JPS6076433A - 車上装備の姿勢制御装置 - Google Patents

車上装備の姿勢制御装置

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Publication number
JPS6076433A
JPS6076433A JP58181483A JP18148383A JPS6076433A JP S6076433 A JPS6076433 A JP S6076433A JP 58181483 A JP58181483 A JP 58181483A JP 18148383 A JP18148383 A JP 18148383A JP S6076433 A JPS6076433 A JP S6076433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attitude
posture
switch
vehicle
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58181483A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Umebayashi
梅林 和幸
Yuichi Murakami
裕一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JPS6076433A publication Critical patent/JPS6076433A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3− 〔技術分野〕 本発明は、ステアリングホイール、ドライバシート、車
内外のミラー等の、車に搭載されしがもドライバの体格
および好みに応じて姿勢を適宜に調整することが望まれ
る車上装備を、自動的に姿勢設定する姿勢制御装置に関
し、特に、単純なスイッチ動作で、市街地走行に適した
姿勢および高速道路走行に適した姿勢等の、2以上の姿
勢の1つに自動設定し得る姿勢制御装置に関する。
〔従来技術〕
たとえば車上のドライバシートおよびミラーの姿勢制御
装置は、特願昭55−79815号に開示し、たとえば
車上のステアリングの姿勢制御装置は、特願昭58−1
53833号に開示した。
この種の姿勢制御装置では、この種の車上装備の駆動機
構にロータリーエンコーダ、ポテンショメータ等の電気
信号発生器を結合し、調整スイッチ、マイクロコンピュ
ータ等の電子制御装置およびモータドライバ等々の電気
要素を備えて、調整スイッチで車上装備の姿勢を適値に
設定し、電子4− 制御装置あるいはその他のメモリ手段にメモ・すして、
その後は単純なスイッチオン操作に応答して車上装備を
メモリした最適姿勢に設定するようにしている。
たとえば前記特願昭55−79815号では、1人のド
ライバ当り1つの姿勢(ドライバシートおよびミラー姿
勢)を半導体メモリ等のメモリ手段にメモリしている。
特願昭58−153833号では、エンジンキースイッ
チをオフ(運転停止)としたときのチルティング姿勢を
メモリして、これを次の最適姿勢として利用するように
している。
この種の自動姿勢設定装置を備える場合、更に1種以上
の姿勢をメモリ手段に設定し、単純なスイッチ操作で、
好ましくは極力大意操作なしにメモリに設定した数種の
姿勢のうちから1つを摘出して、この姿勢に自動設定し
得るのが好ましいことが分かった。
たとえば、市街地走行では、歩行者、自転車、信号、停
車中の車等々に極力注意しなければならないので、ドラ
イバの視野が車面前の近視野となる。
しかし高速道路では、むしろ前方に注意する必要がある
ので、ドライバの視野が遠方になる。したがって、道路
等に応じてドライバの最適運転姿勢が異なり、それに応
じてステアリング、ドライバシート、ミラー等の車上装
備の姿勢も変えるのが好ましい。
また、更に細かくは、たとえば山間部を定期的に走行す
る場合、長い登板の次に短い降板をするなど、登板、降
板を繰り返えす場合には、登板用姿勢、降板用姿勢に極
力単純な操作で姿勢を変更し得るのが好ましい。
〔発明の目的〕
本発明は、単純なスイッチ操作で、たとえば市街地走行
用から高速道路走行用に、またその逆に、あるいは登板
路走行用から降板路走行用に、またその逆になど、車上
装備の姿勢を2以上の1つに自動設定し得る姿勢制御装
置を提供することを第1の目的とし、更にドライバの乗
車、降車時にそれに適した姿勢を自動設定する姿勢制御
装置を提供することを第2の目的とする。
〔構成〕
上記目的を達成するために本発明においては、原動機を
含み車上装備を駆動する駆動機構;駆動機構に結合され
該機構の運動に連動して変化する電気信号を発生する信
号発生器;原動機の付勢を行なう原動機付勢手段:正、
逆方向の駆動を指示する駆動指示スイッチ手段;前記信
号発生器の発生信号に基づく姿勢情報の記憶を指示する
メモリ指示スイッチ手段;および、メモリ手段を含み、
駆動指示スイッチ手段の操作に応答して原動機付勢手段
に正方向駆動、逆方向駆動の原動機付勢を指示し、メモ
リ指示スイッチ手段の操作に応じて姿勢情報をメモリ手
段に記憶し、姿勢設定指示があると、メモリ手段に記憶
している姿勢情報に現姿勢情報が合致する方向の原動機
付勢を指示する姿勢制御手段を備えると共に、更に、少
なくとも第1姿勢および第2姿勢を指示する姿勢指示ス
イッチ手段;を備えて、前記姿勢制御手段は、メモリ指
示スイッチ手段の操作に応じて第1姿勢および7− 第2姿勢の区分で姿勢情報をメモリ手段に記憶し。
第1姿勢が指示されたときはメモリ手段に記憶している
第1姿勢情報に現状姿勢情報が合致する方向の原動機付
勢を指示し、第2姿勢が指示されたときはメモリ手段に
記憶している第2姿勢情報に現状姿勢情報が合致する方
向の原動機付勢を指示するものとする。
これによれば、例えば駆動指示スイッチ手段を操作して
車上装備を市街地走行用(あるいは登板路走行用)の姿
勢に調整してその姿勢を第1姿勢としてメモリ手段に記
憶し、更に、車上装備を高速道路走行用(あるいは降板
路走行用)の姿勢に調整してその姿勢を第2姿勢として
メモリ手段に記憶した後に、第1姿勢と第2姿勢k、姿
勢指示スイッチ手段で任意に指定し得る。ドライバは指
示スイッチ手段をワンタッチ操作するのみでよい。
たとえば車を発進させるときに姿勢指示スイッチ手段で
第1姿勢を指示し、高速道路に入って速度をあげると第
2姿勢を指示する。あるいは登板路になると第1姿勢を
指示し、降板路になると第28− 姿勢を指示する。
本発明の好ましい実施例では、姿勢指示スイッチ手段の
第1姿勢を指示するものは、前記車上装備を搭載した車
の電源スィッチ(キースイッチ)とし、第2姿勢を指示
するものは付加した手動操作スイッチとし、姿勢制御手
段は、電源スィッチが入ると(オンになると)第1姿勢
を設定し、その状態で手動操作スイッチが操作されると
第2姿勢を設定し、第2姿勢状態で前記手動操作スイッ
チが操作されると第1姿勢を設定するものとする。
これによれば、ドライバがキースイッチをオンにすると
自動的に車上装備が第1姿勢に設定される。
車を発進し、高速道路に入ってから手動操作スイッチを
ワンブツシュすると自動的に第2姿勢が設定される。高
速道路を降りて手動操作スイッチをもう一度ワンプッシ
ュすると自動的に第1姿勢が設定される。姿勢変更の操
作性がきわめてよい。
本発明の好ましい実施例においては更に、姿勢指示スイ
ッチ手段は、ドライバの乗車、降車に適した待避姿勢(
チルトアウェイ、シート後退等)を指示する第3姿勢指
示スイッチ手段を含むものとする。そして第3姿勢指示
スイツチは、車の電源スィッチおよび又はドライバドア
の開閉検出スイッチとする。姿勢制御手段は、第3姿勢
指示スイッチ手段の操作、たとえば電源スィッチのオフ
又はドライバドアの開、に応じて車上装備を第3姿勢に
する原動機付勢を指示するものとする。
これによれば、電源スィッチをオフとして、あるいはオ
ンとしたままドアを開けると、車上装備がドライバの降
車に適した姿勢となる。次に乗車するときはこの第3姿
勢であるので、ドライバが乗車し易い。
