱により半ば硬化された状
態(Bステージ状態)とするが、長期にわたって一定の
Bステージ状態を維持することが困難であり、成形時の
流れ率のコントロールがむずかしく、成形品の厚み精度
を高くすることには限度がある。この発明は上記の欠点
を改善した、貯蔵安定性の高いシート状成形材料を提供
するもので、同時に厚み精度が高く、耐水、溶剤性、耐
候性、寸法安定性、層間接着力の高い積層板の製造を可
能としたものである。
このシート状成形材料は芯材層とその両面の強化材層と
よりなり、半ば硬化させて常温にて非粘着性の積層材で
ある。この芯材層は分子内にエチレン性不飽和基および
ェポキシ基を有し、このエチレン性不飽和基/ェポキシ
基の当量比が1/5〜5/1である常温下固型の不飽和
ェポキシ化合物を主材とする樹脂組成物である。また、
両面の強化材層はエチレン性不飽和基/ヱポキシ基の当
量比が任意の不飽和ェポキシ化合物、不飽和ポリエステ
ルおよびェポキシ樹脂の1種または2種以上を混合した
樹脂の強化物で構成されている。この発明で使用される
不飽和ヱポキシ化合物は、分子内に少なくとも2個以上
のェボキシ基を有するェポキシ化合物にエチレン性不飽
和一塩基酸または多塩基酸を加え、ェステル化触媒およ
び重合禁止剤の存在下でェステル化して得られる。
この目的に使用できるェポキシ化合物としては軟化点(
デュラン水銀法)50o0以上で常温で固形を呈してい
るものであればよく、特に限定されない。これにはェポ
コート(シェル化学社製)1001、1002、100
4、1007、1009、1046、AER(旭化成工
業社製)661、664、667、669、711、7
14等のビスフェノールタィプ、DER(ダウケミカル
社製)43巽等の/ボラックタイプ、チッソノックス(
チッソ社製)等の脂環タイプ等がある。ェポキシ当量
融 点エピコ・ート 1001 450^)50
0 64^)741002 630 8
21004 900し1000 96()1041
007 175ひ)2100 122^)131100
9 240○、3300 144^)1581046
455シ500 70^)80AER
661 450〜500 64〜74664
900()1000 96〜104667 1750
)2150 122〜132669 2400^ 35
00 140^)154711 445〜520
68()80714 600)800 8
5^)100DER 439 4000)1
0000 48〜58チッソノツクス 313 3
50()400 50()60また、この発明で
使用されるエチレン性不飽和塩基酸としては、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、スイレン酸、無水マレ
ィン酸、フマール酸、イタコン酸等がある。
特にアクリル酸とメタクリル酸は光硬化性が優れていて
この発明の樹脂組成物として用いて好適である。上記の
ェポキシ化合物とエチレン性不飽和塩基酸より不飽和ェ
ポキシ化合物を合成するには仕込比がェポキシ基/エチ
レン性不飽和基の当量比1/6〜6/1でなされる。し
たがってェポキシ樹脂中のェポキシ基と不飽−塩基酸の
カルボキシル基が反応したあとに、ェポキシ基ノェチレ
ン性不飽和基の当量比が1/5〜5/1である不飽和ヱ
ポキシ化合物を得ることができる。不飽和一塩基酸を用
いた場合、酸価1疎 塁度になれば実質的に反応が終了
し使用できるが、成形時にモノマー臭が残るので好まし
くは酸価5以下である。上記の反応のェステル化触媒と
してはハロゲン化リチウム、三弗化棚素、塩化錫、第3
級アミン等のァミン類を使用できる。また、ゲル化を防
止するため、重合禁止剤、例えばハイドロキノン、P−
te比−ブチルカ7コール、メトキンハィドロキノン鋼
塩等を添加するのが好ましい。具体的な反応方法として
は、磯梓機、温度計、窒素ガス吹込口、環流冷却器をつ
けた4口フラスコに、原料のェポキシ樹脂、不飽和酸、
ェステル化触媒、重合禁止剤を一括に仕込み、十分、窒
素ガスで空気を置換しながら昇温する。内温が約100
qo近くになると、固型のェポキシ樹脂が溶融し、蝿拝
をはじめる。内温を90〜140午0の範囲で一定に保
ち、凝梓を続けると、30分〜数時間で反応が完了する
。内温が90oo以下だと粘度が高いため十分な蝿梓が
行なえず、反応時間が長くなるので好ましくない。
一方140℃以上では、高温のためゲル化し易くなる。
本発明の不飽和ェポキシ化合物は、エチレン性不飽和一
