JPS6076925A - ニ−ドルベアリング組立検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 こノ発明は、ニードルベアリングの組立過程において、
内周面側に泊って所定本数のニードルを整列させたワー
クにダミーシャフトを挿入し、且　゛つ、その挿入状態
を検査する装置に関するものである。

従来におけるニードルベアリングの組立は、手作業や、
一部の自動化装置によって成されていたが、ニードルベ
アリングといった軸受なとは、機械を構成するうえで重
要な部品であると共に、ニードル等の構成部品が細かく
、−個当りの数も多いため、組立過程において、その構
成部品の組付けが良好に行われたか否かを検査すること
が必要である。

このニードルベアリングの組立順序としては、ベアリン
グを構成する外輪の内周面に沿ってニードルを整列して
組付け、そののち、ダミーシャフトを挿入して搬送する
。前記ダミーシャフトは、ニードルベアリング本来の主
軸が取り付けられるまでの仮の軸であり、上記搬送後、
整列したニードルのセンターガイドとして前記ニードル
が万−崩れるのを防ぐという重要な軸となる。

そこで、上記のダミーシャフトの挿入状態を検査するに
は、挿入工程の次に別の検査部所を設け、新たに検査機
器を設置するか、人手による確認を行うなどの工程を設
けねばならないという問題点を有していた。

この発明は、上記したような問題点に着目して成された
もので、ダミーシャフトの挿入と検査を同一部所にて能
率的、且つ、確実に行い、全自動組立への対応を可能に
するニードルベアリング組立検査装置を提供することを
目的としている。

この発明によるニードルベアリング組立検査装置の構成
は、内周面側に沿って所定本数のニードルを整列させた
ワーク内にダミーシャフトを供給するダミーシャフト供
給装置と、上下動可能に設け、且つ、スプリングにより
下方に付勢された検査ピンを上下方向に摺動可能に保持
する検査ピン保持体と、前記検査ピンが前記検査ピン保
持体に対して上方に摺動したことを検出する検出手段と
を備え、前記検査ピン保持体の下降時に、前記検査ピン
の下端を前記ワーク内に挿入されたダミーシャフトの上
面に当接可能に配設したことを特徴としている。

以下、この発明を図面に基づいて説明する。

第１図〜第４図は、この発明の一実施例を示す図である
。

すなわち、このニードルベアリング組立検査装置１は、
ベアリングの外輪であるワーク２を搬送するｉ・ラック
３の上面から離間して設置してあって、前記トラック３
に対してほぼ平行面となる基盤４を設け、この基板４の
上面に、検査ピン１３を支持するためのブラケット６が
取り付けである。

前記ブラケット６は、張り出した上面６ａを有し、前記
上面６ａに、シリンダロッド７を下向きに備えたシリン
ダ８が設けである。さらに、前記ブラケント６の側面に
は、ガイドブロック２を固定すると共に、前記カイトブ
ロック２によって上下方向に摺動可能な検査ピン保持体
１ｏが設けである。そして、前記検査ピン保持体１ｏの
上面側に中間ロッド１１を固定し、前記中間ロッド１１
と、前記シリンダ８のシリンダロッド７とをジヨイント
１２によって連結しである。

また、前記検査ピン保持体１０には、前記検査ピン１３
が縦方向に貫通して設けである。

前記検査ピン１３は、検査ピン保持体１ｏに対して摺動
可能であり、その上端側に検査ピン１３より径大なドッ
グ１４が設けであると共に、前記検査ピン保持体１０の
下面から離間した位置にカラー１５を固定し、さらに、
前記カラー１５と検査ピン保持体１０の下面との間にス
プリング１６が嵌め込んである。したがって、前記検査
ピン１３は、スプリング１６によって下方に付勢されて
いると共に、ドッグ１４によって下方への抜は落ちを規
制されている。

そして、基ｍ４における前記検査ピン１３の下方位置に
は、カイトブツシュ１７が設けてあり、前記ガイドブツ
シュ１７には、検査ピン保持体１０の下降に伴って検査
ピン１３の下端が挿通しうるように供給孔１８が形成し
である。

この供給孔１８は、ダミーシャツ）２０の供給路として
設けたものであって、ダミーシャフト２０を挿通可能に
する径を有している。

さらに、前記基盤４の上面には、ダミーシャフト２０の
供給装置２１が設置してあり、前記ダミーシャツ］・供
給装置２１は、その構造を第２図および第３図に示すよ
うに、ダミーシャフト２゜を前記供給孔１８の上方に導
くスライドブロック２２と、スライドブロック２２によ
って導かれるダミーシャフト２０を案内するためにスラ
イドブロック２２の補助部として設けたベースブロック
２３と、基ａ４上に固定され、且つ、前記スライドブロ
ック２２を摺動可能に保持するガイド部材２４と、ダミ
ーシャフト２０をダミーシャフト供給装置２１に順次供
給するシュートブロック２５とから構成してあり、さら
に、前記スライドブロック２２と、図示しない駆動機構
によって伸縮するエスケープシリンダー２６とをスイン
グアーム２７で連結した構成を成している。

