JPS606952B2 - ε−カプロラクトンの精製法 - Google Patents

ε−カプロラクトンの精製法

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JPS606952B2
JPS606952B2 JP11758374A JP11758374A JPS606952B2 JP S606952 B2 JPS606952 B2 JP S606952B2 JP 11758374 A JP11758374 A JP 11758374A JP 11758374 A JP11758374 A JP 11758374A JP S606952 B2 JPS606952 B2 JP S606952B2
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crude
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はご−カプロラクトンまたは/およびご−カプロ
ラクトン前駆体と、ごーカプロラクトンおよびご−カプ
ロラクトン前駆体以外の炭素数4〜6のラクトン類また
は/およびラクトン類前駆体を含む混合物からご−カプ
ロラクトンを分離精製する方法に関する。
以下本発明方法においてご−カプロラクトン前駆体とは
6−ヒドロキシカプロン酸と炭素数3〜8の1価または
2価のアルコール類から得られるェステルおよびごーカ
プロラクトンの重合体をし、し、、ラクトン類前駆体と
は炭素数4〜6のヒドロキシ酸と炭素数3〜8の1価ま
たは2価のアルコール類から得られるェステルおよび炭
素数4〜6のヒドロキシ酸を単位とするポリエステルを
いう。
また、低瀦物とはシクロヘキサンの空気酸化の後、水で
抽出された低沸物およびラクトン類を得る工程で生成す
る低沸物をいい、粗ど−カプロラクトンとは、少なくと
もご−カプロラクトンまたは/およびごーカプロラクト
ン前駆体と、ご−カプロラクトンおよびごーカプロラク
トン前駆体以外の炭素数4〜6のラクトン類または/お
よびラクトン類前駆体を含む混合物をいう。粗ご−カプ
ロラクトンを得る方法としては、01シクロヘキサノン
を過酢酸等の過酸化物で酸化して得る方法、‘21アジ
ピン酸を水素中で触媒の存在下に反応させてご−ヒド。
キシカプロン酸を得、その後ラクトン環化して得る方法
、‘3’シクロヘキサンの空気酸化でシクロヘキサノン
を得る際に創生するご−ヒドロキシカプロン酸をごーカ
プロラクトンとして回収する方法等が知られている。本
発明方法によって精製処理される粗ど−カプロラクトン
はそれらの製造方法によって制約されたり、限定される
ものではないが、特に【31の方法により得られた粗ご
−カプロラクトンよりごーカブロラクトンを分離精製す
る場合に最も好適である。一般にシクロヘキサソの空気
酸化により得られるヒドロオキシ酸類を環化ヱステル化
してラクトン類を得るに際し、アルコール類を加えて反
応系中のアルコール性水酸基の量が系中に存在するカル
ボキシル基以上にして、ラクトン類の蟹出する温度およ
び圧力を与えて得られる粗どーカプロラクトン中には、
ラクトン類としてyープチルラクトン、yーバレロラク
トン、y−カプロラクトン、6−バレロラクトン、6ー
カプロラクトン、どーカプロラクトン、アルコール類と
してエチレングリコール、プロピレングリコールト1,
4−ブタンジオールト1,6ーヘキサンジオール、ジク
ロベンタノール「シクロヘキサ/−ル、低沸物としては
水、シクロヘキサソ、シクロヘキサノソ、シクロベソタ
ンなどが含まれているのが普通である。
このような粗ごーカブロラクトンの分離精製には先ず蒸
留法が知られている。
しかし蒸留法を採用するとごーカプロラクトンとその他
のラクトン類との比揮発度が小さいため、蒸留に要する
段数が多くなる。さらに具体的に説明するとごーカプロ
ラクトンとその他のラクトン類との比揮発度は3比hm
Hga戊でッーブチロラクトンとの間では3.4ふ y
