JP2950185B2 - プラグジョイント組立装置 - Google Patents

プラグジョイント組立装置

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JP2950185B2
JP2950185B2 JP5006095A JP5006095A JP2950185B2 JP 2950185 B2 JP2950185 B2 JP 2950185B2 JP 5006095 A JP5006095 A JP 5006095A JP 5006095 A JP5006095 A JP 5006095A JP 2950185 B2 JP2950185 B2 JP 2950185B2
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隆之 宮本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関に
おけるシリンダヘッドに形成されたプラグホール内の点
火プラグに一端側が接続され、他端側に点火コイルが接
続されるいわゆる直結式のプラグジョイントの組立や各
検査およびタルク塗布の自動化を図ったプラグジョイン
ト組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラグジョイントとし
て、図37に示される如く、絶縁性を有するゴム等の弾
性材等により筒状に形成されたジョイントブッシュ1を
備え、そのジョイントブッシュ1の内部に、筒状端子体
2の一端側に端子バネとしてのコイルバネ3が接続状と
されたジョイント端子4が挿入状に装着された構造のプ
ラグジョイント5がある。
【0003】また、ジョイントブッシュ1は内燃機関の
機種に応じて各種形状や各種長さのものがあり、点火コ
イル側に接続されるジョイントブッシュ1の端部側には
シリンダヘッドのプラグホール周縁部外面側に当接して
防水性を確保するためのシール鍔部6が外方張り出し状
に備えられ、該シール鍔部6にはエア抜き孔7が適宜形
成されていた。
【0004】そして、このプラグジョイント5の一連の
組立工程においては、ジョイントブッシュ1と、端子体
2とコイルバネ3が接続状とされたジョイント端子4と
を予め準備しておき、図38および図39に示される如
く、このジョイント端子4をコイルバネ3側よりジョイ
ントブッシュ1内の所定の位置まで手作業で仮挿入し、
ジョイント端子4の一部が挿入された仮挿入状態のジョ
イントブッシュ1を得る(端子仮挿入工程)。
【0005】次に、この仮挿入状態のジョイントブッシ
ュ1を図40および図41に示される端子挿入機9の所
定位置にセットし、端子挿入機9の作動により、図37
に示される如く、ジョイント端子4をジョイントブッシ
ュ1内の所定位置に押し込んだプラグジョイント5を得
ていた(端子本挿入工程)。
【0006】即ち、端子挿入機9は、架台10上面側の
一端部側に、前記仮挿入状態のジョイントブッシュ1が
その軸心を前後方向として載置されるブッシュ載置台1
1が左右方向に並設状に合計10組備えられ、スライド
シリンダ12の伸縮動作により、スライドガイド13に
沿って各ブッシュ載置台11が左右方向に移動操作自在
に構成されている。
【0007】また、各ブッシュ載置台11のスライド経
路中央位置には、5組のブッシュ載置台11に対応し
て、5組のブッシュ押え体14が上下方向にスライド自
在に支持台15に支持されており、押えシリンダ16の
伸縮動作により各ブッシュ押え体14が一体的に上下方
向に移動操作自在に構成されている。
【0008】さらに、前記支持台15に対応する架台1
0上面側の他端部側には挿入シリンダ17が備えられ、
また配設された左右一対のスライドガイド18に沿って
スライド自在に設けられたスライド台19には、各ブッ
シュ載置台11対応して端子押し込み体20がそれぞれ
備えられており、挿入シリンダ17の伸縮動作によりス
ライド台19がスライドガイド18に沿って移動操作自
在に構成されている。
【0009】そして、一側側に突出状とされている5組
のブッシュ載置台11上に、仮挿入状態のジョイントブ
ッシュ1をそれぞれセットし、スライドシリンダ12を
作動させれば、仮挿入状態のジョイントブッシュ1が載
置された各ブッシュ載置台11が中央側に移動する。
【0010】その後、押えシリンダ16が作動して各ブ
ッシュ押え体14が各ブッシュ載置台11上に下降し、
前記各ジョイントブッシュ1が所定位置に保持される。
この状態で挿入シリンダ17が作動して各端子押し込み
体20がジョイントブッシュ1側に移動操作され、各端
子押し込み体20によって仮挿入状態のジョイント端子
4がジョイントブッシュ1内に所定量、押し込まれる。
【0011】その後、挿入シリンダ17の作動により各
端子押し込み体20が後退し、押えシリンダ16の作動
により各ブッシュ押え体14が上昇し、スライドシリン
ダ12の作動により各ブッシュ載置台11がもとの一側
位置に移動され、各ブッシュ載置台11上よりジョイン
ト端子4の挿入が終了したジョイントブッシュ1を取り
出せばよい。
【0012】その後、ジョイントブッシュ1内の所定位
置にジョイント端子4が挿入されたプラグジョイント5
は、ジョイントブッシュ1の切れ目や破損等によるジョ
イント端子4から外部への漏電があるがどうかの漏電検
査を行っていた(耐電圧試験工程)。
【0013】この漏電検査方法としては、図42に示さ
れる如く、プラグジョイント5の端子体2を漏電検査治
具22の電極棒23に接続状にセットし、点火コイルで
発生する高電圧を電極棒23に導き、この状態で、作業
者がアース棒24を非導電ポイントとしてのジョイント
ブッシュ1外周面に近付けて、火花が発生するかどうか
を目視確認する方法が採用されていた。
【0014】耐電圧試験工程が終了したプラグジョイン
ト5は、端子体2がジョイントブッシュ1内の所定の位
置に挿入されているかどうかの出代検査を行うと共に、
点火プラグに装着される際の挿入力の軽減や焼き付き防
止の目的でジョイントブッシュ1の端部内周面にタルク
の塗布を行っていた(出代検査・タルク塗布工程)。
【0015】この出代検査においては、図43および図
44に示される如く、出代規格長さL位置に許容範囲M
(例えば±0.5)を示す目印部26aを備えた所定の
ゲージ棒26を利用して検査を行っていた。即ち、ゲー
ジ棒26の端部をプラグジョイント5の端子体2側より
挿入し、ゲージ棒26の挿入端部を端子体2の端縁に当
接させた状態でゲージ棒26の目印部26aがジョイン
トブッシュ1の端縁位置に位置するかどうかを目視確認
することにより、端子体2の出代Nの良・不良の判断を
行っていた。
【0016】また、タルク塗布においては、作業者がジ
ョイントブッシュ1の内周面に手作業によりタルク塗布
を行っていた。
【0017】出代検査・タルク塗布工程が終了したプラ
グジョイント5は、最終検査として、ジョイントブッシ
ュ1が所定の長さを有しているかどうかをゲージに合わ
せて目視確認する測長検査や、ライトで照らしながらの
所定のエア抜き孔7が形成されているかどうかの目視確
認によるエア抜き孔検査や、ジョイントブッシュ1内を
ライトで照らしながら一端部側からのぞき込み、コイル
バネ3の外れがないかどうかの目視確認によるコイルバ
ネ有無検査を行っていた(最終検査工程)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプラグジョイント6の一連の組立工程においては、
前記端子仮挿入工程、端子本挿入工程、耐電圧試験工
程、出代検査・タルク塗布工程、最終検査工程の各工程
毎にそれぞれ1人の作業者が配置され、それぞれの作業
が各作業者の手作業に主に頼っていたため、各工程の作
業ペースにばらつきがあり、組立工程のライン化が困難
であった。
【0019】また、耐電圧試験工程や出代検査・タルク
塗布工程や最終検査工程における各作業は、各作業者の
熟練度に頼っており、疲労等によって検査ミスを生じる
おそれがあり、信頼性に欠け、各個人の判断誤差等もあ
り、検査レベルの安定化が図れないという問題があっ
た。
【0020】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、組立
工程の自動化により、安定したペースで能率的にプラグ
ジョイントの組立が行われると共に、検査レベルの安定
化が図れ、信頼性の向上を図ったプラグジョイント組立
装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、一端側にエア抜き孔が形成されたシー
ル鍔部を備えた絶縁性を有する筒状のジョイントブッシ
ュ内に、筒状端子体の一端側にコイルバネからなる端子
バネが接続状とされたジョイント端子を挿入するプラグ
ジョイント組立装置であって、ジョイントブッシュ供給
位置からジョイントブッシュ取出位置にジョイントブッ
シュを搬送するジョイントブッシュ搬送部と、ジョイン
トブッシュ内にジョイント端子の一部を仮挿入する端子
仮挿入部と、ジョイント端子をジョイントブッシュ内の
設定位置まで挿入する端子本挿入部と、ジョイント端子
が挿入されたジョイントブッシュの漏電検査を行う耐電
圧試験部と、ジョイントブッシュ内に挿入されたジョイ
ント端子の出代検査とジョイント端子の筒状端子体と端
子バネ相互間の導通検査およびジョイントブッシュの端
子バネ側内周面にタルク塗布を行う端子挿入状態検査お
よびタルク塗布部と、前記ジョイントブッシュ搬送部の
ジョイントブッシュ取出位置からジョイントブッシュを
取り出して前記端子仮挿入部に供給する第1ジョイント
ブッシュ取出供給機構と、前記端子仮挿入部からジョイ
ントブッシュを取り出して前記端子本挿入部に供給する
第2ジョイントブッシュ取出供給機構と、前記端子本挿
入部からジョイントブッシュを取り出して前記耐電圧試
験部に供給する第3ジョイントブッシュ取出供給機構
と、前記耐電圧試験部からジョイントブッシュを取り出
して前記端子挿入状態検査およびタルク塗布部に供給す
る第4ジョイントブッシュ取出供給機構と、前記端子挿
入状態検査およびタルク塗布部からジョイントブッシュ
を取り出して搬出するジョイントブッシュ取出機構とが
備えられ、前記ジョイントブッシュ搬送部のジョイント
ブッシュ搬送経路途中に、ジョイントブッシュの軸心方
向長さを検出する測長機構と、前記エア抜き孔を検出す
るエア抜き孔検出機構とが備えられてなる点にある。
【0022】また、前記ジョイントブッシュ搬送部が所
定方向に直線状に配設され、前記端子仮挿入部と端子本
挿入部と耐電圧試験部と端子挿入状態検査およびタルク
塗布部が前記ジョイントブッシュ取出位置側よりジョイ
ントブッシュ供給位置側に向けて順次並設されてなる構
造としてもよい。
【0023】さらに、前記第1ジョイントブッシュ取出
供給機構と第2ジョイントブッシュ取出供給機構と第3
ジョイントブッシュ取出供給機構と第4ジョイントブッ
シュ取出供給機構とジョイントブッシュ取出機構とがそ
れぞれ同期して作動される構造としてもよい。
【0024】また、前記漏電検査、前記出代検査もしく
は前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判断
された場合には、前記タルク塗布を省略するように制御
する制御部を備えてなる構造としてもよい。
【0025】さらに、前記漏電検査、前記出代検査もし
くは前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判
断された場合には、前記ジョイントブッシュ取出機構で
ジョイントブッシュを不良品搬出部に搬出し、前記漏電
検査、前記出代検査もしくは前記導通検査のいずれにお
いても良品であると判断された場合には、ジョイントブ
ッシュ取出機構でジョイントブッシュを製品搬出部に搬
出するように制御する制御部を備えてなる構造としても
よい。
【0026】また、前記耐電圧試験部を覆って絶縁性を
有するカバー体が設けられてなる構造としてもよい。
【0027】さらに、前記端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部は、ジョイントブッシュ内周面にタルク塗布を
行うべく、周面にタルク噴出孔を有するタルク塗布杆を
備え、該タルク塗布杆を覆ってカバー体が設けられてな
る構造としてもよい。
【0028】
【作用】本発明によれば、ジョイントブッシュ搬送部の
ジョイントブッシュ供給位置にジョイントブッシュを供
給するとジョイントブッシュ搬送部によってジョイント
ブッシュ取出位置に搬送される。このジョイントブッシ
ュ搬送途中において、測長機構によりジョイントブッシ
ュの軸心方向長さが所定の長さであるかどうかが検出さ
れ、エア抜き孔検出機構によりシール鍔部にエア抜き孔
が存在するかどうかが検出される。
【0029】ジョイントブッシュ取出位置に到着したジ
ョイントブッシュは、第1ジョイントブッシュ取出供給