前記スイングアーム２７は、平面から見て扇形の形状を
成しており、中心角部分に相当する端部に枢着ピン２８
を設け、前記枢着ビン２８にょって基ｍ４に対して回動
自在に取り付けであると共に、円弧部の一端側を前記ス
テイトブロック２２に固定したピン２２に係合可能な湾
曲部に形成し、さらに円弧部の他端側を前記エスケープ
シリンダ２６の先端に設けた継手と枢着しである。

一方、前記検査ピン１３が検査ピン保持体１０に対して
」１方に摺動したことを検出する検出手段として、第５
図に示すように、リミットスイッチ３１が設けである。

このリミットスイッチ３１は、先端にローラ３２を取り
付けた可動接触片３３を備えており、前記ローラ３２を
ドッグ１４の径小となった上端側に圧接する状態にして
検査ピン保持体１０に固定しである。

次に、以上の如く構成された組立検査装置１の作用を説
明する。

まず、所定本数のニードル２ａの組み付けが完了したワ
ーク２がトラック３の上面を搬送されてきてガイドブツ
シュ１７の下方の所定位置に停止する（第１図の状態）
。次いで、第４図に示すように、ダミーシャフト供給装
置２１のエスケープシリンダ２６を図示しない駆動機構
によって伸長する方向（図中矢印Ａ方向）に作動させる
とスイングアーム２７が枢着ピン２８を中心にしてピン
２２を介し、スライドブロック２２を押出す方向（図中
矢印Ｂ方向）に回動し、さらに、前記スライドブロック
２２がダミーシャフト２０を供給孔１８（第３図参照）
の上方に押出す方向（図中矢印Ｃ方向）に摺動する。

すると、前記スライドブロック２２によって供給孔１８
の上方に導かれたダミーシャフト２０は、前記供給孔１
８内を自重により落下し、正常な場合にはワーク２の中
央に円滑に挿入される。

このとき、ダミーシャフト２０を順次供給するシュート
ブロック２５の下端は、摺動したスライドブロック２２
の上面によって閉塞された状態にあり、再びスライドプ
ロ・ンク２２がエスケープシリンダ２６の収縮によって
元の位置（第３図の状態）に戻ったときに前記シュート
ブロック２５内に縦に詰まったダミーシャフト２０が基
ｍ４上に落下し、同時に最も下側にあるダミーシャフト
２０の一個だけが前記スライドブロック２２に装填され
た状態となる。

次に、ワーク２内にダミーシャフト２０が挿入されると
、シリンダ８の作動と共にシリンダロッド７が伸長し、
検査ピン保持体１ｏを下降させる。このとき、検査ピン
保持体１０は、共に下降する検査ピン１３の下端が、正
常な状態に挿入されたダミーシャフト２０の上面に近接
する位置まで下降し、前記ダミーシャフト２０が第５図
左側のワーク２に示すように、正常な挿入状態となって
いれば前記検査ピン１３が前記検査ピン保持体１０に対
して摺動せず、リミットスイッチ３１も作動しない。し
たがって、前記リミットスイッチ３１が作動しないこと
は、ダミーシャフト２０が正常な状態で挿入されている
ことを示す。

また、第５図右側のワーク２に示すように、ダミーシャ
フト２０がワークｚ内に正常な状態で挿入されず、前記
ワーク２の上部に傾斜した状態でに下降してきた検査ピ
ン１３の下端がワーク２から上方に突出した前記ダミー
シャフト２０に当接し、前記検査ピン１３の下降が妨げ
られるので、前記検査ピン１３は、カラー１５と、検査
ピン保持体１０とのｍｌでスプリング１６を圧縮しなが
ら前記検査ピン保持体１０に対して」二方向に摺動す杭 そして、前記検査ピン１３の摺動により、ドッグ１４の
径小部分に圧接していたローラ３２が前記ドッグ１４の
径大部分に退けられるため、同時に可動接触片３３を押
動させ、この押動によってリミットスイ・ンチ３１を作
動させて前記検査ピン１３が検査ピン保持体１０に対し
て摺動したことを検出する。