−バレロラクトンとの間では300、yーカプロラクト
ンとの間では1.83 6’一バレ。ラクトンとの間で
は、1.42、6ーカプロラクトンとの間では1.27
である。例えば6ーバレロラクトン30モル%とご−カ
プロラクトン70モル%を含むラクトン混合物を蒸留法
で塔項より原料中のどーカプロラクトンのうち1モル%
を留出させ、塔底より、ごーカプロラクトン99モル%
を含む液を抜出すためには還流比10で、理論段45段
が必要である。一方ラクトン類は熱安定性が悪く、塔底
温度が上昇すると、ラクトン類は、重合してしまい蒸留
不能となる。また6ーカプロラクトンとご−カプロラク
トンとの分離を蒸留法にて行なおうとすると理論段は6
従没を越え事実上不可能な蒸留を行なわなければならな
い。このように蒸留の操作が困難であるばかりでなく粗
ご−カプロラクトン中には一般に20〜5の重量%の低
沸物が含まれるため、環流比を大きくとることは熱収支
からも非常に不利であり、また塔底温度を低く保つため
には塔を減圧にしなくてはならず、繁径が大きくなるこ
とも避けられず、経済的に不利である。
従って蒸留法のみで粗cーカプロラクトンを精製するこ
とは工業的に見て実用的で・ない。本発明者ら‘ま、前
記欠点を有しない粗−カプロラクトンの分離方法を研究
した結果、粗s−カプロラクトンを加熱するとど−カプ
ロラクトンはビーカプロラクトンの前駆体となり、一方
低沸物は変化せず残存し、またぐ−カプロラクトン以外
のラクトン類は変化せず残存するか、または多少はラク
トン類前駆体となるが大部分がラクトン類として残存す
ることを見し、出した。
すなわち例えば粗ご−カブロラクトンを260こ0で1
時間加熱すると、ご−カプロラクトンは9塁重量%以上
がどーカブロラクトン前駆体となり、低沸物は9の重量
%以上残存し、またごーカプロラクトン以外のラクトン
類は、30〜9の重量%がラクトン類として残存するこ
とが認められる。さらに本発明者らは、粗ど−カプロラ
クトンを加熱後、単蒸発または放散などの方法で残存す
るラクトン類および低沸物の大部分を除くことによって
、粗どーカプロラクトンよりごーカプロラクトンを得る
精製システムを見し、出し、本発明に到達した。
すなわち本発明方法においては粗ごーカプロラクトンを
加熱後、単蒸発方式、気泡塔、充填塔、濡壁塔等を用い
た放散方式で残存するラクトン類、特に6ーバレロラク
トン、6ーカプロラクトンおよび低沸物の大部分を除去
した後、最後に通常の蒸留法にて精製する。
従って本発明では蒸留での負担が大幅に低減され蒸隆に
より容易に精製されたビーカプロラクトンが得られる。
さらに詳細に本発明方法を説明する。
粗どーカブロラクトン中には、通常ごーカプロラクトン
または/およびごーカプロラクトン前駆体と、ギーカプ
ロラクトンおよびそれの前駆体以外のラクトン類または
/およびラクトン類前駆体の混合物と低沸物が含まれて
いる。この粗ご−カプロラクトンを加熱するとごーカプ
ロラクトンは、ご−カプロラクトンの前駆体となり、ご
−カプロラクトン以外のラクトン類は、大部分がラクト
ン類として・残存し一部が、ラクトン類前駆体となり、
低沸物は大部分がそのまま残存する。この場合の加熱条
件としては150〜35ぴ0、特に200〜300℃が
好ましく、この温度に保てる圧力であれば充分である。
この際加熱温度がこの範囲以下に低い場合にはごーカプ
ロラクトンがその前駆体となる反応が遅いため実用的で
なく、またこの範囲以上に高い場合にはごーカブロラク
トンおよびその前駆体が熱分解する頃向を有する。反応
温度を保つ圧力以上の加圧を行なっても本発明方法を実
施する上で何ら支障は起こらない。上記温度範囲内にお
いてごーカプロラクトンを効率良くその前駆体になすと
同時に生成した前駆体が熱分解を起こさないようにする
ために反応時間は1〜180分程度が良く、特に1〜1
5分が好ましい。
反応時間はごーカプロラクトンの残存量および後述する
