JPS6077948A - 耐粒界割れ性のすぐれたCu系形状記憶合金 - Google Patents

耐粒界割れ性のすぐれたCu系形状記憶合金

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JPS6077948A
JPS6077948A JP18472583A JP18472583A JPS6077948A JP S6077948 A JPS6077948 A JP S6077948A JP 18472583 A JP18472583 A JP 18472583A JP 18472583 A JP18472583 A JP 18472583A JP S6077948 A JPS6077948 A JP S6077948A
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JP
Japan
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shape memory
alloy
resistance
intergranular cracking
superior
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JP18472583A
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Kazuhiko Tabei
和彦 田部井
Kunio Kishida
岸田 邦雄
Akifumi Hatsuka
初鹿 昌文
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Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、すぐれた形状記憶特性を有し、特に耐粒界
割れ性のすぐれたCu系形状記憶合金に関するものであ
る。
一般に、形状記憶合金における形状記憶効果は、高温の
β相から低温の熱弾性型マルテンサイト相への相変化に
起因するものであり、これには温度変化によって一方向
(非可逆的)に、あるいは可逆的に形状が変化する現象
があり、前者の一方向現象を利用した適用分野としては
、例えばコネクターやカッ、プリングなどの接合部品が
ちシ、また後者の可逆的現象を利用した適用分野には、
窓開閉器、感熱作動スプリンクラ−2感熱作動安全スイ
ッチ、およびヒートエンジンなどの熱駆動装置がある。
さらに、形状記憶合金には、数qb〜10数係の歪を加
えても応力を除去すると元に戻る超弾性効果があること
から、メガネフレームや真空シール用バッキングなどと
しても用いられ、さらに、また防振効果ももつことから
、歯車などの防振防音を必要とされる各種機械部品の製
造にも用いられている。
従来、形状記憶合金には多数のものがあり、実用に供さ
れているが、中でもZn:10〜35%。
Δe、1〜12%e含有し、残りがCuと不可避不純物
からなる組成(以上重量%、以下係は重量係を示す)を
有するCu系形状記憶合金は、すぐれた形状記憶特性を
もつことから、注目されている合金の1つである。
しかし、このように上記の従来Cu系形状記憶合金は、
すぐれた形状記憶特性をもつものの、変位を拘束したり
、負荷をかけたりして内部応力を発生させた場合、比較
的低い内部応力で粒界割れを起すものであった。
そこで、本発明者等は、」二連のような観点から、上記
の従来Cu系形状記憶合金に着目し、この合金のもつす
ぐれた形状記憶特性を損なうことなく、これにすぐれた
耐粒界割れ性’(r (=J与すべく研究を行なった結
果、 (al 従来Cu系形状記憶合金が比較的低い内部応力
で粒界割れを起すのは結晶粒界に原因があるものと解さ
れるとと。すなわち、第1図に焼入後の従来Cu系形状
記憶合金(Zn: 20.8 Ll)、 M: 6.0
係含有)の顕微鏡による組織写真(50倍)を・示した
が、図示されるように従来Cu系形状記憶合金において
は結晶粒界が直線的(平面的)であり、したがって粒界
に応力が集中し易く、かつ割れの起点が生じると比較的
容易に成長し、伝搬するようになることに原因するもの
と考えられること。
(b)一方、上記の従来Cu系形状記憶合金に合金成分
としてFei含有させると、第2図に同じく焼入後の合
金(Zn: 20.9 %、 M: 5.9 %、 F
e :048係含有)の顕微鏡による組織写真(50倍
)で示されるように、結晶粒界が複雑に屈曲したものと
なり、このような状態では、応力が集中し難く、寸だ割
れの起点が生じても成長および伝搬がしにくいことから
、粒界割れが生じ難くなるばかりでなく、形状記憶特性
に何らの悪影響を及ぼさないこと。
(C) さらに、合金成分として、B、 Zr、 Ti
、 Si。
およびPのうちの1種捷たけ2種以上を含有させると、
Fe成分との共存において、耐粒界割れ性が一段と改善
されるようになること。
以J:(a)〜(C1に示される知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、 Zn: 15−35 %。
へe、32〜10係。
Fe: 0.01−1 %。
を含有し、さらに必要に応じて、 B:0.001〜008%。
Zr:0.001〜02係。
Ti:0.001〜0.45 係。
i9i:0.001〜05 係。
P:0.001〜02 係。
のうちの1種またけ2種以」−を含イ1し、残りがCu
と不可避不純物からなる組成を有する、耐粒界割れ性お
よび形状記憶特性にすぐ)tだCu系形状記憶合金に特
徴を有するものである。
つぎに、この発明のCu系形状記憶合金において、成分
組成を上記の通りに限定した理由を説明する。
(a) ZnおよびAg ZnおよびA6成分は形状記憶効果全発現させるだめの
成分であり、したがってその含イ、 情がそれぞれZn
 : 15 %未満およびA6 : 3.2%未満では
所望の形状記憶効果を確保することができず、さらにM
成分には、変態温度全調整し、かつ高温での脱亜鉛を防
止するばかりでな(、F’e成分による耐粒界割れ性の
改善作用を十分に発揮せしめる作用があるが、その含有
量が32 %未満では、形状記憶効果を付与するに際し
て施されるβ化処理温度が850℃を越えて高くなるの