機構によってジョイントブッシュ取出位置から取り出さ
れ、端子仮挿入部に供給される。
【0030】端子仮挿入部においては、供給されたジョ
イントブッシュ内にジョイント端子が仮挿入される。
【0031】ジョイント端子が仮挿入されたジョイント
ブッシュは、第2ジョイントブッシュ取出供給機構によ
って端子仮挿入部から取り出され、端子本挿入部に供給
される。
【0032】端子本挿入部においては、仮挿入状態のジ
ョイント端子をジョイントブッシュ内の設定位置まで挿
入する。ここにプラグジョイントが組立られる。
【0033】ジョイント端子が所定位置まで挿入された
ジョイントブッシュは、第3ジョイントブッシュ取出供
給機構によって端子本挿入部から取り出され、耐電圧試
験部に供給される。
【0034】耐電圧試験部においては、ジョイントブッ
シュの漏電検査が行われる。
【0035】漏電検査が終了したジョイントブッシュ
は、第4ジョイントブッシュ取出供給機構によって耐電
圧試験部から取り出され、端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部に供給される。
【0036】端子挿入状態検査およびタルク塗布部にお
いては、ジョイントブッシュ内に挿入されたジョイント
端子の出代検査、ジョイント端子の筒状端子体と端子バ
ネ相互間の導通検査およびジョイントブッシュの端子バ
ネ側内周面にタルク塗布が行われる。
【0037】その後、ジョイントブッシュ取出機構によ
って端子挿入状態検査およびタルク塗布部からジョイン
トブッシュが取り出され所定位置に搬出される。
【0038】ここに、一連の組立作業や各検査作業やタ
ルク塗布作業が自動的に行われ、組立工程の自動化によ
り、安定したペースで能率的にプラグジョイントの組立
が行われると共に、検査レベルも安定し、信頼性が向上
する。
【0039】また、組立工程の自動化により、作業者の
人員も削減でき、生産コスト低減も図れる。
【0040】そして、前記ジョイントブッシュ搬送部が
所定方向に直線状に配設され、前記端子仮挿入部と端子
本挿入部と耐電圧試験部と端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部が前記ジョイントブッシュ取出位置側よりジョ
イントブッシュ供給位置側に向けて順次並設されてなる
構造とすれば、装置全体のコンパクト化が図れ、設置ス
ペースの省スペース化が図れる。
【0041】また、前記第1ジョイントブッシュ取出供
給機構と第2ジョイントブッシュ取出供給機構と第3ジ
ョイントブッシュ取出供給機構と第4ジョイントブッシ
ュ取出供給機構とジョイントブッシュ取出機構とがそれ
ぞれ同期して作動される構造とすれば、より能率的にプ
ラグジョイントの組立が行われる。
【0042】さらに、前記漏電検査、前記出代検査もし
くは前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判
断された場合には、前記タルク塗布を省略するように制
御する制御部を備えてなる構造とすれば、タルク塗布の
無駄が有効に防止でき、また、組立後のプラグジョイン
トを、タルクの有無で良品か不良品かの判断を容易に行
える。
【0043】さらに、前記漏電検査、前記出代検査もし
くは前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判
断された場合には、前記ジョイントブッシュ取出機構で
ジョイントブッシュを不良品搬出部に搬出し、前記漏電
検査、前記出代検査もしくは前記導通検査のいずれにお
いても良品であると判断された場合には、ジョイントブ
ッシュ取出機構でジョイントブッシュを製品搬出部に搬
出するように制御する制御部を備えてなる構造とすれ
ば、良品と不良品の選別も自動的になされ、作業能率の
向上が図れる。
【0044】また、前記耐電圧試験部を覆って絶縁性を
有するカバー体が設けられてなる構造とすれば、高電圧
部を有効に隔離できる。
【0045】さらに、前記端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部は、ジョイントブッシュ内周面にタルク塗布を
行うべく、周面にタルク噴出孔を有するタルク塗布杆を
備え、該タルク塗布杆を覆ってカバー体が設けられてな
る構造とすれば、タルクの飛散を有効に防止できる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は全体概略図を示しており、プラグジョイ
ント組立装置50の架台51には、その一側部に沿って
ジョイントブッシュ供給位置Aからジョイントブッシュ
取出位置Bに至る直線状にジョイントブッシュ搬送部1
00が備えられている。
【0047】また、架台51の上面側には、前記ジョイ
ントブッシュ取出位置B側よりジョイントブッシュ供給
位置A側に向けて、端子仮挿入部200と、端子本挿入
部300と、耐電圧試験部400と、端子挿入状態検査
およびタルク塗布部500とが順次並設されており、そ
の延長上の架台51端部側には、不良品搬出部としての
不良品排出開口部60と製品搬出部としての製品案内シ
ュート61が順次配設されている。
【0048】さらに、ジョイントブッシュ搬送部100
のジョイントブッシュ取出位置Bと端子仮挿入部200
相互間にわたって第1ジョイントブッシュ取出供給機構
600が配設されると共に、端子仮挿入部200、端子
本挿入部300、耐電圧試験部400、端子挿入状態検
査およびタルク塗布部500、不良品排出開口部60お
よび製品案内シュート61相互間にわたってジョイント
ブッシュ移送機構700が配設されている。
【0049】前記ジョイントブッシュ搬送部100は、
図2ないし図9に示される如く、ジョイントブッシュ供
給位置Aからジョイントブッシュ取出位置Bに至る搬送
装置102が備えられている。
【0050】搬送装置102は、駆動ギヤ103および
従動ギヤ104と、両ギヤ103、104間にわたって
循環回走自在に装着されたキャタピラ方式の無端回走ベ
ルト体105とを備え、駆動ギヤ103の駆動により無
端回走ベルト体105が所定方向Pに所定の速度で循環
回走されるように構成されている。
【0051】前記無端回走ベルト体105の外周面側全
周にわたり、その回走方向Pに沿って所定間隔を有して
複数のブッシュ保持体106が装着されている。これら
各ブッシュ保持体106はポリプロピレン等により形成
されており、図3にも示される如く、ジョイントブッシ
ュ1の一端側に備えられた外方張り出し状のシール鍔部
6が載置される円形状の載置基部106aと、該載置基
部106aの中心より上方に突設された保持軸部106
bとをそれぞれ備えている。
【0052】なお、ジョイントブッシュ1は従来同様、
絶縁性を有するシリコンゴム等の弾性材よりなり、筒状
に構成されている。
【0053】そして、ジョイントブッシュ1のシール鍔
部6側を下側としてジョイントブッシュ1の軸心方向に
沿って備えられた孔部8に保持軸部106bを相対的に
嵌合させ、載置基部106a上にシール鍔部6を載置す
れば、ジョイントブッシュ1の倒れが保持軸部106b
で規制され、ここに、ジョイントブッシュ1は縦向き姿
勢で載置保持されるように構成されている。
【0054】また、ジョイントブッシュ1のシール鍔部
6には図3および図4に示される如く、径方向に離隔し
て一対のエア抜き孔7が形成されている。
【0055】前記ジョイントブッシュ供給位置Aからジ
ョイントブッシュ取出位置Bに至るジョイントブッシュ
1の搬送経路途中に、ジョイントブッシュ検査ステーシ
ョン110が備えられており、該ジョイントブッシュ検
査ステーション110には図5ないし図9に示される如
く、ジョイントブッシュ1の軸方向長さを検出する測長
機構111と、シール鍔部6のエア抜き孔7を検出する
エア抜き孔検出機構112とが備えられている。
【0056】また、ジョイントブッシュ検査ステーショ
ン110には、搬送装置102によってジョイントブッ
シュ1がジョイントブッシュ検査ステーション110の
所定位置に到着したことを検出する投光器116aと受
光器116bとからなる光センサ116が備えられてお
り、この光センサ116によるジョイントブッシュ1の
検出により搬送装置102が一旦停止されるように制御
されている。そして、この光センサ116によるジョイ
ントブッシュ1の検出によって搬送装置102が停止さ
れた際、ジョイントブッシュ1がジョイントブッシュ検
査ステーション110の所定位置に停止されるように構
成されている。
【0057】前記測長機構111は、ブッシュ保持体1
06に載置保持されたジョイントブッシュ1の上端部に
ほぼ対応する高さ位置に、レーザ光を上下方向幅広状に
投光する投光器117aと、そのレーザ光を受光する受
光器117bとからなる光センサ117が備えられてお
り、載置基部106a上に載置されたシール鍔部6の下
面高さ位置が一定であるため、レーザ光の遮断幅の検出
によりジョイントブッシュ1の軸方向長さが相対的に検
出できるように構成されている。そして、プラグジョイ
ント組立装置50の図示省略の制御部によりジョイント
ブッシュ1の軸方向長さが所定の長さかどうかが判断さ
れるように制御されている。
【0058】前記エア抜き孔検出機構112には、ジョ
イントブッシュ検査ステーション110の所定位置に停
止されたジョイントブッシュ1の上方位置に対応してジ
ョイントブッシュ1持ち上げ用の持ち上げ操作部119
が備えられると共に、該持ち上げ操作部119を上下方
向の軸心回りに回動操作する回動操作部120が備えら
れている。
【0059】また、持ち上げ操作部119によって持ち
上げられたジョイントブッシュ1のシール鍔部6の高さ
に対応した所定高さ位置に一対のエア抜き孔検出部12
1がジョイントブッシュ1の両側にそれぞれ離隔して備
えられ、シリンダの伸縮操作によりシール鍔部6に対し
て接近離隔操作自在に構成されている。
【0060】前記持ち上げ操作部119にはジョイント
ブッシュ1上端部を把持すべく、拡縮操作自在な一対の
MCナイロン等からなるチャック体122が備えられ、
シリンダ123のピストン軸124の進退操作により両
チャック体122が上下方向に昇降操作自在となるよう
に構成されている。
【0061】そして、回動操作部120はそのピストン
軸124を上下方向の軸心回りに正逆方向にそれぞれ1
80度回動操作させるように構成されている。
【0062】前記各エア抜き孔検出部121は、図5な
いし図9に示される如く、シール鍔部6が相対的に挿入
状とされる溝部126が形成された側面視コ字状に構成
されており、該溝部126を構成する上下の張り出し壁
部127a、127bにはそれぞれ投光器128aと受
光器128bとからなる孔検出器としての光センサ12
8が備えられている。
【0063】そして、この光センサ128はシール鍔部
6に対してエア抜き孔検出部121が接近操作された
際、図8に示される如く、シール鍔部6のエア抜き孔7
対応位置に位置するように構成されている。
【0064】また、各エア抜き孔検出部121の上側の
張り出し壁部127aには、図9にも示される如く、そ
れぞれ一対のガイドローラ129が上下方向の軸心回り
に転動自在に備えられており、シール鍔部6に対してエ
ア抜き孔検出部121が接近操作された際、各ガイドロ
ーラ129がジョイントブッシュ1の外周面に当接する
ように構成されている。
【0065】そして、プラグジョイント組立装置50の
駆動によりジョイントブッシュ搬送部100が駆動され
ると、無端回走ベルト体105が低速で所定の回走方向
Pに循環回走され、この無端回走ベルト体105の循環
回走により各ブッシュ保持体106が順次低速で回走方
向Pに沿って移動される。
【0066】この際、作業者は、ジョイントブッシュ供
給位置Aでジョイントブッシュ1のシール鍔部6側を下
側として、各ブッシュ保持体106の保持軸部106b
に一個ずつ順次外嵌させて供給すれば、ブッシュ保持体
106にジョイントブッシュ1が縦向き姿勢で載置保持
され、その状態でジョイントブッシュ取出位置B方向に
順次搬送されていく。
【0067】そして、ジョイントブッシュ検査ステーシ
ョン110の光センサ116により、ブッシュ保持体1
06に載置保持されたジョイントブッシュ1がジョイン
トブッシュ検査ステーション110の所定位置への到着
が検出されると無端回走ベルト体105の循環回走が一
旦停止される。
【0068】その後、光センサ117が動作し、その遮
断幅の検出によりジョイントブッシュ1の測長がなされ
る。この測長によって類似製品との識別がなされ、測長
結果が所定の長さであれば、次の動作に移行し、不良品
であればブザー等により作業者に報知すると共に無端回
走ベルト体105を停止状態で維持させるように制御さ
れる。
【0069】そして、そのジョイントブッシュ1が取り
除かれた後、再スタートボタンを押すまでプラグジョイ
ント組立装置50が再び駆動しないように制御されてい