本発明によれば、以上に説明した構成と制御ロジックを
用いて、あるいは必要に応じて更に手動操作スイッチを
付加して更に多くの姿勢をメモリに設定し、単純なスイ
ッチ操作で必要な各種の姿勢を自動設定し得る。たとえ
ば、山間道路−平野部道路一高速道路一市街地等の最適
運転を予定する車種では、 第1姿勢・・・市街地走行用姿勢 第3姿勢・・・登坂路走行用姿勢 第4姿勢・・・降坂路走行用姿勢 第5姿勢・・・乗降用退避走行用姿勢 と多くの姿勢情報をメモリし読出し設定し得るようにす
る。この場合でも、たとえば電源スィッチのオンに応答
して第1姿勢を設定し、電源スィッチのオフに応答して
第5姿勢を設定し、高速道路走行用スイッチ、登板路走
行用スイッチおよび降板路走行用スイッチを備えて、そ
れらは一度押されると次に押されるまで閉状態を維持す
るもとして、各スイッチの閉に応じてそれぞれ第2姿勢
第3姿勢および第4姿勢を設定し、それらが開に戻ると
(偶数回目の押下のとき)に第1姿勢に設定するものと
する。これにより付加スイッチは3個で済む。姿勢指定
はワンタッチで行なえる。
〔実施例〕
以下に説明する実施例は、車上装備の内、ステアリング
、ドライバシート、2個のフェンダ−ミラー(又はドア
外付はミラー)および車内の1個11− のバックミラーの、それぞれの姿勢を自動設定する姿勢
制御装置である。
まずステアリングの姿勢制御系を説明する。
第1図にステアリングの姿勢を設定するチルティング機
構の側面を示し、第2図に、第1図の機構を第1図の紙
面下方から見た部分拡大側面図を示し、第3図に第2図
の■−■線断面図を示し、第4図に機構要素の分解斜視
図を、第5図に一部拡大断面図を示す。
これらの図面において、ステアリングホイール10Aが
取付けられたアッパーメインシャフト11Aの、ロアー
メインシャツ1−(図示してないが、コラムチューブ1
2A内に回転自在にベアリング等で係止されている)に
対する角度を調整するチルティング機構AAは、ダツシ
ュボードを構成するボディ13Aの下方に取付けられた
ブレークアウェイブラケット14Aと、このブラケット
14A上に取付けられた回転原動機BAと、この原動機
BAに連結された減速機構CAと、この減速機構CAの
端部の出力軸の回動により揺動駆動12− されるアッパーブラケット15Aと、前記アッパーメイ
ンシャフトIIAの傾動角を検出するためのアブソリュ
ートロータリーエンコーダPAとから成っている。
尚、アタッチメント38Aはボルト15aA。
15bAによりアッパブラケット15Aに固定されてい
る。
回転原動機BAは、この実施例では直流モータであり、
この回転原動機BAの出力シャフト16A(第3図)の
先端にはウオーム17Aが固定され、とのウオーム17
Aには減速機構CAのウオームホイール18Aが噛み合
っている。
減速機構CAは1回転原動機BAの回転数を落しトルク
を増大させるためのもので、遊星歯車機構を用いた構成
である。その内部構造につき第3図を参照して説明する
と、固定部材であるハウジング19Aの中心部には、偏
心シャフト20Aがその軸心o1 (ギヤセンタ)回り
に回転自在に装着され、該シャフト2OAの一端部は前
記ウオームホイール18A内のダンパ部材21Aを介し
て該ホイール18Aと一体回転するように組付番ブられ
ている。ダンパ部材は、ゴム製ダンパ21AAとこれに
一体的に組付けた金属製プレート21BAとから成り、
このプレート21BAの内周部が前記シャフト2OAに
一体回転可能な如くに連結されている。
前記偏心シャフト2OAの形状は第4図の如くであり、
中心軸部201Aの軸心01と偏心軸部202Aの軸心
とはeだけ偏心している。また、偏心軸部202Aの偏
心した側の外周部には溝203Aが形成され、該溝20
3Aの両側には平面部204Aが形成されている。また
、前記中心軸部201Aにも平面部205Aが形成され
ている。
前記偏心軸部202Aの溝203Aには弾性部材(本実
施例ではゴム製)22Aが嵌入されている。該弾性部材
22Aの断面形状は、前記溝203Aに一致させである
。また該部材22Aの高さhは前記溝203Aの深さよ
りも若干大なる寸法としである。
また、偏心軸部202Aの外周には、カラー23Aが装
着されるわけであるが、この場合カラー23Aの貫通孔
231Aの両側平面部232Aが前記偏心軸部202A
の平面部204Aに滑合する。そして、前記弾性部材2
2Aによりカラー23Aは第3図におけるa矢印方向(
すなわち後述の遊星歯車24Aが内歯歯車25Aに噛み
合う方向)に押圧される。
前記カラー23Aおよび弾性部材22Aの外周には、遊
星歯車24Aが組付けられ、該歯車24Aの外周に形成
された歯241Aは2個の内歯歯車25A、26Aと同
時噛合いしている。一方の内歯歯車25Aは前記ハウジ
ング19Aに固定され、他方の従動側内歯歯車26Aは
、前記歯車25Aよりも若干異なる歯数を有し、その外
周がハウジング19Aに滑合され内周部外側の環状凸部
261A(第2,3図)が円板状プレート27Aに固定
されている。このため、遊星歯車24Aの回転により内
歯歯車26Aとプレート27Aの一体物が出力軸として
超減速され、軸心15− 01回りに回動される。ここで、プレート27Aには、
回動ピン28A(第2図参照)が固定されており、該ピ
ン28Aの第2図における軸心01の反対側には凸部(
第2図の紙面垂直方向表側に突出している)29Aが該
プレート27Aに形成されている。このため、前記の如
くにプレート27Aが出力側として回動されると、回動
ピン28A及び凸部29Aが一体的に回動する。しかし
、この回動距離は凸部29Aが回動角αの範囲で動き得
る距離である。すなわち、第3図のハウジング19Aに
ボルト30 aA、 30 bA。
30cAで固定された固定プレート31Aには、第2図
における紙面垂直方向表側に突出した突出平面部31a
Aが形成され、この平面部31aAの端面311A、3
12Aに前記凸部29Aが当接しうるように構成されて
いる。尚、上記凸部29Aは、第2図の如くピン28A
の軸心とドライブセンタ01とを結んだ線上に形成しで
あるが、必ずしもかがる構成に限られるものではなく、
上記αの範囲で動きつるように、凸部29A、端面16
− 3A、11A、312Aをいずれかの方向にずらして設
けてもよい。
前記固定プレート31A及びハウジング19Aは、ボル
ト33aA、33bA、34Aによりブレークアウェイ
ブラケット14A(第1図)に固定されている。該ブラ
ケット14Aは第2図に示されていないが前記突出平面
部31aAの第2図における紙面垂直方向表側に配設さ
れている。
第5図は第1図の■−v線拡大断面図である。
ボルト34A及びナツト35A、ワッシャ36A。
37Aにより、前記固定部材たるブレークアウェイブラ
ケット14Aに対して揺動できるように、揺動アタッチ
メント38Aが組付けられている。
符号39A、40Aは介在プレートで、前記ブレークア
ウェイブラケット14A、アタッチメント38Aにそれ
ぞれ溶接固定されている。また/IIAは軸受メタルで
ある。
第2図、第3図に示すフィードバック用のロータリーエ
ンコーダPAは、その本体42Aが上述のハウジング1
9Aに固定され、軸部43Aに固定されたゴム部材44
Aの外周面が前記アタッチメント38Aの端面38aA
に常時当接し、該アタッチメント38Aが揺動したとき
ゴム部材44A、軸部43Aが回転して、アタッチメン
ト38Aの揺動角をデジタルデータで検出するようにな
っている。
次に上述のチルト機構の動作を説明する。
ステアリングホイールIOAを第1図の、二点鎖線10
’A又は10”Aで示す姿勢に傾動させるときは1回転
原動機BAを付勢する。m動機BAが回転すると、その
回転が出力シャフト16A(第3図)からウオーム17
A−ウオームホイー/l/18A−ダンパ部材21A−
偏心シャフト20八−カラー23A−遊星歯車24A−
内歯歯車26A−プレート27A、ピン28Aと伝達さ
れ、該ピン28Aが軸心01回りに低速回動する。この
ため、該ビン28Aに係合している長穴38bA(揺動
アタッチメント38Aに形成されている)を介してアタ
ッチメント38Aがボルト34Aの軸心02 (チルテ