で、脱亜鉛現象も起き易くなり、さらにFe成分の含有
量に関係なく、所望の耐粒界割れ性を得ることができな
くなり、一方その含有量がそノtぞれZn:35%およ
びM:1OtI)ヲ越えると脆化傾向が現われるように
なることから、その含有量を、それぞれZn:15〜3
5づ、M:3.2〜10係と定めた。
(bl Fe Fe成分には、特しこM: 3.2%以上の含有におい
て、結晶粒界の形状を複雑化し、もって耐粒界割れ性を
著しく向上させる作用があるが、その含有量が0.01
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方1%
全越えて含有させると、形状記憶例与のための熱処理条
件がわずかに変化しても、特性が著しく変ずヒするよう
になって均質な特性をもった製品全量産するのが困難に
なるばかりでなく、ヒステリ/スが大きくなって可逆的
使用の場合に問題となることから、その含有量を0.0
1〜1係、望甘しくけ01〜06%と定めた。
(c) B、 Zr、 Ti、 Si、およびPこれら
の成分には、Fe成分との共存において、さらに一段と
耐粒界割れ性を向」ニさせる作用があるので、特にすぐ
れた耐粒界割れ性が要求される場合に必要に応じて含有
されるが、その含有量が、それぞれ0001飴未満では
所望の制粒界割れ性向上効果が得られず、一方、その含
有量が、それぞれB:0.08%、 Zr: 0.2%
、 Ti: 0.45%、5i05係、およびp:0.
2%を越えると、Fe成分の場合と同様に均質な特性を
もった製品を量産することが困難になるばかりでなく、
ヒステリノスも大きくなり過きることがら、その含有m
 k、それぞれB:0.001〜0.08%、Zr:0
.001〜0.2係、 Tj、: 0.001〜0.4
5係、Si:0.001〜05係、およびP:0.00
1〜0.2係と定めた。
つぎに、この発明のCu系形状記憶合金を実施例により
具体的に説明する。
実施例 高周波誘導加熱炉を用い、それぞれ第1表に示される成
分組成をもったCu合金溶湯を調製し、インゴットに鋳
造した後、通常の条件で熱間鍛造および熱間圧延を施し
て幅:5mmX厚さ、1謳の板月に加工踵引続いて58
0〜850℃の範囲1月の所定温度に1時間保持の条件
でβ化処理を行なった後水冷することによって本発明C
u合金1〜24および従来Cu合金の板月をそれぞれ製
造した。
ついで、この結果得られた本発明Cu合金1〜24およ
び従来Cu合金の板材について、第3図に斜視図で示さ
れる形状を有し、かつ曲率半径Rがそれぞれ50 mm
、251111n+ 20 im+ および16mmの
4種類の変形拘束治具TI + T2を用い、これらの
冶具Tl+12間に前記の板片の試片Sを、マルテンザ
イト相組織とした状態で、それぞれ図示されるようには
さんで変形さぜ、この状態で、Ms点+40’Cの温度
に加熱して内部応力を発生させた後、1h点−20℃の
温度に冷却を1サイクルとし、この熱サイクルを10回
繰り返し行ない、試験後、実体顕微鏡により粒界割れの
有無を観察することによって耐粒界割れ性全評価した。
この結果を第1表に示した。なお、第1表には、粒界割
れのない場合を○印で、また粒界割れの発生があった場
また、形状記憶効果を評価する目的で、上記本発明Cu
合金1〜24および従来Cυ金合金ヒステリシスをそれ
ぞれめ、第1表に示した。
なお、ヒステリメスの算出は、上記の板材試片を加熱炉
内で所定温度に加熱した後冷却し、この加熱冷却中に変
化する電気抵抗を連続的に測定して、第4図に示される
ヒステリシス曲線を作成し、このヒステリシス曲線より
、加熱時におけるマルテンザイト相からβ相へ変化する
際の電気抵抗の最大値(A+)および最小値(A2)、
並びに冷却時におけるβ相からマルデンサイト相へ変化
する際の電気抵抗の最大値(M+)および最小値(M2
)をめ、(Az −A+ ) / 2に相当する温度を
A点(℃)とし、かつ(M2− Mt ) / 2に相
当する温度iM点(℃)とし、(A−M)’tもってヒ
ステリシスとした。
第1表に示される結果から、本発明Cu合金1〜24は
、いずれも従来Cu合金に比して一段とすぐれた耐粒界
側Jt性を示し、かつ従来cu金合金同等のヒステリシ
スを有し、すぐれた形状記憶特性をもつことが明らかで
ある。
上述のように、この発明のCu系形状記憶合金は、すぐ
れた形状記憶特性を保持した状態で、すぐれた耐粒界割
れ性を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来Cu系形状記憶合金の顕微鏡による組織写
真、第2図はこの発明のCu系形状記憶合金の顕微鏡に
よる組織写真、第3図は而」粒界割れ性を評価する試験
で用いた変形拘束治具の使用状態を示す斜視図、第4図
はヒステリシス曲線を示す図である。図面において、 TI r T2・・・変形拘束治具、 S・・・板(オ
試片。 出願人 三菱金属株式会社 代理人 富 1) 和 夫 ダt1名 第1図 勉2図 v3図 ″″T′2 兼4〜 井4 度 (’C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) Zn: 15〜35係。 u:3.2〜10%’。 Fe:0.01〜1%。 を含有し、残りがCiuと不可避不純物からなる組成(
    以上重量幅)含有することを特徴とする耐粒界割れ性の
    すぐれたCu系形状記憶合金。
  2. (2) Zn: 15−35%。 M:3.2〜10 係。 Fe : 0.0 1 −1 % 。 を含有し、さらに、 Boo、001〜0.08多。 Zr : O,OO1−0,2% 。 Ti:0.001〜0.45チ。 Si:0.001〜0.5 %。 P:0.001〜0.2 %。 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがCuと不
    可避不純物からなる組成(以上重量%)を有することを
    特徴とする耐粒界割れ性のすぐれたCu系形状記憶合金
JP18472583A 1983-10-03 1983-10-03 耐粒界割れ性のすぐれたCu系形状記憶合金 Granted JPS6077948A (ja)

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