塩基酸のカルボキシル基とェポキシ樹脂のェポキシ基が
ェステル反応してなる生成物であるから、例えば、ェポ
キシ基/エチレン性不飽和基1/1の不飽和ェポキシ化
合物を作るには、1モルの不飽和一塩基酸とェポキシ当
量の2倍の量のェポキシ樹脂を反応させることにより得
られる。
この不飽和ェポキシ化合物は上記のように、ェポキシ基
およびエチレン性不飽和基を有するので、そのいずれか
一方を選択的に反応させることによって、半硬化させる
ことができる。
そして、両者の配合割合をコントロールすることによっ
て一定の半硬化状態を維持することが可能となるもので
ある。ここで云う、半硬化状態とは、シート成形材料を
プレス盤の間に挟み、プレス条件150こ0、10〜1
00kg/の、30分間でフロー率が0〜10%の範囲
にあるシート成形材料の状態を云う。
ここでフロー率(%)=成形菱後形の静毒竃の量重量X
・o。である。フロー率10%以上では流動性が高すぎ
て得られた成形品の厚み精度が低下し、成形圧力が不均
一となり、他の薄膜との積層を均一に行なうことがむず
かしくなる欠点がある。またこの半硬化した状態の簡易
試験法としては、JIS−K一6301(加硫ゴム物理
試験法)のスプリング式硬さ試験を採用することができ
る。半硬化状態とは、スプリング式硬さ試験機(デュロ
メーターD)で50〜900の範囲にある。したがって
フロー率0%であっても完全に硬化した成形板(デュロ
メーターDで100以上)とは全く異なるのはいうまで
もない。さらに半硬化した状態と完全硬化した状態を区
別するには、バーコル硬度計(ASTMD−2583)
を採用することができる。
即ち半硬化状態であればバーコル硬度計は0であり、完
全硬化物は通常20〜60の硬さをもつのである。ヱポ
キシ基のみを反応させ半硬化させるには、ェポキシ硬化
剤を樹脂に添加し行なわれる。
硬化剤としては通常の常温硬化型のアミン類、高温用の
酸無水物のいずれも用いることができる。これら硬化物
としては「ジェチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン等の脂肪族ポリアミン類、メタフエニレンジアミン
、4・4メチレンジアニリン、ジアミノジフェニルスル
フオン等の芳香族アミン類、無水フタール酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、無水へキサヒドロフタル類、無水メ
チルナジック酸等の酸無水物、ポリアミド樹脂「ポリス
ルフィド、三弗化側素アミンコンプレツクス、ジシアン
ジアミド等を使用することができる。このうち、醸無水
物、三弗化棚素アミンコンプレックス、芳香族アミン、
ジシアンジアミド等の高温反応型のものは光硬化による
半硬化法に用いた場合、特に貯蔵安定性が良く好ましい
硬化剤である。この発明に用いることのできる不飽和ェ
ボキシ化合物のェポキシ基/エチレン性不飽和基の比は
、ェポキシ基を反応して半硬化状態とする上では1/5
〜10/1の範囲である。
1/5以下ではェポキシ基を反応させてフロー率10%
以下の半硬化状態にするために、非常に長時間を必要と
し、さらにフロー率のバラッキも大きくなる。
逆に10/1以上では容易に半硬化状態に達するが、ヱ
ポキシ基の反応が進みすぎ貯蔵安定性が低下し成形品の
バラツキが大となる。エチレン性不飽和基のみを反応せ
しめて半硬化させるには、光重合開始剤を添加し、活性
光線を照射して行なうことが好ましい。
光重合開始剤としては、有機過酸化物を除く通常の開始
剤を使用することができる。すなわち、2一エチルアン
トラキノン等のアントラキノン類、ベンゾィンおよびそ
のアルキルェーテル誘導体などのアシロィン類、ベンゾ
フェノン、ミヒラ−ケトンなどのペンゾフェノン類、ベ
ンジルアセチルなどのアルドニル化合物、P−ニトロフ
ェノールなどのニトロ化合物、ジフェニルジスルフィド
等のイオン化合物などをあげることができる。なお、有
機過酸化物は熱により重合するため本発明の目的には不
適である。この目的に使用される不飽和ェポキシ化合物
のェポキシ基/エチレン性不飽和基の比は、エチレン性
不飽和基を反応させて半硬化状態とする上では、1/1
0〜5/1の範囲である。
1/10以下では容易に半硬化状態となるが、貯蔵安定
性が低下する。
逆に5/1以上ではフロー率にバラッキが生じ易い。上
記のように、この不飽和ェポキシ化合物はェポキシ基あ
るいはエチレン性不飽和基を反応して半硬化状態とする
ことができる。