ィング)回りに揺動尚、前記アタッチメント38Aに長
穴38bAを設けているのは、ビン28Aがギヤセンタ
01回りに回動するのに対し、アタッチメント38Aは
ティルトセンタ02回りに回動する点を考慮したことに
よる。
第6図に、上述のチルティング機構と結合して該機構の
付勢を行なう、電動機ドライバ(原動機付勢手段)MD
Rおよびチルト制御装置0CR(姿勢制御手段)の構成
を示す。
チルト制御装置CCRは、1チツプマイクロプロセツサ
(通称マイクロコンピュータ;以下CPUと称する)3
10Aを主体とする。CPU310Aには、波形整形を
行なう増幅器を主体とする入力インターフェイス311
Aを介してアブソリュートロータリエンコーダPAが接
続され、このエンコーダPAがCPU310Aに、チル
ティング機構の姿勢情報(角度を示すデジタルデータ)
を与える。
CPU310Aには、入力インターフェイス19− 312Aを介して、アップ・ダウン指示スイッチ70A
(駆動指示スイッチ手段)が接続されており、このスイ
ッチ70Aが、CPU310Aにアップ指示およびダウ
ン指示を与える。
CPU310Aにはまた、入力インターフェイス315
Aおよび316Aを介して、それぞれドライバドア開閉
検出スイッチDDS (姿勢指示スイッチ手段の1つ)
およびモードスイッチMISが接続されており、スイッ
チDDSは、それが閉のときにドライバドア閉(L)を
、開のときにドライバドア開(H)をCPU310Aに
知らせる。モードスイッチMISは、ドライバドア開閉
に応じたチルトアウェイ、リターンを行なうドア開閉応
答チルト制御、を実行するか否かを指示する目的のもの
であり、スイッチMISの閉(L)はドア開閉応答チル
ト制御を行なうドア応動モードをCPtJ31 OAに
指示し、スイッチMISの開(H)はドア開閉応答チル
ト制御をしないドア非応動モードをCPU310Aに指
示する。
メモリ手段としてNRAM390 Aが用いられてお2
0− リ、このNRAM390Aは、小形2次電池391Aで
バックアップされたメモリバックアップ素子391Aの
メモリリフレッシュ動作により常時記憶データを保持し
ている。
小形2次電池392A、および第6図に2点鎖線400
Aで示す電気システムには、電源回路409Aより所定
の電圧が印加される。電源回路409Aにはバッテリパ
ワーラインBPLおよびダイオード409aAならびに
キースイッチPSS(電源スィッチ)を介して車上バッ
テリ(車上主電源)BOVの電圧が印加される。
また、リレーコイル314cAが閉のときには、仮にキ
ースイッチPSSが開であっても、車上バッテリBOV
の電圧が印加され、所定の、制御した電圧をシステム4
00Aの各部に印加する。
リレーコイル314Aとそれによって開閉駆動されるリ
レー接片314cAは、キースイッチPSSが閉になっ
てから所定の制御動作が終了するまで、仮にキースイッ
チPSSが開になっても、電源回路409Aにバッテリ
電圧を印加する目的で備えられている。単純には、キー
スイッチPSS開(エンジン停止に対応)の後にステア
リングホイールをアウェイ位置(第3位置)に退避駆動
する電力が必要であり、これを獲保するために用いられ
ている。
MESAは姿勢情報記憶を指示するメモリ指示スイッチ
であり、Cl5Aは高速道路走行時(又は降坂路走行時
)のチルト角度(第2姿勢)設定指示用および市街道路
走行時(又は登坂路走行時)のチルト角度(第1姿勢)
設定指示用の姿勢指示スイッチである。詳細は後述する
が、キースイッチPSSを閉としてから初めてのスイッ
チCl5Aの閉では、CPU310Aは第2姿勢が指示
されたものと読取りしかも表示灯LLAを点灯セットし
、次のスイッチCl5Aの閉では第1姿勢が指示された
ものと読取り表示灯を消灯とする。何回も閉操作された
ときには、キースイッチPSSがオンされてから奇数回
目のスイッチCl5AのオンではCPU310Aは第2
姿勢が指示されたものと読取りしかも表示灯LLAを点
灯セットし、偶数回目のオンでは第1姿勢が指示された
ものと読取って表示灯LLAを消灯する。
第7a図および第7b図に、CPU310Aに格納され
たプログラムおよび固定データに基づいた、CPU31
0Aによるチルト制御動作(ステアリング姿勢制御動作
)のメインフローを示し、第7c図にアップ・ダウンス
イッチ70Aのアップ指示に応じたチルトアップ制御動
作(サブフロー)を示し、第7d図にダウン指示に応じ
たチルトダウン制御動作(サブフロー)を示し、第7e
図にキースイッチPSSの閉から開への変化に応じたチ
ルトアウェイ制御動作(第3姿勢へのセット;サブフロ
ー)を示し、また、第7f図にドア応動モードでの、ド
ライバドアの開閉に応じたチルトアウェイ(第3姿勢)
、リターン制御動作(第1姿勢)を示す。
まず第7a図および第7b図を参照してCPU310A
の制御動作を説明する。
キースイッチPSSが閉じられて電源回路409Aにバ
ッテリ電圧が印加されると、CPU31023− Aの入力ポートP17が、少しの時間遅れをもってLか
らHに変化する。
入力ポートP17がH2CなるとCPU310Aは、入
出力ポートを初期化し、内部レジスタおよびフラグを初
期化する。次いで出力ポートP14にHをセットする。
これによりリレーコイル314Aが付勢され、リレー接
片314cAが閉じ、電源回路409Aの入力端が車上
バッテリBOVに直接に接続される(自己保持)。
CPU310Aは次に、入力ポートP6の信号レベルを
読んでドライバドアの開閉を読込む。Hはドア開、Lは
ドア閉である。そしてこれをドアフラグにセットする。
CPU310Aは次にドアフラグを参照して、それがド
ア開を示すHであると、ドア閉となるのを待つ。ドア閉
のとき、あるいはドア閉になると、目標姿勢RDを第1
姿勢RDIとするレジスタ設定を行ない(RD←RDI
)チルトリターン制御に進む。
チルトリターン制御(RDとしてRDI:第1姿24− 勢が設定されていると第1姿勢への設定制御。RDとし
てRD2が設定されていると第2姿勢へね設定制御。)
ではまず、NRAM390 Aよりリターン位置データ
RDを読み出し、またエンコーダPAより実位置データ
ADを読んで、次にそれらを2比較する。そして、RD
=ADであるとステアリングホイールの姿勢はすでにリ
ターン位置(NRAM390Aに格納している第1姿勢
RDI又は第2姿勢RD2が示す位置)にあるので、出
力ポートP15.P16にL(原動機B停止)をセット
する。リターン位置にないと(RD=ADでないと)、
原動機BAの駆動が必要であるが、その所要回転方向を
見るために、RD−ADを演算し、その結果を参照する
。該結果がOより大きい(正)であるとチルトダウン方
向の原動機付勢が必要であるので、出力ポートP16に
Hをセットして出力ポートP15にはLをセットする。
これにより、リレーコイル81Aは非通電、リレーコイ
ル82Aが通電となり、原動機BAは正転付勢される。
前記結果がOより小(負)であるとチルトアップ方向の
原動機付勢が必要であるので、出力ポートP15にHを
セットして出力ポートP16にはLをセットする。これ
により、リレーコイル81Aは通電、リレーコイル82
Aは非通電になり、原動機BAは逆転付勢される。
このように原動機BAの付勢を開始すると、タイマ(プ
ログラムタイマ)に時限To (極短時間)をセットし
、Toの時間経過を待つ。Toが経過すると、エンコー
ダPAの実位置データを読んでレジスタにメモリしてい
る実位置データADを今回読んだデータに入れ替える。
そしてまたAD(実位置)をRD (目標角度)と比較
し、上述の動作を繰り返えす。これにより、ステアリン
グホイールは目標角度(RDがRDIのときには第1姿
勢、RD2のときには第2姿勢)に近付く。
AD=RDになると(実姿勢が目標姿勢になると)、C
PU310Aは、ポートP15とPI3に共にLをセッ
トする。これにより、リレーコイル81Aおよび82A
の通電が遮断され原動機BAが停止する(チルトリター
ン終了)。
その後は、アップ・ダウンスイッチ70Aの入力ボート
P4.P5.キースイッチPSSの開閉を検出する入力
ボートP17.モードスイッチMISlメモリ指示スイ