すなわち、前記検査ピン１３か摺動したことをリミット
スイッチ３１が検出した場合、ダミーシャフト２０がワ
ーク２内に正常な状態で挿入されていないことを示す。

そしてさらに、検査を終えたのち、シリンダ８ン保特体
１０が上昇すると、検査ピン１３が圧縮されていたスプ
リング１６の反発力によって元の位置に復帰し、同時に
リミットスイッチ３１も復帰する。

なお、上記実施例にあっては、検査ビン１３の摺動を検
出する検出手段として、摺動した検査ビン１３で可動接
触片３３を押動する構成のリミットスイッチ３１を設け
た例を示したが、その他の検出手段としては、例えば検
査ピン保持体１０側に設けた磁石と、検査ピン１３側に
設けた磁性体より成る可動片とが前記検査ピン１３の摺
動時に接触しうるように構成したリードスイッチ、ある
いはその他光電スイッチ、ホール素子などであっても良
く、この検出手段からの出力を選別機構に入力すること
によって、良品と不良品を自動的に仕分けすることがで
きようになる。

また、上記実施例で説明したように、ダミーシャフト２
０の挿入と検査を同一部所で行う構成として、ダミーシ
ャフト２０の供給孔１８に挿通する検査ビン１３を設け
たため、例えば、供給孔１８内やニードル２ａに付着し
た油などによって前記ダミーシャフト２０が自重だけで
挿入しきれなくても、下降する検査ピン１３によって完
全な挿入状態にすることが容易に可能となる。

さらに、上記実施例で説明したニードルベアリング組立
検査装置１に対して所定の位置に搬送されてきたワーク
２にあっては、外輪の内周面に沿ってニードル２ａを組
付けただけの状態であり、ダミーシャフト２０が挿入さ
れる中央部分が空間となっているが、四柱形のニードル
２ａが円形状の内周面に沿って縦に整列している場合、
所定の本数が隙間なく組付けてあれば内側に倒れること
はなく、トラック３の上面を水平に移動している限り支
障はない。

したがって、ニードル２ａが一木でも不足していれば残
りのニードル２ａが内側に倒れ、本数不足の状態を検出
しやすいと共に、当該ニードルベアリング組立検査装置
１においてダミーシャフト２０の挿入が正常に行われな
い場合に、その異常を検出することができる。

以上説明してきたように、この発明のニードルベアリン
グ組立検査装置によれば、内周面側に沿って所定本数の
ニードルを整列させたワーク内にダミーシャフトを供給
するダミーシャフト供給、装置と、上下動可能に設け、
且つ、スプリングにより下方に付勢された検査ピンを上
下方向に摺動可能に保持する検査ピン保持体と、前記検
査ビンが前記検査ビン保持体に対して上方に摺動したこ
とを検出する検出手段とを備え、前記検査ピン保持体の
下降時に、前記検査ピンの下端を前記ワーク内のダミー
シャフトの上面に当接可能に配設したという構成にした
ため内周面側に沿って所定本数のニードルを整列させた
ワーク内へのダミーシャフトの挿入と、前記挿入状態の
良否を判定す」　る検査とを同一部所で行うことができ
ると共に、ニードルベアリング組立の全自動化への対応
を可能にするなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるニードル組立検査装
置を説明する側面断面図、第２図および第３図はダミー
シャフト供給装置の構造を説明する断面図および斜視図
、第４図はダミーシャフト供給装置が作動する状態を説
明する斜視図、第５図はダミーシャフトが正常に挿入さ
れている場合と正常に挿入されていない場合を同一の装
置にて説明する正面断面図である。 １・・・ニードルベアリング組立検査装置、２・・・ワ
ーク、 ２ａ・・・ニードル、 １０・・・検査ピン保持体、 １３・・・検査ピン、 １６・・・スプリング、 ２０・・・ダミーシャツＩ・、 ２１・・・ダミーシャツＩ・供給装置、３１・・・リミ
ットスイッチ（検出手段）。 特許出願人　日産自動車株式会社 特許出願人　株式会社　ヨシツカ精機 代理人弁理士　小　ＩＭ　豊

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内周面側に沿って所定本数のニードルを整列させ
   たワーク内にダミーシャフトを挿入すると共に、前記ダ
   ミーシャフトの挿入状態を検査する装置であって、前記
   ワーク内にダミーシャフトを供給するダミーシャフト供
   給装置と、上下動可能に設け、且つ、スプリングにより
   下方に付勢された検査ピンを上下方向に摺動可能に保持
   する検査ピン保持体と、前記検査ピンが前記検査ピン保
   持体に対して上方に摺動したことを検出する検出手段と
   を備え、前記検査ピン保持体の下降時に、前記検査ピン
   の下端を前記ワーク内に挿入されたダミーシャフトの上
   面に当接可能に配設したことを特徴とするニードルベア
   リング組立検査装置。