JPS6075329A - 脱酸素剤 - Google Patents

脱酸素剤

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JPS6075329A
JPS6075329A JP18470483A JP18470483A JPS6075329A JP S6075329 A JPS6075329 A JP S6075329A JP 18470483 A JP18470483 A JP 18470483A JP 18470483 A JP18470483 A JP 18470483A JP S6075329 A JPS6075329 A JP S6075329A
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filler
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oxygen
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Daishiro Fujishima
藤島 大四郎
Shinichiro Fujishima
藤島 信一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気中酸素との反応活性(脱酸素活性)にすぐ
れた脱酸素剤に関するものである。
従来、金属又は金属化合物が水分の存在下で空気中酸素
と反応することは知られており、この原理を利用した脱
酸素剤は種々提案されている。この場合、金属又は金属
化合物としては、広範囲のものが適用され、例えば、鉄
、銅、マンガン、亜鉛、ニッケル、アルミニラ11、ク
ロム、フェロシリコン、フェロニッケル、フェロマンガ
ン、炭化鉄、硫化鉄、酸化第1鉄、水酸化第1鉄、鉄カ
ルボニル、ケイ銅鉄、酢酸第1鉄、硫化ナトリウム、炭
酸第1鉄等があり、一般的には、被酸化性のものであれ
ば単独又は混合物の形で任意に適用される。しかしなが
ら、このような金属又は金属化合物は、空気中酸素との
反応が遅いことから、一般に、助剤として種々の電解質
と組合せて用いられるが、この場合、電解質の種類によ
って、その脱酸素反応速度が変化し、一般的には、金属
ハロゲン化物が最もすぐれた脱酸素反応活性を示す。
本発明者らは、このような金属や金属化合物(本明細書
中では金属成分という)と助剤としての電解質との組合
せからなる脱酸素剤におい一〇、その助剤としての電解
質の種類とその脱酸素反応促進効果について種々研究を
重ねたところ、意外にも、二酸化塩素を吸着させた充填
剤はすぐれた脱酸素反応促進効果を有することを見出し
、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明によれば、脱酸素活性を有する金属成分と
、二酸化塩素を充填剤に吸着させて形成した補助成分と
からなることを特徴とする脱酸素剤が提供される。
本発明で用いる金属成分は、脱酸素活性又は被酸化性を
有する金属や金属化合物であればよく。
従来公知の種々のものが適用され、例えば、鉄、銅、マ
ンガン、亜鉛、ニッケル、コバルト、アルミニウム、ク
ロム、フェロシリコン、フェロニッケル、フェロマンガ
ン、炭化鉄、硫化鉄、酸化第1a、水酸化第1鉄、鉄カ
ルボニル、ケイ銅鉄、酢酸第1鉄、硫化ナトリウム、炭
酸第1鉄等が挙げられる。これらのものは単独又は混合
物の形で適用される。この場合、金属成分は粒度の小さ
な微粉末状で用いるのが有利であり、金属成分は150
メツシュ通過量が50重爪%以上、好ましくは80重量
%以上の微粉末で用いるのが有利である。
本発明で用いる補11)+成分は、二酸化塩素を充填剤
に吸着させたものである。この場合の二酸化塩素の吸着
処理は、二酸化塩素を水溶液の形で充填剤に添加混合す
ることににって行うことができるし、もちろん、二酸化
塩素自体を直接添加することもできる。充填剤としては
、種々の多孔性物質が採用され、例えば、ゼオライト、
セピオライト、黄土、カオリン、ケイソウ土、タルク、
ベントナイト、パーライト、白土、活性炭、シリカ、ア
ルミナ、マグネシア、シリカゲル等の多孔性物質が挙げ
られる。この充填剤は粉末状又は顆粒状で用いられ、そ
の粒度は特に制約されないが、一般には、平均粒度が5
0〜200メツシユの範囲のものが採用される。さらに
有利には、この充填剤としては、粗粉末と微粉末の2種
を併用するのがよい。
この場合、微粉末状充填剤としては、100〜150メ
ツシユ通過量が50重量%以上、好ましくは80〜1.