ッチMESA、姿勢指示スイッチCl5A等の読取と、
それらの開閉に応じた制御を行なう。
以上に説明した動作により、キースイッチPSSを閉(
オン)にすると、まず第1姿勢が自動設定される。
アップ・ダウンスイッチ70Aがアップを指示すると(
P4=L)第7c図に示すチルトアップ制御動作に進む
。すなわち、エンコーダPAの実位置データADを読み
、これを固定データCAW(第3姿勢を示すデータ;チ
ルトアウェイ位置でのエンコーダPAの位置データに相
当し、予め固定データとしてCPU310Aにメモリし
ている)と比較する。つまり、ステアリングホイールが
アウェイ位置(第3姿勢)に達っしているか否かを判定
する。達っしているとそれ以上原動機ABを逆転付勢し
てはならないので、そこで出力ポート27− PI3.PI3にLをセットして原動機BAの付勢は行
なわない。達っしていない(ADはCAWより大)と、
出力ポートP15にHを、PI3にLをセットして原動
機BAを逆転付勢(アウェイ方向)する。そしてタイマ
(プログラムタイマ)に時限TO(極短時間)をセット
し、Toの時間経過を待つ。Toが経過すると、エンコ
ーダPAの実位置データADを読み、第7a図のメイン
フローの■に戻って、まだアップが指示されている(P
4=L)か否かを参照し、指示されていると、前述と同
様に、第7C図のチルトアップ制御を実行する。
メインフローの■に戻ったときにP4=Lでなくなって
いると(アップ指示がないと)、次のP5゜P17参照
に進む。このときまだ原動機BAはアウェイ方向に付勢
されているが、P5=Lで第7d図に示すチルトダウン
制御に進んだときにはその制御で、またP17=Lで第
7e図に示すチルトアウェイ制御に進んだときにはその
制御で、これらのいずれにも進まなかったら、P17=
L?28− がNOのルートを経て、出力ポートP15およびPI3
にLがセットされて、チルトアップの原動機BA付勢が
停止される。
以上のチルトアップ制御により、スイッチ70Aでチル
トアップが指示されている間、原動機BAが逆転付勢さ
れ、所定短時間’ro毎にエンコーダPAの実位置デー
タADが読み取られる。チルトアップ指示がなくなると
、あるいはアウェイ位置になると、そこで原動機BAが
停止する。
第7a図に示すメインフローにおいて、アップ・ダウン
スイッチ70Aがダウンを指示すると(P5=L)第7
d図に示すチルトダウン制御動作に進む。すなわち、エ
ンコーダPAの実位置データADを読み、これを固定デ
ータULP (チルトダウンリミット位置でのエンコー
ダPAの位置データに相当し、予め固定データとしてC
PU310Aにメモリされている)と比較する。つまり
、ステアリングホイールがダウンリミット位置に達っし
ているか否かを判定する。達っしているとそれ以上原動
機BAを正転付勢してはならないので、そこで出力ポー
トP15.P16にLをセットして原動機BAの付勢は
行なわない。達っしていない(ADはULPより小)と
、出カポ−1−P 15にLを、PLBにHをセットし
て原動機BAを正転付勢(ダウン方向)する。そしてタ
イマ(プログラムタイマ)に時限TO(極短時間)をセ
ットし、Toの時間経過を待つ。Toが経過すると、エ
ンコーダPAの実位置データADを読み、第7a図のメ
インフローの■に戻って、まだダウンが指示されている
(P 5 = L)か否かを参照し、指示されていると
、前述と同様に、第7d図のチルトダウン制御を実行す
る。
メインフローの■に戻ったときにP5=Lでなくなって
いると(ダウン指示がないと)、次のP17参照に進む
。このときまだ原動機BAはダウン方向に付勢されてい
るが、P17=Lで第7e図に示すチルトアウェイ制御
に進んだときにはその制御で、これに進まなかったら、
P17=L?がNOのルートを経て、出力ポートP15
およびPLBにLがセットされて、チルトダウンの原動
機BA付勢が停止される。
以上のチルトダウン制御により、スイッチ70Aでチル
トダウンが指示されている間、原動機BAが正転付勢さ
れ、所定短時間To毎にエンコーダPAの実位置データ
ADが読み取られる。チルトダウン指示がなくなると、
あるいはダウンリミット位置になると、そこで原動機B
Aが停止する。
P17=Lのとき(キースイッチPSSが開になったと
き:エンジンが停止されたとき)には、第7e図のチル
トアウェイ制御(第3姿勢設定)に進む。
チルトアウェイ制御(第3姿勢設定)ではCPU310
Aは、まず実位置データAD&CAW(アウェイ位置デ
ータ:第3姿勢)と比較し、ADがCAW以下であると
出力ポートPI5およびPLBにLをセットして原動機
BAを停止状態とする。ADがCAWよりも大きいと出
力ポートP15にHを、PLBにLをセットして原動機
BAを逆転付勢し、タイマ(プログラムタイマ)に時限
To (極短時間)をセットし、Toの時間経過31− を待つ。Toが経過すると、エンコーダPAの実位置デ
ータADを読み、また第7e図のチルトアウェイ制御の
先頭に戻り、前述と同様にアウェイ制御を行なう。
このようにチルトアウェイ制御を繰り返している間にA
D=CAWとなると、出力ポートP15゜PLBにLが
セットされ、原動機BAが停止する(チルトアウェイ終
了:第3姿勢設定終了)。その後CPU310Aは、出
力ポートP14にLをセットする。これによりリレーコ
イル314Aの通電が止まり、リレー接片314cAが
開き、自己保持が解除され、電源回路409Aが車上バ
ッテリBOVより分離され、キースイッチR8Sがオフ
であるので、システム400Aの電源が落ちる。但し、
NRAM390 Aは記憶データを保持する。
さて、キースイッチPSSがオフにならないと、つまり
PI3がLにならないと、前述の通り、PI3、PLB
にモータBAの停止を指示するLをセットし、第7b図
のフローに進んでポートP19、PLBの信号レベルを
読む。
32− PI3がLであるとスイッチCl5Aが閉であることに
なるので、CPU310Aは、第2位置フラグを参照す
る。この第2位置フラグがないと第2位置フラグをセッ
トし、表示灯LLAを点灯セットし、目標値RDを第2
姿勢RD2とするレジスタセットを行ない、第7a図の
姿勢設定フローに進み、第2姿勢を設定する。そしてポ
ートP4以下の読取りに進む。
第2位置フラグがあったときには、それまでに第2姿勢
設定が行なわれ、表示灯LLAが点灯されているので、
第1姿勢への戻しく第2姿勢のキャンセル)が指示され
たものとしてCPU31 OAは、第2位置フラグをク
リアし、表示灯LLAの点灯をリセット(消灯)し、目
標値RDを第1姿勢RDIとするレジスタセットを行な
い、第7a図の姿勢設定フローに進み、第1姿勢を設定
する。
そしてポートP4以下の読取りに進む。
以上の動作で、表示灯LLAが点灯していない状態でス
イッチCl5Aが一時的に閉とされると(キースイッチ
PSSのオンから奇数回目のスイッチオンがあると)、
第2位置フラグがセットされ、表示灯L L Aが点灯
され、第2姿勢が設定される。
表示灯LLAが点灯している状態でスイッチCl5Aが
一時的に閉とされると(キースイッチPSSのオンから
偶数回目のスイッチオンがあると)、第2位置フラグが
クリアされ、表示灯LLAが消灯され、第1姿勢が設定
される。
ポートP18がLになると、つまりメモリ指示スイッチ
MESAが閉になると、アブソリュートロータリーエン
コーダPAの出力データを読んでADとしてセットし、
CPU310Aは第2位置フラグがあるか否かを参照し
、それがないと(第1姿勢が設定されているとm−の状
態では表示灯LLAは消えているー) 、ADを第1姿
勢(第1姿勢目標値RDIとして読み出すもの)として
NRAM390Aにメモリする。
第2位置フラグがあるときには(第2姿勢が設定されて
いるとき−この状態では表示灯LLAが点灯しているー
)、ADを第2姿勢(第2姿勢目標値RD2として読み
出すもの)としてNRAM390Aにメモリする。゛ 以上の動作により、ドライバが表示灯LLAを消灯した
状態で、スイッチ70Aでステアリングの角度を、市街
地道路、登板路などの走行に適した第1姿勢に設定し、
その後メモリ指示スイッチMESAを一度閉とすると、