る。
【0070】なお、このジョイントブッシュ検査ステー
ション110は作業者位置に近いジョイントブッシュ供
給位置A近く、例えば、作業者位置から0.6m範囲内
に配設されており、ジョイントブッシュ1の取り除き作
業の容易化が図られている。
【0071】上記測長結果が所定の長さであれば、図6
に示される如く、持ち上げ操作部119が下降した後、
両チャック体122が接近移動されて、ジョイントブッ
シュ1の上端部がチャック体122により把持される。
その後、図7に示される如く、持ち上げ操作部119が
上昇操作され、ここに、ジョイントブッシュ1が所定高
さ上方に持ち上げられる。
【0072】その後、各エア抜き孔検出部121が接近
操作され、図8および部9に示される如く、各ガイドロ
ーラ129がジョイントブッシュ1の外周面に当接状と
された状態が得られる。
【0073】そして、この状態で回動操作部120が動
作され、持ち上げ操作部119が上下方向の軸心回りに
180度回動操作させられた後、再度、逆方向に180
度回動操作されて元の位置に戻される。その後、両エア
抜き孔検出部121が離隔操作され、次に持ち上げ操作
部119が下降操作されてジョイントブッシュ1がブッ
シュ保持体106上に戻され、チャック体122による
把持が解除された後、持ち上げ操作部119は元の上昇
位置に復帰される。
【0074】この正逆回動操作時に光センサ128によ
りエア抜き孔7が存在するかどうかが判断される。そし
てエア抜き孔7の検出結果が不良品であれば、上記と同
様、ブザー等により作業者に報知するとともに無端回走
ベルト体105を停止状態で維持させるように制御さ
れ、そのジョイントブッシュ1が取り除かれた後、再ス
タートボタンを押すプラグジョイント組立装置50が再
び駆動しないように制御されている。
【0075】また、エア抜き孔7の検出結果が良好であ
れば、再度、無端回走ベルト体105が循環回走され
る。
【0076】その後、上記と同様の動作が繰り返され、
ジョイントブッシュ1がジョイントブッシュ取出位置B
に到着すると、ジョイントブッシュ取出位置Bに設けら
れたセンサによりジョイントブッシュ1の到着が検出さ
れ、この検出により無端回走ベルト体105の循環回走
が一旦停止される。そして、ジョイントブッシュ1が第
1ジョイントブッシュ取出供給機構600によって取り
除かれると再度、無端回走ベルト体105が循環回走さ
れる。
【0077】なお、ジョイントブッシュ検査ステーショ
ン110のジョイントブッシュ1到着位置とジョイント
ブッシュ取出位置Bのジョイントブッシュ1到着位置と
は位相が同じに構成されている。
【0078】図10に示される如く、前記端子仮挿入部
200には、ジョイントブッシュ1を横向き姿勢で解除
自在に保持する仮挿入ブッシュチャック機構201と、
ジョイント端子4を横向き姿勢で解除自在に保持する端
子チャック機構202と、端子チャック機構202にジ
ョイント端子4を供給する端子供給機構203と、端子
チャック機構202で保持されたジョイント端子4の一
部をジョイントブッシュ1内に仮挿入する端子仮挿入機
構204とが備えられている。
【0079】また、前記端子本挿入部300には、ジョ
イント端子4が仮挿入されたジョイントブッシュ1を横
向き姿勢で解除自在に保持する本挿入ブッシュチャック
機構301と、仮挿入状態のジョイント端子4を設定位
置まで圧入する端子本挿入機構302とが備えられてい
る。
【0080】また、仮挿入ブッシュチャック機構201
と本挿入ブッシュチャック機構301の上方間にわたっ
て、仮挿入ブッシュチャック機構201からジョイント
ブッシュ1を取り出して本挿入ブッシュチャック機構3
01に供給する第2ジョイントブッシュ取出供給機構7
01が設けられている。
【0081】前記第1ジョイントブッシュ取出供給機構
600には、図11に示される如く、ジョイントブッシ
ュ1上端部を把持すべく、拡開・接近操作自在な一対の
MCナイロン等の合成樹脂等からなるチャック体601
が備えられ、両チャック体601は図示省略のシリンダ
のピストン軸の進退操作により所定方向に出退操作自在
に構成されている。また、これらチャック体601やシ
リンダ等は図11における前後方向軸心回りに回動操作
自在に構成されている。
【0082】なお、両チャック体601の互いに対向す
る内面側にはジョイントブッシュ1に対応する円弧状の
保持溝がそれぞれ形成されている。
【0083】そして、図11に実線で示されるチャック
体601の拡開する初期位置において、無端回走ベルト
体105よって搬送されたジョイントブッシュ1が所定
位置に到着すると、シリンダの作動によりそのピストン
軸が進出作動され両チャック体601が下降操作され
る。そして所定距離下降した後、両チャック体601が
接近操作され、ここにジョイントブッシュ1の上端部が
チャック体601により把持される。
【0084】その後、シリンダの作動によりピストン軸
が後退作動され両チャック体601が上昇操作される。
この両チャック体601の上昇によりジョイントブッシ
ュ1が上方に持ち上げられる。次に、チャック体601
等が前後方向軸心回りに90度回動操作され、ジョイン
トブッシュ1が横向き姿勢とされる。この状態で両チャ
ック体601等が横行移動操作され、シリンダの作動に
よりピストン軸が進出作動され、ジョイントブッシュ1
が仮挿入ブッシュチャック機構201の所定位置に横向
き姿勢で供給される。
【0085】そして、図10、図11、図14および図
15に示される如く、仮挿入ブッシュチャック機構20
1の拡開・接近操作自在な一対のMCナイロン等の合成
樹脂等からなるチャック体206にジョイントブッシュ
1が保持されると、両チャック体601が拡開操作され
てジョイントブッシュ1の把持が解除され、その後、前
述と逆に、シリンダの作動、横行移動および90度回動
操作により、両チャック体601は初期位置に戻される
ように構成されている。
【0086】前記端子供給機構203には、図12およ
び図13に示される如く、筒状端子体2の一端側にコイ
ルバネ3の一端部を抜止状に挿入係止させたジョイント
端子4が収容される端子収容案内部208と、端子収容
案内部208によって案内されるジョイント端子4を所
定位置に搬送する端子搬送機構209とが備えられてい
る。
【0087】前記端子収容案内部208は、ジョイント
端子4の軸心方向長さより若干長い間隔を有して対向配
置された一対の側壁部208aと、両側壁部208a間
にわたって架設されると共に一方向に下降傾斜状(例え
ば約15度程度)とされた底壁部208bとを備え、底
壁部208bの下端側にはジョイント端子4が落下可能
な端子落下開口部210が設けられている。
【0088】また、底壁部208bの上面にはジョイン
ト端子4の位置ズレを防止すべく、傾斜方向に沿ったガ
イド溝208cが適宜形成されている。
【0089】そして、端子収容案内部208の底壁部2
08b上にジョイント端子4が載置されると、ジョイン
ト端子4の自重により、底壁部208bの傾斜に沿って
ジョイント端子4が下降案内され、端子落下開口部21
0から下方にジョイント端子4が落下するように構成さ
れている。
【0090】前記端子搬送機構209は、端子収容案内
部208の下側に配置され、タイミングプーリ等からな
る駆動プーリ212および従動プーリ213と、両プー
リ212、213間にわたって循環回走自在に装着され
たタイミングベルト等からなる無端回走ベルト体214
とを備え、駆動プーリ212の駆動により無端回走ベル
ト体214が所定方向Qに循環回走されるように構成さ
れている。
【0091】また、無端回走ベルト体214の外周面側
には、その幅方向の端子保持溝214aが周方向に所定
間隔を有して形成されており、無端回走ベルト体214
の回走により、端子収容案内部208の端子落下開口部
210下方を端子保持溝214aが通過する際、端子保
持溝214a内にジョイント端子4が落下し、端子保持
溝214a内でジョイント端子4が保持された状態で所
定方向Qに搬送されるように構成されている。
【0092】そして、無端回走ベルト体214の端子保
持溝214aに保持されたジョイント端子4が所定の端
子取出位置Cに到着すると、端子取出位置Cに対応して
設けられた端子検出器としてのコイルバネ確認センサ2
15と基準位置確認センサ216によりコイルバネ3が
接続されているかどうかおよび端子体2が基準位置にあ
るかどうかが検出され、この各センサ215、216の
検出により駆動プーリ212の駆動が停止され、ジョイ
ント端子4が所定の端子取出位置Cに停止状態とされる
ように構成されている。
【0093】また、前記端子チャック機構202により
端子取出位置Cのジョイント端子4が取り出されると、
前記各センサ215、216はジョイント端子4を検出
せず、ここに駆動プーリ212を再駆動させて、次のジ
ョイント端子4を端子取出位置Cに搬送するように構成
されている。
【0094】前記仮挿入ブッシュチャック機構201
は、図10、図11、図14および図15に示される如
く、基台220上にエアシリンダ等により前記一対のチ
ャック体206を水平方向に拡開・接近操作するための
拡縮操作機構221が備えられ、該拡縮操作機構221
により前記両チャック体206が互いに拡開・接近操作
されるように構成されている。
【0095】なお、両チャック体206の互いに対向す
る内面側には、ジョイントブッシュ1の軸心を水平方向
とする横向き姿勢でジョイントブッシュ1を保持すべ
く、ジョイントブッシュ1に対応する円弧状の保持溝が
それぞれ形成されている。また、両チャック体206に
よるジョイントブッシュ1の保持状態においては、両チ
ャック体206の互いに対向する内面側が当接状となる
ように構成されている。さらに、両チャック体206で
保持されたジョイントブッシュ1を検出するセンサ等の
検出器が適宜備えられている。
【0096】前記端子チャック機構202は、図14お
よび図15に示される如く、図において左右方向に沿っ
て配設された一対のガイドレール223上に、該ガイド
レール223に沿って移動自在な基板224を備え、該
基板224上に前記ガイドレール223と直行する方向
に延びるチャックガイドレール225が配設されてい
る。
【0097】そして、チャックガイドレール225上
に、該チャックガイドレール225に沿って移動自在な
支持台226を備え、該支持台226をチャックガイド
レール225に沿って移動させるスライドシリンダ22
7が基板224上に装着されている。
【0098】また、支持台226上には、エアシリンダ
等により一対のMCナイロン等の合成樹脂等からなるチ
ャック体228を上下方向に拡開・接近操作するための
拡縮操作機構229が備えられ、該拡縮操作機構229
により前記両チャック体228が互いに拡開・接近操作
されるように構成されている。
【0099】そして、チャック体228の拡開状態でス
ライドシリンダ227が作動して初期位置より端子供給
機構203側に両チャック体228が移動され、図12
および図13にも示される如く、所定位置に到着すると
拡縮操作機構229の駆動により両チャック体228が
接近操作され、端子取出位置Cに位置するジョイント端
子4の端子体2遊端側を把持するように構成されてい
る。
【0100】次に、チャック体228によるジョイント
端子4の把持状態でスライドシリンダ227が作動し
て、チャック体228が初期位置に戻されるように構成
されている。このチャック体228の初期位置におい
て、チャック体228に把持されているジョイント端子
4の軸心と、仮挿入ブッシュチャック機構201のチャ
ック体206で保持されているジョイントブッシュ1の
軸心とが同心状となるように構成されている。
【0101】なお、両チャック体228の互いに対向す
る内面側には、ジョイント端子4の軸心を水平方向とす
る横向き姿勢でジョイント端子4を保持すべく、ジョイ
ント端子4に対応する円弧状の保持溝がそれぞれ形成さ
れている。
【0102】前記端子仮挿入機構204は、図14ない
し図16に示される如く、基板230上に、前記ガイド
レール223と平行な方向に延びる一対のガイド体23
1が装着され、該ガイド体231間にガイド体231に
沿って前記基板224と同一方向にスライド自在な平面
視矩形状のスライド基板232が装着されている。ま
た、端子チャック機構202と反対側の基板230上の
端縁部にはスライド基板232の移動を規制するストッ
パー体333が装着されている。
【0103】前記スライド基板232上面側には、前記
ガイドレール223と平行な方向に延びる一対のガイド
レール234が装着されており、該ガイドレール234
に沿ってスライド自在にスライド板235が装着されて
いる。
【0104】また、スライド基板232上には、スライ
ド板235をガイドレール234に沿って移動させるス
ライドシリンダ236が装着されている。