そして半硬化状態とする方法として紫外線照射、加温、
常温装置のいずれでも可能である。容易性、その安定性
、および物性等を加味するならば、ェポキシ基/エチレ
ン性不飽和基の比を1/5〜5/1の範囲とするのが最
も好ましい。この発明の不飽和ェポキシ化合物はェポキ
シ基あるいはエチレン性不飽和基を反応せしめて半硬化
状態にすることができるが、特にエチレン性不飽和基を
光硬化する方法が好適である。
それは、光硬化して半硬化したものは極めて貯蔵安定性
が良く、6000乾熱下に放置しても約3ケ月後でもフ
ロー率は4%が2%になる程度であり、実質的に半硬化
状態は変化しないためである。またこれを用いて積層材
を作る際、層間接着性が高い長所も有している。芯材層
は上記の不飽和ェポキシ化合物とェポキシ硬化剤あるい
は重合開始剤よりなっている。
しかし必要に応じて、上記不飽和ヱポキシ化合物10碇
郡もこ対しェポキシ化合物および/または不飽和ポリエ
ステルを300部まで、また無機充填剤、短繊維補強材
を混合した組成物を芯材層として用いることもある。ま
た、常温にて粘着性を呈しない程度にエチレン性不飽和
化合物を添加することもできる。ここで常温非粘着とは
8000の熔融粘度が1ぴポィズ以上の組成物をいう。
無機充填剤としては炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、硫酸バリウム、石膏、クレー、カオリン、タルク、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、ケイソ−士、石英粉、粉
末雲母、石綿、蛙酸カルシウム等がある。短繊維補強材
としては、ガラス繊維、炭素繊維、ボロンフアィバー「
塩化ビニリデン繊維、塩化ビニル繊維、ビニロン、ポリ
エステル繊維等を用いることができる。この発明の表面
強化材層は、エチレン性不飽和基/ェポキシ基の当量比
が任意の不飽和ェポキシ化合物、不飽和ポリエステル、
ェポキシ樹脂のいずれか一種あるいは2種以上を混合し
たものを主材とする組成物であり、軟化点5000以上
で常温で非粘着性のものであれば特に限定されない。
表面強化材層には上記の樹脂組成物と共に、ガラス布、
ガラスマット「ガラスペーパー、紙、合繊不織布等を基
材として用いられる。これらの基材は光透過性を損なわ
ない程度、すなわち300夕/力以下の重量が好ましい
。また、ガラス布、ガラスマット、ガラスペーパー、紙
は寸法安定性を向上させるのに効果があり好ましい。こ
の基材への樹脂の含浸法は通常の溶剤法、メルト法によ
り得ることができる。含浸量は30〜200夕/わが適
当である。上記した芯材層の樹脂組成物および表面強化
材層の樹脂強化物によって半ば硬化したシート状成形材
料を成形するに当っては、まず芯材層用の樹脂組成物を
ロールあるし、は押出機等により濠糠後シート状の芯材
層を形成する。
この芯材層の両面に予め作成した含浸基材を積層し、未
硬化のシート状成形材料を作成する。このシート状成形
材料は、エチレン性不飽和基およびェポキシ基を有して
いるので、そのいずれかを反応せしめることにより半硬
化せしめることができる。この半硬化の程度はエチレン
性不飽和基とェポキシ基の割合によって大きく支配され
る。しかし、エチレン性不飽和基は光重合せしめること
が可能であり、活性光線の照射により半硬化する際に、
その照射量を増減することにより任意にその半硬化程度
を制御することができるので特に有利である。以上のよ
うに、この発明のシート状成形材料は半硬化程度をコン
トロールすることが容易確実であり、同時に未反応のエ
チレン性不飽和基あるいはェポキシ基は貯蔵中活性光線
の照射あるいは高温に曝されることがないならば、反応
を続行する条件にないので、貯蔵安定性は極めて良好と
なる。
したがって、この半硬化シート状成形材料は常に所望の
流れ性を維持しているので、成形時に特殊な金型を用い
ることもなく、大形板を簡易プレス機で成形することが
可能となり、得られた板の厚み精度も±0.1側以内に
抑えることができる。例えば半硬化シート状成形材料を
製造後6ケ月間同一のプレス条件のもとで同一の成形品
を得ることができる。また、このシート状成形材料は常
温で非粘着性であるために、積層時の加工性が優れ異種
薄膜をシワ等を生じることなく容易に積層ができる。
また界面の未硬化層のフローによって、脱泡性も良好で
あり、層間接費性が著しく向上する特徴をもつている。
さらに、この発明のシート成形材料より成形した積層板