NRAM390 Aに第1姿勢データがメモリされる。
ドライバが表示灯LLAを点灯した状態で、スイッチ7
0Aでステアリングの角度を、高速道路、降板路などの
走行に適した第2姿勢に設定し、その後メモリ指示スイ
ッチMESAを一度閉とすると、NRAM390 Aに
第2姿勢データがメモリされる。
その後は、キースイッチPSSを閉にすると自動的に第
1姿勢が設定され、姿勢指示スイッチCl5Aを一度閉
にすると第2姿勢が自動的に設定され、更にもう一度ス
イッチCl5Aを閉にすると第1姿勢が自動的に設定さ
れ、次にCl5Aを閉にすると第2姿勢が自動的に設定
される。以下同様である。この動作が、キースイッチP
SSが開になるまで行なわれる。スイッチ70Aが操作
さ35− れると前述のアップ、ダウン動作が行なわれる。
さて、キースイッチPSSが閉である間は、前述のチル
トアウェイ制御(第3姿勢設定)および電源の自己保持
解除(7e図に示すもの)は行なわない。
この状態(キースイッチPSSオン:バッテリパワーラ
インBPLに電源電圧が印加されている;通常この状態
ではエンジンがかかっている)では、第7b図に示すメ
インフローの最後のステップP7=H?でスイッチMI
Sのモード指示を読んで指示されているモードを判定す
る。
すなわち、P7=Hであるとドア非応動モードが指示さ
れているので、メインフロー(第7a図および第7b図
)の■以下、P7=H?までのステップを循環している
が、P7=Hでないとドア応動モードが指示されている
ので、第7f図に示すドア応答チルトアウェイ・リター
ン制御(第3姿勢・第1姿勢設定)に進む。
第7f図を参照してドア応答チルトアウェイ・リターン
制御(第3姿勢・第1姿勢設定)を説明ai3− する。
CPU310Aはまず入力ボートP6を読む(ドライバ
ドアの開閉状態を読む)。そして今回読んだ状態(H:
ドア開、L:ドア閉)を、先に読んでドアフラグにセッ
トしている状態(H:ドア閉。
L:ドア閉)と比較する。そして、前(ドアフラグの内
容)も今もドア閉であると、ドアの開閉状態は変ってい
ないので、メインルーチンの■に戻る。その後また同様
に第7f図のルーチンに戻ってくる。
前(ドアフラグ)はドア閉(L)で今はドア閉(H)で
あると、ドアが閉から開になったことになるのでドアフ
ラグの内容を今回の状態を示すHに更新し、第2位置フ
ラグをクリアし、表示灯LLAを消灯し、第7e図に示
すチルトアウェイ制御と同様なチルトアウェイ制御(第
3姿勢設定)を行なう。しかしこのチルトアウェイ制御
では、キースイッチPSSがオンであるので、チルトア
ウェイを終了しても電源回路409Aの自己保持解除(
PI3にLをセット)は行なわない。
さて、前(ドアフラグの内容)も今もドア閉(L)であ
ると、ドアの開閉状態は変わっていないので、CPU3
10Aはメインルーチンの■に戻る。その後また同様に
第7f図のルーチンに戻ってくる。
前(ドアフラグ)はドア閉(H)で今はドア閉(L)で
あると、ドアが開から閉になったことになるのでドアフ
ラグの内容を今回の状態を示すLに更新し、RDをRD
Iとするレジスタセットを行ない、第2位置フラグをク
リアし、表示灯LLAを消灯し、第7a図に示すチルト
リターン制御(第1.第2姿勢の内、第1姿勢の設定)
と同様なチルトリターン制御(第1姿勢設定)を行なう
以上の動作により、キースイッチPSSが閉とされると
、ドライバドアの閉を条件に、ステアリングホイールを
NRAM390 Aにすでに記憶している第1姿勢に自
動的に駆動する。
アップ・ダウンスイッチ70Aでアップが指示されたと
きには、指示が解除されるまでステアリングホイールを
アウェイ方向に駆動し、指示が解除されると駆動を止め
る。
ダウンが指示されたときには、指示が解除されるまでス
テアリングホイールをダウン方向に駆動し、指示が解除
されると駆動を止める。
メモリ指示スイッチMESAが閉とされると、第2位置
フラグがないとそのときの角度データを第1姿勢データ
としてNRAM390 Aにメモリし、第2位置フラグ
があると第2姿勢データとしてメモリする。
キースイッチPSSのオンから奇数回目の、姿勢指示ス
イッチCl5Aの閉では、ステアリングホイールを第2
姿勢に設定し、偶数回目の閉では第1姿勢に設定する。
キースイッチPSSが開になると、ステアリングホイー
ルを自動的にアウェイ位置(第3姿勢)に駆動する。
ドア非応動モードがスイッチMISで指示されていると
きには、上記の制御のみを行なう。しかしドア応動モー
ドが指示されていると、キースイッチPSSの閉を条件
に、ドライバドアが開から閉に変わると、ステアリング
ホイールを自動的に。
39− NRAM390 Aに記憶している第1姿勢に駆動し、
ドライバドアが閉から開に変わると、ステアリングホイ
ールを自動的に、CPU310Aに記憶しているアウェ
イ位置(第3姿勢)に駆動する。
なおアブソリュートロータリエンコーダPAに変えてポ
テンショメータを用いるときには、該ポテンショメータ
の出力をA/D変換してデジタルデータを得るようにす
ればよい。また、エンコーダPAを、チルティング機構
の所定単位の運動につき1パルスの電気信号を発生する
パルス発生器として、該パルスをアウェイ位置又はダウ
ンリミット位置を原点としてカウントアツプ、ダウンし
て実位置データADを得るようにしてもよい。また、N
RAM390 Aを省略して、CPU310Aを常時電
池でバックアップし、第1姿勢、第2姿勢および第3姿
勢のデータをCPU310Aの内部RAM(レジスタ)
にメモリしてもよい。
以上の通り、上述のステアリングチルティングのための
姿勢制御によれば、ワンタッチスイッチ操作又は完全自
動で第2姿勢設定又はチルトアラ40− エイ(第3姿勢設定)、チルトリターン(第1姿勢設定
)が行なわれ、ドライバの労力がきわめて軽減される。
機械的な衝撃は少ない。またドライバはきわめて容易に
チルト姿勢を設定、変更、調整できる。
次にドライバシートおよび車内、外ミラーの姿勢制御系
について説明する。
第8図にドライバシートIOBの外観を示す。
ドライバシートIOBは、シート11Bとそれに対して
回動自在なシートバック12Bで構成されており、コン
ソールボックスに操作ボード13Bが固着されている。
シートIIBおよびシードパック12Bに装備されてい
る姿勢設定機構の概要を第9図に示す。この例では、姿
勢設定機構は、車の床に固着されたベースフレームに対
してシートIIBを支持するシートベースを前後にスラ
イドさせるシート前後進駆動機構100B、シートベー
スの前部を昇降駆動するシート前部高さ調節機構200
B、シート後部高さ調節機構300B、シートベースに
枢着したシー1−バックフレームの傾きを調節するシー
トハック傾動機構400B、およびシートバックのバネ
クッションを調節するシートバッククッション変更機構
500Bの5組であり、これらのうち、シート前部高さ
調整機構200Bとシート後部高さ調整機構300Bの
両者でシートIlbの傾きが設定される。つまり、20
0Bと300Bがシートベース傾動機構を構成している
シート11Bを支持するシートベース下部の機構を第1
0図に示す。第10図において、141B、142Bが
床に固定されるベースフレームであり、これらには、そ
れぞれ下レール151B。
152Bが固着されている。下レール151B。
152Bには、それぞれ上レール161B、162Bが
それらに対して摺動自在に乗っている。上レール161
Bには、2個のアーム1711B。
1712Bが、また、上レール162Bには2個のアー
ム1721 By 1722 Bが固着されており、ア
ーム1711 B、1712 Bにねじ捧181が固定
保持されている。
ねじ棒181B、と182Bには、それぞれがベースフ
レーム141B+ 142Bに固着されたナツトユニッ
ト110Bと120Bが螺合しいる。ナツトユニット1
10Bと120Bはシート前後進駆動機構100Bを構
成しており、それぞれねじ捧181B、182Bに螺合
するねじ穴が形成されしかも外周に歯が切られたナツト
111 B、 121Bとこれらのナツトにそれぞれ螺
合するウオームギアを有し、これらのウオームギアがフ
