JPS6070030A - 凍結乾燥レモンの製造方法 - Google Patents

凍結乾燥レモンの製造方法

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JPS6070030A
JPS6070030A JP58179931A JP17993183A JPS6070030A JP S6070030 A JPS6070030 A JP S6070030A JP 58179931 A JP58179931 A JP 58179931A JP 17993183 A JP17993183 A JP 17993183A JP S6070030 A JPS6070030 A JP S6070030A
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JP
Japan
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freeze
dried
lemons
lemon
aqueous solution
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JP58179931A
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Akira Kato
昭 加藤
Kaoru Matsuura
薫 松浦
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Maruha Nichiro Corp
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Taiyo Fishery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、輪切りした時の美しい形状を保持し且つ香り
、味が良く、苦みのない、更には保存性の高い凍結乾燥
レモンの製造方法に関する。
輪切りレモンは、通常、1個の化レモンから24〜26
枚、1枚当たり約2鰭の厚さに切断形成されるが、その
まま、保存等を目的として凍結乾燥した場合には、水分
が失われるため、砂のうが脱落し易く、化レモンを輪切
りした時の美しい形状を保持し難い。又、凍結乾燥した
輪切りレモンは、その使用時に、表皮中に含まれる苦み
成分であるテレピン油が紅茶等に浸出し異常な苦みを呈
する。更に又、凍結乾燥により、輪切りレモンのビタミ
ンCが少なからず破壊する惧れがあり、その他、香り等
も失われる慣れがある。
本発明者らは、凍結乾燥輪切りレモンの上述の如き不都
合を解消すべく鋭意検討した結果、凍結乾燥前に特定の
処理を施すことにより、輪切りした時の美しい形状を保
持し且つ香り、味が良く、苦みのない、更には保存性の
高い凍結乾燥レモンが得られることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、テレピン
油を除去処理した輪切りレモンを、糖類の水溶液中に浸
漬した後、凍結乾燥することを特徴とする凍結乾燥レモ
ンの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の凍結乾燥レモンの製造方法を、その好ま
しい実施態様に基づき詳述する。
本発明の実施に際しては、先ず、表皮中からテレピン油
を除去処理した輪切りレモンを調製する。
この調製にあたっては、通常、先ず生レモンを熱湯処理
、好ましくは沸騰水中に浸漬してその表皮中のテレピン
油を除去する。苦み成分としてのテレピン油は、生レモ
ンの場合それほど気になる成分ではないが、凍結乾燥後
は非常に強い苦みを呈するので、テレピン油が熱により
溶解し易い性質を利用して、沸騰水中にテレピン油を溶
出させてこれを除去する。生レモンを沸騰水中に浸漬し
てテレピン油を除去する場合の浸漬時間は、30秒〜4
分間、好ましくは1〜2分間である。次いで、上述の如
くテレピン油の除去処理をした生レモンを輪切りして輪
切りレモンを形成する。好ましい輪切りレモンの厚さは
約21である。
次に、輪切りレモンを糖類の水溶液中に浸漬する。この
場合の糖類としては、ソルビット、グルコース、マンノ
ース、フラクトース、蔗糖等が挙げられ、好ましくはソ
ルビット、蔗糖が用いられる。水容液中の糖類濃度は、
1〜10%であることが好ましく、更に好ましくは5%
前後である。
又、輪切りレモンの浸漬時間は、10分以上、約30分
が好ましい。このように輪切りレモンを糖類の水溶液中
に浸漬することにより、凍結乾燥後の砂のうの脱落を防
止し、輪切りした時の美しい形状を輪切りレモンに保持
させることができる。
即ち、輪切りレモンは前述の如く薄く輪切りしただけで
もその砂のうが脱落し易い上、特に凍結乾燥した場合に
は、水分がとぶため、砂のうが一層脱落し易いが、上述
の如く輪切りレモンを糖類の水溶液中に浸漬すると、糖
類を砂のうと砂のうとの間の隙間に充填させて、砂のう
同志の結着を強化できるため、凍結乾燥後の砂のうの脱
落を防止することができる。又、糖類の水溶液中への輪
切りレモンの浸漬により、輪切りレモンには糖類が添加
されることとなるから、凍結乾燥後かかる輪切りレモン
を直接紅茶等に使用すると、味がまろやかになり、一層
風味がひきたつ。
尚、糖類の水溶液中には、アスコルビン酸ソーダ(ビタ
ミンC)を、濃度にして0.1〜0.3%溶解しておく
のが好ましい。これにより、凍結乾燥中に輪切りレモン
から失われるビタミンCを補強及び強化することができ
る。又、ビタミンCには酸化防止作用があるため、製品
の酸化防止を図ることができる。
しかる後、糖類に浸漬した輪切りレモンを、水切り後凍
結し、更に凍結乾燥して本発明に係る凍結乾燥レモン(
本発明品)を得る。好ましい凍結乾燥条件は、0.1〜
0.5)ル(Torr)の真空下、棚温度20〜40℃
である。
かくして得られた本発明品は、製品とする場合、通常、
真空包装により真空パンクするか、又は乾5− 燥材添付により除湿バックするか、或いはこれらを併用
して手軽に使用できる長期保存製品とする。
尚、表皮中からのテレピン油の除去処理は、上述の如く
輪切り前に行うのが好ましいが、輪切り後行っても良い
。又、テレピン油の除去処理は、実施態様における如き
熱湯処理に限らず、テレピン油を除去し得る手段であれ
ば制限されない。
叙上の如く、本発明の凍結乾燥レモンの製造方法によれ
ば、輪切りレモンを凍結乾燥するに先立って、テレピン
油を除去処理した輪切りレモンを調製し、調製した輪切
りレモンを糖類の水溶液中に浸漬しているから、輪切り
した時の美しい形状を保持し且つ香り、味が良く、苦み
のない、更には保存性の高い凍結乾燥レモンを得ること
ができ、更に、糖類の水溶液中にアスコルビン酸ソーダ
を熔解させ輪切りレモンにアスコルビン酸ソータヲ添加
することにより、凍結乾燥時に破壊される輪切りレモン
中のビタミンCを強化し且つ製品の酸化防止を図ること
ができる等の効果が奏される。
以下に本発明の実施例を示す。
6− 実施例 Mクラスの生レモンを、沸騰水中に1分30秒間浸漬し
て加熱後、直ちに流水中で冷却して表面の水滴を除去し
た。
次いで、上記処理を施した生レモンを、包丁(スライサ
ーでも良い)により厚さ約2fiに輪切りした。
しかる後輪切りレモンを、0.15%のアスコルビン酸
ソーダを含む、5%ソルビット水溶液中に30分浸漬し
た後、軽く水切りし、凍結乾燥して本発明品を得た。
一方、上記作業と並行し、生レモンを熱湯処理すること
なくそのまま厚さ約2Hに輪切りした輪切りレモンを、
直ちに凍結乾燥して対照品を得た。
尚、本発明品及び対照品の凍結乾燥時の棚温は、何れも
30℃で実施した。
本発明品と対照品の比較結果は、下表の通りであった。
−表一