【0105】前記スライド板235の端子チャック機構
202側の端部には、芯出し棒部としての端子芯出し棒
237が着脱自在に装着され、該端子芯出し棒237の
軸心が前記チャック体206で保持されたジョイントブ
ッシュ1の軸心や、チャック体228で把持されたジョ
イント端子4の軸心と同心状となるように配設されてい
る。
【0106】前記端子芯出し棒237は、図19ないし
図21に示される如く、コイルバネ3に挿入状とされる
小径軸部237aと、端子体2に挿入状とされる中径軸
部237bと、端子体2より大径の大径軸部237cと
が同心状に順次備えられている。そして、図20に示さ
れる如く、ジョイント端子4に端子芯出し棒237が挿
入された際、コイルバネ3の遊端部側を僅かに残して、
コイルバネ3位置に至って挿入状とされるように構成さ
れている。
【0107】前記端子チャック機構202の一側には、
仮挿入シリンダ239が配設されており、該仮挿入シリ
ンダ239のピストン軸239a先端部はスライド基板
232側および基板224側に連結されている。そし
て、ピストン軸239aが後退作動されると、スライド
基板232と基板224とが初期位置より一体的に、ガ
イド体231およびガイドレール223のそれぞれの案
内下、仮挿入ブッシュチャック機構201側に移動操作
される。また、ピストン軸239aの進出作動により、
スライド基板232および基板224が初期位置に戻さ
れるように構成されている。
【0108】前記本挿入ブッシュチャック機構301
は、前記仮挿入ブッシュチャック機構201とほぼ同様
に構成されており、図10、図17および図18に示さ
れる如く、基台305上にエアシリンダ等により一対の
MCナイロン等の合成樹脂等からなるチャック体306
を水平方向に拡開・接近操作するための拡縮操作機構3
07が備えられ、該拡縮操作機構307により前記両チ
ャック体306が互いに拡開・接近操作され、該チャッ
ク体306の拡開・接近操作によりジョイントブッシュ
1が解除自在に保持されるように構成されている。
【0109】なお、両チャック体306の互いに対向す
る内面側には、ジョイントブッシュ1の軸心を水平方向
とする横向き姿勢でジョイントブッシュ1を保持すべ
く、ジョイントブッシュ1に対応する円弧状の保持溝が
それぞれ形成されている。また、両チャック体306に
よるジョイントブッシュ1の保持状態においては、両チ
ャック体306の互いに対向する内面側が当接状となる
ように構成されている。さらに、図22に示される如
く、両チャック体306で保持されたジョイントブッシ
ュ1を検出するセンサ等の検出器308が適宜備えられ
ている。
【0110】前記端子本挿入機構302は、図17およ
び図18に示される如く、基板310上に支持台311
が設けられ、該支持台311に油圧シリンダからなる本
挿入シリンダ312が装着支持されている。
【0111】この本挿入シリンダ312のピストン軸3
12aは本挿入ブッシュチャック機構301のチャック
体306で保持されたジョイントブッシュ1の軸心と同
一軸心を有するように配設されており、ピストン軸31
2aの突出端部には押動体としての端子挿入治具313
が着脱自在に装着されている。
【0112】端子挿入治具313は、図22および図2
3にも示される如く、ジョイント端子4の端子体2内に
挿入状とされる挿入軸部313aと、端子体2より大径
の押圧軸部313bと、押圧軸部313bより大径でピ
ストン軸312a突出端に備えられた雄ネジ軸部312
bに螺合される雌ネジ孔313cを有する雌ネジ軸部3
13dとが同心状に順次備えられており、ピストン軸3
12aに端子挿入治具313が螺合装着された状態で、
ピストン軸312aの軸心と、端子挿入治具313の軸
心と、チャック体306で保持されたジョイントブッシ
ュ1の軸心とが同心状となるように配設されている。
【0113】また、雌ネジ軸部313dの外周面には、
ジョイントブッシュ1の鍔部端面1aとの距離を検出す
る光センサ等からなる距離検出器314が装着されてお
り、距離検出器314からの信号に応じてピストン軸3
12aの突出量をプラグジョイント組立装置50の制御
部70で制御するように構成されている。
【0114】即ち、本挿入シリンダ312のピストン軸
312aが進出作動されて、鍔部端面1aと距離検出器
314との相互間の距離が適宜設定された設定値になる
と制御部70はピストン軸312aの突出動作を停止さ
せる。そして、その後ピストン軸312aを後退作動さ
せ、初期位置に戻すように構成されている。
【0115】前記第2ジョイントブッシュ取出供給機構
701は、図14、図15、図17および図18に示さ
れる如く、仮挿入ブッシュチャック機構201のチャッ
ク体206で保持されたジョイントブッシュ1の軸心方
向両端部をそれぞれ解除自在に把持する一対のチャック
機構702が拡開・接近操作自在に備えられている。
【0116】そして、チャック体206で保持されたジ
ョイントブッシュ1上方の初期位置より拡開状態で下降
操作され、ジョイントブッシュ1位置に到着すると接近
操作され、ここにジョイントブッシュ1の両端部が一対
のチャック機構702でそれぞれ把持される。次に、チ
ャック体206が拡開操作されてジョイントブッシュ1
の把持が解除されると、各チャック機構702が上昇操
作され、その後、一側に配置された本挿入ブッシュチャ
ック機構301上方に横行移動操作される。
【0117】各チャック機構702が本挿入ブッシュチ
ャック機構301上方に到着すると、各チャック機構7
02が下降操作され、ジョイントブッシュ1が両チャッ
ク体306間に到着すると両チャック体306が接近操
作される。そして、ジョイントブッシュ1が両チャック
体306で保持されると各チャック機構702が拡開操
作され、その後、各チャック機構702は上昇操作さ
れ、次に横行移動操作されて初期位置に戻される。
【0118】また、各チャック機構702の初期位置状
態で、本挿入ブッシュチャック機構301上方位置に位
置する第3ジョイントブッシュ取出供給機構710(図
24および図25参照)が備えられており、第3ジョイ
ントブッシュ取出供給機構710は第2ジョイントブッ
シュ取出供給機構701と同様、一対のチャック機構7
11を備え、該チャック機構711は第2ジョイントブ
ッシュ取出供給機構701のチャック機構702と同期
して駆動され、仮挿入ブッシュチャック機構201から
ジョイントブッシュ1を取り出す際に、本挿入ブッシュ
チャック機構301からジョイントブッシュ1を取り出
すように構成されている。
【0119】次に、ジョイントブッシュ1に対するジョ
イント端子4の一連の挿入動作を説明する。
【0120】即ち、ジョイントブッシュ搬送部100に
よって順次搬送されてくるジョイントブッシュ1が所定
位置に到着すると、第1ジョイントブッシュ取出供給機
構600が駆動される。
【0121】そして、第1ジョイントブッシュ取出供給
機構600は所定位置に到着したジョイントブッシュ1
を仮挿入ブッシュチャック機構201に供給する。
【0122】仮挿入ブッシュチャック機構201は、第
1ジョイントブッシュ取出供給機構600によってジョ
イントブッシュ1が両チャック体206間に供給される
と、両チャック体206が接近操作されてジョイントブ
ッシュ1が所定の横向き姿勢で保持される。
【0123】一方、端子チャック機構202は、端子供
給機構203の端子取出位置Cにジョイント端子4が到
着していると、駆動されて端子取出位置Cのジョイント
端子4を受け取り、もとの初期位置に戻される。
【0124】そして、仮挿入ブッシュチャック機構20
1にジョイントブッシュ1が保持され、端子チャック機
構202の初期位置にジョイント端子4が把持されてい
ることが検出されると、端子仮挿入機構204が駆動さ
れる。
【0125】即ち、先ず端子仮挿入機構204のスライ
ドシリンダ236が作動して、端子芯出し棒237がジ
ョイント端子4側に前進し、図20に示される如く、小
径軸部237aがコイルバネ3位置まで挿入状とされ、
中径軸部237bがジョイント端子4内に挿入状とされ
た状態が得られるとスライドシリンダ236の作動が停
止する。
【0126】次に、仮挿入シリンダ239が作動して、
スライド基板232と基板224とが一体的に仮挿入ブ
ッシュチャック機構201側に移動操作される。この仮
挿入ブッシュチャック機構201側の移動により、ジョ
イント端子4は端子芯出し棒237の挿入状態でチャッ
ク体206で保持されたジョイントブッシュ1内に挿入
されていく。
【0127】そして、仮挿入シリンダ239の作動によ
りジョイント端子4が所定量、例えばジョイント端子4
全長の2/3程度挿入されると仮挿入シリンダ239の
作動が停止され、端子チャック機構202のチャック体
228が拡開操作される。また、スライドシリンダ23
6の作動により端子芯出し棒237が初期位置に戻され
ると共に、仮挿入シリンダ239が作動してスライド基
板232および基板224が初期位置に戻される。ここ
に、ジョイント端子4の仮挿入工程が終了する。
【0128】仮挿入工程が終了すると、次に、第2ジョ
イントブッシュ取出供給機構701が駆動され、一対の
チャック機構702が下降操作された後、各チャック機
構702がそれぞれ接近操作されてジョイントブッシュ
1を把持する。その後両チャック体206が拡開操作さ
れ、ジョイントブッシュ1の保持が解除されると、一対
のチャック機構702が上昇操作され、ここに仮挿入ブ
ッシュチャック機構201より仮挿入状態のジョイント
ブッシュ1が取り出される。
【0129】次に、各チャック機構702が横行移動操
作されて本挿入ブッシュチャック機構301上方に到着
すると停止され、各チャック機構702が下降操作され
る。そして、ジョイントブッシュ1が両チャック体30
6間に供給されると、両チャック体306が接近操作さ
れてジョイントブッシュ1が所定の横向き姿勢で保持さ
れる。
【0130】ジョイントブッシュ1が両チャック体30
6で保持されると、各チャック機構702は拡開操作さ
れ、その後初期位置に戻される。
【0131】本挿入ブッシュチャック機構301にジョ
イントブッシュ1が保持されていることが検出される
と、端子本挿入機構302が駆動される。即ち、端子本
挿入機構302の本挿入シリンダ312が作動して端子
挿入治具313がジョイントブッシュ1側に前進する。
この際、距離検出器314によって鍔部端面1aとの相
互間の距離が連続的に計測されている。
【0132】そして、距離検出器314と鍔部端面1a
相互間の距離が設定値になると本挿入シリンダ312の
作動が停止される。この際、図23に示される如く、ジ
ョイント端子4がジョイントブッシュ1内に前記設定値
に応じた所定量挿入された状態が得られる。
【0133】その後、本挿入シリンダ312が作動して
端子挿入治具313が初期位置に戻される。ここに、ジ
ョイント端子4の本挿入工程が終了する。
【0134】本挿入工程が終了すると、第3ジョイント
ブッシュ取出供給機構710が駆動され、一対のチャッ
ク機構711が下降操作された後、各チャック機構71
1がそれぞれ接近操作されてジョイントブッシュ1を把
持すると両チャック体306が拡開操作されてジョイン
トブッシュ1の保持が解除される。その後、ジョイント
ブッシュ1を把持する一対のチャック機構711が上昇
操作され、ここに本挿入ブッシュチャック機構301よ
りジョイント端子4の挿入が終了した状態のジョイント
ブッシュ1が取り出される。
【0135】次に、各チャック機構711が耐電圧試験
部400側に横行移動操作されてジョイントブッシュ1
が所定位置に搬送される。
【0136】そして、端子仮挿入部200によって端子
仮挿入が行われている間に、端子本挿入部300では端
子本挿入が行われており、仮挿入ブッシュチャック機構
201から第2ジョイントブッシュ取出供給機構701
によってジョイントブッシュ1が取り出される間に、本
挿入ブッシュチャック機構301から第3ジョイントブ
ッシュ取出供給機構710によってジョイントブッシュ
1が取り出され、本挿入ブッシュチャック機構301に
第2ジョイントブッシュ取出供給機構701によってジ
ョイントブッシュ1が供給される間に、仮挿入ブッシュ
チャック機構201に第1ジョイントブッシュ取出供給
機構600によってジョイントブッシュ1が供給される
ように構成されている。
【0137】前記耐電圧試験部400は、図24ないし
図26にも示される如く、検査ブッシュチャック機構4
01と、電圧印加機構402とを備えている。
【0138】そして、前記第3ジョイントブッシュ取出
供給機構710は、プラグジョイント5の組立工程上流
側に位置する本挿入ブッシュチャック機構301と検査
ブッシュチャック機構401の上方間にわたって設けら
れており、本挿入ブッシュチャック機構301からジョ
イントブッシュ1内にジョイント端子4が挿入状とされ