レキシブルシャフト130Bで連結されている。ユニッ
ト110Bにおいては、ウオームギアの軸に全歯歯車が
固着されており、モータM1の軸に固着された全歯歯車
がそれに噛み合っている。これらのユニットll0B、
120Bはそれぞれベースフレーム141B、142 
Bに固着されているので、モータM1を回転付勢すると
、フレキシブルシャフト130Bの内軸が回転してウオ
ームギアが回転し、それらに噛み合うナツト111 B
、 121Bが回転し、これによりねじ棒181B、1
82Bがユニッl−110B、120Bより送り出され
る。
43− ねじ棒181 B、182Bは、アーム1711B〜1
722Bを介して上レール161B、162Bに固着さ
れているので、上レール161 B、 16□Bが移動
する。つまり、モータM1を正、逆転付勢すると上レー
ル161B、162Bが下レール151B、152 B
に対して摺動し前後進する。
シート前部高さ調節機構200Bは、ユニット120B
と同一構成のナツトユニット210B。
モーI M 2 、揺動アー4220B、220Bに一
体に固着したロッド230B、230Bに一体に固着し
たリンクアーム240Bおよびリンクアーム240Bに
枢着されシートベース(図示路)が固着されるベースア
ーム250Bで構成されている。モータM2を正、逆転
駆動すると、ナツトユニット210Bがねじ棒182B
に沿って前後進し、これによりロッド230Bおよびリ
ンクアーム240Bが時計方向および反時計方向に回転
し、ベースアーム240Bが時計方向および反時計方向
に回転し、ベースアーム250Bが上、下動する。
44− ナツトユニット210Bの、ロッド230Bを含む面で
切断した拡大断面図を第11a図に示し、第11b図に
そのXIB−XIB線断面図を示す。
これらの図面において、211Bがナツト、212Bが
モータ軸である。モータM2とナツトユニット210B
との結合部の分解斜視図を第11c図に示す。
モータM2のエンドプレート216Bには、フォトカプ
ラーのフォトトランジスタユニットPsrが固着されて
おり、モータ軸214Bには、回転スリット板217B
が固着され、このスリット板217を間においてPsr
と対向する位置に、固着筒215Bにおいてフォトカプ
ラーの発光ユニットPseが固着されている。したがっ
て第10図に示すように、ナツトユニット210Bにモ
ータM2を固着した状態では、モータM2の正転、逆転
に対応して、フォトトランジスタユニットPsrより第
1id図に示す波形の信号AおよびBが得られる。これ
らの信号A、Bは後述するように、モータM2の回転方
向検出および姿勢位置検出に用いられる。前述したモー
タMl、M2ならびに後述するモータM3〜M5のすべ
てに、前述のスリット板およびセンサーユニットP s
e 、 P srが組付けられており、各モータユニッ
トよりそれぞれ1組の信号A、Bが得られるようになっ
ている。
シート後部高さ調節機構300Bも200Bと全く同じ
構成であるので、その詳細な説明は省略する。
シートバック傾動機構400Bは、概略して言うと、シ
ート前後進駆動機構と類似であり、ナツトユニットとモ
ータM4で構成され、第9図を参照して説明すると、ナ
ツトユニット410Bをシートベース(250Bに固着
されたベースであり、図示略)に固着し、それに螺合す
るねじ棒183Bの一端をリングアーム440Bの一端
に枢着し、リンクアーム440Bの他端を、シートバッ
クフレームに固着したシートバックアーム450Bに枢
着しており、モータM4の正、逆転でシートバック12
Bを時計方向および反時計方向に回転駆動するようにし
ている。
シートバック12Bにおいては、第12図に示すように
、トーションスプリング12aBの力をシートバックク
ッション変更機構500Bで調節するようにしている。
すなわち、シートバックフレーム12bBにナツトユニ
ット510Bが固着されており、このナツトユニットに
螺合するねじ棒184Bの一端にトーションスプリング
12aBの一端が結合されている。モータM5を正、逆
転駆動することにより、ねじ棒が左右に移動し、トーシ
ョンスプリング12aBの他端に結合されたランパープ
レート1.2 c Bが進退する。
前述した5組の姿勢設定機構には、それぞれ待避位置(
第3姿勢:ホームポジションであり、ドライバの退出に
適した、退避リミット位置)と最大移動位置(ドライバ
に当りやすくなる前進方向のリミット位置)にリミット
スイッチL shi〜LSh5とL S+a1〜LSm
5が、可動部の接近で閉じられる関係に配置されている
第13図に、ルームミラーRMの内部機構の分解斜視図
を示す。ミラー支持体RM aには、その47− 長軸と短軸を中心に回動させる関係にX軸駆動ワイヤW
xとy軸駆動ワインWyの各端が固着されている。支持
体RM aの裏面(ミラー取付面)に球形のくぼみを形
成した回動域受けが一体に形成されており、その内部に
支持アームSaの球形頭部の一部が進入している。支持
アームSaの脚部は、ベース部材RM bに固着されて
いる。ベース部材RMbには、モータMMI、クラッチ
RMc、ソレノイドMSIおよびワイヤーガイドプーリ
(図示略)が装着されており、クラッチRMcのX軸回
転軸にワイヤーwyが、X軸回転軸にワイヤーWxが巻
回されており、ソレノイドMSIが付勢のときにはモー
タMMIの回転軸をX軸回転軸と結合する。クラッチR
Mcの固定胴内には、X軸回転軸に結合されたポテンシ
ョメータPTlxおよびX軸回転軸に結合されたポテン
ショメータPTtyが収納されている。したがって、ミ
ラーRMの角度はこれらのポテンショメータPT lx
およびPTlyの出力で表わされる。
フェンダ−ミラーFMrおよびFMIもルームミラ48
− −RMの構造と全く同じにされており、それぞれモータ
MM2.MM3.ソレノイドMS2.MS3、ポテンシ
ョメータPT2x、PT2yおよびPT3x、PT3’
等を備える。
第14図に、上述のドライバシートIOBおよび3個の
ミラーの姿勢を制御する電気系の構成を示す。この電気
系は、第8図に示す操作ボード13Bに装備されている
スイッチグループKSGの各スイッチは次の通りの指示
を行なう。
一スィッチ 13Mt1:シートモータM1の正転 13M12:シートモータM1の逆転 13M21:シートモータM2の正転 13M22:シートモータM2の逆転 13Mat:シートモーシートバック 13Ma2:シートモーシートバック 13M41:シートモータM4の正転 13M42:シートモータM4の逆転 13M5i:シートモータM5の正転 13M52:シートモータM5の逆転 13M71:ミラーモータMMiの正転13M72:ミ
ラーモータMMIの逆転13M81:ミラーモータMM
2の正転13M82:ミラーモータMM2の逆転13M
51:ミラーモータMM3の正転13M112:ミラー
モータMM3の逆転以上のスイッチは、それぞれ、押下
されている間のみ閉で、押下刃がなくなると開に戻るも
の。
13M5l:ミラーのクラッチソレノイドのオン(X軸
指定) 13M62:ミラーのクラッチソレノイドのオフ(y軸
指定) 以上の2つのスイッチ13Ma s y 13Ms 2
は、一方が押下されると他方が押し上げられ、押下され
ると押下刃がなくなっても押下状態を維持し、他方が押
下されるまでその状態を維持するもの。なお、ミラーの
姿勢調整の場合には、これらのスイッチでX軸、y軸を
指定する。
メモリ指示スイッチ MESB : CPU310Bにメモリ指示。
なお、第6図に示す端子caに第14図のシート・ミラ
ー制御手段SMRが、第6図の端子cbに第14図の電
源回路409Bの手前のダイオードが、第6図の端子c
cに第14図のリレー314Bの接点が、また第6図の
端子cd、ce。
cfに第14図の入力インターフェイス315Bが接続
されており、このような接続により、第6図に示すCP
U310Aと同様に、第14図のCPU310Bが、制
御電源の自己保持、解除、ドライバドア開閉読取、ドア
応動モードの指示の読取りおよび姿勢指示の読取りを行
なう。
シートの姿勢設定機構はモータでねじ捧を回転させる形
であるので、ポテンショメータやアブソリュートロータ