00重量%の範囲のものが適用され、粗粉末状充填剤と
しては、100メツシュ通過量が50重量%以下。
好ましくは50メツシュ通過量が50重量%以下の範囲
のものが用いられ、場合によっては、粒径2〜5mm程
度のものも使用可能である。また、前記した充填剤の微
粉末と粗粉末を併用して補助成分を製造するには、先ず
、その粗粉末状充填剤にニー酸化塩素の水溶液を含有さ
せた後、これに微粉末状充填剤を混合する。この場合、
微粉末成分と第11粉末成分は同−g料から製造された
ものの使用が好ましいが、異った原料から製造されたも
のであってもよく、例えば、微粉末成分としてゼオライ
1−1及び粗粉末成分として活性炭を用いることができ
るし、またその逆であってもよい。
粗粉末成分に添加する二酸化塩素の水溶液の添加量は、
微粉末成分と粗粉末成分との混合物を基準として、全水
分量がその飽和吸水量以下、通常、飽和吸水量の20〜
90%、好ましくは30〜60%になるようにするのが
よい。混合物中の全水分量が増大すると、それに応して
混合物の流動性が悪くなり、その結果、充填機に対する
適合性が悪化する。
また水分量が充填剤の飽和吸水量以下になると粉末表面
に濡れが生じ、そのために、粉末同志の付着を生じさせ
ることはもちろんであるが、金属成分と共に薬包紙に封
入した場合、金属成分の表面を(”に?i水で濡らすこ
とになり、その金属成分の脱酸素活性を工: L < 
Ill害するので好ましくかul。微粉末成分と粗粉末
成分との混合割合は、微粉末成分10〜80容眼%、り
fましくは30〜60容量%及び粗粉末成分90〜20
容暇%、好ましくは70〜40容量%である。このよう
な微粉末と粗粉末との混合物からなり、かつ二酸化塩素
を含む充填剤は、流動性がよく、充填機に対する適合性
にすぐれると共に。
さらに金属成分に対する反応補助成分としてすぐれた効
果を示す。
本発明において、充填剤に対する二酸化塩素の添加量は
、特に制約されないが、一般には、充填剤100cJに
対し、0.01〜iog、好ましくは0.1〜5g程度
という少量で充分である。また、二酸化塩素水溶液を充
填剤に含有させる場合、この水溶液中には、必要に応じ
、他の補助成分を加えることができ、例えば、金属ハロ
ゲン化合物等の他の電解質を添加し得る他、乾燥防止剤
として、グリセリンや、ポリエチレングリコール等を添
加することができ、さらに不凍化剤として、エタノール
、エチレングリコール等を添加することができる。
二酸化塩素を含む充填剤の使用量は、金属1&分1重量
部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは、0.5〜
10重量部である。
本発明において、補助添加成分として、二酸化塩素を吸
着した充填剤を用いる時には、極めて有利な脱酸素剤が
得られることが見出された。即ち、二酸化塩素を吸着し
た充填剤と金属成分とを組合せた脱酸素剤は、その充填
剤が水分の存在下において、殺菌力のある二酸化塩素ガ
スを放出するという性質を有するため、殺菌力を備えた
脱酸素剤として用いることができる。脱酸素剤の場合、
食品包装体において、その包装内の酸素濃度を1%以下
に低下させることができることがらカビ等の好気性菌の
増殖を効果的に抑制し得るが、一方、嫌気性菌の増殖に
対しては効果を示さなかった。
一方、二酸化塩素は、嫌気性菌に対してはすぐれた殺菌
力を示すことがら、包装系内における嫌気性菌の増殖を
効果的に抑制することができる。また、この二酸化塩素
は、嫌気性菌はもちろん、好気性菌に対しても殺菌力を
有する。従って、本発明の脱酸素剤は、脱酸素作用と殺
菌作用との両者の機能を兼備した画期的なものというこ
とができ、その食品分野におけるM:義は極めて太きい
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 (1)金属成分: 金属成分としては、150メツシ工通過量6!)重量%