は芯村層とその両面の強化材層とよりなり、強く接着し
て一体となり形成されているので、積層板の強度発現率
が高く「強度が高いとともに、例えば反り、ねじれを3
%以下に抑えることも可能であり、従来の積層板に比べ
大中にその性能を向上せしめることができた。
また熱、溶剤あるいは水等により剥離、亀裂等を生じる
ことがなく、極めて高い耐候・性を有し、長期にわたり
高性能を維持することができる。例えば湿潤下の電気特
性も低下することなく高性能を維持できるので、電気機
器材料として特に好適に使用することができる。以下実
施例により、この発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1不飽和ェポキシ化合物の合成:燈梓機、ガス
導入管、還流冷却器、温度計を付した3そ4口フラスコ
にェポキシ樹脂(AER664、旭化成工業社製、ェポ
キシ当量900〜1000)をlooo夕、アクリル酸
36夕、N・N′ージメチルベンジルアミン5夕、ハイ
ドロキノン0.4夕を仕込み、110午Cに加熱燭拝し
て2時間反応せしめた。
酸価は3以下で、ェポキシ基/エチレン性不飽和基の当
量比が1/1の常温で非粘着性の不飽和ェポキシ化合物
を得た。芯材層の作成:上記の不飽和ェポキシ化合物を
約80q0に冷却後、ジシアンジアミド20夕、ベンゾ
ィンェチルェーテル20夕を添加し充分濃拝後、室温に
冷却した。
この組成物を1.8×200×20仇舷のスベーサーを
用いて、100q○のプレス盤間にはさみ、厚さ1.8
側、中、長さ20×20肌のシートを調製した。表面強
化材層の作成:前記芯村層の調製で得られた組成物10
09をトルェン200のこ溶解し、ガラス布(#110
重さ106夕/枕旭シュェーベル製)に含浸せしめこれ
を風乾した。
樹脂組成物の含浸量は100夕/めであった。半硬化シ
ート状成形材料の調製:この含浸布を前記シートの両面
に80午0に加熱した熱ロールを通し圧着して種層した
得られた両面に表面強化材層を有する未硬化シート成形
材料は常温下非粘着性であり、厚さ2.仇肋20×20
肌であった。この未硬化シートの両面を特殊蟹光灯(ケ
ミカルランプ:360〜370のムの紫外線を発光)(
東芝製FL−2船L)で5伽の距離から2〜6分間照射
して半硬化シート状成形材料を得た。硬化樹脂板の成形
:この半硬化シート状成形材料を簡易型プレス機(王子
機械工業社製26トン)を用いて150℃、50k9/
洲、30分間加熱成形して完全に硬化した樹脂板を得た
その結果を第1表に示す。なお半硬化シート状成形材料
は調製直後および1〜3ケ月2000に放置後に加熱成
形したものである。表 1 実施例 2 不飽和ェポキシ化合物を、アクリル酸の仕込比をかえて
前記実施例1と同様に合成し、表2一■の結果を得た。
表2−■この不飽和ェポキシ化合物B〜Fをそれぞれ用
いて実施例1と同じ方法、条件で組成物を調製し、表面
硬化材層を有する未硬化シ−トを作成した。
これを実施例1で用いたケミカルランプにより照射して
シート成形材料を得た。この片面に厚さ0.1柳のアル
ミ箔を積層し、前記王子機械工業製の簡易プレス機を用
いて150q0、50k9′の、30分間プレス成形し
た。結果を表2−@に表す。表2−@■ ハーコル硬度
10oくASTM D−2583)直後:作成直後 3
ヶ月後:室温下放置ェポキシ基/不飽和基=10/1で
あるBは60分間露光したにもかかわらずフロー率にバ
ラッキが生じ厚み精度、ビール強度とも悪化が見られた
一方ェポキシ基/不飽和基1/10であるFは3ケ月後
に反応が進みビール強度が極端に劣化した。実施例 3
実施例2で合成したェポキシ化合物B〜F、各200多
‘こ常温型ェポキシ硬化剤ジェチレントリアミン4夕と
熱重合開始剤ジクミルパーオキサィド2夕を添加した組
成物を調製した。
この組成物を主材として実施例1と同様に表面強化材層
を有する未硬化シートを作成した。これら未硬化シート
を6000に2岬時間定盤上に放置してェポキシ基が反
応した半硬化シート状成形材料を得た。さらに、このシ
ートの片面にアルミ箔を積層し15000、50k9/
cで、3び分間プレス成形し、残りの不飽和基を熱によ
り完全に硬化させた。結果を表−3に示す。表−3 (分バーコル硬度150 ェポキシ基/不飽和基=10/1であるBは経時ととも
に、通常のェポキシ樹脂と同機に硬化してしまった。
一方、ェポキシ基/不飽和基=1/10であるF‘ま、
3ケ月後においても半硬化状態にならなかった。実施例