リーエンコーダで姿勢データを得るようにはしにくい。
そこで前述のようにモータにロータリーエンコーダを組
合せて第1id図に示す如き、所定角度の回転当り1パ
ルスの2組のパルスを得るようにしている。そこで、姿
勢データは、機構がホームポジション(第3姿勢)又は
51− 反対側のリミットポジションにあるときを基点(原点O
)としてそれから他方に移動する間、前記パルスをカウ
ントアツプし、移動方向が反転するとカウントダウンし
て、カウント値を姿勢データとするようにしており、こ
の例では、リミットスイッチLSh1〜r、shsが閉
となった位置(ホームポジション:第3姿勢)を原点(
カウント値0)とするようにしている。
このようなカウントアツプ(ホームポジションから離れ
る方向の移動中)、ダウン(ホームポジションに近づく
方向の移動中)で姿勢データを得るために、第14図に
示すように、モータM1〜M5のそれぞれにカウンタC
OI〜C○5のそれぞれを割り当てている。そしてホー
ムポジションにあるときにこれらのカウンタをクリア(
カウント値0セット)を行なう。それ以外ではパルスA
B(第11d)の到来順で移動方向が分かるので、それ
でカウントアツプ・ダウンを定めて、該パルスが1パル
ス到来する毎にカウントアツプ又はカウントダウンを行
なう。
52− CPU310Bの姿勢制御動作はCPU310Aのそれ
と同様であり、キースイッチPSSがオンになると電源
を自己保持してから第1姿勢を設定し、姿勢指示スイッ
チCl5Aの操作で第2姿勢が指示されると第2姿勢の
設定を行ない、該スイッチの操作で第1姿勢が指示され
ると第1姿勢の設定を行ない、キースイッチPSSがオ
フになると第3姿勢(ホームポジション駆動)をしてか
ら自己保持を解除する。またドア応動モードが指示され
ているときには、ドライバドアが閉から開になると第3
姿勢設定を、開から閉になると第1姿勢設定を行なう。
したがって、ドライバが乗車するときは、ドライバシー
トおよび3個のミラーは、ドライバの乗降に適した第3
姿勢(ホームポジション)にあり、前述のように、姿勢
データ原点(カウンタCOI〜CO5のクリア点)を第
3姿勢にしているので、CPO310Bはキースイッチ
PSSがオンになり、リレー314Bに通電した後にカ
ウンタCO1〜CO5をクリアする。その後はカウンタ
CO1〜C○5のカウント値を、第6図のアブソリュー
トロータリーエンコーダPAのデータと同様に処理する
。カウンタCO1〜CO5のそれぞれがエンコーダPA
に対応していることになる。
ミラーの場合は、1個のミラーでX軸系に関するデータ
とy軸系に関するデータの両者が必要であるので、1つ
のミラーに前述のように2個のポテンショメータが備わ
っている。そしてX軸系とy軸系とはタラッチソレノイ
ドのオン(X軸系駆動)、オフ(y軸系駆動)で選択す
るようにしている。
CPU310Bは、シート系姿勢データを得るため、5
個のモータM1〜M5の正、逆転駆動に関連する5個の
カウンタCot〜CO5のカウントデータの読取をし、
ミラー系姿勢データを得るため、ミラーモータMM 1
−MM 3の正、逆転駆動およびミラーソレノイドMS
1〜MS3のオン。
オフ制御に関連する6個のポテンショメータPTlx−
PT3yの信号読取りを行なう必要がある。
そこで、カウンタCOI〜CO5のカウントデータをデ
ータセレクタDES1に与えて、CPU310Bがデー
タセレクタDESIにカウンタ指定信号を与えて、一時
点には指定した1個のカウンタのカウントデータのみを
読取るようにしている。
また、カウンタCOI〜CO5のクリアも、マルチプレ
クサPM2を介して1個づつ行なうようにしている。
モータM1〜M5の付勢指示も、マルチプレクサMPI
を介して、モータを特定して一時点には1個のモータの
みを付勢させるようにモータドライバMDIに与える。
ミラーモータおよびソレノイドの付勢制御も同様に、マ
ルチプレクサMP3.MP4を介してミラーを特定して
一時点には1個のミラーの一軸の姿勢駆動を行なう。1
個のミラーでも、X軸系とy軸系とはタイミングをずら
して(ソレノイドオンオフで区別して)付勢を行なう。
ミラーの姿勢データも、ミラー毎に、更に1つのミラー
でもX軸系とy軸系別に特定して読取る。
これにより、ポテンショメータの電圧をデジタル55− データに変換するA/Dコンバータは1個ADIのみと
し、それの入力端にデータセレクタDES3を介して一
時点には1個のポテンショメータの電圧を与えるように
している。どのポテンショメータの電圧をADI与える
かは、CPU310BがデータセレクタDES3に与え
る信号によって定まる。
CPU310Bの制御動作はCPU310Aの制御動作
と同様である。しかし、チルテング機構では制御パラメ
ータが1つであるのに、シートおよびミラーの姿勢制御
ではパラメータがシート系で5個、ミラー系で6個(1
個のミラーでX軸系とy軸系の2つがある)で合計11
である。
そこで、前述の駆動指示スイッチの操作に応答した調1
1駆動(正、逆転駆動)は、操作されたスイッチに対応
づけられた機構のモータ、ソレノイド。
カウンタ、ポテンショメータ、リミットスイッチ等の内
、制御上必要なものを前述のデータセレクタおよびマル
チプレクサで特定して、第6図のスイッチ70Aの70
aA側又は7ObA側の閑の56− ときと同様に、操作された駆動指示スイッチに割り当て
られ機構のみの駆動付勢と姿勢データ読取りを行なう。
この点は、第6図のチルティング制御(単一)を単に複
数の内の1つを選択するようにしたのに対応し、駆動指
示スイッチも、複数組になっている。
しかし、キースイッチPSSのオンに応答した第1姿勢
の設定では、モータM1を含む機構2M2を含む機構、
・・・M5を含む機構、モータMM1を含む機構のX軸
系、y軸系、モータMM2を含む機構のX軸系、y軸系
、・・・モータMM3を含むX軸系、y軸系の順に、大
きくは5+3=88機構、細くは5+3X2=11機構
のそれぞれの第1姿勢設定をシリアルに行なう。
メモリ指示スイッチMESBの閉に応じた第1姿勢およ
び第2姿勢のNRAM390 Bへの記憶も、11機構
別に連続してシリアルに行なう。
姿勢指示スイッチCl5A(第6図)の奇数回目の閉に
応じた第2姿勢の設定および偶数回口の閉に応じた第1
姿勢の設定、ドライバドアの閉から開への変化に応答し
た第3姿勢の設定、開から閉への変化に応答した第1姿
勢の設定、およびキースイッチPSSのオフに応じた第
3姿勢の設定も、11機機構上連続してシリアルに行な
う。
第6図のチルティング姿勢制御系と、第14図のシート
・ミラー姿勢制御系とは、駆動指示スイッチ、メモリ指
示スイッチおよび表示灯は別個としているが、姿勢指示
スイッチCl5A、ドライバドア開閉検出スイッチDD
Sおよびドア応動モード指示スイッチMISは共通に利
用するようにしている。したがって、姿勢指示スイッチ
Cl5A。
ドア開閉検出スイッチDDSの開閉に応じて、ステアリ
ングホイールとドライバシート・車内外ミラーが、同時
に並行して同じ態様の姿勢に設定される。姿勢データの
メモリは、ステアリングホイールとシート・ミラーでは
別個にするようになっているので、それぞれ他と無関係
に記憶設定し得る。
なお、端子cbと電源回路409A、409Bの間にそ
れぞれブランチ電源スィッチを介挿して置くことにより
、あるいは第6図の電気系と第14図の電気系にそれぞ
れ別のスイッチ手段を設置してステアリングホイールと
シート・ミラーの一方を不作動にし、他方を作動に設定
することや両者共に不作動に設定し得るようにすること
ができる。
実施例説明の前に述べたように、姿勢指示スイッチを増
すことにより、更に多くの所要姿勢をメモリに設定し、
単純なスイッチ操作で所要の姿勢を自動設定し得る。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば、ステアリングホ
イール、ドライバシート、内外ミラー等あるいはその他
の、ドライバの体格、好み等に合せて調整設定されるべ
き車上装備の姿勢が、乗車時、車の運転中、降車時など
に、状況に応じて全自動あるいは簡単なスイッチアクシ
ョンで簡単に適値に自動設定され、車使用の利便が更に