たプラグジョイント5を取り出して検査ブッシュチャッ
ク機構401に供給するように構成されている。
【0139】前記検査ブッシュチャック機構401は、
前記本挿入ブッシュチャック機構301と類似の構造と
されており、図24ないし図26に示される如く、基台
404上にエアシリンダ等により一対のアースチャック
体405を水平方向に拡開・接近操作するための拡縮操
作機構406が備えられ、該拡縮操作機構406により
前記両アースチャック体405が互いに拡開・接近操作
され、該アースチャック体405の拡開・接近操作によ
りプラグジョイント5のジョイントブッシュ1が解除自
在にその外周面側より保持されるように構成されてい
る。
【0140】また、各アースチャック体405はSS4
1等の導電性を有する金属材により形成されており、M
Cナイロン等の絶縁材よりなる絶縁部材407を介して
拡縮操作機構406側に支持されている。
【0141】そして、両アースチャック体405の互い
に対向する内面側には、ジョイントブッシュ1の軸心を
水平方向とする横向き姿勢でジョイントブッシュ1を保
持すべく、ジョイントブッシュ1に対応する円弧状の保
持溝がそれぞれ形成されている。
【0142】また、図29に示される如く、両アースチ
ャック体405によるジョイントブッシュ1の横向き姿
勢での保持状態においては、ジョイントブッシュ1の軸
心方向両端部にそれぞれ所定長さ(例えば15mm〜2
0mm程度)を残した状態で、ジョイントブッシュ1の
軸心方向中間部を保持するように構成されている。
【0143】さらに、両アースチャック体405で保持
されたジョイントブッシュ1を検出するためのセンサ等
の検出器が適宜備えられている。
【0144】また、図27および図28に示される如
く、各アースチャック体405は、漏電検出器409を
介してアースされており、該漏電検出器409は、アー
スチャック体405からアース部410に流れる電流を
増幅させる電流増幅器411と、該電流増幅器411で
増幅された電流を電圧に変換させる可変抵抗412(0
〜1KΩ)と、該可変抵抗412で変換された電圧を表
示する表示器413とを備えている。
【0145】前記電圧印加機構402は、図24および
図25にも示される如く、基板416上の一端部側にシ
リンダ支持台417が設けられ、該シリンダ支持台41
7に油圧シリンダからなる操作シリンダ418が装着支
持されている。
【0146】そして、この操作シリンダ418のピスト
ン軸418aは検査ブッシュチャック機構401のアー
スチャック体405で保持されたジョイントブッシュ1
の軸心と同一軸心を有するように配設されている。
【0147】また、基板416上の他端部側に、前記ピ
ストン軸418aの進退方向に延びるガイドレール41
9が配設されており、図25に示される如く、正面視ほ
ぼL字状のスライド体420がガイドレール419に沿
ってスライド自在に装着されている。そして、スライド
体420の前記一端部側が操作シリンダ418のピスト
ン軸418aに連結されている。
【0148】前記スライド体420上には、MCナイロ
ン等の絶縁材により正面視ほぼU字状に形成された絶縁
支持体421が装着されている。また、絶縁支持体42
1の検査ブッシュチャック機構401側の立設壁部42
1a端面には、MCナイロン等の絶縁材により形成され
た電極支持体422が装着されている。
【0149】そして、検査ブッシュチャック機構401
のアースチャック体405で保持されたジョイントブッ
シュ1の軸心と同一軸心を有して、立設壁部421aと
電極支持体422とを貫通状に電極部としての電極棒4
23が設けられており、該電極棒423は図30に示さ
れる如く、その軸心方向中間部にバネ受け部424が径
方向張り出し状に備えられている。
【0150】また、電極支持体422には、電極棒42
3のバネ受け部424がその軸心方向に移動自在に収容
状とされる凹部422aが形成されており、図30に示
される如く、凹部422a内に収容されたバネ受け部4
24と立設壁部421a間にコイルバネ425が圧縮状
に収容されている。そして、電極棒423はコイルバネ
425の弾発力に抗してその軸心方向に移動自在に構成
されている。
【0151】即ち、操作シリンダ418のピストン軸4
18aが進出作動されて、スライド体420および絶縁
支持体421がガイドレール419に沿って押動され、
電極棒423の先端部が図30に示される如く、アース
チャック体405に保持されたプラグジョイント5のジ
ョイント端子4に当接されると、コイルバネ425の弾
発力に抗して電極棒423が若干押し戻されるように構
成されている。
【0152】また、ピストン軸418aの後退作動によ
り、スライド体420および絶縁支持体421が初期位
置に戻され、この際、電極棒423はコイルバネ425
の弾発力により初期位置に復帰される。
【0153】さらに、立設壁部421aの他端側に突出
する電極棒423端部には、図示省略の点火コイルから
の接続コード426が接続されている。また、前記電極
支持体422の検査ブッシュチャック機構401側外周
面は、電極棒423の軸心と同心状で、漸次径小となる
テーパ面422bとされている。
【0154】そして、電圧印加機構402の外周部、即
ち、前後および上部を囲繞して、絶縁性を有する透明の
合成樹脂等からなるカバー体427が設けられている。
【0155】前記第3ジョイントブッシュ取出供給機構
710は、本挿入ブッシュチャック機構301のチャッ
ク体306で保持されたジョイントブッシュ1の軸心方
向両端部をそれぞれ解除自在に把持する一対のチャック
機構711が拡開・接近操作自在に備えられており、各
チャック機構711は、チャック体306で保持された
プラグジョイント5のジョイントブッシュ1上方の初期
位置より拡開状態で下降操作され、ジョイントブッシュ
1位置に到着すると接近操作され、ここにジョイントブ
ッシュ1の両端部が一対のチャック機構711でそれぞ
れ把持される。
【0156】次に、チャック体306が拡開操作されて
ジョイントブッシュ1の把持が解除されると、各チャッ
ク機構711が上昇操作され、その後、一側に配置され
た検査ブッシュチャック機構401上方に横行移動操作
される。
【0157】各チャック機構711が検査ブッシュチャ
ック機構401上方に到着すると、各チャック機構71
1が下降操作され、ジョイントブッシュ1が両アースチ
ャック体405間に到着すると両アースチャック体40
5が接近操作される。そして、ジョイントブッシュ1が
両アースチャック体405で保持されると各チャック機
構711が拡開操作され、その後、各チャック機構71
1は上昇操作され、次に横行移動操作されて本挿入ブッ
シュチャック機構301上方の初期位置に戻される。こ
こに、プラグジョイント5が検査ブッシュチャック機構
401に供給される。
【0158】また、各チャック機構711の初期位置状
態で、検査ブッシュチャック機構401上方位置に位置
する第4ジョイントブッシュ取出供給機構720が備え
られており、第4ジョイントブッシュ取出供給機構72
0は第3ジョイントブッシュ取出供給機構710と同
様、一対のチャック機構721を備え(図31および図
32参照)、該チャック機構721は第3ジョイントブ
ッシュ取出供給機構710のチャック機構711と同期
して駆動され、本挿入ブッシュチャック機構301から
ジョイントブッシュ1を取り出す際に、検査ブッシュチ
ャック機構401からプラグジョイント5、即ちジョイ
ントブッシュ1を取り出すように構成されている。
【0159】次に、この耐電圧試験部400によるプラ
グジョイント5の漏電の検査動作を説明する。
【0160】即ち、端子本挿入部300によって、ジョ
イント端子4がジョイントブッシュ1内の所定位置に押
し込み挿入されると、第3ジョイントブッシュ取出供給
機構710が駆動され、一対のチャック機構711が下
降操作された後、各チャック機構711がそれぞれ接近
操作されてジョイントブッシュ1を把持する。その後両
チャック体306が拡開操作され、ジョイントブッシュ
1の保持が解除されると、一対のチャック機構711が
上昇操作され、ここに本挿入ブッシュチャック機構30
1よりジョイント端子4が挿入状とされたジョイントブ
ッシュ1、即ちプラグジョイント5が取り出される。
【0161】次に、各チャック機構711が横行移動操
作されて検査ブッシュチャック機構401上方に到着す
ると停止され、各チャック機構711が下降操作され
る。そして、プラグジョイント5が両アースチャック体
405間に供給されると、両アースチャック体405が
接近操作されてプラグジョイント5のジョイントブッシ
ュ1が所定の横向き姿勢で保持される。
【0162】ジョイントブッシュ1が両アースチャック
体405で保持されると、各チャック機構711は拡開
操作され、その後初期位置に戻される。
【0163】一方、検査ブッシュチャック機構401に
ジョイントブッシュ1が保持されていることが検出器に
よって検出されると、電圧印加機構402が駆動され
る。即ち、電圧印加機構402の操作シリンダ418が
作動して絶縁支持体421がプラグジョイント5側に前
進する。
【0164】そして、絶縁支持体421が所定距離移動
操作されると、図30に示される如く、電極棒423の
突出端部がジョイントブッシュ1内の端子体2端部に弾
発状に当接した状態が得られる。
【0165】その後、この状態で、点火コイルにより発
生された電圧(約30kv程度)が接続コード426、
電極棒423を介してジョイント端子4に所定時間(例
えば5秒間)印加される。
【0166】この際、アースチャック体405側に電流
が流れなければ、漏電検出器409は何等電流を検出せ
ず、良品と判断される。また、アースチャック体405
側に電流が流れれば、漏電検出器409により検出され
て不良品と判断される(漏電検査工程)。
【0167】なお、漏電検出器409に電流が流れた時
点で点火コイル側からの電圧は解除される。
【0168】そして、漏電検査が終了すると、第4ジョ
イントブッシュ取出供給機構720が駆動され、一対の
チャック機構721が下降操作された後、各チャック機
構721がそれぞれ接近操作されてプラグジョイント5
のジョイントブッシュ1を把持すると両アースチャック
体405が拡開操作されてジョイントブッシュ1の保持
が解除される。その後、ジョイントブッシュ1を把持す
る一対のチャック機構721が上昇操作され、ここに検
査ブッシュチャック機構401より漏電検査が終了した
プラグジョイント5が取り出される。
【0169】次に、各チャック機構721が端子挿入状
態検査およびタルク塗布部500側に横行移動操作され
てプラグジョイント5が所定位置に搬送される。
【0170】また、端子本挿入部300でジョイント端
子4の本挿入が行われている間に、耐電圧試験部400
では漏電検査が行われており、本挿入ブッシュチャック
機構301から第3ジョイントブッシュ取出供給機構7
10によってプラグジョイント5が取り出される間に、
検査ブッシュチャック機構401から第4ジョイントブ
ッシュ取出供給機構720によってプラグジョイント5
が取り出され、検査ブッシュチャック機構401に第3
ジョイントブッシュ取出供給機構710によってプラグ
ジョイント5が供給される間に、本挿入ブッシュチャッ
ク機構301に第2ジョイントブッシュ取出供給機構7
01によって仮挿入状態のジョイントブッシュ1が供給
されるように構成されている。
【0171】前記端子挿入状態検査およびタルク塗布部
500は、図31ないし図34に示される如く、ブッシ
ュ保持機構501と、ブッシュ保持機構501の一方側
に配設された出代検査機構502と、ブッシュ保持機構
501の他方側に配設されたタルク塗布機構503とを
備えている。
【0172】そして、前記第4ジョイントブッシュ取出
供給機構720は、プラグジョイント5の組立工程上流
側に位置する検査ブッシュチャック機構401とブッシ
ュ保持機構501の上方間にわたって設けられており、
検査ブッシュチャック機構401からプラグジョイント
5を取り出してブッシュ保持機構501に供給するよう
に構成されている。
【0173】前記ブッシュ保持機構501は、図31お
よび図32に示される如く、基台505上にMCナイロ
ン等の合成樹脂からなるブッシュ受け治具506が設置
されており、ブッシュ受け治具506の上面側にはジョ
イントブッシュ1の軸心を水平方向とする横向き姿勢で
ジョイントブッシュ1を保持すべく、ジョイントブッシ
ュ1に対応する上向き解放状の保持溝507が形成され
ている。
【0174】また、ブッシュ受け治具506の保持溝5
07内に保持されたジョイントブッシュ1を検出するた
めのセンサ等の検出器が適宜備えられている。
【0175】前記出代検査機構502は、図31ないし
図33、図35および図36に示される如く、基台50
9上に、前記ブッシュ受け治具506に保持されたジョ