4 実施例2の不飽和ェポキシ化合物【功100のこ無水メ
チルナジック酸15夕、ベンゾィンメチルェ−テル2夕
を添加し、厚さ1.5肋の芯材層のシートを成形した。
他方、ェピコート1001(シェル化学社製、ェポキシ
当量450〜500)100夕、ジシアンジアミド3夕
をメチルエチルケトン150夕、ジメチルホルムアミド
50夕混合溶剤に溶解して固形分30%の樹脂液を調製
し、これをガラス布(#7628、重さ203夕/め旭
シュェ−ベル社製)に含浸させ、乾燥して表面強化剤層
の含浸布を作成した。樹脂分の付着量は110夕/めで
あった。この含浸布を前記芯材層シートの両面に張り合
せ、さらに超高圧水銀灯(オーク社製氷W)を用いて5
肌の距離より両面を各1分間照射した、このようにして
得られた半硬化シート状成形材料を、160qo、10
0k9′の、30分間プレス成形した。
得られた成形品の物性を表4に示す。実施例 5 実施例4と同様にして芯材層のシートを作成した。
他方、市販の不飽和ポリエステル樹脂、アトラック38
泌(花王ァトラス社製)lo収、ジクミルパーオキサイ
ド2夕をメチルエチルケトン200のこ溶解し、樹脂溶
液を調製した。これをガラス布(#762&旭シュェ−
ベル社製)に含浸せしめ乾燥して表面強化材層用の含浸
布を作成した。樹脂付着量は110夕/めであった。こ
の含浸布を実施例4と同様に前記の芯材層シートの両面
に張り合せ光照射により半硬化シート状成形材料を得た
。これを160qC、100k9′の、30分間プレス
成形し成形品を得た。その物性を表4に示す。実施例
6 反応容器にAER664、1000夕、メタアクリル酸
43夕、N・N′−ジメチルベンジルアミン5夕、ハイ
ドロキノン0.4夕を仕込み、11000、2時間反応
せしめて、駿価3となり、不飽和ェポキシ化合物(実施
例G)を得た。
この化合物(G)を実施例4の不飽和ェポキシ化合物(
功‘こ代って用い、実施例4と同様にして成形品を得た
。結果を表4に示す。実施例 7 実施例5の不飽和ェポキシ化合物【D}を(G)に変え
同様にして成形品を得た。
結果を表4に示す。表 4 実施例 8 不飽和ェポキシ化合物(G) 5の重量部アト
ラツク382A 50
〃炭酸カルシウム 200〃三
弗化棚素モノエチルアミン錯体 1〃ペンゾイ
ンエチルエーテル 1〃上記、樹脂組成物を
ロール混練して厚さ1.5側の芯材層のシートを成形し
た。
他方、不飽和ェポキシ化合物‘F}200夕、三弗化棚
酸モノェチルアミン鎧体0.5夕、ベンゾィンメチルエ
ーテル2夕をメチルエチルケトン400夕に溶解し、こ
れをガラス布(#762&旭シュェーベル社製)に含浸
せしめ、乾燥して樹脂分130タ′での含浸布を得た。
この含浸布を前記芯材層シートの両面に混合せ、整面し
て厚さ1.8肌の未硬化シートを作成し、両面をケミカ
ルランプで10分間照射して、半硬化シート状成形材料
を得た。このシートの両面にそれぞれ鋼箔およびアルミ
箔を積層して160℃、50k9/地、60分間プレス
成形して成形品を作つた。この成形品は、フロー率作成
直後3%、ショアー硬度80o、厚み精度1.78士0
.02側、3ケ月後(2000、60%RH放置)フロ
ー率2%、ショア−硬度82o、厚み精度1.78土0
.02柳であり、銅箔のビール強度(JIS、C648
1)作成直後2.2k9/伽、3ケ月後2.0k9/抑
、アルミ箔のビール張度作成直後1.2k9〆伽、3ケ
月後1.1k9/肌であった。
実施例 9ェピコート1002(シェル化学社製、ヱポ
キシ当量630)630夕、メタクリル酸57.4夕を
トリス(ジメチルアミノメチル)フエノール30夕、ハ
イドロキノン0.05夕の存在下100o○で反応して
酸価5の不飽和ェポキシ化合物(H)(反応後のェポキ
シ基/エチレン性不飽和基の当量比は1/2)を合成し
た。
不飽和ェポキシ化合物(H) 5匹重量部ァト
ラック 36班(花王ァトラス■製、ビスフェノール系
不飽和ポリエステルプレポリマー)80〃蓬酸カルシウ
ム 150〃ガラス短繊維(カ
ット長3肌)(旭ファイバーガラス社製CSO小松48
6) 20〃ジシアンジアミド
1〃ペンゾインイソプロピルエーテル
1〃上記樹脂組成物をブレンド後、Tダィ押出機で
厚さ2.仇奴、幅30仇岬のシートを成形した。
また、不飽和ェポキシ化合物‘F}10の重量部、三弗
化棚酸モノェチルアミン鍔体0.3重量部、ベンゾイン
ィソプロピルェーテル1重量部をメチルエチルケトン2
