JPS607476Y2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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JPS607476Y2
JPS607476Y2 JP1746278U JP1746278U JPS607476Y2 JP S607476 Y2 JPS607476 Y2 JP S607476Y2 JP 1746278 U JP1746278 U JP 1746278U JP 1746278 U JP1746278 U JP 1746278U JP S607476 Y2 JPS607476 Y2 JP S607476Y2
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JP
Japan
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metal
aluminum electrolytic
aluminum
electrolytic capacitor
terminal
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JP1746278U
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JPS54120648U (ja
Inventor
俊朗 丸山
仁 鈴木
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マルコン電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外装を改善したアルミニウム電解コンデンサに
関する。
従来アルミニウム電解コンデンサは第1図および第2図
に示すようにコンデンサ素子1を収容した金属ケース2
の開口部に封口ゴム栓3を嵌挿して密封していた。
最近アルミニウム電解コンデンサの小形化の要整はます
ます強くなりこれまでは電極箔の表面積拡大倍率の向上
などで対応してきたがこれもすでに限界に近い。
かかる実情のもとてアルミニウム電解コンデンサを観察
してみると前記封口ゴム栓3の占める体積が全体の30
〜40%と非常に大きく小形化の大きな障害となってい
る。
また前記封口ゴム栓3は天然ゴム、合成ゴムなどの有機
弾性材料を用いているため不燃性で洗浄効果の大きいハ
ロゲン化炭化水素系洗剤を使用して洗浄することができ
ずトリクロロエチレンやクロロセンの使用も禁じている
これはアルミニウム電解コンデンサをプリント基板に組
み込んだのち該基板を洗浄する際に封口ゴム栓3と金属
ケース2との接触部■、端子4の挿通部■、封ロゴム栓
3の表面部◎から洗剤が侵透し、該ゴム栓3が膨張し電
界加温下で分解遊離したハロゲン元素がアルミニウム電
極箔と反応してコンデンサの信頼性および性能を阻害す
る可能性がある。
さらに封口ゴム栓3は高温領域で劣化変質し反発弾性を
失い気密効果がなくなる。
経時とともに硬度が変化し電解液が気化避散してtan
δの増加、静電容量の減少をきたしコンデンサの機能を
失うし封口ゴム栓3に防爆弁を設けたものは硬度変化に
よりその機能を失う。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので金属
ケース開口部を封口する封口ゴム栓の代わりに絶縁性酸
化皮膜を形成した金属蓋を用い該金属蓋で密封したこと
によって小形でハロゲン化炭化水素系洗剤の使用にも耐
え、かつ使用温度領域を拡大し不燃性で安価なアルミニ
ウム電解コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例について図面を参照しなかな詳細
に説明する。
すなわち第3図に示すようなコンデンサ素子を収容する
アルミニウムからなる金属ケース11の開口部に第4図
A、 Bに示すような同じくアルミニウムからなる金属
蓋12を第5図および第6図に示すように被嵌し、端部
を巻締13して密封するものである。
図中14は金属蓋12に設けた端子導出用突出孔、15
はコンデンサ素子、16は端子であり、該端子16は突
出孔14から外部に導出し該突出孔14の内外周を含む
金属i12の全面に多孔質で絶縁性の酸化皮膜17を介
在させ端子16と金属蓋12との絶縁を保ち外周壁をか
しめ密封する。
前記絶縁性酸化皮膜17は金属蓋12をシュウ酸、硫酸
、クロム酸、リン酸またはこれらとアジピン酸、セバシ
ン酸、コハク酸との混液などの水溶液中に浸漬しDCO
,:2〜30A/dm”の電流を流し10〜60分間陽
極酸化を行ない形成するものであり、こうして得られる
絶縁性酸化皮膜17は絶縁性が非常に高く機械的にもア
ルミニウム地金より強固であり端子16と金属M12と
の絶縁を完全に保持することができる。
ケース11開口部ど蓋12との巻締部13にはエポキシ
樹脂、シリコンゴム、ラテックス、エチレン−プロピレ
ン共重合体を主体とする合皮ゴム、ポリオレフィン系エ
ラストマなどの接着剤、塗料または耐熱性弾性材からな
る弾性薄膜を介在させて巻締を行なうと気密効果が一層
向上する。
端子16を導出した突出孔14のかしめは第7図または
第8図に示すように突出孔14の外周壁を1〜2箇所ま
たは数箇所かしめれば気密効果を一層向上させることが
できる。
なお上記説明では端子間一方向形アルミニウム電解コン
デンサの場合を例示したが端子反対方向形アルミニウム
電解コンデンサにも適用しうろことはもちろんいうまで
もない。
以上詳述したように本考案によれば端子を取着したコン
デンサ素子を収容するアルミニウムからなる金属ケース
の開口部に該金属ケースと同じくアルミニウムからなり
絶縁性酸化皮膜を形成した金属蓋を被嵌し端部を巻締し
て密封したことによって小形でlsoゲン化炭化水素系
洗剤の使用にも耐え得、かつ外装をすべて金属で形成し
たので使用温度領域を大幅に拡大し一70〜+200℃
まで使用可能となり不燃性で安価なアルミニウム電解コ
ンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来のアルミニウム電解
コンデンサを示す側断面図、第3図は本考案のアルミニ
ウム電解コンデンサの一部を構成する金属ケースを示す
正断面図、第4図A、 Bは本考案のアルミニウム電解
コンデンサの一部を構成する金属蓋を示すものでAは平
面図、BはAのイーイ断面図、第5図は本考案の一実施
例に係るアルミニウム電解コンデンサを示す正断面図、
第6図は第5図X部を示す拡大図、第7図は端子導出用
突出孔のかしめ状態の一例を示す側面図、第8図は端子
導出用突出孔のかしめ状態の他の一例を示す側面図であ
る。 11・・・・・・金属ケース、12・・・・・・金属蓋
、13・・・・・・巻締部、14・・・・・・突出孔、
15・・・・・・コンデンサ素子、16・・・・・・端
子、17・・・・・・絶縁性酸化皮膜。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)端子を取着したコンデンサ素子と、該コンデンサ
    素子を収容するアルミニウムからなる金属ケースと、該
    金属ケースの開口部に被嵌するアルミニウムからなる金
    属蓋と、該金属蓋に設けた前記端子導出用突出孔と、該
    突出孔の内外周を含む前記金属蓋の全面に形成した絶縁
    性酸化皮膜と、前記金属ケースの開口部および前記金属
    蓋の端部を巻締して形成した巻締部とを具備したことを
    特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
  2. (2)端子を導出した突出孔の外周壁を1〜数箇所かし
    め密封したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載のアルミニウム電解コンデンサ。
JP1746278U 1978-02-13 1978-02-13 アルミニウム電解コンデンサ Expired JPS607476Y2 (ja)

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JP1746278U JPS607476Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 アルミニウム電解コンデンサ

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JP1746278U JPS607476Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 アルミニウム電解コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS54120648U JPS54120648U (ja) 1979-08-23
JPS607476Y2 true JPS607476Y2 (ja) 1985-03-13

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JP1746278U Expired JPS607476Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13 アルミニウム電解コンデンサ

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