、200メツシ工通過量50重量%の還元鉄粉を用いた
(2)補助成分: 二酸化塩素の濃度0.8重量%の水溶液を、充填剤(粒
子直径:約0.5−1mm、水分8重量%)100重量
部に対して、20重量部の割合で添加し、均一に混合し
て二酸化塩素を吸着させた充填剤を得た。この二酸化塩
素を含む充填剤は、その表面には付着水は見られず、流
動性にすぐれたものであった。
(3)脱酸素剤の反応性テスト 前記鉄粉1.5gを薬包紙(ケブロン社製、ケグロン1
号用薬包紙)に充填し、次に前記二酸化塩素を含む充填
剤4gを充填し、開口部を封止して、脱酸素剤充填袋を
作製した。
この脱酸素剤充填袋を、空間容積約720ccの容器(
プラスチック袋)に入れた全体を密封し、所定時間間隔
で密閉空間の酸素濃度を測定した。その結果、酸素濃度
は、6時間で14%、24時間で4.5%、118時間
で0.1%であった。
実施例2 二酸化塩素の0.8重−n(%及び食塩5重量%を含む
水溶液10gを粒状ゼオライト50gに添加混合した。
この混合物4gと鉄粉1. 、5 、、を薬包紙に入れ
、開口部を封止して脱酸素剤充填袋式を作成した。この
脱酸素剤充填袋式を、モチの切片(約40g)と共に内
容積約720ccのプラスチック容器に入れて、全体を
密封した。
一方、比較のために、塩化ナトリウムの6%水溶液lo
gをゼオライl−粒状物50gに添加混合した。
混合物4gと鉄粉1.5gを薬包紙袋に六オし、開【コ
部を封止して脱酸素剤充填袋Bを作成した。この脱酸剤
充填袋Bを、前記脱酸素剤充填袋Aの場合と全く同様の
方法でモチの切片40gと共にプラスチック容器13に
入れ、全体を密封した。
次に、36時間経過後、各容器内の酸素濃度を測定した
ところ、容器A及びBの場合共に酸素濃度は0.1%以
下となった。即ち、完全に脱酸素状態にあることが確認
された。
次に、この容器A、Bに針でピンホール1個′g設した
後、そのまま室温で放置し、モチの表面に発生するカビ
の発生状況を観察した。その結果、比較のための容器B
内にあるモチには4日後にカビの発生が見られ、7日後
には、全面が青カビで被われた。これに対し、本発明に
よる容器Δ内に保持されたモチは、1力月を経過しても
全くカビの発生は認められなかった。
なお、容器A、B内の酸素濃度は、ピンポールの穿設に
より容器内の酸素濃度は10%以丁に低下することはな
く、3日経過後の酸素濃度はいずれも約11%程度であ
った。
以上の結果から、この場合に見られる容器A内のカビ防
止は、明らかに補助成分として用いた充填剤から放出さ
れる微量の二酸化塩素の作用に起因するものと考えられ
る。
特許出願人 藤島大四部 (ほか]名)代理人 弁理士
 池浦敏明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (+)脱酸素活性を右する金属成分と、二酸化塩素を充
    填剤に吸着させて形成した補助成分とからなることを特
    徴とする脱酸素剤。
JP18470483A 1983-10-03 1983-10-03 脱酸素剤 Granted JPS6075329A (ja)

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JP2011521950A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ハリソン ケン 二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物
CN107486214A (zh) * 2017-08-17 2017-12-19 江苏天东新材料科技有限公司 一种用于合成气耐硫脱氧催化剂的制备方法及应用

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