イントブッシュ1の軸心方向に延びるガイドレール51
0が配設されており、該ガイドレール510に沿ってス
ライド自在にスライド体511が装着されている。
【0176】基台509の一側にはエアシリンダ等から
なる操作シリンダ512が装着され、操作シリンダ51
2のピストン軸とスライド体511とがフリージョイン
ト513等を介して連動連結されている。
【0177】前記スライド体511上には出代検査部5
14が備えられており、該出代検査部514はブッシュ
受け治具506に保持されたジョイントブッシュ1の軸
心と同一軸心を有するように配設された出代測定棒51
5と、該出代測定棒515にその軸心方向に移動自在に
套嵌されたMCナイロン等の合成樹脂からなる検査体と
しての検査フロート体516と、出代測定棒515に対
する検査フロート体516の相対位置を検出する投光器
517aと受光器517bとからなる出代検出器として
の光センサ517とを備えている。
【0178】前記出代測定棒515は前記操作シリンダ
512の作動により、ブッシュ受け治具506に保持さ
れたジョイントブッシュ1方向に移動操作され、ジョイ
ントブッシュ1内の端子体2端縁に接離自在に当接する
ように構成されている。
【0179】また、出代測定棒515は金属棒等の導通
材よりなり、スライド体511上に絶縁材を介して装着
されており、導通検出部518に電気的に接続されてい
る。
【0180】さらに、出代測定棒515の端子体2側の
端部には、検査フロート体516の軸心方向移動を規制
する規制フランジ部519が張り出し状に設けられてい
る。また、検査フロート体516を規制フランジ部51
9方向に弾発付勢するコイルバネ520が出代測定棒5
15に套嵌状に装着されており、該コイルバネ520の
弾発付勢力により検査フロート体516が規制フランジ
部519に弾接状とされている。
【0181】そして、出代測定棒515がジョイントブ
ッシュ1内の端子体2端縁に当接される際、ジョイント
ブッシュ1の端面に検査フロート体516が接離自在に
当接され、コイルバネ520の弾発付勢力に抗して出代
測定棒515の軸心方向に移動されるように構成されて
いる。
【0182】前記光センサ517の投光器517aと受
光器517bは、図35および図36にも示される如
く、出代測定棒515を挟んで両側に対向配置され、出
代測定棒515の軸心方向に沿って移動される検査フロ
ート体516を検出するように構成されている。即ち、
この光センサ517は検査フロート体516による遮光
幅を検出することにより出代測定棒515に対する検査
フロート体516の相対位置が検出できるように構成さ
れている。なお、この光センサ517は1/1000m
m単位まで範囲設定可能なセンサが採用されている。
【0183】前記タルク塗布機構503は、図31、図
32、図34ないし図36に示される如く、基台523
上に、前記ブッシュ受け治具506に保持されたジョイ
ントブッシュ1の軸心方向に延びるガイドレール524
が配設されており、該ガイドレール524に沿ってスラ
イド自在にスライド体525が装着されている。
【0184】基台523の一側にはエアシリンダ等から
なる操作シリンダ526が装着され、操作シリンダ52
6のピストン軸とスライド体525とがフリージョイン
ト527等を介して連動連結されている。
【0185】前記スライド体525上には、ブッシュ受
け治具506に保持されたジョイントブッシュ1の軸心
と同一軸心を有するように筒状のタルク塗布杆としての
タルク塗布棒528が支持機構529を介して配設され
ている。即ち、タルク塗布棒528は金属パイプ等の導
通材により形成されており、支持機構529側に絶縁材
を介してその軸心回りに相対回動自在で、かつその軸心
方向に所定距離移動自在に支持されている。
【0186】そして、タルク塗布棒528は前記導通検
出部518に電気的に接続されている。また、図32に
示される如く、タルク塗布棒528はコイルバネ530
を介してジョイントブッシュ1方向に移動すべく、弾発
付勢状に支持されている。
【0187】さらに、タルク塗布棒528の長手方向中
途部には従動ギヤ531が固着され、支持機構529の
一側に取り付けられたエアシリンダ等からなるロータリ
アクチュエータ532の回動軸に、前記従動ギヤ531
に噛合する駆動ギヤ533が固着されている。
【0188】そして、ロータリアクチュエータ532の
作動により、各ギヤ531、533を介してタルク塗布
棒528をその軸心回りに所定角度正逆回動操作できる
ように構成されており、これらによってタルク塗布棒回
動操作機構が構成されている。例えば、本実施例ではタ
ルク塗布棒528を約300度回動できる構成とされて
いる。
【0189】また、ジョイントブッシュ1内に挿入状と
されるタルク塗布棒528の挿入端面は閉塞状とされて
おり、さらに、タルク塗布棒528の前記挿入部の周面
には、図35および図36に示される如く、複数のタル
ク噴出孔534が適宜間隔を有して形成されている。
【0190】さらにまた、タルク塗布棒528の挿入部
の端部外周面には、ジョイントブッシュ1内へのタルク
塗布棒528の挿脱時にジョイントブッシュ1内周面に
摺動自在に摺接される環状のフェルト体535が接着等
により装着されている。
【0191】また、タルク塗布棒528はタルク圧送供
給部536にパイプ接続されており、図示省略の制御部
70からの指令信号に基づき、タルク圧送供給部536
からタルク塗布棒528内に、圧縮エアを間欠的に供給
することによってタルク粉が所定量毎圧送されるように
構成されている。
【0192】なお、図36に示される如く、タルク塗布
棒528がジョイントブッシュ1内に挿入された状態に
おいて、ジョイントブッシュ1のタルク塗布棒528挿
入端側からタルクの飛散を防止すべく、図31および図
32に仮想線で示される如く、タルク塗布棒528のタ
ルク噴出部基部側外周を間隔を有して囲繞するビニール
等からなる可撓性のカバー体540が備えられ、該カバ
ー体540は支持機構529側に支持されている。
【0193】前記第4ジョイントブッシュ取出供給機構
720には、検査ブッシュチャック機構401のアース
チャック体405で保持されたジョイントブッシュ1の
軸心方向両端部をそれぞれ解除自在に把持する一対のチ
ャック機構721(図31および図32参照)が拡開・
接近操作自在に備えられている。
【0194】そして、各チャック機構721は、アース
チャック体405で保持されたプラグジョイント5のジ
ョイントブッシュ1上方の初期位置より拡開状態で下降
操作され、ジョイントブッシュ1位置に到着すると接近
操作され、ここにジョイントブッシュ1の両端部が一対
のチャック機構721でそれぞれ把持される。
【0195】次に、アースチャック体405が拡開操作
されてジョイントブッシュ1の把持が解除されると、各
チャック機構721が上昇操作され、その後、一側に配
置されたブッシュ保持機構501上方に横行移動操作さ
れる。
【0196】各チャック機構721がブッシュ保持機構
501上方に到着すると、各チャック機構721が下降
操作され、ジョイントブッシュ1がブッシュ受け治具5
06の保持溝507内に位置されると各チャック機構7
21が拡開操作され、その後、各チャック機構721は
上昇操作され、次に横行移動操作されて前記検査ブッシ
ュチャック機構401上方の初期位置に戻される。ここ
に、プラグジョイント5がブッシュ保持機構501に供
給される。
【0197】また、各チャック機構721の初期位置状
態で、ブッシュ保持機構501上方位置に位置するジョ
イントブッシュ取出機構730が備えられており(図3
1参照)、ジョイントブッシュ取出機構730は第4ジ
ョイントブッシュ取出供給機構720と同様、一対のチ
ャック機構731を備え、該チャック機構731は第4
ジョイントブッシュ取出供給機構720のチャック機構
721と同期して駆動され、検査ブッシュチャック機構
401からジョイントブッシュ1を取り出す際に、ブッ
シュ保持機構501からジョイントブッシュ1、即ちプ
ラグジョイント5を取り出すように構成されている。
【0198】次に、この端子挿入状態検査およびタルク
塗布部500における制御部70による導通検査、出代
検査およびタルク塗布の制御動作を説明する。
【0199】即ち、耐電圧試験部400によって、プラ
グジョイント5の漏電検査が終了すると、第4ジョイン
トブッシュ取出供給機構720が駆動され、一対のチャ
ック機構721が下降操作された後、各チャック機構7
21がそれぞれ接近操作されてジョイントブッシュ1を
把持する。その後両アースチャック体405が拡開操作
され、ジョイントブッシュ1の保持が解除されると、一
対のチャック機構721が上昇操作され、ここに検査ブ
ッシュチャック機構401よりプラグジョイント5が取
り出される。
【0200】次に、各チャック機構721が横行移動操
作されてブッシュ保持機構501上方に到着すると停止
され、各チャック機構721が下降操作される。そし
て、プラグジョイント5がブッシュ受け治具506の保
持溝507に供給されると、各チャック機構721は拡
開操作され、その後初期位置に戻される。ここに、プラ
グジョイント5のジョイントブッシュ1がブッシュ受け
治具506に所定の横向き姿勢で保持される。
【0201】一方、ブッシュ保持機構501にジョイン
トブッシュ6が保持されていることが検出器によって検
出されると、出代検査機構502およびタルク塗布機構
503が駆動される。即ち、出代検査機構502および
タルク塗布機構503の各操作シリンダ512、526
が作動して出代測定棒515およびタルク塗布棒528
がプラグジョイント5の軸心方向両側よりプラグジョイ
ント5側に前進する。
【0202】そして、出代測定棒515およびタルク塗
布棒528がそれぞれ所定距離移動操作されると、図3
6に示される如く、出代測定棒515の挿入端部がジョ
イントブッシュ1内の端子体2端縁に当接され、タルク
塗布棒528の挿入端部がジョイントブッシュ1内のコ
イルバネ4端縁に弾接した状態が得られる。
【0203】また、前記出代測定棒515のジョイント
ブッシュ1内挿入時において、検査フロート体516は
ジョイントブッシュ1端面に当接し、コイルバネ520
の弾発力に抗して出代測定棒515の軸心方向に移動さ
れる。
【0204】この状態で、出代測定棒515とタルク塗
布棒528相互間に電流を流し、例えば、タルク塗布棒
528側よりコイルバネ4、端子体2、出代測定棒51
5側へと電流を流し、導通されているかどうかを導通検
出部518で検出する(導通検査工程)。この際、導通
検出部518によりこの導通が検出されればコイルバネ
4の離脱がなく(良品)、この導通が検出されなければ
コイルバネ4が離脱している(不良品)と制御部70で
判断される。
【0205】上記導通検査工程で良品と判断されると、
次に出代検査工程に移行する。出代検査工程では、前記
状態で光センサ517が作動され、投光器517aから
投光されたレーザ光を受光器517bで受光し、検査フ
ロート体516による遮光幅の検出により端子体2の出
代Nが検出され、その出代Nが許容範囲内かどうかによ
って良品か不良品かが制御部70で判断される。
【0206】上記出代検査工程で良品と判断されると、
次にタルク塗布工程に移行する。タルク塗布工程では、
制御部70からの指令信号に基づきタルク圧送供給部5
36からタルク塗布棒528内に圧縮エアを利用してタ
ルクが所定量圧送される。この際、このタルクの所定量
圧送と同期して、ロータリアクチュエータ532が作動
され、各ギヤ533、531を介してタルク塗布棒52
8がその軸心回りに回動操作される。
【0207】従って、タルク塗布棒528が回動しなが
ら各タルク噴出孔534からジョイントブッシュ1内周
面に対してタルクが噴出されることとなる。
【0208】その後、各操作シリンダ512、526が
作動して出代測定棒515およびタルク塗布棒528が
ジョイントブッシュ1から抜脱される。この際、タルク
塗布棒528の挿入端部外周面に装着されたフェルト体
535がジョイントブッシュ1内周面を摺動し、このフ
ェルト体535の摺動によりジョイントブッシュ1内周
面に塗布されたタルクが均される。
【0209】なお、耐電圧試験部400における漏電検
査や導通検査工程や出代検査工程で不良品と判断される
と、制御部70の制御によってタルク塗布工程は省略さ
れるように構成されている。
【0210】そして、タルク塗布工程が終了すると(タ
ルク塗布工程が省略された場合はその工程と同様の時間
経過後)、ジョイントブッシュ取出機構730が駆動さ
れ、一対のチャック機構731が下降操作された後、各
チャック機構731がそれぞれ接近操作されてプラグジ
ョイント5のジョイントブッシュ1を把持し、その後、
チャック機構731が上昇操作され、ここにブッシュ保
持機構501より各検査やタルク塗布が終了したプラグ
ジョイント5が取り出される。