蟹出率を検討し、この範囲内で定められる。次に残存す
るラクトン類および低沸物を分離する方法は1段の平衡
蒸留(単蒸発)、気泡塔、橘壁塔、充填塔等を用いた放
散を行なう方法がある。
具体的な分離条件としては平衡蒸留をする場合は適正な
減圧装置の規模、分離効率等から圧力は 5 〜76仇
hmHgabs、好ま しくは20〜10仇hmHga
戊である。また温度は50〜30000、好ましくは1
50〜250qoである。上記圧力条件下で平衡蒸留を
行なうにはこの温度範囲以下においては残存ラクトン類
および低沸物の除去が十分に行なわれ難く、またこの範
囲以上に高い場合にはごーカプロラクトンと分離するこ
とが必要なラクトン類がラクトン類前駆体となり易いの
で好ましいことにはならない。また窒素などの不溶性ガ
スを用いて放散を行なう場合は圧力76仇hmHga戊
、温度50〜30030、好ましくは150〜250℃
で、液ガス比は0.5〜20、好ましくは1〜7で行な
うことが、放散効果を増大し、残存ラクトン類および低
沸物の除去を容易にする上に有効である。残存するラク
トン類および低沸物が除去された粗・ーカプロラクトン
はごーカプロラクトン前駆体、ご−カプロラクトンを除
くラクトン類前駆体、禾分離のラクトン類および低沸物
との混合物となる。
加熱および分離処理を行なった粗ど−カプロラクトンは
ごーカプロラクトン前駆体以外のラクトン類前駆体、特
に6−バレロラクトン前駆体および8−カプロラクトン
前駆体の濃度が所定濃度にまで低下しない場合には前記
の加熱および分離操作を二段以上行なって、粗ごーカプ
ロラクトン中のどーカプロラクトン前駆体以外のラクト
ン類前駆体、特に6−バレロラクトン前駆体および6−
カプロラクトン前駆体の濃度を所定濃度にすることがで
きる。こうして得られた粗ごーカプロラクトン前駆体(
どーカプロラクトン前駆体、ごーカプロラクトン以外の
ラクトン類前駆体、禾分離の低沸物および未分離のラク
トン類との混合物)は、粗ご−カプロラクトン前駆体の
ラクトン環化工程で、粗ど−カプロラクトン前駆体が環
化および留出する温度および圧力を選ぶことにより、容
易にご−カプロラクトン、ごーカプロラクトン以外のラ
クトン類、および低瀦物は混合物として得られる。
粗どーカプロラクトン前駆体のラクトン環化工程での操
作条件としては一般に知られている条件、すなわち温度
150〜350℃、好ましくは200〜300つ0、圧
力は前記温度で十分にごーカプロラクトンが蟹出できる
圧力であれば良く、5〜30仇hmHga広が好ましい
こうして得られたごーカプロラクトン、ごーカプロラク
トン以外のラクトン類および低沸物の混合物は、粗ごー
カプロラクトンと比較すると、ご−カプロラクトン以外
のラクトン類、特に蒸留での分離が極めて困難な6−バ
レロラクトン、6−カプロラクトンおよび低沸物の濃度
が大中に低減したものになる。
しかし、分離操作およびラクトン環化工程を経た粗ど−
カプロラクトン中には若干量の6−バレロラクトン、6
ーカプロラクトンなどの不純物が含まれているので最終
的には蒸留による精製工程で処理され、高純度ごーカプ
ロラクトンが得られる。
本発明方法によれば、低織物除去の蒸留操作の際低織物
およびどーカブロラクトン以外のラクトン類と同伴して
蟹出するごーカプロラクトンを粗どーカプロラクトンの
加熱工程へ循環することによりごーカプロラクトンの回
収収率を大中に向上させることができる。
一方粗どーカプロラクトンを蒸留法のみによって処理し
、粗ど−カプロラクトンを得る場合には低沸成分分離の
際ご−カプロラクトン収率を上げるためには留出液中の
ごーカプロラクトン濃度をできるだけ低くしなければな
らない。
そのためには大きな還流比および多くの段数を必要とし
、かつ重合などによる変質を避けるため減圧下で行なわ
なければならず、装置費が大きくなるのは避けがたい。
また多くの段数を要する減圧蒸留塔では、塔頂、塔底間
の圧力損失が大きく、従って蕗底温度が上り、重合損失