0の重量部に溶解し、これをガラス布(#7628)に
含浸せしめて樹脂付着量120夕/あの含浸布を得た。
この含浸布を前記シートの両面にピンチロールを通して
横層し(幅×長さ)=30仇×30cmの積層シートを
作成した。
さらにこのシートの両面に高圧水銀灯(オーク社製80
W/弧)で3分間照射し、半硬化シ−ト状成形材流を得
た。貯蔵テスト:作成した半硬化シート状成形材料を6
0qo乾熱下に放置し成形時のフロー率の変化をしらべ
た。
(プレス成形条件160℃、50k9/c虎、30分間
)直後 4.0% 1ケ月後 3.0% 3ケ月後 2.0% 耐候I性テスト:次に上記プレス条件で、硬化シートを
作り比較のためェポキシ積層板とSMCシートをウェザ
ーオメーター(東洋理化製)内に放置し10餌時間後の
表面状態を観察した。
SMCシートは下記のように作成した。
市販のSMC用不飽和ポリエステルを用いて下記のよう
にシート成形材料を得た。
ポリマール9802(武田薬品工業) 雌重量部ポ
リマール9252(同上) 12〃炭酸
カルシウム 46″酸化マグネ
シウム 4〃パーブチルZ(日
本油脂製) 0.6〃上記組成を良く燈拝
し、ポリエステルフィルムに上記組成物を塗布し、次に
長さ2インチのチョップドガラスを最終シート全体の重
さの20%になるように均一に添加し、更に上記組成物
を塗布し、その上からポリエステルフィルムでおおし、
、2柳の間隔を有するロールでしごいた。
得られたSMCシートは、作成直後粘着性を有しても、
た。次にこれを2×300×300肋の金型に入れ、3
0k9/均、15000、3粉ご間プレス成形した。こ
の実施例の硬化シートは若干黄変する程度で他に変化は
認められなかった。これと同時に行なったェポキシ積層
板は黄変するのみではなく、表面に微細なクラックを生
じた。またSMC(ポリマール)はクラックのみならず
表面の平滑性が極度に低下した。ヒートショック性テス
ト:本硬化シーートを常温から30000乾熱下の間を
6び分のサイクルで5回の繰返しヒートショックテスト
を行なった。
この実施例のシートはクラック層間剥離現象は認められ
なかった。しかし、これと同機テストを行なったSMC
(ポリマールマツト)は表面に微細なクラックが発生し
た。そり率は第5表に示す。表5 ここでそり率とは第1図に示すごとく20仇肋のシート
長さに対するそり高さdの割合であって、奉安肋老)X
100で示される。
実施例 10 実施例9の不飽和ェポキシ化合物(H) 5碇部AE
R661(ェポキシ当量450〜500) 50
〃ジアミノジフエニルスルフオン 12〃ペン
ゾインエチルエーテル 1〃石英粉
100〃クレー
100〃上記組成物をロー
ル泥練後1肋のシートに成形した。
一方AER661 300夕、ジシアンジアミド8夕を
エチレングリコ一ルモノメチルエーテル/ジメチルホル
ムアミド混合溶剤に溶解しガラスペーパー(本州製紙社
製、GMN−100、100タ′枕)ガラスマット(旭
ファイバー社製CM‐300、300夕/〆)、クラフ
ト紙に含浸せしめた。樹脂組成物の付着量はそれぞれ、
50夕/で、200タ′で、509/めであった。これ
らの含浸材を前記シートの両面に張合せた後、超高圧水
銀灯で図面を5分間照射して半硬化シート状成形材料を
得た。これらの成形材料を170こ○、30k9/c虎
、60分間プレス成形した。このフロー率はそれぞれ、
3%、8%、1%であった。
【図面の簡単な説明】
図はそり率を示すシート断面図である。 1……シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 芯材層とその両面に配した表面強化材層よりなる積
    層シートにおいて、芯材層は分子内にエチレン性不飽和
    基およびエポキシ基を有し、エチレン性不飽和基/エポ
    キシ基の当量比が1/5〜5/1の範囲である常温下固
    型の不飽和エポキシ化合物を主材とする樹脂組成物であ
    り、表面強化材層はエチレン性不飽和基/エポキシ基の
    当量比が任意の不飽和エポキシ化合物、不飽和ポリエス
    テル樹脂およびエポキシ樹脂の1種または2種以上を混
    合した樹脂の強化物より構成され、この積層シートは半
    ば硬化させて常温で非粘着性であることを特徴とする半
    硬化シート状成形材料。