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テレピン油を除去処理した輪切りレモンを、糖類
    の水溶液中に浸漬した後、凍結乾燥することを特徴とす
    る凍結乾燥レモンの製造方法。
  2. (2)水溶液の糖類濃度が1〜10%である、特許請求
    の範囲第(1)項記載の凍結乾燥レモンの製造方法。
  3. (3)¥IIの水溶液中にアスコルビン酸ソーダを含有
    させである、特許請求の範囲第(2)項記載の凍結乾燥
    レモンの製造方法。
  4. (4)テレピン油の除去処理を、化レモンを輪切りする
    前に、該化レモンを熱湯中に浸漬して行う、特許請求の
    範囲第411項記載の凍結乾燥レモンの製造方法。
  5. (5)化レモンを熱湯中に30秒〜4分間浸漬する、特
    許請求の範囲第(4)項記載の凍結乾燥レモンの製造方
    法。
JP58179931A 1983-09-28 1983-09-28 凍結乾燥レモンの製造方法 Granted JPS6070030A (ja)

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JPS6070030A true JPS6070030A (ja) 1985-04-20
JPH0320220B2 JPH0320220B2 (ja) 1991-03-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010098333A1 (ja) * 2009-02-24 2012-09-06 クラシエフーズ株式会社 乾燥カット柑橘系果実及びその製法
JP2023003856A (ja) * 2021-06-24 2023-01-17 広島県 柑橘類加工素材の製造方法および柑橘類加工素材

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JP2023003856A (ja) * 2021-06-24 2023-01-17 広島県 柑橘類加工素材の製造方法および柑橘類加工素材

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