を抑えることはできず実質上ご−カプロラクトンを好収
率で回収することはできない。本発明方法によれば分離
工程にて大部分の低鰍成分および6−バレロラクトンな
どを分離した後、環化反応を行なわせ環化液に含まれる
若干量の低沸成分および6−バレロラクトン等を低沸除
去塔にて蒸留分離し最後に高沸分離塔にて高沸物を除去
して製品化する。
従って、本発明では低沸除去塔で分離すべき低沸成分お
よび6ーバレロラクトンなどが少ないので、低沸除去塔
にかかる負荷が少なくなり、還流比および理論段数が大
中に少なくなる。さらに低鍵除去塔での留出液は分離工
程に戻せるので、留出液中のどーカプロラクトン濃度を
上げても高回収率を確保することができる。このように
本発明方法は、従釆の精製方法に較べて工業的に見て比
較的容易な方法を組合わせることにより、高純度ど−カ
プロラクトンを高収率、かつ安価に回収する方法を提供
するものである。本発明方法を実施するに通した方法を
第1図によりさらに詳しく説明する。
第1図は、本発明方法を実施するに適した1例の工程図
である。
粗ど−カプロラクトンは導管1を通り加熱反応器21に
導かれる。加熱反応器21は通常槽型または管型反応器
が使用できる。導管1を通る粗ど−カプロラクトンの組
成は粗ど−カプロラクトンを得る方法によって異なるが
、通常ご−カプロラクトンが20〜8の重量%、ご−カ
プロラクトン以外のラクトン類、例えば8−バレロラク
トン、6−カプロラクトンは、ごーカプロラクトン濃度
の1′2〜1/10低沸物濃度は10〜50重量%、ェ
ステル類0〜2の重量%、アルコール類0〜5の重量%
を含むものである。加熱反応器21は150〜350q
o、好ましくは200〜300午0でこの温度を保てる
圧力下1〜180分、好ましくは1〜15分間反応させ
る。粗ご−カプロラクトンは加熱止吏応器21で加熱さ
れ、ごーカプロラクトンの大部分はご−カプロラクトン
の開環反応によるごーカプロラクトン前駆体となり、ど
ーカブロラクトン以外のラクトン類の1部はご−カプロ
ラクトンと同様に開環反応によるラクトン類前駆体とな
る。こうして加熱反応器21を出た粗ど−カプロラクト
ンは、導管2に導かれ分離工程へと送られる。分離器2
2は例えば平衡蒸留による場合は5〜76仇hmHga
戊、好ましくは20〜10仇hmHga戊、温度は50
〜300午○、好ましくは150〜250ooである。
放散を行なう場合には、温度50〜300qo、好まし
くは150〜250qoで、液ガス比は0.5〜20、
好ましくは1〜7である。こうして、分離器22でラク
トン類および低沸物および/またはアルコール類の大部
分が導管3を通って留出する。導管3を通った轡出液は
廃棄、もしくはその他の用に供される。どーカプロラク
トン前駆体を主成分とする分離残液は導管4を通り、ラ
クトン環化反応器23に導かれる。環化反応は通常知ら
れている方法および条件の下に行なわれる。環化反応器
23で生成したごーカプロラクトンおよびご−カプロラ
クトン以外のラクトン類および/またはアルコール類お
よび低沸物は導管5を通りアルコール分離塔24に供給
される。ラクトン環化反応器23は、ご−カプロラクト
ンおよびごーカプロラクトン以外のラクトン類が生成蟹
出するに十分な温度および圧力であればよく、例えば温
度150〜350℃、好ましくは200〜300℃、圧
力5〜30肌mHga広で行なわれる。アルコール分離
塔24でアルコールを分離する。またど−カプロラクト
ンおよびご−カプロラクトン以外のラクトン類および低
沸物は導管8を通り、低沸物およびごーカブロラクトン
以外のラクトン類分離塔25に供給される。ラクトン環
化反応器23より未反応のラクトン類前駆体を含む液は
導管6を通り抜出され、粗どーカプロラクトン製造工程
へと送られる。アルコール分離塔24で分離されたアル
コール類を主成分とする液は導管7を通りラクトン環化
反応器23および/または導管9を通り粗ごーカプロラ
クトン製造工程へ導かれる。低沸物およびご−カプロラ