向上する。
【図面の簡単な説明】
59− 第1図はステアリングホイールのチルティング機構部を
示す側面図、第2図はそれの一部を第1図紙面の裏側か
ら見た部分拡大側面図、第3図は第2図の■−■線断面
図、第4図はチルティング機構の一部分の分解斜視図、
第5図は第1図のV−■線拡大断面図である。 第6図は本発明の一実施例の一部であるチルト制御装置
部を示すブロック図である。第7a図。 第7b図、第7c図、第7d図、第7θ図および第7f
図は、第6図に示すマイクロプロセッサ310Aの制御
動作を示すフローチャートであり、第7a図および第7
b図はチルトリターン制御(第1姿勢設定、第2姿勢設
定)を含むメインフローを示し、第7c図はチルトアッ
プ制御を行なうサブフローを示し、第7d図はチルトダ
ウン制御を行なうサブフローを示し、第7e図はチルト
アウェイ制御(第3姿勢設定)を行なうサブフローを示
し、第7f図はドア開閉応答チルトアウェイ・リターン
制御(第3姿勢設定・第1姿勢設定)を行なうサブフロ
ーを示す。 =60− 第8図はドライバシートの外観を示す斜視図、第9図は
ドライバシートに装着されている姿設定機構概要を示す
側面図、第10図はシートベース下の機構詳逝を示す斜
視図、第11a図は第10図に示すナツトユニット21
0Bの、ねじ棒182Bに直交する方向の断面図、第1
1b図は第11a図のXIB−XIB線断面図、第11
c図はモータM2とナツトユニット210Bとの結合部
分の拡大斜視図である。第1id図は、第11c図に示
すフォトトランジスタユニットPsrの出力信号を示す
波形図である。第12図はシートバック12Bの分解斜
視図である。 第13図は、車上ミラーの内部構造概要を示す分解斜視
図である。 第14図は本発明の一実施例の他の一部であるシート・
ミラー姿勢制御装置を示すブロック図である。 AA:チルティング機構 BA:原動機CA:減速機構 14A:プレークアウエイブラケット 15A:アッパブラゲット 19A:ハウジング28A
:回動ピン 01:ギア゛センタo2:チイルトセンタ PA:アブソリュートロータリーエンコーダ(信号発生
器) 38A:アタッチメント 109A :定電圧回路MD
RA :モータドライバ(yK動機付勢手段)70A=
アツプ・ダウンスイッチ(駆動指示スイッチ手段) cc、R:チルト制御装置(姿勢制御手段)39OA、
B :不揮性半導体読み書きメモリ(メモリ手段) pss :キースイッチ(姿勢指示スイッチ手段)DD
S:ドライバドア開閉検出スイッチ(姿勢指示スイッチ
手段) MESA :メモリ指示スイッチ Cl5A :姿勢指示スイッチ(姿勢指示スイッチ手段
)MIS :モードスイッチ 10B;ドライバシート 11B:シート12Bニジ−
ドパツク 13B:操作ボード14、、 B、142B
 :ベースフレーム15t B、152 B :下レー
ル 161 B、162 [1:上レール1711B〜
1722 B :アーム 181B〜1848:ねじ棒 100B〜500B :シート姿勢設定機構110B、
120B、210B、510B ?ナツトユニットM1
〜M5:モータ LSJ 〜LSh5 、LSnB 〜LS+n5 :リ
ミットスイッチ 130B :フレキシブルシャフト 211B :ナット 212B:ウオームギア213B
 :ギア軸 214:モータ軸217Bニスリツト板 
P se :発光ユニットPsr:フオトトランジスタ
(信号発生器)RMa:ミラー支持体 W x * W
 y :ワイヤMMI〜MM3 :ミラーモータ MSI〜MS3:ミラーソレノイド RMe:クラッチ RMb:ベース 13M1s〜13M92:駆動指示スイッチMESB:
メモリ指示スイッチ 一63= SMR:シート・ミラー姿勢制御装置(姿勢制御手段)
特許出願人 アイシン精機株式会社 他1名64−

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原動機を含み車上装備を駆動する駆動機構;駆動
    機構に結合され該機構の運動に連動して変化する電気信
    号を発生する信号発生器;原動機の付勢を行なう原動機
    付勢手段;正、逆方向の駆動を指示する駆動指示スイッ
    チ手段; 少なくとも第1姿勢および第2姿勢を指示する姿勢指示
    スイッチ手段; 前記信号発生器の発生信号に基づく姿勢情報の記憶を指
    示するメモリ指示スイッチ手段;および、 メモリ手段を含み、駆動指示スイッチ手段の操作に応答
    して原動機付勢手段に正方向駆動、逆方向駆動の原動機
    付勢を指示し、 メモリ指示スイッチ手段の操作に応じて第1姿勢および
    第2姿勢の区分で姿勢情報をメモリ手段に記憶し、 第1姿勢が指示されたときはメモリ手段に記憶している
    第1姿勢情報に現状姿勢情報が合致する方向の原動機付
    勢を指示し、第2姿勢が指示されたときはメモリ手段に
    記憶している第2姿勢情報に現状姿勢情報が合致する方
    向の原動機付勢を指示する、姿勢制御手段; を備える、車上装備の姿勢制御装置。
  2. (2)第1姿勢は市街路走行に合せた姿勢、第2姿勢は
    高速道路走行に合せた姿勢である前記特許請求の範囲第
    (1)項記載の、車上装備の姿勢制御装置。
  3. (3)姿勢指示スイッチ手段は、第3姿勢指示スイッチ
    手段を含み、姿勢制御手段は、第3姿勢指示スイッチ手
    段の操作に応じて車上装備を第3姿勢にする原動機付勢
    を指示する前記特許請求の範囲第(1)項記載の、車上
    装備の姿勢制御装置。
  4. (4)第3姿勢はドライバの乗車又は降車に適した待避
    姿勢である前記特許請求の範囲第(3)項記載の、車上
    装備の姿勢制御装置。
  5. (5)姿勢指示スイッチ手段は、手動操作スイッチ手段
    である前記特許請求の範囲第(1)項又は第(3)項記
    載の、車上装備の姿勢制御装置。
  6. (6)姿勢指示スイッチ手段の第1姿勢を指示するもの
    は、前記車上装備を搭載した車の電源スィッチであり、
    第2姿勢を指示するものは手動操作スイッチである前記
    特許請求の範囲第(1)項記載の、車上装備の姿勢制御
    装置。
  7. (7)姿勢指示スイッチ手段の第1姿勢の指示は前記車
    上装備を搭載した車の電源スィッチの閉であり、第2姿
    勢の指示は手動操作スイッチの状態切換わりであり、第
    3姿勢の指示は前記電源スィッチの開である前記特許請
    求の範囲第(3)項記載の、車上装備の姿勢制御装置。
  8. (8)姿勢指示スイッチ手段の第1姿勢の指示は前記車
    上装備を搭載した車のドアの閉であり、第2姿勢の指示
    は手動操作スイッチの状態切換わりである前記特許請求
    の範囲第(1)項記載の、車上装備の姿勢制御装置。
  9. (9)姿勢指示スイッチ手段の第1姿勢の指示は前記車
    上装備を搭載した車のドアの閉であり、第2姿勢の指示
    は手動操作スイッチの状態切換わりであり、第3姿勢の
    指示は前記車の電源スィッチの開である前記特許請求の
    範囲第(3)項記載の、車上装備の姿勢制御装置。
  10. (10)車上装備はステアリングであり、駆動機構はチ
    ルティング機構である前記特許請求の範囲第(1)項、
    第(2)項、第(3)項、第(4)項、第(6)項、第
    (7)項、第(8)項又は第(9)項記載の、車上装備
    の姿勢制御装置。
  11. (11)車上装備はドライバシートであり、駆動機構は
    シート姿勢設定機構である前記特許請求の範囲第(1)
    項、第(2)項、第(3)項、第(4)項、第(6)項
    、第(7)項、第(8)項又は第(9)項記載の、車上
    装備の姿勢制御装置。
  12. (12)車上装備はミラーであり、駆動機構はミラー姿
    勢設定機構である前記特許請求の範囲第(1)項、第(
    2)項、第(6)項又は第(8)項記載の車上装備の姿
    勢制御装置。
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