【0211】次に、各チャック機構731が横行移動操
作されて、プラグジョイント5が上記各検査の結果、制
御部70によって良品であると判断された場合には、製
品案内シュート61上に搬送され、その位置で各チャッ
ク機構731が拡開操作され、製品案内シュート61上
にプラグジョイント5が落下され、製品案内シュート6
1に沿ってプラグジョイント5は所定位置に案内され
る。
【0212】一方、プラグジョイント5が上記各検査の
結果、制御部70によって不良品であると判断された場
合には、不良品排出開口部60上に搬送され、その位置
で各チャック機構731が拡開操作され、プラグジョイ
ント5は不良品排出開口部60より下方の回収容器内に
落下して回収される。
【0213】また、耐電圧試験部400で漏電検査が行
われている間に、端子挿入状態検査およびタルク塗布部
500では導通検査、出代検査、タルク塗布が順次行わ
れており、検査ブッシュチャック機構401から第4ジ
ョイントブッシュ取出供給機構720によってプラグジ
ョイント5が取り出される間に、ブッシュ保持機構50
1からジョイントブッシュ取出機構730によってプラ
グジョイント5が取り出され、ブッシュ保持機構501
に第4ジョイントブッシュ取出供給機構720によって
プラグジョイント5が供給される間に、検査ブッシュチ
ャック機構401に第3ジョイントブッシュ取出供給機
構710によってプラグジョイント5が供給されるよう
に構成されている。
【0214】ここに、前記第1ジョイントブッシュ取出
供給機構600、第2ジョイントブッシュ取出供給機構
701、第3ジョイントブッシュ取出供給機構710、
第4ジョイントブッシュ取出供給機構720およびジョ
イントブッシュ取出機構730はそれぞれ同期して作動
されるように制御されている。
【0215】また、第2ジョイントブッシュ取出供給機
構701、第3ジョイントブッシュ取出供給機構71
0、第4ジョイントブッシュ取出供給機構720および
ジョイントブッシュ取出機構730によって、ジョイン
トブッシュ1を端子仮挿入部200、端子本挿入部30
0、耐電圧試験部400、端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部500、不良品排出開口部60および製品案内
シュート61相互間にわたって順次移送する前記ジョイ
ントブッシュ移送機構700が構成される。
【0216】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、ジョイントブッシュ搬送部100においては、ジ
ョイントブッシュ1がジョイントブッシュ供給位置Aか
らジョイントブッシュ取出位置Bに自動的に所定の速度
で搬送されるため、ジョイントブッシュ1の次工程の端
子仮挿入部200への供給が安定したペースで行うこと
ができると共に、ジョイントブッシュ1の測長やエア抜
き孔7の検査も測長機構111やエア抜き孔検出機構1
12により自動的に行われるように構成されているた
め、検査レベルも安定化する。
【0217】また、ブッシュ保持体106に載置保持さ
れたジョイントブッシュ1の上端高さを検出することに
よって軸方向長さを検出する方式であり、ジョイントブ
ッシュ検査ステーション110にジョイントブッシュ1
が搬送されてきた状態で軸方向長さが検出でき、測長構
造の簡素化も図れる。
【0218】さらに、持ち上げ操作部119でジョイン
トブッシュ1を持ち上げ、その状態で回動操作部120
によりジョイントブッシュ1を回動操作すれば、エア抜
き孔検出部121の光センサ128によりシール鍔部6
におけるエア抜き孔7がそのシール鍔部6の周方向全周
にわたって検査できる。
【0219】また、各エア抜き孔検出部121がシール
鍔部6に接近操作された際、ジョイントブッシュ1外周
面に当接されるガイドローラ129を備えているため、
ジョイントブッシュ1のその軸心回りの回動操作時にお
いて、各ガイドローラ129によりジョイントブッシュ
1が所定位置でガイドされながら回動操作され、ジョイ
ントブッシュ1の回動が安定し、エア抜き孔7の検査が
良好に行える。
【0220】さらに、ジョイントブッシュ1を縦向き姿
勢で搬送する構造としているため、無端回走ベルト体1
05の幅を狭く構成でき、設置スペースも少なくでき、
ジョイントブッシュ搬送部100のコンパクト化が図れ
る。
【0221】次に、端子仮挿入部200および端子本挿
入部300においては、ジョイント端子4の仮挿入工程
時に、端子芯出し棒237が端子体2側からコイルバネ
3位置に至って挿入状とされているため、コイルバネ3
遊端側の曲がりが規制され、ジョイント端子4仮挿入時
におけるジョイントブッシュ1側とのコイルバネ3の引
掛かり等による端子体2からの離脱が有効に防止できる
と共に、ジョイント端子4のジョイントブッシュ1に対
する仮挿入も円滑に行われる。
【0222】また、ジョイント端子4のジョイントブッ
シュ1に対する仮挿入工程および本挿入工程を自動化し
たため、作業者はコイルバネ3の離脱等に余計な神経を
使う必要がなく、しかも仮挿入時における手によるジョ
イント端子4の押し込み作業も不要となり、作業の軽減
が図れ、ここにジョイント端子4の挿入作業の容易化が
図れると共に作業者の疲労軽減が図れる。
【0223】さらに、仮挿入ブッシュチャック機構20
1や本挿入ブッシュチャック機構301に対するジョイ
ントブッシュ1の供給も自動化したため、仮挿入ブッシ
ュチャック機構201や本挿入ブッシュチャック機構3
01に対するジョイントブッシュ1の供給位置が安定
し、端子本挿入機構302によりジョイント端子4を圧
入した際、ジョイントブッシュ1に対するジョイント端
子4の挿入位置が安定し、製品の品質の安定化が図れ
る。
【0224】また、ジョイント端子4に対する端子芯出
し棒237挿入状態で、ジョイント端子4をジョイント
ブッシュ1内に仮挿入する際、端子チャック機構202
がジョイント端子4を把持した状態で一体的に移動され
る構造であり、仮挿入時におけるジョイント端子4の姿
勢がより安定する利点がある。
【0225】さらに、端子本挿入機構302は端子挿入
治具313に距離検出器314を備えており、距離検出
器314と鍔部端面1aとの相互間距離を検出し、この
相互間距離が設定値になった場合に端子挿入治具313
によるジョイント端子4の挿入動作を停止する構造であ
り、端子挿入治具313によって圧入されるジョイント
端子4の挿入量を容易に制御でき、距離検出器314と
鍔部端面1aとの相互間距離の設定変更によって、ジョ
イント端子4の挿入位置を容易に制御できる利点があ
る。
【0226】また、異なる種類のジョイントブッシュ1
やジョイント端子4を使用する場合には、異なる種類の
対応する端子芯出し棒237や端子挿入治具313を準
備しておき、適宜交換すればよい。そして、距離検出器
314と鍔部端面1aとの相互間距離を制御部70によ
って所望に設定すればよい。
【0227】次に、耐電圧試験部400においては、プ
ラグジョイント5が自動的に供給され、ジョイントブッ
シュ1からの漏電の有無が電気的に自動的に判別される
ように構成されているため、検査レベルの安定化が図れ
ると共に安定したペースで検査が行え、従来のように作
業者が手作業で検査を行う必要もない。
【0228】さらに、ジョイントブッシュ1が、その軸
心方向中間部でアースチャック体405に保持される構
造であるため、ジョイントブッシュ1の内周表面から両
端部を通じて外周表面に沿って流れる、いわゆる沿面リ
ークの検出が有効に防止でき、漏電検出器409による
誤判定が有効に防止できる。
【0229】また、漏電検出器409は、電流増幅器4
11によりアースチャック体405からアース部410
に流れる電流を増幅させた後、可変抵抗412でその電
流を電圧に変換させて表示器413でその変換された電
圧を表示する方式としているため、僅かな漏電も良好に
検出できる。
【0230】さらにまた、電圧印加機構402の外周部
を囲繞して、絶縁性を有するカバー体427が設けられ
ているため、高電圧部分を有効に隔離できる。
【0231】次に、端子挿入状態検査およびタルク塗布
部500においては、プラグジョイント5が自動的に供
給され、プラグジョイント5のコイルバネ3の離脱の検
査や端子体2の出代Nの検査や所定量のタルク塗布が自
動的に行うことができ、ここに、作業者の熟練度に頼ら
ずに各作業が自動的に行われるため、安定したペースで
ジョイント端子挿入状態の検査やタルク塗布が行え、検
査レベルの安定化やタルク塗布量の安定化が図れ、信頼
性の向上が図れる。
【0232】また、タルク塗布棒528内にタルクを圧
送する際、同期してタルク塗布棒528をその軸心回り
に回動させる構造としているため、タルク塗布棒528
の各タルク噴出孔534からジョイントブッシュ1内周
面に対して噴出されるタルクがより均一に分散供給さ
れ、タルク塗布の均一化が図れる。
【0233】さらに、ジョイントブッシュ1内からタル
ク塗布棒528が抜脱される際、挿入端部のフェルト体
535がジョイントブッシュ1内周面を摺動する構造と
されているため、このフェルト体535の摺動によりジ
ョイントブッシュ1内周面に塗布されたタルクが均され
てタルク塗布のさらなる均一化が図れる。
【0234】また、出代規格長さLに対する出代Nの差
を±表示することによって、出代Nのばらつきがわかり
易く、パーソナルコンピュータによるデータ管理も容易
となる。さらに、1/1000mm単位まで範囲設定可
能な光センサ517を採用することによって出代Nの設
定変更時や製品によるばらつきの発生時にも容易に対応
できる。
【0235】また、カバー体540によって、タルク噴
出時におけるタルク粉の飛散も有効に防止でき、作業環
境の向上が図れる。
【0236】そして以上のように、ジョイントブッシュ
1に対するジョイント端子4の一連の組立作業や各検査
作業やタルク塗布作業が自動的に行われるため、安定し
たペースで能率的にプラグジョイント5の組立が行われ
ると共に、検査レベルも安定し、信頼性が向上する。
【0237】また、従来の方法によれば、一連の組立工
程において5人の作業者が必要とされたが、本実施例に
おいては組立工程の自動化により、ジョイントブッシュ
搬送部100のジョイントブッシュ供給位置Aにジョイ
ントブッシュ1を供給する作業者と端子供給機構203
の端子収容案内部208にジョイント端子4を供給する
作業者との2人の作業者がいればよく、ここに、作業者
の人員が削減でき、生産コスト低減が図れる。
【0238】さらに、ジョイントブッシュ搬送部100
が所定方向に直線状に配設され、端子仮挿入部200と
端子本挿入部300と耐電圧試験部400と端子挿入状
態検査およびタルク塗布部500がジョイントブッシュ
取出位置B側よりジョイントブッシュ供給位置A側に向
けて順次並設されてなる構造であるため、配置スペース
の有効利用が図れ、プラグジョイント組立装置50全体
のコンパクト化が図れ、設置スペースの省スペース化が
図れる。
【0239】また、第1ジョイントブッシュ取出供給機
構600と第2ジョイントブッシュ取出供給機構701
と第3ジョイントブッシュ取出供給機構710と第4ジ
ョイントブッシュ取出供給機構720とジョイントブッ
シュ取出機構730とがそれぞれ同期して作動される構
造であるため、より能率的にプラグジョイント5の組立
が行われる。
【0240】さらに、制御部70によって、漏電検査、
出代検査もしくは導通検査のいずれかにおいて不良品で
あると判断された場合には、タルク塗布を省略するよう
に制御されているため、タルク塗布の無駄が有効に防止
でき、また、組立後のプラグジョイント5を、タルクの
有無で良品か不良品かの判断を容易に行える。
【0241】さらに、制御部70によって、漏電検査、
出代検査もしくは導通検査のいずれかにおいて不良品で
あると判断された場合には、ジョイントブッシュ取出機
構730でジョイントブッシュ1を不良品排出開口部6
0に搬出し、漏電検査、出代検査もしくは導通検査のい
ずれにおいても良品であると判断された場合には、ジョ
イントブッシュ取出機構730でジョイントブッシュ1
を製品案内シュート61に搬出するように制御されてい
るため、良品と不良品の選別も自動的になされ、作業能
率の向上が図れる。
【0242】なお、漏電検査工程や導通検査工程や出代
検査工程のいずれかで不良品と判断された場合には、そ
れ以後の工程は省略するよう制御する方式としてもよ
い。
【0243】
【発明の効果】以上のように、本発明のプラグジョイン
ト組立装置によれば、ジョイントブッシュ供給位置から
ジョイントブッシュ取出位置にジョイントブッシュを搬
送するジョイントブッシュ搬送部と、ジョイントブッシ
ュ内にジョイント端子の一部を仮挿入する端子仮挿入部
と、ジョイント端子をジョイントブッシュ内の設定位置
まで挿入する端子本挿入部と、ジョイント端子が挿入さ
れたジョイントブッシュの漏電検査を行う耐電圧試験部