クトン以外のラクトン類分離塔25では塔底よりご−カ
プロラクトンを主成分とする液が得られ導管11を通り
精製塔26に供給される。精製塔26では繁頂より精ご
ーカプロラクトンが導管12を通り得られる。一方ラク
トン類分離塔25の塔頂より低沸物およびz−カプロラ
クトン以外のラクトン類が濃縮されたごーカプロラクト
ンを含む蟹出液が得られる。ラクトン類分離塔25では
、供給されるごーカプロラクトンのうち1〜3の重量%
、好ましくは5〜2の重量%が蟹出する様な環流比およ
び段数を有する塔で塔頂圧力 5 〜10仇hmHga
bs、好ま し くは10〜5仇hmHga広で、塔底
温度100〜20000、好ましくは100〜170q
oで操作することが望ましい。ラクトン類分離塔25の
塔頂より得られた低沸物およびご−カプロラクトン以外
のラクトン類を含むご−カプロラクトンは導管10を通
り、導管1を通って供給される粗どーカプロラクトンと
一緒になり加熱反応器21に供給される。精製塔26の
塔底よりご−カプロラクトンおよびごーカプロラクトン
前駆体またはポリマーを主成分とする液が得られ、1部
は導管14を通り廃棄され、1部は導管13を通じてラ
クトン環化反応器23に供給される。第1図においては
、ラクトン類よりも高沸点を有するアルコール類を用い
た場合であるがラクトン類よりも低沸点を有するアルコ
ール類を用いた場合には、アルコール分離塔の塔項より
アルコールを抜出し、ラクトン環化反応器23および粗
ど−カプロラクトン製造工程に送られ、ごーカプロラク
トンを含むラクトン類は塔底よりラクトン類分離塔25
に供給される。以下に実施例をあげて本発明をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例によってのみ
限定されるものではない。
なお実施例中の%はすべて重量%を示す。実施例 第1図に示す工程図に基し、て粗ど−カプロラクトンの
加熱、不純物分離、ラクトン環化(アルコールとして1
,6ーヘキサンジオール使用)、蒸留処理を行なって第
1表の結果を得た。
なお表中のラクトン類前駆体(ェステル類)の総計は6
.VLON、6.CLON、ご.CLON各々の換算分
以外にその他の成分が少量認められたが表中からは削除
した。
第 1 表 注.表中6.VLONは6ーバレロラクトン、ぅ.OL
ONほう−ヵプロラクトン、6.0LONは6−カブロ
ラクトン、HDOは1,6−へキサンジオールをそれぞ
れ示したものである。
【図面の簡単な説明】
第i図は本発明方法を実施するに適する工程図の1例で
、図中1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1
1,12,13,14はライン、21は加熱反応器、2
2は(気−液)分離器、23はラクトン環化反応器、2
4はアルコ−ル分離塔、25はごーカプロラクトン以外
のラクトン類分離塔、26は精製塔をそれぞれ示したも
のである。 多′凶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ε−カプロラクトンまたは/およびε−カプロラク
    トン前駆体と、ε−カプロラクトンおよびε−カプロラ
    クトン前駆体以外の炭素数4〜6のラクトン類または/
    およびラクトン類前駆体を含む混合物を、まず加圧下で
    温度150〜350℃において加熱処理した後、低沸成
    分を単蒸発または放散にて分離し、次にε−カプロラク
    トン前駆体をラクトン化した後蒸留して粗ε−カプロラ
    クトンより低沸点の成分および高沸点の成分を分離する
    ことを特徴とするε−カプロラクトンの精製法。
JP11758374A 1974-10-12 1974-10-12 ε−カプロラクトンの精製法 Expired JPS606952B2 (ja)

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