JP8007578A 1978-07-01 1978-07-01 半硬化シ−ト状成形材料 Expired JPS608015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007578A JPS608015B2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 半硬化シ−ト状成形材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007578A JPS608015B2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 半硬化シ−ト状成形材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS557839A JPS557839A (en) 1980-01-21
JPS608015B2 true JPS608015B2 (ja) 1985-02-28

Family

ID=13708085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8007578A Expired JPS608015B2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 半硬化シ−ト状成形材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS608015B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845055A (ja) * 1981-09-11 1983-03-16 新神戸電機株式会社 積層板の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS557839A (en) 1980-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101840486B1 (ko) 열경화성 조성물
TWI337615B (ja)
US4214026A (en) Sheet molding material
US4954304A (en) Process for producing prepreg and laminated sheet
JPH0964545A (ja) 銅箔ラミネート方式ビルドアップ用絶縁樹脂組成物とこれを用いた多層プリント配線板の製造方法
CN105399935B (zh) 可降解光固化树脂预聚体及制备方法、光固化树脂及制备方法
JP4940680B2 (ja) 樹脂組成物並びにそれを用いたプリプレグ及び積層板
JP3949215B2 (ja) 積層体、積層体の製造方法および多層基板
US4268337A (en) Sheet molding material produced by associating a layer comprising a photopolymerizable material with layers comprising thermosetting resins
JP2006335791A (ja) エポキシ樹脂組成物、およびそれを含むプリプレグ
JPH11508301A (ja) 接着組成物、接着組成物から製造された接着フィルムおよび接着フィルムの製造方法
JPH02113020A (ja) 硬化性エポキシ樹脂組成物
JPS608015B2 (ja) 半硬化シ−ト状成形材料
JP2539873B2 (ja) 耐熱性樹脂組成物
JPH03243606A (ja) 複合材料用樹脂組成物
JP2006342335A (ja) ポリアミドイミドおよび樹脂組成物
JPWO2018012205A1 (ja) ラジカル硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JP2003034708A (ja) 樹脂組成物及びその硬化物
JPH01215815A (ja) 熱硬化性樹脂組成物とその金属張積層板
JPH02283718A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及び積層板
JPH0372647B2 (ja)
JPH11147285A (ja) 銅張積層板の製造方法
JPS5835215B2 (ja) シ−ト成形材料
JPH10146915A (ja) 接着剤付き極薄銅箔
JPH0288626A (ja) エポキシ樹脂組成物、及びプリプレグと積層板の製法