と、ジョイントブッシュ内に挿入されたジョイント端子
の出代検査とジョイント端子の筒状端子体と端子バネ相
互間の導通検査およびジョイントブッシュの端子バネ側
内周面にタルク塗布を行う端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部と、前記ジョイントブッシュ搬送部のジョイン
トブッシュ取出位置からジョイントブッシュを取り出し
て前記端子仮挿入部に供給する第1ジョイントブッシュ
取出供給機構と、前記端子仮挿入部からジョイントブッ
シュを取り出して前記端子本挿入部に供給する第2ジョ
イントブッシュ取出供給機構と、前記端子本挿入部から
ジョイントブッシュを取り出して前記耐電圧試験部に供
給する第3ジョイントブッシュ取出供給機構と、前記耐
電圧試験部からジョイントブッシュを取り出して前記端
子挿入状態検査およびタルク塗布部に供給する第4ジョ
イントブッシュ取出供給機構と、前記端子挿入状態検査
およびタルク塗布部からジョイントブッシュを取り出し
て搬出するジョイントブッシュ取出機構とが備えられ、
前記ジョイントブッシュ搬送部のジョイントブッシュ搬
送経路途中に、ジョイントブッシュの軸心方向長さを検
出する測長機構と、前記エア抜き孔を検出するエア抜き
孔検出機構とが備えられてなるものであり、プラグジョ
イントの組立作業や各検査作業やタルク塗布作業が自動
的に行われ、ここに組立工程の自動化により、安定した
ペースで能率的にプラグジョイントの組立が行われると
共に、検査レベルも安定し、信頼性が向上する。また、
組立工程の自動化により、作業者の人員も削減でき、生
産コスト低減も図れるという利点がある。
【0244】また、前記ジョイントブッシュ搬送部が所
定方向に直線状に配設され、前記端子仮挿入部と端子本
挿入部と耐電圧試験部と端子挿入状態検査およびタルク
塗布部が前記ジョイントブッシュ取出位置側よりジョイ
ントブッシュ供給位置側に向けて順次並設されてなる構
造によれば、装置全体のコンパクト化が図れ、設置スペ
ースの省スペース化が図れるという利点がある。
【0245】さらに、前記第1ジョイントブッシュ取出
供給機構と第2ジョイントブッシュ取出供給機構と第3
ジョイントブッシュ取出供給機構と第4ジョイントブッ
シュ取出供給機構とジョイントブッシュ取出機構とがそ
れぞれ同期して作動される構造によれば、より能率的に
プラグジョイントの組立が行われるという利点がある。
【0246】また、前記漏電検査、前記出代検査もしく
は前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判断
された場合には、前記タルク塗布を省略するように制御
する制御部を備えてなる構造によれば、タルク塗布の無
駄が有効に防止でき、組立後のプラグジョイントを、タ
ルクの有無で良品か不良品かの判断を容易に行えるとい
う利点がある。
【0247】さらに、前記漏電検査、前記出代検査もし
くは前記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判
断された場合には、前記ジョイントブッシュ取出機構で
ジョイントブッシュを不良品搬出部に搬出し、前記漏電
検査、前記出代検査もしくは前記導通検査のいずれにお
いても良品であると判断された場合には、ジョイントブ
ッシュ取出機構でジョイントブッシュを製品搬出部に搬
出するように制御する制御部を備えてなる構造によれ
ば、良品と不良品の選別も自動的になされ、作業能率の
向上が図れるという利点がある。
【0248】また、前記耐電圧試験部を覆って絶縁性を
有するカバー体が設けられてなる構造によれば、高電圧
部を有効に隔離できるという利点がある。
【0249】さらに、前記端子挿入状態検査およびタル
ク塗布部は、ジョイントブッシュ内周面にタルク塗布を
行うべく、周面にタルク噴出孔を有するタルク塗布杆を
備え、該タルク塗布杆を覆ってカバー体が設けられてな
る構造によれば、タルクの飛散を有効に防止できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体概略説明図である。
【図2】ジョイントブッシュ搬送部を示す概略説明図で
ある。
【図3】図2のIIIーIII線断面矢視図である。
【図4】ジョイントブッシュの底面図である。
【図5】ジョイントブッシュ検査ステーションの概略説
明図である。
【図6】ジョイントブッシュ検査ステーションの動作説
明図である。
【図7】ジョイントブッシュ検査ステーションの動作説
明図である。
【図8】ジョイントブッシュ検査ステーションの動作説
明図である。
【図9】エア抜き孔検出機構の動作説明図である。
【図10】端子仮挿入部および端子本挿入部の概略説明
図である。
【図11】第1ジョイントブッシュ取出供給機構の概略
説明図である。
【図12】端子供給機構の平面説明図である。
【図13】図12の正面説明図である。
【図14】端子仮挿入部の平面説明図である。
【図15】図14の正面説明図である。
【図16】図15における端子仮挿入機構の右側面説明
図である。
【図17】端子本挿入部の平面説明図である。
【図18】図17の正面説明図である。
【図19】仮挿入工程説明図である。
【図20】仮挿入工程説明図である。
【図21】仮挿入工程説明図である。
【図22】本挿入工程説明図である。
【図23】本挿入工程説明図である。
【図24】耐電圧試験部の平面説明図である。
【図25】図24の正面説明図である。
【図26】図25における検査ブッシュチャック機構の
左側面説明図である。
【図27】漏電検出器の回路説明図である。
【図28】漏電検出器の詳細説明図である。
【図29】アースチャック体によるプラグジョイントの
保持説明図である。
【図30】漏電検査の動作説明図である。
【図31】端子挿入状態検査およびタルク塗布部の平面
説明図である。
【図32】図31の正面説明図である。
【図33】図32における出代検査機構の左側面説明図
である。
【図34】図32におけるタルク塗布機構の右側面説明
図である。
【図35】出代検査機構およびタルク塗布機構の要部動
作説明図である。
【図36】出代検査機構およびタルク塗布機構の要部動
作説明図である。
【図37】プラグジョイントの断面図である。
【図38】従来例における端子挿入工程の説明図であ
る。
【図39】従来例における端子挿入工程の説明図であ
る。
【図40】従来例における端子挿入機の平面図である。
【図41】図40の正面図である。
【図42】従来例における漏電検査の説明図である。
【図43】従来例における出代検査の説明図である。
【図44】従来例における出代検査の説明図である。
【符号の説明】
1 ジョイントブッシュ 2 端子体 3 コイルバネ 4 ジョイント端子 5 プラグジョイント 6 シール鍔部 7 エア抜き孔 50 プラグジョイント組立装置 60 不良品排出開口部 61 製品案内シュート 70 制御部 100 ジョイントブッシュ搬送部 111 測長機構 112 エア抜き孔検出機構 200 端子仮挿入部 201 仮挿入ブッシュチャック機構 202 端子チャック機構 203 端子供給機構 204 端子仮挿入機構 300 端子本挿入部 301 本挿入ブッシュチャック機構 302 端子本挿入機構 400 耐電圧試験部 401 検査ブッシュチャック機構 402 電圧印加機構 427 カバー体 500 端子挿入状態検査およびタルク塗布部 501 ブッシュ保持機構 502 出代検査機構 503 タルク塗布機構 528 タルク塗布棒 534 タルク噴出孔 540 カバー体 600 第1ジョイントブッシュ取出供給機構 700 ジョイントブッシュ移送機構 701 第2ジョイントブッシュ取出供給機構 710 第3ジョイントブッシュ取出供給機構 720 第4ジョイントブッシュ取出供給機構 730 ジョイントブッシュ取出機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01T 13/00 - 21/06 F02P 13/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側にエア抜き孔が形成されたシール
    鍔部を備えた絶縁性を有する筒状のジョイントブッシュ
    内に、筒状端子体の一端側にコイルバネからなる端子バ
    ネが接続状とされたジョイント端子を挿入するプラグジ
    ョイント組立装置であって、 ジョイントブッシュ供給位置からジョイントブッシュ取
    出位置にジョイントブッシュを搬送するジョイントブッ
    シュ搬送部と、ジョイントブッシュ内にジョイント端子
    の一部を仮挿入する端子仮挿入部と、ジョイント端子を
    ジョイントブッシュ内の設定位置まで挿入する端子本挿
    入部と、ジョイント端子が挿入されたジョイントブッシ
    ュの漏電検査を行う耐電圧試験部と、ジョイントブッシ
    ュ内に挿入されたジョイント端子の出代検査とジョイン
    ト端子の筒状端子体と端子バネ相互間の導通検査および
    ジョイントブッシュの端子バネ側内周面にタルク塗布を
    行う端子挿入状態検査およびタルク塗布部と、前記ジョ
    イントブッシュ搬送部のジョイントブッシュ取出位置か
    らジョイントブッシュを取り出して前記端子仮挿入部に
    供給する第1ジョイントブッシュ取出供給機構と、前記
    端子仮挿入部からジョイントブッシュを取り出して前記
    端子本挿入部に供給する第2ジョイントブッシュ取出供
    給機構と、前記端子本挿入部からジョイントブッシュを
    取り出して前記耐電圧試験部に供給する第3ジョイント
    ブッシュ取出供給機構と、前記耐電圧試験部からジョイ
    ントブッシュを取り出して前記端子挿入状態検査および
    タルク塗布部に供給する第4ジョイントブッシュ取出供
    給機構と、前記端子挿入状態検査およびタルク塗布部か
    らジョイントブッシュを取り出して搬出するジョイント
    ブッシュ取出機構とが備えられ、前記ジョイントブッシ
    ュ搬送部のジョイントブッシュ搬送経路途中に、ジョイ
    ントブッシュの軸心方向長さを検出する測長機構と、前
    記エア抜き孔を検出するエア抜き孔検出機構とが備えら
    れてなることを特徴とするプラグジョイント組立装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョイントブッシュ搬送部が所定方
    向に直線状に配設され、前記端子仮挿入部と端子本挿入
    部と耐電圧試験部と端子挿入状態検査およびタルク塗布
    部が前記ジョイントブッシュ取出位置側よりジョイント
    ブッシュ供給位置側に向けて順次並設されてなることを
    特徴とする請求項1記載のプラグジョイント組立装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ジョイントブッシュ取出供給機
    構と第2ジョイントブッシュ取出供給機構と第3ジョイ
    ントブッシュ取出供給機構と第4ジョイントブッシュ取
    出供給機構とジョイントブッシュ取出機構とがそれぞれ
    同期して作動されることを特徴とする請求項1記載のプ
    ラグジョイント組立装置。
  4. 【請求項4】 前記漏電検査、前記出代検査もしくは前
    記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判断され
    た場合には、前記タルク塗布を省略するように制御する
    制御部を備えてなることを特徴とする請求項1記載のプ
    ラグジョイント組立装置。
  5. 【請求項5】 前記漏電検査、前記出代検査もしくは前
    記導通検査のいずれかにおいて不良品であると判断され
    た場合には、前記ジョイントブッシュ取出機構でジョイ
    ントブッシュを不良品搬出部に搬出し、前記漏電検査、
    前記出代検査もしくは前記導通検査のいずれにおいても
    良品であると判断された場合には、ジョイントブッシュ
    取出機構でジョイントブッシュを製品搬出部に搬出する
    ように制御する制御部を備えてなることを特徴とする請
    求項4記載のプラグジョイント組立装置。
  6. 【請求項6】 前記耐電圧試験部を覆って絶縁性を有す
    るカバー体が設けられてなることを特徴とする請求項1
    記載のプラグジョイント組立装置。
  7. 【請求項7】 前記端子挿入状態検査およびタルク塗布
    部は、ジョイントブッシュ内周面にタルク塗布を行うべ
    く、周面にタルク噴出孔を有するタルク塗布杆を備え、
    該タルク塗布杆を覆ってカバー体が設けられてなること
    を特徴とする請求項1記載のプラグジョイント組立装
    置。
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